演説考 |
(最新見直し2012.7.1日)
政治家の演説は或る種の芸術品である。当然巧拙はある。ここでは上手い方の演説を前提とする。登壇に当たっては上座に敬虔な礼をする。正面に向かって語りが始まる。制限時間すれすれを正確に語る。笑いあり涙あり訴える急所とツボを押えつつ盛り上げる。この際、論旨明快、筋道立てて弁するのが頭が良い政治家の証拠なのであろう。間合いも必要である。聴衆一人一人に優しく慈I愛のまなざしを注ぎ、時に睨むかの如く見つめる場合もある。語りには一定のテンポとリズムがある。この辺りが十分にできれば名人芸だろう。招かれた場合には招いた相手を上手に持ち上げる。誤解があれば、本人になり代わって解く。この辺りは思いやりなのだろう。これを臭くなくやる。この辺りができれば名人芸だろう。 2012.7.1日 れんだいこ拝 |
(私論.私見)