「戦後体制論、補足1・議論編」 |
4039 | 返信 | アメリカという国は | ブラウンタビー | 2004/06/10 12:38 | ||||||||||||||
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こんにちわ!はじめて、こちらに書き込む新参者です。 以後、よろしくお願いします!このサイトは、以前より知っていましたし、時々閲覧はしていました。 今回、書き込みたいと思ったキッカケは、アメリカが「大中東構想」なる中東支援基金を発表した事です。 “またか、“偽善者め!”という思いが湧きました。アメリカの歪んだ不純な「国益」に基ずく計画など“クソッ食らえ!”(失礼!)という心境です。 どれ位の国が賛同し、どれ位の金額を出すかは、“サミット”次第ですが、また、日本は、莫大な出費を強いられるのがミエミエです。 そもそも、アメリカは、自身で勝手に始めた戦争です。 うまくいかないからと、他国へ支援を求める等、論外です。 更に、復興支援企業等は、アメリカが行うと言うシナリオが、完全に出来ている訳ですから・・・そこで、このアメリカという国について、以前から感じていた点も含め、私の考えを記したいと思います。 ■■1.まず、『イラク・北朝鮮に対し、小泉氏(あえて、首相・総理とは言いません)が信頼している(?)アメリカの取り組み方』について・・・ 小生は、アメリカという国は、残念ながらいろいろ問題の多い国であると思ってきましたし、その考えは現在も変わっていません。今回のイラク戦争でも、アメリカは、[大量破壊兵器保有疑惑]をスローガンに戦争を仕掛けましたが、途中で[イラク国民の開放]・[国際テロへの対抗]に主目的を軌道修正し、現在は、[国際テロへの対抗]のみで突っ走っています。 “国民の解放”等を言うなら、少なくとも飢餓等の極限状態にはないイラク国民の開放より、北朝鮮国民の開放の方がはるかにその目的にかなっていると思うのですが・・・でも、戦争終結後、これといったメリットの無い北朝鮮よりは、石油利権の絡んだイラクの方がアメリカのいわゆる“国益”にかなっているという事はミエミエですよネ!今後、[北朝鮮国民の開放]のためのミッションは有るのでしょうか?
■■2.『今度のイラク戦争』について・・・ 今度のイラク戦争ほど焦点のボケた戦争は無いと思います。今度の戦争は、アメリカの利害・利権によるもので、上述の“10年毎の軍需予算見直し”にも大きな関係が有ったのではと確信しますが、如何でしょう? アメリカは、開国以来の習性で、氣に入らない事は軍事力により押さえ込もうとしますがよい結果を生んだ例が少ないのも事実です。アメリカの歪曲した不透明な理由により各地で戦争が勃発し、アメリカが手を出すとみんなおかしくなっていますネ!それに、どういう訳か白人ではない所ばかりで。やはりアメリカは、開国以来根本的に、人種差別の思想から抜けられないのですかネ! 別の見方をすれば、「アメリカが手を出すから、かえって拗れ、反感をかい、無駄な紛争が引き起こされる」というのが実態ではないでしょうか?そもそも、民族紛争・宗教紛争に限って言えば、第三者が介入する事でかえって拗れるのではないでしょうか? 要請があれば、立会人として仲裁・仲介協議に参加する事は望ましいと思いますが、下手をすると、“イスラム教に対するキリスト教の仕掛け”と受けとられ兼ねません。この辺の事になると、民族紛争・宗教紛争の経験が無い日本人には解らないところです。 世界には、今の日本のように、信仰心が浅く多宗派の宗教を容認するような民族・国ばかりではないですヨ!(例えば、キリスト教徒でもないのに、クリスマスにバカ騒ぎをするような日本の実情には、呆れるばかりです) ● [大量破壊兵器保有疑惑]というなら、他にも該当する地域が有ります。当のアメリカ自身がそうですよネ! なにしろ世界で初めて、原子爆弾という“大量破壊兵器”なる物を使用したのですから・・・それも、敗戦濃厚な終戦間際に、実験のためとしか思えない状況でですヨ! こうした虐殺に対し、日本政府として、何の謝罪要求・賠償要求もしていないというのは、どういう事でしょう! 全くおかしいですネ! ● 太平洋戦争は、それ以前に日本が関係した戦争とは全く異なり、日本にとっては、全くの被害者です。 それまで、アジアで好き勝手をしていた日本が気に入らなかったアメリカは、国連(当時は、国際連盟)をたきつけて、今でいう“経済制裁”に出ました。 自給資源の乏しい日本は、これには参り、石油も底をつきました。 アメリカにとって、当時の日本なんか気に留める存在ではなかった訳ですが、例の歪んだ邪心から行動しました。山本大将(後に、元帥)等は、開戦すれば負けるという状況を訴えましたが、結局押し切られ、“短期決戦なら〜”と従ったそうです。 しかし、結果は長期に亘り、物資が無くなり敗戦! アメリカのシナリオ通りです。 おまけに、“原爆の実験”まで出来て・・・ ● [そこの国民の開放]というなら、他にもっとひどい状況の該当する地域が有りますヨ!(北朝鮮等) ● [国際テロへの対抗]というなら、他に該当する地域が有りますヨ! 少なくとも、今度の戦争前には、イラクは、テロの公然とした拠点になっていなかったのでは? アメリカが、頼まれもしないのに、勝手に攻撃するからオカシクなったのではないですか? (テロが、“反米”の名の下集結し、民衆を巻き込んで暴挙に出ている訳です。 火ダネを作ったのは誰かという事です) ● 先の日本人2名の犠牲事件(外交官)についても、状況説明・調査報告がスッキリしていない事から、一部では、テロ攻撃ではなく、アメリカ軍の誤射・情報操作目的ではないかという指摘が有りますよネ! こういう場合の日本政府の追及・調査は、いつもながら、おっとりしていると思います。もっとも、国家機関である警察で調査しても、対米的圧力で、どうにでもなりますが・・・ チョット考えてみて下さい。 アメリカの大統領以下幹部が何と言おうと、いくら訓練を受けていると言おうと、二十歳前後の若い兵士が、身の危険を感じたら、持っている銃を撃ちますよネ! 当然、誤射・誤爆は有りえます。 一兵士のせいにするのは酷です。 上層部が、責任を重く感じない限り、この修羅場は続くでしょう! 一方、現在の悪政はびこる平和ボケした日本について、アメリカ兵と同年代の若者をみてみると、こゝまで行動できますか? ■■3.『テロ』について・・・ 最近“テロ”という言葉が頻繁に出てきます。 しかしながら、本来“テロ”というのは、明確な主義・主張を持った個人・団体が、それを妨げる相手に対し抗議・攻撃・破壊を行う行為ですよネ!今の暴力・暴動・ハイジャック・シージャック等は、全てが“テロ”であるとは考えられません。上述したように、民族紛争・宗教紛争に限って言えば、これまで、アメリカが行ってきた戦争は、当事者にとって、「よけいなお世話」という事になるのでは? 部外者である第三者が、土足でズカズカ踏み込むようなものでしょう!今、イラクをはじめ各地で起きている騒動は、“テロ”ではなく、単なる部外者・第三者への排除運動である“反米運動”の一環だと思います。 アメリカが、頼まれもしないのに手を出し、自国の歪んだ不純な「国益問題」を大きくしているだけのようにしか思えないのですが・・・更に言えば、アメリカが手を出すから、かえって事を大きくしていると言えるのでは? 上述の“10年毎の軍需予算見直し”にも大きな関係があるのかも知れませんネ! 余談ですが、何かあるとすぐ“テロ”という言葉を乱用するのと同じように、“不倫”という言葉もよく使われます。 しかし、“不倫”というのは、キチンとした倫理感を持っている者が、タマタマ犯す行為であって、芸能界のように倫理感等持ち合わせていない世界では、単なる浮気・火遊び・獣ゴッコであると思います。(特に酷いのが歌舞伎の世界で、こゝは、礼儀作法等は教えるが、男と女の問題は教えない・教える事が出来ないところですネ! 所詮この世界は、男尊女卑、男女間の問題は世襲という事ですか) 私見ですが・・・ 以上のように、ほんの一部ですが、アメリカという国が、いかに自分勝手で独裁的かという点を書いてみました。ふっと思うのですが、現在のアメリカの行動は、太平洋戦争以前に、日本がアジア地域で散々行ってきた暴挙と酷似していませんか? アジアで好き勝手をしていた日本をつぶし、ドイツ・ソ連(現在は、ロシア)・イラクと破壊してきたアメリカの、次なる目標は、『石油資源である中東アジアを手中に治め、アジア地域を支配下に置く』事意外にないでしょう!!! 冗談じゃないです。 このアジアの問題は、次回に書き込みます。(日本の問題について書き込む時に併せて・・・) こうようなアメリカに、ベツタリな行動をとる日本(ひいては、小泉政権)が、いかにいゝ加減か、これからどうすればいゝのかという私見は、次回書き込みます。ありがとうございました。 |
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4040 | 返信 | アメリカを盲信する日本は | ブラウンタビー | 2004/06/10 12:41 | ||
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こんにちわ!前回の書き込みでは、「アメリカという国についての私見」を記しました。今回は、その“問題あるアメリカに、盲目的に追従する日本”について記します。 ■■1.『日本の今後について』パート1・・・ “アメリカの理不尽さ”については、前回記しました。日本も、そろそろアメリカの保護下から脱する事を考えてはどうでしょう!よく、「日本の今の繁栄は、アメリカのお蔭、日米安保のお蔭である。 余計な事は言わず、黙ってついて行けば、これからも日本は平和である。」と言う人がいます。(元大使の岡崎氏など、その筆頭でしょう) しかしながら、こんな空手形がいつまで続くでしょう! いつまで続けられるのでしょう! アメリカという国は、前回も記したように、“仏陀の掌”のような国ではありません! 自国の利害を最優先で考える国です。 この点を見誤ると、大きなしっぺ返しを食らいます。 ちなみに、「日米安保」には、最後まで日本を守るという記述などどこにも記してありません。 どうにでも解釈出来ます。こゝまで“ぬるま湯”に浸かり、アメリカを信頼すると、ナカナカ出るのが難しいのでしょうが・・・ ● まず、現行憲法です。 平和憲法とか言って、“人類理想の国際社会に誇れる雛形”のように扱っていますが、本当にそうでしょうか? いろいろな意見・議論のあるところですが、一つの見方として、小生は、現行憲法は、アメリカにより押しつけられたものと考えています。 敗戦国なのですから 、当然と言えば当然ですが・・・ 太平洋戦争以前の日本についてや、太平洋戦争の経緯については、前回記しましたので省略しますが、太平洋戦争に勝利したアメリカが、“日本を腑抜けにし、ニ度と国際社会に牙を剥かないようにする目的”で作成したのが現行憲法である事は間違いないでしょう! “軍備を持たない事がイコール平和”という錯覚に、完全にはまってしまいました。 今の国際社会には、「軍備を保有していない国を攻撃・侵略しない」等という保障は全く有りませんし、誰も、そんな事を考えていないでしょう! 現行憲法と日米安保により、“日本腑抜け化計画”が予想以上の成果を収めた事について、当のアメリカの一部では驚嘆し、逆に、「腑抜けになりすぎ、決断が遅く煮え切らない」というコメントを実際していますネ! このように、日本の国防を、アメリカへの“オンブにダッコ”で済ませ、完全に平和ボケした今こそ、現行憲法は、可及的速やかに見直し・改定するべきであると思うのですが・・・ これまで、本格的な検討もせず、“憲法問題”をタブー視してきた歴代の日本政府の責任は、大きいと思いますヨ アメリカは、それほど手放しで信頼出来る国ではないですネ! ● 日米安保は流動的に解約するべきでしょう! 日米安保を解約したからといって、アメリカの敵対国になる訳ではありません。日本も軍備を持ち、自国は自国で守る体制を整える必要が有ります。もっとも、平和ボケしているので、今の“ぬるま湯”から抜けたがらないでしょうし、今までそういう準備をして来なかった訳ですから、非常に困難であるとは思いますが・・・ 日本が、自国を守るために軍備を持つ事に対し、アジア諸国や国際社会の非難が有っても気遣いする必要はないと思います。 幸な事に、日本の自衛隊は装備も技量も優れている方であり、たゞ実戦経験がない点だけが不安材料です。 軍備を持つと、即“侵略・戦争”等々と結びつける知恵の低いヤカラが居ます。こういうヤカラに限って、「税金を払っているのに、国は何もやってくれない。 税金のムダ遣いだ!」と大騒ぎします。 ● 仮に、アメリカの保護下から脱する事になったら、アメリカの基地も退いてしまうため、何らかの形で基地に依存していた地域では、経済的に困るという事態が生じる事が考えられます。 つまり、“職が無くなる、基地依存の地域経済が破綻する、国の責任で何とかしろ!”と・・・ 例えば、沖縄県ですが、一案として、ラスベガスやモナコのような“カジノと観光を主体にした県”にリメークする等という選択肢はどうでしょうか? 当のアメリカにしても、日本駐留についてはかなりのメリツトが有る訳ですから、そう簡単には了承しないと思います。(広大なアジアを監視する拠点としても、その駐留に必要な緒経費の負担国としても日本の恩恵は大きい筈です) ■■2.『日本の今後について』パート2・・・ 日本が、現在のようにおかしくなった原因は、上記のように平和ボケして腑抜けになってしまった点も有りますが、小生はもう一ツ大きな要因として、教育制度を挙げます。太平洋戦争後昭和30年頃以降の教育制度は、日本共産党・日教組・文科省(当時は文部省)による[間違った自由主義]が基本でした。 ● [間違った自由主義]というのは、こういう事です。 当時日本共産党が、“権力の弾圧に反対!”をスローガンに労働運動を展開していました。 この考え方を、日教組を通して文部省も抱き込み、教育の面に波及させました。 この一連の動きを、小生が勝手に称したものです。「子供を抑え付けてはいけない。 むやみに叱ってはいけない。 ノビノビ自由に育てなければいけない。」という歪んだ放任主義が元凶です。更に、小生は、この[間違った自由主義]に“毒の花の種子”というニックネーム をつけます。これの特徴は、『叱られる事が少ないため、善悪の判断が身に付かない』、『他人への迷惑に対し何も感じない』、『喜怒哀楽が苦手で、自分中心で短絡的になり易い』等々ですが如何でしょう? 更に、これに拍車を掛けたのが、『受験戦争』と『教育ママ』等です。これじゃ、子供達は自然に人間らしく育つ訳が有りません! ● この“毒の花の種子”を植え付けられた子供達が、開花し実をつけ成人し社会へと出て行きました。 この時期が大体60年安保の頃で、こうした過激な活動をしていた学生達は、企業への就職がむづかしく、弁護士・教師・ジャーナリスト等に進んだと聞いています。 その子供達が親になり、またその子供が〜、とこれを繰り返して現在へと続いています。言うまでもなく、全部の子供達・大人達がそうであるとは言えませんが、“毒の花の種子”は間違いなく全員に植え付けられています。 これが開花しなかったり実を結ばなかった子供達も当然いる筈です。 ● こうして成人し社会へ出た人達が・・・ ◆ 人の親になると、子供を叱れない、うまく躾けられない。 ◆ 中間管理職・管理職・経営者になると、部下を叱れない、うまく指導出来ない、決断が遅い。 ◆ 教師になると、児童・生徒・学生を叱れない、うまく指導出来ない。 ◆ 判事・弁護士になると、おかしな判決を下したり、常識外れの弁護をする。 ◆ 官僚・政治家になると、自己中心で勝手な事を平気でする。 等々。 “毒の花の種子”の特徴と共通点が多いと思いませんか? ● 少しでも早くこのサイクルを修正するには、教育制度の改革が必要であると考えます。 チョット前にも、“ゆとり教育”とかいう現実の危機に水を差すようなバカげた制度も有りましたが・・・ ■■3.『日本の今後について』パート3・・・ 日本の政府が、今のようなリーダーシップをとれない状態を続け、上記の緒項目について何ら検討すらしないようであれば、唐突ですが、一層の事アメリカの一ツの州にでもなったらどうでしょう! アメリカより遥かに長い歴史を持ち、立派な文化を残してきた日本民族のプライドを捨てゝまで・・・ ● アメリカの一ツの州になれば、今のような政府は要りません。 現在の東京都政の規模で充分ですし、東京都政の方がシッカリしています。 当然のことながら、官僚・政治家も大幅削減です。 ● 又、国際社会や国内(今度は、州内ですが)に今ほど余計な気遣いをしなくてもいゝでしょう! 小泉氏、の内外に対する煮え切らない気遣いや決断不足は不要になります。 何しろアメリカの国政方針の下で動く訳ですから・・・ ● 日米同盟・日米安保等の議論も無意味になり、一方、憲法問題の議論はどうなるでしょう! ● 但し、これまでとは比べ物にならない位の大きなリスクも生じます。 それは、徴兵制度と派兵が義務づけられる点です。 ■■4.『日本の今後について』パート4・・・ こゝで、小生流の[日本リセット計画]を書いてみたいと思います。たゞこの内、一個も実現しないような気がして虚無感を感じますが、これらの検討・実施をしていかないと、日本という国が亡んでしまうような危機感をヒシヒシと感じ非常に腹が立ちます。 〇1: 現行憲法の見直し・改定による自主防衛体制の確立。 これにより、アメリカ軍の駐留撤退と基地開放の実施が可能です。(詳細は、上述のとおりですが、非常にきびしいリスクや問題点を含んでいます) 〇2: 新エネルギーの開発と実用化。 これにより、石油以外のエネルギーの依存率をUP出来ます。現在のエネルギーは、大部分石油(そのほとんどが、中近東地域)に依存しています。 日本のように自給資源の乏しい国では、石油に頼らないエネルギーの開発に可及的速やかに本腰を入れるべきで、この分野への予算充当が急務であると思います。(風力・地熱・ソーラ・燃料電池・原子力等々)今こそ日本の技術をフル活用するべきです。 これらの分野への予算配分は最優先でするべきであり、結果が出るまで期間がかゝる訳ですから、官僚・政治家によるムダの粛清(後述)と先を見越した投資の決断が、日本を救う事になります。 〇3: 少年法を含めた刑法の見直しと改定。 現在の刑法は、少年法も含めて軽すぎると思います。 一定期間は、改定してでも犯罪の重大さを知らしめるべきと考えます。 ある程度平常に戻ったら、また元に戻せばいゝ訳ですから・・・ 少年法の該当者に対しても例外ではありません。 現在は、少年法の対象年齢のみが論点になっています。 これでは、いくら改定してもキリが有りません。 少年法については、“対象年齢よりも、犯罪内容でオプションを付すべき”と考えます。 例えば、誘拐・殺人・悪質な暴力や暴走行為・通り魔・放火・ストーカー行為等々については、通常刑法を適用するのが妥当ではないでしょうか? また、判例によっては、公判期間の柔軟な伸縮をするべきです。最近の犯罪は、男性が肉体的にも精神的にもひ弱になり自信を失っているため 、幼児・小児・女性・高齢者等弱い者への加害が増えています。 今のように、加害者優遇・被害者冷遇の法制・風潮は、絶対に変えるべきです。(例えば、加害者の関係者はモザイク・匿名、被害者の関係者は親族に至るまでメディアに追いまわされる実態等) ところで、こうした刑法の見直し・改革に反対したり、死刑廃止論者や人権派弁護士と称されているヤカラとその親族は、不思議と被害者になりませんネ! 加害者も、その辺は何か考えているのでしょうか? 〇4. 治安維持の見直し。 これは、外国人犯罪が急増している状況をふまえても、早急に抜本的な改定をしないと対処出来ないでしょう! こればっかりは、日米安保・日米同盟があるからと言って、アメリカは何もしてくれませんよネ! いずれにしても、国家公安委員長という最重要ポストに、小野清子のようなド素人を配するようでは失望〜失望〜〜〜 もっといろいろ策を考え実施し、国民の前に出て“国家公安”の必要性・活動をアピールしながら協力を要請しないといけないのではと思います。マット上で転がっているのと国政とでは、何億光年もの差がありますネ! まあ、例えトップが無知・無能でも、取り巻くブレーンがしっかりしていれば事は前進しますけれど・・・ 似たような省庁が他にも有りますネ! アッ、そうそう、内閣・政府自体がその状態である事を忘れていました。また、街頭への防犯カメラの設置が問題になっています。“プライバシー”の侵害とかで・・・ 小生としては、逆にもっときびしくしてもいゝと思っています。 犯罪の抑止効果が大きいと感じるからで、ある程度平常に落ち着 いたら止めればいゝと思います。小生の尊敬している佐々淳行氏が、こう言っています。 『良好な治安こそ、最大の社会福祉である』と。 〇5: 公務員の大改革。 いよいよ[日本リセット計画]のベスト3で、まず、No.3です。まず、官僚・政治家(議員)・一般公務員の適正配分および半減または大幅削減の実施です。次に、自衛官・消防士・警察官の増員です。 更に、災害救助隊・救命救急士の新設と拡大の遂行です。公務員全体では大幅削減を視野に入れ、減らす分野と増やす分野の見極めをキチンとしていく必要があると思います。 〇6. 官僚・政治家(議員)の超莫大なムダの調査と粛清。 次に、[日本リセット計画]のNo.2です。 これはかなりむづかしい問題です。なにしろ、立法を担当している当事者が関わっている訳ですから。 こゝで言うムダとは、強力・巨大なモンスターです。 天下り(構造改革を掲げている現在でも45%位に達しており、しかも、IT関連までも30%位との事)、退職金の二重取り、超豪華公舎・官舎・緒施設の低利用料金、各種無料パス、民間とは比較にならない議員年金・社会保障等々とキリが有りません。 ムダな施設・年金の流用等々、エンドレスで発覚しますよネ〜 これらは、総額約18兆円にもなるという試算が有ります。 このモンスターに何らメスを入れず、やり易いところから手をつけるとは何が改革ですか! 更に、官僚・政治家(議員)・一般国民についても、保険料の未納者が続発しています。 こうした問題の解決に何ら手を加えずに、中途半端な“年金法案”を強行採決するとは、日本も終わったという感がします。 ところで、官僚・政治家(議員)からの税徴収は、一般国民と同様に行われているのでしょうネ! こゝまでメチャクチャであると、税徴収にも特例が有ったり、見過ごされていたりする事も有るのでは? このように、大ザルに水を注いでいる状態で、その注ぐ水を増やしても全く無意味です。 この大ザルを、大桶にまず変えるのが最優先であり、この事を処理するのが、改革であり政治でしょう! 年金・保険・増税等を論ずるのはその後だと思います。 小生は、このモンスターを退治できたら、消費税20%位は妥当と考えています。以前、消費税を3%→5%にする際、「社会福祉の充実のため」と説明していました。 しかし実態は、公務員のベアに消えてしまったという経緯が有ります。 このように、小泉内閣・政府は、掲げる項目自体間違っていないと思うのですが、その実行順序を大きく間違っています。 もっとも、与野党とも自分の首を締めるような事はしませんネ! この実行順序を正しい順序に戻せないのなら、安楽死を法的に承認して下さいヨ! このまゝでは、高齢者は、生きる事も死ぬ事も出来ず苦しむばっかりです。 まあ、官僚・政治家(議員)は、老後は安泰ですが・・・官僚は、立法権が有りませんが仕事は出来ます。一方、政治家は、立法権は有るが無能者(例えば、力量もない二世議員とか、政治家としての力量を持っていないとか、力量・手腕を持ちながら支援者に氣をつかってその力を発揮でき ない)が多いと思います。両者が、それぞれの役割分担を理解して協力すれば問題ない訳ですが、利権がらみで手を組むと大変な事になり収拾がつきません。(いわゆる、族議員と呼ばれているヤカラです) 〇7. 国民投票制の導入。 最後に、[日本リセット計画]のNo.1です。 これが最大の問題で、No.2と同様に立法が大きく関係します。この件については、ネット掲示板でも何回か投稿してきました。現在の議員は、「選挙で選ばれた、国民に承認された、投票にも行かない者が何を言う」と胸を張ります。 しかし、本当にそうでしょうか? 今の選挙制度はおかしいですよ! 組織票、後援会・支援団体票、同郷票、たのまれ票等々・・・ よく解らず、しょうがなく投票されている票がかなり有るのでは? 全ての有権者が、主義・主張・政策・疑惑・犯罪等を考慮して選んでいるとは考えられません。 後援会・支援団体・地元民等の利権で動く票が多いのではないですかネ! それに、議員というのは、どうしてこんなに威張っているのでしょう? “先生”という呼び方もおかしいですが・・・ どういう形にしろ、タマタマ選ばれて任期を務める公務員でしょう。 おかしな事を立法しても罰則はなし、責任をとることも一切なし、一般公務員のような試験もなし・・・ これでは、議員の“質”がどんどん落ちても当然ではないですか? それに、憲法51条のようなものも有りますし・・・ また、現在は当選後、国民がリコールすることも出来ません。 よく、“国民がもっと怒らなければ!”と無責任に言う評論家やコメンテータがいます。 しかし、これは“どうしろ!”と言う意味でしょう? 署名・陳情・デモ・ネット書き込み等何をやっても、“焼け石に水”、“蛙のツラに小便”です。 そこで、小生は、次のような「国民投票制」をかなり以前より考えていました。 ◆イ. 官僚・政治家(議員)によらない第三者機関主導の『国民投票事務局』(名称はどうでもいゝのですが)なるものを立ち上げます。 ◆ロ. TVで[議員専用チャンネル]を設け、24時間議員および選挙の立候補者を自由に出演させます。 そこで、自身の主義・主張・実績等を自由に発表させます。 但し、スポンサーがつかなかったら、運営料は税金になるかも知れませんが・・・ ◆ハ. 選挙は、一議員候補対全国民で行います。 ◆ニ. また、この『国民投票事務局』では、決められた規定が満たされた場合(例えば、〜人以上の署名が有るとか)、リコール投票の受付も可能にします。 これが重要で、従来の選挙制度とは大きく異なる点です。 政党・議員・政策等について、国民が審判を下せるルートを敷く訳です。これにより、真剣度が変わります。 ◆ホ. 選挙では、投票率が〜%に満たなかったら無効・再選挙というようなハードルを設けます。 ■■5.最後に、提言を一つ・・・ 昨今のアメリカの理不尽さをみるにつけ、こんな事を考えました。“石油利権”のため、適当な理由をつけてイラク戦争を仕掛けたり、今回の「サミット」 で、『拡大中東構想』なるものをブチ上げている事などから明白なように、アメリカは、次の戦略として、「アジア、アフリカを私権下におく」準備をしているのはミエミエです。 これは、是が非でも阻止しなければなりません。日本・中国・韓国等が結束し、アジアを守るクサリを作らなければならないでしょう!欧州には、EU(European Union)があります。可及的速やかに、AU(Asian Union)的な組織を作ってはどうでしょう?このまゝでは、アメリカに支配されますヨ!!! たゞ一つ、懸念される状況があります。 それは、韓国です。 最近、おかしいですネ! 反日は前からですが、微妙に北朝鮮にアマイような気がしてなりません! 下手をすると、北朝鮮に吸収されて、朝鮮統一なんて事態になり兼ねませんが・・・いずれにしても、AUの構想は、日本が主導権をとって、アジア諸国に働きかけてはどうでしょう? 手遅れにならない内に・・・今の小泉政権では、ダメですネ! アメリカべったりですから・・・ ■■6.いづれにしても、内政はメチャメチャ、外交は自主性欠如というのではもう国家とは言えません。 自分達(官僚・政治家)のムダは出し放題で粛清なし、国民にはマスマス負担増のマネジメントをするような今の政府には任せておけません。これで内閣支持率が高いというのも不可解ですが、案外国民自身はそれ程緊迫感を感じていないという証拠でしょうか? 日本は、何時からどうしてこんな国になってしまったのでしょう! やはり強烈なインパクトを受けないと気が付かないのですかネ〜〜例えば、日本国内へのテロ、ミサイル被弾とか・・・また余談ですが、“食”についても、グルメとか言って飽食に溺れ、食べ物をムダにして、地球上の自然を最も破壊しているのは日本みたいですネ!(自己中心的なバカげた競争心でアジアの開発途上国に食材を提供させ、その結果、その地域の自然を破壊したり、大食い選手権なる番組を作成して食材をムダにしたり)こうした事柄を戒め批判するべきポジションのメディアが、こぞって得意そうに贅沢な“食番組”を報道・放映する・・・この国はどうなっているのでしょうか? 以上、まとまりの無い文章になってしまいましたが、「自給資源を持たない」、「国民も自国の事を真剣に考えない」、「政府が自国の主張をハッキリ表明しない、出来ない」等々の状況がこのまゝ続くと、日本という国は本当にダメになってしまいますよネ!例えば中国も、日本よりズッと遅れていると言われていますが、大胆な政策を打ち、拒否するところはハッキリ拒否して、国家としての明確な姿勢を示しています。これが、国政です。 これが、政治です。 これが、外交だと思います。 こうした諸悪の根源は、アメリカの「日本腑抜け化計画」にたどり着きます。衣食住全てがアメリカナイズされ、堕落し、反発する意欲も失った日本の末路は、さびしいかぎりです。 もっとも、小生は、「アメリカという国も今のまゝでは、この先50年以内には国際社会での権威を失墜する」という氣が非常にしています。 失礼しました。 |
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(私論.私見)