ほんみち不敬事件2 |
更新日/2019(平成31→5.1栄和改元)年.4.6日
(れんだいこのショートメッセージ) |
【「ほんみち派第二次不敬事件」】 |
1938(昭和13).8.12日、天理本道派が、1928(昭和3)年の「ほんみち派第一次不敬事件」に続いて書信bU「憂国の士に告ぐ」と題した書信を発表し大阪朝日、大阪毎日の両新聞社へ届けた。文面は、再び大戦と国家滅亡の危機を予言警告し天皇の神格を否定するものであった。10月半ば、天理本道派が、二人一組の説明班を編成し、書信、教理、教義解説書、泥海古記を持たせて警察署、検事局、憲兵隊へ出向かせ、配布した理由を説明させた。全国の信徒が約900万部を個別配布して廻った。11.21日早朝、警察検察当局が、天理本道派の大弾圧に乗り出した。第一次一斉検挙で約1千名の信徒が検挙、約400名が収監、149名が逮捕された。一斉検挙後も書信が配布され続け、当局が手を焼いた。翌1839(昭和14)年5月、第二次一斉検挙206名が逮捕され、全部で273名が起訴された。世にこれを「ほんみち第二次不敬事件」と云う。ちなみに昭和10年の「第二次大本弾圧事件」で起訴された信徒は61名である。教祖の大西愛治郎は治安維持法違反及び不敬罪違反で起訴され無期懲役の判決を受け、教団の結社禁止命令も下された。 |
(私論.私見)