れんだいこのパレート分析続編「2対6対2の三派法則」を知れ

 (最新見直し2008.7.29日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 れんだいこは、イタリアの経済学者パレートの「2対8の二派法則」を更に精緻に押し進めた「2対6対2の三派法則」を発見した。パレート分析を深化させており、諸事判断に応用すればあながち的外(まとはず)れにならない。一つの推論として応用するならば常に有効と考える。これは、れんだいこの卓見である。これはとても役に立っており重宝にしている。これを仮に「れんだいこのパレート分析続編2対6対2の三派法則」と名付け、世にこれを授ける。

 2005.12.17日、2007.9.24日再編集 れんだいこ拝


【「れんだいこのパレート分析・2対6対2の三派法則」考】
 通称「パレート分析」として知られている「2対8の分析」、それを更に押し進めた「れんだいこのパレート分析続編(世の中万事2対6対2の三派法則)」は、論理的判断式として役に立つ。「2対8の分析」の価値が認められるならば、れんだいこの考案した「世の中万事2対6対2の三派法則」の価値も又それ以上に認められるべきであろう。

 それはともかく、「パレートの2対8の法則」を説明しておく。ヴィルフレート・パレート(Vilfredo Pareto、1848−1923年)は19世紀イタリアの経済学者で、限界効用学派の創設者の一人 L.・ワルラス派に属している。「パレートの2対8の法則」と「パレートの最適性理論」(Pareto's optimization)の提唱で知られている。どちらも経済学、政治学、社会学の基本原理に大きな影響を与えた(「理論の発展に尽くした人々」参照)。

 1897年、パレートは、19世紀英国の所得・資産の分布状態を調査し、いつも2割の富裕層が資産総額の8割を独占していることを指摘した。つまり、所得上位2割の所得累計が社会全体の所得累計の8割を占めるというもので、その蓋然性の高さが認められ「パレートの2対8の法則」として知れ渡ることになった。

 この法則は所得、資産のみならずマーケティングの分野でも応用される。「顧客のうち上位20%によって売上の80%がもたらされる」、「売上の80%は20%の売れ筋商品によって賄われており、残りの売上20%はその他80%をの見せ筋、死に筋商品の寄与による」といった認識を生み出し、「ならば如何なるマーケティング戦略を立ち上げるべきか」という風に利用される。

 「パレートの最適性理論」(Pareto's optimization)は、「パレートの2対8の法則」ほどの意義が確認されず、れんだいこは知らない。日本大百科全書の解説に拠れば、「他の個人の満足を減ずることなしには、いかなる人の満足も増やすことができない状態云々」なる理論とのことである。他の解説には、「資源の使い方をどのように変えても、他の誰かの効用を下げずに誰かの効用を高めることは出来ない、という条件の満足された状態」とあるが、れんだいこの理解が追いつかない。

 さて、「れんだいこのパレート分析続編(世の中万事2対6対2の三派法則)」について記す。これの史的意義は、「パレート分析」の二分法に対して、三分法にしたことに認められる。これを三派原則とする。無理矢理二派に当て嵌めるよりも三派の方が実務的により適合するであろう。これを、パレート分析による所得・資産の分布状態調査に適用すれば、「所得上位2割の所得累計が社会全体の所得累計の8割を占める」にせよ、残りの8割の貧富差を更に分析すれば、6割の中間層、2割の貧困層という風に更に仕分けすることができよう。ここを曖昧にしたままのパレート分析は粗雑と云えよう。

 当然、この法則は所得・資産のみならずマーケティングの分野でも応用される。「パレート分析」的に「売上の80%は顧客の上位20%によってもたらされる」、「売上の80%は20%の売れ筋商品によって賄われており、残りの売上20%はその他80%の見せ筋、死に筋商品の寄与による」と云うことになる。

 ところが、「れんだいこのパレート分析続編『世の中万事2対6対2の三派法則論』」は、これをは更に次のように精緻にする。「顧客の上位20%の者が80%を売上し、顧客の中間的60%の者と顧客の下位20%の者が残りの20%を売上する」、「売上の80%は20%の売れ筋商品によって賄われており、残りの売上20%はその他60%の見せ筋、20%の死に筋商品の寄与による」と云うことになる。

 他にも例えば、賛成か反対かの二問形式よりも、賛成、反対、分からない(あるいは、どちらでもよい)の三問形式の方が適切であろう。政治的な急進派と穏和派の間に中間派(ないしは、日和見派)を加えたほうが実際的であろう。それは、絵画に於ける明度で、白と黒の間に灰色ゾーンがあることでも理解し得よう。三派原則にはそれほどに値打ちがある。

 「れんだいこのパレート分析続編『世の中万事2対6対2の三派法則論』」はその他何にでも適用できる。例えば、「幸せカップル20%、普通カップル60%、離婚組20%」、「社内で稼ぐ人20%、給料程度に働く人60%、足手まとい20%」、「器量良し20%、普通60%、不細工20%」、「急進派20%、日和見派60%、穏健派20%」その他等々。どれも、云い得て妙ではなかろうか。

 れんだいこのこの発見は何賞に値するのだろうかふふふ。

 (以下、後日思いつくままに)

 2004.8.9日、2008.7.29日再編集 れんだいこ拝




(私論.私見)