野田政権史1

 (最新見直し2011.9.2日)

 (れんだいこのショートメッセージ)

 ここで、野田政権史を確認しておくことにする。

 2011.9.2日 れんだいこ拝




2011(平成23)年

【菅内閣総辞職】 

 2011.9.2日、菅内閣は、首相官邸で臨時閣議を開き、閣僚の辞表を取りまとめ総辞職した。菅首相の在任期間は、*月**日に就任して以来の***日(約*カ月)となり、現憲法下では***内閣の***日に次いで*番目の短命内閣となった。


【野田政権閣僚考】
 2011.09.02日午後4時20分過ぎ、皇居で行われていた野田佳彦首相の任命式と新閣僚の認証式が終わり、野田内閣が正式に発足した。9.5日、その他役職も次のように決まった。

 野田政権の顔ぶれは以下のとおり(敬称略)
【首相官邸】
首相補佐官
氏名 年齢 官庁 その他
河井淳一 松下政経塾
前田哲 防衛省
金杉憲治 外務省
太田充 財務省
吉田学 厚労省
寺沢達也 経産省
山下史雄 警察庁
氏名 年齢 政党 担当職 議員歴 選挙区 派閥 その他
末松義規 東日本大震災復興対策 衆院
手塚仁雄 政治主導の政策運営と国会対策 衆院
水岡俊一 政治主導の政策運営と国会対策 参院
長島昭久 外交・安全保障 衆院
本多平直 内政の重要政策の省庁間調整 衆院
官房長官 藤村修 61 民主 衆院6 大阪7区 広島大学工学部 野田
官房副長官
齋藤勁 65 衆院1(参2) 南関東比例 神奈川大第二法
長浜博行 52 参院1(衆4) 参院千葉選挙区 早大政経学部
竹歳誠 61 東大
官房参与
成田憲彦 ・駿河台大大学院教授 65 細川護熙元首相の政務秘書官
内閣法制局長官
梶田 信一郎

【党務】
役職 氏名 年齢 政党 議員歴 選挙区 学歴 派閥 その他
代表 野田佳彦 54
同代行 **
幹事長 興石東 75 参院2(衆2回) 山梨選挙区 都留短期大 横路
同代行 樽床伸二 52 衆5 大阪12区 大阪大学経済学部 松下政経塾
同代理 城島光力 64
副幹事長 (筆頭)鈴木克昌 67 「一新会」会長
阿久津幸彦 55
橘高剛 45
松井孝治 51
総務委員長
政調会長 前原誠司 49 衆院6 京都2区 京大 前原 松下政経塾
同代行 仙石由人
同代理 三井辨雄(わきお)
国対委員長 平野博文 62 衆院5 大阪11区 中央大理工学部 鳩山
同代理 松本剛明
加藤公一
選対委員長 高木義明
参院議員会長 輿石東 75
参院幹事長 平田健二 67
参院国対委員長 羽田雄一郎 44
参院政審会長 桜井充 55
党最高顧問 羽田孜(76)、鳩山由紀夫(64)、菅直人(64)、渡部恒三(79)、江田五月(70)、藤井裕久(79)、岡田克也(58)。

副代表

北澤俊美、直嶋正行、岡崎トミ子、田中慶秋。
常任幹事会議長 中野寛成
両院議員総会長 直嶋正行副代表

【内閣】
大臣 年齢 政党 議員歴 選挙区 学歴 派閥 その他
総理  野田佳彦 54 民主 衆院5 千葉4区 早大政経 野田 松下政経塾
副総理
総務相 川端達夫 66 民主 衆院8 滋賀1区 京大院 民社系川端
沖縄北方担当
地域主権推進
地域活性化担当
法相 平岡秀夫 57 民主 衆院5 山口2区 東大法学部
外相 玄葉光一郎 47 民主 衆院6 福島3区 上智大法 玄葉 松下政経塾
財務相 安住淳 49 民主 衆院5 宮城5区 早大社会科学部 前原
経済産業相 鉢呂吉雄 63 民主 衆院7 北海道4区 北大農学部 横路
国土交通相 前田武志 73 民主 参院2(衆4) 参院比例区 京大大学院 羽田
厚生労働相 小宮山洋子 62 民主 衆院4(参1) 東京6区 成城大文芸学部 前原
文部科学相 中川正春 61 民主 衆院5 三重2区 ジョージタウン大 羽田
農林水産相 鹿野道彦 69 民主 衆院11 山形1区 学習院大 鹿野
環境相 細野豪志 40 民主 衆院4 静岡5区 京大法学部
原発事故
郵政改革担当 自見庄三郎 65 国民新 参院1(衆7) 参院比例区 九州大(院)医学部
金融担当相
防衛相 一川保夫 69 民主 参院1(衆3) 石川県選挙区 三重大農学部 小沢
国家公安委員長 山岡賢次 民主 衆院5 栃木4区 慶大法学部 小沢
拉致問題担当
消費者
国家戦略・経済財政 古川元久 45 民主 衆院5 愛知2区 東大法学部 前原
行政刷新会議担当相 蓮舫 43 民主 参院2 東京選挙区 青学大法 野田
少子化担当相
男女共同参画
食品安全相
公務員制度改革
東日本大震災復興対策 平野達男 67 民主 参院2 岩手選挙区 東大農学部 小沢

 東京大学*名、京都大学*名、慶應大学*名、早稲田大学*名、中央大学*名、東京工業大学1名、神戸大学*名。

 9.2日、野田首相は初閣議で、首相が海外出張で不在の時や職務が遂行できなくなった際に臨時代理となる閣僚順位を指定した。1位藤村修官房長官、2位鹿野道彦農林水産相で、その後は川端達夫総務相、山岡賢次国家公安委員長、前田武志国土交通相の順。


【各種委員会委員長人選】
 9.17日、衆院常任委員長の内定が始まった。常任委員長は18日の衆院本会議で正式に決まる。特別委員長と審査会長は同日の委員会などで互選される。内定した人事は次の通り。(敬称略)

【常任委員長】
委員長 年齢 政党 議員歴 選挙区 学歴 派閥
内閣 荒井聡(さとし) 65 衆院5 北海道3区 東大
総務 原口一博 52 衆院5 佐賀1区 東大
法務 小林興起 67 衆院5 比例東京 東大
外務

田中真紀子

67 衆院6 新潟5区 早大
財務金融 海江田万里 62 衆院5 東京1区 慶大
文部科学 石毛えい子 73 衆院4 比例東京 日本女子大
厚生労働 池田元久 70 衆院6 神奈川6区 早大
農林水産 吉田公一 70 衆院4 比例東京 宇都宮大
経済産業 吉田治 49 衆院4 大阪4区 早大
国土交通 伴野豊 50 衆院4 愛知8区 名古屋工大
環境 生方幸夫 63 衆院4 千葉6区 早大
安全保障 東祥三 60 衆院5 東京15区 創価大
国家基本政策 田中慶秋 73 衆院6 神奈川5区 東海大
予算 中井洽(ひろし) 69 衆院11 三重1区 慶大
衆院予算委員会筆頭理事 岡田克也
議院運営 小平忠正 69 衆院7 北海道10区 慶大
【衆院特別委員長】
災害対策 村井宗明 38 衆院3 富山1区 同大
政治倫理確立・公選法改正 山田正彦 69 衆院5 中崎3区 早大
海賊対処・テロ防止 首藤信彦 66 衆院3 神奈川7区 慶大
拉致問題 中津川博郷 62 衆院3 比例東京 早大
消費者 青木愛 46 衆院2、参院1 東京12区 千葉大
科学技術・イノベーション推進 松宮勲 67 衆院3 比例北陸信越 東大
郵政改革 赤松広隆 63 衆院7 愛知5区 早大
東日本大震災復興 古賀一成 64 衆院7 比例九州 東大
【衆院審査委員長】
政治倫理 川内博史 49 衆院5 鹿児島1区 早大
憲法審査 大畠章宏 63 衆院7 茨木5区 武蔵工大
【参院常任委員長】
内閣 芝博一 61 参院2 三重 皇学館大
総務 藤末健三 47 参院2 比例 東エ大
外交防衛 福山哲郎 49 参院3 京都 京大
財政金融 尾立源幸 47 参院2 大阪 慶大
厚生労働 小林正夫 64 参院2 比例 世田谷エ
農林水産 小川勝也 48 参院3 北海道 日大
経済産業 前川清成 48 参院2 奈良 関大
予算 石井一 77 参院1、衆院11 比例 米スタンフォード大
懲罰 今野東 63 参院1、衆院2 比例 明治学院大
【参院特別委員長】
政治倫理。選挙制度 足立信也 54 参院2 大分 筑波大
拉致問題 大塚耕平 51 参院2 愛知 早大
東日本大震災復興 増子輝彦 63 参院2、衆院3 福島 早大
国際地球温暖化調査 藤原正司
共生社会・地域活性化調査 直嶋正行

 9.18日、衆院の常任委員長17名が本会議で選任された。特別委員長7名も各委員会の互選で選ばれる。委員長の配分は民主党14、自民党2、新党大地1。特別委員長は民主党5、自民、公明両党が各1。

 衆院議院運営委員会理事会で、自民党と公明党が、新党大地の鈴木宗男代表の外務委員長就任に対し、鈴木氏があっせん収賄罪などに問われ裁判が継続中であり、「国会の歴史で刑事被告人が役員についた例がない」(国対幹部)と批判し、委員長選任を議長指名ではなく、起立採決とするよう求めた。着席したままの全会一致が慣例の常任委員長人事のところ、鈴木氏については起立採決という異例の形となった。


【各省副大臣、政務官人選】
 2009.18日、鳩山政府は、午前の閣議で、鳩山内閣の発足に伴う副大臣22人を決定した。同日夕の皇居での認証式を経て正式に任命される。鳩山首相は、官僚主導から政治主導に刷新する具体策として閣僚と副大臣、政務官から成る「政務三役会議」を各府省に設置する方針で、各閣僚が副大臣、政務官を指名したのが特徴。連立を組む社民党から辻元清美氏、国民新党から松下忠洋氏を起用した。政務官も18日中に決定する。

 副大臣22人の顔ぶれは次の通り。(敬称略)

副大臣 年齢 政党 議員歴 選挙区 学歴 派閥
内閣府 石田勝之 56 民主 衆院4 埼玉2区 日大
後藤斎(ひとし) 54 衆院3 山梨3区 東北大
中塚一宏 46 衆院3 神奈川21区 京大 小沢G
総務 黄川田徹 57 衆院4 岩手3区 早大 小沢G
松崎公昭 67 衆院4 千葉8区 早大 鳩山
法務 滝実 72 衆院5 奈良2区 東大
外務 山口壮 56 衆院3 兵庫12区 東大
山根隆治 63 参院2 埼玉 埼玉大 民社
財務 五十嵐文彦 62 衆院4 埼玉9区 東大
藤田幸久 61 参院1 茨木 慶大 鳩山
文部科学 奥村展三 67 衆院3 滋賀4区 立命館大 小沢
森裕子 56 参院2 新潟 新潟大 小沢G
厚生労働 牧義夫 53 衆院4 愛知4区 上智大 小沢G
辻泰弘 55 参院2 兵庫 東大 民社G
農林水産 筒井信隆 66 衆院5 新潟6区 早大
岩本司 47 参院2 福岡 日大
経済産業 牧野聖修 66 衆院4 静岡1区 中大 鳩山
松下忠洋 国民新
国土交通 奥田建 52 衆院4 石川1区 日大 鳩山
松原仁 55 衆院4 東京3区 京大 鳩山
環境 横光克彦 67 衆院6 大分3区 北九州大
防衛 渡辺周 49 衆院5 静岡5区 早大 前原

 政務官**人の顔ぶれは次の通り。(敬称略)
政務官 年齢 政党 議員歴 選挙区 学歴 派閥
内閣府 阿久津幸彦 55 衆院3 東京24区
大串博志 46 衆院2 佐賀2区
園田康博 44 衆院3 岐阜3区
総務 福田昭夫 63 衆院2 栃木2区
主浜了 61 参院2 岩手
森田高 44 国民新 参院1 富山
法務 谷博之 68 参院2 栃木
外務 中野譲 44 衆院2 埼玉14区
加藤敏幸 62 参院2 比例
浜田和幸 58 参院1 鳥取
財務 三谷光男 52 衆院2 広島5区
吉田泉 62 衆院3 福島5区
文部科学 城井崇 38 衆院2 福岡10区
神本美恵子 63 参院2 比例
厚生労働 藤田一枝 62 衆院2 福岡3区
津田弥太郎 59 参院2 比例
農林水産 仲野博子 52 衆院3 比例北海道
森本哲生 61 衆院2 三重4区
経済産業 北神圭朗 44 衆院2 京都4区
柳沢光美 63 参院2 比例
国土交通 津川祥吾 39 衆院3 静岡2区
津島恭一 57 衆院3 比例東北
室井邦彦 64 参院1、衆院1 比例
環境 高山智司 41 衆院3 埼玉15区
防衛 下条みつ 55 衆院3 長野2区
神風英男 49 衆院3 埼玉4区

れんだいこのカンテラ時評№993  れんだいこ 投稿日:2011年 9月 3日
 【野田首相の組閣能力考】

 2011.9.2日、野田政権が正式に発足した。この陣容をどう評すべきかが問われている。早くも日共お得意の政権アラ探しが始まっている。れんだいこは商売口風の批判の愚を避けたい。野田政権の政策面は今後の問題であり、今は野のものとも山のものとも海のものとも分からないとして論の先走りを避けたい。せねばならぬのは組閣を終えたばかりの組閣能力論である。

 野田政権の陣容を見るに、野田は最初に首相の片腕としての幹事長に小沢系の重鎮として知られている興石を起用した。これをどう評するべきか。興石は既に菅政権時代に(役職は分からなくなったが)内閣の一員に取り込まれていたので、この時点で野田との接点が始まっていたと思われる。野田は、代表選演説、代表選出後の一声でも共に「ノーサイドで行きませう」と公言した通りの人事を行いサプライズを演出した。

 先代の菅政権が、党内を二分している小沢派を徹底的に排除したのに比して鮮やかな対照であり名采配と評すべきだろう。反対派をも然るべく登用すると云うのが議会制民主主義下の組閣の常道であり、野田が真っ当なものに戻したと評すべきだろう。これを野田采配の第一の識見と見立てたい。

 野田采配の第二の識見は、野田自身を除く菅政権下の重役を蟄居せしめたことにも見て取れる。岡田幹事長、枝野官房長官、仙石を退けたのは爽快でさえある。前原は政調会長として起用されているが、代表選の決選投票での支持経過からして止むを得ない措置であろう。これも名采配であろう。

 野田采配の第三の識見は、鳩山政権、菅政権と続いてきた経緯に鑑み鳩山派、菅派の起用を極力抑えたところにも見て取れる。鳩山派では平野博文の国対委員長、菅派では平岡秀夫の法相のみとなった。鳩山派は、小沢派とも野田派ともブリッジしている故に今後の政局に一定の役割を果たすことが予想できるが、菅派の芽は完全に潰れたと見立てたい。この間の反小沢一辺倒式変則党運営の当然の報いであり、これを自業自得と云う。菅派代議士の選挙区は今後草刈り場になることが予想される。

 野田采配の第四の識見は閣僚を一新させたことにある。再任として細野豪志の環境相・原発事故担当、平野達男の震災復興対策担当、自見庄三郎の郵政改革担当は職務の特殊性からして継続性を重んじたものであり首肯できる。それ以外の閣僚につき、新任として安住淳を財務相他、鉢呂吉雄を経産相、前田武志を国交相、小宮山洋子を厚労相、中川正春を文科相、一川保夫を防衛相、山岡賢次を国家公安委員長他、古川元久を国家戦略相他に起用し総計8名に上る。この人事は、野田―興石ラインの人選に拠ったと思われるが、いわば意地を通した格好であり評されるべきであろう。

 野田采配の第五の識見は、挙党態勢づくりに成功していることである。反小沢色の強い順に確認すると、前原派から安住財務相、小宮山厚労相、古川国家戦略相の3名。野田派から野田首相、蓮舫行政刷新相の2名。玄葉派から玄葉外相の1名。.菅派から平岡法相の1名。民社系から川端総務相の1名。鹿野派から鹿野農相の1名。社会党系から鉢呂経産相の1名。羽田派から前田国交相、中川文科相の2名。小沢派から一川防衛相、山岡国家公安委員長、平野震災相の3名。この組み合わせは芸術的でさえある。

 以上、第五点に亘っ好評価を下すことができる。今度は逆に野田政権の布陣に難点を見出してみたい。その第一に、ハンドラ―ズの対日指令政策である増税、国債擦りまくり、農産物他の自由化、原発続投、自衛隊の海外派兵の五点セットに対して迎合的なシフトになっていることである。

 これを見れば野田政権が今後ハンドラ―ズの対日指令政策の忠実な請負をして行くことが予想される。党内の反ハンドラ―ズと人民大衆の結合により、この動きを封殺し、日本再建の別の道筋を見つけ出していくならば、野田政権は案外長持ちするかもしれない。逆は逆である。

 野田政権が、ハンドラ―ズの対日指令政策のもう一つの戦略である衆院解散に対して、今のところその意思を持ち合わせていないのは良きことであろう。こたびの代表選で前原派が勝利していたならば衆院解散シナリオに向けて突き進む公算大だったことを思えば了とせねばならぬ。今は鳩山、菅の二代続けての悪政で民主党の支持が潰(つい)えており解散は直ちに壊滅を余儀なくされるだろう。

 仮に海江田政権が登場していたなら野田政権の顔ぶれとどう異なっていただろうか。容易に姿を消すのは安住、小宮山、古川、蓮舫であろう。代わりに原口、川内博史、田中真紀子、森ゆうこ辺りが登用されていた可能性がある。これを見られなかったのは残念ではある。以上、簡単ではあるが野田政権に対するれんだいこの第一評としたい。

 補足しておけば、野田政権下ではノーネクタイの遊び人風のだらしない姿での執務を止(よ)して欲しい。皇居での任命時にネクタイ着用なら当然国会でも然りとすべきだろう。小泉以来菅までの間に流行っ悪弊だが、そろそろ終わりにして貰いたい。クールビズを云うのなら靴を止めて下駄、草履、雪駄で闊歩すれば良かろうが。ついでに下着もステテコで答弁すれば良かろうが。これが云っておきたかった。

 2011.9.3日 れんだいこ拝
Re::れんだいこのカンテラ時評744 れんだいこ 2010/06/09
 【菅政権出航に当たってのれんだいこ評】

 2010.6.8日、電撃的な鳩山政権の崩壊を受けて管政権が後継した。鳩山政権の閣僚をほぼ引き継ぐと同時に官房長官に仙石、幹事長に枝野、その他野田、蓮舫、玄葉、安住等々マスコミ受けの良い且つ反小沢系を登用した。管政権は概ね好評で支持率を急速に回復させている。この政治劇をどう評するべきだろうか。れんだいこは、民主党総意による参院選シフト内閣と見立てる。鳩山政権下での選挙の突入は民主党の集団自殺であり、管政権創出はこれを未然に防いだ民主党の叡智政治劇であったとして称賛したい。まさに政治芸術であった。

 滑稽なのは、鳩山政権下での民主党の凋落、党内分裂を期待していた自公、共産、その他諸新党の思惑外れである。管政権は、小沢批判に明け暮れる野党、マスコミ連合を逆手に取り、オールシオニスタン布陣で応えた。普通は、これで文句あるまいと思えるのだが、万年野党化しつつある自公、既に評論の態をなしていないマスコミは、これほど反小沢色を濃くした管政権に対しも相変わらず「小沢隠し」、「小沢の証人喚問」で応答している。頭脳のお粗末さがいやましに浮き彫りになる話ではなかろうか。

 れんだいこは、こういう手合いが長らく日本政治を牛耳ってきたり、言論をリードしてきたことに怒りを禁じえない。彼らはどこまで日本のシオニスタン化を完遂すれば納得するのだろうか。日本の国家破産、これに伴う米英ユ進駐軍による直接統治の日が来るまで「小沢隠し」を云い続けるのだろうか。こうなるとこの連中は反小沢政治病者ではなかろうか。メガネの度が強過ぎよう。こういう手合いは治らないので今後は押さえつけるに限る。政界でもマスコミでも次の世代が登壇し仕切り直しに向かうべきだろう。

 さて、そういう訳で残すところ1ヶ月余りとなった参院選の帰趨は決まった。後は選挙の日を楽しみにするばかりである。こうなると、敵がこの1ヶ月余の期間にどういう劇薬を仕掛けるのかである。民主党内シオニスタンがこれにどう呼応するのかしないのか、誰が呼応し誰が踏みとどまるのか、もう一つの政治芸術がこれから見えるであろう。

 既に兆候がある。沖縄問題で社民党を斬り捨て、次に郵政問題で国民新党を斬り捨てようとしている。民主党を本体、社民、国民新党を両翼に従えた小沢式民主党連合政権構想が引き裂かれようとしている。トドメを指すのが消費税増税公約の打ち出し、高速道路無料化公約の更なる引き延ばし、その他政権公約の次から次への換骨奪胎であろう。全てが日本経済がV字回復しないよう、財政悪化が促進するよう、民主党連合政権が上から壊れるように仕組まれている。誰がこのシナリオを作り誰が推進しているのかは云うまでもない。

 菅政権が、これにどう立ち向かおうとしているのか。ここに関心が集まっている。管政権のオールシオニスタンキャスト布陣組閣が参院選用の為なのか、日本のシオニスタン化への転回としての小泉式政治の再来なのか、今は定かではない。恐らくワシントン-ホワイトハウスも頻りに探りを入れている筈である。鳩山首相のような「トラストミー証文」を手に入れたい筈である。そういう意味で、日本人民大衆から見てもワシントン-ホワイトハウスから見ても管政権の深謀ぶりが詮索されねばならない状況にある。或いは深謀はなくて単なるマスコミ受け狙いの短慮なのかも知れない。それにしても興味のわく探りである。

 確かなことは、社民連上がりの首相が登場したことである。これは日本政治史上画期的で、マルクス主義のマの字も云わない革新系初の首相が誕生したことになる。そういう意味で社民連の能力が評価されることになっている。管首相が首尾よく政治能力を発揮すれば、日本の左派的政治変革にマルクス主義は不要であったことになる。逆は逆になる。そういう関心が生まれている。れんだいこは、マルクス主義と無縁の日本の左派的政治変革は可能であると考えている。但し、その際の日本式革命は西欧被れではなく在地土着的な共生秩序型衆議政治によって導かれるべきだと考えている。西欧型議会制民主主義の理念は、日本型革命の伝統の中に組み込まれてこそ花が咲くと考えている。その際、かっての池田-田中-大平政治が大いに参考になると考えている。

 ところが、現代日本政治は、かっての戦後保守主流派のハト派政治を否定し、岸-中曽根-小泉政治のタカ派政治の尻馬に乗って単なる権力利権闘争にうつつを抜かしているように思える。民主党政治は今日まで、明らかに質の違うこの両者の政治のどちらを継承しようとしているのかが不明である。戦後日本政治の底流は、池田-田中-大平政治と、岸-中曽根-小泉政治が対立抗争しているのであって、この問題意識なき政治はあぶくでしかない。菅政権政治は今のところ色を見せていない。不見識のまま手綱を取ればいずれ股裂きの刑に遭うであろう。以上を菅政権出航時のれんだいこ評とする。

 2010.6.9日 れんだいこ拝

【左派圏の失語症を嗤い憂う】
 組閣に才を見せた2011.9.3日時点での野田政権攻撃は、前原政権待望派の廻し者と思えば良い。ぞろぞろ湧き出ているのが分かる。そうとう金も動いているのだろう。しかし、こんなことは見え透いていることだからどうでも良い。良くないのは、いわゆる左派圏が野田政権評できず失語症に陥っていることである。こちらの方が深刻である。日共が早速批判を開始していると云う者が居るかも知れない。しかし、れんだいこ観点に照らせば、日共は左派圏に入らない。左派圏に送り込まれた左派用語を駆使しながらの左派運動解体請負派であり、前原政権待望派に近い。と云うより根っこが繫がっている。よって、日共の野田政権論は左派圏の範疇に入らない。よって、左派圏からの野田政権評は目下のところ、れんだいこの2011年 9月 3日付けブログ「野田首相の組閣能力考」しかない。しかしこれは余りにも寒い話ではなかろうか。れんだいこの若かりし頃の1970年代初頭の沖縄返還粉砕闘争時に於いては左派圏内の各党派がそれぞれ独自の闘争論をぶち上げ百家争鳴を競っていたことを考えると、余りにも信じられない。

 左派圏の失語症はいつ頃から始まったのだろうか。深く憂慮しない訳にはいかない。これに関連して云えば、れんだいこは先頃、「検証学生運動下巻」(社会批評社)を刊行した。「検証学生運動上巻」が戦後から1970年安保闘争までを記していたのを受けて下巻では1970年安保闘争以降から今日までの運動史を素描した。他にこの間の重要な8事件を採り上げ論評した。これに対する批評が出てこない。この失語と野田政権に対する失語がハーモニーしているように思えてならない。左派運動は実践的な面では国家権力に打撃を与える程度に於いては既に壊滅している。それは良いとしても理論まで壊滅していたら脳死を意味していないだろうか。情けないったらありゃしねぇ。これがれんだいこの感概である。1970年までのあの闘争は蜃気楼だったのか。深い寂寥に襲われる。

 2011.9.3日 れんだいこ拝

【与謝野馨前経済財政担当相が「民主党・無所属クラブ」退会】
 9.5日、与謝野馨前経済財政担当相が、衆院会派の「民主党・無所属クラブ」の退会を衆院事務局に届け出た。与謝野氏はたちあがれ日本の共同代表を務めていたが、菅直人前首相の直接の働きかけで今年1月に離党した直後に入閣、民主党会派に所属していた。菅内閣の退陣とともに会派も離れた。これに伴う衆院会派別の新勢力分野は次の通り。民主党・無所属クラブ302▽自民党・無所属の会118▽公明党21▽共産党9▽社民党・市民連合6▽みんなの党5▽国民新党・新党日本4▽たちあがれ日本2▽国益と国民の生活を守る会2▽無所属10▽欠員1。

【元衆院議員・柴野多伊三被告の抗議自殺】

 9.5日、上場確実と偽り、バイオ燃料開発会社「日本中油」(東京)の未公開株を販売したとして、詐欺や所得税法違反などの罪に問われ公判中だった元衆院議員、柴野多伊三(たいぞう)被告(60)が東京都港区の同社内で首つり自殺を図り、搬送先の病院で死亡が確認された。柴野被告は1993年の衆院選で新生党(当時)公認で初当選。当選1回。新潟県出身。裁判では懲役6年を求刑され、5日午後に東京地裁で判決が言い渡される予定だった。柴野被告は産経新聞東京本社あてに「命をかけて告発したい件がある」とする手紙を送っていた。手紙はA4用紙に4枚でワープロ打ち。封筒の差出人欄には直筆で「元衆議院議員 柴野たいぞう」の署名、手紙の文末にも「柴野たいぞう」の署名と印鑑があった。消印は今月4日付だったが、文末には「平成23年8月」とあった。

 手紙は、「時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます」とのあいさつで始まり、東京地裁で公判中のバイオ燃料開発会社「日本中油」の未公開株をめぐる詐欺事件の判決が、5日に言い渡されるという報告などが書かれ、「ここまでお読み頂いて、あの悪党が、適当ないいわけの手紙を書いてきたと思われるかもしれません。しかし、私は命をかけて告発したい件があり、以下に述べる内容は全て『真実』です」と触れて捜査手法を批判に及び、「(事件は)弊社の経理部長が行ったことですが、会社の代表者として責任はあると思っており反省致しております」とした上で、「詐欺罪、所得税法違反は事件として、地検特捜部のデッチ上げであり、とても認められない容疑です」と、捜査手法を批判していた。結びを、「政治や実業の前線で活躍したがったのですが(原文ママ)、私の不徳の致すところで残念であります。しかし、密度の高い人生だったと思います」と振り返り、「明治維新の英傑などは20代、30代で死んでおり、長寿社会になったからといって、私の死生観もあり、いたずらに長い人生を歩もうとの気持ちはありません」と締めくくっている。


【支持率】

 9.5日、野田内閣発足を受けた報道各社の最新世論調査がほぼ出そろった。「どじょう効果」で、各社とも内閣支持率は5-7割超で、不人気を極めた菅内閣末期の数字から39-49ポイント増というV字回復を実現した。発足直後の支持率としては、鳩山由紀夫内閣の71%、菅内閣の60%には及ばず、最近では2007年に発足した福田康夫内閣の53%と同水準となる。支持の理由は「挙党態勢」、「首相の人柄」など。

 政党支持率は、朝日調査(2、3の両日実施した全国緊急世論電話調査)では民主31%、自民17%となるなど軒並み、民主党が自民党を逆転した。小沢元代表に近いとされる輿石氏の幹事長起用については賛否が拮抗。小沢氏の党員資格停止処分の見直しについては各社とも6-7割超が否定的だった。党役員、閣僚人事では「挙党一致」とみるか「派閥順送り」とみるかがカギだったが、日経で人事を「評価する」が48%、「評価しない」が29%。「評価する理由」で「党内融和を重視した」が39%に上った。


【税調会長に藤井元財務相】
 9.5日、民主党は、政策調査会に税制調査会を新設し、会長に藤井裕久元財務相が就任したと発表した。藤井氏は同日付で政調会長代行に就いた仙谷由人元官房長官とともに、政府・与党が6月に策定した社会保障と税の一体改革案の取りまとめを主導。2010年代半ばまでの消費税率10%への段階的引き上げに向け、党内の意見集約に当たる。これに関し、前原誠司政調会長は記者会見で、当面の税制課題として、一体改革のほか11年度第3次補正予算編成と12年度予算概算要求を挙げ、「党の中で税の議論を待ったなしでやらなければならない」と強調した。

 ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK119」の忍氏の2011.9.5日付け投稿「Neil Keenan and Keith Scottについて(ベンジャミンフルフォード)」を転載しておく。

 Neil Keenan and Keith Scottについて【和訳】

 親愛なるベンジャミン様

 (全ての個人名はその方の仕事と/あるいは生命を守るために伏せてあります)

 あなたは私のことはご存じないとおもいますが、私はAと申します。金融(銀行)業界における多大な詐欺行為を終わらせようとする、あなたの長い期間に渡る努力と尽力を賞賛いたします。詐欺行為あまりにも巨大なので、近代金融(銀行)制度がそのものが詐欺だといえるほどです。

 先週モナコで、X氏は会議の出席者の前で彼自身ケースについて発表をしたのです。私はそこにいたので、いまでも高揚感が続いています。私はどの国の大臣が出席したか、どの組織が会議に参加したかはお伝えしません。本当についに、銀行や主要な仲介業者によってなされた詐欺行為が終わりに近づいていることを具体的な証拠を見ることが出来たのです。あなたがおっしゃる通り、57カ国の政府の代表が会議に参加していました。

 現在、数百万の家族から財産の略奪に対する責任をを取る日が近づいていることが見ることがでいます。彼らは、誠実なビジネスではなく、詐欺、ごまかし、窃盗を通じて、彼らの利益を拡大させ、銀行家の莫大なボーナスを増加したのです。この数々の窃盗行為を目の当たりにしながら、沈黙を強制させられてきたグローバルアカウント*の保護者の一人として、大変うれしくなり、新しい日がやってくると声と上げたいのです。

 訳注:*International Treasury Control (IOTC) 関連のことだと思われる

 当初、予定されていた会議の始まり、ジェイロックフェラー氏は会議への出席を要求しました。彼は招待をされていませんでしたし、これは招待者のみの会議だったのです。X氏はロックフェラー氏に会議に来ないように告げ、二人は直面したのです。ロックフェラー氏は地面を踏みつけ、いらつきながら、「私が誰か知っているのか?」と言いました。X氏は、「知っています。あなたは誰でもありません」と、返事をしたのです。ロックフェラー氏は怒鳴り声をあげ、怒り狂ったあとで、X氏は「古い世界秩序は終わり、新しい世界秩序が始まろうとしている」と話したのです。その後、X氏はロックフェラー氏に若い世代のための勇敢な新しい世界で、彼のようなミイラはチリとなって消え去れと告げました。ロックフェラーはいったんその場を離れて、彼のセキュリティとともに戻ってきて、無理やり会議に参加しようとしました。X氏は彼のセキュリティを呼び、ロックフェラー氏は文字通り放り出されたのです。私はそこにいて、それを見ていて、何がおきたのか分かりました。

 会議は延期され、海上は船上に変更されました。船は国際水域上に移動したところで、二つのヘリコプターが突然現れ、明らかに会議の妨害を意図していました。数分以内に軍用機が現れ、尾翼を数回下げました。ヘリコプターは明らかに威嚇を受けて、その場を去りました。私たちは軍用機がヘリコプターの背後から、攻撃的な態勢をとっているのを見て、その場を離れないと、打ち落とすといっているのだと理解しました。

 それ以上に、その会議において、合意されたことは、あなたが長い間、言い続けてきたことが証明しているように見えます。ビルダーバーグ関係者、三百人委員会、ハザール人、CFR(外交問題評議会)など、BIS(国際決済銀行)、IMF(国際通貨基金)、そして、おそらく世界銀行は時代遅れになります。それ以上のことして、もしも会計監査が実施されれば、5万人以上の銀行上層部に位置するような人々が逮捕されるでしょう。私は全世界では逮捕者数は10万人近くなると信じています。一所懸命働く人々に騙して、彼らからお金を盗んできた嘘つき、泥棒銀行家連中が捕まると思うと私は自分ひとりだけで喜ぶことはできません。

 X氏はブルドッグのようにたくましく、この男性は特別なものを持っています。(X氏以外に)一体だれが銀行によるまた一つの横領、つまり1335億ドルの債券の横領が行われているだと考えられたでしょうか?(X氏以外に)一体だれが世界にこの債券をありかを突き止められるでしょうか?彼らはこの債券は本物ではないと主張し、イタリア政府は言いたい放題主張していますが、これらの債券はイタリア財務省に入金記帳され、それから、アメリカの(最近公開された、未使用金の)TARP資金と呼ばれている口座の存在しています。

 X氏の背後にはよく確認されているように、主要なアドバイザーとしてB氏がいます。X氏はB氏を採用したことは賢いことです。私が知っている限りB氏ほどこれらのグローバル口座と、これらの口座と銀行の詐欺行為の関係について理解している人いません。B氏は今日最も興味深い人物です。B氏はRayC. Damとは全く別の次元の人間です。X氏とB氏は世界をよりよくする挑戦がまっています。彼らは実現するために必要な知識、技術とリソース(ball)を持っています。それ以上に彼らは非常に高潔な人たちであるということです。ハザール人たちはこの世に逃げ場所がないことがわかるでしょう。彼らがどこに行こうとも、何をしようとも彼らは捕らえられ、追跡されます。世界は目を覚ましています。世界はこれらの嘘つきの泥棒どもに対して、同じひどい復讐を望むでしょう。何よりもまず、真実が明らかにされて、この泥棒ねずみたちの隠れ場所がなくなるのです。彼らの友人や知り合いも誰一人として、手助けしないでしょう。ねずみのように彼らはお互いにののしりあい、大衆の激怒から逃れようとするでしょう。あなたは彼らがどうやって、ずるをして、盗んできたかを明らかにすること助け、多くの人たちをびっくり仰天させるでしょう。

 このことがあなたにメールをした趣旨です。B氏に接触する方法を探してください。この人間の持つ金融詐欺に関する知識は膨大なものです。彼は銀行が何をしているか、そしてどうやって解決するかを知っています。銀行は単に人々だけではなく、政府債権も盗み、多くの国家を倒産させています。止めなければなりません。これが止められることができるということがわかりました。もしも
B氏について疑問があるのであれば、X氏に聞いてください。私はあなたがX氏と話をしていることを存じています。

 上級財務担当 V より


 注意:悪魔連中を転覆させようと勇気をもった多数のトップレベルの内部担当者が私(ベンフルフォード)に接触を持っています。X氏とB氏はその中の二人で、私(ベンフルフォード)とすでに接触しています。。

 ※和訳ボランティア協力して下さった読者の方々、心より御礼申し上げます。

 http://benjaminfulford.typepad.com/benjaminfulford/2011/09/neil-keenan-and-keith-scott%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%E5%92%8C%E8%A8%B3.html


 「属国離脱への道 」の2011.9.8日付けブログ「キング・オブ・ザ売国奴の前原を国外追放処分に」を転載する。
 9月7日、米ワシントンでの前原の講演は、やはり御主人さまを喜ばせるためにアメポチぶりを遺憾なく発揮するものだった。

 PKO参加5原則について「自衛隊とともに行動する他国軍隊を急迫不正な侵害から防衛できるようにする」と述べ、また、武器輸出三原則の見直しについても積極姿勢を示し、「武器の国際共同開発や生産に参加することが日米同盟、米国以外の国々との安全保障協力の深化につながる」と語った。

 このように前原はユダ金戦争屋の下僕となって日本を破滅に導く堅い決意を明らかにした。

 さらにTPPの参加についても一刻も早く決める旨を表明。

 米国から捨てられかけているのを肌で感じている前原が、失地回復のため米国で頑張っちゃったわけだが、このような独りよがりな講演は日本の国益を大きく損ない、戦争屋の下僕とならざるを得ない方向に導くものだ。危険極まりない。

 部落解放同盟や北朝鮮との関係といった支持基盤と、こうしたネオコン右翼的な発言を重ね合わせると、前原は似非右翼の中の似非右翼と断言できる。

 この男は政調会長でありながら、さながら国を代表する首相もしくは外相気取りだが、米国サイドからはどのように思われているのだろう。野田も納得済みなのか。

 先日ウィキリークスに暴露された「小沢を信用するな」情報の密告はじめ、諸悪の根源はこの男にありそうだ。さらに日本の国益を著しく損なう恐れのある言論を他国で勝手に次々に語ってしまう前原を入国禁止、国外追放に処すべきである。

 それほどアメリカの利益を追求したいのならば、米国籍を取得して日本から消えろ。われわれ日本人は独立国として生きていく。

前原氏「武器使用緩和を」 PKO見直し 他国軍も防衛
http://www.asahi.com/politics/update/0908/TKY201109080184.html
 民主党の前原誠司政調会長は7日、米国・ワシントンで講演し、国連平和維持活動(PKO)で自衛隊と一緒に活動する外国部隊が攻撃を受けた場合、自衛隊が反撃できるようPKO参加5原則を見直す考えを表明した。すべての武器輸出を禁じる武器輸出三原則の見直しにも言及した。

 野田政権は政策決定過程で党政調の権限を拡大する方針。党の政策責任者である前原氏が見直しを表明したことで、党主導で議論が進む可能性がある。ただ、他国の部隊を守るために自衛隊が武器を使うことは、憲法9条が禁じる「海外での武力行使」や「他国の武力行使との一体化」につながりかねない。

 前原氏は「3・11後の日米同盟」と題したシンポジウムで基調講演。海外における自衛隊の活動について、「米国の手の回らないパズルのピースを日本や他の友好国が埋めていく」と位置づけ、「他の主要国と比較して十分な水準とは言えず、改善の余地がある」と指摘した。

 そのうえで、隊員の武器使用を制限したPKO参加5原則について、「自衛隊とともに行動する他国軍隊を急迫不正な侵害から防衛できるようにする」と述べ、見直す考えを強調。「自衛権や武力行使の一体化の問題にしてしまうのでおかしな議論になってしまう」として、集団的自衛権の行使の禁止には抵触しないとの認識を示した。

 前原氏は武器輸出三原則の見直しについても積極姿勢を示し、武器の国際共同開発や生産に参加することが「日米同盟、米国以外の国々との安全保障協力の深化につながる」と語った。さらに外相当時の昨年末に閣議決定した防衛計画の大綱(防衛大綱)で三原則見直しが明記されなかったことを「残念だ」と振り返った。

 また前原氏は、中国を既存の国際ルールの変更を求める「ゲームチェンジャー」と表現。「主張するルールの特異さとその価値観の違いも大きな課題。日米が新興のゲームチェンジャーと新たな地域秩序の形成に正面から取り組むのが最優先だ」と語った。(ワシントン=河口健太郎)

前原氏「TPP早く結論を出す」…米高官に
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110908-OYT1T00475.htm

 【ワシントン=向井ゆう子】民主党の前原政調会長は7日午後(日本時間8日未明)、国務省でバーンズ米国務副長官と会談し、日本政府が結論を先送りしている環太平洋経済連携協定(TPP)参加の是非について、「野田政権として早く結論を出す」との方針を伝えた。具体的な判断の時期については言及しなかった。

 米オバマ政権は、11月にハワイで開くアジア太平洋経済協力会議(APEC)の際、TPPについて大筋合意するべく関係国との交渉を加速させている。菅前首相は当初、今年6月にTPP参加の是非を判断する考えを表明していた。

(2011年9月8日11時45分 読売新聞)
 ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK119」の元引籠り氏の2011.9.8日付け投稿小沢一郎元代表の実力を侮った米国対日工作担当者の失敗、首相の座を逃した前原誠司の一生の痛恨(板垣英憲)」を転載する。

◆フリーメーソン・イルミナティ情報(ニューヨーク発)によると、イルミナティ内部の対立抗争が激化している。それは、①A=世界政府派とB=世界新秩序派の対立 ②C=長老世代とD=若手世代の対立「世代間戦争」という2つの様相を示しているという。

 ①A=世界政府派とB=世界新秩序派の対立抗争は、A=ジェイコブ・ロスチャイルドと、B=ディビッド・ロックフェラー(ロックフェラー3世代5男=末子、本家を僭称)、ジェイ・D・ロックフェラー(ロックフェラー4世(嫡流=当主)との確執、戦いである。 

 ②C=長老世代とD=若手世代の対立「世代間戦争」は、C=長老世代=イルミナティをを牛じってきたディビッド・ロックフェラー(96歳)ジェイ・デビッドソン・ロックフェラー4世(74歳)とD=若手世代=ナサニエル・フィリップ・ヴィクター・ジェイムス・ロスチャイルド(1971年生まれ、上に姉3人の末つ子、愛称・ナット=東京・帝国ホテルに居住・事務所)らの若い世代との対立である。ジェイコブ・ロスチャイルド4代目男爵(74歳)であり、長老世代に位地していながら、若い世代の養成に力をいる。

◆ジェイコブ・ロスチャイルド男爵(英国家の当主)は、1936年生まれである。若いとき、日本のホテルオークラのオーナーの娘と恋仲になる。娘は、父親に結婚を反対されて、入水自殺。悲しみのドン底に陥る。たが、今日まで日本を「第2の故郷」と思い続けているという。1980年以後のファイブ・アローズ証券会長を務める。J・ロスチャイルド・ホールディングス社長。ロスチャイルド投資信託(RIT)キャピタル・パートナーズ会長として、投機家ジョージ・ソロスらの金価格操作やヨーロッパ各国の企業買収、CIAレポートなどに関係してきたと言われている。

 しかし、この間の1990年代には、ディビッド・ロックフェラー(シティグループ、エクソン・モービルのオーナー)、ジョン・デビッドソン・ロックフェラー4世(ゴールドマンサックス社のオーナー)からの激しい攻勢にあい、劣勢に立たされて、父祖のドイツのフランクフルトに退避して、再起を図ったこともある。獰猛なディビッド・ロックフェラーと違い、穏健なジョン・デビッドソン・ロックフェラー4世とは、親密な関係を保ってきたものの、ビジネス世界では所詮は、敵同士であった。この意味で米国ロックフェラー財閥には、恨み骨髄という。

 あれから21年を経て、いまや立場は逆転、ロックフェラー財閥のなかでも、とくにディビッド・ロックフェラーは、リーマン・ショックから立ち直れず、苦難にあえいでいる。この時期に、ジェイコブ・ロスチォイルドは、長男ナサニエル・フィリップ・ヴィクター・ジェイムス・ロスチャイルドの養成に力を注いでいる

◆それにつけても、とりわけディビッド・ロックフェラーは、あまりにもえげつない。米CIA要員を駆使して、日本を「これでもか、これでもか」とあらゆる脅しの手口を使って痛めつけている。証拠を掴むのは難しいけれど、「人工地震」攻撃の噂が絶えない。そして、日本政府に米国債を買わせ続けている。それは買った途端にただの紙切れにされる運命になる。これまで日本が引き受けた米国債約100兆円(非公式1000兆円)を債務免除する文書に「サインしろ」と強圧的に迫り、そのうえ、「記者会見して、全世界に向かって宣言しろ」とまで迫った。迫られた菅直人前首相は、右翼に命を狙われて暗殺されるのを恐れて、政権を放り出さざるを得なかったというのだ。

◆この間、悪辣極まりないディビッド・ロックフェラーとその手足であった米国CIA軍事部門資金担当の大ボスであるリチャード・アーミテージ元国務副長官と、部下である米対日工作担当者マイケル・ジョナサン・グリーン戦略国際問題研究所日本部長たちは、大変な錯覚に陥り、大きな間違いを犯していた。

 それは、米国が求める巨額の資金をねん出できるのは、小沢一郎元代表しかいなかったということである。小沢一郎元代表は、国際的には、ジェイコブ・ロスチャイルドとその長男のナットとの関係が深く、創価学会の池田大作名誉会長とともに、この人間関係を使い、巨額の資金運用をしてきた。もちろん、米国ジョン・デビッドソン・ロックフェラーとも親交を結んできた。国内的には、日本郵政の斉藤次郎社長(元大蔵事務次官)とは、付き合いが長い。その娘婿の香川俊介官房長(財務省現職)は、竹下登内閣の官房副長官時代の秘書官だった。だからこそ、資金をねん出できるのである。

◆アホでトロい米国人も、小沢一郎元代表に頼らなければ、米国は助からないと、やっとわかってきた。カート・キャンベル国務次官補が今年3月上旬、つまり東日本大地震直前、小沢一郎元代表を訪れて、「民主党を割るな。私たちは、去年のあの八丈島の約束をは、まだ有効と考えている。刑事裁判のことは、われわれに任せろ」と言い、協力を求めたという。

 鉄道マニアで防衛オタクの前原誠司政務調査会長は、この期に及んでも、小沢一郎元代表の真の実力を理解していなかった。民主党代表選挙に当り、幹事長ポストを小沢一郎元代表に渡すのを拒んだのである。「損して得取れ」ができなかった。名実を独占しようとしたため、総理大臣になれる絶好のチャンスを見逃したのある。

 http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/40909215b36a987ec5b2b6425f34ef8b  









(私論.私見)

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