箱根八里(箱根の山は天下の嶮)

 (最新見直し2011.03.15日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、日本の名歌、音楽論その他を確認しておく。

 2011.03.15日 れんだいこ拝


箱根八里(箱根の山は天下の嶮)
作詞・鳥居忱、作曲・滝廉太郎、

1901(明治34)年3月発行の「中学唱歌」に掲載された。

【歌詞】 箱根八里

第一章 昔の箱根

箱根の山は、天下の嶮(けん)

函谷關(かんこくかん)も ものならず

萬丈の山、千仞(せんじん)の谷

前に聳(そび)へ、後方(しりへ)にささふ

雲は山を巡り、霧は谷を閉ざす

昼猶闇(ひるなほくら)き杉の並木

羊腸の小徑は苔滑らか

一夫關に当たるや、萬夫も開くなし

天下に旅する剛氣の武士(もののふ)

大刀腰に足駄がけ

八里の碞根(いはね)踏みならす、

かくこそありしか、往時の武士

第二章 今の箱根

箱根の山は天下の岨

蜀の桟道數ならず

萬丈の山、千仞の谷

前に聳へ、後方にささふ

雲は山を巡り、霧は谷を閉ざす

昼猶闇(ひるなほくら)き杉の並木

羊腸の小徑は、苔滑らか

一夫關にあたるや、萬夫も開くなし

山野に狩りする剛毅のますらを

猟銃肩に草鞋(わらぢ)がけ

八里の碞根踏み破る

かくこそあるなれ、当時のますらを



 



(私論.私見)