能力資質の共同性について

 (最新見直し2007.12.7日)

【「能力の共同性」について】
 人の能力資質には様々な特徴がある。これについて気づいたことを書き留めておく。

 一般に、人は、問題意識を感ずるところから行動を生み出す。その行動の出来具合が、その人の能力資質に大きく関わっている、と云うべきだろう。問題意識には共時性、共有性がある。

 問題は、何事もその問題意識をどう正面から見据え、分析し、指針を生み出すかにある。認識が正確でなければ、行動の結果が大きく歪むことになる。そういう意味で、指針作りこそが最重要な能力と云えよう。名指導者とは畢竟、この能力に長けた者ということになる。

 指針が出されると次に必要なのは、その適用斡旋である。これは、指導者の取り巻きないしはいわゆる官僚がその任に当たる。次に行動である。これは人民大衆的に為されるものである。次に検証である。検証は、それぞれの任の者がそれぞれに為さねばならない。その反復繰り返しが認識の弁証法的発展となる。一応かく理解すべきだろう。

 ここで重要なことは、人は万能ではなく、人の能力資質に応じて、上記「理論と実践の交互関係」のうちどのポジションで働くべきかという事になる。人の共同性は実にここにある。

 2007.12.7日 れんだいこ拝





(私論.私見)