12.1 |
今日からは 世界を月日 見定めて
胸の掃除に 掛かることなり |
12.2 |
この掃除 内も世界も 隔てない
銘々の心 皆な表わすで |
12.3 |
今までは 神の残念 やまやまと
胸に埃が 積もりあれども |
12.4 |
情けない 日柄もちいと 来足らんで
どのようなことも 云うに云われん |
12.5 |
このたびは 月日真実 見かねるで
どのようなことも 皆な表わすで |
12.6 |
今日の日は いかほど我が身 はびかりて
ままにしたとて 月日退く |
12.7 |
この話し 何のことをば 云うならば
日本も唐も 天竺のこと |
12.8 |
これからは 世界中を 一列に
月日掃除を するで承知せ |
12.9 |
これまでも 精一杯に 断りを
月日段々 云うてあれども |
12.10 |
口先で 云うたるまでは 誰にても
確か承知を する者はない |
12.11 |
今までも 月日の心 段々と
精一杯に 尽くしいれども |
12.12 |
世界には 誰か知りたる 者はなし
どうもこのたび 月日是非ない |
12.13 |
それ故に 世界中を どこまでも
断りておく 月日退く |
12.14 |
今日の日は 何の話しを するならば
用木の始めこと ばかり云う |
12.15 |
用木(ぎ)でも 人(にん)は誰とも 云わねども
元は一本 枝は八本 |
12.16 |
この木を 早く接ぎたい 急き込みで
月日の胸が 支え切るなり |
12.17 |
この木いも 一枝しかと 接いだなら
後なるは皆な 早く定まる |
12.18 |
何もかも 月日云うこと しかと聞け
心に定め つけたことなら |
12.19 |
それよりも 身の内悩み 更になし
段々心 勇むばかりや |
12.20 |
それ知らず 皆なの心は 誰にても
世界並みなる ことばかり云う |
12.21 |
このところ 世界並みとは 思うなよ
月日の心 ばかりなるぞや |
|
14日 |
12.22 |
今日の 月日の心 残念は
容易なることで ないと思えよ |
12.23 |
人間は あざないもので あるからに
月日すること 知りた者なし
|
12.24 |
月日には 何かよろづを 段々と
ことわりてある これが承知か |
12.25 |
今までも 何か月日の 残念を
たいてい口説き 詰めてあれども |
12.26 |
世界には 誰か知りたる 者はなし
月日の心 残念を見よ |
12.27 |
このたびは ことわりたゆえ まだ口説き
そのゆえなるの ことわりである |
12.28 |
いかほどに 口説き断り 云うたとて
誰か聞き分け する者はない |
12.29 |
それ故に 段々日柄 経つけれど
いつかこれやと 分かる目はなし |
12.30 |
今日の日は もう精通が 来たるから
月日出掛ける 皆な承知せよ |
12.31 |
この先の 道のすがらを 云うて聞かす
いかなことをば 云うや知ろまい |
12.32 |
日々に 何を云うても そのままに
見えて来るのが これは不思議や |
12.33 |
どのような ことを云うやら 知れんでな
そこで何でも ことわりばかり |
12.34 |
ことわりも 一寸のことでは ないほどに
いかなることをが 見えて来るやら |
12.35 |
どのような ことが見えるや 知れんでな
まこと気の毒 思うていれども |
12.36 |
何時(なんどき)に 見えることやら これ知れん
月日の心 詰みきりてある |
12.37 |
こらほどに 月日の心 心配を
傍なる者は 何も知らずに |
12.38 |
傍なるは 仕事ばかりを 思うている
見えたるならば 文句替わるぞ |
12.39 |
どのような ことでも先へ 知らしおく
後で後悔 なきようにせよ |
12.40 |
この世うを 始めた神の ことならば
どのよなことも 皆な見えてある |
12.41 |
このたびは どのよなことも 詰みきりて
もうさし抜きは 更にでけんで |
12.42 |
今までは どんなことをば 云うたとて
叉じっくりと したるなれども |
12.43 |
今日の日は 横目振るまも 油断しな
何時どんな ことがあるやら |
12.44 |
今までに 筆につけたる 断りが
さあ見えて来た 心勇むで |
12.45 |
これさいか 見え来たならば 一列は
どんな者でも 陽気づくめや |
12.46 |
この心 どうぞ早くに 一列は
承知してくれ 月日頼みや |
12.47 |
今日からは 珍しことを 云いかける
何を云うとも 一寸に知れまい |
12.48 |
この話し 何を云うても 背くなよ
神の思惑 えらいことやで |
12.49 |
これからの 後なる話し やまやまの
神の残念 晴らす模様を |
12.50 |
この先は なんぼ難し 病いでも
息と手踊りで 皆な助けるで |
12.51 |
どのような 難しくなる 病いでも
これを直らんと 云うでないぞや |
12.52 |
今日までは 日柄刻限 来足らんで
何か違いも ありたなれども |
12.53 |
段々と いかなることも 説いておく
どんなことでも 違うことなし |
12.54 |
これまでの 道のすがらと 云うものは
まこと難渋な 道であれども |
12.55 |
この先の 道はなんでも 気が勇む
どんな珍らし 道があるやら |
12.56 |
とんとんと 飛び出ることを 見たとても
心案じは するやないぞや |
12.57 |
後なるは よろづ月日が 引き受けて
いついつまでも 陽気づくめに |
12.58 |
今までは なによの話し したるとも
いつのことなる ように思うて |
12.59 |
やれ恐や 聞くより早く もう見えた
どんなことでも 油断でけんで |
12.60 |
この先を 日々心 勇めるで
どんなことでも 云えばそのまヽ |
12.61 |
どのように 難しくよう 見えたとて
陽気つとめで 皆な助けるで |
12.62 |
これからは どのよな仕事 するやらな
心次第に どんなことでも |
12.63 |
月日には 段々心 残念を
どんなことでも 皆な晴らすでな |
12.64 |
どのような ことを云うのも 皆な月日
いかな仕事を するや知れんで |
12.65 |
いかなるの ことが見えるのも 皆な月日
人間心 あると思うな |
12.66 |
今日からは どのよなことも 急き込んで
どんな働き するや知ろまい |
12.67 |
今なるの 月日の思う ことなるは
口は人間 心月日や |
12.68 |
しかときけ 口は月日が 皆な借りて
心は月日 皆な貸している |
12.69 |
こればかり 恨みあるなら どのような
ことも月日 皆な返すでな |
12.70 |
どのような ことを云うのも 皆な月日
人間心 更に混ぜんで |
12.71 |
いかほどに 難しように 思うたとて
月日引き受け 案じないぞや |
12.72 |
この先の 道を楽しめ 一列は
神の残念 晴らしたるなら |
12.73 |
日々に 胸の掃除に 掛かりたら
どんな者でも かなう者なし |
12.74 |
この掃除 どういうことに 思うかな
月日胎内 皆な入り込むで |
12.75 |
この話し どこのことやと 思うかな
高いところで 皆な表わすで |
12.76 |
何もかも 月日云う事 思案せよ
何を云うても これ違わんで |
12.77 |
世界中 一列心 澄ましたさ
どんなことをば 月日するやら |
12.78 |
どのような ことをするのも 月日には
助けたいとの 一条ばかりで |
12.79 |
この先を 確か見ていよ 一列は
胸の掃除が ひとりでけるで |
12.80 |
この掃除 すきやかしたる ことならば
そのまま直ぐに 守りごしらえ |
12.81 |
この道を 月日の心 日々に
急き込んでいる 誰も知らずに |
12.82 |
この道へ 早くついたる ことならば
どんなものでも 皆な勇むで |
12.83 |
この話し 誰がするとは 思うなよ
月日の心 ばかり云うのや |
12.84 |
この世うの 真実なるを 世界中へ
どうしてなりと 知らしたいゆえ |
12.85 |
今日までは 一日なりと 日を延ばし
どのよなことも 控えいれども |
12.86 |
このたびは もう日が詰まり きるからは
どうも控える ことはでけんで |
12.87 |
何時に どのよなことを 聞いたとて
これは皆な月日の 残念立腹 |
12.88 |
月日には どのよなものも 我が子なり
可愛いばかりで 見てはいれども |
12.89 |
今までは 世界中は一列に
銘々(めいめい)思案を してはいれども |
12.90 |
情けない どのよに思案 したとても
人を助ける 心ないので |
12.91 |
これからは 月日頼みや 一列は
心しっかり 入れ替えてくれ |
12.92 |
この心 どういうことで あるならば
世界助ける 一条ばかりを |
12.93 |
この先は 世界中は 一列に
よろづ互いに 助けするなら |
12.94 |
月日にも その心をば 受け取りて
どんな助けを すると思えよ |
12.95 |
この助け どういうことに 思うかな
ほうそせんよに 確か請合う |
12.96 |
叉助け 立毛一列 どこまでも
いつも豊作 教えたいから |
12.97 |
この道を 早くに仕込もと 思えども
一列心 分かりないので |
12.98 |
世界中 どこに隔ては ないほどに
一列思案 してくれるよう |
12.99 |
真実に 心に定め 皆なついて
神の云うこと 背きなければ |
12.100 |
それよりも 月日の心 しっかりと
受け取り次第に 助け急き込む |
12.101 |
この助け 一寸のことやと 思うなよ
これは日本の 一の古記や |
12.102 |
これさいか 早くしっかり 見せたなら
どのよな高い ところなるとも |
12.103 |
こればかり 人間技で ないからに
月日自由よう 背きできまい |
12.104 |
したるなら いかほど高い ところでも
真似はでけまい 思案してみよ |
12.105 |
月日より 病まず死なずに 弱らんの
早く証拠 出そうと思えど |
12.106 |
一列は 皆な疑うて 誰にても
世界並みやと 思うているので |
12.107 |
このところ 人間心 更になし
月日の思う ことばかりやで |
12.108 |
そのことを 誰でも知らぬ ことやから
分かりないのが 神の残念 |
12.109 |
この心 どうぞ真実 一列の
心澄まする 模様ないかよ |
12.110 |
心さえ 早く掛かりた ことならば
そのまま直ぐに 証拠出すのに |
12.111 |
今までは どのよな嘘も 聞いていた
もうこれからは 嘘は聞かんで |
12.112 |
これからは 嘘を云うたら その者が
嘘になるのも これが承知か |
12.113 |
月日には 嘘と追従 これきらい
この先なるは 月日退く |
12.114 |
それ故に 一日なりと 日をのばし
たいてい何も 見許していた |
12.115 |
このたびの 早く証拠 出したいと
云うているのを 何と思うぞ |
12.116 |
証拠うも どう云うことに 思うかな
身の内よりも 確か験しを |
12.117 |
この験し まことの月日の 残念は
容易なることで ないと思えよ |
12.118 |
身の内に どこに不足の ないものに
月日いがめて 苦労かけたで |
12.119 |
年限は 三十九年も 以前にて
心配苦労 悩み掛けたで |
12.120 |
それゆえに 月日云うこと 何事も
疑うている これ無理でない |
12.121 |
このたびは この胸の内 すきやかに
晴らす模様や これが第一 |
12.122 |
この心 月日の方へ しっかりと
つけんことには どんな話しも |
12.123 |
いかなるの ことをしたるも 皆な月日
こんなことをば 誰も知るまい |
12.124 |
今日の日は 横目振るまも ないほどに
早く証拠 出してみせるで |
12.125 |
これみたら どんな者でも 得心せ
何の話しも 皆なこの通り |
12.126 |
今までの この残念と 云うものは
口で云うよな ことでないぞや |
12.127 |
今までは やまやま残念 通り抜け
このたびこれを 晴らしたるなら |
12.128 |
後なるは どんな病いも いかなるの
ことであろうが 皆な助けるで |
12.129 |
この世うの 人間元を 世界中
知らしておいた ことであるなら |
12.130 |
それからは どんな助けも するほどに
一事までで 皆な助けるで |
12.131 |
これまでは 段々口説き 断りを
云うてあれども 芯が分からん |
12.132 |
この芯は どういうことで あろうなら
胸の思案を これが第一 |
12.133 |
何にても 胸と口とが 違うては
神の心に これはかなわん |
12.134 |
真実が 神の心に 叶わねば
いかほど心 尽くしたるとも |
12.135 |
こればかり いかほど誰が 相談も
とてもかなわん 月日退く |
12.136 |
何もかも 神の云うこと しかと聞け
何を云うても 違うことなし |
12.137 |
真実に 珍し助け 教えたさ
そこでどのよな ことも云うのや |
12.138 |
この世うを 初めてからに ないことを
どんなことをも 教えたいから |
12.139 |
この世うの 本元なるの 真実を
しっかり承知 せねばいかんで |
12.140 |
この元を しっかり知りて いる者は
どこの者でも 更にあるまい |
12.141 |
このたびは 本真実を 云うて聞かす
何を云うても、しかと承知せ |
12.142 |
この屋敷 人間始め 道具はな
いざなぎぃと いざなみとなり |
12.143 |
月よみと くにさづちいと くもよみと
かしこねえとが 一の道具や |
12.144 |
それよりも をふとのべえと 云うのはな
これは立毛の 一の道具や |
12.145 |
次なるは たいしょく天と 云うのはな
これは世界の はさみなるぞや |
12.146 |
これまでは 道具一切 皆な寄せて
どのよな道も 通り抜けたで |
12.147 |
この先は 寄せた道具を 見分けして
仕込む模様を 急ぐばかりや |
12.148 |
このものは どこにあるやと 思うなよ
年は十一 二人いるぞや |
12.149 |
この人は 人間始め かけたると
立毛一切 守護う道具や |
12.150 |
今日の日に どのよなことも 云うほどに
何を云うても 承知してくれ |
12.151 |
今までも 神の思惑 ままあれど
日が来たらんで 控えいたるで |
12.152 |
段々と もう日が詰まり きるからは
どんなことでも 云うておくぞや |
12.153 |
このたびは どこの人でも 同じこと
何を云うても 皆な疑うて |
12.154 |
このたびは 本真実で あるからに
これ背いたら すぐに返すで |
12.155 |
世界には 雨を欲しいと 思うたとて
この元なるを 誰も知ろまい |
12.156 |
この元を しっかり云うて 掛かるから
どんなことでも 承知するなら |
|
6月28日五どきより話し |
12.157 |
今日の日は この世始めて ない話
何を云うても これ聞いてくれ |
12.158 |
この世うは 神の世界と いいながら
どんなことでも 芯は知らんで |
12.159 |
この芯を まこと真実 してみせる
これ見たならば 皆な得心せ |
12.160 |
どのような ことをするのも 皆な月日
何を云うのも 皆な月日やで |
12.161 |
このたびは この世始めて ないことを
どんなことでも 皆な表わすで |
12.162 |
月日には 胎内よりも こもりいて
どんな仕事を するや知れんで |
12.163 |
どのような 夢を見るのも 皆な月日
まこと見るのも 皆な月日やで |
12.164 |
この世うの 水の元なる ことをばな
まだこれまでは 云うたことなし |
12.165 |
このたびは 本真実の 水のこと
どんな話しを するや知れんで |
12.166 |
この元を 確かに云うて 掛かるから
世界並みなる ことで云われん |
12.167 |
今日からは どのよなことも 云いかける
何を云うても しかと聞くなり |
12.168 |
日々に 高山にては 段々と
どんなことをば 頼み訪ねる |
12.169 |
これさいか 見え来たならば どのような
事も危なき 更にないぞや |
12.171 |
銘々の 心身のうち どのような
ことでもしかと 皆な表わすで |
12.172 |
これみたら どんな者でも 真実に
胸の掃除が ひとりでけるで |
12.173 |
このたびは どんなことでも すきやかに
表われだして 皆なしてみせる |
12.174 |
胎内に 何があるのやら どのような
者でも知りた 者はあるまい |
12.175 |
この話し 月日の仕事 これをみよ
心次第に 何をするやら |
12.176 |
今日の日は 何も知らずに 誰にても
世界並みなる ことであれども |
12.177 |
明日にちは どういう道を 見るやらな
芯の心が 表われてくる |
12.178 |
この心 表われ出たる ことならば
誰も背きは 更にでけまい |
12.179 |
これ見たら どんな者でも 真実に
頭傾(かた)けて 皆な思案する |
12.180 |
さあ思案 この心さえ しっかりと
定めついたる ことであるなら |
12.181 |
この話し 月日の心 ばかりやで
人間心 あると思うな |
12.182 |
このことを 皆な一列は 真実に
思うて頼めば どんなことでも |