■美容師全裸失血死体遺棄事件
この事件は、平成5年(1993)1月13日、茨城県の旧・八郷町、現在の石岡市の山林で、同じ茨城県の旧・石下町、今の常総市に住んでいた美容師の谷嶋美智子さん(22)が胸などを十数箇所、刃物で指されて殺害されているのが見つかった事件。警察は、殺人・死体遺棄事件として現場周辺で3万3千人に聞き込み調査を行うなどして捜査を進めてきました。しかし有力な情報が得られず2008年13日午前0時に時効を迎えました。以下は三澤省吾『法医学事件ファイル 変死体・殺人捜査』日本文芸社からの引用です。
女性は全裸のまま、S郡H町の国有林に遺棄されていた。今でもはっきり覚えているのは、死体がとてもきれいだったことである。血も綺麗に拭き取られていて、全身を洗い清められているようであった(タコ注:血液が殆んど残っていなかったので- 一説には半分- 青黒い死斑が無い)。胴と首に5箇所ほどの鋭利な刃物による刺し傷がある。うち4箇所の刺し傷は心臓に達していて、死因はそれによる失血死だ。凶器は現場に残されていなかったが推定すると頃、幅1~1.5センチ、長さ10センチ以上の鋭利なノミ、あるいはヘラのようなもの。(中略)平成5年(1993)1月13日午後4時頃、S郡H町の国有林内にある林道脇の斜面で、筑波山に遊びに来ていた会社員が車で通りかかったところ、仰向けの状態で倒れている全裸の女性を発見した。現場はH町からA峠を通って、S村に通じる町道から山道を西へ40メートルほど行った切り通し状の右斜面。I警察署の駐在所からは、南西方向に約3キロ、表筑波スカイラインのA峠から北へ約1.2キロ下った山の中腹であった。(中略)死体の現場の状況から、争った跡も無いし、失血死なのに一滴の血痕も見つかっていないので、被害者の女性はどこか別の場所で殺害され、山道の林に運ばれて遺棄されたと断定した。(中略)傷口には繊維やゴミなどの付着物が全く無い。
この事件は、平成5年(1993)1月13日、茨城県の旧・八郷町、現在の石岡市の山林で、同じ茨城県の旧・石下町、今の常総市に住んでいた美容師の谷嶋美智子さん(22)が胸などを十数箇所、刃物で指されて殺害されているのが見つかった事件。警察は、殺人・死体遺棄事件として現場周辺で3万3千人に聞き込み調査を行うなどして捜査を進めてきました。しかし有力な情報が得られず2008年13日午前0時に時効を迎えました。以下は三澤省吾『法医学事件ファイル 変死体・殺人捜査』日本文芸社からの引用です。
女性は全裸のまま、S郡H町の国有林に遺棄されていた。今でもはっきり覚えているのは、死体がとてもきれいだったことである。血も綺麗に拭き取られていて、全身を洗い清められているようであった(タコ注:血液が殆んど残っていなかったので- 一説には半分- 青黒い死斑が無い)。胴と首に5箇所ほどの鋭利な刃物による刺し傷がある。うち4箇所の刺し傷は心臓に達していて、死因はそれによる失血死だ。凶器は現場に残されていなかったが推定すると頃、幅1~1.5センチ、長さ10センチ以上の鋭利なノミ、あるいはヘラのようなもの。(中略)平成5年(1993)1月13日午後4時頃、S郡H町の国有林内にある林道脇の斜面で、筑波山に遊びに来ていた会社員が車で通りかかったところ、仰向けの状態で倒れている全裸の女性を発見した。現場はH町からA峠を通って、S村に通じる町道から山道を西へ40メートルほど行った切り通し状の右斜面。I警察署の駐在所からは、南西方向に約3キロ、表筑波スカイラインのA峠から北へ約1.2キロ下った山の中腹であった。(中略)死体の現場の状況から、争った跡も無いし、失血死なのに一滴の血痕も見つかっていないので、被害者の女性はどこか別の場所で殺害され、山道の林に運ばれて遺棄されたと断定した。(中略)傷口には繊維やゴミなどの付着物が全く無い。