お筆先全文2

 (最新見直し2015.10.25日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 以下、10号から17号までのお筆先全文を記す。


【おふでさき10号】(1〜104)、(1875(明治8).6月)
10.1  真実の 心月日が 見定めて
 天より渡す 与えなるのは
10.2  一寸したる こととは更に 思うなよ
 天より深い 思惑がある
10.3  この話し どういうことで あろうなら
 唐天竺も 心澄まして
10.4  この心 どうして澄ます ことならば
 月日飛び出て あっちこっちと
10.5  段々と 月日胎内 入り込んで
 自由よう自在を して掛かるでな
10.6  したるなら なんぼ唐やと 云うたとて
 日本のものに これはかなわん
10.7  日々に 見えるところで 得心せ
 なんどきどんな 話し聞くやら
10.8

 どのような 話し聞いても 先いより
 これは月日の 話しなるのや

10.9  これからは 日本のものは 段々と
 月日引き立て これを見ていよ
10.10  何もかも どのよなことも 皆な教え
 知らんことをば ないようにする
10.11  日本には 柱を立てる ことならば
 病まず死なずに 弱りなきよに
10.12  今までは 唐やと云うて はびかりて
 ままにしていた 今度返しを
10.13  この話し 誰にどうせと 云うでなし
 月日飛び出て ままにするなり
10.14  これまでも 月日を知らん 者はない
 なれど本元 知りた者なし
10.15  このたびは どのよなことも 真実を
 云うて聞かして 助け急ぐで
10.16  この日柄 いつ頃なると 云うならば
 田あの修理を しまい次第に
10.17  それからは 何か珍し 道になる
 つとめの人衆 皆な寄りて来る
10.18  段々と 日々心 勇むでな
 なんと大和は えらい豊年
10.19  日々に 早くつとめを 急き込めよ
 いかなる難も 逃れるで
10.20  どのような 難しくなる病でも
 つとめ一条で 皆な助かるで
10.21  つとめでも どういうつとめ するならば
 甘露う台の つとめ一条
10.22  この台を どういうことに 思うかな
 これ日本の親であるぞや
10.23  これさいか まこと真実 思うなら
 月日見分けて 皆な引き受ける
10.24  月日より 引き受けすると 云うからは
 千に一つも 違うことなし
10.25  この話し どういうことに 聞いている
 甘露う台の つとめなるのは
10.26  一寸したる つとめなるとは 思うなよ
 三十六人 人(にん)が欲しいで
10.27  そのうちに 鳴り物入れて 十九人
 神楽つどめの 人衆欲しいで
10.28  真実に 心定めて 思案せよ
 取次ぎの人 しかと頼むで
10.29  この台を こしらえよとて 段々に
 月日人衆の 模様するなり
10.30  人衆が しかと寄りたる ことならば
 そのまま台も でけることやで
10.31  この道は どういうことで あるならば
 月日つとめの 手えを教えて
10.32  それよりも 月日一列 世界中
 連れて出たなら ひとりでけるで
10.33  これさいか 確かにでけた ことならば
 月々つとめ 違うことなし
10.34  つとめさい 違わんように なあたなら
 天の与えも 違うことなし
10.35  この道は まこと真実 難しい
 道であるぞや 皆な思案せよ
10.36  この人衆 どこにあるやら 知ろまいな
 月日見分けて 皆な引き寄せる
10.37  どのような ところのものと 云うたとて
 月日自由よう してみせるでな
10.38  段々と 人衆揃うた そのゆえで
 真実を見て 役割りをする
10.39  役割りも どういうことで あるならば
 神楽十人 後に鳴り物
10.40  これさいか 早くしっかり 揃うたならば
 どんなことでも でけんことなし
10.41  今日からは 段々文句 代わるでな
 今まで知らん ことばかり
10.42  今までも どのよな道も あるけれど
 月日教えん ことはないぞや
10.43  月日より たいてい何も 段々と
 教えてきたる ことであれども
10.44  このたびは 叉そのゆえの 知らんこと
 何も真実 皆な云うて聞かす
10.45  これまでは 唐やと云うて はびかりた
 これも月日が 教え来たるで
10.46  このたびは 月日元へと 立ち帰り
 木の根しっかり 皆な表わすで
10.47  この世うの 元しっかり 知りた者
 どこのものでも 更にあるまい
10.48  真実に この元さえ しっかりと
 知りたるならば どこへ行ったとて
10.49  この話し 何と思うて 聞いている
 これ取次に 仕込みたいのや
10.50  どのような ことを月日の 思うには
 人間元をこれ 世界中へ
10.51  早々と この真実を 一列に
 知らしたるならば 話し掛かるで
10.52  いかほどに 話しを説いて 聞かしても
 元を知らして おかんことには
10.53  元さいか しっかり云うて おいたなら
 何を云うても 皆な聞き分ける
10.54  この世うの 地(ぢい)と天とは 実の親
 それよりでけた 人間である
10.55  これからは 唐も日本も 知らんこと
 ばかり云うぞや しかと聞くなり
10.56  どのような ことも知らんと 云わんよう
 皆な一列に 仕込みたいから
10.57  日々に 月日の心 思うには
 多くの人の 胸の内をば
10.58  この心 どうしたならば 分かるやら
 どうぞ早くに これを分けたい 
10.59  世界中 真実よりも 胸の内
 分かりたならば 月日楽しみ
10.60  それからは 一列なるの 胸の内
 分かりたならば 月日それより
10.61  段々と 日々心 勇めかけ
 陽気づくめを 皆なに教えて
10.62  世界中 多くの人の 胸の内
 皆な澄ましたる ことであるなら
10.63  それよりも 月日の心 勇み出て
 どんなことでも 皆な教えるで
10.64  どのような ことでも月日 真実に
 皆な一列に 教えたいのや
10.65  真実の 心が欲しい 月日には
 どんなことでも 仕込みたいから
10.66  この話し 何をしこむと 思うかな
 これから先の よろづ道筋
10.67  今日までは なによのことも 見えねども
 日が近づけば ひとり見えるで
10.68  どのような ことも病いと 思うなよ
 何かよろづは 月日手入れや
10.69  月日より 日々心 急き込んで
 どんな模様を するや知れんで
10.70

 急き込みも 何よのことやら 知ろまいな
 甘露う台の 模様ばかりを

10.71  日々に 身の内障り ついたなら
 これは月日の 手入れなるかよ
10.72  段々と 見澄ますところ 世界中
 気の毒ながら 文句替えたい
10.73  思案せよ 口で何事 云うたとて
 確かな証拠 なくばいかんで
10.74  月日より 胎内よりも 入り込んで
 自由よう自在の 指図証拠や
10.75  それ故に 今までどこに ないことを
 ばかり云うて 始め掛けるで
10.76  今までも ないことばかり 云うのもな
 これも月日の 皆な教えやで
10.77

 この度の 甘露う台と 云うのもな
 これも今まで 知らんことやで

10.78

 どのような ことを云うのも 皆な月日
 知らんことをば 教えたいから

10.79  この屋敷 甘露う台を 据えるのは
 人間始め 掛けた証拠う
10.80  何事も 皆なこの通り 始め掛け
 世界中の 心澄まする
10.81  日々に 何でも世界 一列を
 勇める模様 ばかりするぞや
10.82  段々と 世界の心 勇むなら
 立毛(りゅうけ)もろとも 皆な勇み出る
10.83  この心 どうして勇む ことならば
 月日人足 連れて出るぞや
10.84  それまでに あっちこっちと どのような
 話し段々 皆な聞くであろ
10.85

 どのような 話し聞くのも 皆な先に
 云うてあるぞや 思案してみよ

10.86

 月日には 何を段々 云われると
 思うであろう 先の楽しみ

10.87  何事も 月日の心 思うには
 日本に古記 欲しいことから
10.88  日本にも 古記を確か こしらえて
 それ広めたら 唐はまゝなり
10.89  この話し 何と思うて 皆なの者
 日本のものは 皆な我がことや
10.90  それ知らず 何と思うて 上たるは
 胸が分からん 月日残念
10.91  このところ どのよな古記 したるとも
 これは日本の 宝なるぞや
10.92  一列の 心定めて 思案せよ
 早く古記を 待つようにせよ
10.93  真実の 古記がでけた ことならば
 どんなことでも 月日広める
10.94  月日より 広めをすると 云うたとて
 皆なの心は 承知でけまい
10.95  それ故に 取次ぎよりに しっかりと
 頼みおくから 承知していよ
10.96  この日柄 刻限来たる ことならば
 なんどき月日 どこへ行くやら
10.97  日々に 取次の人 しっかりと
 心しづめて 早く掛かれよ
10.98  この道は どういうことに 皆なの者
 思うているやら 一寸に分からん
10.99  月日には 何でもかでも 真実を
 心しっかり 通り抜けるで
10.100

 この道を 上へ抜けた ことならば
 自由よう自在の 働きをする

10.101

 月日より この働きを 仕掛けたら
 いかな強敵 来たると云うても

10.102

 心より 真実分り 澄み切りて
 どんなことでも 親にもたれる

10.103

 この先は 世界中は どこまでも
 陽気づくめに 皆なしてかヽる

10.104

 段々と この道筋の 容態は
 皆な我がことと 思うて思案せ


【おふでさき11号】(1〜80)、(1875(明治8).6月)
11.1  胸先へ 厳しく支え 来たるなら
 月日の心 急き込みである
11.2  この先は 一列なるに 段々と
 身の内障り 皆なつくであろ
11.3  どのような 障りついても 案じなよ
 月日の心 えらい思惑
11.4  身の内に 障りついても 銘々の
 心それぞれ 皆な見分けるで
11.5  真実に 思う心と 銘々の
 思案ばかりを 思いいるとを
11.6  月日には どのような心 いるものも
 このたびしかと 分けてみせるで
11.7  どのような 心もしかと 見ているで
 月日このたび 皆な分けるでな
11.8  口先の 追従ばかりは 要らぬもの
 心のまこと 月日見ている
11.9  これまでも いろいろ話し 説いたれど
 本真実が 見えてないので
11.10  今日の日は 何の話しを したるとも
 違うようなる ことは云わねど
11.11  月日より どう云うて おいたなら
 いつになりても 違うことなし
11.12  それ知らず 傍の心は 誰にても
 世界並みなる ように思うて
11.13  このたびの 悩むところで 得心せ
 皆なの心も 銘々心も
11.14  このことを 自由よう自在は 違わねど
 皆なの心に 承知なければ
11.15  一列に 承知をしたる ことならば
 月日請け負うて 確か助ける
11.16  この助け どういうことに 思うかな
 三日めえには 外へ出るよう
11.17  これまでも 月日と云うて 段々と
 話しも説いて 来たるなれども
11.18  まだ芯の ところは更に 分かるまい
 このたび どんなことも表わす
11.19  話しでも 同じところで 云うならば
 何ど人間 心なるよう
11.20  皆なの者 思う心は 気の毒や
 このたび所 かえて話しを
11.21  これ聞いて いかなものでも 得心せ
 月日自由よう 皆なこの通り
11.22  胎内へ 月日入り込み 自由ようを
 云うていれども 承知あるまい
11.23  この先は 精一杯に 段々と
 断りたゆへ 掛かることなり
11.24  月日より 表われ出ると 云うたとて
 段々何も ことわりたゆえ
11.25  このたびの 悩みているを 病いと思うて
 いるのは これは違うで
11.26  こればかり 病いなぞとは 思うなよ
 月日自由よう 知らしたいゆえ
11.27   何もかも どのよなことも 知らするは
 先の思惑 あるからのこと
11.28  この話し どういうことで あるならば
 先のよろづは 月日引き受け
11.29  月日より 引き受けすると 云うのもな
 元の因縁 あるからのこと
11.30  因縁も どういうことで あるならば
 人間始め 元の道具や
11.31  この者に 月日よろづの 仕込みする
 それで珍し 助けするのや
11.32  このことは 一寸のことやと 思うなよ
 これは日本の 古記なるのや
11.33  あれいんで こらほど何も すきやかに
 助かることを 早く知りたら
11.34  それ知らず どうどいなさす このとこで
 養生さして おこと思うたで
11.35  こんなこと 早く知りたる ことならば
 せつなみもなし 心配もなし
11.36  人間は あざないもので あるからに
 月日云われる ことを背いた
11.37  これからは どんなことでも 月日には
 もたれつかねば ならんことやで
11.38  どのような ことをするにも 月日にて
 もたれていれば 危なげはない
11.39  このような 結構なるの 道筋を
 知らずにいたが 後の後悔
11.40   この先は どのよなことを 云われても
 月日云われる ことは背かん
11.41  月日より やしろとなるの 胸先の
 支えてあるを 何んと思うぞ
11.42  この支え 人並みなると 思うなよ
 月日の心 まこと心配
11.43  それ知らず 皆な一列は 銘々に
 我が身思案で 仕事ばかりを
11.44  月日には どのような道も 見えてある
 世界中は それを思わず
11.45  この道を 子供一列 思案せよ
 どのよな道が あるや知れんで
11.46  どのような ことでも先へ 知らしおく
 後で後悔 なきようにせよ
11.47  こんなこと 何を云うやと 皆なの者
 思うであろう 子供可愛いい
11.48  世界中 多くの子供の 胸の内
 分かる模様が これはないかよ
11.49  このような ことをくどくど 云うのもな
 道を案じて いる模様から
11.50  これからは どのよなことも 云うて聞かす
 これを必ず 嘘と思うな
11.51  このたびの 月日の仕事 しかと聞け
 悪しきのような ことはせんぞや
11.52  どうかして 珍し助け 教えたさ
 そこで掛かりた 仕事なるぞや
11.53  今までと 心しっかり 入れ替えて
 陽気尽くめの 心なるよう
11.54  この心 どうしてなると 思うかな
 月日胎内 入り込んだなら
11.55  日々に 一人心が 勇むなり
 陽気づくめの 心なるよう
11.56  月日より 日々心 勇めかけ
 陽気づくめに してかかるでな
11.57  この話し 何と思うて 聞いている
 助け一条の 模様ばかりを
11.58  月日より どんなことでも 見ているで
 何を云うても 皆な承知せよ
11.59  今年から 七十年は 夫婦とも
 病まず弱らず 暮らす前から
11.60  それよりの 楽しみなるは あるまいな
 これをまことに 楽しんでいよ
11.61  月日には 今までどこに ないことを
 ばかり云うぞや 承知しておけ
11.62  このような ないことばかり 云うけれど
 先を見ていよ 皆な誠やで
11.63  なにぶんに 珍しことを するからは
 いかな話しも ないことばかり
11.64  どのような ないことばかり 云うたとて
 先を見ていよ 見える不思議や
11.65  今なるの 悩みているは 辛けれど
  これから先は 心楽しみ
11.66  このような 話しくどくど 云うのもな
 これは末代 古記なるのや
11.67  月日より このたびここで 表われて
 どんなことをも 話しするのは
11.68  どのような ことも段々 知らしたさ
 日本の古記 皆なこしらえる
11.69  この世うの 始まりだしは 大和にて
 山辺郡(ごうり)の 諸屋敷なり
11.70  そのうちに 中山氏(うじ)と 云う屋敷
 人間初め 道具見えるで
11.71  この道具 いざなぎいと いざなみと
 くにさづちいと 月よみなり
11.72  月日より それを見澄まし 天下り
 何かよろづを 仕込む模様を
11.73  このところ 何をするにも どのような
 ことをするのも 皆な月日なり
11.74  どのような ことを云うにも 皆な月日
 傍なる者は 真似をしてみよ
11.75  この世うを 始めてからに 今日までは
 本真実を 云うたことなし
11.76  今日の日は どのよなことも 真実を
 云わねばならん ようになるから
11.77  銘々に 何を云うとは 思うなよ
 月日の思う ように云うのや
11.78  何時(なんどき)に 帰りて来ても 銘々の
 心あるとは 更に思うな
11.79  どのような 者も芯から 得心を
 さして帰るで これを見ていよ
11.80  いかほどの 強敵たるを 集めても
 月日の心 これはかなわん

 この間、こかんの出直しがあった。

【おふでさき12号】(1〜182)
12.1  今日からは 世界を月日 見定めて
 胸の掃除に 掛かることなり
12.2  この掃除 内も世界も 隔てない
 銘々の心 皆な表わすで
12.3  今までは 神の残念 やまやまと
 胸に埃が 積もりあれども
12.4  情けない 日柄もちいと 来足らんで
 どのようなことも 云うに云われん
12.5  このたびは 月日真実 見かねるで
 どのようなことも 皆な表わすで
12.6  今日の日は いかほど我が身 はびかりて
 ままにしたとて 月日退く
12.7  この話し 何のことをば 云うならば
 日本も唐も 天竺のこと
12.8  これからは 世界中を 一列に
 月日掃除を するで承知せ
12.9  これまでも 精一杯に 断りを
 月日段々 云うてあれども
12.10  口先で 云うたるまでは 誰にても
 確か承知を する者はない
12.11  今までも 月日の心 段々と
 精一杯に 尽くしいれども
12.12  世界には 誰か知りたる 者はなし
 どうもこのたび 月日是非ない
12.13  それ故に 世界中を どこまでも
 断りておく 月日退く
12.14  今日の日は 何の話しを するならば
 用木の始めこと ばかり云う
12.15  用木(ぎ)でも 人(にん)は誰とも 云わねども
 元は一本 枝は八本
12.16  この木を 早く接ぎたい 急き込みで
 月日の胸が 支え切るなり
12.17  この木いも 一枝しかと 接いだなら
 後なるは皆な 早く定まる
12.18  何もかも 月日云うこと しかと聞け
 心に定め つけたことなら
12.19  それよりも 身の内悩み 更になし
 段々心 勇むばかりや
12.20  それ知らず 皆なの心は 誰にても
 世界並みなる ことばかり云う
12.21  このところ 世界並みとは 思うなよ
 月日の心 ばかりなるぞや
 14日
12.22  今日の 月日の心 残念は
 容易なることで ないと思えよ
12.23

 人間は あざないもので あるからに
 月日すること 知りた者なし

12.24  月日には 何かよろづを 段々と
 ことわりてある これが承知か
12.25  今までも 何か月日の 残念を
 たいてい口説き 詰めてあれども
12.26  世界には 誰か知りたる 者はなし
 月日の心 残念を見よ
12.27  このたびは ことわりたゆえ まだ口説き
 そのゆえなるの ことわりである
12.28  いかほどに 口説き断り 云うたとて
 誰か聞き分け する者はない
12.29  それ故に 段々日柄 経つけれど
 いつかこれやと 分かる目はなし
12.30  今日の日は もう精通が 来たるから
 月日出掛ける 皆な承知せよ
12.31  この先の 道のすがらを 云うて聞かす
 いかなことをば 云うや知ろまい
12.32  日々に 何を云うても そのままに
 見えて来るのが これは不思議や
12.33  どのような ことを云うやら 知れんでな
 そこで何でも ことわりばかり
12.34  ことわりも 一寸のことでは ないほどに
 いかなることをが 見えて来るやら
12.35  どのような ことが見えるや 知れんでな
 まこと気の毒 思うていれども
12.36  何時(なんどき)に 見えることやら これ知れん
 月日の心 詰みきりてある
12.37  こらほどに 月日の心 心配を
 傍なる者は 何も知らずに
12.38  傍なるは 仕事ばかりを 思うている
 見えたるならば 文句替わるぞ
12.39  どのような ことでも先へ 知らしおく
 後で後悔 なきようにせよ
12.40  この世うを 始めた神の ことならば
 どのよなことも 皆な見えてある
12.41  このたびは どのよなことも 詰みきりて
 もうさし抜きは 更にでけんで
12.42  今までは どんなことをば 云うたとて
 叉じっくりと したるなれども
12.43  今日の日は 横目振るまも 油断しな
 何時どんな ことがあるやら
12.44  今までに 筆につけたる 断りが
 さあ見えて来た 心勇むで
12.45  これさいか 見え来たならば 一列は
 どんな者でも 陽気づくめや
12.46  この心 どうぞ早くに 一列は
 承知してくれ 月日頼みや
12.47  今日からは 珍しことを 云いかける
 何を云うとも 一寸に知れまい
12.48  この話し 何を云うても 背くなよ
 神の思惑 えらいことやで
12.49  これからの 後なる話し やまやまの
 神の残念 晴らす模様を
12.50  この先は なんぼ難し 病いでも
 息と手踊りで 皆な助けるで
12.51  どのような 難しくなる 病いでも
 これを直らんと 云うでないぞや
12.52  今日までは 日柄刻限 来足らんで
 何か違いも ありたなれども
12.53  段々と いかなることも 説いておく
 どんなことでも 違うことなし
12.54  これまでの 道のすがらと 云うものは
 まこと難渋な 道であれども
12.55  この先の 道はなんでも 気が勇む
 どんな珍らし 道があるやら
12.56  とんとんと 飛び出ることを 見たとても
 心案じは するやないぞや
12.57  後なるは よろづ月日が 引き受けて
 いついつまでも 陽気づくめに
12.58  今までは なによの話し したるとも
 いつのことなる ように思うて
12.59  やれ恐や 聞くより早く もう見えた
 どんなことでも 油断でけんで
12.60  この先を 日々心 勇めるで
 どんなことでも 云えばそのまヽ
12.61  どのように 難しくよう 見えたとて
 陽気つとめで 皆な助けるで
12.62  これからは どのよな仕事 するやらな
 心次第に どんなことでも
12.63  月日には 段々心 残念を
 どんなことでも 皆な晴らすでな
12.64  どのような ことを云うのも 皆な月日
 いかな仕事を するや知れんで
12.65  いかなるの ことが見えるのも 皆な月日
 人間心 あると思うな
12.66  今日からは どのよなことも 急き込んで
 どんな働き するや知ろまい
12.67  今なるの 月日の思う ことなるは
 口は人間 心月日や
12.68  しかときけ 口は月日が 皆な借りて
 心は月日 皆な貸している
12.69  こればかり 恨みあるなら どのような
 ことも月日 皆な返すでな
12.70  どのような ことを云うのも 皆な月日
 人間心 更に混ぜんで
12.71  いかほどに 難しように 思うたとて
 月日引き受け 案じないぞや
12.72  この先の 道を楽しめ 一列は
 神の残念 晴らしたるなら
12.73  日々に 胸の掃除に 掛かりたら
 どんな者でも かなう者なし
12.74  この掃除 どういうことに 思うかな
 月日胎内 皆な入り込むで
12.75  この話し どこのことやと 思うかな
 高いところで 皆な表わすで
12.76  何もかも 月日云う事 思案せよ
 何を云うても これ違わんで
12.77  世界中 一列心 澄ましたさ
 どんなことをば 月日するやら
12.78  どのような ことをするのも 月日には
 助けたいとの 一条ばかりで
12.79  この先を 確か見ていよ 一列は
 胸の掃除が ひとりでけるで
12.80  この掃除 すきやかしたる ことならば
 そのまま直ぐに 守りごしらえ
12.81  この道を 月日の心 日々に
 急き込んでいる 誰も知らずに
12.82  この道へ 早くついたる ことならば
 どんなものでも 皆な勇むで
12.83  この話し 誰がするとは 思うなよ
 月日の心 ばかり云うのや
12.84  この世うの 真実なるを 世界中へ
 どうしてなりと 知らしたいゆえ
12.85  今日までは 一日なりと 日を延ばし
 どのよなことも 控えいれども
12.86  このたびは もう日が詰まり きるからは
 どうも控える ことはでけんで
12.87  何時に どのよなことを 聞いたとて
 これは皆な月日の 残念立腹
12.88  月日には どのよなものも 我が子なり
 可愛いばかりで 見てはいれども
12.89  今までは 世界中は一列に
 銘々(めいめい)思案を してはいれども
12.90  情けない どのよに思案 したとても
 人を助ける 心ないので
12.91  これからは 月日頼みや 一列は
 心しっかり 入れ替えてくれ
12.92  この心 どういうことで あるならば
 世界助ける 一条ばかりを
12.93  この先は 世界中は 一列に
 よろづ互いに 助けするなら
12.94  月日にも その心をば 受け取りて
 どんな助けを すると思えよ
12.95  この助け どういうことに 思うかな
 ほうそせんよに 確か請合う
12.96  叉助け 立毛一列 どこまでも
 いつも豊作 教えたいから
12.97  この道を 早くに仕込もと 思えども
 一列心 分かりないので
12.98  世界中 どこに隔ては ないほどに
 一列思案 してくれるよう
12.99  真実に 心に定め 皆なついて
 神の云うこと 背きなければ
12.100  それよりも 月日の心 しっかりと
 受け取り次第に 助け急き込む
12.101  この助け 一寸のことやと 思うなよ
 これは日本の 一の古記や
12.102  これさいか 早くしっかり 見せたなら
 どのよな高い ところなるとも
12.103  こればかり 人間技で ないからに
 月日自由よう 背きできまい
12.104  したるなら いかほど高い ところでも
 真似はでけまい 思案してみよ
12.105  月日より 病まず死なずに 弱らんの
 早く証拠 出そうと思えど
12.106  一列は 皆な疑うて 誰にても
 世界並みやと 思うているので
12.107  このところ 人間心 更になし
 月日の思う ことばかりやで
12.108  そのことを 誰でも知らぬ ことやから
 分かりないのが 神の残念
12.109  この心 どうぞ真実 一列の
 心澄まする 模様ないかよ
12.110  心さえ 早く掛かりた ことならば
 そのまま直ぐに 証拠出すのに
12.111  今までは どのよな嘘も 聞いていた
 もうこれからは 嘘は聞かんで
12.112  これからは 嘘を云うたら その者が
 嘘になるのも これが承知か
12.113  月日には 嘘と追従 これきらい
 この先なるは 月日退く
12.114  それ故に 一日なりと 日をのばし
 たいてい何も 見許していた
12.115  このたびの 早く証拠 出したいと
 云うているのを 何と思うぞ
12.116  証拠うも どう云うことに 思うかな
 身の内よりも 確か験しを
12.117  この験し まことの月日の 残念は
 容易なることで ないと思えよ
12.118  身の内に どこに不足の ないものに
 月日いがめて 苦労かけたで
12.119  年限は 三十九年も 以前にて
 心配苦労 悩み掛けたで
12.120  それゆえに 月日云うこと 何事も
 疑うている これ無理でない
12.121  このたびは この胸の内 すきやかに
 晴らす模様や これが第一
12.122  この心 月日の方へ しっかりと
 つけんことには どんな話しも
12.123  いかなるの ことをしたるも 皆な月日
 こんなことをば 誰も知るまい
12.124  今日の日は 横目振るまも ないほどに
 早く証拠 出してみせるで
12.125  これみたら どんな者でも 得心せ
 何の話しも 皆なこの通り
12.126  今までの この残念と 云うものは
 口で云うよな ことでないぞや
12.127  今までは やまやま残念 通り抜け
 このたびこれを 晴らしたるなら
12.128  後なるは どんな病いも いかなるの
 ことであろうが 皆な助けるで
12.129  この世うの 人間元を 世界中
 知らしておいた ことであるなら
12.130  それからは どんな助けも するほどに
 一事までで 皆な助けるで
12.131  これまでは 段々口説き 断りを
 云うてあれども 芯が分からん
12.132  この芯は どういうことで あろうなら
 胸の思案を これが第一
12.133  何にても 胸と口とが 違うては
 神の心に これはかなわん
12.134  真実が 神の心に 叶わねば
 いかほど心 尽くしたるとも
12.135  こればかり いかほど誰が 相談も
 とてもかなわん 月日退く
12.136  何もかも 神の云うこと しかと聞け
 何を云うても 違うことなし
12.137  真実に 珍し助け 教えたさ
 そこでどのよな ことも云うのや
12.138  この世うを 初めてからに ないことを
 どんなことをも 教えたいから
12.139  この世うの 本元なるの 真実を
 しっかり承知 せねばいかんで
12.140  この元を しっかり知りて いる者は
 どこの者でも 更にあるまい
12.141  このたびは 本真実を 云うて聞かす
 何を云うても、しかと承知せ
12.142  この屋敷 人間始め 道具はな
 いざなぎぃと いざなみとなり
12.143  月よみと くにさづちいと くもよみと
 かしこねえとが 一の道具や
12.144  それよりも をふとのべえと 云うのはな
 これは立毛の 一の道具や
12.145  次なるは たいしょく天と 云うのはな
 これは世界の はさみなるぞや
12.146  これまでは 道具一切 皆な寄せて
 どのよな道も 通り抜けたで
12.147  この先は 寄せた道具を 見分けして
 仕込む模様を 急ぐばかりや
12.148  このものは どこにあるやと 思うなよ
 年は十一 二人いるぞや
12.149  この人は 人間始め かけたると
 立毛一切 守護う道具や
12.150  今日の日に どのよなことも 云うほどに
 何を云うても 承知してくれ
12.151  今までも 神の思惑 ままあれど
 日が来たらんで 控えいたるで
12.152  段々と もう日が詰まり きるからは
 どんなことでも 云うておくぞや
12.153  このたびは どこの人でも 同じこと
 何を云うても 皆な疑うて
12.154  このたびは 本真実で あるからに
 これ背いたら すぐに返すで
12.155  世界には 雨を欲しいと 思うたとて
 この元なるを 誰も知ろまい
12.156  この元を しっかり云うて 掛かるから
 どんなことでも 承知するなら
 6月28日五どきより話し
12.157  今日の日は この世始めて ない話
 何を云うても これ聞いてくれ
12.158  この世うは 神の世界と いいながら
 どんなことでも 芯は知らんで
12.159  この芯を まこと真実 してみせる
 これ見たならば 皆な得心せ
12.160  どのような ことをするのも 皆な月日
 何を云うのも 皆な月日やで
12.161  このたびは この世始めて ないことを
 どんなことでも 皆な表わすで
12.16  月日には 胎内よりも こもりいて
 どんな仕事を するや知れんで
12.163  どのような 夢を見るのも 皆な月日
 まこと見るのも 皆な月日やで
12.164  この世うの 水の元なる ことをばな
 まだこれまでは 云うたことなし
12.165  このたびは 本真実の 水のこと
 どんな話しを するや知れんで
12.166  この元を 確かに云うて 掛かるから
 世界並みなる ことで云われん
12.167  今日からは どのよなことも 云いかける
 何を云うても しかと聞くなり
12.168  日々に 高山にては 段々と
 どんなことをば 頼み訪ねる
12.169  これさいか 見え来たならば どのような
 事も危なき 更にないぞや
12.171  銘々の 心身のうち どのような
 ことでもしかと 皆な表わすで
12.172  これみたら どんな者でも 真実に
 胸の掃除が ひとりでけるで
12.173  このたびは どんなことでも すきやかに
 表われだして 皆なしてみせる
12.174  胎内に 何があるのやら どのような
 者でも知りた 者はあるまい
12.175  この話し 月日の仕事 これをみよ
 心次第に 何をするやら
12.176  今日の日は 何も知らずに 誰にても
 世界並みなる ことであれども
12.177  明日にちは どういう道を 見るやらな
 芯の心が 表われてくる
12.178  この心 表われ出たる ことならば
 誰も背きは 更にでけまい
12.179  これ見たら どんな者でも 真実に
 頭傾(かた)けて 皆な思案する
12.180  さあ思案 この心さえ しっかりと
 定めついたる ことであるなら
12.181  この話し 月日の心 ばかりやで
 人間心 あると思うな
12.182  このことを 皆な一列は 真実に
 思うて頼めば どんなことでも

【おふでさき13号】(1〜120)
 4.28日九どきより
13.1  今日までは 何か心配 したなれど
 明日にちからは 往還の道
13.2  今までは どんな難渋な 道筋も
 見えてあるから ことわりばかり
13.3  この先は 確か請合う 月日には
 どんなことでも 危なきはない
13.4  段々と どんな話しを 聞いたとて
 世界楽しめ 月日働き
13.5  これからは 月日出かける 働きに
 何をするとも 誰も知るまい
13.6  日々に 世界のところ 見澄ませば
 一列子供 いじらしいこと
13.7  月日には 段々どんな ことでもな
 助ける模様 急くばかりやで
13.8  これまでは ことわりばかり 云うておいた
 もうこれからは ことわりはない
13.9  今日までは 何も知らずに 人間の
 心ばかりで 心配をした
13.10  これからは 心しっかり 入れ替えて
 神にもたれて 陽気つとめを
13.11  したるなら そのまま直ぐに しっかりと
 利益(りやく)表わす これを見てくれ
13.12  これさいか 確か利益が 見えたなら
 後はいつでも 皆な甘露う台
13.13  この先は 月日一度 云うたこと
 どんなことでも 背きでけまい
13.14  月日より 云うたることを 消すならば
 直ぐに退く 承知していよ
13.15  今までは 内も世界も 真実の
 心に分かり 更にないので
13.16  月日には 第一これが 残念な
 何とこれをば 澄ましたるなら
13.17  この心 どうしたならば 分かるやら
 何でも意見 せねばならんで
13.18  意見でも 一寸の人で ないからに
 多くの胸が これは難し
13.19  いかほどに 難しことと 云うたとて
 銘々の子供 意見するぞや
13.20  この模様 どうしたならば よかろうぞ
 何でも神の 残念表わす
13.21  日々に 神の胸には 段々と
 埃り一杯 積もりあれども
13.22  この埃り 掃除するのは 難しい
 つとめなりとも 掛かりたるなら
13.23  心さえ 真実神が 受け取れば
 どんな埃りも 掃除するなり
13.24  一列の 胸の内さえ すきやかに
 掃除したてた ことであるなら
13.25  それからは 世界中は 気が勇む
 陽気づくめに ひとりなるぞや
13.26  しかと聞け 高山にても 谷底も
 見れば月日の 子供ばかりや
13.27  人間も 一列子供 可愛いかろ
 神の残念 これ思うてくれ
13.28  これまでは どのよなことを 見たとても
 神の方には じっと見ていた
13.29  このたびは もう日が詰んで あるからな
 どんなことでも 皆な云うほどに
13.30  月日には 世界中を 見渡せど
 元始まりを 知りたる者なし
13.31  この元を どうぞ世界へ 教えたさ
 そこで月日が 表われて出た
13.32  このたびの 月日残念と 云うものは
 容易なることで ないと思えよ
13.33  月日には この真実を 世界中へ
 どうしてなりと 教えたいから
13.34  それ知らず 月日云うこと 皆な消して
 後は人間 心はびかる
13.35  この先は 月日の残念 立腹を
 皆な晴らすでな これが承知か
13.36  月日にも 残念立腹 晴らしたら
 後は珍し 道をつけるで
13.37  この道は どういうことに 思うかな
 よろづ互いに 助けばかりを
13.38  世界中 互いに助け するならば
 月日も心 皆な引き受ける
13.39  月日にも 心引き受け するからは
 どんなことでも 働きをする
13.40  働きも どういうことに 思うかな
 善と悪とを 見分けるばかりや
 16日より
13.41  今日までは どんな悪事と 云うたとて
 我が身に知りた 者はあるまい
13.42  この心 神が真実 云うて聞かす
 皆な一列は 思案してくれ
13.43  世界中 一列は皆な 兄弟や
 他人というは 更にないぞや
13.44  この元を 知りたる者は ないのでな
 それが月日の 残念ばかりや
13.45  高山に 暮らしているも 谷底に
 暮らしているも 同じ魂
13.46  それよりも 段々使う 道具わな
 皆な月日より 貸しものなるぞ
13.47  それ知らず 皆な人間の 心では
 なんど高低 あると思うて
13.48  月日には この真実を 世界中へ
 どうぞしっかり 承知さしたい
13.49  これさいか 確かに承知 したならば
 謀反の根えは 切れてしまうに
13.50  月日より 真実思う 高山の
 戦い災禍 治めたるなら 
13.51  この模様 どうしたならば 治まろう
 陽気尽くめに 出たることなら
13.52  この心 誰が云うとは 思うなよ
 月日の心 ばかりなるぞや
13.53  このつとめ 高山にては 難しい
 神がしっかり 引き受けをする
13.54  このたびは どんな事でも 真実に
 確か請け合い 働きをする
13.55  神が出て 世界中を 働けば
 どんなつとめも 恐みないぞや
13.56  しかと聞け 高山やとて 谷底を
 ままにしられた ことであれども
13.57  これからは 月日代わりに 出るほどに
 ままにしようなら すればしてみよ
13.58  今までと 何か文句が 違うでな
 これから先は 神のまヽやで
13.59  月日より 天下りたる 心な(*)
 何の事やら 誰も知るまい
13.60  第一は 立毛作るを 助けたさ
 肥え一条 教えたいから
13.61  肥えでもな どうして効くと 思うなよ
 心を神が 受け取りたなら
13.62  今までは 真実神が 云うてあれども
 内からしても 疑うばかり
13.63  このたびは 何を云うても 疑うな
 これ疑えば 月日退く
13.64  この事は あくどいほども 云うておく
 これ疑えば まこと後悔
13.65  月日より 一度云うて おいた事
 いつになりても 違うことなし
13.66  今までは 月日何事 云うたとて
 皆な疑うて 云い消すばかり
13.67  月日には 第一これが 残念な
 何でもこれを しかと決めるで
13.68  これからは 月日云うこと 何事も
 背かんように 神にもたれよ
13.69  したるなら 神の方にも 真実に
 確か引き受け 働きをする
13.70  月日には こらほど口説き 詰めるなら
 心違えば 直ぐに退く
13.71  真実に 心にまこと あるならば
 どんな助けも 違うことなし
13.72  この先は 立毛の肥えを 違わんよ(*)
 どうぞしっかり 承知してくれ
 明治15.9.19日より
13.73  今日からは 月日の思う ことをばな
 どのよなことも 皆な云いかける
13.74  今までも たいてい話しも 説いたれど
 月日思惑 まだ云うてない
13.75  これからは どんな話しを したるとも
 これを必ず嘘と思うな
13.76  どのような ことを云うやら 知れんでな
 月日の心 急いているから
13.77  この心 どういうことに 思うかな
 日本も唐も 天竺までも
13.78  この間 道のり余程(よほど) あるけれど
 一夜のまにも 働きをする
13.79  この話し 人間何と 思うている
 月日貸しもの 皆な我が子供
13.80  いつまでも 月日じっくり していれば
 いつになりても 治まるめなし
13.81  それゆえに 月日出かける 働きに
 どこへ出るやら 知りた者なし
13.82  どのような ことでも銘々 胸の内
 澄ましたならば 危なきはない
13.83  世界中 心澄ますと 云うからは
 一寸のことやと 更に思うな
13.84  段々と 月日日々 思惑は
 多くの人を 待つばかりやで
13.85  この人を どういうことで 待つならば
 一列我が子 助けたいから
13.86  今年には どんな珍し 道筋が
 見えて来るやら 知れんでな
13.87  口先で なんぼ真実 云うたとて
 誰か聞き分け する者はない
13.88  それゆえに 月日このたび どのような
 ことも真実 皆なしてみせる
13.89  どのような ことをしたるも 人間の
 心混じると 更に思うな
13.90  月日には あまり真実 見かねるので 
 そこでどのよな こともするのや
13.91  いかほどの 強敵たるも 若きでも
 これを頼りと 更に思うな
13.92  このたびは 神が表へ 表われて
 自由よう自在に 話しするから
13.93  どのような ことも真実 するからは
 胸の内より ひとり澄み切る
13.94  今までは 一列は皆な 人間の
 心ばかりで 思案したれど
13.95  このたびは どのよなことも 人間の
 心思案は 更に要らんで
13.96  何もかも どのよなことも 云うておく
 何を云うても 嘘と思うな
13.97  高山で どのよなものが はびかるも
 この真実を 誰も知るまい
13.98  月日には どんなところに いるものも
 胸の内をば しかと見ている
13.99  胸のうち 月日心に かのうたら
 いつまでなりと しかと踏ん張る
13.100  月日より 日々心 急き込めど
 傍の心に 分かりないので
13.101  急き込みも 何のことやと 思うかな
 立毛作れば 水が欲しかろう
13.102  この話し 皆な一列の 心には
 何と思うて 思案している
13.103  月日には 第一これを 助けたさ
 そこでどのよな ことも云うのや
13.104  何もかも 月日いかほど 口説いても
 まことに聞いて くれる者はなし
13.105  それゆえに 月日の残念 立腹が
 やまやま積もり 重なりてある
13.106  今までは 月日来足らん それゆえに
 じいとしていた ことであれども
13.107  このたびは もう日が詰んで あるからな
 どんな仕事も 早く掛かるで
13.108  この先は どのよな道が あるとても
 人を恨みな 我が身恨みや
13.109  この話し どこのこととも 云わんでな
 高山にても 谷底までも
13.110  どのような ことを云うのも 助けたさ
 そこでいろいろ 口説き詰めたで
13.111  この先は 何を云うても どのような
 ことでも悪しき ことは云わんで
13.112  真実の 助けばかりを 急くからに
 そこで段々 意見したのや
13.113  真実に 心澄ました そのゆえは
 助ける模様 早く教える
13.114  この助け どういうことで あるならば
 ほうそせんよの 守りつとめを
13.115  また助け 病まず死なずに 弱らんの
 証拠守りを 早くやりたい
13.116  何もかも よろづ助けを 急くからに
 心次第に どんなことでも
13.117  一列は 皆な銘々の 胸次第
 どんなことでも かなわんでなし
13.118  雨乞いも 今まで神が 真実に
 何も云うたる ことはなけれど
13.119  このたびは どのよなことも 真実を
 訪ね来るなら 皆な云うて聞かす
13.120  月日には 何もかなわんと 云わんでな
 皆な銘々の 心次第や

【おふでさき14号】(1〜92)、1879(明治12).6月より)
14.1  どのような 夢を見るのも 月日なり
 何を云うのも 皆な月日やで
14.2  月日より 日々心 急き込めど
 傍の心は いづむばかりで
14.3  いづむのも どうしていづむ ことならば
 上には何も 知らんゆえなり
14.4  世界には それを知らず 何事も
 皆な従うて いづみいるなり
14.5  月日には 第一これが 残念な
 そこでどのよな こともするのや
14.6  月日より 日々心 せいたとで
 口ではどうも 云うに云われん
14.7  それゆえに 夢でなりとも にをいがけ
 早く思案を してくれるよう
14.8  月日には この残念と 云うものは
 口で云うよな ことでないぞや
14.9  今日までは どんな話しも 段々と
 いろいろ説いて 来たるなれども
14.10  何云うも 日柄刻限 来足らんで
 何も見えたる ことはないので
14.11  それゆえに 何を月日が 云うたとて
 皆な疑うて 云い消すばかり
14.12  月日には 第一これが 残念な
 何でもこれを しかと表わす
14.13  今までは どんなことをば 云うたとて
 直ぐに見えたる ことはなけれど
14.14  このたびは 三日の内に 段々と
 世界の話し 何を聞くやら
14.15  これからは 日々月日 働くで
 どんな仕事を するや知れんで
14.16  この世うに かまい憑き物 化け物も
 必ずあると さらに思うな
14.17  今までに 月日残念 やまやまと
 積もりてあるを 皆な晴らすでな
14.18  この晴らし どうして晴らす ことならば
 月日の心 皆なしてみせる
14.19  今日までは この世始めて 日は経てど
 月日真実 まだ知るまいな
14.20  どのような ことでも月日 することや
 いかなことでも 病いではない
14.21  身の内に どのような事を したとても
 病いではない 月日手入れや
14.22  世界には コレラと云うて 居るけれど
 月日残念 知らすことなり
14.23  世界中 どこの人でも 同じこと
 いづむばかりの 心なれども
14.24  これからは 心しっかり 入れ替えて
 陽気づくめの 心なるよう
14.25  月日には 人間始め かけたのは
 陽気遊山が 見たい故から
14.26  世界には この真実を 知らんから
 皆などこまでも いづむばかりで
14.27  月日より 陽気づくめと 云うのはな
 これ止めたなら 残念えろうなる
14.28  この話し どうぞしっかり 聞き分けて
 早く思案を してくれるよう
14.29  今までは 月日と云うて 説いたれど
 もう今日からは 名前代えるで
14.30  今日までは 大社高山 はびこりて
 ままにしていた ことであれども
14.31  これからは 親が代わりて ままにする
 これ背いたら すぐに返すで
14.32  今日までも、親の残念と云うものは
 一寸のことでは ないと思えよ
14.33  このたびも まだ世界には 何事も
 はびかるばかりで 何も知らずに
14.34  人間も 子供可愛いで あろうがな
 それを思うて 思案してくれ
14.35  日々に 親の思案と 云うものは
 助ける模様 ばかり思うている
14.36  それ知らず 皆な世界中は 一列に
 何と悪しきの ように思うて
14.37  何もかも 親の残念 よく思え
 子供ばかりに 意見せられて
14.38  これからは どんなところの 意見でも
 親が出ている 受けることなし
14.39  この意見 どのよなものが はびかりて
 云うと思えば 直ぐに退く
14.40  どのような 仕事するのも 先いより
 精一杯に ことわりておく
14.41  今日までは どんなことをも 日々に
 心配したる ことであれども
14.42  明日からは どんなことをば 見たとても
 何を聞いても 楽しみばかり
14.43  これまでは 高山からは 何もかも
 どんな指図も 受けたなれども
14.44  この先は どのよなことを 云われても
 親の指図や 更に受けんで
14.45  今までは 日柄もちいと 来足らんで
 どんなことでも じいとしていた
14.46  もう今日は 日が十分に 詰んでいる
 どんなことでも そのままにする
14.47  これからは 親の思う ことばかり
 一言云えば これは違わんで
14.48  世界中 一列は皆な どこまでも
 どんなことがあるや 知れんで
14.49  どのような ことがありても 真実の
 心次第に 恐いことなし
14.50  心さえ すきやか澄んだ ことならば
 どんなことでも 楽しみばかり
14.51  この話し 疑う心が あるならば
 承知していよ どんな道やら
14.52  世界中 親のたあには 皆な子供
 可愛いあまりて 何を云うやら
14.53  この世界 高山にても 谷底も
 親のたには 子供ばかりや
14.54  このたびは 何でもかでも 真実の
 親の心を 知らしたいから
14.55  これさいか 確かに承知 したならば
 いつまでいても 陽気尽くめや
14.56  この道は 親が頼みや 一列は
 どうぞしっかり 承知してくれ
14.57  今日までは どのよな道も 段々と
 通り抜けては 来たるなれども
14.58  これからの 道は何でも 珍しい
 この道通り 抜けたことなら
14.59  それからは 親の心が 勇み出て
 どんなことでも 始め掛けるで
14.60  これさいか 始め掛けたる ことならば
 どんなものでも 親にもたれる
14.61  この道を つけようとてに しこしらえ
 どんな者でも まだ知るまいな
14.62  さあ掛かれ もうこれからの 道筋は
 どんなものでも 危なきはない
14.63  今までは 内の者にも いろいろに
 心配かけて 来たるなれども
14.64  明日からは 親が一はな 出るほどに
 どんなことでも 返ししてやる
14.65  さあ今日は 何の話しも 段々と
 細かしく云え もう精通や
14.66  何にても 云わずにいては 分からんで
 何か委細を 皆な云うて聞かせ
14.67  この話し 何のことやら 知るまいな
 親の働き 皆な云うておけ
14.68  働きも 何のことやら 知るまいな
 世界の心 皆な表わすで
14.69  これをばな 表われだすと 云うのもな
 銘々の口で 皆な云いかける
14.70  どのような ことでも我が身 口いより
 云うことならば 是非はあるまい
14.71  これからは 銘々何も 云わいでも
 親が入り込み 云うて掛かるで
14.72  この先は どんなものでも 真実に
 胸の掃除を 皆なしてかヽる
14.73  この掃除 どうしてすると 思うかな
 どんな意見を するや知れんで
14.74  どのような ことがありても 案じなよ
 何か万(よろず)は 親の意見や
14.75  口先で なんぼ真実 云うたとて
 聞き分けがない 親の残念
14.76  それ故に 親が胎内 入り込んで
 どんなことをば するや知れんで
14.77  どのような せつないことが ありてもな
 病いではない 親の残念や
14.78  この話し どこのこととも 云わんでな
 親のたあには 皆な我が子やで
14.79  真実の 親の残念 でたならば
 この治め方 誰も知るまい
14.80  これをばな まこと真実 あるならば
 どんなことでも 云うて聞かす
14.81  どのような ことを云うやら 知れんでな
 これ背いたら 直ぐに退く 
14.82  これまでは 何をしたとて 止められて
 背くばかりの ことであるから
14.83  今日の日は どのよなことを したとても
 何を云うても 背きなきよう
14.84  この道は くれぐれ頼み おくほどに
 親が引き受け 案じないぞや
14.85  このことは 何のことやと 思うなよ
 つとめ鳴り物 早く欲しいで
14.86  もう今日は どんなことをば したとても
 何も案じな 親の請け合い
14.87  今までは 上には何も 知らんから
 差止めばかり 意見したれど
14.88  このたびは どんな者でも かなわんで
 云う心なら 親が退く
14.89  このことを 早く心 しっかりと
 定めつけて 早く掛かれよ
14.90  何もかも 早くつとめの しこしらえ
 親の請け合い 恐みないぞや
14.91  これをばな 心定めて 思案して
 早く人衆の 模様急ぐで
14.92  早々と 心揃うて しっかりと
 つとめするなら 世界治まる

【おふでさき15号】(1〜90)、1880(明治13).1月より)
15.1  今日までは 何のことでも じっくりと
 云わずに至る ことであれども
15.2  もう今日は 何でもかでも 云うほどに
 親の残念 これ思うてくれ
15.3  今日までは 何を云うても 人間の
 心のように 思うていたれど
15.4  さあ今は 何を云うても 人間の
 心あるとは 更に思うな
15.5  どのような ことを云うやら 知れんでな
 何を云うても 承知してくれ
15.6  このたびは どんな験しを するやらな
 これでしっかり 心定めよ
15.7  この話し 誰がこととも 云わんでな
 皆な銘々の 心定めや
15.8

 いか程に せつないことが ありてもな
 親が踏ん張る 承知していよ

15.9

 これからは 親の云うこと しっかりと
 承知してくれ 案じないぞや

15.10

 あすからは 親が働き する程に
 どんな者でも 背きできまい

15.11

 今までも 四十三年 以前から
 親が表われ 始めかけたで

15.12  今日までは たいて残念も 幾たびも
 じいとしていた ことであれども
15.13  さあ今日は 月日の腹が はぢけたで
 控えていたる ことであれども
15.14  今までは 村やと思うて じっくりと
 まだ治まりて 至るなれども
15.15  このたびは どのよな心 いるものも
 見定めつけて 直ぐに働く
15.16  こらほどに 残念積もりて あるけれど
 心次第に 皆な助けるで
15.17  いかほどに 残念積もりて あるとても
 踏ん張りきりて 働きをする
15.18  今日の日は 何を云うやら 知れんでな
 親の残念 皆な表わすで
15.19  今までは 人の心の 真実を
 知りたる者は 更になけれど
15.20  さあ今日は どんな者でも 真実の
 胸の内をば 確か表わす
15.21  これさいか 皆な表わした ことならば
 胸の掃除が ひとりでけるで
15.22  今日からは どんな話しを 仕掛けても
 何を云うても 承知してくれ
15.23  段々と 何を云うやら これ知れん
 どんなことでも 思惑をする
15.24  今までは 四十三年 以前から
 足を悩めた これが心配
15.25  このたびは 何でもかでも これをばな
 元の通りに して返すでな
15.26  この話し 何を月日が 云うたとて
 どんなことでも 背きなきよう
15.27  これからの 親の頼みは こればかり
 他なることは 何も云わんで
15.28  このことを 何を頼むと 思うかな
 つとめ一条の ことばかりやで
15.29  このつとめ これがこの世の 始まりや
 これさいかのうた ことであるなら
15.30  さあ今日は 親の云うこと 何事も
 傍の心に 背きなきよう
15.31  傍なるの 心違えば 是非がない
 そこでくどくど 云うておくぞや
15.32  今日の日は なによのことも 世界には
 知りたる人は 更になけれど
15.33  親の目に しっかり見えて あるほどに
 どんなことやら 誰も知るまい
15.34  この世うを 初めてからに 今までは
 誰でも知らぬ ことばかりやで
15.35  そのことを 教えたいからに 今までは
 誰でも知らぬ ことばかりやで
15.36  何もかも どのよなことを 云うておいて
 それから親が 働きをする
15.37  働きも どんなことやら 知るまいな
 世界中は 親の体や
15.38  今までの 親の残念 知らしたさ
 そこでこのたび 皆なしてみせる
15.39  どのような ことをするのも 知れんでな
 皆な一列は 承知していよ
15.40  このたびの 残念口説きの この話し
 皆な一列は 何と思うてる
15.41  この元は 四十三年 以前から
 えらい験しが かけてあるぞや
15.42  これさいか しっかり承知 したならば
 どんなことをが かなわんでなし
15.43  世界中を 皆な一列を 助けたさ
 そこで験しが えらいことやで
15.44  今日までは どのよな道も 通り抜け
 じいとしていた ことであれども
15.45  もう今日は 何でもかでも 真実を
 して掛かるでな 承知していよ
15.46  今までと 道がころりと 変わるでな
 皆な一列は 心定めよ
15.47  この道は 内も世界も 隔てない
 世界中 胸の掃除や
15.48  この世うを 初めてからに 今日までは
 本真実を 云うたことなし
15.49  今日の日は 本真実を 云いかける
 どうぞしっかり 承知してくれ
15.50  この話 四十三年 以前から
 えらい験しが これが一条
15.51  この験し 何のことやと 思うなよ
 つとめ一条 急く模様やで
15.52  このつとめ どういうことに 思うかな
 鳴り物入れて 人衆の模様
15.53  このつとめ どんなものでも 思案せよ
 これ止めたなら 我が身止まるで
15.54  この世うを 始めかけたも 同じこと
 ない人間を 始めかけたで
15.55  これさいか 始め掛けたる ことならば
 どんな助けも 皆な請け合うで
15.56  このことは しっかり承知 せんならん
 これ止めたなら 直ぐに退く 
15.57  今までは 高山やとて けんけんと
 ままにしていた ことであれども
15.58  これからは 如何ほど高い 山でもな
 谷底ままに 更にでけまい
15.59  この先は 谷底にては 段々と
 多く陽気が 見えてあるぞや
15.60  段々と 用木にては この世うを
 始めた親が 皆な入り込むで
15.61  この世うを 始めた親が 入り込めば
 どんな事をば するや知れんで
15.62  どのような ことをしたとて 案じなよ
 何かよろづは 親の請け合い
15.63  このことを 早く心 しっかりと
 定めつけて 早く掛かれよ
15.64  今日までは どんな道やら 誰にても
 知りたる者は 更になけれど
15.65  もう今日は 芯の心を 段々と
 皆な表わすで 承知していよ
15.66  親の目に 叶うた者は 日々に
 段々心 勇むばかりや
15.67  親の目に 残念の者は 何時に
 夢見たように散るや 知れんで
15.68  この話し どこのこととも 云わんでな
 世界中は 皆な我が子やで
15.69  一列の 子供は可愛い ばかりなり
 どこに隔ては 更になけれど
15.70  しかと聞け 心違えば 是非がない
 そこで段々 手入れするのや
15.71  このことは 高山にても 谷底も
 油断なきよに 心定めよ
15.72  さあ頼む 何を頼むと 思うかな
 早く鳴り物 寄せて稽古を
15.73  これまでは どんなことでも じっくりと
 叉治まりて いたるなれども
15.74  もう今日は 何でもかでも 早々と
 つとめせえねば ならんことやで
15.75  今までは どんなことでも 段々と
 いろいろ頼み かけてあれども
15.76  何事を 頼んだとても 誰にても
 聞き分けがない 親の残念
15.77  このたびの 残念口説き この話し
 どうぞしっかり 聞き分けてくれ
15.78  今日の日は 親が何事 云うたとて
 どんなことでも 背きなきよう
15.79  今までは どんな話を したとても
 何を云うても 匂いばかりや
15.80  今日の日の 話と云うは 精通や
 もうそのままに 直ぐに見えるで
15.81

 この話し 四十三年 以前から
 胸の残念 今晴らすでな

15.82  それ知らず 内なる者は 何もかも
 世界並みなる 様に思うて
15.83  この道は 四十三年 以前から
 まこと難渋な 道を通りた
15.84  そのことを 今まで誰も 知らいでも
 このたびこれを 皆な晴らすでな
15.85  この晴らし どうして晴らす ことならば
 つとめ一条 皆な表わすで
15.86  このつとめ 親が何事 云うたとて
 どんなことでも 背きなきよう
15.87  こればかり くれぐれ頼み おくほどに
 後で後悔 なきようにやで
15.88  このたびの つとめ一条 止めるなら
 名代なりと すぐに退く
15.89  この話し 何と思うて 傍な者
 もう一息も 待ちていられん
15.90  早々と 鳴り物なりと 確かめよ
 つとめばかりを 急いているから

【おふでさき16号】(1〜79)、1881(明治14).4月より)
16.1  今までは この世始めた 人間の
 元なることを 誰も知るまい
16.2  このたびは この元なるを しっかりと
 どうぞ世界へ 皆な教えたい
16.3  この元は 神楽両人 つとめなば
 これが真実 この世始まり
16.4  このたびの 神楽と云うは 人間を
 はじめ掛けたる 親であるぞや
16.5  この元を 知りたる者は ないのでな
 この真実を 皆な教えるで
16.6  今までも 日々口説き 段々と
 云うて聞かした ことはあれども
16.7  もう今日は いかほど月日 云うたとて
 一列心 分かりないので
16.8  それゆえに もう精通が 来たるなら
 是非なく今は 返しするぞや
16.9  この返し 一寸のこととは 思うなよ
 あちらこちらに 多く見えるで
16.10  この世うの 人間始め 元なるを
 どこの人でも まだ知るまいな
16.11  このたびは この真実を 世界中へ
 どうぞしっかり 皆な教えたい
16.12  しかと聞け この元なると 云うのはな
 くにとこたちに をもたりさまや
16.13  この御方 泥水中を 見澄まして
 魚とみいとを 傍に引き寄せ
16.14  このたびの 残念と云うは 芯からや
 これを晴らす 模様ないかよ
16.15  このことを 神がしっかり 引き受ける
 どんな返しも すると思えよ
16.16  この返し 見えたるならば どこまでも
 胸の掃除が ひとりでけるで
16.17  今までは どのよなことも 見許して
 じっとしていた ことであれども
16.18  今日の日は もう日が詰んで あるからな
 どんなことでも 直ぐに返すで
16.19  このところ 止める心で 来るならば
 そのままどこへ 月日出るやら
16.20  出るのもな どんなことやら 知るまいな
 月日迎えに 出るで承知せ
16.21  今日の日は もう十分に 詰んである
 どのよな道が あるや知れんで
16.22  世界中 皆な一列は しかとせよ
 何時月日 連れに出るやら
16.23  今日の日は 珍しことを 云い掛ける
 何を云うとも 誰も知るまい
16.24  世界には 皆などこまでも 同じこと
 子供片付け こしらえをする
16.25

 いかほどに こしらへしたと 云うたとて
  その先なるは 誰も知るまい

16.26  月日には どんな思惑 あるやらな
 この道筋は 知りた者なし
16.27
 この先は どのよな夢を 見るやらな
 文句代わりて 心勇むで
16.28  どのような 珍し夢を 見るやらな
 これを合図に つとめに掛かれ
16.29  今日の日は どのよな事も 聞いている
 何時文句 代わることやら
16.30  どのような ことがありても 恨みなよ
 皆な銘々に することやでな
16.31  月日には 皆な一列は 我が子なり
 可愛い一杯 思うていれども
16.32  銘々に することばかり 是非はない
 そこでじっくり 見ているのやで
16.33  今日の日は 何も知らずに いるけれど
 明日にちを見よ えらい往還
16.34  この道が 見えたるならば どのような
 者でもかなう 者はあるまい
16.35  月日には どんな思惑 あるやらな
 この心をば 誰も知るまい
16.36  これをばな 見えかけたなら どこまでも
 胸の内をば ひとり澄み切る
16.37  これからは この世始めて 何もかも
 ないことばかり 云いかけるなり
16.38  今までは 人の心の 真実を
 誰か知りたる 者はなけれど
16.39  このたびは 神が表へ 出てるから
 どんなことでも 皆な教えるで
16.40  この話し どこのこととも 云わんでな
 身の内障り これで知らする
16.41  こんなこと 何で云うやと 思うなよ
 可愛いあまりで 云うことやでな
16.42  どのような ことでも我が身 することに
 神の知らんと 云うことはない
16.43  それゆえに 何もよろづを ことわりて
 そのゆえ掛かる 仕事なるぞや
16.44  今までは なによのことも じっくりと
 控えていたる ことであれども
16.45  しかと聞け 今までなるの 話しはな
 何を云うても 聞いたばかりや
16.46  今日の日は 道が急いで いるからな
 どんなことでも 早く見えるで
16.47  それゆえに 出かけてからは どうもならん
 そこで一列 思案するよう
16.48  今までも 神の口説きは 段々と
 いろいろ説いて 来たるなれども
16.49  いかほどに 口説いたとても 誰にても
 聞き分けがない 親の残念
16.50  ここまでも 容易な口説きや ないほどに
 このたびこそは 思案するよう
16.51  この話し 何と思うて 聞いている
 積もり重なり ゆえのことやで
16.52  今日の日の 神の残念 立腹は
 容易なることでは ないと思えよ
16.53  月日より ない人間や ない世界
 始め掛けたる 親であるぞや
16.54  そのところ 何も知らざる 子供にな
 太鼓止められ この残念みよ
16.55  このたびは 返しをば するほどに
 皆などこまでも 承知していよ
16.56  今日までは 何も知らずに いたけれど
 さあ見えかけた えらい楽しみ
16.57  この道は どんなことやと 思うかな
 世界一列 胸の掃除や
16.58  このことは 何のことやと 思うている
 神の残念 晴らすことやで
16.59  この先は どこの人とも 云わんでな
 胸の内をば 皆な見ているで
16.60  今日からは 月日出掛ける 働きに
 どんなことをば するや知れんで
16.61  今からの 月日働き するのはな
 どこでするとは 誰も知るまい
16.62  高山も 谷底までも 世界中
 一列を皆な あっちこっちと
16.63  月日より 世界中をば 働けば
 この治め方 誰も知るまい
16.64  それゆえに この鎮め方 一寸知らす
 一列早く 思案するよう
16.65  つとめでも ほかのこととは 思うなよ
 助けたいのが 一条ばかりで
16.66  それ知らず 皆な誰にても 段々と
 なんど悪しきの ように思うて
16.67  人間は あざないもので あるからな
 何を云うても 芯を知らずに
16.68  今日までは どんなことでも 云わなんだ
 じっとしていた この残念みよ
16.69  これからは 神の思惑 するからは
 どんなことをば するや知れんで
16.70  今までは 何も云うたり 思うたり
 ままにしていた ことであれども
16.71   この先は 神が支配を するからは
 どんなことでも まヽにでけんで
16.72  人間の 目えには何も 見えねども
 神の目えには 皆な見えてある
16.73  こしらえを やるのは暫し 待ってくれ
 泥水中へ はめる如くや
16.74  今までは どんなことでも 云わなんだ
 今日は何でも 云わねばならん
16.75  もう今日は 何でもかでも 見えるでな
 刻限来たら 月日連れいく
16.76  今日の日は もう十分に 詰んできた
 何時連れに 出るや知れんで
16.77  連れ行くも 一寸のことでは ないほどに
 多く見えるが 誰も知るまい
16.78  いかほどの 高いところと 云うたとて
 もう今日からは 文句代わるで
16.79  さあ思案 これから心 入れ替えて
 思案定めん ことにいかんで

16.80  もう今日は 十分に日も 詰んだから
  どんな仕事も 早く掛かるで
16.81  この仕事 何をするやと 思うかな
 月日世界を おりまわりする
16.82  一列を おりまわりをば したならば
 どこで月日が 連れて出るやら
16.83  月日より まわりかけたる ことならば
 まてしばし ないしよこはやいで
16.84  今までの 話しと云うは 何にても
 いひきたる ことばかりやで

【おふでさき17号】(1〜75)
17.1

 今までは 何の道やら 知れなんだ
 今日から先 道が変わるで

17.2

 この道は どういうことに 思うかな
 甘露う台の 一条のこと

17.3

 この台を どういうことに 思うている
 これは日本の 一の宝や

17.4

 これをばな 何と思うて 皆なの者
 この元なるを 誰も知るまい

17.5  このたびは この元なるを 真実に
 どうぞ世界へ 皆な教えたい
17.6  この元は いざなぎぃと いざなみの
 身の内よりの ほん真ん中や
17.7  そのとこで 世界中の 人間は
 皆なそのぢばで 始め掛けたで
17.8  そのぢばは 世界一列 どこまでも
 これは日本の 故郷なるぞや
17.9  人間を はじめたけたる 証拠うに
 甘露う台を 据えておくぞや
17.10  この台が 皆な揃いさえ したならば
 どんなことをが かなわんでなし
17.11  それまでに 世界中を どこまでも
 胸の掃除を せねばならんで
17.12  この掃除 どこに隔ては ないほどに
 月日見分けて いると思えよ
17.13  月日には どんなところに 居る者も
 心次第に 皆な受け取るで
17.14  今までは どんな心で いたるとも
 一夜のうちにも 心入れ替え
17.15  真実に 心すきやか 入れ替えば
 それも月日が 直ぐに受け取る
17.16  月日には 世界中は 皆な我が子
 可愛い一杯 これが一条
17.17  今までは どんなものでも 胸の内
 知りたる者は 更にあるまい
17.18  このたびは どんなところに 居る者も
 胸の内をば 皆な云うて聞かす
17.19  これまでは 壁ひとよにて 隔てたら
 何を云うても 一寸も知るまい
17.20  今日からは 横目振るまも ないほどに
 夢見たように 何をするやら
17.21  今までの 月日残念 と云うものは
 なかなか一寸の ことでないぞや
17.22  今日までは 何も知らずに いたけれど
 さあ見えて来た えらい本道
17.23  この道を 早く見とうて 急き込んだ
 さあこれからは 陽気尽くめや
17.24

 この話し どういうことに 思うかな
 筆の先から 見えて来たなら

17.25  今までは どのよなことも 聞いていた
 このたびこそは 残念晴らすで
17.26  この晴らし どういうことに 思うかな
 何時どこで 退くやらな
17.27  これまでの 長い道中 この残念
 一寸のことでは ないと思えよ
17.28  これからは この返しをば するほどに
 皆な一列は 承知していよ
17.29  世界中 どこのものとは 云わんでな
 月日しっかり 皆な見ているで
17.30  どのような ことを云うても 思うても
 月日知らんと 云うことはない
17.31

 この先は どのよなことを するにもな
 月日先へと ことわりておく

17.32  これからは 月日残念 出たならば
 どのよなことが あるや知れんで
17.33  今日の日は どのよなことも 詰んできた
 神の残念 晴らすみていよ
17.34  今までは この世始めた 人間の
 元なるぢばは 誰も知らんで
17.35  このたびは この真実を 世界中へ
 どうぞしっかり 教えたいから
17.36  それゆえに 甘露う台を 始めたは
 本元なるの ところなるのや
17.37  こんなこと 始め掛けると 云うのもな
 世界中を 助けたいから
17.38  それをばな 何も知らざる 子供にな
 取り払われた この残念わな
17.39

 しかと聞け この先なるは どのような
 返しあるやら これ知れんでな

17.40  月日より この残念と 云うのはな
 なかなか一寸の ことでないぞや
17.41  返しでも 一寸のこととは 思うなよ
 どんなことをば 月日するやら
17.42  この話し 何と思うぞ 皆なの者
 神の残念 えらいことやで
17.43  今までは どのよな道も 段々と
 通り抜けて 来たるなれども
17.44  もちいとの 刻限来たら それゆえに
 じっとしていた ことであれども
17.45  今日の日は もう十分に 詰んできた
 刻限来たら 直ぐに返すで
17.46  この日わな いつのことやと 思うている
 二十六日が 来たることなら
17.47  それからは 何でもかでも 真実の
 心それぞれ 皆な表わすで
17.48  こんなこと 何で云うやと 思うなよ
 可愛いあまりで 云うことやでな
17.49  月日には 世界中の 子供わな
 可愛いばかりを 思うているから
17.50  それゆえに 世界中を どこまでも
 胸の掃除を したい故から
17.51  この掃除 どういうことに 思うている
 助けばかり 思うているから
17.52  助けでも 悪しき直す までやない
 珍し助け 思うているから
17.53  この助け どういうことに 思うかな
 病まず死なずに 弱りなきよに
17.54  こんなこと 今までどこに ないことや
 この証拠うを 知らしたさやで
17.55  これまでは どこ訪ねても ないことや
 このたび神が 始めたさやで
17.56

 今日までは どんな道やら 知れなんだ
 これから先は 道を知らせる

17.57  この道は どういうことに 思うかな
 月日残念 一条のこと
17.58  この残念 何のことやと 思うかな
 甘露う台が 一の残念
17.59  この残念 一寸のことでは ないほどに
 どんな返しを 月日するやら
17.60  どのような ことがありても 恨みなよ
 皆な銘々に しておいたのや
17.61

 この先は 世界中は どこまでも
 高山にても 谷底までも

17.62  これからは 世界一列 段々と
 胸の掃除を すると思えよ
17.63  この掃除 何と思うぞ 皆なの者
 神の心を 誰も知るまい
17.64  月日には どんな残念が あるとても
 今までじいっと 見許していた
17.65  さあ今日は 日も十分に 詰んできた
 何でも返し せずにいられん
17.66  この返し 何のことやと 思うている
 神の残念 ばかりなるぞや
17.67  この残念 一寸のこととは 思うなよ
 積もり重なり ゆえのことやで
17.68  月日には 世界中は 皆な我が子
 可愛い一杯 思うていれども
17.69  それ知らず 皆な一列は 銘々に
 埃ばかりを 思案している
17.70  この心 神の残念 思うてくれ
 どうも何とも 云うに云われん
17.71

 今までの ようなることは 云わんでな
  これから先は 悟りばかりや

17.72

 この先は 何を云うやら 知れんでな
 どうぞしっかり 思案してくれ

17.73  さと々 たをと々 ひよさま々
17.74  この話し 合図立て合い 出たならば
 何についても 皆なこの通り
17.75  これをばな 一列心 思案頼むで

【おふでさき号外】
  「おふでさき号外」三首。

 にちにちに こころつくした ものだねを かみがたしかに うけとりている
 しんじつに かみのうけとる ものだねは いつになりても くさるめはなし
 だんだんと このものだねが はえたなら これまつだいの こうきなるぞや




(私論.私見)