著作権問題に於ける判例の独り歩き考 |
(最新見直し2006.1.27日)
判例とは、詳しくは分からないが、れんだいこのあるべき姿論によれば、由来は玉虫色にしてある法と法の隙間を埋める調整法なのではなかろうか。決して法を曲げるものではなかろう。仮に法を曲げる判例を出すのであれば、いずれ法改正に向かうその間の繋ぎ法とでも云うべき地位に立つのではなかろうか。これが判例原則であるように思われる。 ところが、著作権法における判例は、著作権法に抵触する新事例を次から次へと積み上げ、いつの間にか著作権法そのものをないがしろにしてしまっている。これは、判例の悪用以外の何ものでもないのではなかろうか。然るに、著作権法とは別の判例法なるものが威力を増し、今では判例法が罷り通り過ぎている。れんだいこは、法秩序の上からの溶解ではなかろうかと、これを危ぶむ。 2010.10.28日 れんだいこ拝 |
(私論.私見)