統一教会&勝共連合の歴史その3(1985(昭和60)年より) |
更新日/2023(平成31.5.1栄和改元/栄和5).3.10日
(れんだいこのショートメッセージ) |
ここで、「統一教会&勝共連合の歴史その3(1985(昭和60)年より)」を確認する。「統一協会について」、「 統一教会の現状」、「国際勝共連合50年の歩み」、「ウィキペディア(Wikipedia)世界基督教統一神霊協会の年表」その他を参照する。 |
【1985(昭和60)年】 |
1月、国際平和高速道路構想及び推進。 |
1月、民族派団体一水会代表の鈴木邦男が『朝日ジャーナル』2月1日号で、「勝共連合は民族主義運動の敵だ――文鮮明王朝建設に利用される日本の若者」と題して、統一教会の反共は方便であって、実際は共産主義的であり、文鮮明は日本人の贖罪意識を利用して、文王朝を目指していることなどを指摘。民族主義運動家たちが、統一教会を仲間とみなすことに警告を発する。 |
4.16日〜 米国牧師会議において、米国の牧師たちが統一運動のルーツを訪ねる韓国・日本ツアーが始まる。1988.7月まで延べ7845名が参加。 |
4月、朝日ジャーナルが統一教会の原理運動批判記事掲載時、朝日新聞東京本社に1週間で4万6000本の抗議電話がかかり回線がパンク。 |
6.6日、アメリカのレーガン政権が、イランへの武器売却代金を共産化したニカラグアに対する反政府ゲリラ「コントラ」援助に流用していたことが暴露され、議会がイランへの武器販売および「コントラ」への資金提供に反対していた最中、文鮮明は『ワシントン・タイムズ』紙で、「コントラ」に対し、1400万ドル(約35億円)の援助することを発表。 |
6.22日、「日本カトリック司教団」が信者に向けて「世界基督教統一神霊協会に関する声明」を出す。統一教会がキリスト教でないこと、関わり合いを持たないよう注意を促す。 |
8.18日、共産主義終焉宣布。 |
9月、文鮮明の先妻(崔先吉)による息子(文聖進)を筑波大学が研究員として受け入れていたことが発覚し、波紋を呼ぶ。 |
日本の『世界日報』が昭和天皇在位60年・戦後40年を記念して昭和天皇の終戦直後の御巡幸の足跡をたどったシリーズ「天皇御巡幸」を掲載。 |
朝日ジャーナルが統一教会の批判記事を載せた際に、朝日新聞東京本社に1週間で4万6000本の抗議電話がかかり、回線がパンクした[84]。 |
タイにおいて、信者になった学生の両親が、「統一教会は、子供に物を売るようにだましたり、両親を尊敬しないように子供を洗脳したりしている」として、公安警察に被害届けを出す。タイの伝道拠点「統一文化センター協会」を始める計画は頓挫する。タイ政府は国の治安と国民の道徳をかき乱すおそれがあるという理由で、統一教会の活動を禁止する。 |
「日本人妻自由往来実現運動の会」が日本人妻問題を描いた映画『鳥よ翼をかして』を製作。 |
ソウルで第1回 国際勝共学術講義を開催。 |
全国教授勝共講師団を結成 日韓姉妹支部1112ヵ所を達成 スパイ防止法案102国会へ提出(自民党) 「勝共運動」を応援する会発足 |
この年、日本宣教の開拓者である西川勝がニューヨークの文鮮明に脱会の意向を伝えに行くが、弟子を通じて会わないと断られ、静かに教会を去って行く(教団の拝金主義に呆れたと後に述懐している)。 |
年末、文鮮明が妻の韓鶴子と共にアメリカのベルベディアで「世界皇帝」 と「世界皇后」 の 即位儀式を行う。幹部たちと一部の信者だけに参加が許された秘密儀式で、写真撮影も禁じられたという。 |
【1986(昭和61)年】 | ||||
中曽根内閣の衆参ダブル選挙から統一教会が組織的に自民党の選挙支援を始めた。この選挙で自民党は圧勝。公認候補のみで300議席を獲得したのは結党以来の最高記録で追加公認を含めると304議席になった。教団機関誌「思想新聞」(同年7月20日号)が「(衆参ダブル選挙で130人の“勝共推進議員”が当選」、「本連合の応援が自民党圧勝の原動力となったと高く評価されました」と報じている。 | ||||
韓国の八大都市で「世界勝共活動報告大会」を開催。 | ||||
日韓トンネル調査斜坑起工式参画。 | ||||
4.25日、合同結婚式で結ばれた男女の婚姻の無効を認める判決が最高裁判所で初めて確定。 | ||||
7月、中曽根政権下、自民党は衆参同時選挙で衆院の獲得議席が300を超える(追加公認を含め304議席獲得)圧勝を果たす。文氏は「その半数近くが自分の支援した議員だ」と次のように言い張つている。
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7月、 衆参同時選挙で、霊感商法のトーカーであった信者、阿部令子(6000双)が無所属の新人として大阪3区から立候補するが、7万5,700票で次点となり落選。また、「宗教新聞」役員の黛敬子が埼玉2区から、世界平和教授アカデミーメンバーの細野純子が愛知6区からそれぞれ出馬するが、落選に終わる。 | ||||
教団の政治団体「国際勝共連合」の機関紙「思想新聞」は衆参同日選のあったこの年の7月、「勝共推進議員130人が当選」と題する記事を掲載している。紙面には、当選した自民党や民社党の衆参両院議員計118人の氏名が並んでいる。 | ||||
8月 「世界日報社」が『朝日新聞』の意図的偏向報道を告発する『朝日新聞の「犯罪」―誰がために情報は操作される』を出版。 | ||||
11.13日、天皇陛下ご在位60年奉祝行事「大奉祝まつり」参加。 | ||||
11月、12月 TV100(ひと月に100億円の献金)が達成される。文鮮明は更に、TV300(やはり300億円の献金)を指示したとも言われる。 | ||||
1986.12.5日号朝日ジャーナルが霊感商法追及キャンペーンを開始。朝日新聞の藤森研編集委員(53)の自宅に嫌がらせ電話が1日百数十回かかった。 | ||||
12.23日および翌1987年3月25日 通産省(現「経済産業省」)が霊感商法への対策への一環として、消費者トラブル連絡協議会において、霊感商法に係る相談事例の手口を公表し、参加11団体に対して注意喚起を要請。 |
【1987(昭和62)年】 | |||
1.24日、朝日新聞東京本社銃撃事件。午後9時頃、朝日新聞東京本社の二階窓ガラスに散弾が二発撃ち込まれた。その後、「日本民族独立義勇軍 別動 赤報隊 一同」を名乗って犯行声明が出された。そこでは自分たちを「日本国内外にうごめく反日分子を処刑するために結成された実行部隊」とし、さらに「反日世論を育成してきたマスコミには厳罰を加えなければならない」「一月二十四日の朝日新聞社への行動はその一歩である」「特に朝日は悪質である」と朝日新聞に激しい敵意、恨みを示し、マスコミを標的としたテロの継続を示唆する内容だった。 | |||
3.2日、統一教会は東京都総務局行政部指導課から霊感商法問題につき信者に対して指導するよう指示を受け、「ハッピーワールド」に対して、委託販売についての自粛を要請。 | |||
3.19日、通産省が杜団法人日本訪問販売協会の幹部に対し、同協会の会員になっている霊感商法に係る株式会社ハッピーワールドと株式会社「世界のしあわせ」に対し、倫理綱領違反がある場合には同協会として処分を行うように指示[86] | |||
3月、元信者1人が全国初の「青春を返せ訴訟」を札幌地方裁判所に提訴。 | |||
スパイ防止法制定促進の為に北朝鮮のスパイ活動を描いた映画『暗号名 黒猫を追え!』を制作、全国各地で自主上映。 | |||
正体を隠して市民に近づき、印鑑や壺の販売方法で培った手相・姓名判断、家系図鑑定を絡めた商品の販売。先祖の因縁や霊障を取り除く、あるいは開運のためといって韓国から朝鮮人参茶、高麗大理石壺等を輸入して販売した。入り口にして信者を勧誘する独特な布教方法を採用するに至った。このやり方が霊感商法として80年代後半から社会問題となった。 | |||
自民党の議員達が、霊感商法をやっている統一教会関連企業や勝共連合から政治献金を受けていたとする新聞報道。 | |||
この年、全国霊感商法対策弁護士連絡会が結成され、これまで商品の返還交渉や損害賠償請求の提訴が行われてきた。同会の調査によれば、全国の消費者センターや弁護士会に寄せられた2007年までの累積被害総額は1024億4720万425円に達するという。このような宣教資金調達のやり方とそれに付随して広まった悪評により、統一教会は宣教方法すら変えざるを得なくなった。統一教会=霊感商法というイメージから、名前をそのまま出すと一般市民は警戒して話を聞いてくれなくなったのである。 |
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韓国で「南北統一運動国民連合」を発足し、共産主義打倒から、共産主義解放という主張を強調するようになる。 | |||
日韓安保セミナー、韓国政府から表彰。 | |||
4月、有田芳生が朝日ジャーナルの「霊感商法」批判キャンペーンに加わる。 | |||
4.6日、通産省が霊感商法に関わる株式会社ハッピーワールドと株式会社「世界のしあわせ」に対し事情聴取及び訪問販売法の遵守について指導。この日を含め3回指導[86] 。 | |||
4.17日、韓国・本部教会で、文教祖が御言選集162巻「我が民族の行く道」。
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4.18日、韓国・漢南洞公館での文教祖の御言選集163巻「南北統一運動について」(朝日新聞の霊感商法ネガティブ報道に激怒の説教「霊感を通して商売する方法(霊感商法)」)。
朝日新聞の霊感商法報道によってかなり信者数も献金額も激減したようです。「文鮮明先生御言選集」383巻より
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4.30日、「霊感商法」に関わる株式会社ハッピーワールドと株式会社「世界のしあわせ」が日本訪問販売協会を退会する[86] | |||
5.1日、ハッピーワールドが関連業者に「1987年3月末で『霊感商法』と誤解されるような販売は止めるように」と通達する。厚生省、通産省、国民生活センター にも以後、自粛するという旨を報告。 | |||
5.3日午後8時15分、朝日新聞阪神支局襲撃事件。兵庫県西宮市の朝日新聞阪神支局に、散弾銃を持った男が侵入し、2階編集室にいた29歳記者と42歳記者に向け発砲した。29歳記者は翌5月4日に死亡(殉職により記者のまま次長待遇昇格)、42歳記者は右手の小指と薬指を失った。犯人は現場にいたもう1人の25歳記者には発砲せずに逃走した。勤務中の記者が襲われ、死亡するのは、日本の言論史上初めてであった。事件当時、実際に文教祖が朝日新聞を攻撃しろと幹部に指示していた。 | |||
5.5日、朝日新聞東京本社に、赤報隊テロ事件の犯行で使われた銃弾と同一の薬きょう2個を同封した1通の脅迫状が届き、文面には「とういつきょうかいの
わるくちをいうやつは みなごろしだ」(「統一教会の悪口をいう奴は皆殺しだ」)とあった。 http://ameblo.jp/mikan-ha417/entry-11559290868.html |
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5.6日、時事通信社と共同通信社の両社に「赤報隊一同」の名で犯行声明が届いた。1月の朝日新聞東京本社銃撃も明らかにし、「われわれは本気である。すべての朝日社員に死刑を言いわたす」、「反日分子には極刑あるのみである」、「われわれは最後の一人が死ぬまで処刑活動を続ける」と殺意をむき出しにした犯行声明であった。 | |||
教団と霊感商法との関係を追及している長崎市の地域ミニコミ「ちゃんぽん」が電話攻撃に屈せずに記事の連載を続けていたところ、「いよいよ覚悟しろ」という旨の脅迫が留守番電話に吹き込まれた後に、自宅の裏の薮から空気銃で狙撃された。大事には至らなかったが、家族を避難させることを余儀なくされる | |||
5.15日、国会で警察庁刑事局保安部生活経済課長が霊感商法について「各種の悪質商法の中でも最も悪質なものだ」とし、「厳正な取り締まりを行っていく」旨を答弁[87]。 | |||
5.30日、韓国・リトルエンジェルス芸術会館で、文教祖が「御言選集166巻/統一」(朝日新聞を攻撃しろと幹部に指示したと説教)。
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5月、「霊感商法」被害の救済のために全国の約300名の弁護士による「全国霊感商法対策弁護士連絡会(略称「全国弁連」)」が結成される。 | |||
6.3日、大阪府立労働センターで「霊石愛好会」の集会が開催。ワイドショーなどで霊能者として出演をしていた慈雲法師(本名:青木慈雲)が悟りや奇跡を呼ぶとして多宝塔の功徳を説き、「霊感商法」を擁護する。
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6.6日、「霊石愛好会」が東京で「霊石感謝、真実の声、全国代表者大会」を開催。 | |||
8月、「霊感商法」批判に対抗するために、教団の婦人信者を集めて、霊石(壷や多宝塔)を授かったことを感謝しているという「霊石愛好会」を作る。「霊石に感謝する集い」を各地で開催したり、自らの道場で壷・多宝塔を授ける。(販売という形でなく、献金という形でお金を受け取る) | |||
9.24日、朝日新聞名古屋本社社員寮襲撃事件。午後6時45分ごろ、名古屋市東区新出来にある朝日新聞名古屋本社の単身寮が銃撃された。無人の居間兼食堂と西隣のマンション外壁に一発ずつ発砲した。その後、「反日朝日は五十年前にかえれ」と戦後日本の民主主義体制への敵意を示す犯行声明文が送りつけられた。 | |||
10月、中曽根首相が総裁任期満了にあたり安倍晋太郎、竹下登、宮沢喜一が自民党の次期総裁に名乗りを挙げた。だが総裁選は行われず、中曽根が後継者の指名権を掌握。竹下政権が誕生した。いわゆる「中曽根裁定」だ。文氏は日本の次期首相は岸氏の娘婿である晋太郎氏だと信じていた。選集では、実現しなかった理由を中曽根氏が金に転んで裏切ったためと主張している。中曽根氏についてこうも語る。
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安倍晋太郎と次のような“契約”を交わしたと暴露する。
安倍晋太郎が日本の宰相になれなかったことがよほど悔しかったのか、文氏は後年も中曽根裁定への恨みをしつこく繰り返している。
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アフリカのジンバブエのクレオパス.クンディオナ (26) に文鮮明の亡くなった次男・文興進が霊的に再臨したとして、文鮮明の公認の下で、幹部や信者らに罪の告白をさせるために1987年から1988年にかけて世界を回る。 | |||
日本共産党から『原理講論』の日本語版に、天皇批判と韓国中心主義に関する部分が訳出されていないと批判を受ける。(2年後の1981年度版から載せる。) | |||
奈良市で結成された「原理運動に反対する被害者家族の会」の旗揚げ集会の際に約30名の集団が押しかけ、会合を流会させる。集団は、自分たちの立場を明らかにせず、教団もその集団との関わりを否定したが、その集団の中に被害者家族の会会長の家族であった信者が混じっていたことが確認された。被害者家族の会の代表者は、職場に嫌がらせの電話が殺到し、職場をやめることを余儀なくされる([9])。 | |||
DIA(アメリカ国防情報局)が「金鍾泌(キム・ジョンピル)は、韓国での大統領選に際して、文鮮明から資金的、組織的支援を受けていた」と報告。 |
【1988(昭和63)年】 | |
日韓安保セミナー参加者が1万人突破。 | |
勝共推進議員新春懇談会を開催。 | |
1.7-8日、霊感商法における多宝塔等の販売担当者を対象とした「全国トーカー修練会」が開催。前年に霊感商法を自粛することを教団側が公表していたにもかかわらず、教団の伝道局長、桜井設雄が信者たちに経済活動を奨励する講話を行う[88]。 | |
2.18日、韓国・漢南洞公館で、御言選集173巻「太平洋時代の旗手」。
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3.3日、前年11月に宗教法人としての認可を得たばかりの「天運教」を、「天地正教」と改名する。「霊石愛好会」の組織をそのまま引継ぎ、本尊を弥勒菩薩に変える。最終的に弥勒の化身は文鮮明夫妻であると明かすという方法を取る。 | |
4月、文鮮明の長男、文孝進がニューヨーク市のオールド・ニューヨーカー・ホテルで自らの不品行(ドラッグ、飲酒、女性問題、自殺未遂等)を教会員の前で告白し、涙で懺悔する([68]、p74-p76)。 | |
霊石愛好会が霊感商法報道をしたNHKに「霊石を授かって感謝している人の声も公平に報道すべき」と抗議に押しかける。 | |
5月頃、クンディオナが「祝福には行かなくてもいよい」、「統一教会とは別組織を作る」などと、反教会的発言をするようになる。 | |
中国に「パンダ・モータース」(朴普煕会長)という自動車工場をつくるために、莫大な献金が要請される。信者は家、土地まで担保に入れて借金するものまで出た。広東省恵州に1,500万坪の土地を借りて10億ドル以上の投資で、年間30万台の自動車を作る計画だったが、この計画は後に頓挫した。 | |
7.4日、東京の女性が「天地正教」の不法行に対して、100万円の損害賠償を求めて、「天地正教」の土地、不動産の仮差し押さえの申請していたが、東京地方裁判所は仮差し押さえを認める決定を下す。 | |
7月、阿部令子(6,000双)が自民党の渡辺美智雄の秘書となる。 | |
10.3日、 「世界統一国開天日」を宣布する。オリンピックを通して、北朝鮮とキューバを除く共産国家が一つとなり、中国とソ連が「真の父母」(文鮮明夫妻)と一つとなったことで、世界統一国の実現への道が開かれたという。(2004年10月3日第17回
世界統一国開天日より、「天宙統一国開天日」に名称変更)
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10.30日、6,500組の合同結婚式が韓国の龍仁市(ヨンインし)にある「一和」の工場で行われる。このとき、「交差祝福」と言われる韓日、日韓のカップルを初め、国際カップルが多く誕生した。信者は渡韓の際に、封筒に50万円ほどの現金を持たされて運んだ。 | |
12.12日、三重県尾鷲市で、珍味売りのマイクロ隊がドライバーの居眠りが原因でガードレールに激突する事故を起こす。乗員7人の内2人が即死。生存者5名中3名が離教した([89]、p46-p80)。
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霊感商法を批判するミニコミ紙を発行していた長崎市の広告業者「ちゃんぽん」が、激しい嫌がらせ電話を受け、長崎県弁護士会人権擁護委員会に人権侵害救済の申し立てをする。弁護士会は調査の結果、統一教会によるものと判断し、教団に人権侵害行為をやめるよう勧告書を送る([10])。 |
【1989(昭和64、平成元)年】 |
2.1日、韓国ソウルで日刊紙「世界日報」を創刊した。金大中大統領が世界日報のパーティーに出席して挨拶している。 |
7月、文鮮明発言録「自民党の安倍派などを中心にして、超党派的にそうした議員たちを結成して、数を徐々に増やしていかないといけない」。 |
9月-10月、ソ連の言論人が韓国と日本を訪問。 |
11.3日、洪順愛、死去。 |
11.27日、全国で3番目の「青春を返せ裁判」が岡山地方裁判所に提訴される。 |
12.26日、申四勲(シン・サンフン、ソウルのセエサク教会の牧師、統一教対策委員会委員長)に対し、世界基督教統一神霊協会と文鮮明らに対する名誉毀損罪等で懲役10ヵ月、執行猶予2年の有罪判決が出る。申牧師は控訴した。1994年7月5日に、ソウル刑事地方院第4部は、申牧師の批判した内容は決して虚偽事実ではなく、文鮮明を誹謗する目的も全くなかったのに事実誤認で有罪にしたとして、原審判決を破棄し、申牧師を免訴する。 |
全国勝共役員決起大会を開催。 |
日韓青年勝共セミナーを開催。 |
東京で開かれた「勝共推進議員の集い」に自民・民社などの国会議員232名が参加。 |
【1990(平成2)年】 | |
1.1日、韓国・本部教会での御言選集196巻「私の国の統一」。
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2月、阿部令子(6000双)が大阪3区から衆議院選挙に立候補する。選挙戦中盤で自民党の公認を受けたが2度目の落選となる(7万5000票で次点)。 | |
3.5日、台湾で約15年振りに統一教会の伝道活動が公認される。 | |
4.10.-13日、ソビエト連邦(現ロシア)モスクワで第11回世界言論人会議が開催。11日、文鮮明がクレムリン宮殿でミハイル・ゴルバチョフ大統領と会談し支援を表明する。文鮮明はゴルバチョフに「特別な贈り物」だとして、「霊感商法」で売られていたのと同様な龍の彫り物のある大理石の壷を手渡す。 | |
6.25日、フランスの最高裁判所で統一教会フランス支部会長を脱税で有罪とした高裁判決(1998年1月26日)が確定。宗教を隠れ蓑に新聞販売などで上げた利益を帳簿操作で隠していた。 | |
7.22日、文鮮明の長男、文孝進が日本で「統一教会全国学生一万人大会」を行う。 | |
10月、熊本県の波野村(現「阿蘇市」)への進出に関し、オウム真理教が国土利用計画法違反事件で強制捜査された件を機関誌『中和新聞』で、国家権力により、宗教弾圧であるとして、オウム真理教を全面擁護する。 | |
東京勝共教授講師団が海部俊樹首相に大嘗祭の国家行事化の要望書を提出。 | |
天皇陛下ご即位式奉祝パレードに国際勝共連合から2000人参加。 | |
教団の教えに反したことを理由にジンバブエの宣教師、神吉秀明とクンディオナを除名処分にする。 |
【1991(平成3)年】 |
1.13日、文鮮明が「真の父母 第3章「真の父母」の決定は先見的予知・予定圏」「サタン側習慣性の打倒と天側秩序の確立」において偽書「格庵遺録」に言及し、自画自賛。 |
5月、教団本部の土地、建物に韓国の第一銀行(現SC第一銀行)の13億4千万円の根抵当権が新たに設定される。(以前にも同じ不動産に52億4千万円の根抵当権が設定された。) |
7.1日午前7時、韓国漢南国際研修院において、文鮮明が「七・一節」を宣布。神の祝福はもはや永遠なるものとして揺るがないという意味を込めて「神様祝福永遠宣布式」とも言う。父母の責任時代が終わり、子女の責任時代が始まることによって、新しい時代へ転換したとされる。 |
8月、文鮮明がソ連内の3千名の青年・学生にソ連反改革派のクーデターに対するデモを指示。 |
8.15日、‘世界経典’発刊。世界宗教の普遍的な価値的内容を集約したものとされる。 |
8.22日、世界平和頂上会議開催。 |
8.27日、文鮮明が「世界平和宗教連合」を創設。人間における体の立場にある政治を心の立場にある宗教が主体となって導いてゆくという関係を作るべきだとされる。 |
8.28日、文鮮明が「世界平和連合」を創設。前述の体に当たる政治が神様を中心としたものとなるべきとされる。 |
9.16-25日、韓鶴子が日本で巡回講演。 |
9.26日、長年アメリカの責任者であった神山威が日本統一教会の会長に就任。 |
9月、「還故郷」の摂理。以降、文鮮明は信者に献身生活を辞め、それぞれの故郷に帰って活動するように指示。 |
11.30日、反共で知られる文鮮明が韓国政府の許可を得ないで中華人民共和国政府が手配[91] した北京首都国際空港から電撃的に平壌を訪問。 |
12.6日、金日成(キム・イルソン)と会談。35億ドル(約4,400億円)もの莫大な経済支援を約束する反面、自分の故郷を聖地とした公園や教会の建設や国営の普通江(ポトンガン)ホテルの経営を引き受ける。 |
12月、北朝鮮を訪問し金日成主席と会談する。離散家族捜索事業の推進や統一教会グループによる北朝鮮での経済事業支援などで合意した。 |
12.7日、訪朝後に経由地の北京で「私の勝共思想は共産主義を殺す思想ではなく、彼らを生かす思想、すなわち人類救済の思想」[94][95] とする声明文「北朝鮮から帰って」を発表する。韓国政府は一時、この無許可訪朝を国家保安法違反として逮捕の動きを見せたが、当時の盧泰愚韓国大統領は宥和的な北方外交を進めていたため、方針を転換し、処罰しなかった。 |
米国で「世界指導者会議」、ソ連15共和国指導者参加。 |
日朝交渉中止を訴える『思想新聞』号外100万部を全国で配布。 |
WACL、「世界自由民主連盟」(WLDL)と改称。 |
中国で「パンダ・モータース」計画を進めていた際に朴普煕が広東省長の伝手[92] で知り合ったマダム・パクこと朴敬允(パク・キョンユン)の仲介があったことを教団も認めている [93]。 |
【1992(平成4)年】 | |
春、韓鶴子が表舞台に立って以降 「アジア婦人連合」の大会で桜田淳子が講演する。 | |
3.16日、文鮮明が来日している。本来であれば、米国で1年以上の刑を受けている文鮮明は入国管理法で入国できないはずだったが、「北東アジアの平和を考える国会議員の会」(自民党議員31名)なる団体の招請ということで、当時の金丸信議員が法務大臣に働きかけて入国が実現したとされる。これも国会で取り上げられている。 日本統一教会/日本統一協会神山威会長が自身を身元保証人とし「北東アジアの平和を考える国会議員の会」との意見交換という形式で文鮮明の日本入国を法務省に申請し、「日程に記されている以外に政治、宗教活動を行わない」旨の文書を提出し、3.26日、当時の法務大臣田原隆が「国際情勢の変化」、「実刑判決から時間が経っている」などを理由とし、出入国管理及び難民認定法第12条の上陸特別許可(第3号:大臣決裁)を与えた。この許可については法務省に対し金丸信(当時自民党副総裁)から政治的圧力があったという。文鮮明総裁初来日。「勝共推進議員の集い」を開催(1992年3月) |
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3.20日、栃木県内で起きた金丸信・自民党副総裁(当時)銃撃事件にも言及。 次のように述べている。
銃撃事件は、90年の金丸訪朝を“土下座外交”と見なした右翼団体の男に至近距離から発砲されたもの。金丸氏は無傷だった。 |
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3.26日、84年に米国で脱税の実刑判決を受け、1年以上の実刑判決を受けている文氏は本来、出入国管理及び難民認定法第5条の規定で入国できなかった。だが政界の実力者だった金丸氏の働きかけで文氏は特例措置で14年ぶりに超法規的に来日を果たしている。「北東アジアの平和を考える会」という国会議員の会合に出席する名目で法務大臣の田原隆から同法第12条の上陸特別許可が下りた(自民党の金丸信副総裁の法務省に対する政治的圧力により入国させたと言われる)。しかし、その会合は30日の1,2時間だけで、滞在期間の大半、文鮮明は日本の教団幹部との会合や信者への講話に駆け回った。 | |
3.27日、参議院の法務委員会で、日本共産党の橋本敦議員が文鮮明の入国問題に関し質問[96]。 | |
3.29日、中曽根康弘元首相と会談、3.30日夜、には「北東アジアの平和を考える国会議員の会」主催の歓迎晩餐会で閣僚関係者など国会議員31人を前に1時間程講演を行った。この講演の内容は「頭翼思想」、「神主義」など独特の宗教的内容と北朝鮮訪問の報告で、訪日の目的と説明されていた意見交換は行なわれなかった。中曽根康弘元総理 「あの人(文鮮明氏)は統一教会、あるいは昔の勝共というような関係で、むしろ共産圏の中へくさびを入れていくと。そして自由世界の空気、光を入れていくと。そういうような一貫した方針でやられたんではないかと思いますね」。 | |
3.31日、金丸信と2時間半に渡り会談。うち1時間は2人だけの密室会見だった。 | |
3.31日、文鮮明が中曽根康弘と会談。 | |
4.1日午前、大韓航空機で韓国に向かった。この他のスケジュールは東京、名古屋、大阪で信者に説教し、霊感商法で使われた壷や多宝塔を輸入する会社「ハッピーワールド」など統一教会/統一協会系企業の訪問と明らかに宗教活動が中心であった。 | |
4.8日、日本社会党の佐藤三吾が文鮮明の入国問題に関し質問[97]。 | |
4.10日、韓国で、文鮮明婦人、韓鶴子が総裁を務める女性運動のNGO、「世界平和女性連合」の創設大会が行われる。 | |
4.10-13日、ロシアの新聞社、イズベスチヤが統一教会の教えや活動を載せた『神と私たち 文鮮明師の教え』を10万部発行し、ロシア各地に配布する。 | |
4.15日、北朝鮮で金日成主席生誕80年を記念するマスゲームで、日本植民地時代の独立運動家など8人の愛国者の一人として「文鮮明」を称える[75]。
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5.11日〜 韓鶴子が世界巡回講演。「理想世界の主役になる女性」または「世界平和における女性の役割」をテーマに講演。韓国、日本、アメリカ、ドイツ、イギリス、フランス、イタリア、ロシア、オーストラリア、ニュージーランド、フィリピン、中国。 | |
6.24日、「第132回 日韓平和セミナー」。 | |
6.25日、東京・千代田区麹町の食糧会館で、元新体操選手、山崎浩子が記者会見。神様が選んで下さった方なら絶対分かりあえると今回の合同結婚式に参加することを表明。3年ほど前から知人から紹介されてビデオで学ぶようになったことなどを語る。6月、週刊文春7月2日号に「山崎浩子が統一教会に入信、ソウルで集団結婚!」と題したスクープ記事が出る。 | |
6.30日、東京・赤坂のTBSで桜田淳子が記者会見。見ず知らずの相手でも価値観が一緒であるならば迷いはないと、今回の合同結婚式に参加することを表明。教団に入信している姉夫婦の影響で入信するようになったこと、仕事より、家庭を優先して行きたいことなどを語る。 | |
7.6日、文鮮明が自らが再臨主であり、メシヤであり、真の父であり、救世主であり、一族を動員し、歴史を動員して研究しなければならないときが来たと語る。 | |
7.12日、東京・飯田橋のホテル・エドモントで徳田敦子 (教団関連のワコム社員)と一般人男性(この年にワコムに入社。ワコムは後に教団との関係を断つ)が婚約発表記者会見。 | |
7.19日、新宿のワシントンホテルで山崎浩子と一般人男性が婚約発表記者会見。 | |
7.28日、日航ホテル大阪で、桜田淳子と一般人男性が婚約発表記者会見。桜田は芸能界の仕事は続けたいと語る。 | |
7.30日、文鮮明の亡くなった次男、文興進が再臨したと言われていたクンディオナと神吉秀明が東京第二弁護士会で記者会見。8.2日の千葉県の幕張メッセでの反統一教会の特別集会でも講演し、文鮮明の性的スキャンダルを告発。
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8.24日、合同結婚式の前夜、ソウルのリトルエンジェルス芸術会館で行われた合同晩餐会で文鮮明が16歳の時にイエス・キリストによって召命を受けたことや自らを真の父母・救世主・再臨主であると初めて公にメシア宣言をする。テレビでも報道されたが大きな反響は起こらず。 | |
8.25日、文鮮明が、韓国ソウルのオリンピックスタジアムでの第一回「世界文化体育大典」において、統一教会のイベント「3万組国際合同結婚式」を開催。日本から女優の桜田淳子、元新体操選手の山崎浩子、徳田敦子の有名人が参加することで世間の注目を浴びる。式典の模様が初めてマスコミに公開される。このとき、中曽根康弘元首相は「民族問題や宗教の対立を超えて、人類の理想に向かって進もう」との祝辞を送っている。 | |
統一協会の機関紙『中和新聞』平成4年(1992年)9月12日号は、「共産党および社会党が国際勝共連合の推進する「スパイ防止法」制定運動の資金源が統一教会であると誤認し、教会攻撃のために引き起したのがいわゆる“霊感商法問題”」だと説明。 | |
9.24日、日本における世界平和女性連合創設大会で文鮮明の妻、韓鶴子が東京ドームで講演。その後、日本全国10大都市で講演。 | |
11.21日、韓国・漢南洞公館、御言選集238巻「新しい体制を整備しなさい」。
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中国視察ツアーを開催。 | |
統一グループの「セイロ・マシナリー・ジャパン」社が51 %を出資する「メコン社」がベトナム初の国産自動車工場を完成。
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霊感商法問題を初め教団の様々な問題がマスコミで批判され、それまでの霊感商法や戸別訪問による経済活動が困難になる。 |
【1993(平成5)年】 |
1.7日、藤井羑雄(ふじいみちお)が日本統一教会の会長に就任。 |
2.14日、霊感商法の裁判に関わる弁護士達に、藤井羑雄(みちお)会長名で、統一教会の4,000億円(内、800億円は「天地正教」分)の負債を解決するという旨の封書が内容証明郵便で届けられる[75]。教団は会長に連絡がとれないとして、その文書の真偽を確認させなかった[75]。 |
○月○日、世界日報社が経営難のため、JR渋谷駅前ビルの電光看板を撤去する。 |
山崎浩子の失踪事件についてインタビューされていた神山威会長が、霊感商法について質問された際に、「日本は法治国家だから、裁判で決着をつけましょう」という旨の発言をする。
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3.10日、山崎浩子の失踪騒動に関して、婚約した男性が東京都内の病院で記者会見。強制改宗グループによる拉致・監禁の手口に酷似していると語る。山崎と最後に別れた三重県鳥羽警察署に捜索願いを出したことも明かした。 |
4.21日、山崎浩子がTBSで記者会見を行い、自分がマインド・コントロールされていたと語り、統一教会からの脱会と、男性との結婚解消を涙ながらに表明([12])。同日、元信者のスティーヴン・ハッサンの『マインド・コントロールの恐怖』が出版される。 |
5.13-24日、文鮮明が全米12カ国都市講演で、「真の父母と成約時代」のテーマで講演。人類最初の真の家庭の完成を宣布できたことを無上の光栄と思うと語る。 |
5.20-8月、韓鶴子が米国44ヶ都市で「真の父母と成約時代」のテーマで講演。9.10-30日、日本の27か所で、10.4-31日、韓国の主要大学40校で、10.31日、韓国国会議事堂議員会館会議室で、11.2-12.22日、世界39か国433か都市で、同様の講演。 |
5.31日、教団がテレビで文鮮明が「血分け」をしてきたなどと語った俳優の中村敦夫を名誉毀損に当たるとして刑事告訴。 |
7.18日、阿部令子(6000双)が3度目の衆議院選挙に挑戦するが惨敗。前回の8万票から半減近い4万4千票にとどまる。勝共推進議員100人立候補中19人が落選(菅原喜重郎・大塚雄司・小林興起・牧野隆守・東力など) |
7.28日、韓鶴子が米国議会ダークセン上院議員会館で、「神様、女性と真の家庭」のテーマで講演。
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8.9-29日、日本の女性信者のアラスカでの修練会。 |
9.4日-8日、日本の男性信者のアラスカでの修練会。9.7日、韓鶴子の国連講演に参加。 |
9.7日、韓鶴子がニューヨーク市の国際連合の第2会議場で、「神、女性、そして世界平和」のテーマで講演。国連議長ストヤン・ガネフが韓鶴子を紹介。 |
9月、北海道の岩見沢教会の裏帳簿の流出により統一教会が経済活動をしていたことが明らかになる[75]([13])。 岩見沢教会が突如、別の場所に移転する[75]。 |
9月、教団の信者ら4人で運営されている商社「東園商事」(Toen Trading Company、東京都杉並区)が北朝鮮へロシアの潜水艦(廃船)の販売を仲介する[75]。防衛関係の専門誌『Jane's Defence Weekly』、東京新聞(1月12日号)などで報じられる。宮内取締役は週刊文春の取材に、完全なスクラップなので使用できないため外為法やココム規制という武器仲介にひっからないと答える[75]。代表取締役の柴田在慶(6,000双)は平壌を訪問して“よど号グループ”が事務所を設けている普通江(ポトンガン)ホテルで田宮高麿と会ったという疑惑について完全否定した[75]。同社は数年前にもロシアの軍用トラックを北朝鮮に輸出する仲介をしていたという[75]。 |
10.1日、朴 正華「六マリアの悲劇―真のサタンは、文鮮明だ!!」(恒友出版)。「再臨メシアを自称する文鮮明のおよそ宗教人にあるまじき行為。教祖・文鮮明が神と称して人妻を奪って財産を捲きあげたり、“復帰”という名のセックスを多くの女性食口(しっく、信者のこと)とかわしたり、処女に妊娠させた悪行などを、統一協会創立者の一人だった著者が内部告発した遺書がわりの手記」。 |
10.6-12.22日、韓国の済州島で日本の女性信者の修練会。文鮮明が直々に「日本女性幹部特別修練会」を行う。延べ人数16万人の女性信者を参加させ、教育できるかどうかに、日本の救いがかかっているとされた。翌年の水澤里での修練会と合わせても16万人の参加は困難だったので、数を埋め合わせる為に、同じ人が数回参加したことで、象徴的には勝利したとされた。参加した者には「救国献金」という1万ドル(約110万円)の献金が要請される。(複数回参加した信者はその回数分の献金が要請された。) |
10.8日、週刊ポストに文鮮明の最初の妻、崔先吉が離婚の真相を語った記事が出る。(大林高士「血分け」論争でさらなる重要証言に遭遇、25歳文鮮明教祖との見合い、「離婚を決意した真相」)[14] |
11.4日、草創期からの文鮮明の弟子、朴正華(パク・チョンファ)が恒友出版より『六マリアの悲劇―真のサタンは、文鮮明だ!!』を刊行。文鮮明が自らの教えを利用して、多くの女性信者と性的関係を持ったことを告発する内容。 |
「皇太子殿下の御成婚をお祝いする国民の集い」に役員会員らが参加。 |
『思想新聞』に性教育問題で、「人間と性」研究協議会の山本直英への公開質問状を掲載。過激な性教育への批判キャンペーンを展開。 |
「安倍さんが当時選挙をやった時、会派の議員数が13人しかいなかったんっですよ。それを88人まですべて教育して育ててやったんです」(1993年) |
【1994(平成6)年】 |
1月、韓国の済州島の修練所に1,600名の日本の女性信者が集められる。到着したその晩に、文鮮明は突然、1,600名の女性信者を160か国に派遣する命令を下す。後に派遣国はくじ引きで決められた。 |
1.21日、文鮮明が統一教会の反対運動をしていた卓明煥(タン・ミョンファン)と文鮮明の指示を無視して政党をつくろうとした人物が同年2月18日という同じ日に死んだ(卓は新興宗教団体の信者に殺害された)ことに言及し、教団に反対する者はみな、霊界に連れて行かれるという旨の発言をする。
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1月末、朴普煕と古田元男と金剛山国際グループのマダム・パクこと朴敬允(パク・キョンユン)会長らが北朝鮮の姜成山(カン・ソンサン)首相と会談。 |
警察は脱税問題と赤報隊事件(朝日新聞阪神支局記者殺害事件)に関して統一教会の調査を始める。 |
3.10-11.20日、韓国の水澤里中央修練院で、日本の女性信者の修練会。 |
5.1日、教団創立40周年記念日。個人としての『私の誓い』が家庭としての誓いの『家庭盟誓』に代わる。 |
5.27日、福岡地方裁判所において、霊感商法をめぐる裁判で統一教会に、信者達の不法行為に対する使用者責任があるとして、損害賠償を命じた初めての判決が出る。1996年2月19日、福岡高等裁判所への統一教会の控訴が棄却。1997年9月18日最高裁判所も統一教会の上告を棄却し、慰謝料も含めて3,760万円の支払いを命じた高裁判決が確定。 |
6.20日、教団ナンバー2の朴普煕が漢南洞公館で報告された「カーター元大統領の訪朝の背景」の中で,北朝鮮は、ソウルの1,200万人を一晩で殺すことの可能な2千トンの化学兵器を所有しているので、絶対戦争をしてはいけないと北の脅威を語る[98]。 |
7.4日、高坂満津留著・光言社発行『ついに解明された1999年〜ノストラダムスを超える南師古、驚異の大予言〜』が出版。ノストラダムスを超える的中率があるという韓国の500年前の預言者、南師古(ナムサゴ)が書いた予言書『格庵遺録』が文鮮明が再臨のメシアであると予言しているという内容。 |
7.12日、金日成が死去した直後、北朝鮮政府から葬儀出席の招待状をもらった文鮮明は北京の北朝鮮大使館に弔花を届ける。 |
7.13日、文鮮明は側近の朴普煕を北朝鮮へ派遣。(朴は米市民権を持っているので、韓国政府の渡航許可が不要であった。)朴は金正日と会談。 |
8.17日、勝共連合の幹部の誘いで朴普煕と中曽根康弘元首相が会談[75]。金丸信が失脚したので、北朝鮮と日本を結ぶパイプ役をお願いしたという[75]。 |
世界日報(「文春『オウム真理教攻撃』のウソ」9月25日付、10月30日付)と『宗教新聞』が、宮崎資産家拉致・監禁事件がオウム真理教による犯行であるとする週刊文春(9月8日号)の記事をウソと批判し、オウム真理教を全面擁護する記事を書く。 |
10.29日、教団に名義を貸した壮年・壮婦の組織、「[全壮協]」が借金問題の解決を求め、集団交渉をするが教団側が誠意ある回答をしないので、江利川会長に詰め寄った緊急集会のビデオが外部に流出する [75]。 |
1977.2月に240万ドル(約5億7000万円)で買収していた「松楓殿」(しょうふうでん、1904年のセントルイス万博の時の日本館の一部)の保存運動でお金を集める[75]。 |
内閣筋が有田芳生に、統一教会と北朝鮮との関係を聞きたいと依頼する。 |
本連合が社会党を名誉毀損で訴えていた「レフチェンコ事件裁判」で、社会党が本連合に解決金を支払うことで決着。 |
【1995(平成7)年】 |
「アーバンクリエーション95」に日韓トンネル研究会が出展。 |
1.11-20日、韓国の水澤里(ステンリ、すいたくり)中央修練院で、日本の男性信者の修練会。文鮮明が直々に指導。所有権返還として「貯金通帳を出しなさい!」などと語る。献金の使途に不信を持つ信者のために、幹部が文鮮明の口座番号を教えた。 |
1.19日、韓国の清平修練院において悪霊を分立する「特別祈祷修錬会」を始める。日本が韓国の乙女達を従軍慰安婦として蹂躙したため、日本の信者には従軍慰安婦の悪霊が無数に取り憑いているとされる。 |
1.20日、朴普煕が神戸教会で、阪神大震災は日本が文鮮明を入国させないことが原因であるという旨を信者に語る[75]。日本祝福家庭総会長の鄭壽源(チョン・スウォン)、も文鮮明が「自分の指示通りにしなかった故の審判であり、悔い改めなければ日本がどうなるかわからない」とも言ったと語る[75] |
3.30日、文鮮明が「サンパウロ宣言」。これまでの基盤を南米に移し、理想国家のモデルを創ると宣言する。 |
4.3日、文鮮明が「ニューホープファーム宣言」。ブラジルのマトグロッソドスル州のジャルジンを“新しいエデンの園”と宣言。 |
6.18-7.7日、中南米を巡回講演。 |
8.8日、洪蘭淑が、アメリカのCBSのドキュメンタリー番組『60 Minutes』で文家の家族生活の不道徳性について赤裸々に語る。「文師は決してメシアではないという結論に到逹しました」、「(文師は)詐欺師です」、「文師の家族と15年間生活して得た私の結論です」。文鮮明の四女文恩進(ムン・ウンジン)は「文鮮明は、唯私のお父さんだというだけです。それだけで十分な説明になります」と父親のメシア性を暗に否定し、父親に「サミー(サムエルの愛称)」という私生児がいることを暴露。ヨーロッパの元教団幹部の娘、ドナ・コリンズは「文師の教理と実生活があまりにも差があり、かけ離れているのを目撃したんですよ。」と語る。文鮮明は同番組に「うちの息子の悲劇的な問題で惹起された蘭淑の苦痛を可哀そうに思う」とのコメントを送った[99]。 |
8.25日、韓国における第2回「世界文化体育大典」において、36万組国際合同結婚式が行われる。教義上、最重要な儀式である「聖酒式」を文鮮明が欠席する。 |
8月、洪蘭淑が夫、文孝進(文鮮明の長男)の暴力と不品行に耐えかねたと主張し、5人の子供を連れて、文家を脱出する。 |
警視庁内部に統一教会情報を専門的に扱う部署が作られる。
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8月、「世界平和連合」(FWP)(統一教会が改称した「世界平和統一家庭連合」とは別の団体)を創設。会長は統一協会の会長でもあった小山田秀生。創設大会にはアレクサンダー・ヘイグ元米国務長官らを初めとする世界51ヶ国、約250名の元・現国家元首・政府高官、科学者、宗教家、ジャーナリストらが参加 。 |
9.5日、統一教会岡山教会青年学生部長ら2人が信者を取り戻すために、暴行と住居侵入罪容疑で逮捕される。7日には教団幹部ら3人が同容疑で逮捕。同年12月25日 元青年学生部長が懲役10月、執行猶予3年の有罪判決を受ける。 |
9.14-20日、韓鶴子が日本で、「真なる家庭と私」というテーマで講演。10.6-11.2日、韓国で講演。 |
10.21日-31日、文鮮明が韓国で、やはり「真なる家庭と私」というテーマで講演。11.5日-12.7日には世界16か国で講演。 |
秋、有田芳生が警察庁幹部の依頼で、千代田区の某会館で、赤報隊事件への疑惑や統一教会の歴史と現状を報告。 |
11.1日、朴正華、世界日報社より「私は裏切り者―その時、サタンが私に入った!」刊行。それにより11月18日、統一教会本部において、『六マリアの悲劇』の内容はねつ造であり、虚偽であったことを告白、謝罪する。 |
勝共推進地方議員セミナーを各地で開催。 |
【1996(平成8)年】 |
1.23日、フィリピンのマニラで合同結婚式が行われる。フィリピン政府はフィリピン「妻」約300人の出国を差し止める。フィリピン国家捜査局は、法律で禁止されている「メールオーダー・ブライド」(結婚を希望する男性の要望に応じて、業者が外国の花嫁を通信販売の商品のように斡旋すること)に当たるとして、教団への捜査を開始。 |
3.1日、李大馥(イ・テボク)牧師により、朴正華の「六マリアの悲劇」の韓国語訳「野録・統一教会史」が、韓国のクンセム出版社より刊行。オリジナル原稿は、朴正華が長年にわたって書きためた「野録・統一教会史」である。 |
3月、日本においてFWP設立大会を開催。FWP会長に久保木修己が就任。 |
4.10日、文鮮明が統一するためのキリスト教の時代は既に過ぎ、世界統一時代にはいってゆくとして、この日から、教団名を「世界平和統一家庭連合」と呼ぶように指示[100]。 |
4.16日、ワシントンD.C.で行われたワシントン・タイムズ財団創立会での「救援摂理史の原理観」と題する講演で文鮮明はイエス・キリストは母マリアと親族である大祭司長のザカリヤによって、無原罪の神の息子として生まれたと講演。 |
6.7日、教団に入信していた女性(当時31歳)を脱会させようとして、両親と複数の者が鳥取教会へ不法に侵入し、関係者を負傷させ、その女性を連れ去る。教団は、スタンガン、鉄パイプ、チェーン等が用いられたと主張したが、鳥取県警はそうした事実は認めなかった。関係被疑者6名を住居侵入罪や傷害罪で鳥取地方検察庁へ書類送検。 |
6.16日、世界平和大陸国家・半島国家・島嶼国家連合創設。 |
7. 20日-8.3日、韓鶴子が米国12か都市で講演。 |
7.31日-8.1日、「世界平和家庭連合」185か国結成大会。「救援摂理史の原理観」のテーマで講演。 |
11.7日、超教派協議会創設。 |
11.20日、日本の女性信者(短大卒以上)4200名を北米、中米、南米の35か国に派遣。宣教する女性信者のために、ウルグアイの首都モンテビデオで「世界平和家庭連合[101]」のセミナーが開かれる。翌12月2日、日本人女性(38、鹿児島県)が、ホテルの17階から飛び降り自殺[75]。 |
11.23日、アルゼンチンの首都、ブエノスアイレスでスペイン語新聞『ティエンポス・デル・ムンド』紙創刊の発刊を祝うバンケットを開催。ゲストとして参加したジョージ・H・W・ブッシュ元大統領は、文鮮明を「the man with the vision」と形容し、文鮮明が編集者の独立性を尊重していると賞賛。 |
12月、ドイツ政府が市民に統一教会に対する注意を呼びかけるパンフレットを発行([102]。 |
青少年問題セミナーを各地で開催。 |
自衛隊演習視察ツアーを開催。 |
【1997(平成9)年】 |
全国でFWP都道府県連合会を設立。 |
夫婦別姓問題シンポジウムを開催。 |
憲法施行50周年記念・自主憲法制定国民大会に参加。 |
「今後の日本の今後の総理を誰にさせるのかという問題も、私が今議論しています」(1997年) |
2.6日、東京の「青春を返せ訴訟」において、証人として小山田秀生4代目会長が教団元トップとしては初めて出廷し、霊感商法等は信者たちが勝手にやったことなどと証言。 |
3.10日、韓国の清平において、天城旺臨宮殿起工式。 |
3.23日、李相軒(イ・サンホン、36家庭、統一思想研究院院長)が83歳で他界。 |
3.26日、朴正華、慶州東国大病院で死去。 |
4.10日、韓国で教団名を「世界基督教統一神霊協会」から「世界平和統一家庭連合」に名称変更。女性信者6,000名を海外宣教師として150か国に派遣。 |
4.16日、奈良地方裁判所は、統一教会の献金勧誘活動を「正体を隠したまま不安をあおり」、「全財産を狙う組織的な違法行為である」として統一教会の「使用者責任」を認定。820万円を被害者2人に支払うよう命じる。1999年6月29日、大阪高等裁判所への控訴審では原審が被告の直接の不法行為責任(民法709条)を認めた部分を変更し、使用者責任(民法715条)を負うと変更した。2000年1月21日、最高裁へ教団の上告を棄却し、高裁判決が確定。 |
5.17日-7.2日、「ユニバーサルバレエ団」が日本の29か所で講演。 |
5月、オウム真理教の破産が決定し、麻原彰晃こと松本智津夫に対する裁判が開始した翌年に当たるこの年に、教団は元創価学会員の教団幹部、竹内清治の書いたオウム真理教の教義を批判する本(竹内清治『オウム教義の批判と克服』 光言社)を出版。 |
7.30日、メキシコ政府が観光ビザで入国して布教活動していた世界平和女性連合(総裁は韓鶴子 = 文鮮明夫人)のメンバー43人(うち日本人38人)を拘束し、国外退去処分とする。中央アメリカのベリーズは滞在期限の延長を拒否。エルサルバドルは8月2日に同メンバー98人を国外退去にすると表明。 |
8月、教団の信者たちが、「真の家庭運動推進協議会」や「世界平和家庭連合」「世界平和女性連合」「世界平和統一家庭連合」「喜びの家庭再建委員会」等の団体名で、戸別訪問や街頭での署名集め活動を全国各地で行う。「不倫しない」「純潔を守る」「離婚しない」等の誓いを記した文書に住所、氏名、電話番号を記入させ、「ワインを味見して下さい」「幸せになるお酒です」「口をつけるだけでもいいです」などと言って合同結婚式で使う「聖酒」を飲ませる。集めた署名を合同結婚式への参加と見なすとして、信者に一人180名などのノルマを課して行わせる[103]。 |
8.6日、静岡地方裁判所で行われていた「青春を返せ訴訟」で、統一教会側が「解決金」500万円を支払うことで同様の裁判で初めて、和解が成立。 |
8.9日、77歳の文鮮明が、1997年(陰暦)7月7日7時7分7秒と、7数復帰を意味する7(安息数)が8つ(再出発数)に重なった時点に合わせて「7・8節」を宣布。 |
9.4日、「世界平和女性連合」の東京ドーム大会にジョージ・H・W・ブッシュ前大統領夫妻が講演。この後、札幌、名古屋、大阪、福岡でも講演。 |
9.6日、文鮮明が六男の文栄進(ヨンジン)と七男の文亨進(ムン・ヒョンジン)を祝福。 |
10.13日、文鮮明が「訓読会」を指示。全国的に祝福家庭は、6時から1時間の訓読会時間を持つように指示する。 |
11.17日、韓国の清平(チョンピョン)修練院で「先祖解怨式」が始まる。 |
11.29日、アメリカ・ワシントンD.C.のロバート・F・ケネディ・メモリアル・スタジアムでの第3回「世界文化体育大典」において、3960万組国際合同結婚式が行われる。32億名の霊人祝福も行われたという。出席した2万8千組のカップルの大半は既婚者であり、他宗教の信者であった[68]。ホイットニー・ヒューストンがゲストとして予定されていたが、統一教会関連のイベントであることを知って、急気を理由に直前に出演をキャンセルする[68]。ジョージ・H・W・ブッシュ前大統領夫妻も欠席 |
12.1日、文鮮明がニューヨークにおいて「霊界開門宣布式」を行う。霊界の文興進(ムン・フンジン)と大母様(テモニム、韓鶴子の母、洪順愛)に霊人祝福の権限を与えたとされる。 |
12月、洪蘭淑が孝進のアルコールと薬物乱用と夫の人格を理由に離婚。孝進は薬物濫用の事実を認める。洪蘭淑は「孝進は私の鼻を殴り血が吹き出した。妊娠7ヶ月でお腹の赤ちゃんが 殺されるのではと怖くて仕方がなかった」と宣誓供述書で述べる。 |
ドイツ政府の厚生省的官庁が統一教会の問題を指摘する冊子を作る。 |
【1998(平成10)年】 | |
韓国が経済破綻し、教団関連の多くの企業が倒産した翌年にあたるこの年には、神の怨みを解き、天国に入るための条件として「総生畜献納」という160万円の献金が要請された。 | |
1.1日、文鮮明は韓国を「アダム国家」から「父の国」、日本を「エバ国家」から「母の国」とすると発表。 | |
1.7日、北朝鮮との合弁会社、「平和自動車」を設立。 | |
1.15日、劉大行(ユー・テーヘン、430双)が「日本全国祝福家庭総連合会」総会長に就任。韓国の世界宣教師62名が来日、3.11日にも180名が来日。韓国人の幹部が日本の各地区の教会のトップに立つ体制となる。 | |
2.23日〜3.6日、韓鶴子が日本の12都市で、「文鮮明先生御言葉訓読大会」を行う。4.1日〜16日にはアメリカ、カナダで行う。 | |
3.14日、日本統一教会の第7代会長に初の女性、江利川安栄(777双)が就任。 | |
3.20日、第二次霊人祝福36億人。 | |
4.17日、アメリカのベルベデイア修練所で「子女権、父母権、王権開門宣布式」。 | |
4.25日、李相軒師の霊界メッセージ『霊界の実相と地上生活』(光言社)が出版される。(後に続々と出版されることになる霊界通信物の第一弾。元教師の金英順(キム・ヨンスン、430家庭)が霊界の-李相軒からの報告を受けたという) | |
5.2日〜12日、リトルエンジェルス芸術団が平壌で講演。南北分断以降、民間団体として初めての北朝鮮講演。 | |
5.13日〜15日、文鮮明が長男の孝進と共に、南米の大湿原パンタナールで、聖人・地獄解放のための特別精誠条件を立てたという。 | |
6.4日、文鮮明の三男文顕進がハーバード大学を卒業。 | |
「文鮮明先生御言選集」294巻の6.10日発言。
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6.11-14日、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで「世界文化体育大典‘98(WCSF)」を開催。 | |
6.13日、第一次3億6000万組第1次合同結婚式。1969年に事故でなくなった喜進(ヒジン)を含む92億の霊人が祝福されたという。聖人と殺人魔を共に祝福するとされた。かつて文鮮明と関わりのあったと噂された女性たち(第二夫人の金明煕、「韓鶴子と共に、“二人お母様”と呼ばれた崔元福、李京俊(イ・キョンジュン)、李貞玉(イ・ジョンオク)」がそれぞれ、ソクラテス、釈迦、孔子、マホメットの妻として祝福され、ヒットラー、スターリンなども祝福されたという。(教団では四大聖人(イエス・キリスト、釈迦・マホメット、孔子)の妻たちの写真を家宝として家に飾るようにと言われている) | |
7月、ブラジルのジャルジンで、1億坪(韓国のソウルの面積の半分に相当)の土地を購入し、「ニューホーム村」という集団村を建てる。 ブラジルのジャルジンの「世界平和理想家庭教育本部=ニューホープ・イーストガーデン(ジャルジン修練所)」(1998年7月1日に竣工)において、夫婦で参加する「世界平和と理想家庭のための40日修練会」が始まる。 | |
7.3日、文鮮明の四女、恩進(ウンジン)が、両親が12年前に与えた祝福(結婚)を破棄し、騎手のRod Jekin(54)と結婚。両親のもとで育てられている、4歳と8歳になる2人の子供の養育を巡って訴訟を起こす。 | |
7.19日、文鮮明の三男文顕進が「世界平和統一家庭連合」世界副会長に就任。 | |
8月、文鮮明の長男・孝進の元妻・洪蘭淑が“IN THE SHADOW OF THE MOONS—My Life in the Reverend sun myung Moon's family”(邦題:『わが父文鮮明の正体]』)という文ファミリーを告発するアメリカと日本(同年11月出版)で出版。信者達に動揺が広まり、離教する信者が多数出る。 | |
9.10日から、イタリアのトリノで、マスコミの「反カルト」キャンペーンに対する対応を協議する(CESNUR(新宗教研究センター)の会議に参加)。 | |
9.22日、参議院の法務委員会において、中村敦夫議員(国民会議)が高村正彦外務大臣がかつて統一教会の代理人であり(“強制改宗”訴訟で信者を弁護)、霊感商法の元締めであるハッピーワールドから時価380万円の自動車セドリックを提供されていることを指摘し、日朝問題のさなかの外務大臣としては不適任ではないかと追求した[104]。 | |
勝共連合創設30周年記念行事を開催。 | |
共産党批判ビラ全国配布。 | |
沖縄革新県政を打倒。 | |
12.13日、久保木修己名誉会長が腎不全のため逝去(聖和、享年67歳)。昇華式(教団独自の葬儀)に、教団を脱会した西川勝が参列し、信者を驚かせる[54]。
久保木会長が「世界基督教統一神霊協会」に入会したのは1962年。1964年7月15日に初代会長に就任。学生運動が過激化し、安保闘争、反戦運動の嵐が吹き荒れていた1968年4月1日、「国際勝共連合」が設立され、初代会長に就任。それからは、WACL世界大会開催、WACL大会に参加した各国の要人(蒋介石中華民国総統、ローマ教皇パウロ6世、マルコス・フィリピン大統領ら)を訪ね会見、スパイ防止法制定促進国民会議を設立、七大都市勝共国民大会を展開……このように救国運動を常に前線に立って指導し続け、日本のみならずアジアの共産化を防いだ。久保木会長は、世界日報社会長、国際ハイウェイ建設を推進する会会長、国際文化財団理事長、日韓トンネル研究会顧問を歴任。1996年には世界平和連合(FWP)会長に就任し。1998年12月13日、久保木修己名誉会長ん゛腎不全のため逝去(聖和、享年67歳)。久保木会長の昇華式(現・聖和式)は、お父様のお言葉により日本統一教会の基準におけるものではなく「世界統一教会の昇華式」として行われ、真の父母様から「母奉士(モボンサ=母の国に侍る勇士の意味)」の称号が贈られた。 |
【1999(平成11)年】 |
年頭標語 : 「真の祝福天宙化とサタンの血統根絶」。 |
1.14日、教団の代表者が江利川安栄から大塚克巳・元原理研究会会長へ交替。 |
1.17日-5.28日、韓鶴子が世界80か都市で「真の家庭世界化前進大会」を行う。2月11日〜3月4日には日本の16か都市で。 |
2.4日-7日、韓国・ソウルで「世界文化体育大典‘99(WCSF)」において、二次3億6000万組合同結婚式。 |
2.6日、世界平和超宗教超国家連合(IIFWP) 創設。 |
2.22日、韓国の清平修練院で、「直系七代先祖解怨式」が始まる。 |
2月、「世界日報(セゲイルボ)」の創刊10周年記念祝賀会をソウルで開催。国会議員を含む約1000名が集まる。金大中(キム・デジュン)大統領も参加し、「世界日報は国民が必要とする最も貴重な新聞になる」と賛辞を贈る。 |
3.3日、8年前の1991年4月4日に40人が提訴、その後も追加提訴して、東京地裁で争ってきた統一教会に対する損害賠償請求訴訟が、教団関連会社であるハッピーワールドの元社長、小柳定夫の名義で3900万円の解決金を支払うことにより和解。 |
3.11日、教団の上告を最高裁が棄却し、信者による霊感商法と同一の方法による献金の強要に関し、教団に対し、使用者責任を認め、献金相当額と慰謝料を支払いを認めた東京高等裁判所判決(1998年(平成10年)9月22日)が確定。 |
共産党の「日の丸・君が代反対論」の欺瞞を暴く号外ビラを全国で配布。 |
3.13日、FWP会長に、統一協会の大塚克己が就任し、本格的に運動を開始。 「救国救世全国躍進大会」を開催 |
3.21日、悪の元凶であった天使長ルーシェルがこれまでの罪を反省し、神様と真の父母(文鮮明夫妻)と、全人類に謝罪の手紙を書いたとされる[105]。 |
3.24日、岡山地方裁判所での第二次「青春を返せ裁判」で、教団が勝訴。小沢一郎裁判長は「「原告への勧誘は社会的相当性を逸脱したとまではいえない」として、原告の請求を棄却した。 |
チェコにおいて、合同結婚式に、向けて1万人の署名を集めたとして、宗教団体としての登録を申請したが却下される。「世界平和統一家庭連合」などの名称で署名を集めたが、「世界基督教統一神霊協会」の名で登録申請していた[81]。 |
4月20日 韓国の済州島の「済州国際研修院」において、「全日本食口修練会」が始まる。 |
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9月9日9時9分9秒 文鮮明が「天地父母天宙統一解放式(九・九節)」を宣布。、神側に一から十までの数を天に奉献することによって、神様が天地の主人として登場することができると語る。 |
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11月20日 シカゴで「第4回真の家庭の価値バンケット」に1200名の牧師が参加。ビル・クリントン米国大統領が文鮮明に祝賀品を贈呈。 |
12.1日、東亜日報によれば、教団側が「新時代新1000年を迎える特別誠心」というタイトルでプレスリリースを発行。献金の種類をこう伝えている。▲總生祝献金、▲天主勝利祝賀献金、▲總蕩減献金、▲救国献金、▲定州平和公園造成基金、▲建国基金。※定州(チョンジュ)=北朝鮮平安南道の文鮮明氏の故郷。 |
【2000(平成12)年】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
年頭標語 : 「真の愛の天宙化は新千年天国完成」 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
2月3日 北朝鮮の南浦(ナンポ)で「平和自動車」起工式が行われる。出席した朴普煕(金剛山国際グループ会長、韓国「世界日報社社長)は北朝鮮ナンバー2の金容淳(キム・ヨンスン)書記と南北首脳会談について討議。朴らは帰国後、韓国政府と協議。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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5.9日、文鮮明が世界を巡回していた際のブラジルのパンタナルアメリカーノホテルで話した内容。(「文鮮明先生みことば選集 321 - 10. 祖国光復のためのイブの使命」として収録されている)ここでは「カミヤマ」という日本人が登場する。これは日本の統一教会の2代目会長であり、名誉会長であった神山威氏(2016年没)と思われる。
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5月8日〜19日 韓鶴子が南米4か国で「訓読大会」。5月20日〜29日には欧州各国で、5月31日にはカナダで。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
5月15日 統一教会傘下の「ニューズ・ワールド・コミュニケーションズ」(NWC)が経営不振が続いていたアメリカの老舗通信社UPIを買収。翌日、同社に57年間勤めたホワイトハウス詰め名物記者、ヘレン・トーマス(79)が退社とフリーランス転向を発表。統一教会教会系のメディア企業による買収への抗議ではとの憶測を生む。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
6月23日 韓鶴子が国連NGO(非政府組織)の「世界平和教育者国際連合(IAEWP)から「グランプリ平和賞」を授与される。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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大塚克己が全国22カ所で講演。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
日本共産党批判ビラを全国で配布(選挙で日共が150万票減)。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
8.18日、全世界国境線撤廃宣布式。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
9月14日 広島高等裁判所岡山支部で、元信者の訴えを棄却した一審を破棄し、統一教会の伝道の違法性を認定する全国初の判決が出る。正体を隠し、虚言を弄し、不安を煽って高額な献金させ、宗教選択の自由を奪って入信させる教団の伝道の違法性を指摘。また元信者に対する宗教選択の自由の侵害、人格権の侵害などを認め、実損害額72万5000円に加え、100万円の慰謝料請求を認める。日本において、宗教団体による勧誘・教化行為の違法性を認めた初めてのケースとなる。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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アメリカ聖職者連合(ACLC) 創設。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
統一教会/統一協会系企業が経営危機となったアメリカのUPI通信社を買収した。これらの発行に必要な莫大な経費は、日本の統一教会/統一協会の信者による経済活動が支えている。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
神様王権即位式以降、天一国年号制定以降 |
【2001(平成13)年】 |
年頭標語 : 「解放された天地父母と子女が一心一体となって、真の愛の主体性である絶対・唯一・不変・永遠なるみ旨が完成されますように」 - 2004年までの天一国摂理第一次四年路程が始まる。 |
1.1日、文鮮明が信者に本日から10分の1ではなく、10分の3を献金するように強く要請する。 |
1.13日、清平の天城旺臨宮殿において文鮮明が「神様王権即位式」を行う。歴史上初めて、神様が王の位置に立ったとされる。この日を期して、「天一国」という教団独自の年号が始まる。 |
1.27日、国連本部及び各国会場で4億組第2次国際合同祝福結婚式を開催。 |
2.9日、「青春を返せ裁判」で統一教会側の敗訴が最高裁で初めて確定。最高裁は教団側の上告を棄却し、「不安をあおるなどして自由意志を制約し、宗教選択の自由や、自由に生きるべき時間を奪った」として、統一教会の詐欺的勧誘と献金の説得について組織的不法行為が認められるとして、献金70万円と修練会参加費相当額の損害及び100万円の慰謝料の支払い命じた2審・広島高裁岡山支部判決が確定。 |
2.25日、文鮮明の三男、文顕進が「世界平和青年連合」世界会長に就任。 |
2.25日-4.17日、文鮮明が「米国五十州巡回講演」を行う。 |
3.10日〜、文顕進がカナダで「21日指導者修練会」を行う。 |
4.28日、文顕進の三女、信禮(シニョン)が一歳一か月で他界。 |
5.27日、悪魔払いで有名なカトリックのエマニュエル・ミリンゴ大司教 (71)が、合同結婚式に参加し、聖職者の結婚を禁じたローマ・カトリック教会の教義に反して韓国人の鍼医師のマリー・サン(43)と結ばれる。前日には司祭の独身の誓いを見直し、聖職者も結婚すべきと訴える。 |
6.19日、自由党の衆議院議員、菅原喜重郎が警視庁立川少年センターの臨床心理士がシンポジウムでの講演において、統一教会の信者に対する監禁による強制改宗を勧めるような発言があったとして、政府に質問主意書を提出([15])。政府は警視庁職員によって「監禁療法」なる手法が指導されている事実はないと回答する([16])。 |
統一協会会長の小山田が新会長に就任。 |
救国救世全国躍進大会を開催。 |
「日韓交流・安全保障セミナー」を開催。 |
6.29日、札幌地裁に提訴された「青春を返せ訴訟」で、14年におよぶ審理の結果、元信者らが勝訴。 |
6月、機関紙の『思想新聞』六月号外で、日本共産党を「小泉改革の最大の抵抗勢力」、「小泉首相に『構造改革』をさせず、日本経済を沈没させ、共産革命の機会をうかがっている」などと批判。 |
7月、文顕進が日本における関東大会で講演。 |
8.18日から2週間、韓国済州島の国際研修院において、「世界指導者統一思想・勝共理論修練会」が開催。文鮮明が訓読会の形態で直接指導。全世界から約500名の指導者が参加。 |
8.29日、ミリンゴ大司教がローマ教皇ヨハネ・パウロ2世の説得を受け、結婚を解消し破門を免れる。この頃、文鮮明は原因不明の病気で2ヶ月間入院する。その病床で「十字架を降ろす運動」を指示したという。 |
11.15日、第42回真の子女の日に当たるこの日に、韓国において、文鮮明は「天一国(天宙平和統一国)」を宣布する。式典の中で、黄善祚(ファン・ソンジョ)・世界平和統一家庭連合世界会長から「天宙平和統一国」(天一国)の国民証(IDカード)が発行されることが発表され、天一国の国民としての4つの実践綱領の説明がなされる。 |
12.25日、クリスマスのこの日に、霊界では「霊界5大宗教代表の決意文採択と宣布式」が行われたという。キリスト教、儒教、仏教 イスラム教とヒンドゥー教の5大宗教の創始者(イエス・キリスト、孔子、仏陀、マホメット)と代表らが 文鮮明を人類の救世主、メシア、再臨の主、真の父母であられると宣言し、真の父母(文鮮明夫妻)に侍り、神様の国と世界平和のために和合、統一、精進することを決意し、宣布したという。金英順(キム・ヨンスン)が受けた啓示として紹介した) |
【2002(平成14)年】 |
年頭標語 : 「天地父母の理想である自由平和幸福の天一国安着万歳」 |
2.16日、韓国ソウルのオリンピック公園フェンシング競技場及び各国会場で億組第3次国際合同祝福結婚式を開催。 |
4月、週刊文春4月4日号が自民党の山崎拓幹事長が議員宿舎近くのマンションに囲って夜這い不倫をしていた不倫相手(当時29歳のOL)は、統一教会の信者であること、スパイ行為をしかねない団体に国家機密が漏れる可能性があり、政治家として失格であると批判した記事を掲載。山崎幹事長は事実無根だとして名誉毀損で週刊文春を訴えたが、2003年9月4日 東京地裁は、山崎幹事長側の請求を棄却し、「記事の重要部分は真実であるか、真実でないとしても真実と信じた理由がある」と述べた。 |
7.4日、5大宗教団体の代表たちの決議宣布文を全米50州の、ワシントン・タイムズを初めとした主要日刊新聞に全面広告する。約1500万軒に直接、配逹した。 |
7.14日、文顕進がさいたまスーパーアリーナで、「SERVICE FOR PEACE WORLD TOUR 2002 日本大会」194を行う。 |
8.21日、東京地裁で「合同結婚式への参加強要は違法」とする全国初の判決が出る。 |
9.18日、教団の関連企業であった「株式会社ワコム」の元従業員30名が、ワコムの社長と従業員持ち株会に対して、株式の持分の確認ないし、8750 万円の支払いを求める訴訟を起こす。ワコム側は2003年1月20日に、統一教会の指示により、株式の店頭公開を妨害する目的で起こされた不当な訴訟だとして、損害賠償反訴請求を東京地裁に提起した。2003年11月18日に、東京地裁は元従業員らの請求とワコム側の請求を共に棄却した([17])。 |
「日韓交流・安全保障セミナー」を開催。 |
日韓米国際指導者会議に参加。 |
日朝・拉致問題で共産党・朝日新聞批判など号外ビラを全国で配布。 |
【2003(平成15)年】 | |
年頭標語 : 「真の愛で私たちの家庭は天一国の孝子忠臣聖人聖子の真の家庭を完成させます」 | |
文氏は、晋三氏についてこう触れたことがある。
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2.6日、 「天宙天地真の父母様平和統一祝福家庭王即位式」を行う。神様と真の父母(文鮮明夫妻)が天地人父母様となり、天の王権が現れることができるようになったとされる。 | |
2.12日、世界日報(セゲイルボ)社は「龍平(ヨンピョン)リゾート(ドラゴンリゾート)」(江原道(カンウォンド)平昌郡、オーナーは文鮮明の親戚)を買収。韓国の財閥・双龍(サンヨン)グループの系列会社が経営していたこの会社の株の9割以上を、世界日報社が取得した。龍平リゾートは後に「冬のソナタ」のロケ地として知られるようになる。2008年までの5年間で2千億ウォン以上を投資する計画は、この地域が2018年の平昌オリンピック開催を誘致していたためと見られている。 | |
韓国の雑誌『女性朝鮮』(2003年3月号)に「13名の子供を産み育て文鮮明氏の妻としての私の42年間」と題する、韓鶴子の単独インタビュー記事が掲載される。 | |
3.7日、ヨーロッパの草創期の教団幹部の娘である元信者のドナ・コリンズが第37回全国霊感商法対策弁護士連絡会の東京の集会で講演。幼い頃から間近で見てきた文鮮明ファミリーの実態について、「やってることは嘘であり、聖の逆だ」と非難する([18])。 | |
3.10日、浅見定雄が統一教会側のジャーナリスト室生忠と月刊誌「創」を名誉毀損罪訴えた訴訟で、浅見側の勝訴が最高裁で確定。 | |
5.18日、ユダヤ教とキリスト教の指導者がイスラエルにおいて、これまでの過ちを謝罪し和解する「エルサレム宣言」に署名する。 | |
7.10日、超宗教スポーツフェスティバル開催。 | |
7.13日、韓国・天安市の柳寛順体育館と各国会場で4億組第4次国際合同祝福結婚式。 | |
7.15日、韓国のソウルワールドカップ競技場で鮮文スポーツ財団(会長は文鮮明)の主催するサッカー大会「ピースカップコリア2003」が開催される。教団の関連する「一和」のサッカークラブ城南一和天馬を含む、世界8カ国のクラブが参加。優勝賞金は200万ドル。プロサッカークラブ「城南一和」が、京畿道の城南市を本拠地として選んだことに対し、城南地域の宗教界と既成キリスト教界が連合して城南市に激しく抗議。 | |
8.1日、神様が万軍のエホバの名で、「国連に送る神様のメッセージ」を語ったとされる。文鮮明が「お母様も自分もサタンの血統を持って生まれた」と告白。[108] | |
9.19日、韓国基督教統一協会対策協議会(代表会長チェ・ジェウ牧師)が日韓国教会言論会(代表会長イ・スンヨン牧師)の事務所で、統一教会の合同結婚式の被害者だとする2人の信者の教団脱退記者会見を行う。元教団幹部の朴俊哲(パク・ジュンチョル)牧師が司会。元信者たちは統一教会による被害者を出さないために社会に告発するなどを語る。「韓国基督新聞」(同年9月23日付け)で報道される。 | |
9月、2004.5月、イスラエル平和大行進。 | |
10.3日、文鮮明が超宗教超国家平和協議会議会(IIPC) を創設する。 | |
10.10日、札幌の青春を返せ裁判で最高裁判所第2小法廷は統一教会側の上告を棄却、元信者らの勝訴が確定。 | |
10.25日、「真の子女の日」の43周年に当たるこの日に、430双の劉大行(ユー・テーヘン)全国祝福家庭連合会総会長を通し、“天の聖書”とされる『天聖経』(文鮮明の既刊の説教集の合本)が日本全国のリージョン(各地区)の責任者たちに、それぞれ1冊ずつ手渡される。 | |
10月、超宗教平和大行進。 | |
12.22日、ユダヤの地においてイエス・キリストの戴冠式を行う。 | |
12月、イスラエルのガザ地区において中東平和大行進行事を開いた。統一教会の主催だと知らない参加者も多く、賛否両論が出る。 | |
月日不明 文鮮明の四男、文国進が劉順珠{ユ・スンジュ、文鮮明の側近の劉大行(ユ・テーヘン)の長女}と離婚。
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「救国救世全国役員総決起大会」を開催。 | |
「日韓交流・安全保障セミナー」を開催。 | |
各地で映画『暗号名 黒猫を追え!』上映会を開催。 | |
「過激なジェンダーフリー」反対キャンペーンを展開 |
【2004(平成16)年】 |
年頭標語 : 「神の祖国と平和王国時代宣布」 |
3.23日、米国議会上院オフィスビルで、「平和大使授賞バンケット」(世界平和超宗教超国家平和協議会主催)が開催される。米国の上院と下院議員の80名をはじめユダヤ教・キリスト教・イスラム教などの宗教指導者約350名が参加。世界各国で平和活動に貢献した指導者らを表彰し、「平和の王冠賞」が授与された。最後に、IIPの創始者である文鮮明のこれまでの業績を称えるとして、ロスコ・バートレット下院議員(共和)とダニー・デービス下院議員(民主)がマントと王冠を授与した。これを教団は「真の父母の戴冠式」として、アメリカの宗教者や政治家たちが文鮮明を再臨のメシアとして受け入れたかのように宣伝したが、市民から参加した議員達に非難の声が上がった[109] 関わりあった議員たちの多くは「私はその日行事がそういう 性格なものだとは分からなかった」、「後で分かって非常に不快だった」などと述べたという。メディアの報道によって問題化すると、教団関連のウエブサイトから、それらの模様を収めたビデオが削除された。 |
3月、中曽根康弘元首相が、都内での関連団体「世界平和連合」の大会で憲法改正について講演している。この時は自民党議員8名の他に、当時の民主党議員9名が参加。当時の鳩山由紀夫代表も来賓として挨拶している。 |
6.25日、札幌で、「信仰の自由侵害回復第2次訴訟」が提起される。原告52名中16名は、入信した家族・友人によって物品を購入させられた人たち。家族・友人などが統一教会に入信したことにより、被害を受けたことに対する責任を教団に問う訴訟。請求総額は、6億1946万9141円。 |
7.20日、文鮮明の側近で教団ナンバー2の朴普煕が詐欺容疑でソウル東部地区検察に逮捕される。一和の工場隣の土地にマンション建設をする計画でお金を受け取っていながらも、一向に建設が始まらないため訴えられる(2006年11月3日、懲役3年、執行猶予5年の判決が出た)。 |
7.26日、ソウル及び各国会場で4億組第5次国際合同祝福結婚式。 |
8.20日、韓国において、世界各国各界の指導者たちが文鮮明を「平和の王」として推戴する戴冠式が行われたという。 |
9.16日、教団の関連企業、ワシントン・タイムズ・アビエーションと米シコルスキー社が韓国の金浦の航空事業共同開発を合意 |
9.23日、蒙古斑同族世界平和連合創設。 9月23日 ソウルで「蒙古斑同族世界平和連合」(MPFWP)創設。 |
9.26日、文鮮明の四男、文國進(ムン・クッチン)が再婚。「天宙清平修練苑の天城旺臨宮殿」で朴知鋭(パク・チエ)との聖婚式が行われる。大学院時代からのつき合いがあったと言われる。 |
11月、「世一観光」がイラク戦争・サーズ騒動などの影響による業績悪化のため(株)ハッピーワールド・旅行事業本部に吸収される。 |
「有害環境から青少年を守れ!」署名活動を展開。 |
【2005(平成17)年】 |
年頭標語 : 「内外天一国理想を完成しましょう」 - 2008年までの天一国摂理第二次四年路程が始まる。 |
1.11日、文鮮明の側近、郭錠煥(クァク・ジョンファン)・統一グループ会長が韓国プロサッカー連盟会長に選出される。 |
2.9日、韓国・天宙清平修錬苑にて「天一国5年特別祝福式」。主に韓国・日本・アメリカから代表が集い、113組のカップルが祝福を受ける。 |
2.14日、韓国の清平において、文鮮明は霊界の五大聖人をはじめ,各界,世界各国の指導者たちが、自らを「天宙平和の王」として推戴したとして「天宙統一平和の王戴冠式」を行う。 |
3.1日、韓国の日本からの独立を祝う「光復節」にあたるこの日に、韓国に嫁いだ日本人女性(教団の信者たちと思われる)60人余りが韓服姿で、京畿道(キョンギドウ)・議政府(イジョンブ)のペヨン小学校を訪れ、1000人余りのお年寄りたちを前 に、「わたしたちの先祖が韓国人に働いた数々の蛮行を、心の底からお詫びさせて頂きます。崇高な三一精神と柳寛順烈士の犠牲精神 を模範として、熱心に生きて行きます」と跪いて頭を垂れる「ジョル」という韓国伝統の礼の仕方で涙の懺悔をする。『朝鮮日報』に掲載された写真 |
3.6日-3.29日、文孝進が日本各地で、コンサート。テーマは「驛(えき)」。 |
3.18日、文鮮明が統一教会に批判的なウェブサイトを告発し、損害賠償裁判していくことを指示する。翌日のイーストガーデンでの訓読会でも同様の指示を出す。 |
4.25日、新潟県や首都圏 の教団の元信者35人が、だまされて入信させられ、精神的苦痛や経済的被害を受けたとして、教団に総額約3億3500万円の損害賠償を求めた訴訟で、新潟地方裁判所の大工強裁判長は、「違法な勧誘・教化行為で信教の自由や財産権を侵した」として、教団に約8700万円の支払いを命じる。判決は原告の経済的被害 を認定したうえで「元信者を違法な活動に従事させた」とし、教団に不法行為への使用者責任があると認める。教団は「主張が認められず遺憾。判決文を検討し、控訴したい」とのコメントを出す。全国7地裁1支部で提訴された「青春を返せ訴訟の一審は新潟の訴訟を除けば、すべて和解か原告側勝訴で判決が確定した。 |
都内一流ホテルの宴会場で毎週水曜日に行われている「世界平和超宗教超国家連合」主催の「日韓交流パーティ」に教会員の桜田淳子が参加し、歌を披露。パーティ出席者は韓国人と日本人の「姉妹結縁」を結んだ。参加者には民主党の室井邦彦、自民党元文部科学副大臣青山丘(たかし)、元文部科学政務官大野松茂らの国会議員が参加。 |
5.20日、前年の7月20日に、韓国人ビジネスマンに巨額の負債を返済することができないことで、詐欺容疑で拘束されていた教団幹部の朴普煕に対して、ソウル東部地区検察は懲役5年の有罪判決を下す。朴はソウル地裁に控訴した。 |
6.25日-28日、文鮮明が全米4大都市講演ツアーを行う。(ニューヨーク、ワシントンD.C.、シカゴ、ロサンゼルス)講演の中で、ベーリング海峡を橋とトンネルで結び、世界一周ができる世界超高速道路を連結させ、世界を一日生活圏にすることが、戦争と分断がない平和王国創建につながるという「ワールド・ピース・キング・ブリッジートンネル構想」を発表。82kmで22兆円の総工費の巨大プロジェクト。 |
6月、教団の機関誌『ファミリー』5月号に、実態的な血統転換(血分け)があったとも取れるような金明煕の証が載る。 |
8.1日、韓国・忠南柳寛順体育館及び各国会場で4億組第6次国際合同祝福結婚式。 |
9.9日、産経新聞が「在韓日本人2万1000人 10年で倍 半数以上は反日行動が目を引く統一教会関係者」と題する記事を掲載。反日行動の背景には統一教会の集団結婚で韓国に来た日本人女性と、その子供の急増があり、「竹島問題や教科書問題等の日韓関係で問題が起きると記者会見などで反日的声明を発表するなどと指摘。 |
9.12日-12.3日、文鮮明が、世界100か都市を講演。神様から受けたというのメッセージを発表する。 |
9.12日、韓国の『世界日報』(セゲイルボ)は「日帝は自国の少年兵も生体実験の道具として利用していた」と題した記事で、第二次大戦当時、人間生体実験を行ったと言われてきた日本の731部隊が、自国の少年兵も生体実験に利用したという731部隊出身者の証言を紹介。 |
9.12日、文鮮明と、その妻で現・家庭連合総裁の韓鶴子がニューヨークで天宙平和連合(UPF、平和大使協議会)を創設する。平和軍と平和警察により世界平和を守る番人の役割を果たす国際機関だとされる。 ベーリング海峡プロジェクト 発表。 |
10.3日-14日、日本や韓国で天宙平和連合創設記念大会が行われる。これに対し、海外のキリスト教統一協会対策組織が統一教会が社会に定着するのを防ぐためにキリスト教界が団結するべきだと呼び掛ける([19])。 |
10.4日、(山上容疑者が殺意を抱くきっかけとなったという)「天宙平和連合」の行事に、安倍氏が祝電を打っている。 |
12.1日、韓国の天宙清平修錬苑の情心苑で「本殿聖地タイムカプセル封入式」、翌2日に「タイムカプセル奉献式」が行われる。文鮮明夫妻の手型を印した金型や「天宙天地真の父母様平和統一祝福家庭王即位式」 (2003年2月6日、天宙清平修錬苑) で使った王冠と龍袍 (御衣)などの他、本殿聖地建築献金を完納した者の名前が記された名簿などが入れられる。タイムカプセルは、1000年後の3055年12月2日に開封されるという。 |
12.5日、統一教会の信者になった長女(38)が、多額の寄付をしたり行方不明になったりして、家庭が崩壊したとして、神奈川県の夫婦が教団に慰謝料など約1700万円の損害賠償と、長女と毎月2時間面会させることを求め、28日東京地裁に提訴。教団に対し家庭崩壊の責任を問う初めての訴訟となる。長女は夫の預金約2500万円を献金したり、両親に嘘を言って金を借り約385万円を献金した。夫と離婚後、行方不明となっているという。 |
12.29日、韓国・天宙清平修錬苑及び各国で、「世界平和国際合同交叉祝福式」。1147組のカップルが祝福を受ける。 |
12月、韓国の一山(イルサン)国際展示場(KINTEX)で民団と朝総連系など在日韓国人1万名余と以北5道民リーダー、嶺南(慶尚道)・湖南(全羅道)リーダーなど 5万名余を集めて大会を行う。「天宙平和連合」の役目と南北統一に対して語る。 |
2005年、公安調査庁が発行した2005年版の報告書「内外情勢の回顧と展望」で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を「特異集団」と表記した上で、「在日韓国・朝鮮人の糾合を目的とする新組織を設立し、在日関係者を取り込むことで勢力拡大を図る動きをみせた集団」と記載している。 |
【2006(平成18)年】 |
年頭標語 : 「天宙平和理想モデル摂理安着時代」 |
1.13日、天正宮博物館完成 。 |
1.15日、崔元福(チェ・ウォンボク)が89歳で他界する。 |
1.18日、19日、日韓両国のキリスト教の牧会者、弁護士、被害者代表が集まり、「統一協会問題日韓教会フォーラム」を開催。日本の「統一協会被害者家族の会」関係者は韓国で統一教会の合同結婚式に参加した後、行方不明になった日本人女性6500人の捜索を韓国教会に要請。韓国教会側は教団と団体が協力し、問題解決に積極的に対処していくことに合意。 |
1.31日-2.4日、韓国・ソウルで「天宙平和連合」(UPF)の第1回総会が開催。約190か国から約300人の指導者が参加。 |
2.9日、統一教会が禹(う)グループ(「氏族教会」、「美しい永遠なる家庭連合会」)が勧誘に使用していた書籍に対し、み言葉の悪用だとして、同書籍の出版、販売、頒布の差止、廃棄、並びにその原稿等の廃棄を求めて前年11月、東京地裁に提訴していた裁判が「認諾に等しい和解」で終結。文鮮明は禹が自分の庶子だというのは嘘であり、このようなサタンの最後の計略と欺瞞に注意をしなければならないとコメントしたという。 |
3.18日、韓日両国に住む日本人主婦ら(教団の信者たちと思われる)で構成された「柳寛順(ユ・グァンスン)烈士精神宣揚会」がソウルで大会を開いた。柳寛順烈士を“アジアのジャンヌダルク”として、その精神を受け継いで韓日両国の友好増進の先頭に立つことを決議する。 |
4.6-20日、文孝進が日本の6か都市でコンサート。テーマは永遠の愛を意味する「永愛」(ヨンエ)。 |
4.12日、分派活動を続けて来た「氏族協会」が解散を宣言。 |
4.26日-5.10日、韓鶴子(「UPF共同総裁)が世界120か都市巡回講演を行う。 |
4.28日-5.10日、北米13か都市講演では文顯進が講演。 |
5.3-7日、韓国の天宙清平修錬苑で「天運相続つつじ浄火祭清平特別大役事」が行われる。最終日には信者が自らの願いを書いた「所願成就書」を神様に奉献する「還元祈願聖火式」が行われる。 |
5.13日-24日、全国12か都市で「天宙平和連合(UPF)祖国郷土還元日本大会」(主催・同大会実行委員会)が開催。韓鶴子UPF共同総裁と文国進が講演。講演では、韓総裁、国進を主礼に、参加者を日本の代表として祝福式が行われる。 |
アジア太平洋島嶼国家サミットを開催。 |
各地で映画「黒猫を追え!」上映会を開催。 |
5.13日、統一教会の関連団体「天宙平和連合」(合同結婚式も行われたと報道されたが、教団は否定)の福岡大会(約八千人)に、安倍晋三内閣官房長官や衆院憲法調査特別委員会筆頭理事で元法相の保岡興治氏ら国会議員七人が祝電(安倍は官房長官の肩書で)を送った。韓国の「世界日報(セゲイルボ)」で報じていたとが日本で判明し、社会的に問題のある団体に政治家が祝電を打ったことの是非をめぐって波紋を呼ぶ。
この大会は、韓日男女二千五百組の合同結婚を併催。「聖水式と聖婚問答が行われました」(聖水式は合同結婚の主要儀礼)。UPFは統一協会の偽装組織で、教祖文鮮明と妻の韓鶴子が共同総裁。統一協会は「七代前の先祖の因縁を解放しなければならない」という“解怨献金”(一家庭七十万円)などに力を入れ、UPFはその舞台の一つ。献金で天国に入籍し、それにより平和をつくるなどとしている。組織の指名で相手が決まる集団結婚(合同結婚)は、文鮮明との性交で原罪を清算する(血分け)という“教義”を象徴化したもの。当初は幹部活動家向けでしたが、最近は大規模化し、「祝福感謝献金」が主目的になっているとされています。 |
5月、統一協会の集団結婚(合同結婚)を兼ねた大会に安倍晋三官房長官ら自民党幹部が祝電を送っていた。この大会は5月後半に国内12カ所で開いた「天宙平和連合(UPF)祖国郷土還元日本大会」。安倍氏はこのうち東京と広島の大会に2度の祝電を打っている。この他に数十人の国会議員が祝電を打ったり来賓で招かれたりしている。 |
5.29日、韓国の最大手の週刊誌『週刊朝鮮』(2006年5月29日発行)で、統一教会グループが進める事業を紹介する記事が掲載される。 |
6.6-13日、韓国・清平の天宙清平修錬苑で、「天正宮博物館開館式」と「天宙平和の王真の父母様戴冠式」が開催される。 |
6.11日、TBSが「報道特集 再燃! 統一協会による被害」で、韓国の清平天宙修練院などにおける教団の集金術の実態を報道。 |
6.13日、文鮮明は韓国清平にある天上王臨宮殿(本殿聖地)に入る。「入宮式」と言われる。 |
6.13日、世界185カ国平和使節団から「天宙平和の王」として推戴。 |
6.16日、韓鶴子がモンゴル大会から再び世界巡回講演に出る。子供達も同行。中央アジア、中東と回り、7月に入ってからは欧州諸国で連日、講演。 |
6.19日、安倍晋三内閣官房長官の事務所は「私人としての立場で地元事務所から『官房長官』の肩書で祝電を送付したと報告を受けた。誤解を招きかねない対応で、担当者に注意した」とのコメントを出す。産経新聞はこの件を大阪版では報じたが、東京本社発行版では掲載しなかった。霊感商法の被害者救済活動をしている全国霊感商法対策弁護士連絡会が、安倍長官と保岡元法相に対し、事実関係の説明を求める公開質問状を出す。 |
6月、UPFが日本で開催した「祖国郷土還元日本大会」に安倍が祝電を送っている。このときの大会には中曽根康弘元首相、中川秀直政調会長(当時)らも祝電を送っている。 |
7.25日、米朝対話を呼びかけていた山崎拓元副総裁が友人である朱東文(チュ・ドンムン)『ワシントン・タイムズ』社長と会い、金正日から訪朝を促す招待状を渡されたとの指摘について山崎の事務所は招待状については「一切何も聞いていない」とコメント。 |
7.31-8.7日、文鮮明の三男の文顕進(ムン・ヒョンジン)が来日し、「神様の理想家庭と平和王国を実体化しよう!」のテーマで講演ツアーを行う。長男の信元(シンウォン)が7月31日の成和学生大会で講演、長女の信愛(シンネ)がコンサートを、次男の信重(シンジュン)も青年教育プログラムのメンバーとして参加。 |
8.1日、文鮮明の四男の文国進(ムン・クッチン、「韓国統一教会維持財団」理事長)が教団関連企業、「一成建設」社長・方(パン)ヨンソプを「韓国統一教会維持財団」の副理事長・「統一グループ」副会長に任命。就任式で国進は方福会長が昨年、祝福を受けたことを紹介。わずか1年でグループナンバー2になったのは異例の事。 |
8月2日、文鮮明の第一婦人、崔先吉(チェ・ソンギル)との子供、聖進(ソンジン)の長女と教団幹部大塚克己の長男を祝福する。 |
8.3日、大塚克己が再び日本「統一教会」(統一協会)会長に就任。9日、松涛本部で就任式。前会長の小山田秀夫は世界巡回師に任命される。 |
8.22日午前9時頃、韓国の統一教会(「世界平和統一家庭連合」)の信者約700人が、月刊誌『新東亜』9月号の「大解剖・統一教王国」と題した教団に対する批判記事への抗議として、ソウル西大門忠正路の「新東亜」社に押しかける。250人が建物の玄関の窓を壊して進入し、残りの450人は外で座り込みを続けた。信者らは記者らのパソコンや事務室の用具を壊し、当の記事を書いた記者の取材書類を奪ったり、その記者の携帯電話に「殺す」というメッセージを200件も送った。更に記者たちに、輪転機に砂をかけるなどと脅したり暴力をふるった。信者らは、記事が、信者らの意見を完全に排除したまま悪意的に書かれたとして、取材記者の懲戒と同誌9月号をすべて回収するよう求めた。警察は警察約1,500人を配置して、万一の事態に備えたが、責任者を連行すると信者らを刺激するという新東亜側の意見により、責任者の連行を延期した。統一教会のソン・ジョンイク企画部次長は新東亜側が適切な対応を取るまで、今後も抗議を続けると声明を出す。約8時間にわたる抗議の後、5時30分に解散。 |
8.24日、 「新東亜」が「統一教の本社乱入、国民の知る権利に対するテロ 」という社説を掲載。一連の抗議行動を「言論の自由と国民の知る権利に対する重大な威嚇である。」と非難し、統一教会に対し、今回の事件が「世界の平和」という教義に合致するものなのか、それとも一部信徒の脱線であるかを明らかにしなければならないとし、法的責任を問う意向を示す。 |
8.25日、韓国の世界日報が「新東亜の暴露ジャーナリズムを警戒する」という社説を掲載。「新東亜」の報道姿勢を非倫理的取材、扇情的、商業的と批判し、問題解決に誠意を見せなかったことが、集団抗議のきっかけになった側面もあると新東亜側にも責任があると反論。 |
8月、マスコミで、女性信者への性的暴行が問題となった宗教団体「摂理」の教祖、鄭明析が1970年代に韓国の統一教会に入信していた時代に、「国際勝共連合」の講師をしていたとの報道に対して、統一協会は「講師をした事実はありません」と完全否定し、各社に抗議を行う。 |
9.13日、韓国・清平の天城旺臨宮殿で行われた日本人特別集会で文鮮明が説教する。米国の霊能者が霊界で見た弥勒仏の姿を描いた絵が文鮮明の若いときに酷似していると紹介される。 |
9.14日以降、文鮮明、祈祷文の締め括りの「アーメン」を「アージュ」に変更。「アージュ」の意味は「我主」と説明。 |
9.26日、安倍晋太郎氏の次男・晋三が首相に就任。文氏の発言はこう続く。「安倍晋三が首相ですよね。それは先生(文氏が自身を呼ぶ言葉)と近いですよ」(545巻321ページ)。 |
文信元(文鮮明の孫・顯進の長男)ウェストポイント(米国陸軍士官学校)入学。 |
2006年、公安調査庁が発行した2006年版の報告書「内外情勢の回顧と展望」でも、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を「特異集団」と表記した上で、「新組織への結集を目指し、在日関係者を韓国の大会に参加させ、在日組織との間であつれきを生じさせる動きを示す集団」と記載している。 |
【2007(平成19)年】 |
年頭標語 : 「天宙平和天一國太平聖代億萬歳」 |
4.1日、パラグアイのアスンシオン支部の責任者と土地管理会社「ビクトリア」社長を兼任していた太田洪量が、日本人秘書、パラグアイ人の関係者2人とともに現地で誘拐された。4月10日に日本人秘書が解放され、身代金140万ドル(約1700万円)と引き換えに4月20日、太田と関係者2人が解放された[110][111][112]。 |
4月 統一教会の活動における宗教分野について、7男の文亨進が後継者になることを公表[113]。 |
7.13日、文鮮明先生みことば選集 568 - 5.イブ国家日本の責任と使命韓国京畿道加平天正宮(教団本部施設)。 |
8月。公安関係者向けの雑誌『月刊治安フォーラム』に「反社会的活動を続ける統一教会の実像」と題する記事が掲載される[114]。 |
9.23日、アベルUN創設。 |
スパイ防止法制定促進3団体で共同講演会開催。 |
【2008(平成20)年】 |
年頭標語 : 「天宙平和聯合天一国双合七八禧年萬才」 |
7.19日、文鮮明と韓鶴子らが乗ったヘリコプターが不時着し、この事故により乗っていた統一教会関係者16人のうち文夫妻を含む14人が負傷して清心国際病院に搬送され、治療を受けた。8.3日、退院後の写真が公開される。 |
国際勝共連合創設40周年記念行事を開催。 |
【2009(平成21)年】 | |
年頭標語 「天地父母天宙安息圈絶對性真の愛真の生命真の血統権勝利宣布時代」 -2012年までの天一国摂理第三次四年路程が始まる。 | |
2009衆院選で、自民党の下村博文氏を選挙支援。統一教会と自民党の闇を暴き続けるを徹底追及の「TBS報道特集/10.22日」が、下村氏の選挙支援をした元信者の次の発言を報じている。
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安全保障セミナーを活発に開催。 | |
7.13日、日本統一教会会長・徳野英治、印章販売会社「新世」が霊感商法により特定商取引法違反で摘発され社長始め幹部が逮捕された事を受けて辞任。新会長は国際勝共連合元理事長・梶栗玄太郎。 | |
2009年に自民党が下野すると、自民党議員が統一教会の関連団体で講演することが増える。関連する「世界平和連合」「世界平和女性連合」で稲田朋美氏が講演。安倍氏も「世界戦略総合研究所」の講演やシンポジウムに登壇。同研究所の定例会では、下村博文、中川秀直、衛藤晟一、石破茂などが講師を務めている。 |
【2010(平成22)年】 | |
年頭標語 「真の愛天宙安息圏清心一萬勝一萬歳」。 | |
2.14日、天暦(年号:天基)の使用を開始。 | |
4月、東京・渋谷駅ハチ公前での街頭演説。 | |
7月、有田氏が参院選の際に入手した教団内部資料とされる文書は、安倍派の山谷えり子参院議員(比例)の支援を次のように呼びかけている。
この文書から、この当時、教団が「性や家族の多様性を認める価値観」を広めようとしていたことが判明する。 |
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10.18日、文鮮明総裁の7男の文亨進世界会長が、今まで統一教会(韓国法人名:統一教)が否定してきた「血分け」を「事実」と認める。 | |
梶栗玄太郎新会長が就任「新会長就任の集い」を開催。 | |
沖縄在日米軍基地をめぐる鳩山首相発言批判を展開。 | |
参議院選挙の前、「漏洩した国際勝共連合の内部通達文書」とされる文書に「山谷(えり子)先生、安倍先生なくして私たちのみ旨は成就されません」との文言がある。 |
【2011(平成23)年】 |
年頭標語「天情父母地和子女定着終最一体完了天宙定着天一國萬歳」。 |
5.26日、文信元、ウェストポイント陸軍士官学校卒業式。 |
東日本大震災でのボランティア活動に参加。 |
東アジアと日本の平和と安全を守るフォーラム全国大会を開催。 |
(私論.私見)