安倍元首相暗殺事件考その1 |
更新日/2022(平成31.5.1栄和元/栄和4).7.29日
(れんだいこのショートメッセージ) |
ここで、「安倍元首相暗殺事件考その1」をものしておく。 2022(平成31.5.1栄和元/栄和4).7.10日 れんだいこ拝 |
【事件の呼び水】 | ||
事件前日夜に安倍晋三元首相(67歳、以下単に「A」と記す)のスケジュールが変更され、奈良選挙区(衆議院選では奈良1区)の佐藤啓(43歳、現、安倍派)候補応援のため奈良入りが決まっている。しかし、奈良選挙区は改選定数1に6名が立候補。野党共闘のない自民一強の無風地帯になっており、選挙終盤にスケジュールを変更してまで奈良入りする必然性が見えてこない。どういう事情があったのだろうか。「運命の悪戯としか言いようがありません」との評があるが、「あたかも現場へ誘い込まれた感がなきにしもあらず」の風が漂っている。これは勘繰り過ぎだろうか。 当初、奈良ではなく長野を訪れる予定だった。長野選挙区は改選定数1に6名が立候補。立憲民主党現職の杉尾秀哉(64)と自民党新人の松山三四六(52)が激しい争いを繰り広げていた。ところが、週刊文春が女性問題を、週刊新潮が金銭トラブルを報じたこともあり、安倍元首相の応援演説が中止になったと云う。長野の次は、これも激戦となっていた京都を訪れる予定だった。京都選挙区は改選議席2に9名が立候補。立憲民主党現職の福山哲郎(60)、自民党新人の吉井章(55)、日本維新の会新人の楠井祐子(54)が三つ巴の争いを繰り広げていた。その京都入りする前のスケジュールが空いたので、それなら奈良に行こうということになった云々。 |
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自民党の高市早苗政調会長(61)(奈良2区)がTwitterで次のように述べている。
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8日午前。奈良県選挙区に立候補していた自民党の現職・佐藤啓は、近畿日本鉄道学園前駅の界隈を選挙カーで回る計画だった。急遽決まった日程のため動員をかける時間はなかった。佐藤陣営は奈良1区の小林茂樹のスタッフと話し合い、場所を近鉄大和西大寺駅北口に差替えた。関係者はのちに「平日の昼間でも人が集まる場所。それがどこかと考えれば、大和西大寺駅北口しかなかった」、「安倍さんクラスが来るのに、聴衆が少ないのは避けたかった」と証言している。TBSのヘリコプター映像で、サンワシティ西大寺のビル屋上に不審なテントが設置されており、事件3時間後、撤去されていることが判明したが、そのサンワシティ西大寺を経営している三和住宅株式会社の社長の兄が小林茂樹・衆議院議員。そのスタッフと相談して西大寺駅北口で演説することになったと云う。 | ||
2022.7.8日午前11時20分、参議院選挙2日前のこの時間、Aを乗せた車が大阪、京都、奈良を結ぶターミナル駅の近鉄・大和西大寺駅前(奈良市西大寺東町)に到着した。白ワイシャツに紺のジャケット姿の安倍元首相が車から降り、周囲に手を振る。聴衆から大きな歓声が上がった。同駅は奈良市内のターミナル駅の一つ。選挙の際にはよく演説場所として利用される。この日は駅北側の車道に挟まれたエリアの中央に高さ数十センチの台が置かれ、周りを警護員(SP)らが囲んでいた。 |
【事件場所の闇】 |
2022.7.21日、「『後方の警備が難しい』と他党に指摘も… なぜあの場所で演説が行われたのか 安倍元首相銃撃」(8カンテレ 2022/7/21)参照。 事件現場は、他の政党が、警備の難しさから事件現場での演説を断念していた地点であることが分かった。立憲民主党の場合、今年の4月に泉健太代表が同じ場所で演説したいと申し出ると、警察から「後方の警備が難しい」と指摘されて断念し、そのため少し離れた場所で演説した。警察から車の上で演説することや、車を防弾パネルで覆うことなどを要望されたという。警護対象者がいない他の政党でも、この場所での演説は注意を払っていた。日本維新の会の場合、およそ150メートル離れた場所で演説。緊急時に使える車を用意していた。共産党の場合、同じ場所を使ったものの、ガードレールをずらして選挙カーを乗り入れ、その上で演説を行っていた。公明党の場合、大国正博県議「(ことし4月以降)あの場所でやってない。(選挙カーを置く)スペースがないという判断で」。 ということは、他の政党が細心の注意を払う場所で、なぜ自民党は演説を行ったのかということになる。答えは、A暗殺の公開処刑スポットとして意図的故意に設営されたと云うことになるのではなかろうか。 |
【サンワシティ西大寺のビル屋上に不審なテント考】 | |
8.16日、TBSのヘリコプター映像で、サンワシティ西大寺のビル屋上に不審な白っぽいテントが設置されており、そこに安倍元首相を銃撃した「真犯人」のスナイパー(狙撃手)が潜んでいたのではないかと推理されている。事件3時間後、撤去されていることも判明している。真相は不明であるが不審事象である。 「第18回 ビル屋上に簡易テント。スナイパー小屋が事件後3時間で撤去されている。 サンワシティービル屋上 7月8日2022年」 (FAMILY GROWTH 家族の成長 YouTube動画 10分16秒 2022/8/15) https://www.youtube.com/watch?v=Q-9ZILHqmkE |
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但し、同ビルを管理・運営する「三和住宅」(奈良市)の担当者が、BuzzFeed Newsの取材に次のように返答している。
一見尤もそうなコメントであるが口裏合わせの可能性もある。「半ば氷解半ば疑問が残り続ける」としたい。 |
【警護員25名、安倍元首相周囲は4名の闇】 |
2022.7.23日、読売新聞オンライン「安倍元首相の警護、奈良県警は総勢25人態勢…現場配置はより少数に」。 Aが奈良市で銃撃され死亡した事件で、奈良県警が約25人態勢で警護・警備を実施していたことが、捜査関係者への取材でわかった。県警本部や署で指揮を執る人員も含まれ、実際に現場に配置されていた警察官の数は、この人数より少なかったとみられる。Aの警護を巡っては、後方の警護が手薄だったことが指摘されており、警察庁が警護・警備の問題点を調べる検証チームを設置し、体制や配置などについても調査を進めている。捜査関係者によると、県警は警備部参事官をトップに、警備部や奈良西署員ら約25人で警護・警備態勢を組んでいた。県警の調べでは、当時の聴衆は約200人だったという。 |
【事件発生】 |
午前11時29分、Aが、路上に置かれた台の上で自民党公認候補の応援演説を始めた。「みなさん、こんにちは。安倍晋三でございます」。Aは左手を振り上げ、数百人の聴衆に語りかけた。その時、Yとみられる男は車道を挟んで約15m離れた歩道上に、黒いカバンをたすきがけにし、グレーの半袖シャツ姿で立っていた。聴衆が撮影した動画には、安倍元首相に向かって拍手をする様子が映っている。 演説開始から約2分後、黒っぽい筒のようなものを手にしたYが車道に入り込み、カバンから銃を取り出しながらゆっくりと歩いてAの背後7~8mまで迫っていた。誰も止める様子はなかった。背後から近づいたYがさらに4、5歩前進し、 Aが一呼吸おいて、一発目の爆音の聞こえてきた後ろを振り向きざま、その瞬間、Aのワイシャツの襟が大きく揺れ、喉辺りに命中した様子が判明する。この時の2発目銃弾が誰がどこから発射したものか闇になっている。YはAの後方約7mの地点から手製銃を発砲した後、約5mまで近づいて、1発目の発射から3秒後、Yとしては2回目(事件としては3発目)の発砲をしている。Yは2発とも落ち着いた様子で、しっかりと腰を落とし両手で構えて発砲している。Aは2発目の銃弾を受けた後、よろけるように自ら演壇を降りて、胸部から腹部を押さえるようにしながら蹲(うずくま)るもしくはしゃがみこむ(屈する)ような格好で道路に崩れ落ちている。その後横たわった様子の画像が見られるも出血が少ないのを不思議がる人もいるし、Aは実は生きているとまで言う者もいる。 Aを狙撃した得体不明の二発目の弾丸が左腕上部から右側に貫通したものと思われ、その為にシャツの襟が右側に開いたと考えられる。弾丸はシャツを右に引っ張りながら貫通して飛び去っており、体内に弾が残っていない。Aのマイクにプチっという音声音で記録されている。サイレンサー付きのライフル銃か何かによる狙撃があったものと思われる。Aはその後死亡が確認されることになる。こうして、A暗殺事件は「日本版ケネディ暗殺事件」の様相を示している。 |
【NHK記者が現場での容疑者の動向を事前撮影】 |
事件前にNHKの記者が撮影した映像に、容疑者とみられる人物が、演説が始まるのを待っているようすが写っている。このことは、NHKの記者が不審視して映像にしていた人物をSPが不審視していないお粗末、もう一つはNHK記者のお手柄を示している。件の記者は、不審視した理由について語るべきだろう。もしや、何か事件が起こることをキャッチしていて、それなりの人物をフィルムに収めていた可能性もある。 |
【NHK記者が現場での容疑者の動向を事前撮影】 |
7.29日、「山上容疑者の発砲直前まで隣にいた謎の女性」のビデオが公開された。 https://gettr.com/post/p1k6stj2d34 (ARB_PPI) 動画 2分54秒 この女性はバス転回場の角に山上容疑者と共にいた。容疑者と女性は、数分の間で、幾度も映像撮影者を何故か見ている。疑問①、何故、彼女は、あの演説会場で、耳全体を覆うヘッドフォンを着けていなければ成らなかったのかと言う疑問である。疑問②、1発目の発砲時、背後で全く動じもぜず前方を注視している。疑問③、それ迄、現場で状況を注視していたにも拘わらず、2発目の発砲を振り向きながら確認し、あの場を立ち去ろうとした理由は何か?。女性にとって予定外だったのは、前方を確認せず、出合い頭に容疑者確保に向かうSPと衝突転倒した事だろう。おそらく、映像で見る限り、歩道に背部から転倒していて受け身の体勢も取れていない為、後頭部を打ったのではないかとも推測する。普通であれば、転倒受傷の被害責任を訴えても不思議ではない。SPに安否を尋ねられたようだが、女性は何事も無かったかのように、その場を足早に去って行く。これらは不可解な行動を綴り合わせると、女性は、あるミッションを負っていて、任務完了と共に、その場を去る予定であったのではないのか?と推測する。邪推であろうか? |
【銃撃の真相考】 | |||
Yは、安倍氏の背後6~7メートルの位置から発砲していた。煙幕と爆音を発生させたが、射撃能力があったかどうかの検証はされていない。次のように証言されている。
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【事件現場を撮影する為の事前に高性能カメラ設置考】 | |
岩田清/氏情報。
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【高性能カメラ録画者の安倍元首相撮り続け考】 | |
2022.7.23日、「[安倍元首相銃撃事件]警察が嘘を言っていないとすれば、もはやミステリーで支離滅裂な状況 ~元陸上幕僚長の岡部俊哉氏「あまりにも私は不自然、違和感を感じたというところです」(竹下雅敏/氏情報) 参照。
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【事件現場のエリア内の11名考】 |
事件現場の関係者の配置と事件時の対応、動きを確認する。Aの演説場所は、四方をガードレールで囲まれた約50平方メートルのエリア。この内側には警備部の警護員3人と警視庁の警護員(SP)1人の計4人が配置されていた。 エリア内の人物を確認すると、中央ひな壇にA、その隣に候補者SK(白Tシャツ、参院選奈良地方区自民党候補者/佐藤啓)、その右側にSD(グレースーツ、自民党奈良市支部青年局長・桜井大輔)。前列はこの3名。後列に画面右から順にSP1(紺色スーツ1)、候補者の真後ろにSP2(紺色スーツ2)、Aの真後ろにSP3(紺色スーツ3)、SP4(白ワイシャツ1)。その左隣にSP5(紺色スーツ4、脱兎の逃げだし男)、その左隣にSP6(白ワイシャツ2、荻田義雄?)、その左隣にSP7(紺色スーツ5、カメラで挙動不審)、その背中合わせの後ろ向きにSP8(紺色スーツ6)の総勢11名。他にガードレール端のオレンジ色の幟旗側に運動員(橙色Tシャツ)が一人いる。後方の向こうにY(山上容疑者)が映っている。 |
読売・日本TV系列では、真ん中にA、その右側に陣営関係者4名、その後ろにSP1名、その隣に警護員1名。Aの左側に陣営関係者3名、その隣に警護員2名の14名配置を図示しており、どういう訳か2名増になっている。 |
【容疑者考】 | |
8日午前11時半ごろ、奈良市大宮町の職業不詳/元海上自衛官の無職/山上徹也容疑者(41歳、以下単に「Y」と記す)が、近鉄大和西大寺駅周辺で街頭演説をしていたAの背後から近づき爆音爆煙発砲した。Yは、殺人未遂容疑でA暗殺銃撃容疑で現行犯逮捕された。奈良県警は奈良西署に捜査本部を設置し、詳しい動機の解明を進めている。後に殺人容疑に切り替えて調べている。 | |
「内海新聞のブログ」の「安倍元首相暗殺事件の真相が判明」が「Yが、サンクチュアリ教会の信者である」としている。これを転載しておく。
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【容疑者の供述考】 |
捜査関係者によると、調べに「私がしたことに間違いありません」と容疑を認め、「Aを殺すため銃を作って狙った。爆弾も作っていた。とにかく殺そうと思って遊説先をつけ回していた」、「旧勝共連合/統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)に恨みがあり、Aがこれとつながりがあると思い込んで犯行に及んだ」、「Aの政治信条に対する恨みではない」と供述しているという。警察は奈良市に住むYの身柄を現場で拘束し、殺人未遂で現行犯逮捕。Aの死亡を受けて容疑を殺人に切り替えて奈良地方検察庁に送検された。安倍元首相が奈良に来ることについてはホームぺージ上で知ったということで、現場となった近鉄・大和西大寺駅には「電車で来た」と供述している。 |
事件前日、YはAが演説していた岡山に行ったと話していて、「遊説先を確認してつけ回していた。手荷物検査などがあって武器を持って近づけなかった」と供述している。また事件前日の早朝には「宗教団体の関連施設で手製の銃の試し撃ちをした」と話し、付近の防犯カメラには、試し撃ちの瞬間を捉えたとみられる激しい閃光と山上容疑者のものとみられる車も映っていた。車からは穴の開いた木製の板が数枚見つかった。山上容疑者は銃の試し撃ちをするためだったと話し、「最初は爆弾を作ろうとしたが銃にした」とも話した。さらには「銃ができるたびに山の中で試し撃ちをしていた」という趣旨の供述をしていて、試し撃ちをしたとみられる奈良市内の山からは弾痕のようなものがあるドラム缶などが見つかった。警察はYが銃の試作を繰りかえし入念に犯行を計画していたとみて調べている。 |
【弾痕考】 |
Yは計2回銃撃している。1回あたりの発砲で6発の弾が発射されたとみられている。県警がAから約20m先の道路沿いに止まっていた選挙カーの車体を調べたところ、弾痕とみられる穴が看板部分に複数確認された。県警は流れ弾とみており、飛距離などから相当の威力があった可能性がある。この弾痕の軌道解析は報道されていない。 |
7.13日奈良県警発表によると、正式な現場検証で、現場から北へ90m離れた所にある立体駐車場の壁面に弾痕のような穴が3カ所あり、中から弾丸とみられる金属片を複数確認した。それぞれ高さ約4m、約5m、約8mの位置にあった。この弾痕の軌道解析は報道されていない。メーカー製の銃身の長い散弾銃でも有効射程距離はせいぜい50m。Yの手製銃の弾丸が90mも飛んで壁にめり込むことはありえない。散弾銃もライフル銃も銃身が長く、筒の内側には腔線(こうせん、rifling)といって、らせん状の溝が彫ってあり、これが銃身内で加速する弾丸に回転運動を与え、ジャイロ効果により直進性を高める仕掛けになっている。この腔線がないと弾丸は空気抵抗によりまっすぐに飛ばず命中精度が著しく落ちてしまう。件の手製銃は銃身が40cmと短く、おそらく腔線もない。Yの手製銃の弾丸が駐車場の壁から見つかったとするなら、事前工作したものと推定できる。いわゆるでっち上げである。 事件報道が溢れている割に、銃撃の弾丸の行方など肝心の部分が何もないゴミニュースの洪水になっている。 |
【容疑者が発砲した銃及びその性能考】 | ||||
捜査関係者によると、事件で使われた凶器の銃は当初は散弾銃とみられていたが、長さ約40cm、高さ約20cmの手製の銃で、金属製の筒2本を粘着テープで束ね、木製の板やテープで固定した構造。弾丸は筒の奥にカプセルのような小さな容器に入れ、それぞれの筒から発射する造りで、カプセルの中に一度に6個の弾丸を込めることが可能で、一度の発射で1本の筒から6個の弾丸が飛び出る仕組みだった。銃は、バッテリーを使用して発射する構造だった。県警が押収した銃を調べたところ、バッテリーとコードが付いており、電気を流して火薬に着火する仕組みだったという。 山上容疑者は「インターネットで火薬を購入し、空の薬きょうも手に入れ、自分で詰めた」と供述。「最初は爆弾を作ろうとしたが、うまくいかなかったので銃を作ることにした」とも話しているという。 (読売新聞 2022/7/10) https://www.yomiuri.co.jp/national/20220710-OYT1T50020/ 奈良県警はYが試作を重ね、殺傷能力が高いものを選んで事件に及んだとみているが、その性能には疑問符がつけられている。次のように云われている。
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【容疑者の自宅捜査】 |
8日、奈良県警は奈良市内のY宅を捜索し、手製の銃を数丁とパソコンを押収した。いずれも複数の金属製の筒が粘着テープで束ねられており、9本束ねられた大型のものもあった。また、発火用とみられる電気コードが接続されていた。自宅から同様の手製銃が数丁見つかった。山上容疑者は「インターネットで火薬を購入し、空の薬きょうも手に入れ、自分で詰めた。最初は爆弾を作ろうとしたが、うまくいかなかったので銃を作ることにした。銃は1丁だけはなく複数作った」とも話しているという。県警はYが自宅で銃を製造していたとみており、部品の入手経路などを調べている。 |
【SPの失態頓馬考】 | |
SPが接近する犯人制止しなかったり、倒れる瞬間の動画が編集されてたり、現場に血痕がなかったりとだいぶ怪しいな。
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マイクを握るAと車道を隔てた十数m離れた場所に、マスクとメガネを掛けたYがいた。Aの背後の歩道にいた聴衆を直近で警戒する警察官は配置されていなかった。正確に云えば、Aの背後の歩道上には警戒する警察官が1人いたが、演説する方を見ており、後方のYの動きに気付かなかった。Aが演説していたガードレールに囲まれたエリア内には警視庁のSP1人と奈良県警の警護員の計4人が配置されていた。警護員1人がAの背後を警戒し、残るSPら3人が前方を見ていた。
Yがいつの間にかAの背後に手製の銃を持って近づき約7mの距離から1発目、さらに接近して約5mの距離から2発目を発砲した。1発目と2発目の間には3秒間の間があった。警護員4人はいずれも1発目の発砲までYに気付かず、Aの手の届く位置にはいなかった。選挙の際は候補者らに配慮して距離を取る警護が慣例として黙認されていたことが影響したとみられている。結果的に警護対象者の至近距離に容疑者の接近を許した上、察知した後も何ら対応できなかった前代未聞のプロとは思えない杜撰(ずさん)な大失態をしていることが判明する。 警護の基本が、大きな音などの特異事象が発生した場合には、第一に警護対象の異常の有無を確認すること、特異事象そのものが警護担当者の注意を集めるための「囮」であることを考え、その方向への警戒及び対処は必要最小限の人員で行い、素早く警護対象を取り囲み人間の壁を構築し、速やかに警護対象者を安全な場所へ移動させるとする原則に照らすと、今回の警護はその全てが守られていない。発砲音がした方向を全員が注目し、誰一人Aを見ていないどころか、Aそっちのけで自らが匍匐(ほふく)姿勢を執って自分の身を最優先で守っている者もいる。あり得ない最低の対応だとしか言いようがない。警護担当者が至近に待機し、即座にAを囲む態勢ができていれば、2発目の発射を逡巡させるか、発射しても命中を阻止させた可能性がある。 |
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元埼玉県警の刑事で要人警護の経験も豊富な佐々木保博(64)氏が概要次のようにコメントしている。
警察庁の説明では、今回の演説会場の警備は奈良県警が本部警備部参事官をトップとする態勢で対応。県警の警察官に加え、警視庁から派遣された警護員(SP)も現場にいた。安倍元首相の警護のほか雑踏警備や交通対策など「所要の警備態勢をとっていた」。但し、警察官や警護員の数などについては「態勢や警備のやり方に関わる」などとして明らかにしていない。元首相には生涯、警視庁のSPが身辺警護につく。人数は明かしていないが必ず複数のSPが24時間、警備する。ただ、地方に行く際は、警視庁のSPが1人同行し、あとは地元県警に任せることが多い。「SPは安倍元首相を視角に入れながら前面を監視することになります。今回の彼の対応に不備はないと思います」(佐々木さん)。ただ、問題は奈良県警が担う後方を含めた警備に穴があったことだ、と佐々木さんは指摘する。「奈良県警の態勢をテレビ映像で見る限り、通常いるはずの後方を確認する警察官は見当たりません。警備に穴が開いているのは映像だけでも分かります」。 |
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7.9日、A銃撃事件を受け、奈良県警トップの鬼塚友章本部長が記者会見を開き、「27年余りの警察官人生で最大の悔恨、痛恨の極み」と絞り出すように語った。Aは背後から近づいたYに至近距離で銃撃され、警察への批判も出ている。鬼塚氏は「極めて深刻かつ重大な事案。警護警備に問題があったことは否定できない」とした上で、「前日に急に(Aの遊説日程が)入った。計画書に目を通し、承認したのは当日午前中だった」と明らかにした。修正は指示せず、原案通りに警備することになったという。時に目に涙を浮かべて天を仰いだり、肩で息をしたりする場面もあった。「事案の全容究明が急務。捜査を指揮するとともに警護の問題を早急に洗い出すのが私の責任だ。捜査を尽くすことが、安倍元内閣総理大臣に対する最大の弔いになる」と述べた。具体的な問題点には触れず、謝罪や進退についても言及を避けた。 | |
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【真犯人は誰か考】 | |||
岩田清/氏は次のように解析している。
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「★阿修羅♪ > カルト40」の「安倍晋三の銃撃死亡は単独犯ではない。CIAと統一教会の内部抗争によるものだ。/副島隆彦」。
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次のような推理もある。
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A銃撃事件はビル屋上か上階から狙撃手が撃ったという説が主流で次のように推理されている。1、旗振り役が特殊ライフル射撃班の必殺準備が整った事を確認。2、旗振り役がYにスマホ・マナーモードで知らせる。3、Yの射撃準備の爆音爆煙。4、2秒3/4後、Yの射撃始めの爆音爆煙。5、Aが気にして後ろを振り向いた所でX第一発、Aの襟が一瞬開くがこれは掠めただけ。6、続いて第二発が首から右肺上部経由でAの心臓へ。Aが心肺停止でぐらつく。サンワシティ・ビルの屋上・上階からの狙撃が推理されている。7、Wのレーザービーム先導でAの背中へVの拳銃第一発。8、Aがよろけて体が回転した所でAの左上腕部にVの拳銃第二発。9、Aの腕は既に死んで居て「お化け」だが、脚は未だ生きて居て演説台を降りる動作をし始めた所をAの左脇腹から上に向かってVの拳銃第三発。一旦宙に舞い上がり、脚も死んで俯せで地面へ落下。 但し別の見方もある。Aの左後ろにいる空色シャツの男の挙動が怪しい。Yの第二撃目で十字を切るような動作をしている。一瞬だが左手で右肘に触れている。朝日新聞が公開している狙撃直後の映像の男はシャツの下、右上腕に筆箱のような長いものを隠し持っているのがはっきりわかる。これは特殊なガス銃ではないだろうか? 弾は直径5ミリ程度のペレットだったとして、これでAの背中を撃った可能性がある。2メートルと離れていないのだから、威力は小さくても肺、心臓に届いて致命傷を与えることができるはずだ。公式にはAの背中には傷がなかったことになっているが、奈良県立医科大学附属病院も警察も真実を隠している可能性がある。彼ら以外に誰も背中が無傷だということを確かめた人はいない。不思議なことに、この空色シャツの男は、Aが撃たれたというのに全くあわてる様子もなく、平然と島の中をぶらぶら歩きまわっている。Aの右襟の揺れは、空色シャツ男の動作の前に起きており、別に狙撃手がいたことが強く疑われる。他にも白ワイシャツに紺色背広の警護員と思われる者が犯行ゾーン内に居て爆音と同時に地に伏せ左右に逃げ回る挙動不審な映像を残している。 本格的な暗殺には複数の狙撃手によりターゲットを確実に射殺するのが常識であり、J.F.ケネディ大統領の暗殺も3人の狙撃手により行われたと言われている。空色シャツの男も狙撃手の一人だった可能性が高い。細かく検証していくと、事件がYの単独犯行ではないことをますますはっきりさせてくるのである。 |
【「救護班」考】 |
Aが崩れ落ちた後、「救護班」が素早く登場し、Aが仰向けに寝かされ、上半身をはだけた状態で「胸郭圧迫」行為をされている。この「救護班」は誰が呼んだのか何者なのか。素早くAを取り巻いて囲みを作っているが、そのメンバーが明らかにされていない。 |
【クライシスアクターの存在考】 | ||
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現場での宮本晴代さんの画像/略 |
【これは政治的公開殺人ではないのか考】 |
件の容疑者が煙幕と爆音鳴らしの囮(おとり)役で、ケネディ暗殺事件の構図と同じように真犯人が別にいたとしたら、こたびの事件も政治的公開殺人事件ではないのかということになる。A公開殺人事件は日本版ケネディ暗殺事件ではないのか。この観点からの推理が必要なようだ。では、何のためにAが処刑されたのか、これは別稿に譲る。 |
Aが指折りの親米英ユ政治家だったにも拘わらずなぜ暗殺されたのか。その理由は、Aが親露プーチン、親米トランプでもあったせいではなかろうか。 2014.7月、マレーシア航空機が、ウクライナ上空で撃墜される事件が起きているが、この機体の外観がプーチン専用機とそっくりで、プーチン搭乗機と間違って撃墜した可能性が大である。その2年後の2016年暮れ、安倍元首相は既にペルソナ・ノングラータ(ラテン語: Persona non grata)されているプーチンを地元・山口県に招待し、プーチンは岩国米軍基地のある山口県の宇部空港に搭乗機を着陸させて、温泉で日露首脳会談を行っている。プーチンは、現在のウクライナ紛争の過程で双方が精細合戦しているさ中で、日本の有力政治家の中で唯一、Aを制裁の対象からはずしている。今回の事件に際しても遺族に弔電を送っている。そういう信頼関係が構築されていたと窺うべきだろう。そういう数々の政治履歴から、国際奥の院は既にAをペルソナ・ノングラータにしていた。後はどのタイミングで始末するだけであった、本事件まで泳がされていたのではないのか。国際奥の院は、自分たちにとって不都合な政治家を“ペルソナ・ノングラータ”と位置づけ暗殺の対象とするお家芸に長けている。ちなみに、日本の有力政治家で暗殺の対象とされたのは田中角栄、中川一郎・中川昭一親子などが挙げられる。 |
【並河健・天理市長の「看護師さんはいませんか」証言】 | |
事件現場に佐藤啓参院議員の後援会副会長を務めている並河健・天理市長が居合わせており、事件の瞬間を振り返り、次のように証言している。
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【現場で応急処置にあたった医師証言考】 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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即死状態と思われるAに対して、けいれん状態の心臓を正常に動かすための装置である自動体外式除細動器(AED)による救命救急が施されている。ところが、完全に心停止した場合は作動しないので電気ショックは起きなかった。大量出血しているとしたら、その状態でのAEDのショック療法は蘇生どころか大量出血を加速する役割しか果たさないこともあり、看護師や選挙スタッフが交代しながら心臓マッサージを繰り返した。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
銃撃の直後、現場近くでクリニックを営む中岡内科クリニックの中岡伸悟院長が「撃たれた 撃たれた」の叫び声を聞き、何が起きたのか確かめようと慌てて駆けつけた。横断歩道の中ほどには大勢の人だかり。目に飛び込んできたのは、仰向けに倒れているAの姿だった。現場で応急処置にあたった。事件直後の状況を次のように語っている。
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2022.7.9日、 (AERA編集部/福井しほ) 「『奇跡が起こってくれ、という一心でその場に』 安倍元首相の銃撃現場に駆けつけた医師が語った全て」。
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【奈良市消防局の無線記録考】 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
現場で救命活動に当たった奈良市消防局の無線記録が出動命令から救急車に収容、ドクターヘリへの搬送までの約50分間のやりとりを次のように明らかにしている。緊迫した救命の実態が浮かび上がった。公開されたのは、消防局と救急車両、隊員らが無線で交わした約180件の記録。消防局は「事案の社会的影響を鑑(かんが)みて、公表を決めた」としている。
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【現場に出動した救急隊員らの救命活動記録】 |
7.28日、毎日新聞(林みづき、村瀬達男)「救急隊員ら6人がPTSD疑い 安倍氏銃撃時の救命記録を公開」参照。 7.28日、奈良市消防局が現場に出動した救急隊員らの救命活動記録を公開した。現場で活動した計24人のうち6人が事件後、心的外傷後ストレス障害(PTSD)が疑われる症状を訴え、産業医の診察を受けている。PTSDは生死に関わる体験をすると、不安や動悸(どうき)のほか、自らの意思と関係なく記憶がよみがえる症状が出ることもある。市は個人情報を理由に6人の所属や当時の担当は明らかにしていない。市消防局総務課は「隊員らは事故や火災の現場に出動する中で心の鍛錬も重ねているが、銃撃事件は特殊で銃創を普段から目にすることはない。衝撃的な事件で隊員らもショックを受けており、心のケアに努めていきたい」としている。 |
【ドクターヘリコプターによる緊急搬送考】 | ||
Aが心肺停止状態で奈良県立医科大付属病院にドクターヘリコプターで救急搬送された。50分要している。3キロくらいの範囲にあるいくつもの総合病院(奈良県立総合医療センターその他)を利用せず、わざわざヘリで20キロ離れた病院に行ったのはなぜか。奈良県立医科大学附属病院は県内で唯一解剖ができる病院というのが理由になるのかどうか分からないが、「かねてからの手はずで病院が決まっていた」との疑惑がある。 詮索されていないが、ドクターヘリコプターに乗り込んだ人員、移送の50分間の間の施術していたとするならその時に、Aの体内に銃弾を認めていたのかいないのか、その際の映像を録画しているのかいないのか等々解明を要する。「なぜドクターヘリが50分もかかったのか? 弾丸をヘリの中で摘出するのに要した時間が加算されているとみなすのが現実的ではないか」と問う説がある。 |
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AEDをつけられているAの体には傷も血痕も全くない。血糊が服にごく少量付着しているだけだ。銃が使われたのであればそうはならない。医師はキズを弾痕と判断しているが、その根拠如何? 盲管銃創と判断していながら弾丸が発見できなかった理由は? この問いに対する解は三通りである。一つは、弾丸がドクターヘリ到着までの間に摘出され隠されている。次は、ドクターヘリで病院へ搬送中に摘出され隠されている。もう一つは、銃創ではなかった可能性がある。この場合、Aはドクターヘリの中で仰臥の姿勢のところを穿刺器等のようなもので刺殺された、弾が見つからないのはそのためなのではないのか、心臓は2回突かれているが失敗したから2回刺されたのではないのか、という推理を生むことになる。 | ||
「安倍晋三 元総理銃撃事件 医師たちの5時間半」(奈良放送局 記者 金子晃久 バルテンシュタイン永岡海)が貴重な報道をしている。これを確認する。 奈良県のドクターヘリに出動要請の連絡が入った。ヘリの基地は事件現場から南に約20キロ余離れた奈良県大淀町にある南奈良総合医療センター。この日、ヘリ当番として待機していたのは、救急医の植山徹医師だった。パイロットから伝えられた一報は「高齢男性が銃撃を受け心肺停止」。植山医師は看護師らとともに蘇生処置に使う医療機器を積み込み、ヘリは事件現場から1キロほど離れた着陸地点へ向かって離陸した。 Aを搬送するドクターヘリの機内で、医師は予想外の事態に直面していた。植山医師はAの状況を確認し、まずは点滴ルートの確保を試みた。しかし事態は予想以上に深刻だった。血圧が急激に低下していて血管に針がうまく入らない。ルートが確保できなければ、蘇生処置に使うアドレナリンなどの薬も投与することができない。全く意識もないし、脈も確認できなかった。静脈路をとろうとしてもできなかったので、骨髄針といって骨に針を刺して骨髄の中から輸液する方法をとった。さらに難しかったのは、銃弾による傷の位置を特定することだった。混乱していた現場からの情報は「安倍元総理は後ろから撃たれたようだ」ということだけだった。搬送先の病院までの距離は20キロ余り。到着までのわずか10分ほどの間に銃創の位置を特定し、病院で待つ医療チームに引き継ぐ必要があった。ところが “背後から撃たれた”にも関わらず、背中に傷が見当たらなかった。銃創の治療経験があった植山医師は揺れる機内で全身を観察し、傷を探した。傷は背中ではなく体の前方にあった。首に2つと、さらに左肩にも1つ。特定できたのは、ヘリが病院に到着する2分前だった。 この経緯を、植山徹医師は次のように語っている。
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【病院に於ける延命措置考】 | ||
午後0時半(20分?)ごろ、Aが銃撃を受けてから約50分後、ドクターヘリが救急車で搬送されてきたAを乗せて離陸してから10分後、Aを乗せたヘリが病院に到着した。治療は病院の医療チームに引き継がれた。ストレッチャーに乗せられたAは、エレベーターで病院の1階に降ろされ、高度救命救急センターの処置室に運び込まれた。 福島英賢(ひでただ) 救急医学教授/医師チームのもとに受け入れの要請があったのは、午前11時58分。福島医師チームは、到着までの20分ほどの間に人員と輸血のための血液の確保に動いた。次のように語っている。
福島医師は、すぐに集まった10人ほどのスタッフとともに集中治療室に入った。Aは搬送時から心肺停止状態だった。首のやや右側に銃創が2カ所あり、銃弾の1発が心臓の心室と大血管に到達しており、心臓の心室には銃弾によるとみられる大きな穴が開いていたことも明らかにした。事件発生からは1時間近くが経過。蘇生のために必要な気道の確保と人工呼吸器の装着はすでに行われていた。大きな血管や臓器の損傷はどの程度起きているのか。止まっている心臓を再び動かすには、この出血を止める必要がある。大量出血なら30分くらいが限度だった。出血している部位を特定し止血する為の緊急開胸手術が約20人態勢で行われ、大量の100単位(1単位は通常140ミリリットル、成人男性の全身の血液3人分ほどにあたる量)以上の輸血を行った。大学にあったものだけでは足りず、赤十字血液センターから取り寄せて対応した。しかし、治療は困難を極めた。胸を開いてみると傷は血管だけでなく、心臓にまで達していた。血圧は急激に低下していて、血液は輸血したそばから失われていった。自動のポンプだけでは追いつかず、医師と看護師が交代しながら手動で血液を送り込んだ。手術に携わった医療スタッフは、最終的に医師20人余りを含む総勢41人になった。大きな血管からの出血にはなんとか対処できたものの、心拍は回復しないままだった。 次のように語っている。
「止血、大量の輸血を行ったが、残念ながらこのような結果になった」、「血液も凝固する力を失っていて、いろいろなところから出血するような状態だった」。 |
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午後2時45分ごろ、官邸で記者団の取材に応じた岸田文雄首相は、言葉を選びながら、神妙な面持ちで「深刻な状況だ。一命をとりとめることを心から祈る」と語った。 |
【A暗殺事件2時間後の記者会見考】 | |
A暗殺事件2時間後、記者会見が開かれている。席上、現場にいたと思われる荻田義雄が奈良県会議員・自民党奈良県連幹事長として会見に望んで居る。「岩田清/安倍晋三暗殺事件その25」が次のようにコメントしている。
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【安倍元首相の妻、昭恵さんが面会考】 | ||
午後5時前、Aの妻、昭恵夫人が病院に到着する。搬送から既に4時間半が経過していた。「晋ちゃん、晋ちゃん!」。自民党関係者によると、昭恵さんはAの枕元で何度も繰り返し名前を呼んだ。福島医師らは昭恵さんに病状と経過を説明した。治療を続けるべきかどうか、医療チームと昭恵夫人は重い判断を迫られていた。一度、停止した心臓が再び動き出すことはなかった。次のように語っている。
昭恵さんの到着からわずか数分後、昭恵さんは「蘇生は難しい」と判断し、35年連れ添った伴侶の最期をみとった。 |
【死亡確認考】 |
同日午後5時3分、事件発生からおよそ5時間半、奈良県橿原市の救急搬送先の病院でAの死亡が確認された。 公式記者会見で病院は夕方5時すぎに死亡したと発表しているが、心肺停止で救急ヘリでの搬送時には心臓マッサージを行っていない。5分以上血流が止まると脳に回復不能のダメージを与えるので酸素吸入より心臓マッサージが必須だが、搬送時には心臓マッサージを行っていないのなら、ヘリ搬送の時点で安倍元首相が死亡していた可能性が高い。県立医大としては午後4時57分の昭惠夫人の到着を待ってから(その6分後の5時3分)Aの死亡を確定宣言をしたと思われる。 |
これより後は、「安倍元首相暗殺事件考その2」
(私論.私見)