小池の自民・茂木幹事長/茂木との統一教会を廻るバトル考

 更新日/2020(平成31→5.1栄和改元/栄和2).9.10日

【小池の自民・茂木幹事長/茂木との統一教会を廻るバトル考】
 2022.9.4日、スポーツニッポン新聞社記事自民・茂木幹事長の発言に共産・小池氏が抗議「撤回してください」 ネットでは「事実無根」トレンド入り参照。
 2022.9.4日、自民党の茂木敏充幹事長が、NHK「日曜討論」(日曜前9・00)に出演、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題について共産党・小池晃書記局長と討論する中で「左翼的な過激団体と共産党との関係がずっと言われてきた」と発言したことに対して、共産党の小池が「全く関係ありません。公共の電波を使って自民党の幹事長が全く事実無根の話をしないでください。撤回してください。過激な団体と共産党がいつ関係を持ちました?」と強い口調で反論したが、茂木氏は発言撤回に応じなかった場面があった。

 茂木幹事長は、旧統一教会と政治家との接点が次々と明らかになっている状況について「国民の疑念が高まっている。重く受け止め、反省をしなければならない」とコメント。自民党が所属国会議員に教団や関連団体との接点確認を求める調査の結果を今週中に発表すると明らかにした。「今後、旧統一教会、関連団体と一切関係を持たないということを党の方針として決定した」と話した。これに対し、小池氏は「関係の頂点にいた安倍元首相について何で調査しないのか」と安倍晋三元首相と教団との関係も調べるように要求。2015年に行われた名称変更への政治家の関与の有無についても「何の説明もない。政府は真相を明らかにする責任がある」と問いただした。そして、被害者救済について意見を述べる中で、小池氏は「反社会的カルト集団と自民党が何で深い関係を持ってきたのか」と述べ、自民党と教団の関係について「徹底的に解明することなしに被害の救済はできない」と発言した。茂木氏は「(教団と)自民党とは関係がないということは申し上げている。ただ、個々の議員とは接点があった、これを断っていくのがこれから必要だということで、そのために我が党としては関係を持たないことを明確に決めた」とし、「党として統一協会とやり取りをして選挙の応援をした、一切そういうことはないです」と明言した。その後も自民党と教団の関わりを追及する小池氏に対し、茂木氏は「(被害者救済は)旧統一教会の問題だけではなく、社会的に問題のある団体すべてについて考えていかなくてはならない。小池さんいろいろおっしゃるんですけど、例えば左翼的な過激団体と共産党との関係、ずっと言われてきました。そこについて全く調べないというのも問題だと思いますよ」と発言。小池氏は「全く関係ありません。公共の電波を使って自民党の幹事長が全く事実無根の話をしないでください。撤回してください。過激な団体と共産党がいつ関係を持ちました?」と強い口調で反論したが、茂木氏は発言撤回に応じず、司会者は他の発言者に話題を振った。小池氏は番組終了後、自身のツイッターで「言うに事欠いて、こういう超デタラメなことしか言えないぐらい、自民党が追い詰められているということだと思います。攻めに攻めていきましょう」とコメント。ツイッターでは「事実無根」「誹謗中傷」「茂木幹事長」がトレンド入りし、議論を呼んでいる。

【小池発言魚拓】
 実はこのやりとりは、小池の、ひいては共産党の非常に重要な言辞を遺している。故にこれを
魚拓しておく。
小池発言1 「関係の頂点にいた安倍元首相について何で調査しないのか」と安倍晋三元首相と教団との関係も調べるように要求。
小池発言2 2015年に行われた名称変更への政治家の関与の有無についても「何の説明もない。政府は真相を明らかにする責任がある」と問いただした。
小池発言3 被害者救済について意見を述べる中で、概要「反社会的カルト集団と自民党が何で
深い関係を持ってきたのか。自民党と教団の関係について徹底的に解明することな
しに被害の救済はできない」と発言した。
茂木発言 「(教団と)自民党とは関係がないということは申し上げている。ただ、個々の議員とは接点があった、これを断っていくのがこれから必要だということで、そのために
我が党としては関係を持たないことを明確に決めた」とし、「党として統一協会とやり取りをして選挙の応援をした、一切そういうことはないです」と明言した。その後も自民党と教団の関わりを追及する小池氏に対し、茂木氏は「(被害者救済は)旧統一教会の問題だけではなく、社会的に問題のある団体すべてについて考えていかなくてはならない。小池さんいろいろおっしゃるんですけど、例えば左翼的な過激団体と共産党との関係、ずっと言われてきました。そこについて全く調べないというのも問題だと思いますよ」と発言。
小池発言4 「全く関係ありません。公共の電波を使って自民党の幹事長が全く事実無根の話をし
ないでください。撤回してください。過激な団体と共産党がいつ関係を持ちました?

々は最も厳しく対峙してきた政党ですよ
」と強い口調で反論。
茂木氏は発言撤回に応じず、司会者は「いいですね? はい」と話を打ち切り、他の
発言者に話題を振った。
小池発言5 番組終了後、自身のツイッターで「言うに事欠いて、こういう超デタラメなことしか言え
ないぐらい、自民党が追い詰められているということだと思います。攻めに攻めていき
ましょう」とコメント。ツイッターでは「事実無根」「誹謗中傷」「茂木幹事長」がトレンド入
りし、議論を呼んでいる。
小池発言6 5日の記者会見で「全く事実無根のフェイク発言。公党の幹事長が生放送の公共の
電波を使ってデマ情報を流したということですから、厳しく改めて抗議したい。
改めて
撤回を求めたい」と批判。
「共産党が暴力集団と同一であるかのようなデマは、もともと統一教会が選挙の度に流してきたデマ。自民党が統一教会と一心同体であることを示す発言である。あまりに卑劣だと言わなければなりません」と批判。さらに、茂木氏の発言が旧統一教会と自民党との関係、とりわけ安倍元首相との関係を問い詰める質疑の中で出てきたとして、「こういうデタラメなことしか言えないぐらい、自民党が追い詰められているということを示すものではないか」と指摘した。
小池から猛批判を浴びた茂木だが、6日の会見で自身の発言について「撤回しない」と明言。それを受けて
小池発言7 ツイッターで、「先日の日曜討論では、茂木幹事長は批判されると『具体例を出してください』とおっしゃられていましたね。ならば、この件でも、『左翼的な過激団体と日本共産党が関係を持っていたということについて、具体例を出してください、出せないなら撤回してください』と応酬する事態に」。
山下発言 9.7日、共産党の山下芳生参院議員が自身のツイッターを更新。茂木-小池バトルでの小池発言を擁護し、「政権党の幹事長が、国会に議席を持つ公党に対して、公共の電波を使って事実無根の誹謗中傷を行いながら『撤回しない』。許せばファシズムの始まりです」と怒りをあらわにした。「茂木氏は『左翼的な過激団体と共産党の関係、ずっと言われてきた』という自らの発言の根拠を示すべきです。示せないなら撤回し謝罪すべきです」と強い口調で訴えた。
(私論.私見)
 両者のバトルは痴愚と頓馬の争いのようなもの。歴史的に重要なのは小池発言の方である。小池のこの攻め発言は、共産党の過去の古傷である宮顕のリンチ致死殺人事件にもそのまま当てはまるものであるから、同様に攻められた時にどう抗弁するのか聞きたい処となる。そういう意味で魚拓しておく。

日本維新の会の鈴木宗男参院議員が茂木発言に援護射撃
 9.6日、日本維新の会の鈴木宗男参院議員(74歳)が自身のブログを更新し、自身が過去に提出した質問主意書に対して閣議決定の答弁書で「日本共産党は破壊活動防止法に基づく調査対象団体」とされていることを引き合いに、「茂木氏の指摘は正しい」とした。その上で「茂木幹事長は正しい認識をもって対処していることを国民等しく理解しなくてはならない」と結んだ。





(私論.私見)