抽冬(ぬくとう)鶴松

 (最新見直し2015.10.26日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、「抽冬(ぬくとう)鶴松」を確認しておく。

 2007.11.30日 れんだいこ拝


【抽冬鶴松(ぬくとう つるまつ)】
 元治元年、生まれ。
 昭和3年、出直し(享年65歳)。
 元治元年、生まれ。
 16歳の時、教祖に胃病を助けて頂いて入信。懸命に布教に励む。
 明治25年、大鳥教会設立。初代会長になる。翌年から、高安の役員として活躍。
 昭和3年、出直し(享年65歳)。
 67「かわいそうに」。

【抽冬鶴松逸話】
 67「かわいそうに」。
 抽冬鶴松は、幼少から身体が弱く、持病の胃病が昂じて、明治12年、16才の時に、危篤状態となり、医者も匙を投げてしまった。この時、遠縁にあたる東尾の伝手で、浅野喜市が、にをいをかけてくれた。そのすすめで、入信を決意した鶴松は、両親に付き添われ、戸板に乗せてもらって、十二里の山坂を越えて、初めておぢば帰りをさせて頂き、一泊の上、中山重吉の取次ぎで、特に戸板のお許しを頂いて、翌朝、教祖にお目通りさせて頂いた。すると、教祖は、「かわいそうに」と、仰せになって、御自身召しておられた赤の肌襦袢を脱いで、鶴松の頭からお着せ下された。この時、教祖の御肌着の温みを身に感じると同時に、鶴松は夜の明けたような心地がして、さしもの難病も、それ以来薄紙をはぐように快方に向かい、一週間の滞在で、ふしぎなたすけを頂き、やがて全快させて頂いた。鶴松は、その時のことを思い出しては、「今も尚、その温みが忘れられない」と一生口癖のように言っていた、という。




(私論.私見)