小池百合子艶聞考

 更新日/2024(平成31.5.1栄和改元/栄和6).3.2日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、「小池百合子艶聞考」をものしておく。小池知事はクリーンなイメージをまとい、それが人気の一因ともなってきた。しかし、来し方を子細に見ると、聞き流せない過去も。「カネと男」にまつわる「小池研究」。小池百合子は男遍歴を重ねて出世階段を上って行く。不倫をした男たちはその後全員失脚している。

 2007.4.9日 れんだいこ拝


【「恋多き女」原点考】
 週刊新潮 2020年6月25日号掲載「小池都知事、カイロ時代の道ならぬ恋 日本人空手家との関係証言」。
 小池は高校卒業後、関西学院大学を1年生で中退し、通訳を目指すという触れ込みでエジプトへ留学した。遠い異国の地で過ごし、真偽はどうあれ、カイロ大学卒業という肩書を引っ提げて帰国したことが現在の彼女の礎だ。カイロ時代から1992年に政界に進出するまで、彼女はどうやって権力に近づくための足掛かりを掴んだのか。それこそが、彼女の「原点」ではないか。当時、その若さと美貌に惹かれ、彼女を通り過ぎた男たちがいた。彼女もまたその男たちを利用した。一人はカイロ時代に出会う日本人空手家である。
 1973年、小池がカイロ大学に入学したとされる(小池氏の著書では72年入学と記載)。その頃、同じくカイロに住んでいた日本人男性と数カ月の間だけ結婚生活を送っていた。いわゆる学生結婚である。但し、結婚生活は長くは続かず約3年で離婚している。実質一緒に暮らしていたのは1年程だった。離婚理由は、夫は留学半ばでサウジアラビアでの就職を選択、小池はカイロでの留学続行を希望したことによる。元夫は、サウジアラビアへ一緒に来てほしいと伝えたが小池さんは一緒に行く事を断り、お互い別々の道を進まれる選択をしたと云う。
 1976年、カイロ大学を“卒業”した後、小池氏は家族ぐるみで面倒を見てもらっていたフィクサー、朝堂院大覚(ちょうどういんだいかく)氏に件の空手家を引き合わせている。空手家は41年、岡山県に生まれた。国士舘大学空手道部出身で、大学時代に見た映画「アラビアのロレンス」に憧れ、卒業後、シリアに渡る。そして、76年にカイロへと拠点を移し、空手の指導やスーパーの経営をしながら晩年まで暮らした。朝堂院氏が回想する。「その頃、百合子が来て、“学校を辞めた。ついては(空手家と)空手雑誌をやりたい”と支援を求められ、実際にカネを出してやった。一緒に雑誌で一儲けしようと思ったんだろうけど、百合子は空手のことは分からないし、うまくいかなかった。彼は百合子の恋人で、まもなく別れたのだろう」。

 離婚後に交際していた空手家の存在。これについては、別の証言もある。カイロ在住の彼の知人が当時、空手家本人から聞き及んでいるのだ。その知人によれば、「あるとき、小池さんとの関係を尋ねたんです。すると、“親しくしていましたよ”と言って、こう続けました。“彼女は恋多き女でねえ、それこそ付き合っていたこともあった。男女の関係があったんです”。彼は小池さんのお父さんとも交流があったので、親しくなったのではないでしょうか」。

 空手家は72年から80年代初めまで日本人女性と婚姻関係にあり、その後はエジプト人女性と再婚した。道ならぬ恋だったのだろうか、空手家は小池氏とのことを明かさぬまま、11年前に亡くなっている。小池氏は空手家との交際について、「事実に反するもの」と回答するのみだった。

【パトロン男性との間で“金銭トラブル”】
 週刊新潮2020.6.25日号掲載 「小池百合子、政界進出前の金銭トラブル パトロンから「1千万円調達」した結果…」。
 都知事選への出馬を表明した小池百合子(67)。現在、カイロ時代の“学歴詐称”問題が取り沙汰されているが、きな臭い話はそれだけにとどまらない。小池都知事は、カイロから帰国後、パトロン男性との間で“金銭トラブル”を起こしていたのでる。
 1979年、カイロから帰国し、情報番組「ルックルックこんにちは」で評論家・竹村健一氏のアシスタントとして抜擢される。彼女はテレビで活躍していた竹村氏を通じて人脈を広げる一方で、別の場所に出入りし、政財界人との交流を深めていった。東京・千代田区のホテルニューオータニにあった「ザ・フォーラム」でのことだ。

 1980年、立教大学の教授が「学問と経営の交流の場を作る」ため、ニューオータニの敷地内にあったビルを借りて、会員制のクラブ「ザ・フォーラム」を組織する。ビル内には会議室やレストラン、バーラウンジなどが併設され、政財界人が集まるサロンのような場所だった。

 その教授の親族の伝手で、ある画商がこのビルに出入りしていた。 「小池さんがカイロ大学を出たばかりの頃、朝日新聞の記者の紹介で小池さんを預かることになったんだ」とは、その画商である。 「そこでザ・フォーラムの私の事務所で働いてもらうことにして、その中に小池さんの部屋も作ってあげた。彼女は新宿区に安いマンションを借りていて、自転車で通っていた。当時からエコ思想が強かったんだよ。いつもすっぴんで、頬にある痣(あざ)を隠すこともなかった。“何だい、それ”と聞くと“生まれつきなの”とあっけらかんと言っていたね。細川(護煕)さんらとも私を含めて交流していたよ」。
  古くからの知人証言「ほとんど知られていませんが、百合子はキャスターをしていた80年代半ばから、15歳ほど上の、都内の広告代理店の社長に面倒を見てもらっていたんです」 。
 「ある時、社長から“会わせたい娘がいる”と言われて赤坂の料亭に行った。俺のオンナを紹介する、とばかりにね。そしたらいたのは百合子。えっ、とビックリした記憶があります」 。

【続“金銭トラブル”】
 週刊新潮2020.6.25日号掲載 「小池百合子、政界進出前の金銭トラブル パトロンから「1千万円調達」した結果…」。
 パトロンから「1千万円調達」

 1980年代半ば、議員になる前の小池氏が脚光を浴びたのが“トルコ風呂”改称運動だった。 現在のソープランドをトルコ風呂と呼んでいた当時、トルコ人留学生がその名称に義憤を感じていることを、1984年、朝日新聞が紹介。それを見た小池氏が当時の渡部恒三厚生大臣に陳情し、名称が変更されたという一件である。この画商はトルコ風呂改称運動にも関与したそうで、 「男性よりも女性が出た方がいいだろう、と小池さんに前面に出てもらったんだ。何処からかトルコの留学生を連れてきて、嘆願書を渡部大臣のところに持っていかせたんだ」。
 だが、トルコ風呂改称運動の後、この画商は小池氏の金銭トラブルに巻き込まれることになる。小池氏たっての願いで、彼女の旧知の広告代理店社長に対し、会社の運転資金として1千万円を貸した。この社長、本誌(「週刊新潮」)6.18日号でも紹介したが、小池のファミリー企業にも役員として名を連ね、大物政治家や財界人、ヤクザとの交友も吹聴していた人物だった。社長と小池氏の共通の知人曰く、
「赤坂の料亭で二人が会食しているところに同席した際、“俺の女だ”と紹介されました」。その社長と小池氏が出会ったのはパーティーがキッカケ。すぐに“昵懇”となり、 「電話はしばしばで、社長の会社にも出入りしていた。中でも驚いたのは、百合子が代表を務めていたファミリー企業の役員に、この社長を入れていたことです。この会社は所在地が当時の百合子の自宅で、役員も他には彼女のお母さんだけ。そこに名を連ねるということは、余程深い仲なんだろう、と」(先の知人)。
 そのパトロンの社長のため、小池氏は画商に頭を下げた。
画商証言「私は決して金回りが良かったわけではないのだけど、その社長は当時いろんな企画を進めていて、資金繰りが大変だった。でも、1千万円貸したことは軽率だった。なかなか返ってこないので小池さんと一緒にその社長のところに出向き、涙ながらにお願いしてようやく返してもらった。小池さんは当時、お金も知名度もなかったから、その社長に後ろ盾になってもらいたかったのでしょう」。

【革マル派の№2松崎明との交友録】
 都内の広告代理店の社長が幅広い人脈を誇り、大物政治家や財界人、時にはヤクザとの交友を吹聴していた。小池はその社長を通じ、JR東労組の会長にして“新左翼系中の異色の唯我独尊集団”革マル派No2の松崎明を紹介され、ただならぬ関係に入った。その見返りが次のように証言されている。
 「社長は松崎さんの口利きで、JR新宿駅東口にあったイベントステージの管理運営を請け負い続けていた。おいしい利権でした」。
 週刊新潮2020.6.18日号掲載 「小池都知事『カネと男』のスキャンダル 極左暴力集団、闇金業者とも交際」。小池と松崎の間の関係が次のように明かされている。
 概要「あの松崎さんとはベタベタの関係になり、松崎さんの出版パーティーの司会を百合子がしていた。結果、彼女は革マル派の広告塔を務めてしまったということになる。社長との関係は、彼女が政界に入って出世し、新たな庇護者を得る中で解消されていった」。
 「4年くらい前かな。社長に“百合子とはどうなった?”と聞いたら“とっくに別れた”、“政治家はとにかく金がかかるよ……”とこぼしていた」(同)。
 「社長は3年前に世を去り、会社も閉鎖。知事にとって触れられたくない“過去”であることは間違いない」。
 2010年、松崎は間質性肺炎が悪化し、この世を去る。

【92年の参院選で日本新党から出馬し、初当選するまで】
 92年の参院選で日本新党から出馬し、初当選するまで、小池氏はさまざまな男に接近し、自身の足掛かりを作っていったのだ。国会議員に当選後は日本新党を結成した細川護煕やあの剛腕、小沢一郎小泉純一郎と、時の権力者に近づき、政局の重要シーンで常にその側にいた。そして、“権力と寝る女”とまで言われるようになる。政界を縦横無尽に遊泳し、政治家としての階段を上がる度、人脈もふるいにかけた。細川や小沢であっても斜陽と見れば、容赦なく切り捨ててきた。先の社長は3年前に亡くなったが、 「社長は“政治家になってから金がかかって大変だ”といって生前から関係は解消していました」(前出・共通の知人)。画商との金銭トラブルについて、小池都知事に問うと、 「事実に反するもの」と回答するのみ。調略に長け、向かうところ敵なしの女城主。野心に燃えたカイロ時代の「原点」から政界進出後も、小池氏を支えたのは数多(あまた)の男たちだ。彼らを翻弄し、籠絡した彼女はいま、どれだけの思いを寄せているだろうか。
 週刊新潮 2020年6月25日号掲載「小池都知事、カイロ時代の道ならぬ恋 日本人空手家との関係証言」。
 「4年前の原点に戻って」。ようやく出馬を決めた小池百合子都知事(67)は会見でそう語った。だが、彼女の「本当の原点」は学歴詐称疑惑の発火点たる異国での日々から政界進出するまで、にある。多くの男たちと交差し、権力に近づいた“妖婦”の履歴を辿ると――。
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 ロックダウン、ステイホームに東京アラート。コロナ禍で横文字を連発し、時に都民の恐怖を煽る。かように世間の風を読んで、支持を集めてきた小池百合子都知事だが、意外にも、大正時代に活躍したある政治家の名前をよく引き合いに出しているという。関東大震災後に帝都復興計画を立案したことで知られる、第7代東京市長の後藤新平である。後藤は東京市長就任から遡ること25年の1895年、陸軍検疫部に在籍。日清戦争が終わり、コレラなどの感染症が蔓延していた中国からの復員兵23万人にどう対処するか、という問題に直面していた。結果、彼らを広島の離島などに隔離。日本での感染拡大を防いだ功労者とされる。ロックダウンをはじめとする小池氏の一連の発言は、後藤の行動が念頭にあったというわけなのだ。

 その小池氏が12日、7月5日投開票の東京都知事選への立候補を表明した。後藤は政党政治を嫌ったことでも知られる。小池氏はそこも見習ったのだろうか、無所属で出馬することを明らかにし、こんな言葉を強調した。原点回帰――。4年前に圧勝した都知事選では、政党の推薦をもらわなかった。その時の気持ちを思い出し、今回も都民の声に耳を傾けたい、というのである。今回の知事選で自民系候補が出馬しない背景には、小池氏と自民党の二階幹事長との蜜月関係がある。だからこそ、自民党の推薦を受けない、という表明は驚きをもって迎えられた。「実は二階さんは小池さんに対し、“推薦を出す”と猛プッシュしていたんです」と、都議会関係者。「9日に小泉純一郎元総理らと赤坂の小料理屋で会食した際、二階さんらが小池さんに電話して、“頑張れ”と激励していました。実はその翌日も二階さんはある自民党の重鎮と会食中に小池さんに電話し、“推薦は出すぞ”と念押ししていたのです。二階さんは自民党都連の反発を抑え、小池支持を表明していた。恩を売るつもりだったのでしょうけれども、小池さんはやんわりと断りを入れたのです」。与党幹事長を手玉に取る寝業師の本領発揮である。

 政治解説者の篠原文也氏は小池氏についてこう語る。「都民ファーストの会からの突き上げもあり、土壇場で自民党を含めて、どこからも推薦・支持を貰わないということになりました。一方で、小池さんとしても勝敗が見えている中で、来年の都議選を考えると、フリーハンドでいたかった、という思惑もあったでしょう」。二階氏の心中については、「小池さんに翻弄され、結果的に肩透かしを食らったという思いはあるかもしれません。ただ、二階さんの根本戦略はどんな時も勝ち馬に乗る、ということ。小池さんに勝てる候補者が見当たらないのだから、推薦・支持をしなくても支援していくのが二階さんの考えですよ」(同)。与党幹事長を袖にしながら、関係を維持するしたたかさが滲むのだ。

【朝堂院証言/小池は枕で出世。あの竹村健一ともやってた 】
 https://r-zone.me/2016/10/post-1851.html
 小池百合子は日本テレビの番組、『竹村健一の世相講談』(1978年~1985年)のアシスタントに抜擢されてメディアに登場。そのアシスタントぶりが評判となり、1988年テレビ東京『ワールドビジネスサテライト』の初代メインキャスターに抜擢、以降人気タレントの階段を駆け上ってゆく。

 (小池百合子都知事が総裁のもとで働かれていたとは知りませんでした。)うむ。しばらくは私の通訳なんかをしとったけどもね、どこで知り合ったのか、今度は竹村健一とデキよった。 さっきも言ったように、上昇志向にかける情熱としたたかさは強烈だな。その後、政界入りしてからは小沢一郎、細川護熙、そして小泉純一郎と、次から次へと乗り換え、そのたび出世魚のように存在感を強めていく。長男は竹村、次男が小沢、三男・細川に四男・小泉、そして五男は安倍晋三だろうな。まあ、活躍しとる女ですよ。(─ 大活躍ですね。)百合子の秘書は全員関係のある男です。まあそういう、活発な女性なんだね。

【朝堂院証言/小池は枕で出世。あの竹村健一ともやってた 】
 2020.6.23日、 FRIDAYデジタル「小泉氏との密会にコスプレ…秘蔵写真で振り返る小池都知事の素顔」。
 93年7月の衆院選に出馬した当時の小池氏。ミニスカートにハイヒールという姿が特徴的だった
 「今のシチュエーションは、皆さんがチャレンジャーでいるから当然のことでしょう」 。東京都知事選の告知を翌日に控えた6月17日。オンラインで行われた討論会で、1期目の都政に厳しい採点を受けた小池百合子知事(67)は余裕の対応を見せた。参加したのは小池氏の他、元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)、元熊本県副知事の小野泰輔氏(46)、「NHKから国民を守る党」党首・立花孝志氏(52)、「れいわ新選組」代表・山本太郎氏(45)の主要4候補(50音順)。4人の小池都政採点と、その理由は以下の通り。 宇都宮氏・30点「就任当初は80点だったが、築地市場移転問題などで期待がしぼんだ」 。小野氏・30点「築地市場問題への責任は大きい」 。立花氏・14点「『7つの0』(待機児童や満員電車など小池氏が0にするとした公約)を出されて完了したのは一つ。100点の7分の1で14点」。山本氏・採点不能「(『7つの0』で唯一達成したとされる)ペット処分についても実は0でなかったという話もある」。 7月5日に投開票される都知事選の注目は、小池氏が再選するかどうかだろう。東京五輪延期や新型コロナウイルスへの対応で、存在感は日に日に増している。 「1期4年の小池都政では、コロナウイルス対応への評価が高いですね。『3密』『ステイホーム』などキャッチーなフレーズで、外出自粛を要請したのが都民に受けました。一方、移転延期で9億円もの補償を計上した築地市場問題や、ベストセラーになった石井妙子氏の『女帝 小池百合子』でも指摘されているカイロ大学を首席で卒業したという自身の経歴疑惑では、有権者の理解を得られたとは言い難いです」(全国紙政治部記者)
 ◆有名カメラマンがスカートをグイッ!

 小池氏はもともと、経済番組『ワールドビジネスサテライト』(テレビ東京系)の初代メインキャスターだった。92年に日本新党を結成した細川護熙氏に請われ政界入り。以来、新進党、自由党、保守党、自民党、自身が結成した希望の党などと政党を渡り歩いてきた。そうした態度が時に「風見鶏」と揶揄されたこともある。 「小池さんは機を見るに敏です。国会などにはミニスカート姿で登庁し、男性の興味を引きつける。小沢一郎や小泉純一郎など、その時代のキーパーソンに近づき能力を発揮し、キャリアを積んできました。培った人脈をいかし、都知事だけでなく、これまでに防衛相、環境相などの要職を務めてきたんです」(前出・記者) 。『FRIDAY』は様々なシチュエーションで小池氏を目撃してきたが、その表情はバラエティ豊か(掲載写真)。08年7月の協栄ジムでのボクササイズや同年9月の小泉元首相との昼の密会、18年10月に行われたイベントでの『銀河鉄道999』のメーテルのコスプレ……。都内のイベントに参加し、隣に座った有名カメラマンにいきなりスカートをつかまれ、悲鳴をあげることもあった。 政治アナリストの伊藤惇夫氏が語る。 「小池さんは非常にパフォーマンスの上手い人です。キャッチーな言葉や派手な行動で、有権者から注目されてきました。しかし今回の都知事選に限っては、特に目立った動きをしていません。選挙公約も抽象的で具体性がない。小池さんらしくないですね。 自民党からも消極的ながら支持を得て、盤石な選挙展開で守りに入っているのかもしれません。コロナの影響で街頭演説もできず、知名度がモノを言う選挙になるでしょうから。ただ再選確実かと言われると、安心はできない。17年10月の衆院選前に希望の党を立ち上げながら、『排除』というたった一言で小池さんに逆風が吹いた例もあります。最後までわかりません。 小池さんは、自身も話している通り『女性初の首相』をまだ諦めていないでしょう。ただ再選となれば、年齢的に国政進出は難しい。彼女自身にとっても、今回の都知事選はターニングポイントになるはずです」 冒頭で紹介した5人を含め、過去最多の22人が立候補した都知事選(6月22日現在)。十数日間にわたる夏の戦いが始まった。

【元秘書、水田昌宏氏にまつわる話】
 秘められた醜聞は「カネ」にもある。小池知事は実はカネにはブラックで、知事に就任後、本誌に二つのスキャンダルを報じられている。一つ目は、彼女の金庫番を務めていた元秘書、水田昌宏氏にまつわる話。水田氏は2016年8月、千代田区にある所有物件などを担保に、みずほ銀行から3億3千万円の融資を受けた。しかし、この物件の資産価値は2千万円ほどしかなく、融資を受けたのは小池氏の知事当選の翌日。みずほ銀行は東京都の指定金融機関……。 「この融資には当初、小池氏と水田氏が共同所有していた練馬区の物件(現在の知事の自宅)も共同担保として入れられ、それゆえになされたものでしたが、この担保が融資同日付で解除されるという不可解な経緯がある。小池氏の承諾なしには行えない取引であることは間違いない」(事情通) 。記事掲載後、水田氏は新潮社などを提訴したが、全面敗訴し、控訴すらしなかった。

【石破茂元幹事長の後援者との艶聞】
 小池は12年、池袋で不動産業を営む男性と知り合った。男性はもともと石破茂元幹事長の後援者。小池にその年の自民党総裁選で石破氏を支援することを要請し、承諾を得る。その見返りなのか、「長い付き合いになりますし、パーティー券は何枚でもお引き受けします」と約束し、実際、12年と13年、小池主催の政治資金パーティーのチケットを200万円ずつ購入している。しかし、彼女はそのことを自らの政治団体の収支報告書に一切記載していない。 「報告書の不記載と、パーティー券購入の上限オーバーで、政治資金規正法に抵触します」(さる弁護士) 。この業者は、「無登録で高利のカネを貸し付け、暴力団との交際もある」(地元関係者)いわば「闇金」なのだが、この件について、彼女は一切口をつぐんだままである。築地移転の迷走、「希望の党」の惨敗で一度は失速したものの、再びスポットライトを浴び、再選に驀進する小池知事。その真の「履歴書」を辿れば看過できないことばかり。都民は高い「請求書」を突き付けられそうである。
(私論.私見)

 国際政治学者の舛添要一。

 「小池知事はメディアが取り上げるような話題を提供し、政治に関心の薄い人を味方につけるのが上手い。今回の件も、『炎上してもいい。この話題に乗っかると自分が目立つ』という思惑があったのでしょう」。こう語るのは、日本維新の会所属の都議会議員・柳ヶ瀬裕文氏(44)だ。世界中の壁に落書きを残す路上アーティスト・バンクシー。1月17日、そんな彼(?)の作品と思しき風刺画が東京・港区の防潮扉で発見された。約10年前から放置されていたというこの落書きはホンモノなのか――。謎が謎を呼ぶなか、騒ぎに便乗した小池百合子都知事(66)の”大ハシャギ”に冷ややかな声が上がっている。「小池知事はツイッターで『東京への贈り物かも?』と浮かれた投稿をしている。都から見れば、あれはあくまで落書き。本来ならば、小池知事は怒らなければいけない立場。刑事訴訟に詳しい西口竜司弁護士はこう指摘する。「今回の落書きは、公的な防潮扉に描かれている。これは物の効用を害する行為になり、器物損壊罪にあたります。ただ、器物損壊は親告罪で、被害者である都が動かなければ事件化しない。小池知事の行動を見ていると、告訴する様子は感じられません。都民の財産を傷つけた行為を放置していると言えます」。昨年11月、東京都は入国管理局近くの路上に書かれた『FREE REFUGEES(難民を解放せよ)』というメッセージに対し、「道路は公共物だ」と怒りを表明した。それにもかかわらず、人気アーティストのバンクシーが描いたという理由で有り難がる小池知事の姿勢はダブルスタンダードだ。バンクシー作と思しき落書きはゆりかもめの日の出駅前で発見され、現在は調査のため都が保管している。1月17日、小池知事は五輪のボランティアユニフォームを着込み、落書きの前でパシャリ。本人ツイッターより。

 2021/08/26 日刊ゲンダイ「小池都知事に健康不安説 特捜“ガサ入れ”案件に名前浮上し「明らかに様子がおかしい」のか」。
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/293869
 「融資金詐欺などで東京地検特捜部に起訴された太陽光発電関連会社『テクノシステム』の代表・生田尚之被告を巡る報道で、公明党・前衆院議員の遠山清彦氏と同時に、小池知事の名前も挙がっている。小池知事の関連政治団体が、過去に生田被告から献金を受けていたのです。テクノ社問題に関連し、小池知事の名前が何度も報じられていますから、本人は精神的に参ってきているのではないか」。25日にはデイリー新潮が、〈創価学会に激震 東京地検特捜部が公明議員の事務所にガサ入れ、本当のターゲットは小池百合子?〉という記事を公開。SNSで話題になった。記事では、テクノ社の元最高顧問が「遠山以上に生田と懇意だったのは小池百合子都知事」と証言している。危機的な感染爆発の今こそリーダーシップが必要なのに、東京は大丈夫か。
 2021年8月26日、刊文春 電子版「11億詐欺逮捕社長は小池百合子のタニマチ だった 元同居男性が“最高顧問”」
 https://bunshun.jp/denshiban/articles/b1204
 小池氏が忙しい公務の合間を縫って会うほどの関係だった2人。そこにはもう一人キーマンがいる。小池氏の“いとこ”を自称する水田昌宏氏だ。 「小池氏が環境大臣の際には大臣秘書官を務め、その後、公設秘書も務めていた。生田氏が献金した『フォーラム・ユーリカ』や『自由民主党豊島総支部』の会計責任者を務めていた金庫番です」(政治部デスク) 。水田氏は10年には「エコだハウス」の土地・2分の1、建物・5分の1の共有者となり、妻や子供と共に小池氏と同居を始める。門柱には「KOIKE」「MIZUTA」という表札が並んでいた。 「水田氏の妻も16年の都知事選時、小池陣営の出納責任者を務めていた。同居は数年前に解消。家の持分も小池氏に戻り、『MIZUTA』の表札は外されましたが、登記簿など公的書類上の水田氏の住所は今もエコだハウス至近のマンションです」(事務所関係者)。

 小池百合子知事 左手薬指の指輪に対する質問に「実は……」。
 突然緑色の指輪をはめて登庁 そのメッセージとは? 記者会見で指輪を見せる小池百合子都知事。記者から質問が出ることも、予期していたようだ。「3月に入ってから突然、ゴツイ緑色の指輪をはめて登庁してきたので、びっくりしました。しかも、それがいままで指輪をしていなかった左手の薬指だったので、なおさら驚きました」(都庁職員)。 

 小池百合子都知事(66)の指輪が、さまざまな憶測を呼んでいる。左手薬指にはめているとなれば恋人でもできたのか、と周囲が考えるのは当然のこと。3月4日、自民党・二階俊博幹事長(80)が突如として来年の都知事選での「小池支持」を表明。15日にも都内のホテルで会食をしたことで、二階幹事長との再婚説まで飛び出した。「二階さんは昨年末に奥様を亡くしたばかり。最近ではスーツの上下がちぐはぐだったり、身の回りの世話をする人が必要ではないか、と党内でも心配の声があがっていました」(自民党ベテラン秘書)。二人の再婚話はタチの悪い冗談だったが、3月22日の定例記者会見で、耐えかねた番記者が指輪について質問。小池知事は、「実は……」とたっぷりためた後、「’19年度予算成立に向けた願掛け」と、何とも白けた回答をしたのだった。

 政治アナリストの伊藤惇夫氏が言う。「来年7月の都知事選で再選できなければ、小池さんは東京五輪を知事として勤め上げられない。指輪は、再選に向けた話題作りでしょう」。小池知事は「戦略オタク」を自称する策略家。指輪の質問をした記者は、小池知事の策略にまんまと乗せられたということだろう。






(私論.私見)