失われ行く歴史的地名考

 (最新見直し2008.6.2日)

 1962年、住居表示法が施行され、日本の地名は大きく改変を強いられた。住居表示法の施行から最初の5年間に、市街地の地名の4割方が抹殺され、改変された。政府は、「由緒ある地名を尊重すべき」という趣旨の法改正をし、事務次官通知も出したが効き目が無かった。

 「地名を守る会」(谷川健一)。1981年、川崎市に「日本地名研究所」を設立した。毎年、全国地名研究会を開催し、地道な活動を続けている。

 地名は、日本人のアイデンティティ(自己確認)に不可欠なものである。地名は単なる記号ではない。日本の歴史と情緒を形成している媒体である。地名は、「大地に刻まれた百科事典の索引」である。「時間の化石」。


 2008.6.2日 れんだいこ拝




(私論.私見)