石鹸考

  更新日/2017(平成29).8.7日

 更新日/2017(平成29).8.7日 れんだいこ拝


 https://gigazine.net/news/20200313-coronavirus-soap/参照
 世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルスへの感染を予防として「石けんを用いた手洗い」を呼びかけている。「なぜ画期的な新技術や強力な新薬ではなく、昔から身近に使われていた石けんがウイルス対策に効果的なのか」。この疑問に、ニューサウスウェールズ大学の超分子化学の専門家であるポール・サンダーソン氏が次のように答えている。

 ほとんどのウイルスは、RNA・たんぱく質・脂質という3つの構成要素から成る自己組織化ナノ粒子である。ウイルスは厳密には生き物ではない。超分子化学の立場からすると「自然と自分と同じ構造をつくりあげるナノサイズの粒子」である。重要なことは、ウイルスの中核であるRNAを保護しているのが脂質の膜だという点である。ウイルスの粒子はエンベロープという膜で保護されおり、このエンベロープの多くは脂質二重層でできている。脂質二重層の組織はまるで面ファスナーのようにがっちりとかみ合っているため物理的に分解することは困難だが、分子同士は非共有結合でつながっているので、化学的な結合力そのものは弱い。石けんには脂質を溶かしてしまう作用があるので、石けんにさらされたウイルスは「トランプで作ったピラミッド」のように簡単にバラバラになってしまう。これに、石けんが手の表面から汚れを除去する効果も加わるので、石けんはウイルス対策にうってつけとなる。ドラッグストアなどには手洗い用の石けん以外にも、抗菌作用などをうたったさまざまな製品があるが、「それらはウイルスの構造にはまったく影響を与えないので、普通の石けんには勝てない」とサンダーソン氏は指摘。多くの衛生用品は「石けんの高価なバージョンに過ぎません」と断じた。


 唯一の例外はアルコール消毒。アルコールは60%を超す程度の濃度になると、脂質を溶かす溶剤としての作用が非常に強くなる。そのため、市販されている濃度60~80%のアルコール消毒液は石けんと同様の仕組みで効果的にウイルスを不活性化させる。しかし、石けんでの手洗いと違ってウイルスごと汚れを除去する作用はないので、石けんほどの効果は見込めない。ウイルスが含まれただ液の動きをシミュレートした別の研究でも、ウイルス対策にはアルコール消毒より石けんでの手洗いの方が効果的であるという結果が示されている。
 「★阿修羅♪ > 不安と不健康18」の 「こーるてん 日時 2021 年 5 月 13 日」投稿「石けんは「有害物質」でできている!キケンだ(OF THE WOMAN BY THE WOMAN FOR …)(動画・せっけんを有害物質に指定するという とんでもない法改正が・・・)」参照。
 https://ameblo.jp/pt-majesta/entry-12648385124.htmlより部分転写
 せっけんと合成洗剤の違い

 合成界面活性剤を主成分とした洗剤は「合成洗剤」と呼ばれる。せっけんと合成洗剤を形状によって見分けられるが実はそれでは区別はできない。どちらも固形・粉・液体のものがあるから。正解は「原料(成分)」で見分ける。せっけんは天然油脂か脂肪酸から作られ「せっけん素地」や「カリせっけん素地」もしくは「純せっけん分」(脂肪酸ナトリウム・カリウム) という成分でできている。またその製法はアルカリで煮る、というシンプルなもの。
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 シャボン玉石鹸。合成洗剤を排除せず自然石鹸を排除しようとするのは裏がある。大昔から人類がせっけんに使ってきた脂肪酸ナトリウムと脂肪酸カリウム。一方合成洗剤は石油を原料とした合成界面活性剤が主成分となる。合成洗剤を作るにはその複雑な工程から大規模な製造施設が必要。石油から合成界面活性剤原料を作りそれに硫酸化(スルホン化)や中和といった複雑な化学合成を経て合成界面活性剤を作り出す。さらにそこへビルダー(助剤)や添加剤などを配合する。ビルダー(助剤)とはそれ自身は界面活性作用をもたないが洗剤に配合されると洗浄力を著しく増強する物質である。添加剤は、ビルダーのように洗浄力を増強するというよりは洗剤の性能を向上させたり製品の付加価値を高めるために少量配合されるもので、蛍光剤や酵素、再汚染防止剤漂白剤、香料などがそれに当たる。
 合成洗剤の恐怖合成洗剤の危険性は昭和30年頃にすでに判明していたが規制や法律が決められることなく現代に至っている。合成洗剤は発がん性物質など人体への健康被生活排水となることで環境衛生上重大な被害地球環境や生態系まで破壊といったような悪影響をもたらす。
 川崎病と合成洗剤

 1960年代に「川崎病」が日本で初めて発見された。4歳以下の子どもを中心に全身の血管に炎症が起きる病気である。この病気を発見しその名前が病名となっている川崎富作医師はその原因を「合成洗剤」だと言っている。また、1969年、元名古屋大学名誉教授の坂本陽博士も川崎病は合成洗剤によるアレルギーだという説を発表している。
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 参考文献↓
 https://ameblo.jp/pt-majesta/image-12648385124-14880521073.html

 

ウィルスと石けん
  インフルエンザウイルスによる実験でハンドソープ製品の大半の主成分である合成系界面活性剤と比べ自然素材無添加石けん(の界面活性剤)のウイルス破壊能力が100〜1000倍も大きいことが明らかになっている。「自然原料で製造した無添加石けんの主成分である界面活性剤を調べたところインフルエンザウイルスに対する効果があまりにも大きいことにびっくりしました」広島大学大学院ウイルス学教授の坂口剛正氏さらに567ウィルスに関しても天然せっけん成分が高い予防効果を示すと発表されている。
 天然せっけんにコロナ抑制効果 北九州市のメーカーと広島大共同研究
 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/679856/

 今回の法改正は狂ってる。政府が有害物質に指定しようとしている成分は動植物の油脂からつくられるモノで石けんとして人間が昔から使ってきた成分で、それをなぜ今になって第一種(有害)物質に指定するのか。この背景に合成洗剤業界の思惑があることは間違いない。洗濯洗剤やシャンプーなどの合成洗剤類では9種類の合成界面活性剤が第一種物質に指定されている。これらの物質は人体への影響のほか自然界ではなかなか分解せず生態系に悪影響を与える。

 昔からの石鹸もいいけど重曹でほとんどまかなえる。

 普通の固形石鹸で髪も洗ってクエン酸を湯舟の湯に溶かしたものを髪にかけるとリンスになる。市販のシャンプーもリンスも(いつまでも臭いが消えない)洗濯用合成洗剤も使わない。歯磨き粉が売れないのでスースーするミントを混ぜたらよく売れるようになった、と宣伝の専門家がしゃべっていたが、要するに実態とはまったく関係ない効果もない何かを添加して買う気にさせる商売をしているのだ。ひでえ連中だよ。その分の費用も価格に入ってるんだから。







(私論.私見)