「年中是皆良日」(上村福太郎「教祖の御姿を偲ぶ 改訂新版」212−213p(道友社新書、平成5年10月発行)。稿本天理教教祖伝逸話篇173「皆、吉い日やで」もほぼ同文)。
教祖は、高井直吉に、「『不足に思う日はない。皆な吉(よ)い日やで。世界では、縁談や棟上げなどには日を選ぶが、皆なの心の勇む日が一番吉い日やで』と教えられた」。
「教祖から教えて頂かれた高井猶吉先生のお話し。陽気楽しみをもって、この世をはじめた。
一日 |
もののはじまりは一なるが故にはじまり。 |
二日 |
よきこと二つよせるとたっぷり。 |
三日 |
みにつく身についてくる。 |
四日 |
しやわせ。 |
五日 |
りをふく。 |
六日 |
六だいはじまる。くにとこたちのみこと、をもたりのみこと、いざなぎのみこと、いざなみのみこと、くにさづちのみこと、月よみのみこと。 |
七日 |
なんにもいうことない。 |
八日 |
八方ひろがる。 |
九日 |
苦がなくなる。 |
十日 |
十ぶん。 |
十一日 |
十ぶんはじまる。 |
|
以下、同じく十ぶんの下に二から十までの文句をつけてとなえること。たとえば、十分苦がなくなるの如し。 |
二十日 |
十ぶんたっぷり。 |
二十一日 |
十ぶんたっぷりはじまる。 |
|
以下、十ぶんたっぷりの下に、二から九までの文句をつづけてとなえること。たとえば、十ぶんたっぷり苦がなくなるの如し。 |
三十日 |
十十たっぷり。 |
|
一月は三十日、三十日が十二あつまって一ヵ年、年中悪い日はないはずのこと。 |
|
|