2010年民主党代表選はものごとの正しい筋道で考えれば小沢一郎氏が選出され、小沢一郎内閣総理大臣を誕生させるものであった。この代表戦で巨大な不正が実行された疑いは濃厚である。その経緯は拙著『日本の独立』(飛鳥新社) 第28章「菅直人対小沢一郎全面戦争」http://goo.gl/DDZ9Kに記述した。不正選挙疑惑の柱は三つ。1.メディアが激しい小沢一郎氏攻撃を展開したこと 2.9月14日の検察審査会情報が悪用されたこと 3.党員・サポーター投票が改竄されたこと である。今回総選挙でも、1.メディアによる「生活」隠し、「未来」隠しが公然と行われた。2.「馬の骨」と言うべき政治勢力がメディア総動員で大宣伝された。3.選挙結果に極めて不自然な点が多く存在する。の三つの特徴を見出すことができる。
2010年民主代表選で公表された党員・サポーター投票結果は次の通りだった。小沢一郎氏 90194票= 51ポイント 菅直人氏 137998票=249ポイント 党員・サポーター有権者数は 342,493人だったが、有効投票数は 229,030票。両者の差である113,463票が棄権票または無効投票だったことになる。2012年9月21日に実施された民主党代表選での党員・サポーター投票結果は次の通り。党員・サポーター有権者数は326,974人。有効投票数107,075票。棄権または無効投票が219,899票。野田佳彦氏が獲得した得票は70,265票にすぎなかった。2010年選挙での不正疑惑の中心は党員・サポーター票から小沢一郎氏票を選別してその一部を廃棄したのではないかというものである。2010年代表選での小沢氏獲得票と棄権票の合計は203,657票。これと2012年選挙での棄権または無効投票219,899票が重なって見える。2010年代表選で本当は、党員・サポーター投票では小沢氏が圧勝していた可能性が高いと思われる。
2010年代表選はポイント制で行われ、全国300選挙区ごとに党員・サポーター投票を集計して、1票でも多かった候補者が1ポイントを得るという方式だった。この党員・サポーター投票結果で、菅直人氏249ポイント、小沢一郎氏51ポイントの大差がついた。党員・サポーター投票では投票用はがきにプライバシー・シールが使用されなかった。届いた投票用はがきから小沢一郎氏票だけを選別することは極めて容易。しかも、その開票作業が完全なブラックボックスで行われた。
投票はがきの郵送先は茨城県つくば市所在の「筑波学園郵便局」だった。その住所が茨城県つくば市吾妻1-13-2。すでに記述したように、いまネット上での有名企業になっている「株式会社ムサシ」の関連会社である「株式会社ムサシ・エービーシー」が偶然なのかつくば市に「つくばセンター」なる事務処理センターを保有していた。こちらの住所が茨城県つくば市天久保1-16-10 二つの地点を地図で確認していただくと。http://goo.gl/z0myQ 二つの点は直線距離にして約1キロ。この二つの「点」が「線」で結ばれるのか。現代版「点と線」である。その答えが実は存在する。総務省サイトに掲載されている、「平成22年分政党交付金使途等報告書」http://goo.gl/OzGVOのなかの、「民主党(その4)政治活動費(1)」http://goo.gl/tnVvYをご覧いただきたい。平成22年(2010年)8月25日付でデータ処理・発送業務委託費で71,750,619円。平成22年(2010年)10月25日付で代表選挙機材及び関係費で87,578,156円が、(株)ムサシに支払われている。