教祖は、「お道」の指導者に対して「棟梁」(とうりょう)という大工用語を使って諭されている。その用語には、荒き棟梁、建前(たてまえ)棟梁、小細工(こざいく)棟梁、鉋(かんな)棟梁の四棟梁がある。荒き棟梁とは、直訳では「山の中へ分け入って荒木を切り出す棟梁」という意味になる。意訳では、困難が待ち受ける局面に雄々しく立ち向かい「お道」を牽引する指導者と云う意味になろう。天理教青年会員はこの「荒きとうりょう」を自任していることから、天理教青年会の代名詞として使われている。組織の全体を立体的に束ねるのが建前棟梁で、その建前棟梁を補佐して細かい指示を出すのが小細工棟梁。これをさらに補佐して信仰に磨きをかけるのが鉋棟梁と云う関係にあるものと思われる。
御神楽歌、お筆先には次のように記されている。