安倍首相の言語能力考

 更新日/2019(平成31).5.8日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、「安倍首相の言語能力考」をものしておく。

 2019(平成31).5.8日 れんだいこ拝


【安倍首相の言語能力考】
 2019.4.30日、安倍首相が、平成天皇退位式「退位礼正殿の儀」で、懐から取り出した「国民代表の辞」を読みあげた際、「天皇皇后両陛下には末永くお健やかであらせられますことを願って」まで進んだところで一瞬口ごもり、「願ってやみません」と読むべきところ、正反対の意味になる「いません」と言葉に詰まりながら読んだ。 この読みは前代未聞の首相による超ど級の皇室不敬事件という「世紀の大チョンボ読み」を勃発させている。

 「世紀の大チョンボ読み」の原因は、原稿原文の「已」表記にあった。「已(やみ)ません」との不自然な表記があり、安倍首相が、「已(やみ)ません」と読むべきところ「己(い)ません」と読んだ。そう読むように誘導された感がある。この箇所はひらがな書きで「やみません」と記せば良く、あるいはフリ仮名つけすべきところである。それをわざわざに敢えて誤読を誘発し易いように「已(やみ)ません」と書かれてあった。この原稿記述の不可解を詮索せねばならない。

 実は、安倍首相の「已(やみ)ません」の「己(い)ません」読みは、「世紀の不敬誤読」なのか、誤読のように見せかけた意図的故意の「呪詛読み」なのか、はっきりしない。何とならば、「己(い)ません」と読めば、「末永くお健やかであらせられますことを願っていません」となることは読みながら分かるはずであるところ、安倍首相が敢えて「願っていません」となる文節を読みきったところに凄みがある。この誤読読みの不可解を詮索せねばならない。付言しておけば、安倍首相が「願っていません」となる意味が分からぬまま読んだのであれば、そのような低能者に国政の大役を任せる訳にはいかないからして自ら首相辞任すべきであろう。問題は、「願っていません」読みは単純な言い間違いではない可能性があることである。敢えて口にした為にする発言だった可能性がある。但し、安倍首相の単独パフォーマンスなのか、その背後の官僚教唆なのか、更にその背後の奥の院指示なのか、その詮索をせねばならない闇がある。

 「川内 博史 @kawauchihiroshi 」。
 「本当に言い間違い?本当に漢字が読めなかった?全てが確信犯では?だから、報道させない?隠蔽、改竄しバレたら嘘も確信犯。漢字が読めない総理ではなく、読めないフリして呪いの言葉を放つ恐ろしい人なのでは?違う、と言うのであれば、素直に間違いを認めて、陛下と国民に謝罪すべき」。
 いずれにせよ、かの詰まり読みの様子から、安倍首相が「国民代表の辞」に事前に目を通していないことが分かり、その意味で安倍首相の不敬は免れない。憲政史上初の儀式にして、その重要な場で国民を代表して辞を読むというのに、下読みをせぬまま儀式に臨んだとならば皇室に対する不敬の極みであろう。ネット上で次のようなやりとりがされている。「こんな人生最大の舞台で、普通の神経なら読み合わせ位はしてくるだろう。彼等の天皇を利用できれば良いという姿勢が現れている」、「極めて厳粛な場で、自身で原稿を作成せず、読む練習すらしていない」。
 安倍首相の太上天皇・皇太后両陛下に対する異常なまでの嫌がらせは、何もこれだけではない。つい最近、新天皇への内奏たるものがあったが、首相は、その晩の官邸幹部との会食の折に、「前の天皇陛下はいつも座ったままだったが、今の陛下は部屋のドアまで送ってくださって大変恐縮した」と述べている。不謹慎発言である。
 https://mainichi.jp/articles/20190515/k00/00m/010/244000c

 さらに、今後、太上天皇・皇太后両陛下が仮住まいされる予定の「高輪皇族邸」(仮住まい中は仙洞仮御所に改称)、この上空は、なんと、羽田空港新飛行ルートにあたるというのだ。仮住まいなら、旧吹上大宮御所などほかの場所もあるのに、態々騒音激しいこの場所を選ぶところにただならぬ悪意を感じる。
 https://mainichi.jp/articles/20190515/k00/00m/010/244000c

 この「重大な粗相」を日刊ゲンダイ以外のマスコミはそろってダンマリを決め込んでいる。日本マスコミのこの不気味な沈黙は一体何なのか。官邸のHPは早速に映像を削除した。
 右翼団体「一水会」が激怒し、公式ツイッター上で、「これでは意味が逆。潔く字を間違えたこと認め不見識を謝罪せよ」と声明している。
 安倍首相は過去にも同様の読み違いを披瀝している。2017年1月24日、参議院本会議で蓮舫議員に対し「訂正でんでんという指摘は全く当たりません」と答弁した。「云々(うんぬん)」の「伝々(でんでん)」読み違い事件であった。「背後」を「せご」、「画一的」を「ガイチテキ」などと誤読、リトアニアの杉浦千畝の記念館を訪問した際に杉原千畝の千畝(ちうね)が読めなかった、成長力の「成」の字を誤書きする等の事件を起こしているが、今回は皇室に対する最悪の不敬事件となる発言だけにタダではすまない。退位式の前日の4.28日、安倍夫妻がカナダを訪問した際、トルドー首相が、安倍首相を中国(「チャイナ」)の首相と二度も間違って発言したのに、それを正さぬまま苦笑しながら握手するという信じられない事件も起こしている。
 2019.4.26日、安倍首相は26日(現地時間)から2日間、トランプ大統領との首脳会談のため米ワシントンを訪問した。 会談後、夫妻同伴の夕食会をする前、記念写真の撮影があった。ニュースの映像によると、写真撮影当時、安倍首相夫妻は記者の「もう少し近づいてほしい」(closer)」という声を聞いてトランプ大統領側に近づいた。これに対してトランプ大統領が「ストップ」と叫んだ。結局、安倍首相はレッドカーペットに片足だけをのせた姿を記念写真の中に残すことになった。 儀典の規則上、レッドカーペットを敷いた場合、両首脳ともにカーペットの上に立つのが原則だが、今回は守られなかった。

 この状況は、10日に文在寅(ムン・ジェイン)大統領がホワイトハウスを訪問した時と対照的。文大統領の場合、トランプ大統領とレッドカーペットの上に並んで写真を撮影している。また、文大統領と撮った写真ではトランプ大統領はスーツ上のボタンをかけているが、安倍首相と撮った写真ではそうでない。カーペット上のフォトラインのマークも異なる。 一方、写真撮影後に続いた夫妻同伴の夕食は1時間45分続いた。翌日の27日午前、トランプ大統領と安倍首相はゴルフ会談をしながら親近感を誇示している。たが、農産物関税撤廃と対米投資拡大など貿易交渉をめぐっては激しい駆け引きがあったという。
 2019.5.4日、加・トルドー首相が、オタワで開かれたプレス向けディナーイベントに出演、壇上の挨拶で、今度は「皆さんは今日の料理がとてもおいしいと感じていると思いますが、私は寿司が食べたかった。私は”中華料理”が大好きなんです」と発言。現地メディアや中国メディアが大きく伝えた。トルドー首相の発言は言い間違えではなく、わざとの感じなので、反響もさまざま。トルドー首相が「わざと恥をかかせた」可能性もゼロではない。トランプがレッドカーペットに乗せなかったのも、無関係ではないかも。トランプのわきにレッドカーペットからはみ出して立たされた安倍首相の屈辱。 
 文春オンライン“「杉原千畝が読めなかった疑惑」の安倍首相は難民を受け入れるのか?”2018年1月14日
 https://bunshun.jp/articles/-/5938

 レコードチャイナ“カナダ首相、安倍首相との会談で2度も日本のことを中国と言い間違える―中国メディア”2019年4月30日
 https://www.recordchina.co.jp/b706610-s0-c10-d0054.html
 小泉と安倍のルーツは朝鮮人である https://kabukachan.exblog.jp/22263451/

 ロックフェラーの"統一教会=国際勝共連合"と、岸信介-福田赳夫-安倍晋太郎-安倍晋三、韓国大統領 https://ameblo.jp/uhauhaoasd1/entry-12182500138.html

 反日活動家 文鮮明教祖の日本乗っ取り計画(1)
 https://ameblo.jp/chanu1/entry-11751201354.html

 「★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK260」のJAXVN氏の2019 年 5 月 16 日付投稿「「已む」読めなかった? 安倍首相が歴史的儀式で驚きの大失言〈AERA〉-ようやくメディアが報道」参照。

 ひと昔前なら「死んでお詫び」の不敬失態例を確認する。

 1899年5月24日の読売新聞社説。原稿には「全知全能と称される露国皇帝」とあったのが、「無知無能と称される露国皇帝」と誤植された。主筆が毛筆で右肩上がりの崩し字を書いたため「全」が「無」に見え、活字を拾う工員が間違えたのだ。国際問題にもなりかねず、同紙は訂正号外を出し、ロシア公使館に釈明、陳謝して事なきを得たという。

 1631年にロンドンで発行された「姦淫聖書」事件。十戒の一つ「汝姦淫すべからず」の「not」が脱落し、「姦淫すべし」となっていた。教会は組織をあげて回収、焼却したが、残った数冊は今も珍書として高価で取引される。出版元の主は300ポンド(現在の価値で1500万円に相当か)の罰金を科されたが支払えず、投獄され獄死したという。

 戦前の日本では皇室に対する不敬罪があり、「天皇陛下」を「階下」と誤植して出版禁止の行政罰をうけた出版社もあった。新聞社は「天皇陛下」の4字を一つにした活字を作るなどして過失の防止に努めた。幸い、今の日本には不敬罪はないが、国民を代表しながら「未曽有」の失言をしたのはなぜなのか。安倍氏はそのいきさつを国民に釈明するべきだろう。(ジャーナリスト・田岡俊次)」
 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190514-00000027-sasahi-soci


 戦前、駅構内での入れ替え作業中に脱線せしめ、その復旧まで約1時間にわたって天皇を待たせた責任をとって引責自殺という事件があった。昭和天皇が陸軍特別大演習後に群馬県桐生市を視察する際、誘導係の本多重平警部が緊張のあまり交差点を左折する予定だったのに直進しちゃったという事件です。さらには本多警部は責任を一人で負うために、昭和天皇を乗せた列車が桐生を出発したことを確認した後に、なんと喉を日本刀で突いて自殺を図った。





(私論.私見)