近代西欧哲学 |
(最新見直し2012.11.06日)
(れんだいこのショートメッセージ) |
17世紀。フランシスベーコンの「新機関」、デカルトの「方法叙説」、ロックの「人間悟性論」、バークリー「人間的知識の原理」、スピノザ「知性改善論」、ライプニッツの「人間悟性新論」、ヒュームの「人間の本性論」、「人間悟性論」、カントの「純粋理性批判」。 |
目次
コード | 中項目 | 備考 |
英国系 | ||
仏国系 | ||
独国系 | ||
伊国系 | ||
露国系 | ||
米国系 | ||
*国系 | ||
*国系 | ||
(私論.私見)
ニコラウス・コペルニクス |
ジョルダーノ・ブルーノ |
デカルト |
ガッサンディ |
スピノザ |
ライプニッツ |
パスカル |
百科全書派 |
ラ.メトリー(1709−1751)
ラ.メトリーの認識論
「人間の認識は、脳のスクリーンのうえに実際に現れる様々の変化であるが、それは眼の中に映し出された事物が、このスクリーンに反射したものであって、あたかも幻灯によって映し出された像のようなものである」
「又彼は、感覚器官に対して、事物の刺激が引き起こす認識を『バイオリンの弦あるいはピアノの鍵盤が振動を受けて音声を発するのと同じようなもの』とみなしている」
概要「デカルト主義者及び言及するにも値しないいろいろな神学者たちの意見に反して、現在では物質が自ら運動を行うことは既にはっきりと証明されている」
概要「思想は、電気、運動の能力、不可入性、拡がりなどと同様に、有機的物質の一特性である」
エルヴェシウス(1715−1771)
概要「運動は引力と同様、物体に固有なものである。運動はとりもなおさず一切の存在物の原因である」。
精神論(1758)
人間論(1773)
オルバック
無神論の戦死としてのオルバックの宗教・神学批判
「宗教はただ国王を人民の上に君臨させ、且つ人民を国王に屈服させるための虚構として出現したものに過ぎない」、「教会は、国家の幸福にとっては有害なものであり、人類精神の進歩にとっても敵である」。
カバンス
概要「脳は、胃腸が消化を行い、肝臓が胆汁を仕上げるのと同様に、専ら思想の生産を職分とする器官である」。「我々は、脳は或る意味では、印象を消化するものであり、有機的に思想を分泌するものであると確実に結論する」(人間の物理と道徳の関係)
ビュヒネル
「思惟は普遍的な自然運動の特殊形態として考察されなければならない。それは筋肉運動にとっての収縮運動や世界エーテルにとっての光の運動と同様に中枢神経要素の実体にとって特徴的なものである」(「力と物質」)
フォークト
「あらゆる自然科学者は、いくらかでも真面目に思索するならば、精神活動なる名で知られている能力が単に脳物質の機能に過ぎないこと、又は若干粗雑に表現すれば、思想の脳に対する関係は、胆汁の肝臓に対する関係ないしは尿の腎臓に対する関係とほとんど同様であるということを、了解するに至るだろう、と私は考える」(「生理学的論稿」)
モレショット
「フォークトの比喩は、フォークトが使ったような意味に解するならば争う余地の無いものである。脳が思想の形成の為に必要なのは、肝臓が胆汁の造出の為に、又腎臓が尿の分離の為に必要なのと同様である。だが、思想が液体に似ていないことは、熱や音響と同様である。思想は、脳物質の運動、位置変化である」(「生命の循環」)