(2月) |
明治21年2月1日 |
午前8時30分、酒井佐吉(京都元斯道会周旋方)(身上)。
さあさぁ/\/\/\/\助け一条/\/\助け一条のため、しいかり受け取れ。一日の日い生涯/\忘れぬよう授け渡そ。悪しき祓い助けたまへ天理王命、三遍/\三々の理を渡そ。しいかり受け取れ。 |
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明治21年2月2日 |
午前8時10分、植谷浅次郎(京都愛宕郡大原村元斯道会第21号周旋方)。
さあさぁ/\/\尋ね一条の理よう聞け。さあさぁ一日の日い一日の日い生涯として、助け一条のため/\として、授けしいかり受け取れ。悪しき祓い助けたまへ天理王命、三遍/\三々の理を授けよ。受け取れ、受け取れ。 |
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明治21年2月3日 |
午前8時、萩原治兵衞、伺い。
さあさぁ/\/\事情ある/\/\ありて事情分からん。よう一つの理を聞き分け。長々の年限追たる処、段々追たる処、難しい事をせえとも言わん。日々家業第一尽すの中に理をある。幾日参らんさかいにと言うても構わん。日々家業の尽す中に一つの理をある。日参に受け取るところもある。事情分からんから、遅れて来てある処、いつとも言わん。身一条一つを以ちて、事情より遅れ来てある処、いつとも言わん。又々の道より尋ね。 |
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明治21年2月5日 |
深谷源次郎妻ハナ、身上伺い(教会設置模様お指図)。
さあさぁ身上一条の理、さあさぁ尋ねる事情/\内々一つ尋ねる事情、一名一人の尋ねる事情、今々の処事情、内々の処という処理は日々人々変わり来て、まがまず一つの事情。さあさぁ多くの中入り来る多くの事情、多くの中なら、多くの理もなけらならん。多くの中なら、まずまず長くの心の理でなけらならん。一つ定まる/\年々年々詰まる重なる話し、助け一条話し、まずまず先々これを楽しめ。又々内へ戻りて話しの土産、多くの中見分け聞き分けと。多くの中立ち替わる入り替わると。人々見分ける。聞き分け。一名一人の理も定まる。外一つの定まる理いと、内一つの定まる理いと、内一つの伝え話し、と。 |
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明治21年2月5日 |
深谷源次郎、伺い。
さあさぁ尋ね事情所/\所々一つ/\運ぶ処、一日の日を見合わし、日々忙わしいて忙わしいてならんようになるのやで。なれども、聞き分け。一日には忙わしいと。なれども、一つ、長くの心定め。長くの心持て。ゆうくりと持てば、長くの心である。善き心を持ちて、長くの心。人間というもの、長くの心持ちて、多くの中の理も分かれば、理も分かるであろ。ゆうくりと持ちて、長くの心と。 |
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明治21年2月5日(陰暦12月24日) |
上川孫兵衞44才、身上願い(元斯道会第17号講元)。
さあさいかなる道や、所々一つの理を治め。たゞ話し通りの道がなくば、どうもならん。たゞ助け一条の心治め、人を助ける誠。睦まじが第一。成る程、あの者心は天の理に適う、成る程と言わすが誠。誠が天の理。内々話しする。ほんになあと言うて、心の勇むる理がある。そこで一つ尋ねに出よう。 |
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明治21年2月5日(陰暦12月24日) |
午前7時5分、西井徳重(京都元斯道会周旋方)(身上)。
さあさぁ/\/\/\尋ね/\/\/\事情、さあさあ尋ね一条、さあさぁ授け/\、さあさぁ授けしいかり受け取れ。さあさぁ授け、悪しき祓い助けたまへ天理王命、三遍/\三々の理を授けよ。しいかり受け取れ。 |
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明治21年2月5日 |
午前7時25分、粟田卯之助(京都元斯道会第9号講脇)
さあさぁ/\/\/\一条/\、さあさぁ尋ね/\一条、さあさぁ助け一条の一つの理は、さ一つの日い生涯忘れぬよう。どういう授け、悪しき祓い助けたまへ天理王命、三遍三遍三々の理を授け。しいかり受け取れ。 |
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明治21年2月6日朝 |
小松駒吉、講社大いにいずむにつき願い。
さあさぁいかなるところも尋ねる事情、よく聞き分けてくれ。今に一つどうなる/\という処、急くでないで/\。成る事情というものは、独り成るで。成らんものは、どうしても成らんと。名々も理もあろう、多くの根もちゃんと埋りてある。旬がある。旬がなけら芽も吹かん、と、名々の心では何でこうであろう/\と思うやろう。なれども神の道というものは、あちらはどういうものであろうと思う処、また芽が吹く事情というは、身上ありて事情ある。この理も聞いておかねばならん、と。心次第である。誠の精神なら、埋りておく根があれば芽が吹く。この理を諭しおこう。 |
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明治21年2月7日 |
午前6時15分、上川孫兵衞(山城国愛宕郡山端村第17号講元)。
さあさぁ/\/\、さあさぁ/\/\、助け/\/\一条のため、しいかり受け取れ。一日の日い生涯忘れぬようと。どういう授け、悪しき祓い助けたまへ天理王命、三遍/\三々の理を授けよ。しいかり受け取れ。 |
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明治21年2月10日(陰暦12月29日) |
穴門上徳永前栽に建家の事、増野正兵衞伺い。
さあさぁ一寸心の治まり。暫くの処治まり、長くの間じゃない。今一時の処、まずまず一寸の心の休まり。 |
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明治二21年2月10日 |
深谷源次郎伜徳次郎、伺い。
さあさぁさぁ運ぶ処/\/\、さあさぁ/\名々事情十分の処、内々自由なけらならん処の/\処、内々の処もう一つなけらならん処、まずまずまずの事情重ねて又々の理いと。 |
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明治21年2月10日 |
午前8時5分、辻菊次郎(京都元斯道会周旋方)。
さあさぁ/\/\/\/\助け一条/\一日の日一生忘れぬよう、助け一条のため、一つの証拠を渡そ。さあさぁ授け、どういう授け、悪しき祓い助けたまへ天理王命、三遍/\又三遍/\の理を授けよ。しいかり受け取れ。 |
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明治21年2.10日 |
午後10時(正冊に記載なし)。
さあさぁいちいちに一ツ尋る処、さあさぁとふゆふものであろふとおもう/\。しつかり聞わけ。すゞやかあらためて、一ツの理のある身の処、すみやかなもの。どふゆうものと思う心ハ理とちかう。一ツの理を授ける時といふ者ハ誠一ツの心で授かるやろう。なにかの処むつかしい事ハゆわん。やらこい一ツの話し、一ツの理てある。難しいことハゆわんで。 |
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明治21年2月11日(陰暦12月30日) |
前件につき普請念入れる方宜しきや大層せずざっとして宜しきや、増野正兵衞追って伺い。
さあさぁ大層/\するのやない。まずまず心済みだけ、心気休み、大層は要らんで。一寸気休み。どうでも/\一つ理なれども、一つこうせにゃ、前一つ、もう暫くの間、一寸心休み、安心定めさせ。よう聞いてくれねば分かり難ない。 |
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明治21年2月12日(陰暦正月元日) |
夜8時、富田伝次郎。
さあさぁ助け一条/\/\一つため、さあさぁ一夜一日一夜しかり速やか。忘れんよう授け渡そ。授けどういう授け、悪しき祓い助けたまへ天理王命、三遍/\三々理を渡そ。 |
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明治21年2月15日 |
中西金次郎(初代大江分教会長)、子供の伺い。
さあさぁさぁいかなる処、一つの理を尋ねるから、理を諭しよう。人間というものは皆な神の貸しもの。いかなる理も聞かすから聞き分け。心の誠、自由自在と。自由自在何処にもあらせん、誠の心にあるのや。身は神の貸しもの心は我がもの心次第に貸しものの理を聞き分け。子多くて難儀もある、子のうて難儀もある。子ある中に、まだや/\、まだ追々という者もある。これ皆な前生の因縁である。因縁と言うて分かるまい。皆なこれ世界は鏡、皆な人間生れ更わり出更わりしても、心通り皆な身に映してあるから、よく聞き分け。難儀の難儀、不自由の不自由もある。それ夫婦の中も、子ないというも、よう聞き分け。因縁と。小人というても、一才二才三才以上と言い、皆な一人/\一人の与ゑと、段々話しを聞いて、都合よい与ゑ、よく聞き分け。一つの小人の与ゑという。一つの真実定め。子のうて一つのタンノウありて、一つのタンノウという。一寸の指図しておこう。 |
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明治21年2月16日(陰暦正月5日) |
夜、白藤常松23才、咳障り伺い。
さあさぁいかなる順序一つ、心身上一つ順序いかなるも聞き分けくれるよう。道なき処道はない。一つ理幾重道ある。名々一つ心前々一つ理を見る。それより付きいかなるコウノウ見にゃならん。遠く/\所多く道順序道を聞きに来る。よう聞き分けくれ。所々どういう理も起さにゃならん。多く心一つ所々心一つ世界心一つ精神いかなる事情、成らんと言うから成らん。成らんでない。道の順序知らそ。遠く/\一度二度三度五度七度まで、一度に聞き分け、見分け。助け一条心余の儀外の儀は要らん。道のため世界のため助け一条心十分/\ある。身上心事情尋ね国々一つ/\コウノウ所一つ早く理。さあさぁ本真助け一条、早く代理遠く聞こえる理、道が暇が要る理、一度二度三度五七度まで指図。身上一つ一寸心得ん。一寸事情尋ね、話し聞いていかなる事情聞き分け。よう聞き分けくれねばならん。助け一条誠一つ事情、それより内々順序聞き、一名一人心治め。内は一つ睦まじい理。世界に理眺める、見る。成る程の者じゃな、天に映るな。何程危なき怖わき道ない。よう聞き分けくれねば分からん。身が澄んだる。心澄む。心澄み、良き日早く早く急く。身の自由聞き分け。理が分かるなら、いつとも言わん。遅いとも言わん自由自在道が、早く、よう聞き分けくれねば分からん。 |
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明治21年2月16日(陰暦正月5日) |
田口豊太郎、長男満好身上障り伺い。
さあさぁ皆々残らず、一つの事情いかなる、どういう事も聞き分けてくれ。早く/\理がある。遠く/\日々心及ぶ処受け取ってある。一度二度三度治まる事情ある。余程真実の事情受け取ってある。一時一寸不足なる。よう聞き分け。これまで世界の理を分からず、これまでさっぱり分かる分からず、知らぬ間はそのまゝ。一つ話しを聞き一つの理も治まる。道なき事は聞くまい。早く一つ取り直せ。理を聞き分けたら、どんと一つ理が運び難ない。よう聞き分け。皆な修理肥、一寸修理肥した処同じ事。澄んだる誠、肥要らん。人助け深き心直ぐ受け取る。よう思案。もう助け心真の誠、理上とは言うまい。名々早く尋ね出で、理を聞き、一夜早く治めくれるよう。まあまぁよう聞き分け。大層/\あって一つ誠改め。身は自由自在。助け一条こう願う。どうであろか知らん。名々案じる心、速やかという、暇が要る。成る程な心治め。二度三度残らず事情ある。それより一つコウノウ、助け一条早く何処から何処まで渡したい。この理を聞き分けてくれねばならん。遠くの所二度三度五度七度までの理を聞かす。一度理を遠く/\理を早く渡したい。道々段々内々聞かせ。成る程の道、談示一つ治めるよう。 |
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明治21年2月18日 |
午前7時、安堂鶴造40才、身の内胸痛み咳のぼせ伺い(河内国若江郡刑部村)。
さあさぁ身上一条の事情尋ね出る処、身上一条大望に運びたる処、願えども/\速やかならんとい処の理を聞かそ。順序の道、これまで長くの処の事情、名々の身上大抵一つの事情もあろうと。くむやない/\。これまで互い一つの運び来てある処、世界の事情、神一条の道から世界の事情は小さい事やで。日々の処の道判然一つの理を分からん。案じてはいかん。一寸は踏ん張る。さあさぁ/\/\長く/\/\長くの処、判然/\事情/\分かり難ない。早く改め。事情によりて早く改め。一日の日い生涯と心改め。一日の日生涯と定め、授けを渡そ。悪しき祓い助けたまへ天理王命、三遍/\三々の理を渡そ。しいかり受け取れ。 |
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明治21年2月20日(陰暦正月9日) |
山本利三郎、身の障りにつき願い。
さあさぁ一寸聞き難くいと思うやろう。どんな理も聞くやろう。さあさぁ一時治めようとて治まりはせん/\。さあさぁ一時には治められはせん。どんな理もある、事情もある。さあさぁ順々の理治め。世界は段々の事情を、あちもこちらも、さあさぁ順々の理から治め。又こちらの理も治め/\。順々そこで一寸身に知らせ。 |
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明治21年2月20日(陰暦正月9日) |
山瀬文次郎、身上願い。
さあさぁ身上一条尋ね来る。内々それぞれさあさぁ十分/\まず十分理を分かり来てあると、名々助け一条の理を分かると。身はどうゆものと、水にも譬え、火にも譬えど、晴天/\、晴天もあれば、又曇る日もあると。ろくぢの水/\、譬え思案/\。一寸曇ると、多くの中と日々の日いとよう聞いておかねばならんで。話しを聞かし理を聞かし、何ぼでもならん/\。泥海/\、些かやそこら澄んだて、いかなるの道理上を聞かしおこと。 |
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明治21年2月21日(陰暦正月10日) |
増野正兵衞、口中の内裏一寸腫れ居所悪しきにつき伺い。
さあさぁどういう指図、身どころ身上の処一寸心得ん。どういう指図、いかなるも聞き分け。先ず/\内々事情、一つ事情何でも安心さし、見る処一つ思案、幾々々幾年/\理を見て思案、余儀なき一つ場も立ち越え。成ると成らん、内々治まらん、どういう事も一つ事情、どんと一つ定まらん。どういう事一つ種十分下ろせ。直ぐとせば直ぐと生える。大抵作り上げたる。一つ際に雨風が吹く。一年毛上ほんに良かった日あったな。一つ定めという。経ち来たる先も世の中なれども、治め心第一理である。 |
同日帰国伺い。
さあさぁ一寸心得ん。速やか心速やか。案じる道はないで。心治まり次第、十分早く道運べ。又々日を見る。 |
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明治21年2月22日(陰暦正月11日) |
午前9時55分、松田常蔵伜源蔵20才、7日より腹痛伺い。
さあさぁ身上一条の処、尋ねる事情いかなる事情、見分け聞き分け。早く聞き分け見分け。まだまだ速やかという理分からん。いかなる理を改め。前々の道一つ改め。前々一つの身の処一つを定め。段々の道立ち来たりた理の中の理、世界の理一つの理第一である。まずまず前々の理を以て一つの理治め。早く聞き分け。成るに成らん。身上のため早く一つを取り替え。内々一つの心を早く定め。身は速やかなものである。案じる事は要らん。力一つの道、心次第である。 |
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明治21年2月 |
梅谷秀太郎、白土村喜多治郎吉方へ養子にやる願い。
押して願い。
一寸話し、縁談/\互い理を聞け。理という、小人たる処、長らくの道、十五才長らくの処、親々たる処、ぼつぼつ運び掛けたる処、互い/\一つ道、心一つあちらとこちらの処、ゆくえ楽しみ分からなんだな。重々あちらこちら一つ理。早く運び、一つ/\理が治まる。ゆくえ長くの理という。 |
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明治21年2月 |
諸井ろく、身上伺い。
小児の処、一寸身の障りあるから尋ねる。小児の処、何もなくして尋ねん。道中の処は案じる事はない。いかなる聞き分け。国の土産や、一つの印しを渡しおく。 |
印と申しますは、小児で御座りますか。
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明治21年2月 |
梅谷四郎兵衞、店の処宅替えの願い。
さあさぁどうせこうせ言わん。先々どんな道も通り、これではどんな道も運び、先々暫く道、ようよぅ治まりたる処、まず暫くの処、難しい処通り抜けよう、日々通り難くい。これだけの旬々心定め。指図通り聞け。難しい道あれば、頼もし道も、えゝ道もある。先々心治めるがよかろう。 |
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明治21年2月 |
大阪近藤政慶、願い(上町初代会長)。
さあさぁ身の処願い出る。なかなかの処誠一つ受け取りて居る。いつになりたら一つ分かるやら。速やか思惑の処は一つ見よ。さあさぁよう胸の内より思案して見よ。思いも違う。残らず我が心、一つの処一つ案じ出てはどうならん。世界のためと思うて誠一つ定めて見よ。どのくらいの人と言うても借りもの分かるまい。一つタンノウ定めてくれ。 |
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明治21年2月頃(陰暦正月)(陽暦2月12日乃至3月12日) |
山田太右衞門35才、身上願い(元斯道会38号東江州宇田村)。
さあさぁ尋ねる。一名一人も多くの中も同し事なれども、名々一名/\の理を聞けば分かるやろ。所々にも皆な理を治まるも、早く治まる者もある。遅くになる者もある。一人/\の心の受け取ってある処、これからは、助け一条のため一つのコウノウなけらならん。名々にまだまだとの心定め、まずまずの道以ちて尋ねよと言う。 |
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