小渕経産相のワインセット贈答事件

 (最新見直し2014.10.27日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、「小渕経産相のワインセット贈答事件」について確認しておく。

 2014.10.27日 れんだいこ拝


 2014年10月22日付け赤旗「“小渕事務所からワイン”公選法違反か 有権者が党県議に証言
 小渕優子前経済産業相の地元事務所が今年、選挙区内に住む有権者にワイン2本を贈っていたことが分かりました。21日、群馬県渋川市に住む70代男性が日本共産党の伊藤ゆうじ県議に、「小渕氏の地元秘書がワインを持ってきた」と証言しました。

 男性が贈られたのは、赤ワインと白ワインの計2本です。それぞれ720ミリリットルのボトルに入っており、県内のワイン製造会社のものとみられます。白ワインのボトルには「優しさ輝く日本の未来 おぶち優子」のキャッチコピーと顔写真が印刷され、赤ワインのボトルにも小渕氏のスーツ姿の全身写真と名前が印刷されています。男性によると、ワインは今年、小渕氏の地元秘書が議員の代理と称し、男性の慶事のお祝い品として自宅に届けました。男性は、「小渕さんと物をやりとりするような関係ではなく、贈り物は初めてだった。ワインをもらい、びっくりした」と話しています。

 公職選挙法は、選挙区内の有権者に金品などを贈る寄付行為を禁じています。小渕氏は20日の大臣辞任会見で、ワインについて「当然ながら、選挙区外に何らかの形で使っているもの」と述べ、選挙区内の有権者への贈答を否定しています。


 ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK173 」の gataro 氏の2014 年 10 月 22 日付投稿「“小渕事務所からワイン” 公選法違反か 有権者が共産党県議に証言/小渕「観劇会」 企業献金と税金、原資か」。

【今日の赤旗】小渕優子前経産相の地元事務所が今年、選挙区内に住む有権者にワイン2本を贈っていたことがわかった。21日、群馬県渋川市に住む70代男性が日本共産党の伊藤ゆうじ県議に、「小渕氏の地元秘書がワインを持ってきた」と証言。2014年10月22日 07:43

 <つづき>

 男性が贈られたのは、赤ワインと白ワインの計2本。それぞれ720㍉㍍のボトルに入っており、県内のワイン製造会社のものとみられる。白ワインのボトルには「優しさ輝く日本の未来 おぶち優子」のキャッチコピーと顔写真が印刷され、赤ワインのボトルにも小渕優子のスーツ姿の全身写真と名前が印簡されてい る。男性によると、ワインは今年、小渕氏の地元秘書が議員の代理と称し、男性の慶事のお祝い品として自宅に届けたもの。男性は、「小渕さんと物をやりとりするような関係ではなく、贈り物は初めてだった。ワインをもらい、びっくりした」と話している。公職選挙法は、選挙区内の有権者に金品などを贈る寄付行為を禁じている。小渕氏は20日の大臣辞任会見で、ワインについて「当然ながら、選挙区外に何らかの形で使っているもの」と述べ、選挙区内の有権者への贈答を否定している。

 ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK173」の市民の力氏の2014 年 10 月 22 日付投稿「“小渕ワイン”は「公職選挙法違反」にあたらず。」。
 経産大臣を辞任した小渕優子代議士の新たな疑惑として浮上したのが「紅白ワインセット」の贈答。報道各社が既に報じているが、ここでは情報元らしい「赤旗」から引用する。

 小渕優子前経済産業相の地元事務所が今年、選挙区内に住む有権者にワイン2本を贈っていたことが分かりました。21日、群馬県渋川市に住む70代男性が日本共産党の伊藤ゆうじ県議に、「小渕氏の地元秘書がワインを持ってきた」と証言しました。 <中略>  男性によると、ワインは今年、小渕氏の地元秘書が議員の代理と称し、男性の慶事のお祝い品として自宅に届けました。男性は、「小渕さんと物をやりとりするような関係ではなく、贈り物は初めてだった。ワインをもらい、びっくりした」と話しています。

 公職選挙法は、選挙区内の有権者に金品などを贈る寄付行為を禁じています。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-10-22/2014102215_02_1.html


 さて、この男性、どういう関係者かと思いきや、なんと共産党所属の渋川市議会議員だった。

 角田 喜和 ‏@tunodayoshikazu
 今日は、一日新聞記者とテレビ局の対応で疲れました。小渕優子のワインです。全国ニュースで放映されました。
 https://twitter.com/tunodayoshikazu/status/524573379722895360

 角田市議は確かに渋川市在住だが、小渕代議士を選出した群馬5区ではなく、同じ渋川市でも群馬1区となる渋川市赤城町(合併前は勢多郡赤城村)。従って、仮に角田市議が受け取ったとすると、公職選挙法の違反対象となる選挙区内の寄付行為にはあたらないことになる。 取材したマスコミもそんなことは重々承知した上で報じていると思われる。小渕氏を擁護するわけではないが、あたかも違法を疑わせる情報操作は如何なものか? 火のないところに煙を立ててはいけない。

 「★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK173」の市民の力氏の 2014 年 10 月 22 日付投稿「Re: “小渕ワイン”は「公職選挙法違反」にあたらず。
 トピックを挙げた者です。 本稿を最初に投稿したのち、角田市議が次の様に自身のツイートにリプライしています。

 ご覧頂きありがとうございます。 ワインを受け取った本人と会うことができたので・・・(2014/10/22 14:34)
 https://twitter.com/tunodayoshikazu/status/524795972878991360

 また、角田市議のプロフィールを確認したところ、1955年生まれということですから、報道で取り上げられている「70代男性」とは別人と推認されます。 従って、レス[9]をいただいている方のご指摘通り、「もらった人から情報提供と現物を預かった」と判断するのが妥当と思います。 ということで『公職選挙法にあたらず』とは判断できない状況で、受け取った70代男性が渋川市内の群馬5区在住であれば報道の通り違法性の疑念は色濃い・・と訂正いたします。


 「難局」を転載しておく。
 2014年10月20日 難局

 小渕優子議員、キツいですね。難局。道義的倫理的云々をよけて冷静に法的な面からだけ整理すると、
・どうやら観劇会の会費はちゃんと集めており、即公職選挙法違反ということではなくまずは収支報告書の虚偽記載で政治資金規正法違反。(公選法違反のほうが罪は重い)

・一方「小渕優子後援会」は小渕さん自身が代表者ではなく、もちろん会計責任者でもない。小渕氏に違法行為はないし、法的には監督責任もない。尚、後援会を取り仕切っていた折田謙一郎氏が自分に全責任があるとしている。従って道義的に自身の後援会の不祥事なので大臣の職を辞するとしても、法的に責められるわけではないので議員辞職までは現時点では必要ないでしょう。

 問題は消えたお金。集めた会費を少なく記載しているわけですから、差額は裏金になったのではと疑われても仕方がない。本件の最大のポイントは、この消えたお金を検察が問題視してその使途まで捜査に乗り出すかどうかではないかと思います。もし選挙区民に対して何らかの利益を供与することに使用されたことが証明されれば、これは公職選挙法違反で小渕氏が知らなかったとしても監督責任が免れません。議員を失職し5年間立候補できなくなります。

 個人的な推測ですが、検察は積極的にはそこまでやらないと思います。後援会の折田氏は「小渕氏の選挙活動には一銭も使用していない」と言い張るでしょうし、消えた金の使い道を立証するのは至難の業。大掛かりな捜査をしたとしても「議員逮捕」まではゆく事案ではない。費用対効果に乏しい。ただ、マスコミが穿り返してホントに何か出てきちゃうと面倒ですけど。

 小渕氏にとり折田氏は、子供の頃から可愛がって面倒を見てくれたとてもいいおじちゃんなのでしょう。でも、切らざるを得ないですね。折田氏は消えた金の使途について何を語るのか。いずれにしても小渕氏をかばいとおすことでしょう。それを彼女はどんな気持ちで聞くのか。なんだかやるせないですね。
 世論次第

 昨日投稿「難局」の続き。今日テレビ各局で小渕ワインをもらったとして顔を隠して喋っていた男性は、渋川市議の角田喜和さん(共産党)ですね。きちんとデジカメに証拠写真を残しているので只者ではなさそうと思ったら、どうりで。小渕陣営の秘書の方としては「党は違いますが仲良くやりましょう」的な意味合いで、何かおめでたいことがあったときに贈り物をしたんでしょうね。昔ながらの感覚で。でも、揚げ足をとられてしまった。共産党としてはチャンス。ただ、ワインを受け取った時期からして選挙活動とはリンクしていないでしょうね。渡した秘書の方は事実ならばお咎めがあるでしょうが、小渕氏の当選取り消しまではならないでしょう。

 今後は、「観劇会にせよワインにせよ、管理があまりに出来ていないんじゃないの?自身が法的に処罰されないとしても、これだけ関連団体の違法行為が出てきて議員の資格あるの?」という方向にゆくのかどうか。それとも、「いや、小渕さん気の毒だよ。父親の代からの秘書が幅をきかせて口出しできなかったんだよ。これをきっかけに彼らと縁を切って、反省して立て直せば議員を続けていいよ」となるか。世論次第でしょうね。

 観劇会ですが、昨日の私のは深読みしすぎで、人数が300人しか集まらなかったので後援会が自腹を切って700人さくらを呼んだのではないかという説もあるみたいですね。それだといっそうわかりやすくアウト。しかもヤバイ。2012年の観劇会は収支報告書に記載すらされていないとのことですが、同年12月に衆院選が行われています。選挙活動における利益供与と見られるのを恐れて記載しなかったのではないかと疑われる。小渕氏の当選取り消しにつながる可能性がでてきてしまいます。





(私論.私見)