「フィンランドの改正著作権法考」 |
(最新見直し2006.1.27日)
2006.1.27日、フィンランドで改正著作権法が発効した。個人使用目的であっても、音楽、映画、コンピューターソフトウェアの海賊版の配布、及びダウンロードが正式に違法となった。著作権法違反重罰化の流れの新段階となった。但し、改正法では、警察が著作権侵害事件の捜査を開始するためには、まず著作権所有者の訴えが必要とされている。違法行為の監視に当るのは著作権協会だが、実務的に不能。「ダウンロードのチェックまではとても不可能。違法配布のチェックを中心にするしかない」とコメントしている。 配布とダウンロードでは罰則が異なる。個人使用目的のダウンロードの場合、著作権所有者は、補償を求めることが出来るものの、刑法上の罰則は規定されていない。配布の場合には、商業目的でなくても罰金が伴い、最大で禁固2年の刑に処せられる。 |
(私論.私見)