春の小川

 (最新見直し2011.03.15日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
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 2011.03.15日 れんだいこ拝


春の小川
作詞 高野辰之、作曲 岡野貞一
大正元年(1912年)『尋常小学唱歌 第四学年用
昭和8年(1933年)『新訂尋常小学唱歌 第四学年用』

一、  春の小川はさらさら流る。
    岸のすみれやれんげの花に、
    にほひめでたく、色うつくしく
    咲けよ咲けよと、ささやく如く。
二、  春の小川はさらさら流る。
    蝦やめだかや小鮒の群に、
    今日も一日ひなたに出でて
    遊べ遊べと、ささやく如く。
三、  春の小川はさらさら流る。
    歌の上手よ、いとしき子ども、
    聲をそろへて小川の歌を
    うたへうたへと、ささやく如く。
昭和17年(1942年)2月『初等科音楽 一

一、  春の小川は、さらさら行くよ。
    岸のすみれや、れんげの花に、
    すがたやさしく、色うつくしく
    咲いているねと、ささやきながら。
二、  春の小川は、さらさら行くよ。
    えびやめだかや、小ぶなのむれに、
    今日も一日ひなたでおよぎ、
    遊べ遊べと、ささやきながら。
 1912(大正元)年、『尋常小学唱歌(四)』に発表されるが、1942年『初等科音楽(一)』では、「さらさら流る」が「さらさらいくよ」に、「ささやくごとく」が「ささやきながら」に変更され、3番の歌詞が削除された。


 



(私論.私見)