ゲーテ/ファウストの学問ナンセンス論メッセージ考

 更新日/2023(平成31.5.1栄和改元/栄和5)年.1.13日

 別章【学んで却ってバカになるダボス派学問考

 れんだいこのカンテラ時評№1153  投稿者:れんだいこ 投稿日:2013年 7月10日
 学んで為になる学問と却ってアホウになる学問に関するゲーテのファウストの一説考

 「学んで為になる学問と却ってアホウになる学問の識別考」を思案しているうち、ふと気になるフレーズを思い出した。それはドイツの誇る大文豪ゲーテ(1749~1832)の戯曲「ファウスト」の次の一説である。前置きを除けば「ファウスト」の冒頭のセリフである。岩波文庫の相良守峰氏の訳文を掲げる。
 「あぁ、これで俺は哲学も、法学も、医学も、また要らんことに神学までも、容易ならぬ苦労をして、どん底まで研究してみた。それなのにこの通りだ。可哀そうに俺と云うアホウが。昔よりちっとも利口になっていないじゃないか。マギステルだの、ドクトルとさえ名乗って、もうかれこれ十年ばかりのあいだ、学生の鼻ヅラをひっ掴まえて、上げたり下げたり斜めに横に引き回してはいるが--実は我々に何も知り得るものでないということが分かっている。それを思うと、ほとんどこの心臓が焼けてしまいそうだ。それは俺だって、やれドクトルだ、やれマギステルだ、学生だ坊主だと云うような己(うぬ)惚れた連中よりはましであろう」云々。

 森鴎外は次のように訳している。(「森鴎外全集11/ファウスト」参照)
 「はてさて、拙者は、哲学も法学も医学もあらずもがなの神学も熱心に勉強して、底の底まで研究した。そうしてここにこうしている。気の毒な、馬鹿な己だな。その癖なんにもしなかった昔より、ちっとも偉くはなっていない。マギステルでござるの、ドクトルでござるのと学位倒れで、もう彼此十年が間、弔り上げたり、引き卸したり、竪横十文字に、学生どもの鼻柱を撮(つ)まんで引き廻している。そして己達に何も知れるものでないと、己は見ているのだ。それを思えば、ほとんどこの胸が焦げそうだ。無論世間でドクトルだ、マギステルだ、学者だ、牧師だと云う、一切の馬鹿者どもに較べれば、己の方が気は利いている。

 己は疑惑に悩まされるようなことはない。地獄も悪魔もこわくはない。その代り己には一切の歓喜がなくなった。一廉(ひとかど)の事を知っていると云う自惚(うぬぼれ)もなく、人間を改良するように、済度するように、教えることが出来ようと云う自惚もない。それに己は金も品物も持っていず、世間の栄華や名聞も持っていない。この上こうしていろと云ったら、狗(いぬ)もかぶりを振るだろう。それで霊の威力や啓示で、いくらか秘密が己に分かろうかと思って、己は魔法に這入った。その秘密が分かったら、辛酸の汗を流して、うぬが知らぬ事を人に言わいでも済もうと思ったのだ。一体この世界を奥の奥で統(す)べているのは何か。それが知りたい。そこで働いている一切の力、一切の種子(しゅし)は何か。それが見たい。それを知って、それを見たら、無用の舌を弄せないでも済もうと思ったのだ」。

 訳者が代われば幾分か訳文も変わるのが通例なので、この箇所の原文、訳文をネット空間からもっと引き出して比較対照させてみたいと思うが、他の件は出るのだが肝心のここの件が骨が折れると云うか容易なことでは引き出せない。恐らく意図的故意にそうさせないように隠蔽されているのだと思う。なぜなら、現代学問界を覆うよほど重要な厳しい批判なので、都合の悪い側が晒させたくないのであろうと思料する。しかしながら秘すれば覗きたくなる。そこで二例をサイトアップして見た。大意として「テキスト学問ナンセンス論」の臭いが伝わればよい。これを仮に「ゲーテのテキスト学問ナンセンス論メッセージ」と命名する。

 れんだいこは従来、このセリフを学問一般に対する当てこすりと受け流していた。ところが最近、ことはそう単純ではないのではないかと思い始めた。ゲーテがここで述べた「テキスト学問ナンセンス論」とは実は学問一般ではなく、ネオシオニズム系学問テキストに対する強烈な批判であり皮肉であると捉えるべきではなかろうか。その方が生き生きとすると思うようになった。

 ゲーテは、本書からも知れるのだが、若い時から晩年に至るまで相当の情熱をもってネオシオニズム系学問に耽溺している形跡が認められる。恐らくフリーメーソンないしはその近いところで世過ぎ身過ぎをして知識を貪欲に吸収し続けたのではなかろうか。戯曲「ファウスト」全体がフリーメーソン的思想との格闘であることが、このことを教える。

 ゲーテは、これがゲーテの偉大なところであろうが、晩年になってようやくネオシオニズム系学問の虚妄に気づき、そういう人生の総決算として渾身で戯曲「ファウスト」を書き上げ世に遺したのではなかろうか。その思いを象徴的に吐露しているのが先の一文なのではなかろうか。故に冒頭に登場している。この営為はそういう意味では英国の大文豪シェークスピアの労作のそれに似ている。

 つまり、「ゲーテのテキスト学問ナンセンス論メッセージ」の真意は、学問一般の当てこすりではなく、ネオシオニズム系学問からの決別の意味をメッセージさせて、わざわざ面白おかしく聞かせているのではなかろうか。かく思える節がある。そういう風に捉えると題名のファウストも意味深である。ファウストを「16世紀に南西ドイツに実在し、医師・錬金術師・占星家として知られた人文学者」と見る説もあるようだが違うと思う。ファウストのドイツ語の意味は「握り拳(こぶし)」であり、「握り拳(こぶし)」は「怒りの鉄拳」的意味に通底している。とすれば、「ファウスト」を「怒りの鉄拳」的心情で書き上げていると受け止めた方が良いのではなかろうか。それでは、ゲーテが何に怒っているのだろうか。それは所詮空疎なネオシオニズム系学問の道に誘われ、貴重な一生の過半をその研究に費やしたことに対する「自身への不徳的怒り」、そういう学問を仕掛けている者たちに対する「怒りの鉄拳」と云う意味を込めた題名なのではなかろうか。

 こう窺う窺わないは自由であるが、述べたような「れんだいこ的解」も成り立つことを世に示しておきたい。これに関連して世に確認しておきたい。「ファウスト」のこのフレーズがネット検索から容易には出て来ない。「ファウスト」の実質的に冒頭の名句であるからして、本来であれば探すのに骨が折れること自体がオカシイ。これをどう理解すべきか。普通には、このフレーズが隠されていると窺うべきではなかろうか。その理由は、「ゲーテのネオシオニズム系学問ナンセンスメッセージ」が広まることを恐れているからであると思われる。そう思う思わないは水掛け論になるが、れんだいこはそのように理解している。

 ゲーテの1749年生まれ、死没は1832年(享年84歳)であった。第一部は1808年、第二部はゲーテの死の翌年1833年に発表されている。死の直前までライフ・ワークとして書き継がれた大作であることが分かる。「ゲーテのネオシオニズム系学問ナンセンスメッセージ」は第一部の冒頭文であるからして凡そ60歳頃に書き上げられていることになる。れんだいこも偶然ながら、この年齢頃に同じような思いを得た。ゲーテに教えられたと云うより、れんだいこなりの気づきでゲーテメッセージに気づいたという次第である。

 れんだいこの気づきはこうである。学問は、本来は有益なものであり、世の実践的諸活動に対するカンテラ的意味を持つべきものである。学んで余計にバカになるなどと云うことがあり得て良いわけがない。これを例えれば、弓術に於いて初心者は矢を飛ばすこともできぬのが訓練によって次第に射ることができるようになり、次は的当てに向かい、当初は的から外ればかりしていたのが次第に的の中心に当たるようになる。これが練習効果であり、学問もそのようなものであるべきではないのか。これを囲碁に例えてみる。当初は何を意図して着手しているのか意味不明の手ばかりを打ち、石がごちゃごちゃしているところから始めて次第に意思を持った着手になり、やがてはプロの着手のごとく芸術的な石模様にさえなる。これを上達と云う。本来の学問はこれに似て、上達すればするほど機能的実効的になるべきものではないのか。

 ところが、最近の学問を見よ。と云うか、より正確に言えばネオシオニズム系学問になるのだが、学んで少しも賢くならない。入り口の伽藍は立派そうに見えるが、入り込めば迷路ばかりで、何とか辿り着いたとしても次々と「らっきょうの空(から)」を掴むに過ぎない。挙句の果ては、その空疎をごまかすための二枚舌三枚舌ばかりを鍛えるに過ぎない。

 それが証拠にネオシオニズム系学問に没頭した挙句の大学教授だのシンクタンクの研究員だののツラを見よ。特に原発推進派のヒゲヅラ御用学者には卒倒させられたが、どう見てもインテリの顔ではない。学んだ結果として却ってアホウヅラになっている。こういうことがあり得てよいわけがない。最近ではコロナ騒動の際のワクチン接種派の御用学者が同様である。なしてこういうことになるのか。これを愚考せねばならないと思う。

 れんだいこは、ネオシオニズム系学問の空疎性の由来をメッキ理論に求めている。連中の学問から錬金術が発生しているのは偶然ではなく、ネオシオニズム系学問に本質的なものなのではなかろうかと思っている。連中は、自然そのものの宝庫から何か有益なものを見つけて、これを合目的に利用しようとするのではなく、自然を敵視し、自然によく似たものを化学的に作り上げることを得意とする。その理屈の良し悪しの判定は別にして、メッキものは本物には勝てないのが道理である。ネオシオニズム系学問とは、そういうものの発展系のものなのではなかろうか。それが自然と共生するのならともかく、自然を破壊するとき、自然が報復する。そういう意味で、一見生産的であるように思われるが本質的に非生産的なものに過ぎない。これは科学化学だけのことではない。政治、経済、文化、精神、思想にも通底している。

 れんだいこは今、「学んで却ってアホウになる学問」を対自化させ、「学んで為になる学問」への転換を言い聞かせつつある。学問は本来、知れば知るほど人生を味わい深くさせるものでなければオカシイ。社会に有用的に役立つものでなければオカシイ。その真逆に位置するネオシオニズム系学問はオカシイ。決して尋常ではない。そういうものに耽るべきではない。世代を次いで仕上げるものもあるが何事も寿命の中で相談せねばならない。そういう意味ではネオシオニズム系学問全体が空疎すぎる。そう確信しつつある。このメッセージをどう受け流すのか、駄弁か能弁か、その評定は各自の判断に任せようと思う。

 2013.7.10日 れんだいこ拝
 jinsei/

【憂国居士さんの指摘考】
 憂国居士さんよりかつてBBSに投稿がありました。

 http://6707.teacup.com/gamenotatsujinn/bbs/index/detail/comm_id/1906
 「『貴ブログで闇世界の真相を学ぶと、これまで見えなかった現代システムのからくりが見えてきて、不可解な現象も分かるようになります。欧米の保守系エリートは殆どがフリーメーソン・メンバー、欧米のビジネス・スクールではあからさまにイルミナティ教義を教え(道徳倫理無視、いかに他人を騙し搾取して利益を得るかのノウハウを伝授、しかも、その悪行をカモフラージュする偽善に満ちた言説も教える)、政府機関や産業界、学界の重要なポストは、殆どフリーメーソンやカトリックの人脈でリクルートされる』......つまり余程努力しないと真相が何も見えないということです。これは肝に銘じてください」。

【「前半是論、後半醜論」考】
 「このブログを運否天賦さんが阿修羅版に転載紹介してくれ、それに対して「その角栄を裏切って創政会を旗揚げしたのが小沢一郎なんだけどね」なるレスが付けられている。こういう御仁を何と評するべきだろうか。れんだいこの角栄評は小沢どんの好評にも繫がるべきところ、これを遮断するコメントをしている。「創政会旗揚げ小沢主犯説」なるもので煙巻きする。

 これに似た例を知っている。れんだいこが出雲王朝を好評し大国主の命を礼賛している時、大国主の命ならぬ大年の命を持ちだして持ち上げ、返す刀で大国主の命を落し込め、ないしは架空上の人物と言い切る。これを如何にも緻密そうに資料を駆使して煙巻きする。

 れんだいこに云わせれば構図が間違っているから、どうにも鼻もちならない。悪気があってかどうかまでは分からないが、幾ら学んでも本来の軌道、フィールドに乗らない。そういう学問が罷り通っている。れんだいこにはとても不愉快である。前にも述べたが、学べば学ぶほど学ばない時点より賢くならなければならないところ、余計に間違う。ここに学問の危険性がある。下手な学問、上手な学問論がいるやに見受けられる」。


【正しく学問することの必要性についての身近な体験談】
 正しく学問することの必要性についての身近な田中角栄に纏わる評価の錯綜体験談を記しておく。

 1970年代初頭の、私が早稲田の学生の頃、たまに帰郷した折に、不動産開発デベロッパー会社に勤めていた3歳上の兄と、田中角栄に関する政論を交わした。当時、かって日共系の民青同の一員だった私はその影響を受けており、「諸悪の元凶カクエイ論」を、兄は角栄有能論を展開した。これは良い。問題はその後である。私は何がしか兄の角栄論に共鳴するメンタルを得て、その後カクエイ研究に向かった。兄も何がしか私のカクエイ論に共鳴し、その後カクエイ研究に向かった。一年後再会したとき、驚くべきことに、私が角栄賛美論に回り、兄はカクエイ批判論に転じていた。

 問題は、兄がカクエイ批判論に転じた理由である。結論は、兄は市井本を読み過ぎ、それらのどれもがカクエイ批判論であったが為にその影響を受けたことによる。私は、そのときの経験から、市井の本を読む程度の研究では却って馬鹿になってしまうと確信するようになった。市井の本は明らかに操作されており、その操作通りに受け売りするようになると、読まぬ前のいわば本能的直感による正しい評価から転じて、実にクダラナイ見解に至るようになる。兄がその実例である。

 こういう場合、角栄批判本と擁護本の両方を読む必要がある。それぞれの論旨を比較考量して自分なりの見解を生み出す必要がある。決して鵜呑みにしてはならないのだ。それが教訓である。この観点は著作権論にもモロに通用する。兄は当時の大量のカクエイ批判本の波に呑まれてしまった。その兄の当初の角栄称賛論を私が受け継ぎ、今、兄に感謝している次第である。この兄には他にも感謝すべきいろいろな影響を受けている。この件については別の機会に記す。

 2019(平成31).3.13日 れんだいこ拝

 「★阿修羅♪ > 雑談専用40」の C.V氏の2013.3.12日付け投稿「スタンフォード(大学)の遺伝子学者によると、人間の知性は衰退してきている」を転載しておく。
 http://www.blurty.com/talkpost.bml?journal=chilledvodka&itemid=108962

 Human intelligence is declining according to Stanford geneticist
 スタンフォード(大学)の遺伝子学者によると、人間の知性は衰退してきている
 http://www.russiatoday.com/usa/intelligence-stanford-years-fragile-531/

 貴方は今までに馬鹿に囲まれていると思ったことはありませんか? 最先端を行くスタンフォード大学の科学者は、彼がその答えを握ったと考えていて、その悪い報告は事態は良くはならないであろうと云うことです。

 スタンフォードの遺伝子学者ジェラルド・クラブトゥリー博士は、現代人の知性の進歩過程を確認・鑑定しようという試みを行った研究を発表しました。結果から云いますと、しかしながら、クラブトゥリー博士の研究は、人類の集合的マインド(精神・頭脳)はかなりの時間、下降軌道(傾向)にあるという確信・信念に彼を導きました。

 昨年、(上下)二部で出版された彼の研究「私達の脆い知性パート1」によると、避けることのできない遺伝子構成の変化と現代科学技術の発展が相俟って人間達を、まあ、一種の馬鹿にしたとクラブトゥリー博士は考えています。彼は最近、これに続く分析を発表し、そしてその中で、彼が人間の知性の土台と考える約5,000の遺伝子の内、時間を通して起きた幾つもの変異が、現代人に彼の先祖達のほんの一部ほどしか聡明ではないように強いたと説明しています。

 「遺伝子学、人類学、そして神経生物学の新たな発展は、私達の知性的かつ感情的能力はとても多くの遺伝子に基礎付けられていて、それらの能力を遺伝子的に驚く程、脆くしていると予言している」。彼は彼の研究の第一部で書いています。「人間の変化率と人間の知性的かつ感情的健康に必要な遺伝子の数の分析は、私達がこれらの能力のほとんどを確実・確かに失って来ていることを示している」。彼は彼の最新の報告でつけ加えています。

 そこから博士は、過去、数千年間に起こった一般的変異は、私達の先祖達が順応したであろう特定のシチュエーション(設定)に人類が益々対応できなくなってきていると説明しています。「もし、紀元前1000年の平均的なアテネの市民が突然に私達の中に現れたとしたら、彼もしくは彼女は、私達の同僚や知り合いの中で最も聡明で最も知性的に活発で、良い記憶力と、広範囲のアイデアと、そして大切な問題・課題の聡明な見解を持っていると私は賭けてともいい。加えて、私が推測するに、彼または彼女は、私達の友人達や同僚達の中で最も感情的に安定しているだろう。私はそしてまた、2000年から6000年前のアフリカやアジアやインドや(南北)アメリカ(大陸)の太古の住人達も同様だったと賭けよう。私の賭けの土台は、私達の知性的かつ感情的能力は遺伝子的に驚く程脆いという遺伝子学、人類学、そして神経生物学の新たな発展が示す鮮明な予言から来る」。

 博士によると、人間達が最も知性的であるのは、「総ての個人個人が、毎日、自然の法則の選択のメカニズムにさらされている」時だという。これらの条件の下で、順応は、彼は論ずる、戦うか逃げるか以上の問題だった。それよりは、その科学者は言う、それは(続く)世代世代にとって沈む(溺れる)か泳ぐかのシチュエーションだった。

 「私達は、一つの種として、驚くほど知性的に脆く、そして恐らく2000年から6000年前に絶頂に届いた」。彼は記述する。「もし選択がほんの少し緩められたとしても、3000年から6000年前の私達の太古の先祖達と比べて、私達のほとんどが傷つけられた(退化した)と私はそれでも結論する」。

 けれどもこれは、それが全て下り坂であることを意味していません。クラブトゥリー博士は言う、「私達のゲノム( http://ejje.weblio.jp/content/genome )は脆いけれど、私達の社会は太くて(しっかりしていて)ほとんど全体的に教育の美徳・善行で、総ての(社会の)メンバーに強さ(知識)を急速に広めることを許す」。

 「私達にはそれを解くたっぷりの時間がある。300年前の人達には私達が今、科学的に何処にいるかなど思いもつかなかった」。彼は言う。「私達はこの問題に人道的かつ道義・道徳的解決法で対処できるだろう」。 (おしまい)

 *
 教育が故意に出鱈目だから、今の社会がある。本当の知識は、極少数に独占・密義にされている。科学が進歩して、人が退化しているというアイデアには賛同するけど・・・。

 そして、「お金」というのは「自然の法則」”ではない”。「社会習慣」です。「利子」も「利息」も「金利」も労働以外(時間)から発生する「購買力」であって、その購買力の蓄積・一点集中・独占・強欲が私達の食べ物、飲み水、土地、空気全てを買い占め、私達を奴隷化・殺戮しようとしているのが、現在の世界です。「社会習慣」は便利なだけなら良いが、それが害を成しているなら”(悪習)なら”、改善するか、止める必要があります。悪習がその身を滅ぼすのは皆さんのご存じの通りです。(悪は自滅する)因みに、ユダヤ正教(トーラ)も、キリスト教(聖書)も、イスラム教(コラーン)も、ユーザリー(利子・利息・金利錬金術)を禁止しています。ただの「生活習慣」で、悪習だと気付けば、”止めればいいのです”。(笑)  


 Riot police confront protesters in Brooklyn  Riot police confront protesters in
 BrooklynRiot police confront protesters in Brooklyn

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 Human intelligence is declining according to Stanford geneticist

 Published time: February 18, 2013 19:56
 Edited time: February 18, 2013 23:56

 Ever can’t help but think you’re surrounded by idiots? A leading scientist at Stanford University thinks he has the answer, and the bad news is things aren’t likely to get any better.

 Dr. Gerald Crabtree, a geneticist at Stanford, has published a study that heconducted to try and identify the progression of modern man’s intelligence. As it turns out, however, Dr. Crabtree’s research led him to believe that the collective mind of mankind has been on more or a less a downhill trajectory for quite sometime.

 According to his research, published in two parts starting with last year’s‘Our fragile intellect. Part I,’ Dr. Crabtree thinks unavoidable changes in the genetic make-up coupled with modern technological advances has left humans,well, kind of stupid. He has recently published his follow-up analysis, and in it explains that of the roughly 5,000 genes he considered the basis for humanintelligence, a number of mutations over the years has forced modern man to be only a portion as bright as his ancestors.

 “New developments in genetics, anthropology and neurobiology predict thata very large number of genes underlie our intellectual and emotional abilities, making these abilities genetically surprisingly fragile,” he writes in part one ofhis research. “Analysis of human mutation rates and the number of genes required for human intellectual and emotional fitness indicates that we are almost certainly losing these abilities,” he adds in his latest report.

 From there, the doctor goes on to explain that general mutations over thelast few thousand years have left mankind increasingly unable to cope with certain situations that perhaps our ancestors would be more adapted to.

 “I would wager that if an average citizen from Athens of 1000 BC were toappear suddenly among us, he or she would be among the brightest and mostintellectually alive of our colleagues and companions, with a good memory, a broad range of ideas, and a clear-sighted view of important issues. Furthermore, I would guess that he or she would be among the most emotionally stable of our friends and colleagues. I would also make this wager for the ancient inhabitants of Africa, Asia, India or the Americas, of perhaps 2000–6000 years ago. The basis for my wager comes from new developments in genetics, anthropology, and neurobiology that make a clear prediction that our intellectual and emotional abilities are genetically surprisingly fragile.”

 According to the doctor, humans were at their most intelligent when “every individual was exposed to nature’s raw selective mechanisms on a daily basis.”
 Under those conditions, adaption, he argued, was much more of a matter thanfight or flight. Rather, says the scientists, it was a sink or swim situation for generations upon generations.

 "We, as a species, are surprisingly intellectually fragile and perhaps reached a peak 2,000 to 6,000 years ago," he writes. "If selection is only slightly relaxed, one would still conclude that nearly all of us are compromised compared to our ancient ancestors of 3,000 to 6,000 years ago.” That doesn’t mean it’s all downhill, though. Dr. Crabtree says, “although our genomes are fragile, our society is robust almost entirely by virtue of education, which allow strengths to be rapidly distributed to all members."

 "We have a long time to solve it. People 300 years ago had no idea where we'd be scientifically now," he says. "We'll be able to deal with this problem with a range of humane and ethical solutions."





(私論.私見)