虫のこえ

 (最新見直し2011.03.15日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、日本の名歌、音楽論その他を確認しておく。

 2011.03.15日 れんだいこ拝


【虫のこえ】
作詞・、作曲・
1910年『尋常小学読本唱歌』に初出。
  1. あれ松蟲が鳴いてゐる。
    ちんちろちんちろ ちんちろりん。
    あれ鈴蟲も鳴き出した。
    りんりんりんりん りいんりん。
    あきの夜長を鳴き通す
    あゝおもしろい蟲のこゑ。
  2. きりきりきりきり きりぎりす。
    がちやがちやがちやがちや くつわ蟲。
    あとから馬おひおひついて
    ちよんちよんちよんちよん すいつちよん。
    秋の夜長を鳴き通す
    あゝおもしろい蟲のこゑ。

1932年の『新訂尋常小学唱歌』では2番の「きりぎりす」が「こほろぎや」に改められた。これは歌詞にある「きりぎりす」がコオロギを指す古語であり、「きりきり」という歌詞もまたコオロギの鳴き声を表現したものであることから、虫の名と鳴き声とを整合させるためであった。しかし、そのために「きりきり きりきり きりぎりす」というは失われた。



 



(私論.私見)