菅政権史1 |
(最新見直し2012.10.02日)
(れんだいこのショートメッセージ) |
ここで、菅政権史を確認しておくことにする。 |
2009(平成21)年 |
【鳩山内閣総辞職】 |
2010.6.4日、鳩山内閣は、首相官邸で臨時閣議を開き、閣僚の辞表を取りまとめ総辞職した。鳩山首相の在任期間は、昨年9月16日に就任して以来の262日(約8カ月)となり、細川護熙元首相に1日及ばず、現憲法下では***内閣の***日に次いで5番目の短命内閣となった。 |
【菅政権誕生ドラマ考】 | ||
2010.06.04日、菅直人副総理兼財務相(63)と樽床(たるとこ)伸二衆院環境委員長(50)を候補とする両院議員総会による民主党代表選が国会内の講堂で開かれた。これに先立ち、前原誠司・国土交通相、野田氏の各議員グループ、岡田克也・外相、旧社会党系議員を中心とする横路孝弘衆院議長系グループ、旧民社党系議員を中心とするグループが管候補支持を打ち出していた。鳩山由紀夫首相のグループは自主投票を決めたが、大半の議員は菅氏を支持したとみられる。小沢グループも自主投票で臨んだが、過半が樽床候補を支持したと思われる。菅候補は3日の記者会見で、小沢幹事長については「しばらく静かにしていただいたほうが、ご本人にとっても、民主党にとっても、日本の政治にとってもいいのではないかと考えている」と述べて、影響力を排除する姿勢を鮮明にしていた。
2010.06.04日、衆参両院は首相指名選挙を行い、衆院本会議の首相指名選挙では、「定数480、過半数241」のところ、民主党の管直人313票、自民党の谷垣禎一116票、公明党の山口那津男代表が21票、共産党の志位委員長が9票、福島瑞穂7票、渡辺喜美5票、平沼赳夫5票、舛添要一1票。参院本会議では、「定数242、過半数119」のところ、菅直人123票、谷垣禎一71票、山口那津男21票、志位和夫7票、福島瑞穂6票、舛添要一6票、平沼赳夫2票、渡辺喜美1票。 管氏は直ちに首相官邸入りし組閣に着手し、内閣の要となる官房長官に仙谷由人国家戦略担当相、党幹事長に枝野幸男行政刷新担当相の起用を内定した。菅氏は同日午後、国会内で自民党の谷垣禎一総裁と会い、「8日に組閣する」と伝え、「四日間人事構想期間」を取った。 4日夕、菅新首相は民主党本部で記者会見し、組閣・党役員人事について、「一度頭を休めることも含めて頭を整理し、多少の時間をいただき、新しい体制づくりに入りたい。週明けそう遠くない時期に皆さんに内容を報告できる」と語り、週末に時間をかけて構想を練る考えを示した。更に人事の抱負について、「官邸機能を強化し、官邸の一体性、内閣全体の一体性をいかに形成するか。党のすべての議員、全国の党員を含めて全員が参加できるような民主党をいかにつくれるかだ。20年にもわたる日本の行き詰まりを打破する政策を実行できる体制をつくる」と語った。米軍普天間飛行場移設問題については、「日米間の合意を踏まえ、合意にも盛り込まれた沖縄の負担軽減を順守する。相当大変な問題なので腰を据えて取り組んでいきたい」と述べた。 鳩山首相は、鳩山官邸を支える政務と事務の首相秘書官計5人を決めた。事務の秘書官4人は自民党政権時代の慣行通り、財務、外務、経済産業の3省と警察庁の出身者を起用した。事務秘書官は次の通り。羽深成樹・防衛省官房審議官(81年入省、財務省出身)、山野内勘二・内閣参事官(84年入省、外務省出身)、安藤久佳・官房総務課長(83年入省、経済産業省)、吉田尚正・捜査1課長(83年入省、警察庁)。政務秘書官には旧通産省出身で、非自民政権だった細川護熙首相の秘書官を務めた佐野忠克弁護士(64)。さらに、事務の官房副長官には、鳩山氏の選挙区がある北海道出身の滝野欣弥前総務事務次官を充てた。事務の副長官は旧内務省(旧自治・厚生両省など)の事務次官経験者をあてるのが慣例で、秘書官と併せ前例踏襲型の人事となった。 同日午後6時、鳩山首相が、官邸で初記者会見に臨み次のように述べた。
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Re::れんだいこのカンテラ時評743 | れんだいこ | 2010/06/06 |
【鳩山から菅への転換に際しての雑感−管内閣はシオニスタンオンパレードの予兆あり】 2010.6月初頭、先の衆院選での民主党の圧勝により誕生した鳩山政権が普天間問題で座礁し、菅政権に後継された。注目すべきは、鳩山前首相は自爆したにも拘わらず、小沢幹事長を抱き込みツートップ辞任を強いたことであろう。このことは何を意味するのか。来る参院選に於ける小沢采配のテコ入れを恐懼するネオシオニズム奥の院の采配によるとみるべきだろう。ということは逆に参院選はやはり相当に重要な政治戦になっているということになる。今後あらゆる汚い手を使って政権交代派に対するダメージが仕掛けられよう。れんだいこは、政権交代政権内部で「上からの反動策動」必至と見立てている。まず郵政再改革がどうなるかが見ものであろう。 6.6日現在、管新首相は組閣構想中である。政府および党の重役は、「小沢パージ秤」による「反小沢善玉、親小沢悪玉」ゲージで査定されているようである。6.8日に政権交代二番手としての菅政権が組閣されるが、シオニスタン各派オンパレードになりそうである。これについては組閣を見て評することにする。 それにしても鳩山政権はあっけなく崩壊した。これを確認しておくことにする。れんだいこには許せないことがある。結局、やろうと思えばすぐにでもできた高速道路無料化公約を実施しなかった。よしんば無料でなくても、自公政権時の料金体系より低額化はできたはずである。景気浮揚に絶大な効果があることははっきりしている。これをしなかった鳩山政権とは何者だったのだろうか。それに引き替え、消費税増税の呼び水になりそうな子供手当は実施された。れんだいこは、財源不足の折柄、奨学資金制のように申請制にするのが良いとしている。借りてまでは要らないと云う層が居るからして相当に予算が浮く筈である。 天下り不正なども禁止論ではなく給与、退職金制限なら直ぐにでもできるはずである。軍事防衛費は更に垂れ流された。事業見直しなぞはものが小さい。そういうところのパフォーマンスだけが記憶に残った。結局、鳩山政権って何者だったのだろう。確かに政権交代前までは攻めの技を見せていた。しかし政権交代後の民主党は明らかに上からブレーキを掛けた形跡が認められる。郵政再改革だけが粛々と進められたが、これは小沢系の動きである。つまり、小沢系の仕事を除けば何ら実入りがなかったことになる。 鳩山政権崩壊前、普天間基地問題は自公政権時の辺野古案に差し戻された。続いて社民党斬りに向かった。れんだいこは、そのことの愚昧さもさることながら、その間の鳩山首相の朝令暮改ならぬマルチ舌に食傷した。一国の首相がああも口軽に発言し、すみません式訂正を繰り返すものではなかろう。れんだいこは、それを本質的に政治遊び人故と規定した。結局、この坊ちゃんは政治における信の重みを理解することはなかった。恐らく今後もそうだろう。 かくして、れんだいこのみならず人民大衆の不満は頂点に達した。これが引き金になり、参院選への影響もあり小沢幹事長が首を取りに行った。しかし、鳩山首相はタダでは転ばなかった。「小沢連れション退陣」を強いた。小沢幹事長はあっさりと「差し違い」を受け入れた。この間、ロッキード事件の再来かと思わせる与野党、マスコミ一致の「小沢悪玉論十字砲火網」が形成された。連中は、小沢が退任した今してやったりの美酒に酔っているであろうが酔い醒めの悪いことになろう。なぜなら政権交代効果機運は既に歴史的に不可逆的であるからである。シオニスタン派の政治遊びの余地は次第に狭まる。今から覚悟しておけ。マスコミ界のお調子乗り者どもが食傷される日も近い。 もう一つ確認しておこう。昨秋の政権交代以降、自公共が口先は違えど歩調を合わせて今日に至っている。テレビ討論などで与野党分けの席に自、公、共が並ぶと旧知の間柄の如く似合っているから面白い。それはそうだろう、「表の自公、裏の日共同盟」の鉄のブロックにより細川政権以来の政権交代が阻止され続けてきた。その仕掛けがはしなくも晒されているからである。共産党の党中央疑惑に向かう日も近い。れんだいこに云わせれば、共産党は1955年の六全協以来、極悪の野坂−宮顕コンビに党中央を壟断され、ネオシオニズム奥の院の指揮下に入っている。共産党と云う名を被せてはいるが実態はかっての民社党より右の親シオニズム党でしかない。 今や日本政治はシオニズム党化を競っている。自公共は完了している。民主党をこれに呼応させようとしているのが党内右派の諸グループである。菅政権はこれにスクラムされて擁立されてようとしている。前途多難と云うべきだろう。最近生まれた諸新党も然り。政策を見れば良かろう。ついでに資金源を窺えば良かろう。彼らが「政治とカネ」問題を口にする資格があるのかどうか判明しよう。官房機密費問題で醜態を晒したマスコミ各社は「言論とカネ」問題で自浄化せぬまま、ほとぼりが冷めたと勝手に思ってか、最近になって疑惑のコメンテータがまたぞろ復活しつつある。政権交代永続革命により、こういう手合いを引きずりおろすに限る。日本にとって為になる政治、政党よ出でよの思いを強くする。 2010.6.6日 れんだいこ拝 |
【菅政権誕生裏の奥の院暗躍考】 | ||||||||||||||||||||
「★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK136」のメジナ氏の2012.10.2日付け投稿「ウィキリークスが暴露!小沢氏は米国の要求を拒否!米国は小沢一郎のせん滅を決定!日本の裏に米国(正しい情報を探すブログ)」を抜粋転載しておく。
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【菅政権閣僚考】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2010.06.08日、菅直人新首相は、民主、国民新両党の連立による新内閣の顔ぶれを正式決定し、官房長官に就任する仙谷由人氏が首相官邸で閣僚名簿を発表した。同日夜の皇居での首相任命式、閣僚認証式を経て同日中に新内閣が正式に発足。菅氏は第94代、61人目の首相に就任する。 菅首相の後任となる財務相には野田佳彦財務副大臣が昇格、仙谷氏の後任の国家戦略担当相に荒井聡首相補佐官が就任し、経済財政担当相と消費者問題担当相を兼務する。連立を組む国民新党代表の亀井静香郵政・金融相や原口一博総務相、岡田克也外相、長妻昭厚生労働相、直嶋正行経済産業相、前原誠司国土交通相ら11閣僚は再任となった。新任閣僚では、蓮舫参院議員が行政刷新担当相に就任。口蹄疫(こうていえき)問題の責任をとって退いた赤松広隆農林水産相の後任には山田正彦農水副大臣が昇格した。復活した民主党政策調査会の会長に就任した玄葉光一郎氏は、公務員制度改革・少子化担当相として入閣した。 菅氏は8日午後、金融・郵政改革担当相に再任される亀井静香国民新党代表と官邸で会談し、組閣本部を設置。菅氏は続いて閣僚の呼び込みを行い、同日夕方に記者会見する。その後の皇居での首相任命式で、第94代の首相に就任。各閣僚の認証式を経て、正式に内閣が発足する。 鳩山政権の顔ぶれは以下のとおり(敬称略)
東京大学*名、京都大学*名、慶應大学*名、早稲田大学*名、中央大学*名、東京工業大学1名、神戸大学*名。 |
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Re::れんだいこのカンテラ時評745 | れんだいこ | 2010/06/12 |
【早くも危うし菅政権考】 菅政権は滑り出し上々で出航したが、れんだいこには早くも次第に不快指数が上がりつつある。菅政権は発足と同時に郵政再改革法案の先送りで亀井郵政相辞任を余儀なくさせた。社民党は政権離脱し国民新党は引き続き連立維持模様という差はあるが、「鳩山政権に続き信の置けない管政権」ぶりが点滅した。許せないことは菅政権が目下急速に政策転換を明らかにしつつあることである。次第に自公政権政策に疑似化しつつある。こうなると昨年の政権交代が何の為の政権交代であったのか、単に自公に代わる民主のポスト争いでしかなかったのではなかろうかという次第になりつつある。政権交代が政治闘争ではなく所詮はポスト狙いの権力闘争でしかなかったと云うことか。ならば政治が遊びにされているということになる。 問題は、菅政権が何故に参院選前にこういう政策転換を表明しつつあるのかと云う疑念にある。思えば鳩山政権も、如何にして公約実現に向かうのかで苦労したのではなく、如何にして公約実現させないか、引き延ばすのかで時日を浪費した形跡が認められる。その結果、普天間問題、マルチ舌その他で自爆したのだが、辞任に当たって小沢幹事長を巻き込んだ。それは鳩山前首相の政治の私物化性を示していないだろうか。手前が自爆しただけのことであるから手前が責任をとって辞任し、後を仮に今の菅政権に譲った方が更に支持率が上がっていたのではなかろうか。それを小沢幹事長辞任に持って行った鳩山の処理が臭いと云うべきであろう。 菅政権は、何故に鳩山政権のハトタカ釣り合いの政権人事にすることなく一方的なタカ派に布陣したのか、これも臭い。但し深謀遠慮があるのなら許される。実際、これにより支持率がV字回復したことを思えばまま許される。許されないのは、何故に早々と消費税増税アドバルーンを上げ、高速道路無料化公約に沿う線での新料金政策を先延ばし続け、子供手当等々公約実現に幻滅を誘うよう仕掛けているのであろうか。財源問題を云うのであれば、大ナタとしての軍事防衛費の削減、公務員給与の上級職高給与削減、天下り給与、退職金の谷渡りにメスを入れる事を宣明しないのであろうか。れんだいこならずとも不審の念を抱くのではなかろうか。 要するに、鳩山−菅政権は、「上から政権交代効果幻滅」を画策しつつあると云うことではなかろうか。決して政権交代公約の実現に汗をかいているのではない。ここを確認することが肝要であろう。この現象を誰かネオシオニズム論を媒介せずに解くことができるだろうか。ネオシオニズム論を媒介すれば、日本の国家的解体溶解、政財官学報司六者機関の「上から御用聞きシオニスタン政治」ぶりが容易く解ける。社民連出自の管首相が、その右派系市民運動のなれの果てにネオシオニズム陣営に加わった転落の様を見て取ることができる。管政権が今後、参院選が近づけば近づくほど意図的故意に政権交代政権に冷や水を浴びせ始め、自ら毀損する行為に出るだろうことも予見できる。それはなぜか。日本政界を裏でコントロールする国際金融資本帝国主義ネオシオニズムの要請であるからである。この指令により、脛に傷持つ凶状持ちにされた与野党問わずの政財官学報司六者機関シオニスタンがうごめく醜態を見て取ることができるだろう。 「小沢悪玉論」は、この勢力により仕立てられた虚報である。にも拘わらず、シオニスタンマジシャンが手を変え品を変え「小沢悪玉論」を振りまき続けるであろう。これとどう対決するのか、これが問われている。れんだいこは、まずは分かり易く解かねばならないと考える。「小沢悪玉論」をリトマス試験紙にして、これを唱える者をシオニスタン組、これに異議を唱える者を在地土着派組と仕分けして、人民大衆がシオニスタン組の宣伝に騙されている事態に対し早急に対抗打開策を講じなければならないと考える。その主要な武器としては言論戦しかない状況であるが。 本来は、シオニスタン勢力の資金量に対抗する資金を生みだしていなければ闘えない。なぜなら政治には表でも裏でもカネがかかるとしたもんだから。しかしながら長年の金権政治批判運動で、シオニスタン勢力の資金問題には向かわず他方で、在地土着派組の資金調達には「天の声」まで詮索し、お陰でめっきり細った資金で闘わねばならない破目に陥らせられている。つまり軍資金が足りない。これが「政治とカネ批判運動」の実践的帰結である。どうしてもこれを主張してクリーン政治を願うなら、シオニスタン勢力の資金問題をも俎上に上げ、同時に批判して行くのが筋であろう。シオニスタンは両足両手、在地土着派は片足片手でケンカせねばならないとすれば勝てる戦も勝てない。これは自明の話である。 もとへ。「小沢悪玉論」は当然「角栄悪玉論」と連動している。我々は今こそ、この虚報を覆すべきではなかろうか。れんだいこは、角栄についてはサイトで公開している。早く戦後日本が輩出したこの異能偉才の大衆政治家を復権するよう、角栄が指針した青写真に基づく政治に向かうよう求める。日本列島改造論は必読の書であり、日本再生のキーである。地方分権、都市と地方の合理的関係のさせ方、日本の今後の生きる道筋等々を何と1970年初頭で予見的に示している。今に通用するバイブルである。このことを喧伝し認識を転換させるのが我々の運動の勝利の方程式であろう。 知るべきは、誰が憲法改正、これに基づくシオニスタンの傭兵としての自衛隊の常時武装海外派兵を画策しているのか。消費税増税、その他公租公課の増税による人民大衆生活の破綻、棄民化を誰が画策しているのか。中小零細企業の斬り捨て、大企業の優遇化、これに伴う外資の導入、企業乗っ取りを誰が画策後援しているのかということである。こういうことを書きだせばキリがない。恐るべき売国、日本国溶解のワナが仕掛けられており着々と行動計画が敷設されていることを知るべきであろう。 この認識に照らす時、この道に自ら乗り出そうとしている菅政権の危うさが見て取れる。政権交代政権は良し、されど左バネの支えなくしては意味がない。心してウォッチし続け、いきなりの暴動は無理でも再度の投票一揆を起す必要があろう。我々の票はどこに向かうべきだろうか、これを議論せねばなるまい。 2010.6.12日 れんだいこ拝 |
【各種委員会委員長人選】 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
9.17日、衆院常任委員長の内定が始まった。常任委員長は18日の衆院本会議で正式に決まる。特別委員長と審査会長は同日の委員会などで互選される。内定した人事は次の通り。(敬称略)
9.18日、衆院の常任委員長17名が本会議で選任された。特別委員長7名も各委員会の互選で選ばれる。委員長の配分は民主党14、自民党2、新党大地1。特別委員長は民主党5、自民、公明両党が各1。 衆院議院運営委員会理事会で、自民党と公明党が、新党大地の鈴木宗男代表の外務委員長就任に対し、鈴木氏があっせん収賄罪などに問われ裁判が継続中であり、「国会の歴史で刑事被告人が役員についた例がない」(国対幹部)と批判し、委員長選任を議長指名ではなく、起立採決とするよう求めた。着席したままの全会一致が慣例の常任委員長人事のところ、鈴木氏については起立採決という異例の形となった。 |
【各省副大臣、政務官人選】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2009.18日、鳩山政府は、午前の閣議で、鳩山内閣の発足に伴う副大臣22人を決定した。同日夕の皇居での認証式を経て正式に任命される。鳩山首相は、官僚主導から政治主導に刷新する具体策として閣僚と副大臣、政務官から成る「政務三役会議」を各府省に設置する方針で、各閣僚が副大臣、政務官を指名したのが特徴。連立を組む社民党から辻元清美氏、国民新党から松下忠洋氏を起用した。政務官も18日中に決定する。
副大臣22人の顔ぶれは次の通り。(敬称略)
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【鳩山内閣の支持率】 |
9.18日、国内各紙が山内閣の支持率調査を発表した。毎日新聞の鳩山内閣支持率77%、読売新聞は同75%。朝日新聞は同71%、日経新聞は同75%。共同通信社は同72・0%。発足直後の支持率としては、宮沢内閣以降で2001年4月に発足した自民党の小泉内閣の85%に続き、細川内閣の70%、安倍政権の71%を上回る歴代2位の高水準と判明した。各党支持率を調査したところでは、民主党の支持率が上昇し、過去最高の47・6%を記録したとも伝えている。新内閣は順調なスタートを切ったことになる。 |
【小沢前幹事長が熊野古道散策】 | ||||
2010.6.12日、民主党の小沢一郎前幹事長は、和歌山県の田辺市の「中辺路(なかへち)・滝尻王子」を参拝。その後、世界遺産・熊野古道を訪れ、約20分間、「よみがえりの道」とされる熊野古道を散策した。小沢前幹事長は記者団に心境を次のように語った。
小沢前幹事長はスーツに革靴姿。04年7月、年金未加入騒動に絡み、頭を丸めて白装束につえという「お遍路スタイル」で四国霊場を巡った菅直人首相とは対照的なスタイルだ。 |
【小沢政権組閣名簿】 |
「トルシエの世界」の2010.6.13日付けブログ「小沢一郎内閣を樹立せよ!!」が小沢内閣を構想し組閣名簿を作っている。それによると。内閣総理大臣・小沢一郎、官房長官兼国家戦略担当・原口一博、財務大臣兼郵政担当大臣・亀井静香、金融大臣・大塚耕平、外務大臣・田中真紀子、外務副大臣・鈴木宗男、経済産業大臣・山崎養世、総務大臣・田中康夫、防衛大臣・川内博史、法務大臣・郷原信郎、国土交通大臣・馬淵澄夫、厚生労働大臣・長妻昭、文部科学大臣・青木愛、環境大臣・森裕子、農林水産大臣・筒井信隆、行政刷新大臣・松木謙公、消費者担当兼沖縄担当大臣・福島瑞穂、国家公安委員長・石井一、幹事長兼無任所大臣・細野豪志としている。
コメントとして、「政界再編で小沢一郎内閣を樹立せよ!キーワードは「政治主導」・「対米従属からの脱却」・「国民の生活が第一」だ!少なくとも民主党は2つに割れるべきで、その方が国民にとってもわかりやすいし、そうすべきだ。何度でも言う。小沢には「国民の生活が第一」を掲げて政権交代を成し遂げた責任がある。小沢は国民との約束を果たさなければならない。 小沢一郎が総理大臣になるべきなのだ!!」。 れんだいこは、小沢政権を構想し、組閣名簿試案を提供している点が面白いと思う。こうやって各自が組閣名簿を作り批評し合うのが良いと思う。トルシエ案はまずまずの出来だと思う。れんだいこ案では、まず党務と政務で分けて適材適所にする。次に社民党にポスト2、国民新党にポスト1、大地党にポスト1を割り当てる。次に女性は5名ほど登用したい。次に大臣の兼務は極力避けて1ポスト1大臣にしたい。まずはこう決めて、今後はそういう目で政治家を物色して行きたいと思った。 それにしてもトルシエは面白い。下手なスポーツ系のコメンテーターは引っ込めてトルシエに発言させよう。スポーツ省ができたら、トルシエを最初の大臣にしよう。そう思った。れんだいこは無任所大臣に登用されるべきだ。そうも思ったふふふ。 2010.6.13日 れんだいこ拝 |
【菅政権の逆走政治考】 |
菅首相自身を筆頭とする管政権の逆走が止まらない。第22回参院選のさ中、「消費税10%増税」をあちこちの街頭演説でブチ上げて廻っている。「消費税10%を含めてやろうと自民党が公約に掲げたのは勇気がある。その案も参考にさせていただいて、大いに根本的な議論をしようじゃないか」と述べ、これに批判が高まるや、「年収が200万円や300万円の人には消費税を全額還付する」、「年収が300万円や350万円の人には消費税を全額還付する」、「年収が300万円や400万円の人には消費税を全額還付する」、「食料品などの税率を軽減する複数税率を検討する」などと云い換え始めている。 |
Re::れんだいこのカンテラ時評771 | れんだいこ | 2010/07/20 12:05 |
【第22回参院選の不快さ考】 第22回参院選の不快さはどこから来るのだろうか。結果はどうでも良い。時に勝つこと負けることもあるだろう。だがしかし、こたびの不快さは少し味が違う。敗戦した民主党の執行部が誰ひとり責任をとらない。その不快さもある。だがしかし、その不快さとも違う。選挙の不正の可能性もある。だがしかし、それとも違う。れんだいこに見えてきた結論は、要するに八百長選挙だつたことから来る不快さではなかろうか。 「八百長」を辞書で引くと次のように解説されている。「八百屋の長兵衛(通称八百長)という人が相撲の年寄某とよく碁を打ち、適当に勝ったり負けたりするように手かげんをしたことから出た語という〕勝負事で、真剣に争っているように見せながら、前もって示し合わせたとおりに勝負をつけること。なれあい。いんちき」(三省堂の大辞林より)。何となくピッタリではなかろうか。つまり、第22回参院選は八百長選挙だった。これが不快さの原因ではなかろうか。 では、どう八百長だったのか、これを紐解く。まず、普天間基地移転問題で辺野古案に差し戻した時点で臭い。この案に辿り着いた時、既に参院選八百長シナリオができていたのではなかろうか。まず社民党が政権離脱する。これは織り込み済み。小沢幹事長が乗り込む。ツートップ同時辞任で決着する。これも織り込み済み。菅政権が誕生する。郵政再改革法案が流される。参院選に突入する。これも織り込み済み。 選挙公約に、自民党がまず消費税10%増税案を掲げる。自民党はオカシナ主張をするものだと思っていたら、菅首相がこれに呼応して消費税10%増税案をブチ上げる。ここが臭い。続いて、執行部の責任数値を現有議席に敷く。これも臭い。党内から批判を浴びるや、わざとらしいお粗末な言い換えで糊塗し始める。途中で負けた時の連立枠組みに言及し始める。この一連が臭い。 民主党内は選挙戦最終日まで混乱する。選挙結果が出て敗戦がはっきりしても誰も責任を採らない。落選閣僚まで居座らせる。静岡県連が敗北責任を小沢前幹事長に求める。政治とカネ問題で引き続き小沢を責め上げる。蟄居せよと云っていたのに、今度は出て来いとのたまう。 このお粗末な経緯が果たして偶然だろうか。そう思うと云う人と政治談議しても詰まらない。恐らく、今後の菅政権は意図的故意に更に失言、デタラメを繰り返し衆院解散にまでもって行こうとするのではなかろうか。昨年の民主党の圧倒的議席が邪魔でしようがない連中が、何とかして振り出しに戻そうと躍起になっている。鳩山、管政権は、これを上手に演出する政治ピエロでしかないのではなかろうか。この下手な芝居が日本人民大衆に政治に対する失望を与え、不快さを募らせているのではなかろうか。 こう読むと、我々の対抗策としては、これ以上シオニスタンに好き放題はさせられない。よって政局は俄然ポスト菅に向かう。政権交代の灯を誰が継ぐのか。リレー走者は誰かということになる。この間、菅は生き恥を晒し続けることになろう。既に将棋では詰んでいる、囲碁ではオワとの解説も出ている。醜態を晒すだけに過ぎない。 れんだいこは、菅が、ここまでどうしようもないアカンタレとは思わなかった。既に完全なアホヅラになっており叡智のカケラもない。いつからこういう菅になったのか、その裏事情を勘繰りたくなる。れんだいこ史観によれば、去る日の反角栄運動のなれの果てであり、中身がないこと甚だしい。キレイでもないのにキレイごと云い士の鳩山同様の政界遊び人の愚物でしかない。小泉の時の不快さと似ていると思うのは私一人だろうか。伸子はん、あなたは素晴らしい。早く菅を官邸から連れて帰れ。もう一回お遍路廻りさせよ。 2010.7.20日 れんだいこ拝 |
【第22回参院選の不快さ考】 |
第22回参院選の不快さはどこから来るのだろうか。結果はどうでも良いのだ。時に勝つこと負けることもあるだろう。だがしかし、こたびの不快さは少し味が違う。敗戦した民主党の執行部が誰ひとり責任をとらない。その不快さもある。だがしかし、その不快さとも違う。選挙の不正の可能性もある。だがしかし、それとも違う。れんだいこに見えてきた結論は、要するに八百長選挙だつたことから来る不快さではなかろうか。今、「八百長」を辞書で引くと次のように解説されている。「八百屋の長兵衛(通称八百長)という人が相撲の年寄某とよく碁を打ち、適当に勝ったり負けたりするように手かげんをしたことから出た語という〕勝負事で、真剣に争っているように見せながら、前もって示し合わせたとおりに勝負をつけること。なれあい。いんちき」(三省堂の大辞林より)。何となくピッタリではなかろうか。 つまり、第22回参院選は八百長選挙だった。これが不快さの原因ではなかろうか。では、どう八百長だったのか、これを紐解く。まず、普天間基地移転問題で辺野古案に差し戻した時点で臭い。この案に辿り着いた時、既にシナリオができていたのではなかろうか。これにより社民党が政権離脱する。小沢幹事長が乗り込み、ツートップ同時辞任で決着する。菅政権が誕生する。郵政再改革法案が流される。参院選に突入する。自民党が消費税10%増税案を掲げる。自民党はオカシナ主張をするものだと思っていたら、菅首相がこれに呼応して消費税10%増税案をブチ上げる。執行部の責任数値を現有議席に敷く。党内から批判を浴びるや、お粗末な言い換えで糊塗し始める。途中で負けた時の連立枠組みに言及し始める。民主党内は選挙戦最終日まで混乱する。選挙結果が出て敗戦がはっきりしても誰も責任を採らない。静岡県連が敗北責任を小沢前幹事長に求める。 このお粗末な経緯が果たして偶然だろうか。そう思うと云う人と政治談議しても詰まらない。恐らく、今後の菅政権は意図的故意に更に失言、デタラメを繰り返し衆院解散にまでもって行こうとするのではなかろうか。昨年の民主党の圧倒的議席が邪魔でしようがない連中が、何とかして振り出しに戻そうとしている。鳩山、管政権は、これを上手に演出する政治ピエロでしかないのではなかろうか。この下手な芝居が日本人民大衆に政治に対する失望を与え、不快さを募らせているのではなかろうか。 こう読むと、政局は俄然ポスト菅に向かう。政権交代の灯を誰が継ぐのか。リレー走者は誰かということになる。この間、菅は生き恥を晒し続けることになる。れんだいこは、菅が、ここまでどうしようもないアカンタレとは思わなかった。既に完全なアホヅラになっており叡智のカケラもない。いつからこういう菅になったのか、その裏事情を勘繰りたくなる。れんだいこ史観によれば、去る日の反角栄運動のなれの果てであり、中身がないこと甚だしい。鳩山同様に政治政界遊び人の愚物でしかない。小泉の時の不快さと似ていると思うのは私一人だろうか。 2010.7.20日 れんだいこ拝 |
【鳩山前首相再出馬含み宣言考】 |
2010.7.18日、首相辞任時に不出馬発言していた民主党の鳩山前首相が、室蘭市東町の鳩山事務所で室蘭民報社の単独取材に応じ、「総理を終えて任務を終えたのではない。やり残した仕事はある。少し時間をかけ身の処し方を考えたい」と述べ、次期衆院選出馬含みの心境を披露したと云う。我々は、これをどう窺うべきだろうか。今のところマスコミは、これを漫然と聞き流している。これが仮に小沢だったら非難轟々かまびすかろうに。れんだいこは思う。こうなると、政治はますます遊びなのではなかろうか。これが許される鳩山、許されない小沢の差はどこにあるのだろうか。 れんだいこにはすぐ分かる。要するに、国際金融資本の側から見て、使えそうな御仁は少々の脛傷を負っても保護され、使えないもしくは用済みの者は手酷く追っ払われる。これだけのことであろう。不出馬発言していた鳩山が再出馬の色気を見せ始めたと云うことは、まだ使えると云う意味だろう。それにしても、これを許す側にも問題があろう。れんだいこは断じて許さない。と思うのだけれども、自民党の元首相がどれもこれも健在なのには驚かされる。みんな御用聞きしたと云う意味であろう。それが証拠に御用聞きしなかった首相は不思議なことに叩かれたか急死している。 |
Re::れんだいこのカンテラ時評773 | れんだいこ | 2010/07/23 21:06 |
【脳死状態の日本政治からの脱却青写真考】 第22回参院選が終わって2週間経過している。一敗血にまみれた与党の民主党菅政権はカエルのツラにションペンでのうのうと続投を意思し、それがつつがなく今日まで経緯している。いずれにせよ代表選がまもなく控えているという事情によるらしい。 それにしても解せないのは、参院選に厳しい審判を受けるのを承知で消費税10%増税案を持ち込んだと云うのに、参院結果を見て時期尚早に転換しつつある様子である。これは変な話である。ならば結果的に、参院選に負ける為だけに消費税10%増税案を持ち込んだことになりはすまいか。ならば、管政権は何故に意図的故意に参院選敗北シナリオを用意したのか。誰の教唆によったのか。これを詮索せねばなるまい。と思うのだが、余りに生々し過ぎてか特段の議論が持ち上がっていない。 思うに、これは日本政治の現段階的貧相ぶりを象徴しているのではなかろうか。政治が既に真っ当に機能していないのではなかろうか。もっと分かり易く云うと脳死状態なのではなかろうか。誰か、違うと説明して欲しい。日本政治は健全であり、民主党政権になって本来の政治へ刻一刻近づきつつあると説明して欲しいと思う。菅首相が云うところの「強い日本」へ向けて戦線が構築されつつあると安堵させて欲しい。 思えば昨年の衆院選時に民主党は、「ぜひ政権を取らせ民主党与党政治に期待して欲しい。自公政治に代わって日本再生を期したい、政権交代させて欲しい」と呼びかけ、これが有権者の圧倒的支持を集めて政権交代政権を樹立することになった。あれから間もなく10カ月になる。この間、鳩山政権、菅政権へと移行している。で、一体何が変わったのだろう。 民主党は、衆院選時に数多くの公約を我々の鼻先にぶら下げ、れんだいこもその一人だがそれにかぶりついた。れんだいこがかぶったのは、有料高速道路の無料化案であった。無料化まで行かなくても現行料金より大幅安になれば経済も活性化するだろうと考えた。それがどうだろう。前原国交相はあちこちに口ばしを入れては見るが、肝心の有料高速道路の無料化案については後回しし続け、ようやく出て来たのは姑息なお茶濁しのもので最も経済効果の少ない形に変質させられている。一事万事で、あらゆる公約が詐欺化させられている。こうなると、先の衆院選は公約詐欺選挙として無効にされるべきではなかろうか。誰か裁判して見れば良い。 そして、こたびの参院選だ。何の因果関係もないのに民主党内の議決も経ずに菅政権は消費税10%増税案を持ち出した。幹部総出で選挙応援に向かったが、果たして支援になったのだろうか。却って票を減らしたのではなかろうか。この間、党躍進の立役者である小沢幹事長を参院選前に突如辞任させている。「暫く蟄居せよ」と申し渡し、それで選挙に勝ったのならともかく大敗した。菅首相は詫びたいと云うが、詫びて済む程度の話ではなかろうに。 このオカシサをオカシサとして感ずる能力のないままに菅政権が続投しようとしている。それは、冒頭で述べたように脳軟化症故にではなかろうか。してみれば日本政治は今、鳩山と云い菅と云い2代続けて脳軟化首相を戴いていることになる。政治が我々の生活に外在的なもので特段の関係がないのなら、そういう遊びも許されるが、大いに関係している故に許し難い。 思えば、自公政治も民主党政治も、日本経済が長い不況のトンネルを抜け出そうとかま首持ち上げ始め出すと冷や水を浴びせている。小細工的な事業仕訳はするが、軍事防衛関連費、原子力発電行政費、その他国際金融資本好みの冗費は垂れ流し続けている。ろくに大した仕事もしていない公務員が相変わらず高給の碌をはみ、天下りし、退職金の渡りをしている。 こういうところにメスを入れれば消費税10%増税案どころか消費税廃止さえ可能ではなかろうか。これをやるのが、れんだいこが期待していた政権交代政権であった。だが、10か月の民主党政権を見て判明したことは、政権交代政権は自公政権とは何ら変わらないどころか、或る意味でもっと愚昧な国際金融資本御用聞き政権ではなかろうかという疑惑である。鳩山政権時、こそっと原子力発電再開発にゴーサインが出されている。将来取り返しのつかないツケが廻って来る恐れが強い。国債刷りまくりもそうだ。タガをはめようとしているようで実は歯止めがかかっていない。恐らく国債累積債務1千兆円突破に向けて一番を目指そうとしている。その先に待ち受けているのは新たな進駐軍だろう。れんだいこには見える。 こう考えると我々の打つ手は限られている。シオニスタンどもによる政権たらい廻しは日本の危機を解決せず却って日本を悪化させる。菅政権は既にオワっている。為すべきは、非シオニスタン系土着派的政治家を核として民主党、国民新党、社民党、大地党、日本新党を糾合し、救国日本再生政権の樹立である。これによる新生日本を創造していく以外にない。 問題は、誰を首相とすべきかに興味が移りつつある。軍師れんだいこの秘策は、国民新党が民主党に合流し、亀井首相、小沢副首相コンビで政局打開に向かうべきではなかろうか。登用されるべきは、鈴木ムネオ、田中真紀子、田中康夫である。後はそれなりに人選すれば良かろう。補足すれば、防衛相は、辺野古案撤回、思いやり予算見直しを信条とする者に限る。目玉として、政策プレーンに植草一秀、山崎行太郎、副島隆彦、小野寺光一、リチャード・コシミズ、トルシェ、平野貞夫、松田光世を登用する。いずれも命を惜しまず歴史に身を預ける覚悟を持つ気概の有能士である。れんだいこも入れとこふふふ。 こういう構想力がなければ日本は再生しない。というか政治の意味がない。政治の遊び人では対応できない。既成の秩序と機関の上に立って小手先の改変をしても骨折り損のくたびれ儲けになるのは歴史の教えるところであろう。今我々がやろうとしているのは日本的な革命方式としての無血型回天事業である。無血であるだけ余計に知能がいる訳で、日本型政治の真骨頂である「和をもって尊し」の難しさを引き受けつつ進まざるを得ない。日本における成功は世界のモデルとなり、世界は大きく変わるであろう。これが戦後日本の真の国際責務である。この大義に生きる意思失くしては現代政治を御することはできまい。 2010.7.24日 れんだいこ拝 |
【日本再生策として1960年代に回帰せよ】 |
日本政治は今、袋小路へ追いやられつつある2010年代日本の再生再建策を必死で講ぜねばならない局面にあると考える。政権交代政権二番手として登場した管政権はこの危機感を抱く点では宜しい。但し、消費税10%化増税論で切り抜けようとしている点が、処方箋としてはまことに嘆かわしい。民主党及びその政権がその程度の頭脳であることが分かる。こういう政治能力は却って国を誤らしめる。そこで、れんだいこが建策する。 日本は只今より1960年代政治に回帰せよ。特に1960年安保闘争後に登場した池田政権の高度経済成長政策から学べ。ここへ回帰する以外に日本再建はないと信ずるからである。この時代、日本は世界史上稀なる奇跡の発展を遂げたと云われる。この頃、国債を発行せず、消費税なる悪税もまかった。両者は共に中毒財政であり、これに手を染める危険を政策当局者が承知していたからであると思われる。国内は旺盛な公共事業で社会基盤を整備し、このインフラ整備が廻り回って民業を活性化させた。国外に向けては支援を受ける国から支援する側に転換した。軍事防衛費はGNP1%枠に押え、非核原則、武器輸出厳禁政策を守った。オリンピックを誘致成功させ、万博誘致へ向かった。本音と建前が適正に使い分けられており、今日ほどの乖離は見られない。この好況が遂にはカネがカネを呼び、公害を発生せしめ始め、物価騰貴へと繋がるが、それは政策のひずみであり、それなりに対処できた筈である。これを理由に高度経済成長政策を止める理由にはなるまい。 翻ってみれば、この高度経済成長政策を止め、それまでに貯め込んだ国富を国際金融資本に吸い取られる政治へ転換したあたりから日本の経済成長は止まった。現在行われている施策は、どうすれば日本経済が逼塞するのかを廻って措置するものばかりである。公共事業を止め、海外へ資金を還流させ、軍事防衛費を増やし、原子力発電に向かい、国債を刷り抜き、消費税を導入し次第に料率を上げる。等々数え上げ始めたらキリがない。これでは経済が良くなる訳がなかろう。 2010.7.27日 れんだいこ拝 |
Re::れんだいこのカンテラ時評775 | れんだいこ | 2010/07/30 |
【民主党の参院選総括考】
2010.7.29日、民主党の両院議員総会が東京・永田町の憲政記念館で開かれ、第22回参院選の総括と責任を廻るやり取りがあった。菅執行部は、このところの上げ潮の流れに棹を差す結果を招いたことに対し何ら責任を負わず居直り続けており、これに対する当然の批判が続出した。菅首相はあろうことか、その場で堂々と9月の代表選への出馬を表明した。これを、どこか感が狂っていると勘繰るれんだいこ見解を表明しておく。 結論から言えば、菅派がかように誰一人責任を追わないままにポストに居座り続けるなら勝手にすれば良かろう。恥多き政治生命を晒し続けるだけのことに過ぎない。今後の良い手本になろうぞ。この強気の態度の裏には恐らく、菅政権を後押しする背後勢力が居り、菅体制はそれに乗っかかっているに過ぎないものと思われる。マスコミ各社が一斉に菅政権続投支持評論するのもここに理由がある。そういうものに支えられて強気になるのも良かろうが自ら首を絞めていることに気づかないのが可笑しい。云っておくが、こたびの菅派の手本は、今後は二度と相手方に「選挙結果による政治責任」を取るよう詰め寄る芸ができなくなったことを意味する。大きく見れば、「政治責任を取らない菅」と云う烙印を押されたことになる。菅は政治家として致命的な損傷を負うたことになる。れんだいこには、一時の栄華に酔いしれて全てを失う愚を見せられて気色悪い。 もう一度確認しておくが、先の参院選に於ける菅派の責任は単に敗北したことにあるのではない。真の責任は、党の最高指導者の地位にある者が敢えて負けるよう邪な指導をしたことにある。滅多に見られない事件であるが、こたびはまざまざと見せつけられた。よって、民主党総括の如く「機関決定に拠らず唐突に消費税10%増税案を持ち出した」ことに非があるのではない。それは客観評論に過ぎない。誰がどう言い繕い庇おうとも、「有り得てはならない意図的故意の逆采配」をしたところに非がある。これは通常は追放処分に値する。除名どころの話ではない。査問されてしかるべき反党行為である。もっともこれは、れんだいこの推定である。故に、民主党総括は、そういう勘繰りが成り立つのか成り立たないのか、これを解明するところに意味がある。そういう意味で民主党の総括は物足りない。敢えて控えているのではあろうが。 確かに敗北は菅派だけの責任ではない。政権交代政権一番手の鳩山政権のマニュフェスト不履行8カ月の政治遊び人性の責任も大きい。この場合も問題は鳩山派の政治的能力の限界にあったのではない。もし仮にそうであるのなら、鳩山首相が辞任すれば良かっただけのことである。それでは小沢幹事長の連れション辞任が説明できない。鳩山首相が手前の辞任と引き換えに小沢幹事長をも同時辞任させ、後継の菅政権がそれを踏襲し、「暫く蟄居しておれ」と云い渡した過程が臭い。このことが説明できなくなる。 それで選挙に勝利したのならともかくも敗北した。では、何の為の小沢蟄居申し渡しであったのか。民主党を敗北させる為の伏線であったとしか考えられないではないか。こうしてみれば、民主党は、鳩山政権、菅政権と二代続けて怪しい政権を誕生せしめていることになる。民主党の総括は本来は、これを問うものでなければならない。生臭くなるが、当たり障りのない文章よりよほどましであろう。しかし、これを赤裸々に問えば党内は分解する。それが是か非か、この判断が難しい。 はっきりしていることは次のことである。そういう胡散臭さを示した菅首相が9月の代表選での再選を期して続投を表明した。これを許すのかどうかである。れんだいこ的には、先の参院選で、菅政権が力及ばずして敗北したのなら何も言わない。敢えて逆采配して負け、その責任をビタ一文、誰一人責任を取らさないままの続投なぞ有り得てならないと考える。問題は、仮に菅首相が代表選に落選した場合あるいは可能性が強まった場合、党内右派が一斉に脱党し、自公その他諸新党と合併する可能性である。そして衆院選に突っ走る。シナリオはそこまでできていると考える。つまり、民主党は菅政権を続投させようがしまいが分解するように仕掛けられていることになる。その時、「政治とカネ」で締め上げられている議員連中にはカネがない。新党派には軍資金がふんだんに用意されている。こういう仕掛けであろう。 こうなると9月には政界の大波乱があるということになる。民主党内右派のシナリオがそうである以上、キーは小沢派が握っていることになる。民主党内左派(この場合、護憲派ないしはハト派という意味で使っている)が躍如として全面戦争で闘うのか妥協するのか岐路に立たされていることになる。ならば、誰を御旗の主に据えるべきだろうか、これが問われている。小沢が手を上げれば一も二もない。しかし、「政治とカネ」問題での再燃が懸念されよう。マスコミは、機密費授受を証言した野中証言にも拘わらず、手前らの不祥事たる「言論とカネ」問題には頬かむりしたまま、いけしゃぁしゃぁと未だに「政治とカネ」問題での追及を緩めていない。なぜなら、雇い主が指示しているからである。それだけのことである。 「小沢立つ」は、この勢力との全面戦争になる。それも一法であろう。ここらで、続西南戦争を見たい気もする。しかし、小沢は立たない可能性もある。小沢が陰の指南役に廻るとすると一体誰が立つべきだろうか。原口に意思があるのだろうか。彼が尻込みするとなると他に誰が居る。れんだいこには、亀ちゃんしか見当たらない。しかし彼は国民新党だ。このハードルをどう乗り越えるべきかが問われている。次に考えられるのは生粋の小沢党の中から選出する方法であろう。いきなり党首の荷は重かろうが将来性に賭けるべきだろう。その彼が党首となったとして首相になれる保証はない。なぜなら、この時、民主党は分解するからである。そういう風に仕掛けられているので間違いなかろう。こう思えば、首相まで視野に入れる必要はない。僥倖にも首相になれたら、その時こそ思う存分に政権交代効果を発揮せねばならない。幕末維新から明治維新の群像も皆うら若き青年たちであったのであり、貫目不足を何ら恐れる必要はない。 かく分析すると、今年の8月政局、9月政局は一段と興味深いことになる。願うらくは、一生懸命闘って欲しいことである。政治遊び人どもによる慣れ合い劇場を見させられるのはウンザリである。「政治は生活である」と心がける政治家が、戦後政治史の歩みを真剣に受け止め、目下の閉塞と限界をどうこじ開けるのか、その為にどう踏ん張るのか、これを見せてほしいと思う。世の草葬アルジャジーラ評論員が固唾をのんで見守っているぞ。我々の労働意欲に関係するんだからな。 2010.7.30日 れんだいこ拝 |
(私論.私見)