吉田正喜検事、大阪地検の前田克彦検事考

 (最新見直し2010.03.02日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、「小沢キード事件」に於ける石川衆議院議員を取り調べた東京地検特捜部副部長・吉田正喜検事(52歳)の履歴と捜査手法を確認しておく。「」等を参照する。

 2010.02.07日 れんだいこ拝


【東京地検特捜部副部長・吉田正喜氏の履歴】

【東京地検検事の吉田正喜氏の捜査手法】
 「★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK79」のshimbi 氏の2010.2.5日付け投稿「【国会前逮捕議員の再逮捕に許諾請求は要らない】佐久間特捜部長らの勝手な法解釈は内閣法制局に却下されていた(世に倦む日日)」、「世に倦む日日」氏の2010.2.5日付け記事「吉田正喜による『拷問・虐待』の取り調べ − 青年将校の中心」、「『西松事件は吉田正喜特捜副部長の暴走』という雑誌記事」、「小沢代表を包囲する『日本“最強”捜査機関』のメンツ【夕刊フジ】・・吉田正喜筆頭副部長(52)が特捜部副部長でした」その他を参照する。
 「西松建設から違法な企業献金を受け取っていたとして、東京地検特捜部は小沢一郎民主党代表の公設第一秘書である大久保隆規氏ら三人を政治資金規正法違反の疑いで立件、起訴したが、特捜の内部分裂さえ起こした『無理筋欠陥捜査』だった。

 2009.2.27日、大久保秘書第一次逮捕の4日前のこの日、特捜部の特殊直告一班のキャップを務める検事は「こんな事件、やるべきではない」と事件着手に反対していた。しかし、吉田正喜筆頭副部長(52)は「絶対にやる」と宣言し、通常はキャップが書く「着手報告書」を自ら書き上げ、着手当日の三月三日午前、東京高検や最高検の決済を仰いだ。この時反対したキャップの氏名は明らかにされていないが、後に同地検総務部に放り出されている。

 容疑は、西松建設OBが設立した政治団体「新政治問題研究会」、「未来産業研究会」が西松建設のダミー会社で、小沢氏側は西松からの献金と知りながら資金管理団体「陸山会」で計2100万円を受け取ったというもの。

 但し、問題点は多岐にわたった。一つは、規正法違反のみで政治家側を立件する場合には、額が1億円以上という特捜部内部での取り決め額にまったく届かないこと。贈収賄に発展するならば話は別だが「その見通しもまったくなく、三分の一の700万円が3月で時効を迎えるとか、規正法の法定刑が5年以下の懲役と贈収賄と同様に重く見過ごせない等という、もっともらしい理由が語られた」とある検察幹部は語る。

 もう一つの理由は、バランス感覚。ある特捜OBは憤る。「特捜は暴走している。本来、特捜は罰するべき罪と、それが社会に与える影響を天秤にかけバランスを考える。今回、政権交代も予想される中、わずか2100万円の違法献金、しかも汚職捜査に伸びる見通しがないまま着手したことは、著しくバランスを欠く」。

 特捜部は秘書逮捕後、他のゼネコンから小沢氏への献金状況を調べたり、東北地方で発注された公共工事に小沢氏側がどのように関与していたかの捜査を進め、いかに小沢氏周辺が悪質かを浮き彫りにする手法を取った。だが、容疑はあくまで規正法違反にとどまり、とても汚職事件に発展させる捜査には移れなかった。当初の証拠が甘かった証左といえる。

 結果的に立件できず、小沢氏に対する捜査が秘書だけで終わり、検察の面目が潰れた。特捜部副部長の暴走とはいえ、それを止められなかった上層部も責任を問われる。

 次は第二次秘書逮捕事件である。この事件も、逮捕した秘書の起訴だけで終わり、小沢幹事長は不起訴となった。捜査の網が又しても小沢氏に届かず、検察の面目が再度潰れた。注目すべきは、同じ事案での検察敗退であり、今後の重要な教訓となるだろう。捜査指揮関係者への厳罰は免れまい。

 2.3日の報道ステーションで、東京地検特捜部副部長・吉田正喜検事の取り調べぶりが伝えられた。石川知裕に向かって、『そろそろ小沢の呪縛から離れたらどうだ』と威嚇していた。拘置所で弁護士と面会した石川は、吉田検事による苛烈で悍ましい取り調べを振り返って、『検事は、まるでヘビのような男だった』と語っている(P.32)。

 吉田検事は、『鈴木宗男・佐藤優逮捕国策捜査事件』でも鈴木宗男と佐藤優を逮捕して取り調べ、公判を担当した。「元外務省欧亜局長東郷和彦が証人に立つことを妨害阻止し栄転した札付きの男。今回は小泉・竹中路線の簡保巨額疑獄隠蔽のために走り回っている」と評されている。昨年の西松事件の捜査も副部長として担当している。鈴木宗男と佐藤優の二人が、『青年将校』と呼んでいたのは、この人物を指していた。

 週刊文春記事は、検察が、石川が思いどおりに落ちない(自白しない)ので、2月4日の勾留期限を前に別件の再逮捕を図っていたことを伝えている。更に勾留を引き延ばして、無理矢理証言を引き出そうとしていたことになる。ところが、国会議員を逮捕するには逮捕許諾請求を国会に出して承認を得なければならない。佐久間達哉たちは、国会開会前に逮捕した議員の再逮捕なら許諾請求の手続きは要らないだろうと新解釈を言い出し、それを内閣法制局に照会するところまで行っていた。当然、内閣法制局はこの解釈を却下し、特捜部は石川知裕を再逮捕できなかった。仮に思い通りになったとして、ここまで卑劣で強引な手段で得た自供が証拠採用されるべきであろうか」。

【大阪地検の前田克彦検事氏の履歴】
 「ライジング・サン(甦る日本)」の2010.2.27日付けブログ「小沢氏抹殺に関わったもう一人の検事」を転載しておく。

 西松建設事件、郵便悪用事件、世田谷土地問題など衆議院選前から現在まで、民主党と小沢氏周辺にでっちあげられた事件が多発した。現時点ではそれぞれが無罪確定ともいえる状況になってきており、検察の信用(元々ないが)も崩壊寸前である。振り返ってみると彼ら検事というのは、想像力(でっちあげ力)で作った罪に法をうまく埋め合わせる術に長けている人種だということだ。

 何を理由にそのような行動を取るのかといえば、B層の国民向けに表現すれば「正義感」である。しかし本当のところは生まれて育ってきた経緯も、心の底にたんまりと溜まっているのだと私は思う。それも無意識に。「出世欲」「金欲」「支配欲」=世間や政治家、資産家、大学同期などの国家公務員ではない民間エリートらへの強烈な「嫉妬感」があるのだろう。 そしてその「嫉妬感」というのは、無意識に出てくるものでもある。

 「俺たちはお前らと違って頭がいいのだ。何がXXX商社だ!何がXXX銀行だ! 何が出世してどこそこの社長だ!」と蔑んでいると想像できる。 「よーし見ていろ。 チャンスがあればお前らを法を使って抑え込んでやる」と。

 全ての官僚とは言わないが、おそらくペーパーテストエリートゆえに、小・中・高・大と一流?と言われる勉強ばかりの生活を強いられて(または好んで)、その間にクラスや部活、悪ガキ仲間でのリーダーとなれなかった(存在感が薄い)者たちである。大抵は幼少期から大学卒までの間にリーダー格であった者や悪ガキ(真の悪ではない)だった者は、社会に出てからは支配というよりも、そのリーダーだったという経験から良くも悪くもうまく人付き合いが出来、ある者は普通の会社員であったり、起業して社長になったりしているのだと思われる。こういった普通の人達の支配・リーダーというのは低学年デビューで経験済みであり、それを社会生活の中で人々とうまく生きるために活用されているのだ。

 しかしこの検事などの高級官僚などは「社会人デビュー」であり、非常に厄介な存在になるのだ。例えが良くないかも知れないが、あえて言えば「マスターベーションを22歳〜初めて覚えたチンパンジーと同じ」=死ぬまでその快感(支配欲・金欲)が無くならないという事である。それにプラス「法」という道具を与えられているために、彼らが欲求を満たしたい時には「法」を駆使して一般人や政治家・資産家・起業家などに襲いかかってくるのだ。 

 こういった中で現在、東京地検。大阪地検特捜部の失態が続いているわけだが、その中でも有名になっているのが樋渡検事総長、佐久間特捜部長、谷川次席検事、大林検事長大鶴、民野、大坪大阪地検特捜部長林谷、らである。そしてまた新たに有名になりつつあるのが大阪地検の前田克彦検事だ。この前田検事というのが元々、東京地検特捜部にいて西松建設問題で大久保秘書を事情聴取し調書を作った検事でもある。 その後に「大久保秘書が容疑を認めた」となるわけだ。現在は大阪地検特捜部である。

 この前田検事が大阪の郵便悪用事件で、でっち上げがばれた林谷検事をサポートしているとみられているそうだ。また前田検事は約3年前の朝鮮総連本部の不動産取引きを巡って、元広島高検検事長の緒方重威氏を詐欺容疑で逮捕したのだが、前田検事は共犯者の満井忠男氏の取り調べをしたのである。

 しかし裁判での判決文には前田検事のでっちあげぶりが裁判官に認定されており、判決文には「前田検事は弁護人からの反対尋問において自ら不都合な質問に対して、質問の趣旨がわからないと応じたり、記憶にない旨を強調するなど不誠実ともいえる証言態度が見受けられ、前田検事の証言に全幅の信頼をおくには躊躇を覚えざるを得ない。前田検事の証言についても、その信用性を肯定することは困難」とまで書かれているのだ。

 以上のことからして、現在公判中の西松建設事件にしても検察側の証人が無罪と決まるような証言もしており、このでっちあげ好き前田検事が手掛けた西松も郵便悪用も無罪になるのは時間の問題だろう。

 しかし我々国民はこれらの検察(検事)らの名前を忘れる事なく、今後において民主・社民・国民新を後押しして参議院選に勝利し国民の意思をもって検察・警察・最高裁の改革を政権にやらせねばならない。またそれに寄生している大手マスゴミも同様にマスメディア改革をやらせるべきでもある。





(私論.私見)