回天、革命考

 (最新見直し2015.12.21日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、「回天、革命考」をものしておく。

 2015.12.21日 れんだいこ拝

 回天と革命はどう違うのか。我々が依拠するのはどちらであるべきなのかについて一考ものしておく。分かり易く言うと、回天は東洋思想系のものであり、「天の声」を聞き、「天の声」が体制転覆を要求するとき、これを錦の御旗にして事を起こす思想を云う。これに比して、革命は西欧のユダヤ思想系のものであり、或る国の或る時の王朝を打倒せしめる思想を云う、のではあるまいか。この識別は、我々の運動の自律性を獲得する為に必要な営為ではないかと思う。

 回天運動にあるのは、平常時における体制、政体の是認である。その体制、政体が時代の桎梏になり始めた時に「天の声」が作動し、回天運動を呼び込むことになる。それに比して、革命運動にあるのは、いついかなる時に於いてもの体制、政体の転覆である。その根源は、イエスキリストが最も手強い敵として論難し続けたユダヤ教パリサイ派の革新理論に胚胎しているように思われる。とりあえずここまで記しておく。





(私論.私見)