【チンケなれんだいこ批判考】

 更新日/2019(平成31→5.1栄和改元).6.16日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 どうでも良いような良くないような「れんだいこ批判」が出廻っているので確認しておく。ついでにコメントしておく。2012.8.7日現在、確認できるのは二点だが、書き手が同じような臭いがする。組織だった動きが行われようとしているのかも知れない。姉妹編「反感派感想記」。

 2012.8.7日 れんだいこ拝


【チンケなれんだいこ批判考その1】
 2012.8.7日、,ネット検索で遭遇した「日本国憲法擁護本当の自由主義と民主主義連合 法大ОBのブログ」の「久保田政男をたたえる、馬鹿のれんだいこ」を転載する。その前に確認しておけば、このサイトは次のような文言で政治的立場を示している。
 「南無妙法蓮華経!不幸の思想=スターリンが造った「レーニン主義の基礎」理論や、国粋主義ではなく、日蓮大聖人の大仏法と米国民主党や英国労働党や独国社民党や仏国社会党のような大衆民主主義のブログです。日本国憲法は自由主義・民主主義・平和主義・主権在民の日本国の宝です」、「改憲反対・戦争反対・共謀罪反対!」。

(私論.私見)

 何とも奇妙な得体の知れない政治的立場の表明である。冒頭に「南無妙法蓮華経!」とあり、法華経信者であることが分かる。「改憲反対・戦争反対・共謀罪反対!」とは言うものの「日蓮大聖人の大仏法と米国民主党や英国労働党や独国社民党や仏国社会党のような大衆民主主義」を理想としているらしい。思想は自由であるから相手にしないことにする。

 2012.8.7日 れんだいこ拝
 その掲示板とおぼしきサイトに次のような一文がある。れんだいこを直撃しているので、これを確認しておく。
 久保田政男をたたえる、馬鹿のれんだいこ 投稿者:パラノイヤ 投稿日:2011年10月24日
 追伸、れんだいこという反共馬鹿がいる。マルクスは、ユダヤ軍産と手先とするアホな公安スパイのような久保田政男の著書から引用までしている。久保田政男は、赤間剛に、三一書房刊行のフリーメーソンの秘密で、共産主義とユダヤは関係ないことを、つまり根も葉もないことを書いていると名指しで文中で、はっきりと大きな字で糾弾されているのだ。

 馬鹿のれんだいこの内ゲバ論は、あまり、納得がいかない。なぜなら、中核と革マル間に、ゲバルト戦争が起きたのか、現象面だけしか捉えていない。小西誠氏なら、中核も革マルも、一時的にスターリン主義にそまり、革命は、一党でしか成し遂げられないという論理に染まったからと内ゲバ検証で書いている。立花隆も、それに近い論理として、中核と革マルの戦争を宗教戦争と呼んだ。

 彼は、全体的に左翼に否定的である。あくまでも、左翼に対する反共的傍観者というスタンスをとっている。高元と悪流と同じようなものだ。公安の協力者である可能性も高い。もちろん、最近の分析はない。百万人署名運動に関心はない。法政文化連盟の運動にも興味はない。あるのは、内部ゲバルトを現象面だけで、あげつらうだけである。ではまた。
(私論.私見)
 この投稿者「パラノイヤ」とサイトの管理人との関係が分からないが、それなりに波長が合う関係なのだろうと推測する。それはともかく内容を確認するのに、れんだいこが、「反共馬鹿」とのことである。文になっていないが次のように述べている。「マルクスは、ユダヤ軍産と手先とするアホな公安スパイのような久保田政男の著書から引用までしている」。この書き方からすると、日本人ではないのかもしれない。次に次のように述べている。「久保田政男は、赤間剛に、三一書房刊行のフリーメーソンの秘密で、共産主義とユダヤは関係ないことを、つまり根も葉もないことを書いていると名指しで文中で、はっきりと大きな字で糾弾されているのだ」。れんだいこは、久保田政男と赤間剛のやり取りを知らないが、この御仁は知っている風である。かなり詳しいと云うことになる。

 れんだいこの内ゲバ論は「あまり、納得がいかない」とのことである。なぜなら、「現象面だけしか捉えていない」かららしい。それに比べて、小西誠、立花隆の立論は素晴しいとのことである。れんだいこの「検証学生運動」を読んでいない風である。読んでいれば、れんだいこの党派間ゲバルト論に対し、それなりの具体的な批判があり得よう。それがないと云うことは、読んでない上に為にする批判をしているからであると推理する。「為にする批判をしている」と云う意味では、これを仕事で請け負っている臭いがする。

 れんだいこ総評として、「彼は、全体的に左翼に否定的である。あくまでも、左翼に対する反共的傍観者というスタンスをとっている」と述べている。ところで、この御仁は左翼なのだろうか、と云うことが気にかかる。れんだいこが「公安の協力者である可能性も高い」と云う。己のことを棚に上げて、れんだいこを公安のスパイ呼ばわりするとはお笑いである。末尾で、「百万人署名運動に関心はない。法政文化連盟の運動にも興味はない。あるのは、内部ゲバルトを現象面だけで、あげつらうだけである」と述べている。何やら中核派のシンパのような書きぶりだが、中核派諸君にはえらい迷惑なヨイショであろう。


 結論として、くだらない駄文であるが、「為にするれんだいこ批判」の臭いがかなりきつい。今後こういうことが組織だって行われる可能性がある。その前触れの気がする。用心するに越したことはないと警戒しておくことにする。

 2012.8.7日 れんだいこ拝

【チンケなれんだいこ批判考その2】
 「社会批評社」の「内ゲバ廃絶・社会運動研究会 掲示板」の「れんだいこが好きな久保田政男」を転載する。
 れんだいこが好きな久保田政男 投稿者:加茂忍 投稿日:2011年12月31日
 れんだいこが大好きなユダヤ研究家に久保田政男という人がいる。マルクスがユダヤ軍産のロスチャルイドやロックフェラーとつながっているなどというやからである。三一書房刊の「フリーメーソンの秘密」赤間剛著で、赤間氏に、久保田政男のマルクスとユダヤ軍産が繋がるという理論は、まったく荒唐無稽と書かれたこともあるような似非学者なのだ。久保田によれば、日本軍部まで、ユダヤの傀儡だそうだ。共産主義とユダヤ軍産は、つながらない。一部の反ユダヤ主義の中に、ほんとうに、このような論理を展開するものがいるが、事実無根である。コシミズも一部、久保田の影響を受けているところがあるので、彼の主張にも、半信半疑しか私は耳を傾けない。
(私論.私見)
 久保田政男をたたえる、馬鹿のれんだいこ」が2011年10月24日、この「れんだいこが好きな久保田政男」は2カ月後の2011年12月31日の投稿である。内容的にも同じ臭いがする。

 のっけから「れんだいこが大好きなユダヤ研究家に久保田政男という人がいる」だと。久保田政男とは、「マルクスがユダヤ軍産のロスチャルイドやロックフェラーとつながっているなどというやからである。三一書房刊の『フリーメーソンの秘密』赤間剛著で、赤間氏に、久保田政男のマルクスとユダヤ軍産が繋がるという理論は、まったく荒唐無稽と書かれたこともあるような似非学者なのだ」そうである。「久保田によれば、日本軍部まで、ユダヤの傀儡だそうだ」と述べているので、この言を否定したいらしい気持ちが伝わる。次に「共産主義とユダヤ軍産は、つながらない」と確言している。その根拠を示さないので論評しようがないが、とにかくそういうことにしたいらしい。「一部の反ユダヤ主義の中に、ほんとうに、このような論理を展開するものがいるが、事実無根である」だと。これも根拠を示さずの確言なので論評しようがない。「コシミズも一部、久保田の影響を受けているところがあるので、彼の主張にも、半信半疑しか私は耳を傾けない」。「彼の主張にも、半信半疑しか私は耳を傾けない」の言い回しも変だ。日本人ではないことが分かる。

 ところで、もう一つ気にかかることがある。「れんだいこが大好きなユダヤ研究家に久保田政男という人がいる」だが非常に癖の悪い文である。れんだいこが大好きなのが「ユダヤ研究家」であり、その「ユダヤ研究家」の中に久保田政男が居ると云う構図なのだが、それなら、「ユダヤ研究家に久保田政男という人がいる」とすれば良いものを、れんだいこを叩くのが目的なので敢えて「れんだいこが大好きな」を挿入していることになる。しかして、れんだいこは、この一文に接するまで
久保田政男氏について殆ど知らない。れんだいこを批判するなら、れんだいこのユダヤ研究文ないしはれんだいこが言及したところのユダヤ研究家の言説を取り上げれば良いものを、殆ど知らない久保田政男氏を持ちだして批判すると云う論法はかなりマニアックなものである。「加茂忍」なる者の素姓とお里が知れる話である。

 せっかくだから、「久保田政男氏のフリーメーソン研究」を拵えた。
情報が入り次第に書き加えていくことにする。心せねばならぬことは、何やら左派風の見識で登場する者が「親ユダヤ」にして「反ユダヤ問題研究者」の姿勢を露骨にしていることが多過ぎることである。しかして論証も何もない。この性根はどこで形成されたものなのだろうか。繰り返し刷り込まれた洗脳技術によると窺うしかない。

 
 2012.8.7日、2012.8.13日再編集 れんだいこ拝

【チンケなれんだいこ批判考その3】
 2015.1.20日ブログ「為にする田中角栄悪評論を斬り捨てておく」の姉妹編として「為にするれんだいこ批判を斬り捨てておく」を発信しておく。とりあえずネタ元の「時事解説ディストピア」の2013.5.26日付けブログ「ちょっと笑ってしまった本」を確認しておく。執筆者のハンドルネームを「姓は習志野、名は権兵衛」としているので仮にNとする。

 Nは、概要「全共闘世代の連中は日本共産党をバッシングすればそれで万事うまくいくという宗教に凝ってるようで」と云う。この物言いで「新左翼批判、日本共産党支持」の立場の者であることが分かる。「宗教に凝ってるよう」との表現で宗教を格下に見て粗雑に扱う日共式科学主義者であることも分かる。

 Nは次にれんだいこに関して次のように述べている。
 「今回紹介する本は『検証 学生運動』というのだが、著者の名前が『れんだいこ』である。れんだいこ? 筆名にしてももう少しマシなのはなかったのだろうか。思いっきり2ちゃんのハンドルネームじゃないか。この著者は全共闘世代らしくホームページもあるのだが中身は基本的に共産主義のバッシングであり、本気でマルクス主義を評価しているのかさらさら怪しい御仁である」。

 Nはかくハンドルネームれんだいこに難癖をつけ、その著述に対して「中身は基本的に共産主義のバッシングであり、本気でマルクス主義を評価しているのかさらさら怪しい御仁である」と評している。Nが、手前の持論と同調しない諸説に出くわすと反マルクス主義と罵る御仁であることが分かる。

 Nは次に、れんだいこ処女作「検証学生運動(上下巻)」に関して次のように酷評する。
 「私は東ドイツのマルクス主義哲学の本をいくつか持っているけれど、シュティーラーとかダヴィドフとか、それなりに拍のある名前の人間が多い。外国でいえば、パブロ=ネルーダ、ユリウス・フチーク、パブロ・ピカソ 日本の共産党でいえば蔵原惟人とか鯵坂真とか結構立派な名前である。こんなおちゃらけたペンネームの奴が書いた本がリスペクトされる時こそ日本が本気でヤバい状態になった時だと私は思う」。

 Nの馬鹿さ加減は「日本の共産党でいえば蔵原惟人」としているところで満開している。れんだいこの見立てによれば、蔵原惟人は宮顕配下の子分であり早くよりの当局のスパイである。蔵原は日本プロレタリア文学運動の指導者として君臨してきたが、文学を政治に下僕させるいびつな方向への指導を旨としており、結果的に日本プロレタリア文学運動の破壊者でしかなかった。宮顕と蔵原こそが小林多喜二を嵌めた黒幕でもある。そのような蔵原をリスペクトして自慢していることになる。Nの蔵原好評は類は類を呼ぶとしか考えられない同じ穴のムジナ現象だろう。この後のNの評論はいいだもも批判、社会党批判に向かっている。いずれも「云うだけのマルクス主義護教、日本共産党賛美」に終始しており批評に値しないので割愛する。

 れんだいこの総評は要するに、Nの言論が粗雑過ぎ、政治と云う高等な対象を論じるには下等過ぎるのに、何を血迷うたか言論界に出て邪険を振り回しているとみなす。例えてみれば、囲碁のアマ初段程度の者が高段者を相手に囲碁論を闘わせ、それならまだしも、ここはこう打つべきだと着手まで指針せしめているような倒錯を感じる。N程度の粗脳論に逐一相手する必要はないのだけれども興が向いたので本稿をものし発信しておく。因果応報でブーメランが手前の脳天に戻ってきたと心得よ。

【チンケなれんだいこ批判考その4】
 「革労協スレッド13」より引用する。
 「90 : 革命的名無しさん[] 投稿日:2011/05/30(月) 11:27:11.14 >>74>>75
 れんだいことうちはだいこは全くの別人。れんだいこは元日共で、今は日共を全否定、「宮本顕治はスパイだった」とまで言うようになった人物。田中角栄をひどく尊敬・評価している」。

 これを採り上げるのは、この発言者が、れんだいこの宮顕論を否定し、否定的に「宮本顕治はスパイだったとまで言うようになった人物。田中角栄をひどく尊敬・評価している」と評していることによる。この評のレベルが革労協一般のそれなのか、ここでの評者がこの程度なのかは分からない。しかし、れんだいこからすれば、「れんだいこの宮顕論」を咀嚼する能力がないのが気にかかる。れんだいこは、学生運動党派の中で中核派、社青同解放派、ブント諸派についてはまずまず好意的なだけに、その側の党派ないしは党員の能力の低さには失望せざるをえない。「れんだいこの宮顕論」を否定、批判するのは構わない。しかしそれは、れんだいこ立論を正確に採り上げ、その上で論の間違いを指摘せねばならない。その作業を経ぬままのれんだいこ批判の作法こそ反動的なものではないかと思う。少なくとも、れんだいこの作法、所作にはないものである。

 2015.04.30日 れんだいこ拝





(私論.私見)