(10月) |
明治21年10月4日(陰暦8月29日) |
真鍋宇吉、身上願い(兵庫門口町)。
さあさぁ身上に一つの事情ありて理を尋ねると。一寸には人間一条の理を聞いて居るやろ。借りもの聞いて理を聞き分けにゃ何にもならん。世界の理を見て、名々心に速やか一つの心に定め。世界の理を聞いて、身は速やかなる理を聞け。親は助けたい一条の心、助けたい一条の心に、名々隔てられるという理を聞き分け。隔てられるという理を思案せい。因縁事やと言う。世界に皆な映してある。世界が鏡と言う。世界見て心速やかのもの。案じは要らん。早く聞き取りて一つの思案。十分の指図と。 |
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明治21年10月5日(陰暦9月1日) |
午前7時30分、大阪天恵四番組今村熊太郎33才、伺い。
さあさぁ段々これまでの処の道すがら、どんな道も通り、一つの所も踏み止め、これより段々ところ一つの印し渡しおいて、さあさぁ授け/\渡しおこう。もう許し授け。悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これ三遍、三遍、又三遍、三三三の理を授けよ。しいかり受け取れ、さあ受け取れ。 |
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明治21年10月5日(陰暦9月朔日) |
お授け人取次の後神様御引きならず、直ぐ御話しあり。
さあさぁしっかりと聞き分け/\。序でを以て聞かすところ、しっかり聞き分け。日々の取次よう聞き分け。コウノウ一つ渡してある。渡してある多くの中/\、皆な揃うて心を定め。日に/\よりてどんな心もある。尋ねてみよ。あちらに何名、あちらに何名、日々実を聞かして、実を定めば、理を治めて掛かる。生涯の理に治まるは少ない/\。その日/\の理を見て、こうのうを渡してある。日々取次や/\。取り決め改めて古きの処、見て/\理を治め、種を蒔き/\、年々の理を以ちて、古き種蒔きで、修理なしの蒔き流し/\。蒔き流したる処、修理/\。十分の理を聞かし話を伝え、理を聞かし、これまで余程の理も治めた。これから古きの道、一二三とこの理をよく聞き分けて決め、しっかりと決めねば。人間の義理は要らん、人間の義理思えば神の道の理を欠くで。この理をよう聞き分けておけ。 |
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明治21年10月5日 |
辻本甚太郎34才(大和国十市郡桜井村周旋方)。
さあさぁ席々段々の席尋ね出る席、一日の日いという席、難し事は言わん。心次第/\、長らえて/\あちらの一つの理を眺め尚々の心の理を改め/\。これまで一つの事情の理という。これまでの理さあさぁ長らえて/\の理いという。人を助けるというは、真の心の誠の理が助ける。常に誠の理をあれば自由自在。常に誠の理を聞き分けてこれより心入れ替えて、生涯一つの心と定め一つのコウノウ渡そ。悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これ三遍唱え、又三遍/\三々々の理を授けよ。しいかり受け取れ、さあ受け取れ。 |
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明治21年10月7日 |
上原さと38才(備中国笠岡真明組講元)。
さあさぁ/\/\/\段々段々長くの道、いかなる日どんな日、どんならん理を道通り来てある処、順々の道を運び来てある処、所々一つ/\理を分かる。早く一つ理を定め。一日の日い生涯一つの心、内々速やかの心を、いついつまでも定め。速やかなる処の理を渡そ。さあさぁ授け/\、悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これ三遍/\又三遍、三々々の理を渡そ。しいかり受け取れ、さあ受け取れ。 |
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明治21年10月7日 |
佃巳之吉32才(河内国河内郡池之嶋村)。
さあさぁ段々段々これまで一つの理い一日の日をたす。いかなる日も通り来てある処、先ず/\助け互い一つの助け、心の助け身の助け。一日の日い生涯一つの心、授けを渡そ。悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これ三遍/\又三遍三々々の理を授けよ。しいかり受け取れ。 |
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明治21年10月8日(陰暦9月4日) |
梅谷たね、身上障り願い。
さあさぁさぁさぁ身上に事情がある/\。一つの尋ね/\。さあさぁ順々の理も聞き分け。分かる分からんはこれまでの道である、長らえて長くの道である。これまでに段々難しいところも通り来たる処、これまでは長い/\道や/\と言うて来たる処、日々経つ、月々経つ、年々経つ。まずまず今までは。さあさぁ難しい処、これからや/\。さあさぁ段々ふち均らす/\。さあさぁ段々日々これまでの処、さあさぁ日々年限治まる/\。さあさぁまずまずこれまでの処、長らえてたゝる処/\、さあさぁ順序尽したる処の理がなけねばならん。又受け取った処返やさにゃならん/\。さあさぁ内々で話しも段々聞いて、心を定めるであろう。なれど、名々身上に不足ありて尋ねにゃならん。さあさぁまずまず安心であるという日は、もう今の間や程に。という指図しておこう。 |
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明治21年10月9日 |
平野楢蔵、身上願い。
さあさぁ聞き取れ/\。早く聞き取らねばならんで。さあ一時身のところ、日々心得んというところ、何でも一時身のところ早くと言う。早くと言えば遅そなる。先ず不自由と不自由の道も通らにゃならん。まあ価いついつと、まあゆっくりと/\/\言うてもみよ。急えてはどんならん。ゆっくりと思うても、身の処自由ならんにゃどうもしようあろまい。ゆっくりと不自由/\/\と、理を聞き分けて悟れ、と。 |
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明治21年10月9日 |
国定幸太郎25才(備中国新が村真明組)。
さあさぁ段々段々席を聞いて段々の日も送り、聞いた上も理も聞かし、くどう/\の理も聞かさにゃ。遠く所遙々運ぶ処国々の所、所々実を定めて、まずまず国所にては成る程の人や、成る程の内やなあと言う。世界に理をなけらならん。内々互い孝心家業第一、これ二つの理を心に治め。日々の心にコウノウ渡しおこ。授け/\、悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これ三遍/\又三遍唱え三々三の理を授けよ。しいかり受け取れ。 |
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明治21年10月9日(陰暦9月5日) |
田中福次郎37才(備中笠岡真明組周旋方)。
さあさぁ道一つ段々運ぶところ、遠く所より運ぶ処十分に受け取る。助け一条のため互い/\の理を運ぶよう。まずこれまで内一条の事、これより世界助けのため心を尽す理を以ちてコウノウ渡しおこ。授け/\、悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これ三遍唱え又三遍唱え又三遍唱え三々々の理を授けよ。しいかり受け取れ、さあ受け取れ。 |
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明治21年10月9日 |
高田松太郎29才(備中国小田郡茂平村)。
さあさぁ段々の席をして/\理を聞いて一つの席と言う。一つ理を知らそ/\。若きという家業一つ第一内々孝心、余の儀外儀は言わん。真の理を以ちて話し伝えるなら、一つ/\の理を聞かす。それからそれへ話すようと。若き年寄りは言わん。若きとて内々互い孝心と心治めば、成る程の内や、成る程の人やなあと言う。世界に理をある。さあさぁ心に治めば一つのコウノウ渡そ。一日の日い生涯の実を定め。悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、三遍唱え又三遍唱え又三遍唱え、三々々の理を授けよ。しいかり受け取れ。 |
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明治21年10月10日 |
桝井伊三郎、東京講社の事につき押して伺い。
さあさぁ事情尋ねるからは諭そ。さあさぁ諭すればよう聞き分け/\。何ぼ遠く所にても近くにも皆な同じ事。五本の指の如くや。指を数えてみよ。何ぼあるぞ。 |
二度の指図。
さあさぁ時と旬という道はあると、前々一つに諭してあると言うて諭したる処、さあさぁ何程の事といえども。 |
桝井伊三郎、東京行の願い。
さあさぁ尋ねる処/\、身上に心得ん/\、さあさぁ他の所/\、一日の日も分かり/\、さあさぁ身上に一つの障りあれば、一つ思案/\。さあさぁ身上に一つの理があれば、何程の約束したるとも、身上より一つ思案。 |
押して願い。
さあさぁ/\早く/\/\/\、何かの事も一日の日も早く定め/\。何かのところの理を早く/\運べ/\/\。何かのところもタンノウ順序の理を、互い/\にタンノウの理。 |
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明治21年10月10日 |
平野楢蔵の願い。
さあさぁ尋ねるからは一つの理聞かそ。さあさぁ掛かり一つに理を聞けば、一つの理を聞かそ/\。さあさぁあらあら事情はめから。さあさぁ元々の理を以て運ぶのも、どんな事の理運ぶのも、皆んな世界つようの道のため/\。事情をさあさぁ、まずまず事情は通りたる処/\、さあさぁ一時通りたる処/\、さあさぁ一時委しおこう。 |
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明治21年10月10日 |
喜多治郎吉及び秀太郎の二人共、身上につき願い。
さあさぁ内々一つの事情、余儀なく一つの理、障りに付き尋ねる処、どういうものであろうと言う。小児一つの理、余儀なきの理、早く聞き取れ。一日余儀なくという、一日の日という、長々の日である。まずまず世界の事情という、珍しい道である。珍しい道は、頼もしい道である。小児のところ十分治めあるのに、小児に不足なる、どういうものであると思う。小児身の処、不足より長くの楽しみ、まずまず世上一つの理も聞き分け。家内何名という。タンノウ一つの理を聞かそ。案じるやない。 |
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明治21年10月10日 |
清水与之助、身上願い。
さあさぁ身上一つの事情ある。いかなるも尋ねる/\。さあさぁ早く聞き取りて、事情の理も話してくれるよう。日々におぢば/\と言うて、皆々ぢばの所と世界は皆な急く。栄える/\。これ一つの理も分け。又一つ事情はまずまず清水/\。互い互いの心を以て、名々遠慮は要らん/\。何にも腹中に悟りて居れば、腹中だけの事である。何にも気兼ね遠慮は、少しも要らん/\。名々真実と思えば、日々の処遠慮は要らん。 |
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明治21年10月10日 |
寺田半兵衞、身上痺れて腹痛み自由叶わずにつき願い。
さあさぁさぁ幾重の話を聞く/\。さあさぁ身の処心得ん。身の処に不足何かの処も聞く見る。さあさぁ日々の処に尽す事も受け取りて居る/\。道から道なれば何にも案じる事も要らん。さあさぁこれだけの荷持てば何にも案じる事はない、と言うて世界の道。さあさぁ重荷を持てば途中で休まんならん、軽い荷を持てばすうとすうと出て行ける/\。さあさぁ変な話しを聞いた。さあさぁ何にも心に掛ける事はない。重き荷は一寸持たんようにして、いつまでも/\/\続く理がある。その心得で諭してくれるよう。 |
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明治21年10月12日(陰暦9月8日) |
清水はる、身上の願い。
さあさぁ尋ねる処/\、身上に一つの理があるで尋ねる。今まではあちらへ廻り、幾重の道も連れて通りた。何にも難しい事はない。これまではいかなる事も分かりない。さあさぁ世界も一寸分かり来た。長々の道に一つの心変わりなくして通り来たる処、今一時に一寸の理もあるで。治まるで。これまでの理上を眺めて、何かの順序の道治めてくれるよう。 |
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明治21年10月12日 |
東京講社事件につき伺い。
さあぁさぁさぁ一日の日が治まれば身が治まる。どれだけの力を入れる。治まらん事は治まらん。指図聞いて指図通り運ぶは皆な道理。指図受け指図通り運ぶ。皆な治まる。遠くの所大層/\大層/\は一寸もするやない。大層は世界所所の理を持てば、所治まる。治まらんというは、心治まらん。 |
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明治21年10月12日 |
清水与之助、桝井伊三郎と東京へ行くにつき願い。
さあさぁいずれの処尋ねる処一人でよかろうと思う処、又(ぢば)一つの処、元一つの理(は)、何かの処(についても聞き分けてくれ)。又々(ぢば)一つの所で一つの理が立つ(という)。一時に分からん。大層と思うなれど、一度の大層は生涯の理になる。いずれの処も言い聞かすだけ言い聞かすがよい。繋ぐだけ繋ぎ、皆な手を繋ぎ、これでこそと、早く繋ぐの理を運ぶよう。段々に心に掛かるでは神の道とは言えん、思われん。一つの事情なれば、神の道もある。世界の処なれば世界の道も運ばなならん。まだ(今は)一つの理(を心に治め)、神一条の(道の)始め出し(の旬である)。何も難しい事は言わん。難しい道は親が皆な通りたで。親の理(を)思えば、通るに陽気遊びの理を思え。心に掛かる事があれば陽気とは言えん。皆んなろくぢに均して了うで。あちら(の者)が分からん、こちら(の者)が分からん(という)。元の所(の者)より分からんから、分からせんのやで。この理を聞き分け。 |
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明治21年10月12日(陰暦9月8日) |
桝井伊三郎、清水与之助、東京へ出立につき伺い。
さあさぁ尋ねる処一日の日定める。順々の道、皆な一つの心一つ運ぶ。まずまずどちらもこちらも案じの理を運ぶ。難しい事は要らんで。よう聞いておけ。これまで年限相応の道に運べば安心の事であるのや。どんな事も、どんな用に立つも皆な道すがらや/\。安心一つの道治め。 |
押して
さあさぁ運べ/\/\。旬々何処でどうする/\、一つの心に掛からんよう楽しみの道を教えてある。繋ぐだけの道繋げば、どんな者が頼りに成るものやない。皆々名々の定め心が頼りや。皆などんな智者と言うても、実を違えば、ほんの頼りにならんものや。さあさぁ尋ねる処、一日の日定める。順々の道、皆な一つの心一つ運ぶ。まずまずどちらもこちらも案じの理を運ぶ。難しい事は要らんで。よう聞いておけ。これまで年限相応の道に運べば安心の事であるのや。どんな事も、どんな用に立つも、皆な道すがらや/\。安心一つの道治め。 |
押して
さあさぁ運べ/\/\。旬々何処でどうする/\、一つの心に掛からんよう楽しみの道を教えてある。繋ぐだけの道繋げば、どんな者が頼りに成るものやない。皆々名々の定め心が頼りや。皆などんな智者と言うても、実を違えば、ほんの頼りにならんものや。 |
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明治21年10月13日(陰暦9月9日) |
桝井伊三郎、清水与之助両人より伺い。
さあさぁさぁ尋ねる処々、一日の日は何かのところも、よう聞いて行かねばならん/\。さあさぁ皆々治まりた理上から行かねばならんで。さあさぁ遠く/\/\の理は大きな心に成りて、四方という心に成りて。さあさぁ大き心に成りたら、さあさぁ四方が八方になる。さあさぁ何かの万事の事の理上と諭しおこう/\。 |
桝井伊三郎身上障りにつき伺い。
さあさぁ身上に心得ん事情あり、今(ぢば)一つの処(の理については)、まずまず今まで聞いて居た理であろう。よくよく聞き分けて(くれ)。さあさぁ(東京は)一寸の道や。心休め(の道)や。世界はこれで一寸治まる。(神一条の道は)古き処の聞いた話しや。段々(の神の)一つの話しや。これを聞いて一つの事情(を思案して治めてくれ)。刻限刻限に聞かしてある話し(を聞き分けて治めてくれ)。 |
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明治21年10月14日 |
中西金次郎39才、身上願い。
さあさぁいかなる処/\、段々の席をして/\、理を急いて一つの理を治め。一寸の理を聞いて、深き一つの理を聞いておかねばならん。助け一条の理はたゞ誠一つの理である。誠一つの理は天の理である。助け一条のため一つコウノウを渡そ。一日の日生涯一つの心と定め。悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これ三遍唱え、又三遍又三遍三三三の理を授けよう。しいかり受け取れ/\。 |
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明治21年10月16日(陰暦9月12日) |
藤枝弥三松29才(播磨国美嚢郡大島村)。
さあさぁさぁいかなる事情/\、いかなる事を聞いていかなる心も定めて、さあさあ人を助けるというは、互い/\の真の誠の理が人を救ける。又我が身も助かる助かる。まずまず内が治まれば世界も治まる。ほんに成る程の人やなあ、なあと言う。これより授け/\一つ、一日の日は生涯の心定め。授け/\、悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これを三遍唱えて又三遍/\三々々の理を渡そ。さあさあしいかりと受け取れ/\/\。 |
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明治21年10月16日(陰暦9月12日) |
稲見増吉27才(播磨国美嚢郡中村)。
さあさぁさぁさぁ段々席の理、さあさぁ所々いかなる話し何程遠く近くの理いによらん/\。さあさぁ最初一つの理上、あゝ珍しや/\/\、さあさぁ所々の理上には、助け一条には一つ理がなけねばならん。又渡さにゃならん。さあさぁ授け/\、悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これを三遍唱えて又三遍/\三々々の理を渡そ。さあさぁしいかりと受け取れ/\/\。 |
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明治21年10月16日 |
山崎勘右衞門37才(西京斯道会38号江州甲賀郡宇田村)。
さあさぁ段々席をする/\。又互い/\に所々には一つの理がなけねばならん/\。席より一つの理を聞かそ。さあさぁ自由自在は何処にもあらせんで。さあさあ名々の心の誠の理が自由自在や。心の誠は天の理。心誠なれば受け取らねばならん。さあさぁこれより授け/\、一つの理を渡しおこ。悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これを三遍唱えて又三遍/\三々々の理を渡そ。さあさぁしいかりと受け取れ/\。 |
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明治21年10月16日 |
松村仁平50才(西京斯道会38号江州林口村)。
さあさぁ段々席をして、又改めて又一つの席をする/\。まずまず前々より諭し合い話し合い、互い/\の理の話、さあさぁ助け一条のために一つの理を渡そ。授け/\、悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これを三遍唱えて又三遍又三遍三々々の理を渡そ。さあさぁしいかりと受け取れ/\/\。 |
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明治21年10月16日 |
午前9時、岡川治右衞門36才(西京斯道会38号江州甲賀郡宇田村)
さあさぁさぁ事情を尋ね出る/\。順々の席をして、段々の理を尋ね出る。互い/\の助け合いには、一つの理がなけにゃならん/\。又渡さにゃならん。まずまず一つの席より諭すところ、この理上をよう聞き取りてくれねばならん。席より諭す第一は、内々日々の家業第一、又内々互い/\の孝心の心、この理を一日の日に生涯定めて、さあさぁ授け/\、悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これを三遍唱えて又三遍/\三々々の理を渡そ。さあさぁしいかりと受け取れ/\/\。 |
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明治21年10月16日 |
沢田定吉31才(西京斯道会38号江州甲賀郡植村)。
さあさぁ尋ね出るところ/\、又段々の席をする。さあさぁ最初一つの理を諭し合い悟り合い、さあさぁまずまずこれまでは、内々互い/\の治め合い、さあさぁこれから早く互い/\助け合いのために、一つの理を渡しおこ。悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これを三遍唱えて又三遍/\三々々の理を渡そ。さあさぁしいかりと受け取れ/\/\。 |
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明治21年10月16日(陰暦9月12日) |
藤枝弥三松29才(播磨国美嚢郡大島村)。
さあさぁさぁいかなる事情/\、いかなる事を聞いていかなる心も定めて、さあさあ人を助けるというは、互い/\の真の誠の理が人を助ける。又我が身も助かる助かる。まずまず内が治まれば世界も治まる。ほんに成る程の人やなあ、なあと言う。これより授け/\一つ、一日の日は生涯の心定め。授け/\、悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これを三遍唱えて又三遍/\三々々の理を渡そ。さあさあしいかりと受け取れ/\/\。 |
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明治21年10月16日(陰暦9月12日) |
稲見増吉27才(播磨国美嚢郡中村)。
さあさぁさぁさぁ段々席の理、さあさぁ所々いかなる話し何程遠く近くの理いによらん/\。さあさぁ最初一つの理上、あゝ珍しや/\/\、さあさぁ所々の理上には、助け一条には一つ理がなけねばならん。又渡さにゃならん。さあさぁ授け/\、悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これを三遍唱えて又三遍/\三々々の理を渡そ。さあさぁしいかりと受け取れ/\/\。 |
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明治21年10月16日 |
山崎勘右衞門37才(西京斯道会38号江州甲賀郡宇田村)。
さあさぁ段々席をする/\。又互い/\に所々には一つの理がなけねばならん/\。席より一つの理を聞かそ。さあさぁ自由自在は何処にもあらせんで。さあさあ名々の心の誠の理が自由自在や。心の誠は天の理。心誠なれば受け取らねばならん。さあさぁこれより授け/\、一つの理を渡しおこ。悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これを三遍唱えて又三遍/\三々々の理を渡そ。さあさぁしいかりと受け取れ/\。 |
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明治21年10月16日 |
松村仁平50才(西京斯道会38号江州林口村)。
さあさぁ段々席をして、又改めて又一つの席をする/\。まずまず前々より諭し合い話し合い、互い/\の理の話、さあさぁ助け一条のために一つの理を渡そ。授け/\、悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これを三遍唱えて又三遍又三遍三々々の理を渡そ。さあさぁしいかりと受け取れ/\/\。 |
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明治21年10月16日 |
午前9時、岡川治右衞門36才(西京斯道会38号江州甲賀郡宇田村)。
さあさぁさぁ事情を尋ね出る/\。順々の席をして段々の理を尋ね出る。互い/\の助け合いには、一つの理がなけにゃならん/\。又渡さにゃならん。まずまず一つの席より諭すところ、この理上をよう聞き取りてくれねばならん。席より諭す第一は、内々日々の家業第一、又内々互い/\の孝心の心、この理を一日の日に生涯定めて、さあさぁ授け/\、悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これを三遍唱えて又三遍/\三々々の理を渡そ。さあさぁしいかりと受け取れ/\/\。 |
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明治21年10月16日 |
沢田定吉31才(西京斯道会38号江州甲賀郡植村)。
さあさぁ尋ね出る処/\、又段々の席をする。さあさぁ最初一つの理を諭し合い悟り合い、さあさぁ先ず/\これまでは、内々互い/\の治め合い、さあさぁこれから早く互い/\助け合いのために、一つの理を渡しおこ。悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これを三遍唱えて又三遍/\三々々の理を渡そ。さあさぁしいかりと受け取れ/\/\。 |
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明治21年10月18日(陰暦9月14日) |
麻川与市38才、長々の間足の障り、妻とく40才二箇月前より胸と足の障り伺い(兵庫真明組周旋方)。
さあさぁさぁさぁ尋ねる処/\、身上一条の処、順序の処、さあさぁ尽す処は十分、運ぶ処も十分、受け取りてある。尽す中に一つどうでも思うようにならん。さあさあよう聞き分けねばならん。諭するからには、聞き分けてくれねばならん。助からねばならんが理、助けねばならんが理。さあさぁどういうものであろうと思うであろ。さあさぁ名々日々暮らすところにて、この理を聞き分け。皆々助けねばならん。名々日々尽すところは十分である。なれど、名々世上のところを見てタンノウして、世上見て聞き分け見分けて、一時速やか心定めて。何にも案ぜる事は要らん/\要らん。 |
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明治21年10.18日(陰暦9月14日) |
朝、松村吉太郎、去る16日より朝起き唇たゞれしにつき伺い(「松村吉太郎の身上伺い」に対するお指図)。
さあさぁ身上一条の事情尋ねる。どれが違う、これは違う、と言わん。身上に一つの不足あれば、どうでも尋ねにゃなろまい/\。さあさぁこれまで、さあさぁ運び来たるところ十分の事である。一度定めた心は生涯変わらんよう。一時世上運ぶ入り込む処の理を見て日々の処、さあさぁ内々のところは定めるでもあろう。さあさぁ身上よりどうでも速やか成らねばならんと言うやない/\。今からとは言わん。さあさあ内々一時とは言わんで。屋敷日々寄り来る入り来る処を思い、一つは心改め更えてくれねばならん。さあさぁ内々も名々も、日々寄り来るところ入り来る処を見て、心一つの理を定めて一時の事尽しくれるよう。 |
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明治21年10月18日 |
平野楢蔵、身上願い。
さあさぁ段々席も更わる。これまで仕事ばかりの事、それより段々席と定まり、又段々との話し、段々/\指図その処へ、取次へ委せておこう。遠く居てゝはどんならん。席々の処取次より段々伝え、この理を聞き分け。これまで段々の道、これまでも段々段々の道をつけた。これまで分からん処尋ねて、段々/\伝え授け/\、まだまだまだ一通りもない。一部の一部やで。これようわけ持っておかんならんで。 |
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明治21年10月18日(陰暦9月14日) |
麻川与市38才、長々の間足の障り、妻とく40才二箇月前より胸と足の障り伺い(兵庫真明組周旋方)。
さあさぁさぁさぁ尋ねる処/\、身上一条の処、順序の処、さあさぁ尽す処は十分、運ぶ処も十分、受け取りてある。尽す中に一つどうでも思うようにならん。さあさあよう聞き分けねばならん。諭するからには、聞き分けてくれねばならん。助からねばならんが理、助けねばならんが理。さあさぁどういうものであろうと思うであろ。さあさぁ名々日々暮らす処にて、この理を聞き分け。皆々助けねばならん。名々日々尽す処は十分である。なれど、名々世上の処を見てタンノウして、世上見て聞き分け見分けて、一時速やか心定めて。何にも案ぜる事は要らん/\要らん。 |
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明治21年10月20日(陰暦9月16日) |
午前9時、村田五良平39才(式上郡川合村講元)。
さあさぁ段々の席を追い、一日の日を定めて一つの席。一日定めた心いついつまでも/\、内々順序これまで。これより助け一条のため一つコウノウ渡しおこ。悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これ三遍唱え又三遍/\三々々の理を授けよ。しいかり受け取れ。 |
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明治21年10月20日(陰暦9月16日) |
陰暦9月3、4日頃より山田伊八郎母たか身上障りあり、身上障る前々より井戸水濁りたり、澄んだり、或は鶏夜鳴き等の御知らせありしにつき伺い。
さあさぁ尋ねる処/\、さあさぁ身上に一つの不足ある。名々不思議一つの理を尋ね出る/\。諭しするから生涯一つ忘れんよう。尋ねるから諭す処、内々家内の内には、身上に不足ある。さあさぁどういう事、又々内々に身上不思議ある、又一つ不思議ある。さあさぁ内々いついつまでやない/\。さあさぁ一寸理を諭しよう。まずまず大切/\、まずまずの処は、一日の仕舞すうきりと/\/\/\。 |
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明治21年10月20日(陰暦9月16日) |
午後12時10分、神楽づとめ道具の件伺い。
さあさぁ/\実際尋ねるの事情、いかなる尋ねる処、尋ねにゃなろまい。旬々いついつの話し、さあさぁすっきりと実を改め、実を定め。さあさぁ速やかいかなる事をも聞き分けて。これまでのところ、まずまず雛形、さあさぁ世界一つの事情には幾重の教え、皆な教えてある。教え一つの事情を以て定めたる処、世界の処皆な知らしてある。まあまぁ学べ一つの理を以て定めたる処、学べばこれまでの道具、さあさぁそれより実際一つの事情、理上の理から一つ、いかなる談示、いかなる処改め。まだまだの道、まだまだ学び一つの道じゃ。ようよぅの処ほんの心一つの安心、一つの理、よう聞き分けねばならん。神一条の道、これから一つの理、まだまだの道である。実際調べていかなる処急ぐ処一つの理である。第一の処、まだまだの事情よう聞き分けねばならん。あちらを掻い寄せ、こちらを取り寄せ、世界学びの道、まだ指図までのものである。さあさぁ早く遅くの理はない。
さあさぁ尋ねる処、応法一つの理なれば、応法の理を以て運べ。神よりどうせこうせいは言わん。世界の事情は世界の理、神一条は神一条の理、応法は応法。世界一条の理あちら取り寄せ、これを借り受け、かんで一つの道を通るには、どうせこうせは言わん。学びの道一条速やかこれで十分という処は、まだまだ行かん。仮家は仮家、学びは学び、応法の理をよう聞き分けねばならん。 |
御面の伺い。
さあさぁ初まり/\初まりの事情学べ。一つの理を以て通りたる処、初まり/\初まり/\初め一つは分かりがあって分からん。初まりは初まりの理。さあさぁ神というは生れ一つの理を見て、一つの心を定めてくれるよう。 |
押して、東京の人にさそうか、又は先に拵えし人にさしましようかの伺い。
さあさぁ所を十分と思う。なれども一度二度では一つの理が分からん。前々の処一度一つの理を以てまずまずの処、道具の処、事情運ぶ処、一つの理が分かり難ない。大層する。まだ一度では十分に分からん。知らした処が理が合わん。さあさぁ段々の心を運び、まあこれだけこうしてと(いうように)、それ相当の処を運ぶよう。五十年の道すがら(の)、速やかなる理が治まれば、皆な案じる理がない。実際改めるまだ早い。皆なの心が早いのや。思う一時の理が治まらん。どうするにも学べは学べだけの理を以て運ぶよう。 |
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明治21年10月20日(陰暦9月16日) |
午前9時、村田五良平39才(式上郡川合村講元)。
さあさぁ段々の席を追い、一日の日を定めて一つの席。一日定めた心いついつまでも/\、内々順序これまで。これより助け一条のため一つコウノウ渡しおこ。悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これ三遍唱え又三遍/\三々々の理を授けよ。しいかり受け取れ。 |
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明治21年10月21日 |
午前8時、北野忠四郎38才(佐味田村)。
さあさぁ段々慕うところ段々通る処、段々席を追い、一日の日を定めて席を尋ねる。一日の日を生涯一つの心と定め。助け一条のためコウノウ渡しおこ。悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これ三遍唱え又三遍/\三々々の理を授けよ。しいかり受け取れ、さあ受け取れ。 |
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明治21年10月21日 |
岩崎新兵衞方にて、兵神真明組講社より地所の伺い。
さあさぁ尋ね出る処/\/\/\は、一つの指図。余の儀外の儀は言わん。旬々を見て/\、互い一つの理を以ちて/\、こうしたらこうや、皆んな一つの理を以ちて。どうしたらいかんとも言わん、こうせいとも言わん。互い一つの理を以ちて。案じる事は要らん、一寸も案じは要らん。談じて/\互い/\一つの理を以ちてせよ。 |
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明治21年10月21日 |
午前8時、北野忠四郎38才(佐味田村)。
さあさぁ段々慕うところ段々通る処、段々席を追い、一日の日を定めて席を尋ねる。一日の日を生涯一つの心と定め。助け一条のためコウノウ渡しおこ。悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これ三遍唱え又三遍/\三々々の理を授けよ。しいかり受け取れ、さあ受け取れ。 |
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明治21年10月22日 |
伊原武平28才(阿波国三好郡加茂村)。
さあさぁ尋ね一条、遠く一つの理を以て尋ねる。前々一つの理を以て伝える処は受け取ってある。所に一つの理も渡さにゃならん。遠く処、席を聞いてした処、十分の理を聞き分けて、理をいついつまでも忘れんよう、国への諭す理を聞いて一つの理を心に治まれば、自由自在が今日一つ第一内々孝心と、内々自由自在と言う。一つ治まれば世界へ映る。自由自在とは何処にもない。誠一つの心にある。誠の心いついつまでも忘れぬようと、一つコウノウ渡しおこ。悪しき祓い助けたまゑ天理王命、と三遍唱え三々九度三々の理を授け。しいかり受け取れ、さあさぁ受け取れ。 |
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明治21年10月22日 |
宗我元吉(芦津部内阿波国徳島)。
さあさぁ尋ねるところ/\、席一条の事情定めて、一日の一つの席と言う。速やか鮮やか理を聞き分け。難し事は言わん。所、一つの元という所一つの元から話しする。助け一条の理を一つ、名々真実心の理を一つ。一つ心の理を助け。名々思うようの理を立つというは、心の誠の理を尋ね、聞いて成る程の心を定め。諭す処/\ばかりやない。真実の心の誠との理もなけねばならん。真実定め。助け一条のためコウノウを渡しおこ。一日定めた心生涯忘れんようと。授け/\、悪しき祓い助けたまゑ天理王命、これ三遍唱え三々九度理を授けよう。しっかり受け取れ、さあさあ受け取れ。 |
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明治21年10月23日 |
午前8時、山田九郎左衞門49才(甲賀郡宇田村世話方)。
さあさぁ尋ね出る処、追々聞いて一日の日を定めて尋ね出る処、生涯の諭。一日の日を定めてした心、いついつまでも忘れんよう。助け一条のためにコウノウ渡そ。一日の日い実を定めた心、生涯忘れぬよう。さあさぁ授け/\、悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これ三遍又三遍/\三々々の理を授けよ。しいかり受け取れ、さあ受け取れ。 |
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明治21年10月23日(陰暦9月19日) |
午前8時30分、柏木六左衞門47才(甲賀郡北脇村世話方)。
さあさぁ/\/\さぁこれまでのところ長い処で、又々の席をしい/\、一日の日を定めて一つの席する。一日の席に生涯の理を聞かそ。これまで前に一つ、これは思た時の心忘れんようと。又内々孝心の理、一つのコウノウ渡しおこ。あざなものは渡させんで。長く楽しみ一日の日を生涯忘れぬよう。さあさぁ授け/\、悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これ三遍又三遍/\三々々の理を授けよ。しいかり受け取れ、さあ受け取れ。 |
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明治21年10月24日(陰暦9月20日) |
端田久吉身上願い(兵庫真明講社講元)。
さあさぁいかな障り、身上から一つの事情尋ねる。いかなるも又心得ん/\。いかなるも開け/\。一代の一つの理を諭そう。一代一つの理を諭そう。第一に一つの講、所々に一つの講、コウノウの事情さっぱり分かるまい。まずまず前々に一つの事情/\、事情は全くの事情。 |
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明治21年10月27日(陰暦9月23日) |
増田甚七、伺い。
さあさぁいかなるところ聞け。内なる処何でもという処、一つの心。これまでの処順々の内一つの処に、内々の処、定める処に、これまで譬えよに譬えられん処、まだ誠運ぶという処十分受け取ってある処、これまで段々の処経ち来てある処、これから一つ/\の楽しみばかりの開く処、何故又身の処障りや障りや。内々の処ほうと思う心なきよう、治めおくよう。案じる事はないで。 |
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明治21年10月27日 |
富田甚兵衞41才(西京斯道会17号講脇)。
さあさぁ段々席をして、又々の席をして一日の日を定めて一つの席。これまでの順々は内々名々の処洗い、これは名々のところ洗い/\、助け一条の理を常に拵え。真の心に誠治めた心に授けを渡そ。悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これ三遍唱え又三遍/\三々々の理を授けよ。しいかり受け取れ、さあ受け取れ。 |
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明治21年10月27日(陰暦9月23日) |
山瀬文次郎伺い。
さあさぁ一つ/\の事情尋ねる処/\いかなる事と思う/\、一日の処十分の処尽す。いかなる処十分の心掛けて十分通る処直ぐ受け取る。これも一つの理/\、胸に一つの思案おいて通る。一つの理又いついつまでもこうと、いついつまでもこうではどうや知らん/\思う一つのところである。又尋ねるやから一つ聞かそ。治める処談じる処もある。大抵の事、名々で計らいでよい。又名々心に委せて、又中に御苦労やでありた/\/\。互いにこの理を治まれば、よう治まる。これはこうして後はどうやったなあと言う。この事情の理を心に治めて安心一つの理に治め。 |
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明治21年10月28日 |
午前9時、山田太右衞門35才、身上障りにつき伺い。
さあさぁいかなる処/\日々に何かの処、最初一つの理も治めてある処、身の内の処/\、借り物/\のところ聞き分け。身上に一つの処身上に事情ありて忘れられよまい。名々心で分からんから尋ねるのであろう。名々一つの理身上に忘れられんという処、身上に不足ありて、タンノウと心定められよまい/\。なれども、これまでの処分かるまい。なれども、理を聞いて理治め。まずまずタンノウ一つの理を治め。タンノウは誠より出やせん。タンノウは誠の心や。誠なら直ぐ受け取る。聞いて成る程の心治めば身も速やかと言う。これからの処分かるやろ。これまでの処分かるまい。身も現われば分かり来るやろ。これから先は日々分かる。早く聞き取れ、早く聞き取れ。 |
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明治21年10月29日 |
柏木九左衞門42才(元斯道会滋賀県下近江国甲賀郡宇田村第38号周旋方)。
さあさぁ段々一つの席の理を追い、又々の席する/\。一日の日に生涯の心定め。同んなし理であるとゆえども、さあさぁどんな心も直ぐに受け取る、直ぐに返やす。なれど真の精神より外に何処にも自由自在の理がありはせんで。さあさぁ又これから所々には、一つのコウノウの理もなけねばならん。なれども日々勤めるところ、内々家業第一の勤めの理である。又互い/\の真の孝心の心これ一つ、二つ一つに治めて、又これより授け/\、悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これ三遍唱えて又三遍/\三々々の理を授けよ。さあさぁしいかり受け取れ。 |
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明治21年10月29日 |
午前9時、山崎房蔵20才(斯道会38号)。
さあさぁ段々これまでの順序、又重ね/\又一日の日いを定めて一つの席を為し、一つの事情である。第一人を助ける心という、真実の理人を助ける。真の心に誠一つの理いと言う、常に誠の心と言う。日々のところ、家業一つ第一、内々孝心、この二つの理を心に治めば、世上より成る程の内や、成る程の人やなあと言う。自由自在一日定めた心生涯忘れぬようと授けを渡そ。悪しき祓い助けたまへ天理王命と、これ三遍唱え又三遍/\三々々の理を授けよ。しいかり受け取れ、さあ受け取れ。 |
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明治21年10月29日(陰暦9月25日) |
麻川与市胸もとせり詰めるにつき、梅谷四郎兵衞兵庫へ出張の上取次ぎの儀願い。
さあさぁ遠く所/\、事情といえども一つの理。成りても一つの理成らいでも一つの理。互い尽し合い/\、互い一つの理。成りても一つの理、成らいでも一つの理。成らいでも一つの繋ぎ合い尽し合い。一つの事情大層。一つの理に運んだ事情。 |
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明治21年10月29日 |
平野楢蔵、願い。
さあさぁ皆んな/\、一つ身上のところで皆んな/\/\、速やか/\という理は世界の理である。それは心で発散である。一度二度の理である事も知らしてある。神一条の理で身上に知らしてある。さあさぁ所々にはまだこれからや。心得ん、身上に掛かる。さあさぁ案ぜる事は要らん/\。さあさぁ談じる事がこれからの理である/\。案ぜる事は要らん。 |
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明治21年10月29日 |
平野トラ身上の願い。
さあさぁいかな処の指図。とんとどういう埃り、埃りというものは、すうきり嫌いや。大きな容れ物、水なら一寸に知れまい。小さい処の容れ物中に水なら、一寸濁り入りても直ぐと分かる。水の中のこれまで、すうきり洗い替え/\/\て。澄んだ/\/\小さい容れ物に、生涯という心定めは、これ知らしておく。 |
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明治21年10月30日 |
午前8時、大八木藤次郎32才(斯道会44号葛野郡桂座村講元)。
さあさぁ段々処/\、又諭する処、順々追うて返やす/\の理を聞いて、これまでどんな話しも聞く。どんな事も聞く。皆な元一つの枝同し一つの花、これまでこれよりより生涯一つの実を定め。助け一条のためコウノウ渡しおこ。さあさぁ授け/\、悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これ三遍唱え又三遍/\三三々の理授けよ。しいかり受け取れ、さあ受け取れ。 |
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明治21年10月31日(陰暦9月27日) |
増田ならえ57才(郡山天龍講周旋方の母)。
さあさぁ尋ね出る処、一度の席二度段々尋ね出る。やれやれ頼もしや/\。内々の処、まずまず助け/\心の助け身の助け一条のためコウノウ渡しおこ。どういう授け、悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これ三遍/\又三遍三三々の理を授けよ。しいかり受け取れ、さあ受け取れ。 |
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明治21年10月 |
桂重平55才、身上願い(丹波国南桑田郡勝林嶋村斯道会第5号周旋方、20日夜12時病ス)。
さあさぁ身上一条事情尋ねる。尋ねるからよう聞き分け。長らえてまずまず運ぶ。これだけ尽すのに、どういうものであろうと、何がよいどれがよいと、これは言えん。身は貸しもの心一つが我がもの。助けたいが親の心、可愛いが親の一条、幾名何名あろとも可愛いが親の心。常々が第一/\。ならん/\、身上ならんでない。そんならどうしたらよいと思うやろ。可愛いや一条の理を聞き分け。成る程という理を聞き分け。成る程というは天の理である。天の理である。この理をよう聞き分けて、名々も成る程の理をよう治めてくれるよう。 |
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