手抜き&両がかり定石
【
手抜き&両がかり
】
(1-2-15)
星&1間高ガカリに対する、手抜きに対する小ゲイマ両がかりの手である。
応じ方としてA(コスミ出し)、B(サガリ)、C(元カカり石への下ツケ)が考えられる。
A()
B()
C()
「
彦坂直人のこの定石ほんとかな、(2)安易な三々入りは不満
」(読売新聞 2009/04/14掲載)参照。
問題図
黒5に白6とかかり、黒7の両ガカリに白8、10とツケノビました。黒先如何。
疑問図
黒1三々入り。白2押さえ、黒3渡り、白4切りまで。定石となっているが疑問である。全体の配置によるが部分的には白が厚い。本図では右下隅のカカリがいい位置にあるので白がはっきりいい。白Aと詰めてBの置きを見るのも有力だし、Cと伸びて利かす場合もありそう。
推奨図
黒1ツギ。こう頑張るべき。白2に黒3ハネ、白4コスミに黒5カケツギ。白6の曲がりは攻防の要点。ここから競り合いになるが互角の戦いが予想される。蛇足になりますが、白4でAと押さえ、黒B、白C、黒Dと渡られるのは黒の実利が大きく、白が甘い。
有力図
黒1トビツケ。この手も有力。白2、4のワリツギ以下、6の当てから8と曲げ、10の二間バサミなら、双方不満のない穏やかな進行。
(私論.私見)