第22回参院選 第22参院選選挙結果の総評

 (最新見直し2010.07.05日)

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Re::れんだいこのカンテラ時評757 れんだいこ 2010/06/25
 【第22回参院選挙に対するたすけあい党声明】

 2010.6.24日、第22回参院選挙が公示され、投票日が7.11日と決まった。17日間の選挙戦となる。改選される選挙区73、比例代表(非拘束名簿式比例代表制)48の計121議席を争う。比例代表に12政党・政治団体の187人、選挙区に250人の計437人が立候補を届け出た。届け出候補者数が400人を超えたのは2001年以来で9年ぶり。女性の候補者は選挙区55、比例代表45で計100名。2007年を9人上回った。以下、「第22回参院選挙に対するたすけあい党声明」を党首権限で発表しておく。

 こたびの選挙戦は本来であれば、昨秋成立した民主党、社民党、国民新党、新党日本、大地の五党連合による政権交代政権の政権交代効果を問う「押せ押せの信任選挙」になる筈であった。ところがそうはなっていない。これには複雑な理由はない。政権交代政権の一番手として登場した鳩山政権が、政権交代効果を発揮しないよう「上からサボタージュ」した結果に他ならない。これは政治の大きなネジレであるが、こう捉える史観が少ない。

 これを確認すると、鳩山政権は、政権交代前に公約した数々のマニュフェスト履行に棹さし続け、事業仕訳パフォーマンス以外は見るところもなく無為に過ごした。世間は、坊ちゃん政治のエエ加減性を嘲笑した。この間、「政治とカネ問題」で、鳩山首相、小沢幹事長が標的にされ続けた。鳩山政治は、本来望まれている景気浮揚、日本再生のシナリオに何ら有効な処方箋を提起し得なかった。

 その鳩山政権は最終的に沖縄の普天間基地問題でつまずく。鳩山首相自ら「国外、最低でも県外。決着は5月末まで」の度重なる宣明したにも拘わらず、自公政権時の辺野古案に決着させた。その結果、社民党をして連立枠から降りる事態に到らせた。これにつき社民党に責任はない。発言をくるくる変えた鳩山首相の自爆であり、辺野古案を受け入れた時、鳩山首相は辞任すべきであった。これが「政治の信」と云うものであろう。しかし、鳩山首相は続投せんとしていた。

 鳩山政権への高まる公約詐欺性批判、党内からの「これでは参院選を闘えない」とするブーイングを受けて、党務代表の小沢幹事長が政務代表の鳩山首相と刺し違い覚悟の膝詰め談判した。結果的にツ―トップ同時辞任決着となり、鳩山政権は僅か8ヶ月で退陣を余儀なくされた。しかし、どうせこういう結果になるのなら、鳩山前首相は、政権交代政権を後生大事と思うなら、社民党を斬るのではなく自らを斬るべきであった。これが政治のケジメであろう。ところが居座ろうとし、その道が潰えるや、参院選を控えて要の小沢幹事長を巻き添え辞任させた。そのオチが「やったぜベイビー」サインであった。その余りにも軽薄な仕草が総スカンを喰い、一気に鳩山首相辞任へと向かった。この経緯に垣間見えるのは、鳩山首相の政治に対する遊び人性、自公と何ら変わらない度し難いシオニスタン性であろう。

 二番手政権として菅政権が誕生した。菅政権は、鳩山政権時の閣僚をほぼ留任させる形で引き継ぎ、返す刀で小沢派の徹底排除人事を押し進めた。これがオカシイ。なぜなら、小沢派は、この間の政権交代の立役者であり推進力である。どこの世界に業績優秀なやり手を斬り捨てる者がいようぞ。政権交代政権の維持存続を図るなら小沢派排除は有り得てならない。ところが、菅首相は、小沢前幹事長に対して非礼にも「暫くの蟄居」を申し渡した。これにより、小沢幹事長の参院選に対する大詰め采配の機会が失われることになった。

 民主党の自絞殺であるが、菅政権には何ら痛痒を感じていない政治に対するオタク性が認められる。れんだいこ的には、鳩山前首相の公約履行サボタージュ、土壇場での小沢幹事長道連れ辞任、菅政権の小沢派排除の流れ自体が胡散臭い。

 ところが、この経緯を良しとするマスコミの後押しにより、菅政権並びに民主党は支持率をV字回復させた。これにより一路参院選に向かうことになった。これにより、政権交代政権の超目玉政策であり万難を排して成立させるとしていた郵政再改革法案が先送りとなった。これに伴い社民党に続き国民新党も連立を外れるところ、亀井代表の担当相辞任、連立維持の選択でかかと一枚を残すところとなった。高速道路の無料化公約は無惨な形での変則実施が予定されている。子供手当は実施されたが消費税増税の口実にされつつある。

 組閣を終えた菅政権が次に繰り出したのは財政危機論であった。俄かにギリシャ危機の二の舞説を唱え始め、自民党と同じ消費税10%案を打ち出し始めた。これにより、政権交代政権発足時の申し合わせ「4年間は消費税を上げない」とした三党合意がいともたやすく崩れ落ちた。「実施は2・3年後」と弁明しているが、来る参院選前の動きとしては何とも不自然極まりない奇妙な動きであろう。

 管政権は、来る参院選で消費税増税の国民の判断を仰ぐとしており、露骨な「上からの勝てない選挙戦」に向かって冷や水を浴びせ続けている。今や民主、自民の二大政党が消費税増税を煽り、国民洗脳戦を開始している。一体、誰がこれを指導しているのだろうか。これを偶然とみなすべきだろうか。れんだいこは、国際金融資本帝国主義ネオシオニズムの裏指導によると見立てている。この一連の経緯は、民主党内シオニスタン派の「上からの反革命」以外の何ものでもあるまい。

 こう見立てると、第22回参院選挙の空疎性が浮き彫りになる。これにより、恐らく投票棄権者が続出し、投票率低下が避けられまい。しかし、これこそがネオシオニズム−シオニスタン派の狙いであることを思うとシャクながら反撃せねばなるまい。こたびの参院選で問われているのは、1・政権交代政権、2・菅政権、3・消費税10%案の三信任である。これをどう否定しどう本来のものへと位置づけ直して行くかが問われている。こう見立てる政治評論が欲しい。

 1・政権交代政権評価で云えば、政権交代そのものを自己目的にさせてはならないのは自明である。政権交代は、それまでの自公政権の余りにもな無能ぶり、シオニスタン政治ぶりに対する否定であった。ということは、無能政治、シオニスタン政治からの出藍こそが政権交代本来の希求であることになる。これに対して、鳩山政権、菅政権が見せている対応は余りにもお粗末と云うか、むしろ逆対応ぶりである。結果的に自公政権政治と比べて「単なる首のすげ替え」でしかない政権交代ぶりを見せつけられている。かくて、菅政権後の三番手政権に対する期待が大になりつつある。その意味で、第22回参院選挙をポスト菅の三番手政権創出の足掛かりとして闘わねばなるまい。

 2・菅政権評価で云えば、今のところ見るべきところは何一つない。鳩山政権が党内右派と左派の均衡人事を特徴としていたことを思えば、右派一辺倒にシフト替えした菅政権は反動的である。但し、これについては今しばらく見守る必要があるかも知れない。なぜなら、小沢批判を集中的に喧伝するマスコミ戦略の逆手取りによる支持回復作戦の可能性なきにしもあらずであるからである。もう一つ、小沢派を徹底排除したことにより却って反作用を呼び、政権交代政権の真価を発揮させる道へ却って近づける逆効果があるからである。これは、参院選後の政局流動ではっきりすることになるだろう。

 3・消費税10%案評価で云えば、菅首相及び菅政権の政治識見の質のお粗末さが窺えて興味深い。これが菅政治の始発の去る日の社民連的市民運動の帰結である。菅政権の露骨な消費税増税策動は、彼らが紛れもなくシオニスタン派であることをもの語っている。してみれば、日本左派運動が華やかりしころ対抗的に始められた右派系の社民連運動の「正体見たり枯れ尾花」と云うことになる。思うに、鳩山と云い、菅と云い、政治の遊び人ではなかろうか。こういう御仁は口先では正義ぶるが案外と裏で腐敗があることが特徴である。この目線で今後も見ておこうと思う。

 もとへ。さて、そういう意義を持つ第22回参院選挙である。菅政権派は、明らかに民主党が負けるように上から仕掛け始めている。政治能力が足りなくてこうなっているのではない。足りない能力を逆に使い始めているということである。政治に真っ当な責任を負う者には有り得ない動きとして指弾せねばなるまい。問題は、菅政権のこの動きを誰が指揮しているのかということになる。偶然である訳がなかろう。この見立てが欲しいと思う。

 よって、来る参院選は、ポスト管の三番手政権交代政権を創出する為の前哨戦としての位置づけで闘われるべきであろう。民主党内の政権交代推進派、これに共同する国民新党、社民党を支持し、夢を繋ぐべきである。その見極めについては追って発表することにする。我らがたすけあい党は、面白くなくなってきた選挙に食傷せず、それをワナと見抜き賢明懸命に応戦しよう。

 2010.6.25日 たすけあい党党首声明 れんだいこ拝

 (れんだいこのショートメッセージ)
 各政党の動きは次の通り。

 民主党は、キャッチコピー「元気な日本を復活させる」。民主党の非改選議席は62で、今回60議席を獲得すれば単独過半数に達し、89年参院選で自民党が過半数を失って以来、21年ぶりに一つの政党が衆参両院の過半数を握ることになる。国民新党と合わせて56議席なら与党で過半数を維持できる。菅首相は改選の現有54議席以上を目標に設定、勝敗ラインであると言明している。菅首相は24日午前、大阪市で「日本を成長軌道に乗せる。消費税を上げると言いたくないが、このままだとギリシャみたいになる」と消費税引き上げの必要性に言及したうえで「約束したことを実行する力をもう一度与えてほしい」と訴えた。

 国民新党は、キャッチコピー「本格保守」。「外国人参政権反対」、「夫婦別姓反対」、「郵政改革」の明確なテーマを掲げ、ポスターにも記入するなど保守層を意識した選挙戦略をとる方針を立てた。国民新党の亀井静香代表は東京・有楽町で「消費税を増税する大合唱になってきた。断固許さない」と強調した。 

 社民党は、キャッチコピー「『生活再建まっしぐら』 いのち、平和を大切にする」。この5月までは与党であったが、普天間基地代替施設移設問題で辺野古案に閣議での署名拒否した党首の福島瑞穂・消費者・少子化担当大臣が罷免され、これを受けて5.30日、連立解消を決定、野党となった。但し、与党との選挙協力については各地域の事情を考慮して検討するとしている。比例区での3人以上の当選と選挙区での3人以上の当選を目標にしている。

 国会で与党と協力関係にある新党日本新党日本は、「第三極を育成する必要性を痛感した」旨の発言を行い、衆議院において民主党との統一会派を解消し、新たに国民新党と統一会派を組んでいる。参議院では民主党と統一会派を組んでいる。

 新党大地は、。

 自民党は、キャッチコピー「いちばん」。「民主党の単独過半数を阻止し、与党を過半数割れに追い込む」ことを目標に攻勢を強めている。勝敗ラインは示していないものの、総裁の谷垣禎一が参院選で自民党が敗れれば辞任する意向を示した。

 公明党は、キャッチコピー「公明党だからできる、『クリーンな政治』、『声の届く政治』、『新しい福祉へ』」。選挙区での全候補当選など前回並みの議席数を目標にする。また、地方組織が地域事情で自民党と選挙協力することを容認している。

 日本共産党は、キャッチコピー「“アメリカ・財界いいなり”から『国民が主人公』の政治への転換を」。比例区での5議席確保と2001年参院選以来となる選挙区当選を目指す。

 みんなの党は、「アジェンダ 脱官僚、地域主権、生活重視」。代表の渡辺喜美が10議席以上の確保を目標にし、政界再編を仕掛けていく姿勢を見せている。

 たちあがれ日本は、「日本復活!強い経済 強い財政 強い教育 強いふるさと」。「郵政民営化」に反対したことで自民党を離党した平沼赳夫が代表となり、これに元財務大臣の与謝野馨らが自民党を離党して加わり、5人の国会議員を確保して「政党」となった。また東京都知事の石原慎太郎がこれとは別に発起人として加わっている。10議席以上の確保を目標にしている。

 新党改革は、 「世界の中の日本改革」。自民党執行部批判を繰り返していた舛添要一と一部議員が自民党を離党し、衆院選後自民党と連立会派を組んでいた改革クラブに加わり、これを名称変更する形で発足。自民党との連立会派を解消し、舛添が代表となった。比例区での10議席確保を目標にしている。しかしこれに反発し、中村喜四郎と大江康弘が改革クラブを離党した。

 中央政界の動きに反発した地方自治体の長や議員の一部とその経験者らは日本創新党を結成。5議席以上の獲得を目標としている。


 2010.6.24日 れんだいこ拝


Re:れんだいこのカンテラ時評310 れんだいこ 2007/07/13
 【第21回参議院議員通常選挙に当たってれんだいこ党の方針】

 2007.7.12日、第21回参議院議員通常選挙が公示された。投票日は当初7.22日であったが1週間延期され7.29日となった。18日間の選挙戦となるこたびの選挙戦の焦点を、れんだいこ史観で確認しておく。

 安部政権は前々任の森、前任の小泉と三代続けての旧岸−福田派の系列であり、自民党内のタカ派の系譜にある。こたびの参院選は、安倍政権が発足以来初の国政選挙となる。相次ぐ閣僚失脚、年金記録不備漏洩問題などの逆風下にあるが、自民党結党以来の党是である憲法改正を堂々と掲げて選挙戦に挑んでいる。かなりイデオロギッシュな攻めの選挙選に打って出ていることになるが、これを逆から見れば、左派がなめられきっている証しでもある。

 与党が過半数を維持するには、自公両党で64議席が必要となる。公明党が全員当選で13議席を獲得するとすれば、自民党は51議席獲得が責任数値になる。この責任数値を割り込めば安部政権は揺らぎ、民主党の同調部分を誘い込んでの員数合わせを余儀なくされる。与党大敗の場合は政権瓦解は無論、政界再編成が予想される。

 これに対して、野党陣営の足並みはどうであろうか。民主党は悲願の与野党逆転に向かう。小沢党首は、負ければ政界引退を公言しており、いわば背水の陣を敷いて挑んでいる。国民新党、新党大地が民主党連合を組み、いわば与党内に於ける公明党に匹敵する役割を果たしている。

 これを思えば、旧社共は全く稚拙であり、犯罪的な対応に終始している。これに代わる新左翼を登場させる以外に政治が良くならない。旧社共は、目下の政局が自民党内のタカ派とハト派の命運をかけた決戦であることを一顧だにせず、この期に及んでも手前の党利党略を優先している。憲法改正阻止共同戦線を組むことを欲せず、護憲の旗印をあたかも商品の如く取り扱い、単なる票取りに利用している。責任政党として与党となって政局に当たることを欲せず万年野党の批判政党としての延命に逃げ込んで恥じない。

 旧社共は、そういう特質として、執行部の責任数値を打ち出して選挙戦に臨むという作風を持たない。万年執行部のぬるま湯に浸っている。選挙の渦中は「護憲の本家」だの「確かな野党論」で我こそが一番と手前みそを競い合い、負ければ捲土重来論で事なかれする。時が今憲法改正問題と云う政治的一大事件に遭遇しているという時局にも拘らず、相変わらずの無能対応に終始しており、ひたすら現有議席の確保に汲々するというテイタラクを見せている。

 本来なら、社共こそは、憲法改正阻止共同戦線を打ち出す義務がある。社共を核として民主党、国民新党、新党大地、日本新党その他の護憲部分と合従連衡し、その為に汗をかかねばならぬところである。ところが実際には、我が党こそが一番の護憲政党、確かな野党論なる論法で相変わらずの排除の論理に染まっており分裂選挙を画策している。我々はこの愚劣を責めねばならない。

 社共のこうしたテイタラクに堪らず、天木氏らの憲法9条ネットが立ち上がっている。この党はどこまで進撃できるだろうか。れんだいこが思うに、彼らも本来は憲法改正阻止共同戦線を打ち出すべきであり、社共が為さぬなら代わって各党との政策協定に向かうべきである。その他の左派政党、市民政党、大衆団体に連合を呼びかけるべきである。その折衝経緯を記録に残し広報すべきである。残念ながら、恐らく何もしていない。社共的我が党こそ一番なる論法の三番手に甘んじている。この辺りに限界が感ぜられる。

 以上を総評として、以下、れんだいこが目下の政治情況を分析しておく。日本は1980年以降徐々にではあるが、そして小泉政権以来急激にではあるが親ネオ・シオニズムの虜囚にされており、国家が溶解せしめられつつある。政治家や政党がその手先として立ち働いており、如何ともし難い状況にある。本来は、こういう風潮に対する判断を問うのが選挙の意味であろうが、選挙民はそれぞれの小利権を物差しにして判断しているので、国家的危機には関心を示さない。そういう訳で、いとも容易くネオ・シオニズムが日本を席巻篭絡しつつある。

 今から思えば、1970年代までの戦後日本は、政権与党を自民党内ハト派が牛耳ることにより、世界史上稀なる在地土着型社会主義とも云える善政を敷いてきた。これを指揮鼓舞したのは田中−大平同盟であった。田中−大平同盟は、没イデオロギー的であつたが、実践的に為したことを見ればプレ社会主義政策であった。今これが全戦線にわたって、売国奴系タカ派の手により破壊されつつある。

 1970年代半ば、世界を裏支配するネオ・シオニズムがロッキード事件を仕掛け、田中−大平同盟は以降次第に逼塞せしめられてきた。ここまでを仮に「昔の自民党」と云うことにする。これに代わって登場したのが親ネオ・シオニズム系タカ派の中曽根であり、以来こちらが主流化して小泉−安倍へと至っている。これを仮に「今の自民党」と云うことにする。

 こたびの選挙に於ける「小沢対安倍」の闘いの背景には、「昔の自民党」と「今の自民党」の非和解的な絶対的対立と云う怨念がある。この間、「昔の自民党」勢力が次第に駆逐されており、危機を強めた「昔の自民党」勢力が大同団結して夢よもう一度と挑んでいるのが「小沢対安倍」の闘いの裏史実である。「昔の自民党」のプリンス小沢は、今を措いて以外に勝利の可能性は無いと悲愴な決意で臨んでいる。この政治情況を掴まないと政局が見えてこない。

 しかしながら、ネオ・シオニズム派の狡知は長けている。彼らは政権与党にのみ食い込んでいるのではない。親ネオ・シオニズム系は今や与野党を問わず政界を汚染している。昨今の公明党の親ネオ・シオニズム傾斜は度し難く、総帥池田大作の馬脚を表わした格好である。民主党もその内部に(鳩山)−岡田−前原系ラインという自民党よりなお酷い親ネオ・シオニズム走狗を抱えている。日共−社民は、ネオ・シオニズムが敷いたテキストの中で正義を弁じることが許容されており、不満吸収の緩衝材としての役割を果たしている。野党間の分裂を策すことで、裏から自公体制を補完する役割を引き受けている。

 れんだいこは、日共−社民が自公の別働隊的裏補完的役割を果たしているとなぜ断じるのか。それは、与党内で公明党が果たしている役割と比較して考えればよい。公明党は、政権与党入りを固守する為に何をなすべきかを心得ている。自民党と政策協定を結び、巧みに支援と票の分かち合いをしている。政治−政権の重責を真面目に考えれば、公明党の対応こそが当たり前の手法であろう。これを思えば、日共−社民は本来なら公明党を見習い、公明党が与党内で果たしているような動きを野党内でするのが当然であるところ、確信犯的に孤高の正義城に引きこもり棲み分けを策している。

 これによって、野党は分裂を余儀なくされている。政権与党の強い方が団結しており、弱い方の野党が分裂していて勝てる訳が無い。これは子供でも分かる話であろう。しかしながら、これは偶然の稚拙ではない。意図的に為されている策略であり、その為に党中央に居座っていると窺うべきであろう。そこまで推断しない者も胡散臭いと嗅ぎ分けるべきである。

 その結果、全ての始まりである政権交代が為しえない。左派共同戦線は無論のこと野党共同戦線が生まれない。こういう不幸な状態を見据えて、れんだいこは早くより左派共同戦線の構築による左派共同派の代表の国会送り込みの必要を示唆している。一刻も早く法案提出権を得る人数までの国会議員を育て、攻勢的な政治に挑まねばならない。最近6.15共同闘争が始まっているが、一刻も早くうねりを創り出すべきである。この受け皿が出来ない限り日本政治の未来は無い。 

 我々が、日本政界に仕掛けられたこの構図を打破しない限り、我々の期待する政治変革は進まない。目下は、日本をネオ・シオニズムに隅々まで売り渡す逆行政治改革ばかりが進められている。商業新聞は、そのトップはなべてネオ・シオニズムに身も心も売り渡しており、そういう訳で平気で売国提灯記事ばかり報ずる。そういう事前検閲制が敷かれていることを知るべきだ。従って、各種情報は情報としてしか意味を為さない。判断はこちらでやるという精神で臨まない限り洗脳されるばかりである。

 以上を踏まえて、れんだいこ党は、次のような戦略を採ることになる。自公は親ネオ・シオニズム系買弁派に乗っ取られており、これ以上政権を預けることはできない。民主もかなりの部分が同様であるが、1970年代の田中−大平同盟の薫陶を受けたハト派が主流を為しており、目下はこれに期待する以外に無い。国民新党も然りで、思ったよりもハト派的であり、その分魅力がある。民主党、国民新党、大地党、日本新党は政権を視野に入れている分、評価点を高くすべきであろう。万年野党ほど詰まらぬものはなかろう。

 よって、議員選出選挙区の場合、民主の護憲派なら無条件に支持、民主のタカ派なら民主、社民、その他の順で選考する。要は、よりましな代表を送り込まなければならないのだ。政党選出比例区の場合、小沢執行部信任で民主党、次に国民新党、次に社民党、憲法9条ネットも考慮に値する。共産党には、宮顕−不破−志位の反動派を党中央から追い出すためにも徹底的な敗北を強いる必要がある。それが下部党員を幸せにする唯一の方法でもある。宮顕−不破−志位派は何と50年もこの党を反動的に牛耳っている。

 いずれにせよ、自ら投票しなければならない。それから選挙速報を見入ることにする。一杯飲みながらのこれが実に楽しい。投票せずの観戦ほど詰まらぬものはない。

 とはいえ、こたびの選挙に対して、れんだいこは冷淡である。なぜなら、既に何度も述べているが、先の松岡農相変死事件に対して、与野党ともどもが議員の誰一人もが冷淡であり過ぎるからである。ひょっとして、連中は、議会制民主主義という政治トリックの中で戯れる政治貴族でしかなく、各々が役者の如く役割を果たしているだけのことでしかないと思うからである。そういう手合いの劇場に関心を持つのは馬鹿げていると思うからである。

 そういう訳で、この選挙戦に於いて、ところで松岡農相変死事件のその後はどうなっているのか、現場検証はどうなっているのか、報道されないのはオカシイデハナイカと声を上げる党派ないしは議員を期待する。我々の時代の目の前で起こった政治事件に対して鈍感な政治には用はない。松岡農相変死事件は余りにも奇怪に報道を閉ざされており、逆に事件の奇怪さを浮きだたせつつある。

 2007.7.13日 れんだいこ拝

【2010.06.24日参議院選立候補政党の立候補者数分析】
選挙前勢力 改選数 非改選数
(選、比)
候補者
(女性)
選挙区
改選数
選挙区立候補者
(現、元、新)
比例区
改選数
比例区立候補者数
(現、元、新)

民主党 116←81 54 62 106←80
(27←19)
61←21
(29,0,32)
45←
(19、1、25)
国民新党 6←4 9←23
(1←7)
2←9
(1、0、1)
7←14
(1、1、5)
社民党 5←6 14←23
(5←6)
8←14
(0、0、8)
6←9
(1、0、5)
日本新党 1
大地党
与党
自民党 71←110 38←64 33 84←83
(14←13)
49←48
(20、0、27)
35←35
(7、3、25)
公明党 21←23 11 10 20←23
(4)
3←5
(1、0、2)
17←17
(5、0、12)
共産党 7←9 64←63
(18←22)
46
(1、1、44)
18←17
(3、0、15)
改革 12
(1←0)

(1、0、6)

(1、0、4)
たちあがれ 14
(3)

(0、0、4)
10
(1、1、8)
みんな 44
(8)
21
(0、0、21)
23
(0、0、23)
創新 10
(1)

(0、0、4)

(0、0、6)
諸派 16
(10)

(0、0、6)
10
(0、0、10)
無所属 4←6 21←34
(3)
21←34
(2、1、18)

(0、0、0)
合計 241 120 121 438←377
(100←91)
251←218
(55、4、192)
187←159
(38、6、143)

【新聞各社の選挙特集】

 毎日参院選特集朝日参院選特集、読売参院選特集日経参院選特集、産経参院選特集


【選挙区事情見どころ考】
 全国73議席の各選挙区事情見どころを確認する。民主党各候補者の護憲度を硬派、準硬派、護憲派の順に記す。未記載は態度保留ないしは改憲派に近いということになる。
選挙区 定数  見どころ
北海道
徳永 徳永
長谷川
 定数2に立候補者6.。民主はテレビリポーターの徳永エリ、元札幌市議の藤川雅司 。自民は元YOSAKOIソーラン祭り組織委員会専務理事の長谷川岳。他に、みんなの党 、共産 、幸福実現。
 民主の徳永は護憲派、小沢サポート有り。国民新党、新党大地推薦。新党大地の鈴木代表が応援に駆け回っている。藤川は護憲派、小沢サポート有り。労働組合の支援を背景に奮戦している。
 (予想1)民主1(徳永)。残りの1議席を民主の藤川と自民の長谷川が争う。(民主1,5、自民0,5)
 (予想2)民主1(徳永)。自民1(長谷川)。民主の藤川が追う。(民主1、自民1)
 (結果)
自民・長谷川948,267、34.27% 民主・徳永708,523、25.6% 次・民主・藤川567,167、20.49%
民主・小川1018597 自民・伊達757463 次・大地・多原621497
青森
波多野 波多野
 定数1に立候補者5。民主は元アナウンサーの波多野里奈 。自民は元参議院議員2期の山崎力。社民は前三沢市議の山田清彦。他に共産、たちあがれ日本。

 民主の波多野は改憲派、小沢サポート有り。国民新党推薦。

 (予想1)民主の波多野。(民主2,5、自民0,5)
 (予想2)民主の波多野と自民の山崎氏が競り合うも民主の波多野。(民主2、自民1)
 (結果)
自民・山崎287,385、46.79% 次・民主・222,875、36.29%
民主・平山305642 次・自民・山崎248782
岩手
主浜 主浜
 定数1に立候補者4。民主は参議院議員1期の主浜了。自民は元岩手県議の高橋 雪文 。他に社民、共産。
 小沢党首の地元再選を目指す主浜は護憲派、小沢サポート有り。国民新党推薦。
 (予想1)民主の主浜。(民主3,5、自民0,5)
 (予想2)民主の主浜。(民主3、自民1)
 (結果)
民主・主浜 了351,545、54.21% 次・自民・高橋197,137、30.4%
民主・平野437814 次・自民・千田176096
宮城
桜井 桜井
熊谷
 定数2に立候補者8。民主は参議院議員2期の桜井充 と介護アドバイザー の伊藤弘美自民は元職の熊谷大。無所属(自民推薦)で参議院議員3期の市川 一朗。社民は前衆議院議員の菅野哲雄。みんなの党は元県議の菊地文博。他に共産、幸福実現。
 民主の桜井は護憲派、親小沢。国民新党推薦。伊藤は護憲派、小沢サポート有り、国民新党推薦。6.30日、小沢前幹事長が七ヶ所町でテコ入れ。「桜井君は知名度、実績があり強い地盤もある。伊藤君は新人でまだ支持が弱い。皆さんの力を頂きたい」と述べている。
 (予想1)民主1(桜井)。残りの1議席を民主の伊藤、自民の熊谷、社民の菅野が争う。(民主5、自民1)
 (予想2)民主1(桜井)、自民1(熊谷)。民主の伊藤が追う。(民主4、自民2)
 (結果)
自民・熊谷265,343、26.83% 民主・桜井241,460、24.41% 民主・伊藤162,771、16.46%
民主・岡崎549183 自民359099、 次・共産・加藤71689
秋田
鈴木 鈴木
 定数1に立候補者3。民主が参議院議員1期の鈴木陽悦。自民は元プロ野球選手の石井浩郎 。他に共産

 再選を目指す鈴木は護憲派、小沢サポート有り。民主支持層の8割、社民支持層の大半を固めている。国民新党推薦。

 (予想1)民主の鈴木。(民主6、自民1)
 (予想2)民主の鈴木。(民主5、自民2)
 (結果)
自民・石井328,771、55.6% 次・民主・鈴木226,21738.26%
民主・松浦319631 次・自民・金田276694
山形
** **
 定数1に立候補者4。民主は元防衛省官僚の梅津庸成。自民は参議院議員2期の岸宏一 。みんなの党は元米沢市議の川野裕章 。他に共産。

 梅津は憲法改正態度保留派、小沢サポート有り。6.29日、小沢前幹事長が鶴岡市でテコ入れ。国民新党推薦。自民党は昨年の知事選で分裂し、しこりを遺している。自民党議員の大半が当時の斎藤弘知事を支援する中、岸氏は現在の吉村美栄子知事を支援した。この後遺症で、自民公認候補を選ぶ県連の党員投票では、シンクタンク研究員の大沼瑞穂氏を応援する議員も多かった。岸氏の選対本部長を務めるのは加藤紘一県連会長。終盤、「民主に負けるわけにはいかない」で結束した。

 (予想1)民主の梅津と自民の岸が互角で争う。(民主6,5、自民1,5)
 (予想2)民主の梅津と自民の岸が横一線。(民主5,5、自民2,5)
 (結果)
自民・263,98743.6% 次・梅津222,942、36.82%
民主・舟山371071 次・自民・篠原238515
福島
増子 増子
** 岩城
 定数2に立候補者5。民主は参議院議員1期の増子輝彦 、医師の岡部光規 。自民は参議院議員2期の岩城光英 。他に共産、みんなの党。
 民主の増子は護憲派、小沢サポート有り。岡部は憲法改正態度保留派、小沢サポート有り。国民新党推薦。
 (予想1)民主1(増子)。残りの1議席を民主の岡部と自民の岩城が争う。(民主8、自民2)
 (予想2))民主1(増子)、自民1(岩城)。民主の岡部が追う。みんなの党が続く。「二人の候補が競い合って自民党の牙城を切り崩す」とする小沢の狙いまでもう一歩」。(民主6,5、自民3,5)
 (結果)
民主・増子340,947、34.35% 自民・岩城 338,265、34.08% 次・民主・岡部155,262、15.64%
民主・金子503423 自民・森372857 次・共産・宮本78237
新潟
田中 田中
** **
 定数2に立候補者8。民主は参議院議員2期の田中直紀。自民は元新潟県議の中原八一。無所属(社民推薦)は参議院議員1期の近藤正道。他に共産、幸福実現 、無所属。
 民主の田中は護憲派、小沢サポート有り。無所属(社民推薦)の近藤正道は護憲派、親小沢。国民新党推薦。近藤は政権離脱に反対し社民公認を返上、無所属で闘う。
 (予想1)民主1(田中)。残りの1議席を自民の中原と社民の近藤が争う。(民主9、自民2,5、社民0,5)
 (予想2)民主1(田中)。自民の中原、無所属の近藤が競り合う。(民主7,5、自民4、無所属0,5)
 (結果)
民主・田中439,289、37.85% 自民・中原412,217、35.52% 次・無所属・近藤200,182、17.25%
自民・塚田403497 民主・森355901 次・民主・黒岩344424
栃木
簗瀬 簗瀬
 定数1に立候補者4。民主は参議院議員2期の簗瀬進、自民は元栃木県議の上野通子。みんなの党は荒木大樹 。他に共産。
 簗瀬は護憲派、親鳩山で新党さきがけ以来の鳩山の側近。国民新党推薦。序盤、3選を目指す民主の簗瀬が優位とみられていたが、終盤で自民の上野、みんなの荒木が猛追を見せ1議席をめぐる戦いは厳しさを増している。7.8日、民主の枝野幸男幹事長、みんなの江田憲司幹事長が応援に入り、7.9日、自民の、小泉進次郎衆院議員がテコ入れ。各陣営、最終盤に来て予断を許さない状況になっている。
 (予想1)民主の簗瀬。(民主10、自民2,5、社民0,5)
 (予想2)民主の簗瀬。(民主8,5、自民4、無所属0,5)
 (結果)
自民・上野324,790、36.17% 次・民主・簗瀬319,898、35.63%
民主・谷484900 次・自民・国井372930
群馬
** 中曽根
 定数1に立候補者3。民主は参議院議員1期の富岡由紀夫。自民は参議院議員4期の中曽根弘文。 他に共産。
 富岡は護憲派。国民新党推薦。
 (予想1)自民の中曽根と民主の富岡が互角で争う。(民主10,5、自民3、社民0,5)
 (予想2)自民の中曽根。(民主8,5、自民5、無所属0,5)
 (結果)
自民・中曽根558,659、60.57% 次・富岡287,934、31.22%
自民・山本・530114 次・国民新・福田230663
茨城
郡司 岡田
** 郡司
 定数2に立候補者7。民主は参議院議員2期の郡司 彰、アテネオリンピック自転車競技銀メダリストの長塚智広。自民は参議院議員2期 の岡田 広。みんなの党は株式会社ニチレイ取締役の大川 成典。たちあがれ日本は元衆議秘書の吉田里江。他に共産、幸福実現。
民主の郡司は農協労組出身の護憲派、横路グループ。国民新党推薦。長塚は憲法改正態度保留派、小沢サポート有り。
 (予想1)民主1(郡司)。残りの1議席を民主の長塚と自民の岡田、みんなの党の大川で争う。(民主13,5、自民4、みんなの党1、社民0,5)
 (予想2)自民1(岡田)。2議席目を民主の郡司、長塚両氏が横一線で争う。(民主11、自民7、みんな0,5、無所属0,5)
 (結果)
自民・岡田499,566、38.71% 民主・郡司307,022、23.79% 次・民主・長塚204,753、15.87%
民主・藤田540174 自民・長谷川427297 次・無所属・石津114358
千葉
小西 小西
**
 定数3に立候補者9。民主は、元総務省課長補佐の小西洋之、弁護士の道あゆみ。自民は参議院議員2期の椎名一保 、元衆議院議員の猪口 邦子。みんなの党は元衆議院議員の水野賢一。新党改革は医師の古閑比佐志。日本創新は元印西市議の清水哲 。他に共産、幸福実現。
 民主の小西は護憲派。国民新党推薦。道は護憲派。
 (予想1)民主2(小西、道)。残りの1議席を自民の椎名、猪口、みんなの党の水野で争う。(民主12、自民3,5、社民0,5、みんなの党0,5)
 (予想2)民主1(小西)。残りの2議席を自民の猪口、みんなの水野が横一線で続く。これを自民の椎名、民主の道が追い上げ中。(民主10、自民6、みんな0,5、無所属0,5)
 (結果)
民主・小西535,632、20.15% 自民・猪口513,772、19.33% みんな・水野476,259、17.92% 次・道463,648、17.44%
民主・長浜666241 自民・石井541701 民主・加賀谷477402 次・自民・白須賀387395
埼玉
大野 大野
島田 島田
** 関口
 定数3に立候補者10。民主は参議院議員1期の島田智哉子 、中東調査会上席研究員の大野元裕。自民は参議院議員2期 の関口昌一 。公明は参議院議員1期の西田実仁。みんなの党は小林司 。社民は前衆議院議員の日森文尋 。他に共産、新党改革、幸福実現、無所属。
 民主の島田は護憲派、民社協会(川端グループ)。国民新党推薦。大野は改憲派、親渡部恒三。国民新党推薦。社民の日森文尋は護憲派、親小沢。国民新党推薦。
 (予想1)民主2(大野、島田)。残りの1議席を、自民の関口、公明の西田、みんなの党の小林、社民の日森で争う。(民主15,5、自民4,5、みんなの党1,5、社民0,5、公明0,5)
 (予想2)民主2(大野、島田)、自民1(関口)。(民主13、自民8、みんな0,5、無所属0,5)
 (結果)
自民・関口655,028、20.6% 公明・西田594,678、18.7% 民主・大野557,398、17.53% 次・民主・島田544,381、17.12%
民主・行田745517 自民・古川684270 民主・山根665063 次・公明・高野623723
東京
蓮舫 蓮舫
小川 小川
竹谷 竹谷
中川 中川
** **
 定数5に立候補者24。民主は、参議院議員2期の小川敏夫 、参議院議員1期の蓮舫。自民は参議院議員1期の中川雅治、元在日米国商工会議所委員長の東海由紀子、 。公明は公認会計士の竹谷とし子。みんなの党は会社役員の松田公太 。社民は元保坂展人秘書にして国際NGO事務局長の森原秀樹。国民新党は、社団法人理事の江木佐織。共産は参議院議員2期の小池 晃。その他。
 民主の小川は護憲派、菅グループ。蓮舫は憲法改正態度保留派、野田グループ。国民新党の江木は憲法改正態度保留派、親小沢。
 (予想1)民主2(蓮舫、小川)、公明1(竹谷)、.残りの2議席を自民の中川、みんなの党の松田、共産の小池、社民の森原、国民新党の江木、自民の東海で争う。(民主17,5、自民5,5、みんなの党2、公明1,5、社民0,5)
 (予想2)民主2(蓮舫、小川)、公明1(竹谷)、自民1(中川)、みんな1(松田)。(民主15、自民9、みんな1,5、公明1、無所属0,5)
 (結果)
民主・蓮 舫
1,710,734、28.06%
公明・竹谷
806,862、13.23%
自民・中川
711,171、11.66%
民主・小川
696,672、11.43%
みんな・松田
656,02910.76%
次・共産・小池
552,1879.06%
民主・大河原
1087743
公明・山口
794936
民主・鈴木
780662
自民・丸川
691367
無所属・川田
683629
次・自民・保坂
651484
神奈川
千葉 小泉
小泉 千葉
** 金子
 定数3に立候補者10。民主は、参議院議員1期の金子洋一 、参議院議員4期の千葉景子。自民は参議院議員1期の小泉昭男。社民は元藤沢市議の木村栄子 。みんなの党は元会社副社長の中西健治。幹事長の江田、政調会長の浅尾のお膝元選挙区。たち上がれは松田学。新党改革は甲斐敬治。その他。
 民主の金子は護憲派、岡田グループ。国民新党推薦。千葉は護憲派、横路グループ。国民新党推薦。
 (予想1)民主1(千葉)、自民1(小泉)。残りの1議席を民主の金子、社民の木村、みんなの党の中西で争う。(民主19、自民6,5、みんなの党2、公明1,5、社民0,5)
 (予想2)自民1(小泉)、民主2(千葉、金子)。みんなの中西が追う。(民主17、自民10、みんな1,5、公明1、無所属0,5)
 (結果)
自民・小泉982,220、25.19% みんな・中西788,729、20.23% 民主・金子745,143、19.11% 次・民主・千葉696,739、17.87%
民主・牧山1010866 自民・小林895752 民主・水戸781533 次・公明・松691842
静岡
藤本 藤本
** 岩井
 定数2に立候補者6。民主は、参議院議員1期の藤本祐司、工学博士の中本奈緒子。自民は元富士常葉大学非常勤講師の岩井茂樹。みんなの党はパラリンピック競泳金メダリストの河合純一。他に共産、幸福実現。
 民主の藤本は護憲派、野田・前原グループ。国民新党、社民党推薦。中本は護憲派、小沢サポート有り。国民新党推薦。「2議席は無理だ」とする県連側と「まかりならん」とする小沢前幹事長の対立で注目されている選挙区。党本部と県連は、公示直前には2人公認を互いに確認し合った。小沢氏が擁立した中本氏に業界団体からの推薦はなく厳しい戦いを強いられている。小沢氏の指示を守って1日50回の辻(つじ)立ちの効果が現れるかどうか。
 (予想1)民主1(藤本)。残りの1議席を民主の中本、自民の岩井、みんなの河合が争う。(民主20,5、自民7、みんなの党2、公明1,5、社民0,5)
 (予想2)民主1(藤本)、自民1(岩井)。(民主18、自民11、みんな1,5、公明1、無所属0,5)
 (結果)
自民・岩井・554,459、32.26% 民主・藤本485,507、28.25% 次・みんな・河合359,983、20.94%
民主・榛葉823184 自民・牧野・549375 次・無所属・木部150306
山梨
輿石 輿石
 定数1に立候補者5。民主は参議院議員2期の輿石東 。自民は元教師の宮川 典子。他に共産、無所属。
 民主の輿石は護憲派、小沢サポート有り、横路グループ。国民新党推薦。小沢氏は公示日に山梨に入り支援演説。
 (予想1)民主の輿石。(民主21,5、自民7、みんなの党2、公明1,5、社民0,5)
 (予想2)民主の輿石。(民主19、自民11、みんな1,5、公明1、無所属0,5)
 (結果)
民主・輿石187,010、43.02% 次・宮川 183,265、42.16%
民主・米長242586 次・自民・入倉162746
長野
北沢 北沢
** 若林
 定数2に立候補者6。民主は参議院議員3期の北沢俊美、元地元紙「信濃毎日新聞」にして長野県議の高島陽子。自民は税理士の若林健太。みんなの党は元NHK記者の井出庸生。他に共産、幸福実現。

 民主の北沢は護憲派、羽田グループ。国民新党推薦。高島は護憲派、小沢サポート有り。小沢秘書が張りつきでテコ入れ。沖縄県選出の糸数慶子参院議員(元社会大衆党副委員長)をはじめとする同県県議が応援のため長野入りしている。国民新党推薦・支持。

 (予想1)民主1(北沢)。残りの1議席を民主の高島と自民の若林、みんなの井出が争う。(民主23、自民7,5、みんなの党2、公明1,5、社民0,5)
 (予想2)民主1(北沢)、自民1(若林)。(民主20、自民12、みんな1,5、公明1、無所属0,5)
 (結果)
自民・若林293,539、26.43% 民主・北沢290,027、26.11% 次・民主・高島217,655、19.6%
民主・羽田538690 自民・吉田301635 次・共産・194407
岐阜
山下 山下
** 渡辺
 定数2に立候補者5。民主は、参議院議員2期の山下八洲夫 、元国務大臣秘書官の小見山幸治。自民は元岐阜県議の渡辺猛之 。他に共産、幸福実現。

 民主の山下は護憲派、横路グループ。国民新党、社民党推薦。小見山は岐阜選出の自民党参院議員だった松田岩夫(73)の政策秘書を長年務めた護憲派、小沢サポート有り。国民新党推薦。

 (予想1)民主1(山下)。.残りの1議席を民主の小見山と自民の渡辺で争う。(民主24,5、自民8、みんなの党2、公明1,5、社民0,5)
 (予想2)民主1(山下)、自民1(渡辺)。(民主21、自民13、みんな1,5、公明1、無所属0,5)
 (結果)
自民・渡辺425,594、44% 民主・小見山229,225、23.7% 次・山下221,343、22.88%
無所属・藤井466008 民主・平田445489 次・共産・加藤99301
愛知
斎藤 斎藤
安井 安井
** **
 定数3に立候補者7。民主は、元愛知県教組委員長にして連合愛知前副会長の斉藤嘉隆 、元政策シンクタンク研究員の安井美沙子。自民は元愛知県議の藤川 政人。社民は青山光子 。みんなの党は医師の薬師寺道代。他に共産、幸福実現。
 民主の斉藤は護憲派、社民党系。国民新党推薦。安井は護憲派、小沢サポート有り。国民新党推薦。選対本部長は内閣府副大臣で地元選出の大塚耕平参院議員。
 (予想1)民主2(斉藤、安井).。残りの1議席を自民の藤川、社民の青山、みんなの党の薬師寺で争う。(民主26,5、自民8,5、みんなの党2、公明1,5、社民0,5)
 (予想2)民主2(斉藤、安井).。残りの1議席を自民の藤川、社民の青山、みんなの党の薬師寺で争う。(民主23、自民13,5、みんな2、公明1、社民0,5、無所属0,5)
 (結果)
自民・藤川918,187、28.62% 民主・斎藤750,723、23.4% 民主・安井 676,681、21.09% 次・みんな・薬師寺 529,130、16.49%
民主・大塚880856 自民・鈴木734153 民主・谷岡720777 次・公明・山本587268
富山
** 野上
 定数1に立候補者3。民主は、フリーアナウンサーの相本芳彦。自民は、前参議院議員1期の現職の野上浩太郎。他に共産。
 民主の相本は護憲派、小沢サポート有り。
 (予想1)民主の相本と自民の野上が互角で争う。(民主27、自民9、みんなの党2、公明1,5、社民0,5)
 (予想2)自民の野上。(民主23、自民14,5、みんな2、公明1、社民0,5、無所属0,5)
 (結果)
自民・野上 322,739、56.23% 次・民主・相本223,691、38.98%
無所属・森田291714 次・自民・野上265882
福井
** 山崎
 定数1に立候補者3。民主は、会社役員の井ノ部航太。自民は、元官房副長官の山崎正昭。他に共産。
 民主の井ノ部は改憲派、小沢サポート有り。国民新党推薦。
 (予想1)民主の井ノ部と自民の山崎が互角で争う。(民主27,5、自民9,5、みんなの党2、公明1,5、社民0,5)
 (予想2)自民の山崎。(民主23、自民15,5、みんな2、公明1、社民0,5、無所属0,5)
 (結果)
自民・山崎・212,605、51.23% 次・井ノ部175,382、42.26%
自民・松村193617 次・民主・若泉190644
石川
** 岡田
 定数1に立候補者3。民主は、元内閣参事官の西原啓。自民は、参議院議員1期の岡田直樹。他に共産。
 民主の西原は改憲派。国民新党推薦。7.8日、小沢前幹事長がテコ入れ。加賀市内の公園で街頭演説。自民の岡田は森喜朗元首相の親類。
 (予想1)民主の西原と自民の岡田が互角で争う。(民主28、自民10、みんなの党2、公明1,5、社民0,5)
 (予想2)自民の岡田。(民主23、自民16,5、みんな2、公明1、社民0,5、無所属0,5)
 (結果)
自民・岡田304,511、55.5% 次・西原211,373、38.53%
民主・一川272366 次・自民・矢田268185
滋賀
 定数1に立候補者4。民主は参議院議員1期 の林久美子。自民は、公認会計士の武村展英。他に無所属と共産。
 民主の林は護憲派。国民新党推薦。
 (予想1)民主の林。(民主29、自民10、みんなの党2、公明1,5、社民0,5)
 (予想2)民主の林。(民主24、自民16,5、みんな2、公明1、社民0,5、無所属0,5)
 (結果)
民主・林317,756、48.63% 次・武村・210,958、32.29%
民主・徳永325365 次・自民・山下263067
京都
福山 福山
** 二之湯
 定数2に立候補者6。民主は、参議院議員2期の福山哲郎 、元全日空のスチュワーデにしてス前衆議院議員の河上満栄。自民は、参議院議員1期の二之湯智。みんなの党は、経営コンサルタントの中川卓也。他に共産、幸福。 

 民主の福山は憲法改正態度保留派、前原グループ。国民新党推薦。前原氏や岡田克也外相、蓮舫行革刷新担当相など、大物弁士の応援で逃げ切りの体勢。河上は護憲派、小沢サポート有り。7.1日、小沢前幹事長が福知山市でテコ入れ。比例代表の近畿ブロックで復活当選した「小沢ガールズ」の小原舞衆院議員を同道。親小沢の鈴木宗男衆院議員や、河村たかし名古屋市長らも応援に駆けつけて後押ししている。自民党も、京都は谷垣禎一総裁の地元だけに野中広務元幹事長が中心となり1議席死守に懸命になっている。

 (予想1)民主1(福山)。残り1議席を民主の河上と自民の二之湯で争う。(民主30,5、自民10,5、みんなの党2、公明1,5、社民0,5)
 (予想2)民主1(福山)、自民1(二之湯)。(民主25、自民17,5、みんな2、公明1、社民0,5、無所属0,5)
 (結果)
民主・福山374,550、34.31% 自民・二之湯308,296、28.24% 次・成宮181,691、16.65%
民主・松井・501979 自民・西田362274 次・共産・成宮275285
大阪
尾立 尾立
石川 北川
** **
 定数3に立候補者10。民主は、参議院議員1期の尾立源幸、朝日放送の人気番組「探偵!ナイトスクープ」の秘書役タレントの岡部まり。自民は、参議院議員1期の北川一成 。公明は、元外務事務官の石川 博崇。みんなの党は、「カリスマバイヤー」経緯の会社役員の川平泰三 。社民は司法書士の大川 朗子。他に共産、日本創新、新党改革、幸福実現。

 民主の尾立は護憲派、鳩山グループ。国民新党推薦。岡部は憲法改正態度保留派、小沢サポート有り。序盤は泡沫扱いだったのに急浮上中。社民の大川朗子は護憲派、親小沢。国民新党推薦。

 (予想1)民主1(尾立)、公明1(石川)。残りの1議席を民主の岡部、自民の北川、みんなの党の川平、社民の大川で争う。(民主32、自民11、みんなの党2、公明2,5、社民0,5)
 (予想2)民主1(尾立)、自民1(北川)。残りの1議席を民主の岡部、公明の石川、みんなの川平が争う。(民主26,5、自民18,5、みんな2,5、公明1,5、社民0,5、無所属0,5)
 (結果)
公明・石川864,278、22.1% 自民・北川706,986、18.08% 民主・尾立698,933、17.87% 次・岡部617,932、15.8%
民主・梅村・1281502 公明・白浜836903 自民・谷川732175 次・共産・宮本585620
奈良
前川 前川
 定数1に立候補者3。民主は、参議院議員1期の前川 清成。自民は、元(財)日本生産性本部主任研究員の山田 衆三 。他に共産。
 民主の前川は護憲派、菅グループ。国民新党推薦。
 (予想1)民主の前川。(民主33、自民11、みんなの党2、公明2,5、社民0,5)
 (予想2)民主の前川。(民主27,5、自民18,5、みんな2,5、公明1,5、社民0,5、無所属0,5)
 (結果)
民主・前川308,49047.57% 次・山田255,13539.34%
民主・中村359584 次・自民・松井252768
三重
 定数1に立候補者4。民主は、参議院議員1期の芝博一 。自民は、元医療シンクタンク事務局長代行の小野崎耕平 。他にみんなの党 、共産。
 民主の芝は護憲派。国民新党推薦。
 (予想1)民主の芝。(民主34、自民11、みんなの党2、公明2,5、社民0,5)
 (予想2)民主の芝。(民主28,5、自民18,5、みんな2,5、公明1,5、社民0,5、無所属0,5)
 (結果)
民主・芝360,697、40.65% 次・自民・小野崎293,502、33.08%
民主・高橋527935 次・自民・小野崎293208
和歌山
** 鶴保
 定数1に立候補者3。民主は、NPO法人役員の島久美子。自民は、参議院議員2期の鶴保庸介。他に共産。
 民主の島は護憲派。国民新党推薦。
 (予想1)民主の島と自民の鶴保が互角で争う。(民主34,5、自民11,5、みんなの党2、公明2,5、社民0,5)
 (予想2)自民の鶴保。(民主28,5、自民19,5、みんな2,5、公明1,5、社民0,5、無所属0,5)
 (結果)
自民・鶴保273,960、56.79% 次・民主・島157,717、32.7%
自民・世耕256577 次・民主・阪口187545
兵庫
水岡 水岡
** 末松
 定数2に立候補者7。民主は、参議院議員1期の水岡俊一、元厚生労働省課長補佐の三橋真記。自民は、参議院議員1期の末松信介。みんなの党は、元神戸市議の井坂信彦。他に、新党改革、共産、幸福。
 民主の水岡は護憲派、新政局懇談会(横路グループ)。国民新党推薦。三橋は護憲派、小沢サポート有り。国民新党推薦。7.1日、小沢前幹事長が朝来市でテコ入れ。
 (予想1)民主1(水岡)。残りの議席を民主の三橋、自民の末松、みんなの党の井坂で争う。(民主36、自民12、みんなの党2、公明2,5、社民0,5)
 (予想2)民主1(水岡)、自民1(末松)。(民主29,5、自民20,5、みんな2,5、公明1,5、社民0,5、無所属0,5)
 (結果)
自民・末松694,459、29.42% 民主・水岡515,541、21.84% 次・みんな・井坂414,910、17.57%
民主・辻・1086682 自民・鴻池・860568 次・共産・堀内267772
岡山
江田 江田
 定数1に立候補者3。民主は、参議院議員3期の江田五月。自民は、元会社員の山田美香。他に共産。
 民主の江田は護憲派、国のかたち派(菅グループ)。国民新党推薦。
 (予想1)民主の江田。(民主37、自民12、みんなの党2、公明2,5、社民0,5)
 (予想2)民主の江田。(民主30,5、自民20,5、みんな2,5、公明1,5、社民0,5、無所属0,5)
 (結果)
民主・江田474,280、54.85% 次・自民325,14、337.6%
民主・姫井454485 次・自民・片山403783
広島
柳田 宮沢
宮沢 柳田
 定数2に立候補者5。民主は、参議院議員2期の柳田稔、乳癌患者友の会きらら世話人代表の中川 圭 。自民は、前衆議院議員の宮沢洋一。他に共産、幸福。
 民主の柳田は護憲派、民社協会(川端グループ)。国民新党推薦。中川は改憲派、小沢サポート有り。国民新党推薦。
 (予想1)民主1(柳田)、自民1(宮沢)の分け合い。民主の中川が更に追う。(民主38、自民13、みんなの党2、公明2,5、社民0,5)
 (予想2)自民1(宮沢)、民主1(柳田)。(民主31,5、自民21,5、みんな2,5、公明1,5、社民0,5、無所属0,5)
 (結果)
自民・宮沢547,845、45.51% 民主・柳田295,276、24.53% 次・民主・中川261,210、21.7%
民主・佐藤5700823 自民・溝手・389881 次・無所属・河野199222
山口
 定数1に立候補者3。民主は、明治大学特別招聘教授の原田大二郎。自民は、参議院議員1期の岸信夫 。安倍晋三元首相が実兄。他に共産。
 民主の原田は護憲派。国民新党推薦。
 (予想1)自民の岸。民主の原田が追う。(民主38、自民14、みんなの党2、公明2,5、社民0,5)
 (予想2)自民の岸。(民主31,5、自民22,5、みんな2,5、公明1,5、社民0,5、無所属0,5)
 (結果)
自民・421,055、57.77% 次・民主・原田256,562、35.2%
自民・林419947 次・民主・戸倉267670
島根
** 青木
 定数1に立候補者4。民主は、元アナウンサーの岩田浩岳。自民は、参議院議員秘書の青木一彦。他にみんなの党、共産。
 民主の岩田は護憲派、小沢サポート有り。田中真紀子元外相、原口一博総務相、菅代表(首相)、蓮舫行政刷新相、枝野幸男幹事長、前原誠司国土交通相、長妻昭厚生労働相らがテコ入れ。自民も谷垣総裁、石破茂政調会長、小渕優子・元少子化担当相、小池百合子・元防衛相、森喜朗元首相、石原伸晃・元国土交通相らがテコ入れ。
 (予想1)民主の岩田と自民の青木が互角で争う。(民主38,5、自民14,5、みんなの党2、公明2,5、社民0,5)
 (予想2)自民の青木を民主の岩田が激しく追う展開。(民主31,5、自民23,5、みんな2,5、公明1,5、社民0,5、無所属0,5)
 (結果)
自民・青木222,448、52.9% 次・民主・岩田151,351、35.99%
国民新党・亀井217707 次・自民・景山186622
鳥取
坂野 坂野
 定数1に立候補者3。民主は、医師の坂野真理 。自民は、国際政治経済学者の参議院議員秘書の浜田和幸 。他に共産。
 民主の坂野は護憲派。国民新党推薦。
 (予想1)民主の坂野。自民の浜田氏が追う展開。(民主39,5、自民14,5、みんなの党2、公明2,5、社民0,5)
 (予想2)民主の坂野。(民主32,5、自民23,5、みんな2,5、公明1,5、社民0,5、無所属0,5)
 (結果)
自民・浜田158,445、50.82% 次・民主・132,720、42.57%
民主・川上・168380 次・自民・常田135233
香川
岡内 **
 定数1に立候補者3。民主は、元高松市副市長の岡内須美子。無所属(民主、社民推薦) 。自民は、磯崎仁彦。他に共産。
 無所属(民主、社民推薦)の岡内は護憲派、小沢が応援社民党、民主党、国民新党推薦。
 (予想)無所属(民主、社民推薦)。(民主39,5、自民14,5、みんなの党2、公明2,5、社民0,5、無所属1)
 (予想2)無所属の岡内と自民の磯崎が横一線で並ぶ。(民主32,5、自民24、みんな2,5、公明1,5、社民0,5、無所属1)
 (結果)
自民・磯崎236,134、51.35% 次・無所属・岡内189,639、41.24%
民主・植松257548 次・自民・真鍋194804
愛媛
** **
 定数1に立候補者4。民主は、NPO法人理事の岡平知子。2009衆院選は社民公認で立候補し落選。民主に鞍替えした。自民は、参議院議員1期 の山本順三他に共産、無所属。
 民主の岡平は護憲派、小沢サポート有り国民新党推薦。6.28日、小沢前幹事長が今治市でテコ入れ。
 (予想1)民主の岡平と自民の山本が互角で争う。(民主40、自民15、みんなの党2、公明2,5、社民0,5、無所属(民主、社民推薦)1)
 (予想2)自民の山本。(民主33、自民24,5、みんな2,5、公明1,5、社民0,5、無所属1)
 (結果)
自民・山本351,624、52.67% 次・無所属・岡平252,301、37.79%
無所属・友近378813 次・自民・関谷318304
徳島
吉田 吉田
 定数1に立候補者6。民主は、薬剤師の吉田益子。自民は、党徳島県参議院選挙区第二支部長の自民現職の中西祐介 。他に、共産、新党改革、幸福、無所属。
 民主の吉田は護憲派、前原・枝野グループ。国民新党推薦。
 (予想1)民主の吉田。(民主41、自民15、みんなの党2、公明2,5、社民0,5、無所属(民主、社民推薦)1)
 (予想2)民主の吉田。(民主34、自民24,5、みんな2,5、公明1,5、社民0,5、無所属1)
 (結果)
自民・中西142,763、38.31% 次・民主・吉田136,934、36.75%
民主・中谷206457 次・自民・北岡150306
高知
広田 広田
 定数1に立候補者5。民主は、参議院議員1期の広田一 。自民は、元高知県議の現職の高野光二郎 。無所属の元参議院議員の田村公平。他に共産、無所属。
 民主の広田は護憲派、花斉会(野田グループ)。国民新党推薦。
 (予想1)民主の広田。(民主42、自民15、みんなの党2、公明2,5、社民0,5、無所属(民主、社民推薦)1)
 (予想2)民主の広田。(民主35、自民24,5、みんな2,5、公明1,5、社民0,5、無所属1)
 (結果)
民主・広田137,306、37.51% 次・自民・高野123,898、33.84%
民主・竹内166220 次・自民・田村154104
福岡
大久保 大久保
** 大家
 定数2に立候補者7。民主は、参議院議員1期の大久保勉 、無所属(民主、社民推薦)で元大学教授の堤要。自民は、元福岡県議の大家敏志 。国民新党の参議院議員3期の吉村剛太郎。みんなの党は、元福岡県議の佐藤正夫 。他に共産、幸福。

 民主の大久保は憲法改正態度保留派、凌雲会(前原・枝野グループ)。国民新党の吉村剛太郎は改憲派、親小沢。国民新党の吉村支援に自見金融・郵政改革担当相がテコ入れ。無[民・社推薦]の堤要は護憲派、親小沢。民主党、社民党推薦。6.22日、石井 一選対本部長代理が訪れ、「民主主導で選挙戦に臨む方針」を確認。自民の大家の選対本部長は麻生元首相。

 (予想1)民主1(大久保)。残りの1議席を無所属(民主、社民推薦)の、自民の大家、国民新党の吉村、みんなの党の佐藤で争う。(民主43、自民15,5、みんなの党2、公明2,5、社民0,5、無所属(民主、社民推薦)1,5)
 (予想2)民主1(大久保)、自民1(大家)。(民主36、自民25,5、みんな2,5、公明1,5、社民0,5、無所属1)
 (結果)
自民・大家774,618、35.27% 民主・大久保673,749、30.68% 次・みんな・佐藤287,349、13.08%
民主・岩本1003170 自民・松山791152、次・共産・185713
大分
足立 足立
 定数1に立候補者3。民主は、参議院議員1期の足立信也 。自民は、外資系証券会社マネージングディレクターの小田原潔。他に共産。
 民主の足立は憲法改正態度保留派。長妻労相テコ入れ。国民新党推薦。
 (予想1)民主の足立と自民の小田原が互角で争う。(民主44、自民15,5、みんなの党2、公明2,5、社民0,5、無所属(民主、社民推薦)1,5)
 (予想2)民主の足立。)(民主37、自民25,5、みんな2,5、公明1,5、社民0,5、無所属1)
 (結果)
民主・足立294,286、48.68% 次・自民・小田原257,322、42.57%
自民・磯崎199523、次・民主系無所属・矢野170645
宮崎
** 松下
 定数1に立候補者3。民主は、元毎日記者の渡辺創。自民は、参議院議員1期の松下新平。他に共産。
 民主の渡辺は護憲派、小沢サポート有り。岡田外相テコ入れ。国民新党推薦。
 (予想1)民主の渡辺と自民の松下が互角で争う。(民主44,5、自民16、みんなの党2、公明2,5、社民0,5、無所属(民主、社民推薦)1,5)
 (予想2)自民の松下。(民主37、自民26,5、みんな2,5、公明1,5、社民0,5、無所属1)
 (結果)
自民・松下303,711、58.61% 次・民主・渡辺178,854、34.51%
佐賀
** 福岡
 定数1に立候補者3。民主は、弁護士の甲木美知子。自民は、前衆議院議員の福岡資麿。他に共産。
 民主の甲木は憲法改正態度保留派、原口グループ。国民新党推薦。2007年の参院選で初当選した川崎稔参院議員が同行テコ入れ。
 (予想1)民主の甲木。自民の福岡が追う。(民主45、自民16,5、みんなの党2、公明2,5、社民0,5、無所属(民主、社民推薦)1,5)
 (予想2)自民の福岡。(民主37、自民27,5、みんな2,5、公明1,5、社民0,5、無所属1)
 (結果)
自民・福岡256,673、60.51% 次・民主・甲木143,540、33.84%
民主・川崎210452 次・川上189212
長崎
大塚 **
 定数1に立候補者4。民主は、参議院議員1期の犬塚直史。自民は、前長崎県知事の金子原二郎。他にみんなの党、共産。
 民主の大塚は護憲派、小沢が応援。国民新党推薦。
 (予想1)民主の大塚。(民主46、自民16,5、みんなの党2、公明2,5、社民0,5、無所属(民主、社民推薦)1,5)
 (予想2)民主の犬塚と自民の金子が激しく競り合う。(民主37,5、自民28、みんな2,5、公明1,5、社民0,5、無所属1)
 (結果)
自民・金子344,182、48.77% 次・民主・犬塚272,043、38.55%
民主・大久保352953 次・自民・小嶺331147
熊本
** **
 定数1に立候補者5。民主は、内閣官房副長官秘書の本田浩一。自民は、参議院議員1期の松村祥史。他にみんなの党、日本創新、共産。
 民主の本田は護憲派、羽田グループ。国民新党推薦。渡部恒三が応援。7.7日、小沢前幹事長が御所浦島(天草市)来訪。地域主権や党への支持訴え。菅首相始め民主党幹部が続々応援に駆け付けている。自民党も谷垣総裁、安倍元首相、大島幹事長、小池広報本部長、麻生元首相らがテコ入れ。7.8日、小泉進次郎衆院議員が応援に入る。
 (予想1)民主の本田と自民の松村が互角で争う。(民主46,5、自民17、みんなの党2、公明2,5、社民0,5、無所属(民主、社民推薦)1,5)
 (予想2)自民の松村と民主の本田が接戦を展開。(民主38、自民28,5、みんな2,5、公明1,5、社民0,5、無所属1)
 (結果)
自民・松村393,674、44.23% 次・民主・本田349,398、39.26%
民主・松野440742 次・自民・三浦432686
鹿児島
柿内 **
 定数1に立候補者3。民主は、弁護士の柿内弘一郎。自民は、参議院議員1期の野村哲郎。他に共産。 
 民主の柿内は護憲派、小沢サポート有り。国民新党の松下忠洋衆院議員のサポートあり。国民新党推薦。
 (予想1)民主の柿内。(民主47,5、自民17、みんなの党2、公明2,5、社民0,5、無所属(民主、社民推薦)1,5)
 (予想2)民主の柿内先行、自民の野村が追い上げ中。(民主38,5、自民29、みんな2,5、公明1,5、社民0,5、無所属1)
 (結果)
自民・野村437,740、54.97% 次・民主・柿内 306,183、38.45%
自民・加治屋・402541、7 次・民主・皆吉39987
沖縄
** 島尻
 定数1に立候補者4。無所属(社民推薦)は、自治労沖縄県本部副委員長の山城博治。自民は、参議院議員1期の島尻安伊子。他に共産、幸福。
 無所属(社民推薦)の山城は護憲派。11月予定の沖縄県知事選で対決が予想されている宜野湾市の伊波洋一市長は山城、仲井真弘多知事は島尻を推している。民主党系・社民党系がどう動くか。沖縄には社会大衆党という政党があり今回改選ではない糸数慶子が参院議員。民主党比例候補の喜納昌吉県連代表は、出陣式で「選挙区は(社民党推薦の)山城(博治)さんに投票する。選挙区は山城、比例は喜納だ」と明言。
 (予想1)無所属(社民推薦)の山城。(民主47,5、自民17,5、みんなの党2、公明2,5、社民0,5、無所属(民主、社民推薦)1,5、無所属(社民推薦)1)
 (予想2)自民の島尻が優位。(民主38,5、自民30、みんな2,5、公明1,5、社民0,5、無所属1)
 (結果)
自民・島尻258,946、47.62% 次・無所属・山城215,690、39.67%
民主系無所属・糸数376460 次・自民・西銘249136
73
(民主47,5、自民17,5、みんなの党2、公明2,5、社民0,5、無所属(民主、社民推薦)1,5、無所属(社民推薦)1)
(民主38,5、自民30、みんな2,5、公明1,5、社民0,5、無所属1)

(私論.私見) 注目選挙区考

 上記選挙区事情を通覧して判明することは、数少ない民主の護憲派に対して、日共が自民と挟み撃ちで潰しに掛かっていることが見て取れる。これが不破式議会主義の本質であろう。唯一の例外は沖縄の糸数候補という事になる。日共的対応をしない社民が民主と政策協定を結んで支援する方法は無かったのか。実際にはそのようになっているのであろうが、計略が無さ過ぎる。

 2007.7.16日 れんだいこ拝

比例区
 比例区は改選数48議席を、民主45(前回当選者19)、国民新党7(同1)、社民6(同2)、新党日本1。自民35(同13)、公明党17(6)、共産党18(3)、みんな23、立ち上がれ日本10、日本創新6、新党改革5、女性党10、幸福実現5、その他で争う。

 比例代表では、民主党は10議席台後半、自民党は同前半の見通し。公明、共産、社民の三党はそれぞれ改選前議席維持が微妙だ。国民新党、新党改革はいずれも比例代表で一議席獲得をうかがう。みんなの党は比例で六議席程度確保しそうで、三人区の愛知でも一議席を得る可能性がある。たちあがれ日本は議席に手が届くかが焦点だ。


比例区立候補者考】
 民主党
氏名 年齢 新旧 略歴   護憲 消費税増税反対 郵政再改革法案 高速道路無料化
有田 芳生 58 ジャーナリスト  
安藤 高夫 51 医療法人理事長   ×
家西 悟 50 〈元〉衆院議員  
池谷 幸雄 39 〈元〉五輪体操選手   ×
石井 茂 50 〈元〉参院議員秘書   ×
石橋 通宏 45 情報労連役員  
板倉 一幸 59 〈元〉函館市議  
伊藤 和央 51 〈元〉北九州市局長  
江崎 孝 53 自治労役員  
大石 正光 65 参院財金委員長  
岡崎 友紀 56 女優  
桂 きん枝 59 落語家   × × ×
加藤 敏幸 61 電機連合顧問   × × ×
亀原 了円 54 住職   × ×
喜納 昌吉 62 歌手   × ×
工藤 堅太郎 67 〈元〉衆院議員   × ×
小寺 弘之 69 〈元〉群馬県知事   ×
小林 正夫 63 電力総連顧問  
清水 信次 84 スーパー会長  
下田 敦子 69 学校法人理事長  
庄野 真代 55 歌手   × ×
竹内 栄一 56 〈元〉神奈川県議   ×
田城 郁 50 JR総連役員   × ×
谷 亮子 34 〈元〉五輪柔道選手  小沢
田村 耕太郎 46 〈元〉新聞社相談役  小沢 × ×
津田 弥太郎 58 JAM参与   ×
土田 博和 60 医療法人理事長   ×
直嶋 正行 64 経済産業相  
中村 秀樹 47 〈元〉福島県議   × × ×
那谷屋 正義 52 〈元〉日教組役員   × ×
難波 奨二 51 郵政労組役員   × ×
西村 正美 46 歯科医師   ×
野村 紘一 65 不動産会社長   ×
白 真勲 51 〈元〉韓国紙支社長   ×
広中 和歌子 76 〈元〉環境庁長官   ×
藤末 健三 46 〈元〉通産省職員 × ×
前田 武志 72 〈元〉衆院議員 × ×
前田 雄吉 50 〈元〉衆院議員   × ×
松岡 徹 58 解放同盟書記長  
松岡 力雄 38 環境NPO代表   ×
円 より子 63 〈元〉党副代表  
村田 直治 66 住職   × ×
八代 英太 73 〈元〉郵政相   × ×
柳沢 光美 62 労組政治顧問   × ×
矢野 義昭 60 〈元〉陸上自衛官   × ×

 国民新党
氏名 年齢 新旧 略歴 護憲  消費税増税反対 郵政再改革法案 高速道路無料化
長谷川 憲正 67 総務政務官
西村 修 38 プロレスラー ×
敏 いとう 70 作曲家
後藤 俊秀 56 医療法人理事長 × ×
宮本 一三 78 〈元〉衆院議員 ×
新渡 英夫 53 〈元〉都議 × × ×
江本 孟紀 62 プロ野球解説者 × × ×

 社民党
氏名 年齢 新旧 略歴 護憲  消費税増税反対 郵政再改革法案 高速道路無料化
福島 瑞穂 54 党首   ×
吉田 忠智 54 〈元〉大分県議   ×
原 和美 60 〈元〉神戸市議  
保坂 展人 54 〈元〉衆院議員 ×
浅野 隆雄 54 党道幹事長  
大瀬 敬昭 47 党広島県役員   ×

 自民党
氏名 年齢 新旧 略歴 護憲  消費税増税反対 郵政再改革法案 高速道路無料化
赤石 清美 62 臨床検査技師  × × ×
秋元 司 38 〈元〉防衛政務官  × ×
阿達 雅志 50 〈元〉衆院議員秘書  
一瀬 明宏 53 〈元〉福井県議  ▲ × × ×
伊藤 始 60 NPO理事長  × × × ×
臼井 正人 47 〈元〉千葉県議  × ×
宇都 隆史 35 〈元〉航空自衛官  × ×
大西 宏幸 42 〈元〉大阪市議  ×
小野寺 有一 43 〈元〉岩手県議  ×
片山 さつき 51 〈元〉衆院議員  ×
神取 忍 45 プロレスラー  ×
木村 義雄 62 〈元〉衆院議員  ×
小坂 憲次 64 〈元〉文部科学相   × × ×
佐藤 ゆかり 48 〈元〉衆院議員  
柴野 多伊三 59 〈元〉衆院議員  
高階 恵美子 46 〈元〉看護協会役員  
田島 美和 46 食品開発会社長  
角田 宏子 43 〈元〉横浜市議  
中野 正志 62 〈元〉衆院議員  
中村 博彦 67 全老人施協役員  
西島 英利 62 病院理事長  
日置 龍晴 53 翻訳会社長  
平田 耕一 61 〈元〉衆院議員  
藤井 基之 63 薬剤師連盟顧問  
保坂 三蔵 71 〈元〉経産副大臣  
堀内 恒夫 62 〈元〉プロ野球監督  
松浪 健四郎 63 〈元〉衆院議員  
水落 敏栄 67 日本遺族会顧問  
三橋 貴明 40 経済評論家  
三原 じゅん子 45 女優  
門伝 英慈 47 〈元〉JA団体役員  
安井 潤一郎 60 〈元〉衆院議員  
山谷 えり子 59 〈元〉首相補佐官  
脇 雅史 65 党国交副部会長  
渡辺 具能 69 〈元〉衆院議員

 公明党
氏名 年齢 新旧 略歴 護憲 消費税増税反対 郵政再改革法案 高速道路無料化
横山 信一 50 〈元〉道議  
長沢 広明 51 〈元〉衆院議員  
浜田 昌良 53 〈元〉外務政務官  
荒木 清寛 54 党参院政審会長  
浮島 智子 47 〈元〉文科政務官  
谷合 正明 37 党幹事長代理  ×
秋野 公造 43 〈元〉厚労省職員  
鰐淵 洋子 38 党女性副委員長  
宮崎 勝 52 公明新聞部長  
広恵 敏秀 52 公明新聞支局長  
小池 敏昭 53 公明新聞部長  
細野 浩司 49 党職員  
古田 聡 45 党職員  
米山 哲郎 45 党職員  
鈴木 敏之 39 公明新聞記者  
小野 綾子 39 党職員  
雨宮 秀樹 38 党青年局次長  

 共産党
氏名 年齢 新旧 略歴 護憲 消費税増税反対 郵政再改革法案 高速道路無料化
市田 忠義 67 党書記局長 ○  × ×
大門 実紀史 54 党参院国対副長  
仁比 聡平 46 弁護士  
河江 明美 45 党准中央委員  
田村 智子 45 党准中央委員  
上里 清美 54 党沖縄県郡委員  
大平 喜信 32 党広島県委員  
岡 千陽 47 党北海道委員  
岡崎 裕 32 党准神奈川委員  
片山 和子 34 党埼玉県役員  
神田 美佐子 62 党大阪府委員  
小林 解子 30 党福岡県委員  
佐藤 長右衛門 66 党秋田県委員  
西田 静郎 63 党愛知県委員  
浜田 良之 54 党京都府役員  
三ケ尻 亮子 41 党国会四国所員  
宮野入 晶子 38 党東京都委員  
森 正明 59 長野民医連職員

 みんなの党
氏名 年齢 新旧 略歴 護憲 消費税増税反対 郵政再改革法案 高速道路無料化
江口 克彦 70 〈元〉出版会社長  
柴田 巧 49 〈元〉富山県議  
小野 次郎 56 〈元〉首相秘書官  
小熊 慎司 42 〈元〉福島県議  
清水 鴻一郎 64 〈元〉衆院議員  
桜内 文城 44 〈元〉財務省職員  
大嶋 幸治 61 酒類販売会社長  
田中 茂 52 〈元〉衆院議員秘書  
田中 朝子 50 〈元〉杉並区議  
宮越 馨 68 〈元〉上越市長  
真山 勇一 66 〈元〉キャスター  
舘 信秀 63 〈元〉レーサー  
山田 太郎 43 〈元〉経営指導社長  
湯沢 大地 42 教育団体理事長  
藤巻 幸夫 50 アパレル会社長  
後藤 啓二 50 弁護士  
蔦田 恵子 48 〈元〉滋賀県議  
田中 雅英 58 特養施設長  
若林 亜紀 44 ジャーナリスト  
米田 雅子 54 慶大教授  
吉田 鈴香 51 ジャーナリスト  
上野 宏史 39 〈元〉経産省職員  
寺田 典城 70 〈元〉秋田県知事

 たちあがれ日本
氏名 年齢 新旧 略歴 護憲 消費税増税反対 郵政再改革法案 高速道路無料化
中川 義雄 72 〈元〉内閣府副大臣  
村岡 敏英 49 〈元〉衆院議員秘書  
足高 慶宣 56 社福法人理事長  
岡 佑樹 33 〈元〉参院議員秘書  
中畑 清 56 〈元〉プロ野球選手  
三木 圭恵 44 〈元〉三田市議  
藤井 厳喜 57 国際政治学者  
片山 虎之助 74 〈元〉総務相  
杉村 太蔵 30 〈元〉衆院議員  
中山 成彬 67 〈元〉国土交通相

 新党改革
氏名 年齢 新旧 略歴  護憲 消費税増税反対 郵政再改革法案 高速道路無料化
荒井 広幸 52 党幹事長  
佐草 一優 51 獣医師  
中村 幸嗣 47 〈元〉陸自医官  
萩原 誠司 54 〈元〉衆院議員  
鳩山 太郎 36 〈元〉都議

 日本創新党
氏名 年齢 新旧 略歴  護憲 消費税増税反対 郵政再改革法案 高速道路無料化
中田 宏 45 〈元〉横浜市長  
斎藤 弘 52 〈元〉山形県知事  
岡野 俊昭 64 〈元〉銚子市長  
杉井 保之 51 経営指導会社長  
清水 隆司 49 〈元〉岸和田市議  
杉本 哲也 31 〈元〉松下政経塾生  

 女性党
氏名 年齢 新旧 略歴 護憲 消費税増税反対 郵政再改革法案  高速道路無料化
福井 智代 54 党代表  
石川 敬子 51 党幹事長  
佐藤 雅子 53 党副幹事長  
竹内 恵美子 62 党副幹事長  
清水 美代子 63 化粧品会社員  
吉山 英美 53 化粧品販売業  
塚本 直子 48 党広報局長  
片岡 佳世子 62 党文化局長  
矢野 洋子 54 化粧品販売業  
永井 久美子 38 化粧品会社員


【各党新議席概略予想】
Re::れんだいこのカンテラ時評758 れんだいこ 2010/06/26
 【れんだいこの第22回参院選挙議席予想】

 話題を取る為に発表しておきます。第22回参院選は、小沢か幹事長が仕切っていた場合、最大70議席台が可能との託宣がでました。今、菅政権は、何を狂ったか必至で逆漕ぎしております。その結果、随分減りましたがまだ60議席前後可能との符が出ました。この先どうなるかは分かりません。管のアカンタレが引き続き掻きまわすでせう。いずれにしても自民党の凋落が激しく、引き続き陥没との符が出ました。候補者のタマが悪過ぎます。新聞の序盤予想は、世論誘導が入っておりますので当てになりません。

 みんなの党が10議席台とも出ました。公明党、共産党が苦戦です。社民党が健闘しております。化けるとしたら、社民党かみんなの党、何より引き続き民主党のようです。れんだいこは個人的には国民新党応援です。亀ちゃん頑張ってや。新党諸雑派はダメとも出ました。れんだいこ予想は割合と当たりますふふふ。

 比例区で政策がマシな候補者は、民主党で有田芳生、家西悟、下田敦子。国民新党で敏いとう。社民党で原 和美、浅野隆雄。キャラクターで押すとすれば、民主党の谷亮子、社民党の保坂展人。まっととにかく面白おかしく盛り上げませう。

 それにしても、護憲派、消費税反対派、郵政再改革派、景気浮揚派、まじめに政治に取り組む人が当選して貰いたいです。政界には改憲派がひしめいております。怖いですねェ。れんだいこは、選挙に行かない人が増えると見ております。でもこれはやはりダメですね。選挙に行きませう。と自分に言い聞かせる。

 2010.6.26日 れんだいこ拝

Re::れんだいこのカンテラ時評759 れんだいこ 2010/06/27
 【れんだいこの第22回参院選挙投票戦略戦術】

 もう一つ余興をば。れんだいこの処女作「検証 学生運動」の総括から滲み出る教訓は、左派運動に軍師が居ないと云うことです。系統的な運動史学習がないままに場当たり的な運動をしてきた結果が今日のテイタラクに繋がっております。このことを反省せねばなりません。これが運動責任です。この観点からすると、選挙にも軍師的行動が必要です。今までの対応は無茶苦茶です。勝つあてもないのに立候補させ、落ちてもカエルのツラにションペンの毎度毎度は精神に良くありません。泡沫ではイケナイのです。出るからには勝たなければ、勝たせなければならないのです。これが選挙責任です。候補者を代議士にさせ、僅かでも我々の政治への思いを反映させるようにさせねばなりません。その積み上げが大事です。

 そういう訳で、自称左派運動研家にして軍師のれんだいこが、第22回参院選挙投票戦略戦術を指南致します。シンプルに致しました。選挙区の場合は次のように投票行動します。

 1人区の場合、民主と自民が争っている場合には民主に投票するのが賢い。どちらもがシオニスタンの場合には困りますが、よほど自民候補者に魅力があれば別として民主に入れるのが賢い。なぜなら、民主内は参院選後に土着派とシオニスタン、護憲派と改憲派のドタバタ劇があるからです。これが面白くなりそうです。自民党はオールシオニスタンになっており、既に何の魅力もありません。

 社民、国民新党が出ている場合には支援するのも賢い。問題は、候補者が当選を信じ努力しているかどうかです。比例票狙いで出ただけのことなら当選可能性のある民主へ投票するのが賢い。但し、民主党候補者がゴリゴリの改憲派の場合には、懲らしめの為に社民、国民新党候補を選択しませう。これは、革新系無所属が出ている場合にも同じです。

 2人区の場合、基本的には1と同様です。民主二人のうちどちらに入れるべきかは、小沢前幹事長に近い候補を選択するのが賢い。見極めは二人目の新たな候補です。京都の河上満栄候補が前原派にイジメられているようです。静岡の中本奈緒子候補も干されているようです。ナニクソで頑張りませう。京都、静岡の有権者の皆さん、たのんまっせ。ボランティア頼むよ。3人区以上の場合、1・国民新党、2・社民、3・民主の順に選択するのが賢いでせう。

 比例区の場合は次のように投票行動します。まず国民新党の誰か。次に、社民党の誰か。次に民主党の誰か。候補者名で書くのが良いようです。政策レベルで云えば、1・護憲派、2・消費税増税反対派、3・郵政再改革法案支持派、4・有料高速道路低額化支持派を探します。これに全て叶う候補者は少ないです。しかし、この4点をクリヤ―しない候補者を国会へ送りだしても意味がありません。

 それにしても何とかして国民新党をせり出しさせたいですね。今や、国民新党と小沢派が日本政治の良心です。他はどれもこれもダメ。社民党が少しマシぐらいなもんで後はオールシオニスタンです。この連中がいなくなれば日本の政治も経済も随分良くなります。

 シオニスタンがなぜイケナイのか。それは政治のヤブ医者だからです。連中に任すと、この国はギタギタに切り刻まれ、国民は壊死させられます。日本政治は今や世界の笑われもんです。連中は、性質穏和にして働き者で助け合い精神に富む日本及び日本人を尊いと思わず、国際金融資本の言いなりで所作する売国奴です。連中は元々オツムが弱過ぎる。下手な勉強してますます悪くなっております。

 自由、自主、自律、自存の日本政治の確立は幕末維新以来のテーマです。この回天運動は未だ未完です。これ以上、情況が悪くならないようにしませう。そのうち、たすけあい党も出るからねェェその節は頼むよォォ。とにかく一人で三人はオルグして投票に行くようにしませう。投票率の低下が仕組まれている気がするからです。

 2010.6.27日 れんだいこ拝

Re::れんだいこのカンテラ時評761 れんだいこ 2010/07/01
 【第22回参院選の議席予想その2】

 2010年の第22回参院選(7.11日投開票)が中盤戦に突入した。れんだいこが改めて議席予想しておく。

 参議院選挙区は1都2府1道43県の47選挙区からなる。そのうち1人区が29、2人区が12、3人区が5、5人区が1となっている。1人区29選挙区のうち、民主党は香川と沖縄を除く27選挙区で公認候補を擁立しており自民と激突している。先の衆院選以来、民主党、社民党、国民新党、日本新党、新党大地の政権交代派と自民党、公明党、その他諸雑派の旧政権派との政権争いが続いている。この構図は変わらない。

 鳩山、菅と続く民主党党中央はこの間、社民党を斬り捨て、国民新党との同盟関係に亀裂を走らせ、何をトチ狂ったか躍起になって自ら政権交代政権の支え棒を毀損しつつあるが、小沢前幹事長時代に築いた提携関係は揺らいでいない。恐らくこのまま選挙の日を迎えることになると思われる。これによると、民主党は、岩手、奈良、岡山、徳島、高知などで絶対優位に立っている。他方、自民党の絶対優位区はなく、これまでの金城湯池の群馬、山口でも予断を許さない選挙を強いられている。これが趨勢である。

 2人区12選挙区のうち、いずれも民主1は手堅く、残りの1議席を自民、民主が争い、選挙区によってはみんなの党、社民、国民新党が割り込む混戦構図になっている。民主の議席独占を狙う二人擁立が吉と出るか凶と出るか注目されているが、小沢前幹事長の後ろ盾を失った二人目の候補が一部を除いていずれも苦戦を強いられている。但し、競合により比例票を押し上げる効果を持つことには変わりない。

 3人区5、5人区1選挙区の場合、民主、自民両党がそれぞれ1議席を手堅く固め、民主党は2議席目を視野に入れている。3議席目以下を公明、みんなの党、社民、国民新党、新党改革、たちあがれ日本、日本創新党が取り合う形になっている。比較的元気の良いのがみんなの党のようである。

 ちなみに、各党の立候補選挙区数は、民主45選挙区61名、自民47選挙区49名、みんなの党21、社民党8、新党改革7、たちあがれ日本4、日本創新党4、公明党3、国民新党2、その他となっている。

 特異な戦術を採っているのは共産党である。相変わらず全選挙区に独自候補を擁立している。従来、共産党の候補者擁立が自公政権候補当選を間接的に呼び水していたが、このところそれを上回る民主党票が形成されており、共産党の割り込みが功を奏さなくなっている。他方で、共産党票の民主党ブロックへの移動も見られており、全選挙区候補者擁立による比例票獲得狙いが全く機能していない。供託金没収の悲哀のみ味わっているが、党中央の戦略戦術は一向に変わらない。それでいて責任問題も出ない不思議なガラパゴス党になっている。

 以上から推定すると、れんだいこ議席数予想は、民主60、自民26、みんな10、公明8、共産3、社民3、新党改革3、国民2、立ち上がれ日本2、日本創新1、革新系無所属2の計120となる。変動するとすれば、みんなの党がそれほど伸びず、減った分を民主が吸収する可能性であろう。結果的に民主は引き続き好調健闘、自民が更に陥没、みんなの党と公明が並び、社民、共産、国民新党がほぼ現状維持、その他新党が僅かに議席獲得と云うことになる。一番割りを食ったのは自民党と云うことになろう。これをれんだいこ予想とする。

 この予想が崩れるとしたら、民主党党中央が終盤戦になりふり構わず自絞殺運動を開始することによってである。菅政権は明らかに意図的故意に負けるように逆走し始めている。終盤戦ともなると何が飛び出すのだろう。民主党支持者が、菅政権の短命化を見据え、次の政権を展望していれば動じないであろうが不気味ではある。いずれにせよ、勝っても負けても選挙後の菅執行部への責任追及弾劾は必至となった。菅は思っていた以上にアカンタレである。鳩山のハトヤマ美人、菅のカン文句が新たな政治造語となった。

 特段の必然性もないのにわざわざ消費税増税論をぶち上げ、批判が高まると低所得者層には増税分還元するなどという思いつきにダマサレる有権者は居ないのに、ブチ上げ抜いているのは狂態以外の何ものでもない。問題は、誰に指図されてピエロしているかであろう。常識的には考えられない。苦労して組み立てた勝利の方程式構想を壊されつつあるのを見て小沢が怒るのは無理もない。それを逆に怒る枝野、野田とは何者ぞ。尋常ではない。特殊な腹話術師たちではある。

 2010.7.1日 れんだいこ拝

Re::れんだいこのカンテラ時評763 れんだいこ 2010/07/05
 【第22回参院選の議席予想その3】

 第22回参院選がいよいよ終盤に突入した。次第に関心が高まりつつあるが盛り上がりには欠ける。その理由は、昨年の総選挙では政権交代を廻る熱い闘いがあったのに比して、こたびにはそれがないからではなかろうか。本来なら、公約履行の結果としての政権交代効果の信を問う選挙戦になるべきところであるが、鳩山政権の公約サボタージュ、菅政権の公約蹂躙という失望下での公約そっちのけの単なる議席争奪と云う不燃焼選挙にさせられている。

 これに加えて、菅政権の挙動不審が目立つ。本来の争点ではないのに俄かに消費税10%増税論を持ち出し、その是非を問う選挙にせんとしている。過去の例に倣えば、増税を持ち出した時、言いだしっぺは必ず手酷いしっぺ返しに遭っている。それを承知で消費税10%増税論を煽る菅政権の魂胆はどこにあるのだろうか。菅政権が自ら勝つ気のない選挙を仕掛けていることがすぐ分る。改選54議席を得れば十分とする姿勢も臭い。端から守りに入っていることが分かる。

 評するべきは、一体誰がこういう選挙シナリオを作っているのかであろう。こういう痴態が偶然である訳がない。れんだいこには、裏の策士が透けて見えてくる。思い起こせば、2005.9.11総選挙では「自民も民主も外資系選挙請負PR会社に広報委託」していた例がある。日本政治は選挙まで含めてかようにコントロールされているということであった。こたびも、そういう仕掛けが入っていることは十分に考えられよう。鳩山政権時の参院選挙前の諸新党誕生、社民党切り、小沢幹事長切り、菅政権の唐突な消費税10%増税論持ち出し、国民新党日干しは、この線から窺うべきではなかろうか。鳩山も菅も、シナリオ上で踊るピエロに過ぎない。

 そういう訳でクソおもしろくない選挙にされているが、政治は本来真剣なものであるから逃げる訳には行かない。民主党内小沢派、国民新党と、社民の三角同盟こそが日本再生のキーであり、この同盟を強く育てねばならない。このことだけがはっきりしている。それ故に、自民党、民主党、新党諸派の各党内シオニスタンが轡(くつわ)を並べて目の仇にする。これも請負で雇われているからに他ならない。消費税増税、所得格差拡大、自衛隊の海外派兵、優良企業の外資売り、中小零細企業の死の行進、教育の荒廃、日本語不要化、国技相撲の蹂躙等々は皆同じ線で結ばれている日本溶解策動であろう。

 これを踏まえてどう闘うべきか。既に戦略戦術は先の投稿で記しているので繰り返さない。社民、国民新党には何とか現議席維持、議席増で踏ん張ってもらいたい。比例票で大きく躍進することを願う。れんだいこの推定するところ、民主は58議席前後、自民は35議席前後(従前の自民党26は有り得ないので訂正しておく)、みんなが10議席前後、公明が8議席前後、社民と国民と共産党が2議席前後、たちあがれと新党改革と日本創新党が1議席前後、無所属2議席となる可能性が強い。結局、民主と自民抗争は改選前とさほど変わらなかったということになろうか。注目すべきは社民、国民新党の伸び具合である。マスコミ予想と違って、国民新党の健闘が光った選挙戦であったと総括してみたい。亀ちゃん頑張れやぁ。

 2010.7.5日 れんだいこ拝

Re::れんだいこのカンテラ時評764 れんだいこ 2010/07/09
 【第22回参院選の議席予想その4】

 残すところ後一日となった。第22回参院選の議席予想の最終章をお届けしたい。新聞論調によると各社一様に「民主苦戦、自民善戦」としている。ほんまかいなぁと思うのは、れんだいこだけだろうか。新聞社の調査能力はさすがのものなので気を揉むが、れんだいこ分析によれば「民主善戦、自民骨折」の卦が出ている。

 確かに民主党は、あろうことに党中央の上からの冷や水浴びせ逆采配で苦戦を余儀なくされている。菅政権発足直後のV字回復の勢いは全くない。にも拘わらず菅執行部は引き続き下手な芝居ばかりを演じている。しかしながら、民主党は最終版で盛り返したのではなかろうか。小沢の出向くところ歓声が上がっており、誰が縁の下の力持ちしているのかを如実に示している。結論として不正でもない限り引き続きの政権交代ブーム健在を証することになるのではなかろうか。なぜなら、あらゆる指標からして自民党が復権する要素がないからである。「消費税10%増税」の言いだしっぺは自民党だし。谷垣党中央の自民党は完全に狂っているという他ない。小泉ジュニアの「野党を極める論」も同じく、親父も親父なら子も子で狂っている。

 公明党が相変わらず自民党を支えまくっているが、その咎めが公明党自身に及び又も苦戦後退するであろう。最悪、選挙区で1議席取れるかどうか危うい。かっての全員当選法力は完全に消えてしまっている。思えば去る日の小泉政権時に生活与党の弁えを外し、自衛隊の海外派兵に提灯し続けたツケが未だに自家撞着していることになる。宗教政党がかくも露骨に体制擁護に廻る例が珍しい。そもそも教義のどこかにオカシげなところがあるに違いない。次にみんなの党。この党がどこまで票を伸ばし議席を取るのかは分からない。民主票、自民票が流れると予想されるが案外限定的なのではなかろうか。下馬評の10議席取れれば大当たりとすべきであろう。

 次に社民党。この党は多少善戦するかも知れない。しなければウソだと思う。しかしながら相変わらず労組票頼みが抜けていない。れんだいこの七不思議で、今日まで社民党に声かけられたことがない。自民、公明、共産、民主はしょっちゅうだと云うのに。この内向き習性から転換しない限り、社会党が社民党になろうとも党勢拡大はなかろう。

 次に国民新党。この党がどこまで予想外の奮戦をするだろうか。こたびの選挙の隠れた興味の一つである。国民新党の場合、菅政権になって冷や飯を食わされているが、律儀にも選挙区での民主党候補者を推薦支援し、公明党の自民党支援と好一対を為している。当たり前と云えば当たり前なのだが、他の諸党の殆どの自民支援に比して采配が光る。その功績により、れんだいこは比例区を国民新党にお供えする。

 それにしても共産党の対応が理解できない。全選挙区に立候補させ、表からの公明党、裏からの共産党と云う構図で間接的に自民党を補佐している戦略戦術を変えていない。変えようともしていない。この党には供託金没収が痛くないらしい。その資金はどこから捻出しているのだろう。毎回毎回だから相当な金額になっているはずだ。有権者は、この構図を長年これを撥ね退ける力がなかったが、ここへ来て通用させなくなっていることは喜ばしい。これだけフォローの風が吹いているのに、仮に苦戦したとしてどう言い訳するのかが興味深い。たまたま消費税選挙になったので今回はある程度善戦するかも知れない。

 たちあがれ、新党改革、日本創新党、女性党、幸福の科学は影が薄い。小選挙区制の制度的仕組みの壁の悲哀を嫌と云うほど味わうことになろう。

 ところで、民主は勝っても負けても菅政権執行部の責任を追及すべきだろう。こたびの参院選に突如、「党議を経ていない消費税10%増税」を持ち出したことには政治責任と能力が大いに問われるべきであろう。れんだいこの眼には越権と映る。選挙後、直ちに党内議論を開始すべきである。機関運営主義を遵守できない者に権力を握らせてはならない。如何に「強い日本」を口先で語ろうとも、結果は逆の事態になるであろう。鳩山政権の賞味期限は半年もったが、菅政権の賞味期限は僅か1ヶ月もたなかった。れんだいこは、菅がこれほどアカンタレとはついぞ思わなかった。そういえば遍路装束でのパフォーマンスが臭いとは思っていたが、これほど底浅人物であったとは。

 それに引き替え、小沢と亀はいい仕事をする。頭脳戦で常に負けていない。切っ先勝負を挑み戦線を切り開いている。この二人が老骨に鞭うつ限り我々も安心してついていける。これを支持する我々のン千年陶冶の日本文明力を称賛すべきではなかろうか。云いたいことは色々あるが、はしょる。さぁ投票一揆で、引き続きの真の政権交代永続革命に向かおう。後は選挙速報を楽しく拝見したいと思う。スポーツ観戦パブは多いが選挙速報観戦パブはないのだろうか。

 2010.7.9日 れんだいこ拝

(民主47,5、自民17,5、みんなの党2、公明2,5、社民0,5、無所属(民主、社民推薦)1,5、無所属(社民推薦)1)
(民主38,5、自民30、みんな2,5、公明1,5、社民0,5、無所属1)
 (民主42+17=59、自民29+8=37、みんな1+7=8、公明2+6=8、社民0+2=2、共産0+2=2、国民新党0+1=1、たちあがれ日本0+1=1、新党改革0+1=1、日本創新党 0+1=1、無所属2+0=2)

 ★「和子夫人の選挙予測」
 http://ugyotaku.hp.infoseek.co.jp/jiminRakusen/kazukoFujin2010.htm
 民主63 自民34 みんな9 公明8 共産4 社民1 国民1 たち1


【菅首相の逆采配続く】
 2010.7.7日、菅首相の「参院選逆采配」が続いている。この日、菅首相は、参院選の民主党候補や所属する衆参議員らに「候補者及び民主党の支援者の皆様へ」と題された「代表メッセージ」をメールで送付し、消費税を含む税制改革について超党派での議論の必要性を街頭演説などで訴えるよう指示した。次のように述べている。
 概要「(事業仕分けや子ども手当、農家への戸別所得補償などを取り上げて)自民党政権下ではなし得なかった政策転換を大胆に実施してきました。こうした実績を訴え、政権交代の効果を実感してもらえるよう努力して下さい。消費税を含む税制の改革については、この国が世界に誇る社会保障制度を維持するためにも、超党派での議論が必要であることを国民の皆さんに訴えて下さい」。

 党内からは「選挙情勢が余計に悪くなるだけ。無視する」(中堅議員)との反発も出ている。
 7.9日、枝野幹事長が、高知市で記者団に次のように語った。
 概要「参院選結果に一喜一憂しない。最後は一票一票の積み重ねになるので、ちゃんとやれば勝ち抜ける。衆院で300を超える方に首相指名をいただいている。その基本は変わらない」。

 参院選の勝敗ラインについて、菅首相は「(改選議席の)54議席以上」と明言。6月の代表質問では「参院選で国民に信を問う」と答弁した。だが、枝野氏はこの日、「憲法では首相を選ぶのは衆院となっている」と強調し、参院選の結果にかかわらず菅直人首相の続投を支持する考えを示した。


【読売新聞社の終盤情勢分析記事考】
 2010.7.9日付け読売新聞社の「与党過半数厳しく、民主比例伸び悩む…終盤情勢」を転載しておく。
 読売新聞社は11日投開票の参院選について、6〜8日にかけて全国の有権者約3万人を対象に、電話による世論調査を実施し、総支局の取材結果も加えて選挙戦終盤の情勢を探った。

 民主党は、菅首相が勝敗ラインとする改選の54議席を下回り、50議席前後にとどまる可能性が高まっている。民主党と国民新党の与党(与党系無所属を含む)は、非改選議席を含め、参院の過半数(122議席)を維持するのは厳しい状況だ。

 自民党は改選の38議席を上回り、40台半ばをうかがう。みんなの党と公明党は2ケタをうかがう勢いだ。ただ、選挙区選で2割強、比例選で2割弱が投票態度を明らかにしておらず、情勢は変わる可能性がある。

 序盤の調査時(6月24、25日)に比べると、民主、自民両党は、選挙区選と比例選で勢いは見られない状況だ。

 勝敗のカギを握る1人区(29選挙区)では、民主党は依然として自民党に先行を許している。民主党が有力なのは岩手や滋賀など4選挙区で、序盤より一つ減った。自民党が有力な選挙区は1増の11となった。

 2人区(12選挙区)ではおおむね民主、自民両党が1議席ずつ分け合いそうだ。民主党が2議席独占を狙って擁立した新人候補の多くは厳しい戦いとなっている。

 3人区(5選挙区)、5人区(東京)では、民主、自民両党とも1議席ずつは確保しそうだ。

 比例選について、民主党は序盤、2007年参院選で獲得した20議席に届く勢いだったが、失速ぎみだ。消費税問題をめぐる菅首相の説明不足などで内閣支持率が下がったことが響いたと見られる。自民党も依然として振るわず、07年参院選の14議席を下回る公算が大きい。

 みんなの党は千葉、神奈川、愛知、東京などで当落線上の争いをしている。比例選を合わせ、10議席に届く勢いだ。公明党は候補を擁立した3選挙区すべてで接戦を繰り広げており、比例選を含め、10議席に達する可能性がある。

 共産党は議席を争う東京選挙区と比例選を合わせ、改選の4議席確保をうかがう。社民党は苦戦を強いられ、過去最低の2議席に届くかどうか微妙だ。国民新党、たちあがれ日本、新党改革はそれぞれ比例選で議席確保の可能性がある。

 (2010年7月9日03時10分  読売新聞)

【朝日新聞社の終盤情勢分析記事考】
 2010.7.9日付け朝日新聞社の「与党、過半数は困難 朝日新聞終盤情勢調査」を転載しておく。

 11日投開票される参院選について朝日新聞社は6、7の両日、電話による終盤情勢調査を実施、取材による情報と合わせて分析した。それによると(1)民主党は序盤と比べて勢いを失いつつあり、選挙区、比例区合わせても40議席台にとどまる可能性がある(2)自民党は比例区で伸び悩むものの、選挙区では民主と互角で40台半ばの議席をうかがう(3)みんなの党は10議席を上回る獲得が有力になり、さらに上積みをはかろうとしている――などがわかった。選挙区で約4割、比例区で約3割が投票態度を明らかにしておらず、最終盤に情勢が変わることもある。

 民主の非改選議席は62。参院での単独過半数には60、国民新党とあわせた与党過半数には56議席が必要だ。単独過半数には遠く及ばず、与党でも過半数割れする公算が大きくなっている。

 苦戦の大きな理由は、前回2007年には大勝した29の1人区の多くで、自民候補との厳しい戦いを強いられていることだ。安定した戦いぶりなのは岩手や滋賀など4選挙区にとどまる。山梨、三重、大分では優勢だった現職が追い上げを受けて逃げ切りに懸命なほか、栃木ではみんなの党も含めた3人の争いが激しさを増すなど、民主が優位だったり、ややリードしていたりした選挙区でもつれるところが目立っている。

 12ある2人区では、民主と自民が1議席ずつをほぼ固めたところが序盤より増えた。民主は10選挙区で2人擁立しているが、議席独占の選挙区は生まれそうにない一方で、静岡で共倒れの可能性を残している。

 五つある3人区と5人区の東京で各1議席は確保する可能性が高くなっているが、2議席目をめぐってはいずれも混戦になっている。

 比例区では序盤より勢いを失い17議席前後にとどまりそうだ。

 自民は選挙区で引き続き堅調だ。1人区では秋田で新顔が接戦から抜け出して優勢になるなど、民主を上回る7選挙区で優位をほぼ固めた。さらに愛媛、鹿児島で接戦から抜け出しつつあり、勢いは上向きだ。2人区でも各1議席の確保はできそうな状況だ。

 3人区以上では、神奈川、愛知で優位を維持しているほか、埼玉でもやや優勢。ただ、そのほかの東京などでは当落線上で激しく競り合っている。比例区では11議席前後と苦戦が続くが、選挙区と合わせれば前回の37議席からは大きく回復しそうだ。

 みんなの党は神奈川で1議席が有力になったほか、混戦模様の東京や、千葉、愛知で議席獲得の可能性があるなど、選挙区全体では4議席程度、比例区でも7議席程度と合わせて2ケタ台に乗せ、さらに上積みを目指す勢いだ。

 公明は選挙区に3人を立ていずれも逃げ切りに懸命。比例区では前回をやや下回る6議席前後になりそうだ。

 共産は東京の1議席をめぐって競り合っている。比例区では3議席前後。社民は比例区で2議席の可能性が出てきた。たちあがれ日本、新党改革、国民新は比例区で1議席を獲得できるかどうかの戦いとなっている。

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 〈調査と推計の方法〉 6、7の両日、コンピューターで無作為に作成した番号に調査員が電話をかける「朝日RDD」方式で、全国47選挙区と比例区の情勢を調査した。対象者の選び方は、無作為3段抽出法。有効回答の目標数は、改選数1の選挙区800〜1000人、改選数2の選挙区1000〜1200人、改選数3と5の選挙区は1500人。

 番号サンプルのうち、世帯用と判明した番号は全国で計7万6981件、有効回答は4万9653人。回答率は65%。

 選挙区では過去3回(01年、04年、07年)の調査結果と選挙結果から作成した予測式を用いて得票率を推計。各候補者の推計得票率の差から当選確率を算出した。各政党別の推計議席は、この当選確率を積み上げたもの。

 比例区でも過去3回分のデータから予測式を作成。誤差幅を見込んでドント式のシミュレーションを行い、獲得議席を求めた。

 選挙区、比例区とも調査データに本社取材による情報を加え、総合的に分析した。


 この後は「第22参院選選挙結果の総評」に続く。関連サイト「れんだいこの為になる選挙分析



(私論.私見)