党内における「排除の論理」の瀰漫との闘争 |
(最新見直し2010.05.18日)
(れんだいこのショートメッセージ) |
「党内における『排除の論理』の瀰漫との闘争」がなぜ重要か。それは、組織の活性と不活性の分水嶺となっているからである。木村愛二氏の指摘により「偽の友は公然の敵より悪い」(A false firiend is worse than an open enemy)、「公然の敵の方が偽の友より良い」(An
open enemy is better than a false friend)という諺があることを教えられた。れんだいこ風に云えば、「甘言と糖衣錠理論はむしろ害悪であり、昔からの『良薬口に苦し』の教えの方が為になる」と云うことになる。 この戒めが何ゆえ重要かというと、組織にはそれを活性化する教え、理論、躾と逆に不燃化するものとがあり、これを見極め利用しないと反対の結果に陥るということを危惧するからである。薬自体は糖衣錠であろうが苦(にが)薬であろうが、それ自体の考察はあまり意味がない。それによる効果の吟味の方が大事で、その投与によりどういう効果がもたらされているのか、それは有益か害悪か中途半端か、即効性か遅効性か滋養強壮的かの考察の方こそ実践上意味がある。 もっと端的に云うなら、組織を「生き生きワクワク」させるものか、「士気阻喪」させるものか、普段に吟味せねばならない。何気なく優しそうな善そうな話、理論、躾に丸め込まれて脳死、不貞寝、植物人間化させられる愚は避けねばならない。こういう関心から「組織の活性と不活性の分水嶺考」をしてみたいと思う。 2003.7.1日れんだいこ拝 |
【「ぶどうの房」型組織論へ転換せよ】 | ||
「ぶどうの房型組織論」というものがある。日本左派運動が獲得すべきものはこれではなかろうか。永原慶二氏は、「ぶどうの房型組織論」について次のように述べている。
れんだいこが畏敬する天理教教祖の中山みきは、同じ「ぶどうの房の例え」で次のように諭されている。明治16、7年頃のお話し。久保小三郎が子供の楢治郎の眼病を助けていただいて、お礼参りに妻子を連れておぢばへ帰らせて頂いた時のこと、教祖は赤衣を召してお居間に端座しておられた。取り次ぎに導かれて御前へ出た小三郎は、恐れ多さに頭も上げられないほど恐縮していた。しかし楢治郎は当時7,8歳のこととて気兼ねもなくあたりを見回していると教祖の傍らに置いてあったブドウが目に付いた。それでそのブドウをじっと見つめていると、教祖は静かにその一房をお手になされて次のように仰せられた。
れんだいこが、「ぶどうの房の例え」をなぜ重用するのか。それは、宮顕式排除の論理と真っ向から対抗しているからである。どちらの話が本当なのか、こういうところを胸に手を当て考えねばならない。何でも「マルクスの言によれば」を持ち出す必要はない。日本左派運動の創造理論として自前の論理と論法を持たねばならない。 2010.5.18日 れんだいこ拝 |
Re:民主党の横路−鳩山論争について 投稿者:れんだいこ ( 12/18 19:49:19 ) |
民主党代表・鳩山氏の憲法改正積極発言と横路副代表の反対発言が表面化している。これを考えて見ることも大事だと思う。こういう論議は散発的にせず、きちっとした党内委員会を設置し、継続論議することが望ましいように思われる。自由党党首・小沢氏も積極発言しているので巻き込んでやったら良いとも思うが、やりきる力があるだろうか。しかし、こういうことに関する党としての見解を確立しておかないといつまでたっても政権担当能力が身につかない。
仮に、この論議を深めることによって亀裂が修復不能となったら、どちらかが分党すればよいとも思う。それに応じて再結合もすればよい。こういうけじめをせずに自民党のケチつけ批判に終始するこれまでのやり方には食傷だ。森にせよ中川氏が誰と会食しようが勝手だろうに、何年も前の出来ごとを持ち出していっぱしの正義論をぶつ。そして自分の番になったらしどろもどろで逃げ隠れする。こういう茶番劇を我々は見飽きてしまっている。 次に党内論議してもらいたいことは、やはり経済の活性化であろう。くれぐれも云っておくが、共産党中央の言う政策の反対が正しい。決して連中の建前論に引っ張られてはならない。胡散臭い連中の言うことはやっぱし胡散臭い政策しか出せない。ところが、どうやら民主党まで公共事業の見直しという名目での予算削減策に追随しつつあることは馬鹿げている。議員のあっせん利得取り締まり法案も然りだが、あくまで適正さはどうあるべきかの論議を深めることが必要なのではなかろうか。責任を被る気もない連中の建前論に引きずられたら、官僚オールマイティー型の統制主義国家に誘われてしまう。既に十分すぎるほどそうだというのに、まだまだ足りないというのが連中の言い草だ。このままいったら、ホント息の根が止まるところまで云いつづけられるだろう。漬ける薬が無い連中の言い分なぞどうか聞かないように、トホホ。 一つ分からないことは、海外派兵を論ずるほど我が日本は今後とも豊かな国であり続けていくのだろうか。どうもここの認識が違うので、私は憲法改正積極発言論者についていけない。そういえば、この論者は大抵二世三世の坊ちゃん議員ばかりな気がする。出自庶民の大衆的政治家なら、今年の年末の忘年会の盛り上がりのなさ、夜の町の青息吐息の声を大層心配するだろうが、そのようなことを気にかける人士はいないみたいだ。派兵の仕方を心配するより日本の溶解状況を心配してくれれば良いのにと思う私はし過ぎなのだろうか。 |
▽中小企業融資違反事件について- れんだいこ ( 12/16 22:32:33 )
└▽Re:民主党の横路−鳩山論争について- れんだいこ ( 12/18 19:49:19 )
└▽Re:「保守本流」について- れんだいこ ( 12/23 13:36:34 )
└▽Re:民主主義について- れんだいこ ( 01/18 21:30:29 )
└-Re:民主主義論その二- れんだいこ ( 01/22 19:31:35 )
(私論.私見)