人と動物との交感考 |
(最新見直し2012.5.18日)
(れんだいこのショートメッセージ) |
ここで、人と動物との交感を記しておく。まずは、れんだいこ自身が経験した事例を記しておく。 2012.5.18日 れんだいこ拝 |
【猿とのこと】 |
子供の頃、或る情報がもたらされ、猿を飼っている家があると聞き、仲間と連れだってお菓子を持って行ったことがある。可笑しかったのは、次々と手を出すに応じてお菓子をやるにつれ、猿の頬が次第に膨れてきたことである。胃の中に落とさず、落す暇もなく餌をくれとねだっていたことになるが、人間はこうはしないだろう。その猿知恵が面白かったのを記憶している。 |
【熊とのこと】 |
北海道の小樽から登別へ向かう途中の確か昭和新山のある**湖の近くのクマ牧場での体験。クマが餌をくれと胸を叩き、手招きする仕草がが、人間の交信のそれと全く一致していることに驚かされた。熊の知脳の高さを畏敬し、それより山の神としてのクマを大事にせんとあかんと思うようになって今日に至っている。 |
【猫とのこと】 |
我が家の猫の名はトラと云う。いつの間にかいなくなった。トラも事務所の界隈で飼っていた。オスである。元々拾ってきた猫なので居なくなっても元々なのだが、少し信じられない気がする。誰かに貰われた形跡がある。この猫の思いでは次のこと。私がトラと出会ったのは、とあるコーポの近く。捨て猫にされていた。その時、初対面の私にスリスリして来た。二度目の出会いの時もスリスリして来た。よほど俺が気に入ったのか、気に入られたのかと思い事務所へ連れてきて飼うようになった。ところが、餌のくれそうな誰に対してもスリスリして行く。要するにスリスリがうまい猫だったのだ。但し、餌をやるまでの事で、餌をもらうと途端に愛きょうしなくなる。これが猫にインプットされた習性の生態なのだろう。それはそれで猫らしい。 猫とのもう一つの体験は。3匹の猫のそれぞれが性格が違う。れんだいこが若かりし頃、とある家へお邪魔することがあった。その家には三匹の猫が居り、門柱の頂のところへ憩うのを常としていた。私が窺うと、一匹は脱兎のごとく逃げる。もう一匹はいったん逃げて遠くから様子を見守る。もう一匹は逃げずむしろ慣れてくる。同じ家に飼われながら、こうも生態が違う猫。印象に残っている。 |
【犬とのこと】 |
こたび、我が家(と云っても事務所の空き地で飼っているのだが)の愛犬ジャンに犬小屋を買ってやった。それは、ホームセンターに行った時、子供が出入りして遊んでいるのに出くわし、良く見ると現品限り5千円とあった。ひのきの丸太小屋で、当初の販売価格は相当高かったと思われる。我が家のジャンには既に2回目の犬小屋を与えており、特段の不都合もないのだが、もつとゆったりスペースにして頑丈そうな割には安い価格に魅かれて購入した。下に敷くスノコと合せて6千円の出費となった。ライトバンを借りてまで運んだのだが、ジャンはどういう訳か気に入らない素振りで中に入らず二日、三日野宿してしまった。これには困った。ひのきの臭いがきついのかもと思ったり、スノコが冷たいのかと思ったりで毛布を敷いてやった。それでも寝泊りしない。毛布が暑いのかと思い、使い古しのタオルケツトと交換した。それでも入らない。そうこうしているうち、連れ合いが情報をもって来た。曰く、犬は小屋が大き過ぎると却って警戒し入らないよ云々。そうか。ハタと膝を叩き、早速に前の犬小屋を設置し直した。効果てきめん、その日の夜は馴染みの犬小屋に寝ていた。人間の思案では計れないものがあると感心した次第である。 ジャンはオスで只今7歳。甲斐犬7割混じりの雑種である。兄が飼っており、不意の事故で亡くなって、最初目にした時は茶系のトラぶち模様がダサくて保健所へ連れて行かねばならぬと思ったが、その晩に兄と何か共通するものを感じて引き取って育てている次第である。あれからもう4年になる。 ジャンの面白い癖は、毎夜の散歩時、私が野原へ向けて立ち小便すると、大抵やって来て片足を挙げて同じように小便する。即ち連れションする癖がある。 |
(私論.私見)