ノーベル賞と死の商人

 更新日/2021(平成31.5.1栄和改元/栄和3).6.25日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、「ノーベル賞」を考察しておくことにする。

 2010.11.11日 れんだいこ拝 


 「★阿修羅♪ > 原発・フッ素52」の「魑魅魍魎男 日時 2020 年 10 月 01 日」投稿「ロスチャイルド・原子力推
進功労賞としてのノーベル賞 次はグレタ・トゥーンベリが受賞するだろう 
」。
 今年もノーベル賞発表の季節になった。ノーベル賞というと、その権威にひれ伏し無条件に称える人が大半だろうが、
実像はどうなのか。広瀬隆氏の著作から引用しよう[1]。-
----(引用ここから)-------------------------- 

 かくてノーベルは、敵・味方の双方に弾薬を売りつけて、戦場の死体でかせぐ〝死の商人〟として巨万の富を築いた。そのため自分の死後に悪口を言われることをおそれて、遺産をもとに賞を授けるよう遺言を残して1896年にこの世を去った。この遺言において、アルフレッド・ノーベルが自分の故国スウェーデンをノーベル賞を授ける責任者に定めながら、なぜ平和賞だけはスウェーデンではなくノルウェー・ノーベル委員会に授賞者を定めたのかという理由は、明らかにされていない。

以来、人類は、第一次世界大戦(死者1700万人)と、第二次世界大戦(死者5000万~8000万人)で、また朝鮮戦争とベトナム戦争で、膨大な量が使用されるようになった火薬を通じて、「戦死者の屍しかばねの上に築かれたノーベル賞」を最高の栄誉として押し戴くことになったわけである。〝 死の商人〟の利益が、平和賞まで人類に与えるとは、立派なものである。

ノーベル賞は人類最高の栄誉なのか、それとも人間として恥ずべき、殺人鬼の〝死の商人〟の賞なのか? 私が調べた限りでは、北欧スカンジナヴィア半島のスウェーデンとノルウェーの二つの王国が、1814年から1905年まで一人の君主を戴く同君連合として姻戚関係を持っていたことに、ノーベル「平和賞」を授ける側の問題の起源がある。つまり、ノーベル・ダイナマイト・トラストが生み出したのがノーベル産業という会社で、この殺人材料メーカーの経営者を動かしてきたのが、スウェーデン最大の経済・金融支配者ヴァーレンベリ(Wallenberg)家であり、彼らがこの北欧の二つの王室一族と姻戚関係を持っていた。この一家が、代々ノーベル賞の主催者であるノーベル財団の理事をつとめてきた支配者である。

同時に、世界最大のユダヤ金融財閥ロスチャイルド家が、1886年にノーベル兄弟から当時世界最大のロシアのバクー油田の権益を買い取った深い利権関係を結んで、ヴァーレンベリ家はロスチャイルド家の一族でもあった。

かくしてこのヴァーレンベリ家が設立したストックホルム・エンスキルダ銀行(のちのスカンジナヴィア・エンスキルダ銀行)に、アルフレッド・ノーベルの遺言書が預けられ、その金庫から取り出された遺言によって、ノーベル賞が誕生してきたのだから、ヴァーレンベリ家およびロスチャイルド家にとって都合のよい意向がノーベル賞選考委員会に政治的に反映されることになった。その結果、時には、政治色を持たないまともな受賞者を選ぶこともあが、それ以外では政治色が作用してまったく信用できない受賞者を選ぶという〝当たり外れ〟をくり返しているのである。スウェーデンの首相として全世界に平和運動を広め、反核運動のシンボルとして尊敬を集めていたオロフ・パルメが、イラン・イラク戦争のためのイランへの兵器輸出と、インドのラジブ・ガンジー首相と進めていた兵器輸出取引きを進めてきた〝死の商人〟だったという驚愕の事実が暴露されたのは、彼が暗殺された翌年の1987年のことであった。


  (中略)
したがってノーベル賞を無批判に褒めたたえる風潮は、権威主義を助長するきわめて悪しき行為である。このような権威主義に対する警告の同じ立場から、まず何より、ノーベル賞受賞者を無批判に賞讃するテレビ報道界に言うべきことは、テレビ番組に招くコメンテイターから、大学などの学歴主義と、えせ弁護士、元政府高官などの肩書主義を排除しなさい、ということだ。つまらない肩書をひけらかしてテレビ報道のコメンテイターをつとめ、評論している者の大半は、私が見てろくでもない人間であり、テレビ報道界には、報道を解説する資格が疑われるコメンテイターと解説者が多すぎる。

自分の肩書に満足するテレビ出演者に言っておきたいのは、「あなたたちの知識は未熟すぎる」ということである。もう少し謙虚になりなさい。ましてやノーベル賞なんて、大したものではない。日本人がノーベル賞を受けて「大金を手に入れる」のは結構なことだが、「よっし、名前が売れたのだから、沖縄で米軍基地反対運動の先頭に立とう」というノーベル賞受賞者が出ないのは、どうしたことだろう。日本のノーベル生理学・医学賞受賞者で、危険な原子力発電に対して真っ向から先頭に立って反対運動をする人間が、まったくいないというのは、どうしたことだ、と疑問を持たなければならない。ノーベル生理学・医学賞の受賞者である山中伸弥(しんや)も本庶佑(ほんじょたすく)も関西の人間なのだから、自分の知名度を活かして、関西電力の高浜原発・大飯(おおい)原発の運転に反対する活動の先頭に立てば、どれほど多くの人が救われるだろうか。モデル・タレントのローラが沖縄の米軍基地建設反対を呼びかけたように、人間の気概を示すぐらいのことをして初めて、その人間の人格が評価されるものである。というのも、西ドイツでは、かつて国内の著名な医師たちが先頭に立って、国民の原発反対運動をリードしたので、真の環境保護運動の基礎が築かれたというのに、日本では、人間の生命を守るべき本流の医学界(日本医師会)が、病院検査にX線(放射線)とCTスキャン(Computed Tomography)と呼ばれるコンピューター断層撮影を大量に使い、放射線被曝で利益を出しているという理由から、ひと言も発言しないのである。最高の医学は、いかなる治療薬の発明より、危険きわまりない放射性物質を大量放出する原子力発電を全廃する予防医学であろう。福島原発事故が、癌・白血病のほか、大量の疾患を生み出しているのだ。病人をつくってから治療薬をつくるって? 何のための医療・医学であるのか?

核分裂によるエネルギーの放出という大原理を発見し、ノーベル物理学賞を受賞したアルベルト・アインシュタインは、戦後に、彼が発見した原理を基に誕生した原水爆が氾濫する世界に対して、「人類の科学の進歩は誤った方向に進んでいる」と語って無視されたが、彼の偉大さは、相対性理論によるE=mc2の発見より、この警告にあったのだ。

-----(引用ここまで)--------------------------

ヴァーレンベリ(ヴァレンベリ)家は、スウェーデンの国内産業の半分を支配する巨大財閥であり、
彼らが代々ノーベル財団を支配してきた。

そして彼らはロスチャイルド家ともビジネスでがっちりと手を結びあって来た[2]。
ヴァーレンベリ家がスウェーデンのロスチャイルド家と言われる所以である。

当然、核産業を支配するロスチャイルド家の意向がノーベル賞の選考に反映される。
とくにノーベル平和賞はその偏向ぶりが顕著である。

ノーベル平和賞受賞者を振り返ってみよう[3]。

2001年 国際連合およびコフィー・アナン第7代国際連合事務総長 
     (夫人のナーネ・アナンはヴァーレンベリ家出身)
2005年 IAEA(国際原子力機関)およびIAEA第4代事務局長・モハメド・エルバラダイ
2007年 IPCC(気候変動に関する政府間パネル)およびアル・ゴア
     (アル・ゴアの娘カレナは、ロスチャイルド・米国代理人シフ家のアンドリュー・N・シフと結婚)
2009年 バラク・オバマ米大統領 (原子力推進)

要するに身内と原子力推進に貢献した人物や組織ばかりが受賞しているのである。

どれだけ優れた業績を上げようと、それが原子力の妨げになる者には
決してノーベル賞は授与されない。

放射性セシウムが心筋に蓄積され心不全を起こすことを証明したバンダジェフスキー博士の研究は、
ノーベル賞級だが、ノーベル賞どころか冤罪で逮捕・拷問、国外追放である。

ノーベル賞、とくに平和賞は公正中立とは程遠い、欺瞞に満ちたものかよくわかるだろう。

ここまで読めば、勘のよいあなたは、あのグレタ・トゥーンベリという少女が
なぜ突然スウェーデンから出てきて、ロスチャイルドの名前のはいったヨットで
大西洋を横断し、温暖化防止を国連で演説したのか理解できるであろう。

そして、近々、彼女がノーベル平和賞を受賞することも予想できるだろう。

すべて、ロスチャイルド=ヴァーレンベリ家が、原子力推進のため仕組んだことなのである。

ノーベル賞を盲目的に礼賛する権威主義に陥ってはならない。

まず疑うことから真実が見えてくるのだ。


(関連情報)

[1] 「『テレビ報道の深刻な事態』【2019年3月26日版】 広瀬隆
第三話 ノーベル賞・東京オリンピック・大阪万博・異常気象」 (p.90)
http://honjin-1.com/files/uploads/sinkokunajitai.pdf

[2] 「赤い楯 ロスチャイルドの謎 III」 (広瀬隆・著 集英社文庫) 
  (第三章芸術の都パリの下水道 p.1204)

[3] 「ノーベル平和賞」 (ウィキペディア)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%
AB%E5%B9%B3%E5%92%8C%E8%B3%9E

[4] 「ウラン利権を支配するロスチャイルド家 原子力推進のため、アル・ゴアの次は
グレタ・トゥーンベリを利用して煽動」 (拙稿 2019/9/28)
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/138.html

[5] 「国連演説少女の正体:聖女グレタは革命家に? (ザウルスでござる)」 (拙稿 2019/10/2)
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/151.html

1. 2020年10月01日 1
まあ、被ばくに対する無知もあるだろうね。
雨の中、東京マラソンを完走するぐらいだからね。
大量に被ばくしたと思う。

「ノーベル医学・生理学賞受賞学者ですら
放射能被ばくの危険性を理解していない現実」
http://www.asyura2.com/19/genpatu51/msg/261.html

2. 2020年10月01日
スウェーデンは一度、原発全廃を決めたものの、
それがひっくり返って、原発継続に変わった。

裏にはロスチャイルドの暗躍があるのだろう。

この政策変更を後悔する日がいずれ来るだろう。

「スウェーデンが原子力を維持-更新を政府が支援」
(GEPR 2016/9/13)
http://www.gepr.org/ja/contents/20160913-02/

3. 2020年10月01日
スウェーデンは先進国、福祉国家というイメージを払拭する必要もある。

北欧はヨーロッパの中でもキリスト教の普及が最も遅れた地域で、
それまでは野蛮なバイキングの国だった。

町山智浩『ミッドサマー』を語る  (miyearnZZ Labo 2019/10/15)
https://miyearnzzlabo.com/archives/60286
https://www.youtube.com/watch?v=zIVHXPtKzTQ

福祉国家と言っても、延命治療は一切せず、高齢者は容赦なく切り捨て。
今回の新型コロナでもろくな感染防止対策を取らず、
多くの老人が犠牲になった。

「スウェーデンにはなぜ「寝たきり老人」がいないのか」
(現代ビジネス 2015/9/27)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/45510







(私論.私見)