囲碁吉の本稿サイト意志と囲碁ソフト作成ご指導のお願い

 更新日/2017.2.4日  

 (囲碁吉のショートメッセージ) 
 ここで、「囲碁吉の本稿サイト意志と囲碁ソフト作成ご指導のお願い」を述べておく。

 2005.6.4日、2014.1.4日再編集 囲碁吉拝


【囲碁吉の本稿サイト意志】 
 「囲碁吉の本稿サイト意志」を代弁する格好の文章に出くわしたので転載しておく。
 「囲碁万華鏡」(三堀将、大陸書房、1980.8.10日初版) 基礎が大切(93P)

 何事にも基礎が大事だということを、最近、私はアナウンスの勉強に立ち会って、改めて痛感した。言葉の発言などというものは、誰でもが一般的にはほとんど苦心したことがないであろう。しかし、アナウンサーになる人とか、俳優になる人とかは、まず基礎として、アイウエオの発音から根本的に苦労して修練し直すのである。第一に姿勢を正しくしなければならない。口をできるだけ大きく開いて、腹から声を出すのである。明快でなければならない。

 私の知っているある若者は、どちらかといえば、早口で小声でこごみ加減にモノをいうので、私たちは陰気な印象を受けていたが、この青年がアナウンスを本格的に勉強し出してから、非常な変わり方を示してきたのであった。彼は胸を張ってモノをハッキリいうようになった。以前なら聞き返さねば判らぬことの多かった彼の言葉は、明瞭でかつ耳に快く響くようになった。彼から受けた暗い感じが、一度に払拭されて、彼は急に明るい青年になったのである。

 私は今にして、なぜ小学校で、もっとこうした音声表現の正しい訓練をしないのだろうと、不思議に思うのだ。音声の高低、強弱、長短、明暗、硬軟、アクセント、ポーズ、変化等、私たちは義務教育で、もっと徹底的に教えられてよいものだと思うものだ。

 碁もまた、そうである。碁をたしなむ人は実に多いが、見よう見まねで打つ人ばかりで、ほとんどが基礎の訓練を経ていない。最近、日本棋院では碁の基礎講座を行っている。私の知友のザル吉君がこの講義に通学したが、とたんに彼は、これまでの碁仇を軒並みに打ち込んで、抜群の成績を上げだした。わずか半月ほどの受講だったが、講師が理論派の村島八段だったとかで、彼はいまだに村島先生をおおいに徳としているのである。

 いっぽう教えるほうからいっても、碁は数学でも力学でもあるが、この際に基礎学を確立して、公理から定理を理論的に打ち立てねばならときである。定石にしても死活にしても、これまでの考え方は暗記第一であり、経験万能だけでしかない。私たちは十年計画でもよいから、囲碁の基礎科学の決定版を衆知を集めて完成すべきだろう。
(私論.私見)
 囲碁吉が云いたいことを三堀節で聞かせてもらった気がする。付け加えるとすれば、「囲碁吉サイト/囲碁堪能」が三堀氏の思いを受けた衆知の一つとして作成されつつあるということだろう。それと、囲碁とは関係ないが、三堀氏の平明文に感銘を受けた。これを機にさらに囲碁吉の日本語文に磨きをかけたいと思う。

 2015.1.4日 囲碁吉拝

【著作権狂と闘う】 
 本サイトの冒頭で「これは便利、プロの棋譜がネットで見られます。その心がうれしいやね」として推奨サイトを紹介していたところ、2014.1.22日現在、紹介サイトの殆どで「サイト消滅」、「ブロック措置」されており手習いできなくなっている。残ったサイトでも、辛うじて棋譜を見るには見られるがコピーをできなくしているものが多い。いつからかようになったのか分からないが比較的最近だろうと思われる。何故にかようなことをするのか解せないが馬鹿は死ぬまで治らんだろうな。著作権登場の歴史的背景と意味の正確な理解を知らぬまま、単なる風潮に合わせる愚昧野郎野女が多過ぎる。こういう手合いは何をやらしてもダメ男ダメ女の手合いである。そういう野郎野女は囲碁も決して強くなれない。これを囲碁吉が請合っておく。

 新聞社の棋戦の棋譜も見られなくなっている。これも例の著作権狂の為せる技であろう。滅び行く者はお似合いで滅び行くようなことをする典型だろう。その点、中国の棋譜は見られる。どちらがアホウかそのうちはっきりするだろう。著作権狂の無知蒙昧に汚染されている限り文化と云う文化が廃れることがはっきりしよう。本質的な意味でのアホウが人の世の上に立たないよう、権力棒を振り回さないよう祈る。

 2014.1.22日 囲碁吉拝
 新聞社の棋戦の棋譜も見られなくなっている。これも例の著作権狂の為せる技であろう。その点、中国の棋譜は見られる。どちらがアホウかそのうちはっきりするだろう。著作権狂の無知蒙昧に汚染されている限り文化と云う文化が廃れることがはっきりしよう。本質的な意味でのアホウが人の世の上に立たないことを祈る。

 知人が「囲碁 梁山泊」(2015玄冬号)をプレゼントしてくれた。何気なく読んでいると、森正夫氏の「囲碁データベースの構築(下)」に出くわした。気に入った箇所を引用(転載)しておく。
 「囲碁データベースの現状が低調なのは、蓄積され、信頼性があり、活用できる、公開された、データが存在しないことで、原因は棋譜に著作権があるという、日本棋院(及び関西棋院)の見解にあるのではないだろうか。技術的には、昔に比べて高度な分析ができ、使い勝手の良いデータベースの構築が可能と思う。誰もが利用できる、開かれた囲碁データベースの構築は、アマチュアばかりでなく、プロ棋士にとっても喫緊の案件と思う」。
 「(将棋の場合)年間二千局ほどの棋譜がインターネットで、全てパソコンで検索できるようになっている。前日行われた将棋をすぐに知ることができるとともに、過去十年分、約2万局の棋譜がデータ化されており、棋士別、棋戦名、局面などからも検索できる。全てのデータが早く、公平に行き渡る。情報が平等に入るようになったのは一つの進歩である。(中略)また、『局面指定』はよく使う。ある局面が過去にあったかどうか検索するのだが、自分が指した将棋を見て、『あのときはこんなふうに指せたのか』、『こういう手だったのか』と新しい発見をしたりする」(羽生善治「決断力」)。
 「(将棋の場合)データベースには1974年から今日までの約9万局が収められており、局面ごとに勝率まで算出されるすぐれものだ。このデータベースを有効活用できるかが、棋士同士の勝敗をも左右している」(渡辺明「勝負心」)。
 「プロ棋士は総譜を見れば楽に手順を追えるという。しかしアマチュアはそうはいかない。プロでもコウが多発する譜では、手順を追うのが大変だと思う。棋譜をパソコンで再生すれば、一手一秒に設定すれば総手数300手の棋譜を5分ほどで鑑賞できる。類似布石を検索できるようになれば、研究に大きな助けになるだろう。日本の囲碁ファンが、棋譜の閲覧を制限されている一方、中韓のファンは日本の棋譜を自国のサイトで自由に閲覧できるという矛盾は解消されなければならない。その為にも世界中の棋譜を手軽に検索できるデータベースの一日も早い出現が望まれる」。

 御意御意。こうなったら性分で、囲碁吉が自前で作成してオープンにしてやらぁ。そう決意した。

 2014.1.22日、2015.2.6日再編 囲碁吉拝

【囲碁ソフト(囲碁吉のお願い)】 
 只今、棋譜づくりのできる囲碁ソフトを探しております。次の条件が満たされるものを探しております。

 1、自由に定石図の作成ができる。
 2、譜面は黒石、白石の中に数字が打ち込めるものであることを要す。
 3、作図した棋譜をホームページにコピー貼り付けして文字化けしない。

 この三つが可能なソフトなら有料でも構いません。どなたか教えてください。それらしいソフトをネット検索で見ましたが、こちら初心者なので利用の仕方がちんぷんかんぷんで困っています。

 このソフトが欲しい理由は、囲碁吉の棋譜を残して確認したいためです。当然、他の人の棋譜取りのお世話もできるようになります。史上の名局棋譜も写してサイトアップできます。何故にこれをしたいのか。それは、名局棋譜を習い自分の棋譜を点検することで格段に上手になれると思うからです。「知は力なり」と云う言葉がありますが、我々は余りにも知の欠乏症に陥っており、そのレベルで幾ら対局を重ねても上手くなれないと思うからです。

 2014.4.28日 囲碁吉拝

【棋譜活用のおすすめ】 
 「棋譜活用のおすすめ/氣賀康夫」を転載しておく。
 囲碁の勉強のために、囲碁三田会会員の皆様に棋譜を活用することをおすすめしたいと思います。現在、15級から初段くらいの中級者は、棋譜を活用する習慣をつけるだけで、囲碁についての関心がさらに高まり、棋力の向上が期待できると思います。以下に、棋譜について基本的なことをご説明しておきます。

 1.棋譜とは

 棋譜とは、囲碁の対局内容の記録のことです。将棋と違い、囲碁では一旦盤上に置かれた石は原則として他の個所に移動することがありません。そこで、碁罫紙(碁盤のマス目を印刷した用紙)に、石が置かれた位置を数字で記録することによって、一局の碁を記録することができます。(例外は、石が囲まれて取られ、盤上から取り去られる場合であり、その取り跡に石が置かれると、その記録が難しくなります。この場合、欄外に、たとえば(52)の手が前に打たれた(6)と同じ個所に打たれたというような場合、(52=6)と記録します。

 プロの対局では、大切な碁には記録係がつくので、その場合は、記録係が棋譜を作ることになります。記録係のいない碁では、対局者の頭の中に記録が残りますが、それは時と共にあいまいになることがあるでしょう。そこで、多くのプロ棋士は対局の直後に打った碁を棋譜に書き込んで保存することを習慣にしています。

 2.対局内容の記憶

 アマチュアは一局の碁を打って、その内容をどのくらい覚えているものでしょうか。実は、最初から何手まで覚えているかは棋力に関係します。多分、初級者や、棋譜をとったことのない中級者は50手も記憶していないでしょう。よく10手目も忘れたなどとおっしゃいます。しかし、初段くらいになると、慎重に打った碁は100手くらいは対局直後には頭に記憶されているのではないでしょうか。五段くらいになると、その気になれば、150手くらいは普通に頭に記憶されます。プロに近いアマチュアはプロと換わりません。それでも、最後の寄せの手順が少しあやしいというような場合はあります。ですから、ほとんど250手の碁を完全に記憶しているということになります。

 ここで申しあげたい大切なことは、「初段になると100手覚えられる」という言い方もありますが、逆に言うと「100手覚えるようになれば初段が近い」ということも言えるのです。それはどういうことかというと序盤の(2)とか(3)とかいう手でも、慎重に作戦を考えて打つようになると、その思考が頭に残り、それが着手の記憶になるのです。ですから、100手覚えているということは100手、責任のある手を打っているということにつながるのですね。高段者が250手覚えるというのは対局者がある程度強く、双方の着手が会話のようなストーリーとして頭に記憶されるということなのであり、仮に対局相手が猿のようにでたらめに盤に石を置いたとしたら、全然覚えることはできないと思います。ですから、まず、皆様には、取れるところまで棋譜を採るとう習慣をつけるところからお始めになることをお勧めします。

 3.第一のお勧め

 そこで、第一のお勧めは、「碁罫紙」(日本棋院などで安く売っています。)を買い求め、手元に用意することです。そして、対局して、その後を記録しようと思ったら、その日のうちに思い出せるだけ思い出して、それを碁罫紙に書き込んでおくのです。ちなみに、専門家は黒の着手点に数字を黒または青のペンで書き記し、白の着手は、赤のペンで書き記すようにしているようです。もう一つお勧めの方法は、黒石は単なる数字だけ、白石は数字を丸で囲むという方法です。これはペンの持ち替えが要らないのでなかなか効率的です。

 4.第二のお勧め

 次にお勧めするのは、パソコンを使い、棋譜を作成したり、作成した棋譜ファイルを保存整理したり、棋譜ファイルを読み込んで、その進行を画面に表示して碁を鑑賞することができる便利なソフトウェアを活用することです。手軽に手に入るのはPocketGobanというソフトウェアです。作者の政光順二さんが誰でもただで使ってよいとされたので、だれでも無料で簡単にダウンロードできます。ダウンロード場所は、インターネットの検索でPocketGobanを検索すれば見つかると思います。PocketGobanのホームページからダウンロードした内容は凍結されたファイルですが、そのアイコンをクリックすると自動的に解凍し、PocketGobanの碁盤のデザインのアイコンが作られます。これをクリックすれば直ちにPocketGobanが立ち上がります。

 5.棋譜ファイル

 棋譜は一般的には、碁罫紙に数字を書いたものですが、コンピュータで活用する棋譜ファイルはアルファベットや数字で暗号化されたファイルになっています。その形式はいろいろ種類がありますが、現在一番広く使われいるのが .sgf というファイルの形式です。

 6.PocketGoban の利用方法<鑑賞>

 PocketGobanがあれば、他人から入手した.sgf形の棋譜ファイルを読み込むことができます。(ファイル(F) 開く(O)と操作して、あとはファイル名を指定するだけです。)読み込むとその碁を一手ずつ実戦の進行どおり画面に表示することができます。(「↓」で操作します。)これだけで記録された碁の鑑賞が可能です。一例ですが、仮に秀策全集というような .sgfファイル集があれば、それを好きなときに呼び込んで、パソコン場面で鑑賞することができることになります。

 7.PocketGobanの利用方法<棋譜作成>

 碁罫紙に書かれた棋譜があるとしますと、それを見ながら一手ずつ石の位置をPocketGobanの碁盤上に書き込んでいくことができます。これはマウスで矢印を着手の点に合わせてクリックすること行います。そのためには画面上の「入力」というスイッチを押しておきます。また、打った碁が頭に残っているときは、碁罫紙がなくても、PocketGobanの碁盤上に石をマウスで書き込んでいって、棋譜ファイルを作ることができます。作成した棋譜は必ず、ファイルの名前をつけて適当はフォルダーに保存することをお勧めします。(ファイル(F)名前を付けて保存(A)と操作します。)

 8.総譜の印刷

 PocketGobanを活用すると、碁罫紙の棋譜を .sgf ファイルにすることができるだけでなく、逆に .sgfファイルをもとに、あたかも碁罫紙に書かれたような総譜を印刷することも可能です。それは、碁を最後まで進行させておいて、ファイル(F)の印刷(P)を命じればいいのです。なお、画面の「コピー」というボタンを押して、画面を取り込む方法がありますが、それを上手に活用すると、ある局面で盤全体あるいは一部を写し取り、WORDのようなワープロソフトの文書に貼り付けることも可能です。この方法を活用すると囲碁ライナーの方は、観戦記などの原稿を作ることすらできるでしょう。

 9.棋譜ファイルの送受信

 棋譜はパソコンのどこかに「棋譜」というような名称のフォルダーを作っておいて、そこにファイルをどんどん溜め込んでいくことをお勧めします。いつも打つ好敵手との碁などは、例えば KatoYamashita-001という具合に番号化しておくと整理がしやすいでしょう。そうすれば、将来いつでも読み出して並べてみることが可能です。

 棋譜ファイルを友達や先生に送って見てもらうことも可能です。相手が棋譜管理ソフトを持っているという前提ですが、上記のように記録された棋譜ファイルをそのままEメールに添付してメールを発信すれば相手に到着します。この手法を活用すると、碁敵と感想戦をやることもできますし、先生に評をお願いすることもできます。

 10.PocketGobanのコメント欄の活用

 PocketGobanの画面に「コメント」というスイッチがありますが、これをONにしておくと、コメント欄に文章を自由に書き込むことができます。それは編集ボタン(E)を押し、コメント(C)の欄に、ワープロの要領で文章を書き込めばいいのです。書き込んだコメントは「コメント」スイッチをONにしてあれば誰でもそのまま読めます。したがって、棋譜にコメントを書き込んでEメールで文通交換すれば、感想戦をどんどん進めることができるのです。

 11.変化の検討

 PocketGobanには実戦の棋譜情報の記録のほかに、実戦の途中からの変化図を作る手続きも用意されています。その方法をマスターするとなかなか便利なのですが、最も簡単なのは、棋譜ファイルで手順を進行させて、「ここから変化を並べたい!」というところから「入力」スイッチをONにして、変化手順をマウスで入れていくとう方法です。ただし、この簡易法は便利ですが、検討が終わったら必ず、終了の手続き(X)で、「…への変化を保存しますか?」質問されますから、これには必ず、「いいえ」と応えなければなりません。これを間違えて「はい」と操作すると、元のファイルが書き換えられてしまい、復元ができなくなります。この方法を取る場合に、それだけはご注意ください。

 12.ネット碁の  .sgf ファイルの入手

 金子さんが席亭を務めてくださっているネット碁については、KGSの事務局に打った碁の.sgf ファイルがかなりの長期間、自動的に保存されています。 これはKGSの基本ページから記録をダウンロードする手続きを進めれば、自分のパソコンに棋譜ファイルを呼び込んで保存することが可能です。このサービスの活用をぜひお勧めします。

 13.ボード碁の  .sgf ファイルの入手

 小泉さんが席亭を務めてくださっているボード碁の場合には、対局中いつでも、画面のSGFというボタンを押して、.sgf ファイルを呼び込むことができます。SGFボタンを押すと、左下の欄に記号が一括表示されますから、それをドラッグ&ペースト(マウスを左クリックしたままポインター(矢印)を引きずって色を青に変える。)して、それをそのままコピーし、別に開いたメモ帳にそれを貼り付け手続きすればいいのです。できたファイルはテキストファイルですが、PocketGobanで読み込めば、それは.sgf ファイルとして機能します。ボード碁ではこの方法で途中までの棋譜をファイルに読み込めますが、終局してから手続きすれば、それが完全な総譜になります。なお、ボード碁の場合には、事務局に棋譜を残す制度がありませんので、終局して棋譜を消去すると再現ができなくなります。このことを覚えておいて下さい。

 14.棋譜の使い方についてご質問のあるかたはご遠慮なくご質問ください。
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