(4月) |
明治21年4月4日(陰暦2月23日) |
土佐卯之助、事情願い。
さあさぁさぁさぁ長く一つの事情、遠く一つの事情、尋ねる理、長らえての道、最初一つの道、最初一つの道、いかなるを押して治めよ。いかようの理がある。前々に一つ治めた理もあろう。それより余儀なく通りた一つの道、長らえてのいかようの道でもありたであろう。それより又改めた一つの道となり、又国に一つの理もある。精神から改めて変わらぬが一つの事情、一度定めた心変わらん一つが天然自然の理、変わらぬ一つ改めて。早く/\/\/\。 |
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明治21年4月6日(陰暦2月25日) |
朝、増野正兵衞、歯浮き、居所障り伺い。
さあさぁ身上の処一つ心得ん、又心得ん。一寸事情尋ねる一つ理を聞け。いついつ尋ね同じ事、なれども心一つ、十分先々遠くの話し。やれやれと言う、日々早くやれやれ思う処、日々ところどういう理、理を聞け。世上一つ理、内々一つ理を聞く。やれやれ思う、早く聞かしたい/\。それぞれほんに成る程、世上の楽しみ一つ聞く。多く中ざっと一つ安心何故ならん。日限(ぎり)十分の道を知らそう。 |
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明治21年4月6日 |
真之亮、東京行きにつき梅谷四郎兵衞寄留の事願い。
さあさぁ段々日々の処、多くの処、世界一日早く、段々一つのところ待つ処、これまで理によって、多く待ちてある。暫くの処世界理も運ぶ。日々怪しい道具あちらへ納し、一点道具も要る。十分道である。暫く十分の心落し着け。 |
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明治21年4月6日 |
宇野善助、伺い。
さあさぁ名々一つの思案の道を尋ねる。内々の処日々の道を運ぶ処、一年経てば一年だけの道を分かるであろ。三年経てば三年の理も分かろう。内々の処、もう運び難ないという処、十分受け取ってある。日々の心で千度尽しても、後い/\と戻る。三日出る処、まあまぁ内に一日と外へ/\と助けを行けば分かるであろうと。 |
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明治21年4月9日(陰暦2月28日) |
真之亮不在中おぢばへ巡査踏み込み来り、寄留なき故厳しく言うにつき、増野正兵衞国々所々へ助けに行って宜しきや、お屋敷に踏み止って宜しきや伺い。
さあさぁ尽す処、その日/\心、その日/\心、さあさぁ幾重段々尽す。あちらにも見たい、早く返事、先々所多く、心待って居る人も所々一寸聞く。どうやらそれぞれ十分心待ちて居る処々、又一つぢば、一時ところ、細い楽しみ段々重ね重ね処一寸通り難くい。細い楽しみの道、速やか掃除したら、いかなる心、あちらもこちらも見えない。順々治めてくれるよう。 |
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明治21年4月14日(陰暦3月4日) |
桝井伊三郎、身上願い。
さあさぁ義理を立てゝ、理を破る/\。こゝ暫くの処、ぢば一つの掃除する/\/\。隅から隅まですうきりと、掃除するのやで。それ故に秘いそ/\/\、成るだけ秘っそ/\/\と日々の処、それぞれ変わる難し道である。しいかりとして秘そか/\にしてくれるよう。 |
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明治21年4月14日(陰暦3月4日) |
梅谷たね、腹痛につき願い。
さあさぁ尋ねる事情、変に心得ん。身の一寸の話し聞く。一寸は一寸だけ、障り事情あるで尋ねる。よう聞き分けねばならん理である。通り難くい道や、通らにゃならん。通るには難しい道、何でも/\因縁/\、一つ事情、小人の処、理を聞かそ。淋しかろう、まあまぁどうして居るやろうな/\、思えども、何にも案じる事は要らんで。因縁というものは一度に分かるやない。日々難しいてならん。この理も同じ事、小人一つの理を見て暮らすよう。 |
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明治21年4月16日 |
梅谷四郎兵衞、歯の痛みにつき願い。
さあさぁ運ぶ一つの処、道のため、世界のために事情尋ねる。今の道は一寸つけたる処細い/\道や。これは世界の道や。世界ではえらいと言う。神の道は、今までに聞いても居る、聞かしてもある。まだまだどんな道つけるやら、どんな守護するやら知れんで。どんな事を言い掛けるやら知れんで。どんな働きをしに掛かるやら知れんで。どんな仕事すると言うて難しい事は言わんで。その心得で居るがよい。心によくそれを治めて日々の処一つの処運ぶよう。 |
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明治21年4月16日 |
山沢サヨ、願い。
さあさぁいかなるも聞き分け、見分け/\。名々心に掛かるから尋ねる。小人の処一つ心に掛かる。前に聞いたるばかりでは分かりない。さあ小人の処分からず/\中の理と指図貰わねば分からん。いかなる理に基き、知らん間はそのまゝや/\。小人前々運ぶ一つの理、小人一つの心、名々一つの心見にゃ分かろうまい、聞かにゃ分かろうまい。まあまぁ一つの自由見て、又内々の処心に掛かる処、皆な聞き分け/\。案じる事は要らん/\/\。身の内の一つの自由。 |
サヨ生れてより60日目経ちて、身上障りにつき願い。
さあさぁさぁ小人の処、さあさぁ小人/\(という)。さあさぁ小人/\(を)連れて戻りた/\。一寸生れ出し(の)大変の処(は)案じる事はない。どう成るこう成る(と思う)。又々の処尋ねる事情をさ(聞?)いてある。今の処一つ分かる(であろう)。今までの処早く呼び出せ/\。一つの処早く名を呼び出せ。待ち兼ねて連れて戻りた。親が子となり、子が親となり、名を呼び出せ。一時名を呼び出さねば分かろうまい。さあさぁ生れ更わりたで。名ははる。名は付けたる印しの名でよい。一時呼び出さにゃ分かろうまい。 |
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明治21年4月17日 |
夜9時、刻限。
さあさぁ一寸刻限話し、何時どういう道に成ると(も)分からん。急がしいてならん。さあさあ身拵え(が)出けた(か)。いつからや、何時や分からん。さあ多くの人が要る。あちらもこちらも手が何人(も)要る。さあ十分の道(を神は)運んである。(親里と)言う処(は)親と(しての)備えを立てゝおけ。今度は珍し(い)道やで。これまで筆先にもつけてある。それを眺めておけ。ちゃんと身体を据えておけ。目配りせにゃならん。又それぞれへ一寸話しもしておけ。いつとは分からん。これまで秋を合図と言うてある。十分運び(が)できてある。こんな忙しい、世界も忙し(い)年に、一度忙し(い)刻限(にて)、皆なそれぞれへ合図立て合い(というて諭す)刻限(を)それぞれへも伝えて教えておけ。 |
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明治21年4月17日 |
平野トラにつき願い。
いかなる処、よる心ちゃんと分かって居る。今まで道、十分澄み切りて、たゞ一つ曇りあった。夫婦身の内発散、すっきりしてある身なら、実の心。夫婦別段心風吹けば、荒風が中る。実一つ改心の心、天の処理を以て治めさしてある。これが一つ不足。一つよの処預けて、よふかしほんに(*******)。 |
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明治21年4月22日(陰暦3月12日) |
清水与之助、下腹痛み大便へ行くようで行かぬにつき東京より願い。
さあさぁいかなる処、さあさぁ尋ねる処、一寸出越したる処、さあさぁ一つ治まる、世界は治まる。まずまずの処、さあさぁこれまでの長くの処、運ぶ中一つの事情、難しい処、神の道通る処、人間は世界の道を運ぶ。判然と定まりて定まろまい。世界の理や。神一条の理というは、難しいてならん。その難しい中よりでけて来てあるものや。世界の理と神の理と比べて見て、又々そろそろと世界の理で通るで分かる/\。その日/\の風が吹く。又分かる/\。世界の事情分かる。人も更わる、道も更わる。さあさぁ国許/\一度戻りて又あちらも更わる、こちらも更わる。世界の風この理も防ぎ、こちらの風も防ぎ、又々国許へ帰りて国元からぢば一つ/\一つ、それからそれへ運ぶがよい。身の内は速やかと成る。まずまず内へ戻りて運ぶよう。 |
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明治21年4月23日 |
4月3日に秀太郎を大阪梅谷より連れ帰りしに、4月23日喜多治郎吉、歯腫れしにつき願い。
さあさぁ身上の処事情一つの理を尋ねる。いかなる処よう聞き分け。いかなる小児与ゑ深き因縁/\。又々理を添え。小児という。入り込み深き一つ思案、また内々の処理を尋ねる。身上の処理を尋ねる。順々内々十分一つの理、いかなる思う、世界の理を見にゃ分からん。十分の入り込みである。通る処治めおく処よう考え。これだけ知らしておこう。 |
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明治21年4月26日(陰暦3月16日) |
松村吉太郎、東京に於いて滞在の儀如何致すべきや願い。
さあさぁ尋ねる処、さあさぁこれまで(は)何ぼでも/\、何たる処/\(であろうと云うて通った道であった)。(これまで)世界(の様子を)眺め(ながら)長々運ぶ処(の道であったが)、(教会本部ができて)まずまず心休め(の道)や/\。一寸の細い/\/\道や。まだまだ細い道から段々始め(る)。(しかし今の道は)皆んな一つの控え(の道)や。まずまず心休め(の道)や。一寸つけたる処(は)、世上の処はこれでよいのや。(しかし)神一条(の道)は五十年以前からつけた道や。どのような事も聞いても居る(であろう)。内々まずまずの処(は)、その場/\の心(を)見てするがよい。又々内の処も心に掛かる。どうせにゃならんとも言わん。その心で運んでくれるよう。 |
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明治21年4月27日(陰暦3月17日) |
土佐卯之助、事情重ねて願い。
さあさぁ万事一つの道がある。何かの処聞いて、道の一つ通りて来てある処、名々は何でこうであると、理にないと、何かの処も話てある。何かの処も聞かしてある。二度三度の理も分かる。何かの処も分かり来る。二度三度一つの事情。 |
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明治21年4月28日(陰暦3月18日) |
巡査平服にて神様の由来を尋ねに来るにつき願い。
さあさぁ日々一人でない、五人六人も入り込んで居る。よって今は屋敷の内成るだけ密そかにするがよい。今思案中である。思案出けぬ。世界の道は通りよい(と思う)。(しかし)通りよい(世界の)道は修理肥(として許してある)。五十年の道は通り難くい。通り難くい道は心一つで通す。そこで世界の道は心に治め、五十年よりない道をよう思案して通らにゃならんで。 |
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明治21年4月28日 |
山沢ひさ、乳の障りにつき願い。
さあさぁ身上の処に一寸心得ん。一寸出物いかなる処聞き分け/\。段々案じる事は要らん。身上洗う、何かの処も洗う/\、速やか洗う/\。屋敷の内に住む処、今の事やない/\、すうきり洗う。速やかに洗い切る。前々一つのサンゲ/\。速やかに洗う。サンゲ案じる事は要らん。心一つ定め/\。遠からん内に、近々に小人/\の詳しく/\分かる。案じる事は要らん。 |
別の指図
さあさぁ身上処々、とんと計り難ない。どういう事もあろう。尋ね順序多く中、一つ道、一時名々で思案一つも要らん。どういう事も聞いて、実地一つ道を改め。よう思案せ。名々で思案。名々言わず、道ない/\、いかなる事情も聞き分け。日々見え来る、年々見え来るはいかなる者も、さあさぁ一時成ると言うた事皆な忘れ、聞いた道来るかいな、何事も噂聞く。名々思案要らん。日々陽気づくめの道を知らそ。 |
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明治21年4月29日(陰暦3月19日) |
夜、東京に於て御供を出す願い。
さあさぁまずまず尋ね一条というは、さあさぁ所々で、さあさぁまだまだ。一度二度の刻限話しで指図ある。まずまず今までの事に、まずまず暫くのところ、まずまずの処はぢばより送るよう。 |
前の願いにつき、一寸お指図。
さあさぁどうでも/\、急がしい成るで、急がしい成るで。世界は一寸治まる。さあさぁさぁ神一条の道を働くで/\/\/\。急がしい/\/\。さあさぁさぁ見て居よ/\/\/\。 |
めどう札を出す事じっとする願い。
さあさぁ一時尋ねる/\。さあ尋ねる事情、よう聞き分けてくれ。めどう札暫くの処出せんという。めどう、神の名がめどうか。何と言うて呼び出すか。さあさぁ分からんから尋ねる/\。めどうなくば呼び出すまい。 |
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