【明治25年】お指図4

 更新日/2018(平成30).5.28日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 「おさしづ」の【明治25年11−12月分、期日不明の明治25年お指図を確認する。


 (11月)
 明治二十五年十一月一日
 高知部内高岡支教会所月次祭陰暦十四日、説教日陽暦三日十三日二十三日の願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあ事情は、さあ速やかに許しおくによって、心おきのう掛かりてくれるよう。さあさぁ許しおこう、さあ許しおこう。
 同御勤の九つ鳴物且御紋の願い。
 さあさぁ願い通り/\、事情は許しおこう/\、さあさぁ許しおこう/\。
 明治二十五年十一月一日
 高知部内繁藤支教会所月次祭陰暦六日、説教日陽暦六日十六日二十六日の願い。
 さあさぁ事情願い通り/\速やかに許しおこう、心おきのう掛かるがよい。さあさぁ許しおこう/\。
 同御勤の九つの鳴物紋の処願い。
 さあさぁ事情/\、願い通り/\許しおこう、さあ許しおこう。
 明治二十五年十一月一日
 田中捨吉長男長女次女三人身上障りにつき願い。 (大県支教会役員)
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあ身上いかなる処尋ねる処、もう段々の話し伝え一つ話し聞かし、又世上諭す処皆な理が治まりあろ。身上いかなる事と思う処、どうであろ。身上治まり難ない。一つ尋ねる。よく聞き分けて、よく諭してくれ。一時の処段々運び尽す。又所いついつまでの理になり、なれど内々事情これ一ついかなると思う。思うが理であろ。なれどよう聞き分け。何でもなくば尋ねやしょまい。これでこそと思わにゃ尋ねやしょまい。尋ねば一つ指図に及ぼう。これまで尽す中に、どうとは更々持たず、知らず/\の道があろ。これまで日々運ぶ事情に諭す処、因縁諭すであろ。よう聞き分け。内々銘々因縁分かろうまい。よう聞き分け。諭する因縁、言葉一つの理で自由という処聞き分け。今一時の道内々事情ありて大変困る。一寸は大変と思う。一寸案じる事要らん。案じてはならん。大変迫るという中に、どういう思案もあろ。一時世界の事情、明らか道通り、諭す処聞き、受け取らにゃならん。それで、明らかという。これ一つ諭しおこう。しいかり聞き取りてくれるよう。
 明治二十五年十一月二日
 日和佐支教会開講式について、本部長御越しの処御許し下さるや願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、日限という事情は鮮やか心通り願い通り許しおこう。又事情一人事情、初代は代理以て取扱いしてくれるがよい。何事も心おきのうするがよい。万事許しおこう。
 前川菊太郎代理として赴く処願い。
 さあさぁ誰彼はない。それは言わん。事情運んで一人なりと立つ時、尋ねて指図という。
 明日赴く処伺い。
 さあさぁ事情何時なりと。
 明治二十五年十一月二日
 山本利三郎の東の方へ、稲田源治郎転宅致したしとの事につき、地所貸しても宜しきや願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあさぁそれは面々心に委せおく。こうと言うやこう。銘々先々尋ねて、こうと言うや、互い/\繋いで重々の理である。それでよう聞き分け。どれがよいこうがよい、こら言わん。頼まればこう。成らん道々の処の理、どうでもこうと思えども、一つは運んでやらんならん理あろ。これでこそと思えども、事情によって運べん。なれど事情によって互い/\思案ある。それ談示に委せおく。こうならこう、一時の心に委せおく。
 明治二十五年十一月三日
 宇佐布教事務取扱所設置地方庁へ出願の願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあ事情は速やかに許しおくによって、早々急いで早く事情、さあ許しおこう/\。
 明治二十五年十一月三日
 高知部内山田支教会所設置願い。
  さあさぁ尋ねる事情/\、速やかに許しおこう、心おきのう許しおこう、さあさぁ許しおこう。
 同日、同部内比江支教会所設置願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、所々さあ事情なくばならん/\。事情さあさぁ許しおこう/\。
 同日、同部内伊野村に出張所設置願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあさぁ事情は速やかに許しおこう、さあさぁ許しおこう。
 同日、同部内新居村に出張所設置願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあさぁ事情は許しおこう、さあさぁ許しおこう/\。
 明治二十五年十一月三日
 上田平治身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、身の処、さあさぁ身の処に一寸心得んと思い、長らくの間、いかなる事、身上事情あればどんな思案、どういうものであろうという。何がサンゲい、どういう間違いという。よう聞き分け。成る程定まるなら、一寸治まる。これまで長い道すがら、いかなるどういう道も通り、いかなる尋ね定まり/\はいかなる揃うて、事情/\早き遅き事情はない。身上事情あればどんな事思うたかて案じるだけ。長い道すがら分かり分からん。身の内鮮やかなら心勇む。いつまでどうであろうと思う。よう聞き分け。これから先長く心定めて、今日も/\外い心移さず、一時早く定めて、心旬を改め定めて、身上鮮やか。ぢばへこうといついつまで思案ばかりではいかん。これまで道筋理がある。早く治まり/\。
 明治二十五年十一月四日
 片岡常太郎長男亀之進の身上につき願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、尋ねる事情には、これ一つどうでもならん処尋ねる。まあどういう事であろう。まだ一寸という、一時危なき事情になり、話し事情治まれば、一寸治まり、まだ鮮やかならんという処、日々であろう。よう聞き分け。身に迫りて、いかなると思う事情聞き分けば、何事も鮮やか。これまで。
 明治二十五年十一月四日
 檜作徳治長男菊松二十九才右は二十四年陰暦十一月より行先分からずにつき願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあさぁとんと心得んという事情、一時の処どうなりたともこうなりたとも、一つ道分からん。道尋ねる処ようよぅの処、事情に取り、一つ銘々事情聞き分け。一時の処では、遠く事情と言えば遠くなれど、一時じっくりと心治めてみよ。よう聞き分け。一寸には分からん。どういうものと分からん。なれど、戻るで。心定め。ようよぅから心尽す。これまで聞き分け。銘々借り物諭する理、一つは因縁も諭する処、聞き分け。一時心定めて通りてくれるがよい。一寸暇が要る。なれど戻るで。
 明治二十五年十一月五日
 山田作治郎身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情、前々事情、一つそれぞれの事情、一時事情/\、いかなる事情、さあまあ一つには、何たると思うた。一時事情尋ねば一つ指図/\通り、互い/\はあろうまい。一時治まるなら鮮やか。生涯と諭しおく。よう聞き分け。内々事情他に事情皆な伝えやい、話しやい、これまで鮮やかあれど、何たると思うた。一日の日これ生涯に持って、いかなるも鮮やかな一つ諭しておこう。
 明治二十五年十一月六日
 南海部内中紀支教会月次祭は毎月陰暦二十日、説教日六の日三回且教会所地作りの処願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、事情は心通り願い通り、事情は速やか許しおこう。心のうさあさぁ許しおこう/\。
 中紀支教会所御勤九つの鳴物の願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、尋ねば前々の事情かた一つ鮮やか許しおこう。さあさぁ許しおこう。
 明治二十五年十一月六日
 松山マサ二十九才出産前後障り願い。
 さあさぁ尋ねる処の事情という、尋ねる処の事情という、前々に事情/\鮮やかという処、身の二つ事情、後々事情の処、大変なる事情という。よう聞き分け。軽く事情という。身の二つ鮮やか、一度話し通り、前話し通り。又事情速やかなりて、又後事情一時なるという処、間違うてある。これ詳しく諭して、人が危なき怖わき事情という。鮮やか一時、又前々事情、一時なるとは更々持たずして、早く聞き分け。ただ一つ事情では分からん。危なき怖わき事情鮮やか。又事情一時なるという事は更々ない。これだけ諭しおくによって、一時早く運んでやるがよい。
 明治二十五年十一月八日
 教祖御改葬の当日は、二十五日に致しますか、二十六日に致しますか、二十七日に致しますか、この三日の内何日にして宜しきや。
 さあさぁ事情尋ね掛ける処/\、どうで一度や二度で治まろまい。一時尋ねる処何度の処、日々の処、それぞれ尽しての処、前々以て事情運ばにゃならん。よう聞き分け。一日の日は大望なる事、どうも事務取り難くい。そこで前々以て事情諭しおかんならん。事情は随分ひっそひそかにして、大変な処ひそか穏やかにして、大きな事したとて、大きな事に成るものやない。ひっそでも理がいつまで。何でもひっそなら、尽す処は受け取る。一時大仰大層になる。大層は受け取れんと指図してある。その心を以て扱うてくれるよう。
 押して、前以てという事は二十五日に致します事でありますや。
  さあさぁ前日事情運んで、又、大祭と言うであろ。それぞれ多く集まる処、楽しんで戻る処、一日の日大変事務取り難くい。一年大祭と言うて治めてくれるよう。又どうであろうと思えば、又尋ねて一つの理という。これ二つに諭しておく。他にこうという理ありゃ、取り消せん理もあるなれど、一日の日大望、事務取り難くい。そこで、これと楽しんでしてくれば、どんな事でも引き受けると、指図しておこう。
 御改葬当日巡査三十名警備のため出張の願い。
 さあさぁ又一つ尋ねる処、事情の理によって、一人より二人、二人より三人、目の届くだけ思案という。これは指図まで。これだけの事運ばにゃならんというだけ。何も一つ委せおくによって、心おきのう運んでくれるよう。
 改葬通行道路は守目堂池を西へ下り、丹波市に出で、上街道を北へ進み、田部より別所に上ぼり新墓地に到る処御許しの願い。
 さあさぁ道筋事情尋ねる/\。又一つには多くの処あちらへ事情、こちらへ廻り事情という。これは事情多く人ならどうも細い道歩み難くい。多く中思う処遠く所廻るという。廻れば又前心運ばにゃならん。待ち受けての所あれば、又、嫌々理もある。そこで、一日の日なら、事の理運んですれば、通るに通れん事はない。どれだけの事という。これだけ委せおく。これ一点指図まで。これ生涯の理なら、どんな事も委せおく。
 同日、送葬の時本席御送り下さるものでありますや、この儀願い。
 さあさぁ又一つ尋ねる処/\もう席と言うて定め掛けたる。そこで辺所運ぶまで。前日からじいとして、心にしっかり治めおかんならん。何処にどうしてくれるぞいなあというようにして、取扱いしてくれるよう。
 明治二十五年十一月八日
 河原町部内秩父支教会設置地方庁へ出願の伺い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあ事情は速やか、さあさぁ早く/\、さあさぁ許しおこう/\。
 明治二十五年十一月八日
 芦津部内西宮支教会上棟、陰暦本月二十一日より二十二日までの間に致したき願い。
 さあさぁ尋ね出る処、事情さあ事情は速やかに許しおくよって、心おきのう掛かりてくれるがよい。さあさぁ許しおこう/\。
 明治二十五年十一月十一日
 陰暦十月二十六日は教祖改葬につき、各分支教会月次祭の処、前々日に御勤済ましたき儀願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\所々という。それ一日の日定めたる。又一時事情によってこうと尋ねる。それは談示の上いえど、諭しよう。又前々事情運ぶ理、十月七八分引ける。その日でけるも、でけん処とある。いかなるも前々に早く伝えておくがよい。
 明治二十五年十一月十一日
 高知部内伊野出張所出願の願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあ事情はそのまゝ直ぐ、さあさぁ許しおこう/\。
 明治二十五年十一月十一日
 瀬戸新七四十七才身上障りの処願、それにつき、家内の身上も申し上げ願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあ身上の事情、いかなる理尋ねる処、よく事情聞き分けにゃ分かり難ない。大抵/\事情の理は皆な分かりある。分かりある中に、身上長らえて、大変困るであろ。事情よう聞き分け。内々という家内それぞれいかなる事、見ればなあ、聞けばなあ、これ思わず言わず、一つ理どんな理大難小難これ聞き分け。一つは諭す事情、世界諭して事情、又因縁諭するであろう。皆な借り物諭するであろう。諭する処、聞き分けば鮮やか。身の内案じなき事情以て、何でなあ、世界なあ、これ思わず、心に治め。伝わる/\。これ聞き分けて、何でぞいなあという理持たんが、改めた事情である。案じる事要らん。しいかり行かんならん。よく聞き取りてくれるがよい。
 明治二十五年十一月十三日
 増野正兵衞足の怪我、及び小人障りにつき願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあ事情小人という、いかなるという。事情は小人一寸の事情なら何でもない。面々も内々それぞれ案じ一つ事情、案じるなれど、事情案じる事要らん。よう聞き分け。何でもない、小人一寸掛かる、ほのかのように思う。ほのかのように思うなれど、ほのかやない。どんな事もこんな事も、万事理を集めて取り扱う。これは日々受け取る。受け取るは日々事情、なれど、ほのかの事情とさら/\持たず、心に万事こうと仕切りた話し、忘れるに忘れられん。うゝかりして忘れられん。難しい事情あって、万事理を集めて、小人事情案じる事要らん。聞いたら一つ、見たら一つ、じっと思案。身の内事情尋ねたら、こう事情急がにゃならん。一つ計らにゃならん。これ一つよう聞き取ってくれるよう。
 押して、急いでという処は、本席御普請の処でありますや願い。
 さあさぁ心に掛かるだけ、あちらへ談じ、こちらへ談じ、談示日々の処から積もり掛かる。一名一人の心、我心だけでいかんという。なれど、万事談示の台とも言うたる。これ聞き取りて日々という。
 明治二十五年十一月十三日(陰暦九月二十四日)
 桝井政治郎、村田家に来ますのか、桝井伊三郎宅に来ますのか、落ち着く願い。
 さあさぁ尋ねる/\、尋ねにゃなろうまい。いつまで何たる分かる分からん。とんと分からん。仕切りて了い/\所思うやない。これまでとんと分からん。一時の道運んでる。分かる一日の日早くと言うて寄せたる。身の内尋ねたら、道を運んで今日の日。心掛かるなれど、追々段々道つける。どちらこちら言わん。身の内知らす。しいかり聞き取りてくれるよう。
 明治二十五年十一月十四日
 撫養部内南阿出張所新築且石搗きの処願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、事情は願い通り心通り、さあ心おきのう掛かるがよい。さあさぁ許しおこう/\。
 明治二十五年十一月十四日
 兵神部内社支教会開筵式につき陰暦十月五日夜鎮座祭、六日開筵式、七日大祭を勤めたく御許しの願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあ事情は速やかに許しおこう。心おきのう/\、さあさあ許しおこう/\。
 両日参拝人へ御酒を出す願い。
 さあさぁ事情尋ねる事情、心だけ/\、心だけは受け取ろ/\。
 開筵式に分教会より会長一名、その外三名出張の処願い。
 さあさぁ事情/\、事情以てさあ一日、さあ事情/\は許しおこう/\。
 明治二十五年十一月十四日
 萩原与四郎小人常次郎一才目の処願い。 (兵神)
 さあさぁ尋ねる処/\、聞いて理を見よ。愛想一つ尽かさず、これ一つ定めてみよ。一時大変思う。一時道という、世界道から、世界見れば残念という、一時忘れられん。よう聞き分け。一時ならん道ではあろまい。小人/\どうも小人分かろまい。なれど、諭す事情諭して、内々因縁諭す事情、理を思い一寸は難しいであろ。よう聞き分け。難儀さそう不自由さそう理はあろまい。どうでもならんは難儀事情であろ。なれど大難小難、これ聞き分け。一時小難と思われまい。なれど、大難は一時大変。これ聞き分け。一時大変であろなれど、諭す理から、銘々内々含む事情これ聞き分け。一時の道は大事道。世上一時道は世上になあ、と内々治め。これ聞き分け。事情は取りよは幾重あろ。よく聞き分け。一寸はなろまい。なれど、道々の処では、大変と思わず、道思わず、心に理を治め。道の処尽した処なあ、と更に持たず、一時早く理を治めてくれるよう。
 明治二十五年十一月十六日
 寺田半兵衞孫真之助身上咳出で、段々迫るにつき母たきの事情も申し上げて願い。
 さあさぁ一時の理を尋ねる処/\、小人という。いかなるもよく聞き取れよ/\。まあまぁ内々の処にてどうも何箇年の間/\、長い間/\、一時の心ゆりたる処、暫くもなく、世界どうであろう、暮らす。よく事情聞き取れよ。難しい道であろう。どうもならん道。小人身上段々もうか/\、とんと一つ治まりて治まろまい、内々治まろまい。内々こうと思やんより出る/\。思わずあれあれと越せば楽しんで成る程という理。暫く茨畔楽しんで越したら、これだけじっと内々持ちてどうも治まろまい。日々案じ/\の理、成る程治まろまい。なれど、通るだけの道越さんならんのかい。どういう理も心に治めてくれ。もう一つ二つ治まれば、先々明らか、一つ日という。これ一つ指図しておこう。
 一つ二つと仰せ下され実に真之助の身上の処如何でありますか願い。
 さあさぁ茨畦の中や/\。今の処越すに越されんという処、なれど、越すに越されん処やないで。何も案じは要らん。治まるで。
 明治二十五年十一月十七日
 中河分教会所開筵式陰暦十月九日に致したきにつき御許し下されたく願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、一日の日を以て事情治まり、事情これは重々の理に許そ。重々の理に許す。理というは、まずまず綺麗に行けば綺麗なもの。又一つ難しいと言えば切りはない。よう聞き分け。成る事情はどんな事でも成る。成らん事情は成らん。いつまで楽しみ以て治めにゃならん。事情治まりてこれでこそと、世界道という。すれば又一日の日、何か治め、又後々綺麗以て治め。段々事情諭したる。事情から治めばどんな難も遁れる。どんな中もおめ恐れることはない。これ諭しおこう。
 陰暦十月九日鎮座祭、十日十一日開筵式と大祭執行願い。
 さあさぁ願い通り/\事情受け取る。
 衣物御紋、提灯、旗、鳴物の願い。
 さあさぁそれはまあこれまで/\。それぞれの事情願う処、それは重々許そ/\。
 明治二十五年十一月十九日(陰暦十月一日)午前四時
 刻限話し。
 さあさぁこれこれ、何を尋ね掛けようと言うて、一日と何を尋ねる事ばかり。一寸どんな事尋ねても、刻限という理を知らしたる。詳しい/\刻限、身の内苦しんで居る処を見て尋ねるは、辛度の上に辛度を掛けるようなもの。刻限という事情納しておいて、人間心で、何にもならん事に目をほし、あゝ目がくたぶれた。何にもならん。刻限事情一寸も違わん。刻限納して了い、刻限見遁し聞き遁し、子供のする事が、をやは今まで見て居た聞いて居た。なれど、人間心の理が栄える。それでは見て居られん。刻限を台として始めた道、一名ともいう二名ともいう、又それぞれともいう。刻限をよう思案せよ。それを納しておいて何も尋ねる事要らん。日々出入り苦しんだ理で、何処へ行こうが、結構な道が一寸付けてある。一つの理を互い互い聞き分けるなら、自由という。これ聞き分けにゃならん。前々刻限どういう事であった。これ事情聞き分け。十分の道九分までの道に連れて上りた。もう一だんえらい難し道が通り掛けて居る。銘々こうせにゃならん、どうせにゃならん、皆な談じ合うた処が何にもならん。刻限の理を外すなら尽すまでや。ワアヽヽヽヽ、さあさぁどれだけえらい剛気、豪傑、力が強いと言うたとて、入るや否や、一寸は連れて通る。銘々心で押してみよ、突いてみよ、たかってみよ、触ってみよ。どれだけの者でも、身の内借り物という真が分からねばどうもならん。一寸は連れて通るなれど、是非/\の事情、何たる事とはさらさら思うな。これを見て思案せねばなろまい。
 明治二十五年十一月十九日(陰暦十月一日)
 前川菊太郎結婚の盃の際御話し。
 この度は待ち兼ねた/\。長らく/\。一寸筆々。さあさぁやれやれ、待ち兼ねて待ち兼ねてもう待って/\これまで重々。山々古き事これまで聞いて居れど、後々見て一つ日この処、よもや/\の道は分からん。どう成るも因縁以て引き寄せる。年が何年経とうが、日が遅れようが、話し通り伝えた通り見せにゃならん。結ばにゃならん。皆な結び一つ/\心を寄せて改めば、一つは理を積む、理を集める。行く/\長く楽しみ。楽しむよう/\一つ始まり、二つ始まり、又一つ後暫く長い間じゃ。道を見せて急ぐ心、これから急く心、今までようよぅやれやれウヽヽヽヽ。
 明治二十五年十一月二十日
 北部内岡山支教会、岡山市天瀬町にて、二反三畝二十三歩の地所買い求めの願い。
 さあさぁ尋ねる事情、さあさぁ事情は願い通り、心事情一つの理に許しおこう、さあさあ許しおこう/\。
 北部内青野原支教会所を瀧野村の内高岡藤川藤兵衞宅にて仮事務所おきてたきにつき願い。
 さあさぁ願い通り事情/\許しおこう、さあさぁ許しおこう、さあ許しおこう。
 明治二十五年十一月二十日
 河原町部内丹後国加佐郡池の内字今田に於て加佐布教事務取扱所設置の件願い。
 さあさぁ事情/\、事情は願い通り許しおこう/\。
 同日、同部内山城国相楽郡東和束村に於て相楽出張所設置願い。
 さあさぁ事情願い通り許しおこう、さあさぁ許しおこう/\。
 同日、同部内江州水口に於て水口支教会所設置願い。
 さあさぁ尋ねる/\事情は速やかに許しおこう。さあ願い通り許しおこう、さあ許しおこう。
 明治二十五年十一月二十日
 梅谷部内須川村に於て須川布教事務取扱所設置の件願い。
 さあさぁ願い通りの事情/\許しおこう。所一つ願い通りいついつ一つ理、理に一つ許しおくによって、事情さあさぁ許しおこう/\。
 明治二十五年十一月二十日
 田原部内に於て福住村に布教事務取扱所設置願い。
 さあさぁ事情/\、願い通り/\さあさぁ許しおこう。
 明治二十五年十一月二十日
 河原町部内丹波国多紀郡福住村字奥原山に布教事務取扱所設置願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、所一つ事情理尋ねる事情、願い通り一つさあさぁ許しおこう/\。
 明治二十五年十一月二十日
 城島部内赤瀬出張所設置願い。
 さあさぁ事情/\尋ねる処、事情/\は速やかに許しおこう、さあさぁ許しおこう。
 城島部内添上郡水間村に出張所設置願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\/\、所一つ許しおこう。さあさぁ許しおこう/\。
 明治二十五年十一月二十一日
 本席腰痛みの事情願い。
 さあさぁ尋ねにゃなろまい/\、時々の事情諭したる処、尋ねにゃならん。身上に事情、切なみ事情、よう聞き分け。まあまぁ一寸には分かろまい。なれど、よう思案すれば分からんやない。諭したる理どうも考え、事情心に更々持たず、ほのかなものという。時々の心を悟れば分かる。万事の処、色々事情もあろう、多くの理もあろう、世界とも言うであろう。なれど存命中一つの理、末代の理を見定めて、理を話したる。道改め替えると言うた。今一つの道、存命中皆な諭したる。ころっと替わりて席という。存命中一つの理と諭してある。いついつ聞き流し見遁し、諭とは思われん。改めて皆心一つ。これ一つ事情聞き取って、改め一つの理を定めてくれにゃならん。日々扱い、これの理に諭しある事情も聞き分けてくれ。授け一つの事情、これ一つ台ともいう。存命遺しおいたる、入り込む一つ席という。存命一つの理も同じ事。追々延ばし聞き遁しの理ではどうもならん。成る程と聞き取ってくれにゃならん。一日の日に身上不足なれば、遠く所、まだかいな/\という事情があって運べん。今日切なみなれど、明るく日運ぶ。自由自在の事情聞き分けにゃならん。又今一時、中々大変の事情多く寄る処、前々会議の処受け取る処もあれば、それはなあと一時抑えんならん事情もある。思惑会議に理を合わせ、一つの理を尋ねる。尋ねたらころっと変わる。皆な大層なる事情を持たぬよう、持たさぬよう。大層なる処、それぞれ急がしい事務も、あちらもこちらも放っておかにゃならん。後々何年掛かろうが、まあそこい/\の事情、これ早く諭さにゃならん。一日送りに日を送り、これはどうせにゃならん、どうせにゃならんと、もう大変な事は随分の理に治め。一年の事情も、上に譬えて話しよう。今年に事情あって、又来年という。今年了たら、又来年ともいう。仕切った事を持たず、皆な同じ事をするのや。これ一つの理に聞き分けてくれるよう。
 明治二十五年十一月二十一日
 中河分教会開筵式につき本席御出張の願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、一日の日を以て事情心のう許しおこう/\。
 同日、陰暦十月九日本部長中河へ御出張の願い。
 さあさぁ事情/\治まり一つ一日の日を以て許しおこう。
 明治二十五年十一月二十一日
 河原町部内石川県金沢市に布教事務取扱所設置願い。
 さあさぁ尋ねる事情所々と言うで。一つ今まで一つの理治まり事情許しおこう/\。
 明治二十五年十一月二十一日
 船場部内河内国渋川郡にて渋川支教会設置願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、所事情一つ事情なくばなろまい。さあさぁ許しおこう許しおこう。
 同日、同部内岡山県備前国児島郡彦崎村に児島支教会設置願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあさぁ所々それぞれ一つ/\理がなくばなろうまい。さあさぁ許しおこう/\。
 明治二十五年十一月二十一日
 河原町部内山城国久世郡富野に布教事務取扱所設置願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、事情一つ一時尋ねる事情所という。何でもと言うであろ。事情一つ又々事情なくばなろまい。一日の日尋ねる事情生涯事情所々一つ許しおこう/\。
 明治二十五年十一月二十一日
 深谷源次郎願い。
 さあさぁ事情以て事情尋ねる。事情心だけという。何でも理は重々受け取る。万事一つ一時を以て事情追々事情、一日の事情段々大層/\。一時の理を運んで、後々の理に運んで受け取る、という指図しておく。
 明治二十五年十二月二十一日
 西岡平九郎家内中三島の方へ寄留致したく願い。
 さあさぁ尋ねる模様/\、いかなるも尋ねる処、所を一つ一時、又所という、どういう事であろと言う。これ一つ尋ねる処、よう聞き分け。何処に一つ理、あちらにも一つ理。たゞ一時治まる処、心の理によって同じ事なれど、心にこうと言えば、委せよう。よう聞き分け。一寸は始めるという、又どうやこうやなあと、必ず持たず、一日の日と言えば、十分許しおこう。よく聞き取りておくがよい。
 明治二十五年十一月二十二日
 大阪市東区釣鐘町一丁目百七十三番屋敷に於て、大江支教会設置につき願い。 (担任は大西金次郎)
 さあさぁ願い出る事情/\、さあ事情一時、さあ事情願い通り事情許しおこう、さあさあ許しおこう/\。
 明治二十五年十一月二十二日
 河原町部内石川県能登国鹿島郡鳥屋村字羽坂に能登出張所設置の件願い。
 さあさぁ尋ねる事情、事情/\、さあさぁ事情、さあ願い通りさあ許しおこう、さあさあ許しおこう/\。
 明治二十五年十一月二十二日
 城島部内愛知県知多郡横須賀町大字新町中野勘三郎宅に於て横須賀布教事務取扱所願い。
 さあさぁ願い事情、尋ねる事情、所事情さあさぁ許しおこう、さあさぁ許しおこう許しおこう。
 同日、同部内奈良県葛上郡秋津村大字条伊田安治郎宅に於て秋津布教事務取扱所願い。
 さあさぁ事情願い事情、所事情、一つ事情、さあさぁ許しおこう/\。
 同日、同部内和歌山県和歌山市紙屋町二丁目名草支教会所設置の件願い。
 さあさぁ事情/\、さあ所々、さあさぁ事情/\さあさぁ許しおこう/\。
 明治二十五年十一月二十二日
 平安部内平群郡明治村字若井に於て出張所設置願い。
 さあさぁ事情/\、願い出る処、さあ事情さあさぁ許しおこう、さあさぁ許しおこう。
 明治二十五年十一月二十四日
 植谷浅次郎三十九才身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、身上一条理を尋ねる。さあ身の処にて事情ある。いかなると思う処、身が速やかならば、何も思う事要らん。一つは迫る。どんな話いかなる話、何程聞いても鮮やかならん。よく聞き取れ、一つ身の処迫る。迫るやない。これまで長い間運ぶ一つ理尽す。これは理受け取るなれど、身上堪いられんという。忘れるに忘れられん。一時身の処見よ/\。段々世上へ諭す処、銘々聞き分けにゃ分かり難ない。一時どうではない。なれど聞き分けが第一。これだけ運び、これだけ尽す中になあと、内々更に持たず、よう聞き分け。諭す理言葉の理で、世上身上鮮やかと言うであろう。銘々障りどうであろ。これ忘れるに忘れられん。そこで銘々タンノウでけやせん。なれど、世上見て、いかなるもタンノウ。内々諭して銘々という。一時案じる事要らん。これ聞き取りて内々と言う。早く聞き取りてくれるよう。
 明治二十五年十一月二十八日
 北村長治郎身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情、身上一条の理を尋ねる。いかなる理、どういう事情でなる。いかなる指図は違わん。聞きよ取りよで大変違う事である。一時定め。後の心、後の心を定めるなら速やか。身が速やかなる。これ聞かすがよい。今どうなろ。前もこう今もこう、日々何も楽しみあろまい。いずむ思案ばかり。後々一時取り違い、一日/\諭してみよ。前生サンゲ鮮やかであろ。案じてはならんで/\。
 明治二十五年十一月二十九日
 大江正之助五十八才身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、身の一つ事情、理を尋ねる処、よく事情聞き分けねば分かり難ない。身上不足なる。又不足段々増す。よう聞き分け。皆な元事情、理を聞いて事情始め掛け、尽し掛け。これは十分受け取る。又受け取らねばならん。ただ言葉優しいだけさい、受け取らねばならん。段々運ぶ理は、受け取らねばならん。受け取るが理なれど、よう聞き分け。身上不足なる処、よう聞き分け。一つ運ぶ一つ尽し、遠く歩み中にどうと更々持たず、よう聞き分け。内々大変危なき怖わき事情ありて、大難小難と言う。これが段々尽した理やと、心に些か持って内々それぞれ事情。第一これ聞き分け。又一つには、世界という理見分け聞き分け。なかなかどんな理もある。万事聞き分けて、順を改めば、踏ん張らにゃならん。又々しいかり通らにゃならん。これ諭しおくによって、内々聞き分けて、タンノウ定めてくれるようと、指図しておこう。
 (12月)
 明治二十五年十二月一日
 増田つね身上願い。
 さあさぁ一時尋ねる処、身上に一つ事情、長らえて一つ事情、早く聞き取りて、一つ長らえて尽す処、十分に受け取る。なれども日々に思う処因縁、因縁で成る事ならば、世界事情同じ一つの理であたゑ有りてあたゑない/\。よく聞き分け。因縁の事情どういうものと思う、一人のじとあたゑなくてはなろまい。因縁の理分からんであろうまい。人に尋ねるまでやない。因縁の事情は話し一つで助けてある。理は元一つから始めて来てある。因縁なる理は尋ねるまでやない/\。銘々のまゝに成らんは因縁。あんな者/\自由なるは因縁の理、為す事ばかりは因縁事情と悟れ。まあ案じる事もない。世上の理も運び、どれから見ても、あれでこそ/\と思われるようにして、掛かりてくれ。成らんや成らん、せねば成らん、成らんや成らん、一つの理。何かの処もよく聞き取りて一つと言う。
 明治二十五年十二月二日
 高安部内西成出張所棟上げの願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、尋ねる事情は速やかに許しおこう。心おきのう/\、さあ事情許しおこう/\。
 毎月月次祭陰暦十五日、九つの鳴物紋御許しの願い。
 さあさぁ事情/\願い通り/\、さあさぁ許しおこう、さあ許しおこう。
 明治二十五年十二月二日
 増野正兵衞家内及び小人道興身上障りにつき願い。
 さあさぁ事情尋ねる/\、身上一条事情尋ねる。小人事情いかなると思う、尋ねるであろう/\。尋ねる事情にて何ともなくば尋ねやしまい。どうでもなあと尋ねる。一ついかなる話し、諭す処万事事情、万事事情これよう聞き分け。一つ片付く/\、又片付く。多く中、治まり来る処、一寸掛かり、一寸思惑。それぞれ一つ/\あちらこちら事情取りて順序多く皆な治まる。治まればどんな事でも通してみせると諭したる。よう聞き分け。銘々心運び重々に治め。一つこれまで長い間、心だけ運び、心だけ尽し、多くどういう事という。一つ/\分からん。これまで通りたる心十分受け取りて守護。存命話したる。又一つ心々尽した処、十分日を送り満足与え。よう聞き分け。誠一つ治めば、先々怖わい恐ろしい理はない。一つ見せてある。一つ治まりてからという処分からん。あの人はどんと運びといえどなあ、精神持った一つ、生涯治められん。真実通りた長い間、通りたる事ある。一寸過ぎたる、どうでも運ばんならん。これでこそと安心出けて、はあはん尽した処通り、誠以て通れば皆なその通り治まる。一時始まりのようなもの。一つ話し合い、伝えやい、後の処どうであろう/\。後々守護、これまで聞いたる通り、又内々小人何かの処、案じる事要らん。一つ伝えてくれるであろう。一つ/\伝えてくれるようと話し伝えておこう。
 明治二十五年十二月四日午後八時
 刻限御話し。
 さあさぁ戻って来たで/\、皆な戻って来たで/\。さあさぁ何ぼでも/\、どんな話し、どんな理を諭すれどどんならん。用いる理もあれば、追い延ばしの理もある。よう聞き取れよ/\。これまで話何処に有るか無き/\の道、難しい道/\と言えば、人は何でやろうと思う。これまでの道を伝え、いかなる者も引き寄せ、どうなり道の掛かりと、一つの諭もしておこう。何箇年に道下り、今日の日がなくば、一年の日もない。よう聞き取れ。雨風にざあさぁの道を通りて一つの理、その理なくば今日の道はない。余儀なくの道を通りて今日の日。事情/\、道によく聞き取ってくれ。この刻限早く話しとうてならなんだ。あちらこちらで一日前より一寸身上に障りを付け、じっと休ましてある。多くの中、明日は我が身、我が日々段々詰め掛け、幾日働いて何人事情にては、成る程の事情聞き分け。独り成りて来る。気の毒でならんから、一寸刻限から始め掛ける。さあさぁ聞き取れ/\。さあさぁ始め掛け、始め掛けたる。この一事大層/\、なかなか大層、世界寄り来る地所地面ぢば始め掛けて今日の日、よう事情聞いてくれ。三年前何の話も聞かなんだ。さあさあいかなる道、これでこそ大丈夫、道に道があって治まる。大きな道には風がある、風があれば吹き戻す。道に持つ足しっかり定めくれ。これまでという道、胸にしっかり。危なき事も楽しみの理も諭す。一人一つの心という。世上いかなる道、何かの事情治め掛け。どんな事も言い出して取り結べ。もう幾日の日があるぞ。数えてみよ。日々早く一つの道を見返るという。暫くして さあさぁ又々一つの事情諭する。談示に早く掛け。一時に掛けて一時に治め。幾日幾日の日組みばかりではいかん。幾日/\は今まで。これからというは事情/\、あすこもこゝも急がしい。掃除に掛かりてくれ。一つの道に掃除に掛からにゃならんで。掃除掛かりて何処がどうでも構わん。早く掃除に掛かれ/\。なかなかの大層、一日の怪我もなく通りた事情、何処がどうでも構わん。何ぼうでも切りはない。早く掃除/\。何ぼ日指折り数えても、なかなか又この日もある。早く/\、掃除/\、明日日から掃除やで。
 明治二十五年十二月五日
 教祖御改葬当日事情につき願い。
 第一、弁当二十五日に出す願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、段々の処であろ。一日を以て大層であろ。尋ねる処、速やか許す。成るだけの処は、許しおこう。

 第二、御酒を豊田山麓にて与うる願い。
 さあさぁ尋ねる事情、所はどうでもよい。なれど、願わくという事情諭そ。まあ、こゝでは不都合。そこそこの心もあろ。内々ではと思うやろ。なれど、心胆ぢば一つの理という。さあさぁ一寸取り扱い難くい。あちらへ人、こちらへ人、どうで混雑であろ。こうしたら勝手がよいと思うやろ。なれど思案すれば分からんやあろまい。

 第三、弁当置場南の屋敷にする事
 さあさぁ尋ねる処/\、これはもう重々一時の理に許しおこう。

 第四、本部員分教会長乗馬の事
 さあさぁ尋ねる事情/\、皆なそれぞれ心を運び尽す処は許す。なれど、まあ一寸には控えんならん処もある。多くの中という、群衆の中という、馬の数を許しおこう。さあ三三一二三ともいう。これも乗る事はでけん、引馬同然。この理を分からんならば尋ねるがよい。鮮やか分かるやろ。

 第五、分教会長夫人支教会長夫人乗車する事
 さあさぁよう聞き分けにゃ分からん。後々の処は、車や馬やというは、すっきり払う。よう聞き分け。長々の道を通りて今日の日、ようよぅの日結構一つの理、大切一つの事情と言えば、よう聞き分け。送りは送りだけの事運んでくれ。馬や車はすっきり要らん。皆なそれぞれやれ嬉しい、やれ楽しいという。難行苦行の道を通りた日を、よう思案してくれるよう。さあさぁ飾りを付け引馬同様という。それ一つは神乗馬、一つは斎主の馬、一つは副斎主の馬という事情に治めてくれ。

 第六、墓地にておつとめを致しましても宜しきや、又は世界の事情もありますで玉串だけに致しましても宜しきや。
 さあさぁ尋ねるやろ。尋ねば事情、一時に諭しおこう。一日の日とも言うてある。順序一つ尋ねる通り許しおこう。つとめという、心に勤めさえすれば、一時に受け取る。

 第七、刻限に掃除という事あるに就て願い。
 さあさぁもうこれ一日の日を、段々追い詰めてある。日柄も先ずない。又一つ天災という事情も聞き分けにゃならん。掃除は、万事の処に心を治めてくれ。掃除/\天災一つの理は計られん。ようよぅの事に治めたる。大層は十分に受け取らん。成らん処は十分受け取る。心勇んで運んでくれるよう。
 明治二十五年十二月五日
 東部内阪東支教会設置願い。
 さあさぁ尋ねる事情、遠く所は理は一つ鮮やか許しおこう、さあ許しおこう。
 同日、同部内溝呂木出張所設置願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\願い通り、さあさぁ許しおこう/\。
 右二箇所共に地方庁出願の事伺い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、事情通りさあさぁ直ぐ/\。
 明治二十五年十二月六日
 教祖墓地絵図面の儀道友社にて発行する願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\は、何も急く事要らん。かえって急いては一つの道判然しかたがない。判然一つ道治まり難ない。どんな事したとて成るものやない。これまでの道を見よ。どんな事見せる、こんな事したら、一つ妨げになるという。なれど元々一つ理がある。その学びさえすれば同じ事、どんな所から出て来るとも分からん、とこれまで諭したる。茨畦の間に諭したる。その時来たなら、皆な恋しなると諭したる。これ思わにゃならん。何程思たて、天よりあたゑ一つという。どんな事したとて成らせん。信者という道、道諭してすれば、世界へどんな事したとて用いる事はない。成る程諭して、それに用いらねば、真実嵌まらんのや。これよう聞き取りてくれるよう。
 消防、会葬事情の願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\/\、内々の処の事情という。これは段々一つ/\理を集めて出けた理、これは一つ理又他に事情という/\。他に事情は暫く経ってならんという事情、断わり言えんと言うなれど、世上一つ話しくれ。世上話すれば皆な得心するである。
 明治二十五年十二月六日
 教正篠守乗人本部へ引き寄せの事につき伺い。
 さあさぁ尋ねる事情/\は、協議一点より余儀なく事情と察しる。尋ねる処成る程と言うなれど、よく聞き取れ/\。こうと仕切りた処は、皆な心に持たねばならん。ようこの道考え、よく聞き取れ。成る程可哀そうなもの、可哀そうなれば、何処に居たとて可愛。心あれば日が照る。引き寄せて運ぶ理運べば、日々難しい道がある。何程道が隔つといえど、心の理が運べば、十分の日が照るという。これ聞き取りてくれるよう。
 明治二十五年十二月六日
 兵神部内社支教会月次祭陰暦十日、説教日陽暦六日二十六日の願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、事情は願い通り、さあさぁ心のう速やかに許しおこう、さあさぁ許しおこう/\。
 明治二十五年十二月六日
 北部内青野原支教会事務所の建物その外数々且井戸一箇所御許しの願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、事情は速やかに許しおこう、願い通りの事情許しおこう。心のう掛かるがよいで。さあさぁ許しおこう/\。
 陰暦十月二十日より手斧始め、十一月六日石搗き地搗きの願い。
 さあさぁ願い通り/\、さあさぁ許しおこう。
 明治二十五年十二月七日
 山中栄蔵本部に寄せて貰い度きに付、御許し下さるか願い。(大豆越)
 さあさぁ尋ねる事情/\、人々の心の理を尋ねる。一つ事情よく事情聞き分け。それぞれ事情ともいう。一時心という、どうしてこうしていかんと、これは更に言わん。来る者に来な、来ん者に来いとは言わん。心おきのう治まりさいすれば、十分の理であろ。なれど、人々分かり難ない道通り、あちらへこちらへ思たら楽しみあるか。皆な因縁以て寄せる。寄せる心の理がある。銘々心より通れば、どうむならん。人々心治まりならん処、見難くい処、因縁以て一度許しおく。それぞれ談示一つの理を以て、寄せてやるがよい。
 明治二十五年十二月七日
 山中栄蔵本部に寄せて貰いたきにつき、御許し下さるか願い。(大豆越)
 さあさぁ尋ねる事情/\、人々の心の理を尋ねる。一つ事情よく事情聞き分け。それぞれ事情ともいう。一時心という、どうしてこうしていかんと、これは更に言わん。来る者に来な、来ん者に来いとは言わん。心おきのう治まりさいすれば、十分の理であろ。なれど、人々分かり難ない道通り、あちらへこちらへ思たら楽しみあるか。皆な因縁以て寄せる。寄せる心の理がある。銘々心より通れば、どうむならん。人々心治まりならん処、見難くい処、因縁以て一度許しおく。それぞれ談示一つの理を以て、寄せてやるがよい。
 明治二十五年十二月八日
 中河部内平野村字流に於て平野支教会設置願い。(担任紙谷安治郎)
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあさぁ事情は速やかに許しおこう/\。又許す一つ理は万事一つ理、所事情であろ。事情許しおこう、さあさぁ許しおこう。
 同日、同部内字池尻に於て狭山支教会設置願い。(担任杉本伊之吉)
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあ事情許しおこう、さあさぁ許しおこう、さあ許しおこう。
 明治二十五年十二月十日 
 各分支教会より改葬に付提灯旗出す願い。
 さあさぁ尋ねる事情、尋ねる処、十分に許しおこ、速やか許しおこ、心おきのう許しおこ。
 本部の認可を得て地方庁の許可を得ざる分、提灯だけ講名にて出す願い。
 さあさぁ心済みの処だけは、心おきのう許す。又一つにはどうであろうかという処は、号々の事に許しおこ。心おきのうの処だけ。心に一つどうであろうかという処、世界あるから/\。又々心済みの処だけは、心おきのう許しおこ。又心済みのなるようにして治めば許しおこ。
 明治二十五年十二月十一日
 増野正兵衞身上の願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、さあ一日の日身上という。身の処理を尋ねる処、尋ねにゃ一つ分かろうまい。いかなるもよく聞き取れ。前々指図一つ、それぞれ家内事情ありて尋ねる。又尋ねて成程改めば速やかというであろう。身上左程事情、よく事情/\聞き分け。程のう一つ治まれば後々急いで一つ心洗う。急いで掛からにゃならん。万事一時諭し、一時始め掛け。指図一つの理はいつの事やない。理は変わらんなれど取りよう一つという。身上案じる事は要らんで。
 押して本席普請の事願い。
 さあさぁ皆な掛かる/\、掛かるで/\。よう聞き分け。掛かりてくれるで/\。それぞれ事情他に事情皆な掛かる。これ一つ諭しおくによって、よく聞き取りておかにゃならんで。
 明治二十五年十二月十二日
 芦津部内池田支教会設置の件政府へ出願するの願い。
 さあさぁ運べ/\。さあさぁ運ぶがよい/\。
 明治二十五年十二月十六日(陰暦十月二十八日)
 清水与之助身上願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、身上の理を尋ねる。大抵これまでに言うてあろう。身上掛かりて尋ねる/\。指図という、尋ねにゃ分からん。尋ねたら指図という。一つ半端でも指図という。身上に忘れられんから尋ねる。指図/\はこれに違うまい。一つ判然たる理もある中に内々の理もある。身上一寸の理あれば尋ね。尋ねたら指図万事、これまで一日の日の経つ処まで、あちら眺めても急く、こちら眺めても急く。やれやれ一つ治まる、これより定める、始める。始めるやない、始まる。いかなるもしいかり聞き分け。危なき怖わきの道はない。しいかり聞き分け。
 明治二十五年十二月十七日
 本席身上の願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、一時一つさあ身上という身に迫り、一ついかなる事であろう、一時どうであろう。話聞き分けば分かる、見れば一つ分かる。前々諭し多くの中諭したる。古いもう一日/\の日、日限前々千日の理ともいう。事情速やか一つ理を聞き分ければ、どんな事でも引き受ける。万事治まり見て、一つこれより先他に一つ何でもと思う。追々の道であろう。一寸道々の理も運んで、それより一つという。万事の理が重なる。一時一つ事情用いて、粗相はあろまい。よく皆な一つ心治めてくれ。これより先々前々以て諭しもしよう。なおざり/\見て居られん/\。人間心の指図であろまい。一たん身上差し上げて、をやで道という光ある。一時改めてからと言えばなおざり、聞き流し。大切という理は埋まる。これ一つ改め取って決まり早く。一度始め掛けるで。
 同日、本席御用場の普請絵図面通り御許し願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、一時の道が段々遅れたる。皆な日限から始め掛けたら、日限これまで取り遅れたる。万事これまで日限から治まりたる、尋ねたる処建家一条どれだけという、これだけという。心に切らず、存命の間という。存命の間ならば楽しまし、一つすぎたる処、席にて指図、これ早く取り掛かりてくれるよう。
 これにて御許し下されますや伺い。
 さあさぁ図面/\、図面通りという。尋ね返やす。存命なら存命の心養うて、これで不足とは言えん。これまでよう差し入りてくれねば、とんと計り難ない。よく聞き分けてくれるよう。
 明治二十五年十二月十七日(陰暦十月二十九日)
 兵神部内神崎支教会所陰暦十一月五日、六日開筵式又御酒を信徒に渡す願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、願い通り許しおこ。一つには施しともいう。事情は速やか許しおこ/\。
 神崎支教会開筵式に付増野正兵衞を代りに願い。(清水与之助教長御供東京行きにつき)
 さあさぁ尋ねる処/\、成るよ行くよ。こうしてこう、どうしてどうという願いの通り事情鮮やか許しおこう。どんな者が掛かろが、おめ恐れ案じ要らん。これまで真実一つの道という。真実一つの道集まり、どんな処へ匂い掛かるも、皆な入り込んでの自由と聞かしおこう。
 明治二十五年十二月十七日
 兵神分教会役員神崎支教会開筵式に出張の件い。
 さあさぁ尋ねる事情/\願い通り許しおこ。万事事情一つ許す/\。
 明治二十五年十二月十七日
 山名部内益津支教会移転の件につき願い。
 さあさぁ改めて一つ事情尋ねる処、一時事情以て一つ一時事情許しおく。事情一時又何でも一つ寄る処、一時事情皆な一つの心談じ、一つそんならこうと受けた一つの事情、いついつこうという精神景况一つ、それぞれ世界一時心を合わせ、精神一つの理に許しおこう/\。
 明治二十五年十二月十七日
 撫養分教会所受付所新築の伺い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、事情は心だけ/\こうという/\。重々の理事情鮮やか許しおこ。心通り許しおこう。
 明治二十五年十二月十八日
 東部内相馬出張所設置願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\所という。一つという事情なくばなろまい。一時事情鮮やか許しおくによって、運んでやるがよい。さあさぁ許しおこう/\。
 明治二十五年十二月十八日
 北部内船井支教会所普請地搗きの願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、事情許しおいたる処、それぞれ事情速やか許しおこう、さあさぁ許しおこう/\。
 明治二十五年十二月十八日
 中河分教会月次祭陰暦二十一日、入社式陰暦六日、説教日陽暦十八日の願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、事情は願い通り、さあさぁ許しおこう/\/\。
 明治二十五年十二月十八日
 日和佐支教会毎月陰暦一日入社祭執行致したきにつき願い。
 さあさぁ事情/\願い通り/\、さあさぁ許しおこう/\/\。
 明治二十五年十二月十八日
 増野いと身上願い。
 さあさぁ身上/\、家内一つ身上、いかなる事情、一度事情であろうまい。だんだん事情、案じなくば案じなき、指図に案じなきという。どうでも案じありては指図と言わん。よう聞き分けて諭してくれ。一度の処大層という。なれど又候/\心という。今一時堪えられんという。なれど案じる事要らん。又銘々運ぶ事情、急いで一つ事情聞き分け。いずれ/\急く事情、段々諭したる。多くの中、尽す中、銘々掛かりて一人という。よう聞き分け。じいとすればいついつまでそのまゝ。これ諭しおく。身上案じる事要らん。案じてはならんで。
 押して、本日大工に絵図面を引かせて貰いますと願い。
 さあさぁ尋ねる/\、事情諭しておこう、万事諭しておこう。いずれ/\建家という/\。これでしてこう、あれしてどう、人間で談じよく聞き分け。これだけ宛てがいという。宛てがいは一つ受け取らんで。これだけ諭しておくで。
 明治二十五年十二月十八日
 諸井ろく身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、事情に一つ事情という、いかなる事であろうという。一寸事情ある。どういう処よう一度事情やあろまい。二度三度事情、一寸珍しい事聞いて居る。生まれ子一つ授けという。たゞ有難い結構は言うまで分かりあろう。分かりありてこれまで追々諭したる。一名一人出越したる、何箇年経つという。精神これは受け取る。なれど、身の内障りなくては尋ねやしょまい。小人一寸心得んというは案じる事要らん。これもいずれ/\因縁以て事情という。急く身上発散なくば案じる。案じてはならん。なかなかの因縁聞いて生まれ子見澄まして授けという。なかなか事情。一名一人何箇年年が重ねて一つ、これも一つ心改めて事情運び掛けたる事情、こちらで尚々改めさして、所という、国という。ぢばに心運ぶ事情、親族それぞれ事情諭してくれ。一寸始めておくによって、しっかり聞かしてくれるよう。
 明治二十五年十二月十九日
 南紀部内三重県鳥羽町字横町三百五十六番地に鳥羽布教事務取扱所設置願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、速やか許しおこう/\。
 明治二十五年十二月十九日
 河原町部内下野国上都賀郡日光町三百五十一番地に日光支教会設置願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、事情は速やか許しおこう。順々の理違わんよう固く定め。理は許しおこう。
 明治二十五年十二月十九日
 撫養部内阿波国美馬郡穴吹村字拝百三十番地に美拝出張所設置願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、事情速やか許しおこう/\。
 明治二十五年十二月二十日
 天理教会一派独立の件につき伺い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、順々と言えば、後々ともいう。順々の道と言うて、これまで長らくの間、長い日柄、又一つ事情にては第一事情、これまで諭したるは千日の事情と諭したる。どうか一寸千日、もう事情治まり、又一つ事情、又事情これより始める、始まる。どうでも一時話通り、よくよく事情、古き道夜々刻限事情、段々事情諭したる。日限という。もう一段一つ一時世界段々の理を諭したる。事情一時触れ流し出したる処、見るよう聞くようの理が始まる。しっかり改め。一時道の事情何時なりと言うて、これまで話し通り事情ある。又一つ一寸事情ある。立て合いの理、世界一時の道、事情ある。立て合い世界始まり掛けたる道、順序の道、事情第一順序は世界、誠一つ、天の理、これ思やん。これ諭しおく。又一時後々の道、今一時世界早くという。今順序互い世界という。危なきような道ある。又、思案もせにゃならん。又出て行く、出て来る事情ある。表の道独り立って来る。事情ある、出る。尋ね掛けたら、元ある元が分かる。一時一つの道のため、成る成らん事情、放っておいても出て来る、立って来る。一時に開く、一時に成る。これ諭したる。さあさぁ急いで万事何か運び掛け。さあさぁ許しおこう/\。
 押して中山会長御出京になりて宜しきや、又は代理にして宜しきや。
 さあさぁ事情運び掛けるは、もう遅いか早いか出て来る道、これ見る一つ可愛がる道もなけにゃならん。これ一寸暫く人間の中、義理合いの中ある。これ外せん。どう成っても成らいでも、義理合いは立てにゃならん。そうしたなら始まるで。
 会長、押して自分自ら願いにやらして貰いますと御願い。
 さあさぁ始まり、行くも出るも同じ事、尋ねに来る。それは、心次第に委せおく。心に浮かぶ。さあさぁ心直ぐと/\。
 左様なら本日より出立さして貰います。
 さあさぁ心勇めば、直ぐと出るがよい。さあさぁ真実心に入り込むで。
 本局管長より会長へ呼出状付けて居りますが、会長御上京なされて宜しきや、又は前川菊太郎代理に出頭して宜しきや。
 さあさぁどちらから話、こちらから話するも同じ一つの理である。これ心でどういう事、第一どちらで一寸聞き、あちらで一寸聞く。段々の事情、これ一寸案じおきがある。言わず語らず道ある。案じおきの道ある。事情によって一つ一時に事情諭すは一寸よい。なれど、一時にては後へ戻らんならん事情ある。義理合いの中、今一寸の処は代理で一寸遅いか早いかという事情、これ心に持ちて行かにゃならんで。
 橋本清、前川菊太郎、清水与之助、平野楢蔵同道出京する願い。
 さあさぁまあまぁ心で行かんならん。何も案じる事要らん。遅いか早いかという理、心精神持って大事と言うてある。一つ互いその場一時結んだる処、直ぐと話し事情ある。これだけ話しておく。段々何人寄せて先々出て又思やんある。怪しい思い掛けば怪しい。精神皆な心に持って行けば、談示の理に入り込むで。
 押して共々やらして貰います願い。
 さあさぁ時が構わん、時がある。さあさぁ何でもこうでも勇んで掛からにゃならん。
 押して左様なら本日より出立さして貰います。
 さあさぁまあまぁ一日の日以て、又一つそれは精神定めるなら何時にても。
 御墓所の下へ番する所、建物二間に三間の物建てる御許し願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、そういうものは何処へなりと建てゝくれるがよい。それは許そ。
 山の入口へ開き門建てたきにつき御許し下さるや願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、道に一つ締まりという。尋ねる処、道に一つ締まり、尋ねる処、又締まりあればそれぞれという。一時一寸世上という。さっぱり道に関をして、人々通さんようすれば、世界という、すうぱりと開け放しておくがよかろう。
 周囲に垣致したき願い。(木の処は末口三寸か三寸五分)
 さあさぁ尋ねる処尋ね返やす処、尋ねる処、道を一つ関一つの理心持つは、一つ入る事できん。入り次第はこれ事情まで。妨げはじっとあゝしておくがよい。又後々集まりて来る。一時じっとしておくがよい。
 井戸一箇所掘る願い。
 さあさぁまあ尋ねる事情は、これはどうでもあちらこちら掘らんならん。又事情という、これは何処へなりと。一つやない、二つと思えば三つ。これ掛かるがよい。これ許しおこう。
 明治二十五年十二月二十日午後
 前日本席御身上御障りにつき願い。
 さあさぁ尋ねるであろう/\。一日を以て段々という/\。何事も計り難ない。一日という一寸事情半ばという、急がしいという。心散乱。これまでどれだけの事引き受けるという。これ治めてくれ。又一時段々始める。始めるやない、始まる、世界始まる。どんな事情一時引き受けるというは、大変事情/\。なれど一時何も言う事ない。世界中容物中へ、ちゃんと入れてしまってある/\。いかなる理、世界迫り切り、あちらも散乱、こちらも散乱集まりたる。そこで一寸尋ねる。十分理で改めば、十分運んで、十分取り締まらにゃなろまい。あちらもこちらも、西風が吹く、東風が吹く。何処へ吹くとも分からん。何かの事これからである。よく聞き分けてくれるよう。
 明治二十五年十二月二十日
 郡山部内津支教会月次祭陰暦十日の願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、事情は速やか許しおこう/\、さあさぁ許しおこう/\。
 津支教会の地所津市の方にて地所買い入れますが、此処で御許し下されますや、岡野の方へ引かんなりませんか願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、さあさぁ一時心寄せてこうという。一時事情元始め掛けたる中に、こうという理ある。理治めたる処、皆んな心寄せば何時なりと、これは何時なりと許しおこう/\。
 明治二十五年十二月二十日
 南紀部内市ノ瀬布教事務取扱所を伊勢国度会郡市ノ瀬村大字和井野に於て設置願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、事情は心おきのう許しおこう、さあさぁ許しおこう、さあ許しおこう。
 明治二十五年十二月二十一日
 日々お授け本席へ運び居る処、日々つかえるにつき、いかように運ばして宜しきや伺い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、事情判然以て一つ諭したる。なれど一日/\事情世界事情、段々の事運ぶに運べん。事情/\は一日一席、三名一つの理定めたる。なれど遠く遙々運ぶ処、一時受け取らにゃならん。事情の処一席三名、一日どうもならん処、特別又一席なろまい/\。事情一日の一席、朝に一席の処、二席これは常詰。又尋ねる処、夜々事情、日に四席/\、許そ/\。暫く朝々、又夜分/\、速やか運んでやってくれ。
 明治二十五年十二月二十一日
 村田かじ身上願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、身上事情理を尋ねる処、よく聞き分け。一つ理諭してやろう。長い間、長らくもうであろうか、月が替わればもうであろうか。急く/\多くの中、一つ事情一つの理、重なり/\一つ心開いて、因縁諭したる処聞かし、心発散。一時堪えられんというは、因縁聞いて因縁の中に治まらねば、又見える/\。入り込んだ中、入り込んだ中は、第一理これ諭しおくによって、案じる事要らん。よう聞き分けたら一時に分かるという。
 明治二十五年十二月二十一日
 西岡平九郎家内中三島の方へ寄留致したく願い。
 さあさぁ尋ねる模様/\、いかなるも尋ねる処、所を一つ一時、又所という、どういう事であろと言う。これ一つ尋ねる処、よう聞き分け。何処に一つ理、あちらにも一つ理。たゞ一時治まる処、心の理によって同じ事なれど、心にこうと言えば、委せよう。よう聞き分け。一寸は始めるという、又どうやこうやなあと、必ず持たず、一日の日と言えば、十分許しおこう。よく聞き取りておくがよい。
 明治二十五年十二月二十二日
 柏原友吉同妻キク身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情、身上一条理を尋ねる。段々尋ねる処、大抵これまで聞いて一時定まりた。どういう理定まりたるなら、話定まりたる。これまで事情ありて、それよりこれまで通りたる。どんな道もあり、又候通りたる。なれど、身上一時判然鮮やかならん、心治まれば身上理が掛かる。内々大変。これより峠あろまい。内内思うも言うも一つ理。よう聞き分け。一夜の間という、一時という、因縁という、これ諭すであろう。これだけ諭しておく。心定めてくれ。他に何でぞいなあ、と言う。なれど、知らず/\の道、内々何でもと言う理、中に第一のものと、一人二人思わず言わず、因縁ならころりと聞き分け。一時大変なるなれど、これをさい聞き分けば、一時踏み止めにゃなろまい。又踏ん張らにゃならん。よう聞き分けてくれるよう。
 明治二十五年十二月二十三日
 北分教会所北手古家に御鎮座の御社を新築の何れになりとも神様を御祀り替え申したきにつきき願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、一時の処一つ早くと言うであろう。心の事情世界事情一つの理に一日の日という、もう暫くである。これ一つ指図に及ぼう。
 明治二十五年十二月二十三日
 大江支教会地方庁へ出願の願い。
 さあさぁ尋ねる事情は、速やか/\、直ぐ/\。さあさぁ許しおこう/\。
 明治二十五年十二月二十四日
 本席御用場普請図面改め八間にして御許しの願い。
 さあさぁ事情尋ねる処/\、さあさぁこれまでに何度指図/\は段々事情、一時事情にては思い立ち、一時暫くという。一つ事情、一時いくよ幾間、事情尋ねる処、どうしようこうしよう、行く行かん、こら指図まで。勝手よい。一つ治まりて一つ事情、心で楽しみ、嬉しいという処、こらすっきり委せおく。取り計らえ。取計らい理に受け取る。何よの事も理に受け取る。しっかり書き取っておくがよい。
 同付属雪隠二箇所の願い。
 さあさぁその処はまあこれでという。楽しみ理に委せおく。
 同付属風呂場の願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、それぞれ皆な事情に付いたる。これという処、これも万事委せおくによって、しっかり聞き分けておかんならんで。
 右普請用材木買い入れの願い。
 さあさぁ又一つ始め掛けたら、始め掛けた理以て一つ指図しておこう。何も念の入った事要らん。皆なざあとしておくがよい。木材木好んではならん。中に一つ理ある。大きな心持って何でもという。小さい心いずむ。普請小さくては皆な寄り来る処ある。これだけでけたる、皆な満足する。一名二人でなく、互いという。木材は取り合わせ。これがいかんどれがいかん、とさらに言うのやない。まあ成るだけ広くして、ざあとゝいう。元掛かりつとめ場所、三十年切りである。一寸は長いもの、後思えば短い年限。先思えば長い。なれど、後思えば短い。いついつまで用いるのやない。それでざあと指図しておこう。
 墓地の垣北西東の方に致したきにつき、前より押して願い。
 さあさぁ事情尋ねる処、前々に事情諭したる処、一つ段々それぞれ心運ぶ。一時という、どうも開け放しはさあして聞き分け。一時尋ねる処、一寸人が此処と一寸掛かり来る理、すっきり門打ってすっきりならんという、四方より入り込む処聞き分け。すっきりならんと言えばそれじまいのもの。これしっかり聞き分け。何故すっきり出けん。よう聞き分け。取り放しは何処へも皆映るという。これしいかり聞き分けてくれ。
 押して、後ろ垣だけ御許し下されたき願い。
 さあさぁ段々事情尋ね返やす処、尋ね返やすには、心理が発散なくして尋ねる処、これ事情聞き分け。又一つ指図段々の理は、理を変えて理を許そ。危ない怖わいという、これ思う、それだけは後ろの理に委せおく。後々皆な行け/\やで。囲て了たら、どうもならん理になろが。後々西北谷危なきなあ、というだけの理にしておくがよい。これだけの事分からにゃどうもならん。
 明治二十五年十二月二十六日
 森下権右衞門母きの五十八才身上願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、身の処一時事情尋ねる。段々道であろ。段々理であろ。どれだけ理を聞けど、身上一寸発散せん。尋ねる処、尋ねば諭しおこう。よう聞き分け。十分道通りて中に、運ぶ処事情速やか受け取る。一時身上尋ねる。尋ねば指図。身上大変なる処一時ではない。一時ではないが、事情タンノウ聞かしてくれ。どういうタンノウなら、これまで/\運ぶ処尽す処、事情ありてタンノウは治まらん。なれど半ばという、中一つからタンノウ。これ聞き分けて、一時タンノウ運ぶ処、よく注意一つ諭してくれるよう。
 明治二十五年十二月二十七日
 本席御身上昨日少々御障りにつき願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、身上事情ありて一日の日という。事情ありて一日の日という。段々事情が段々の事、追々一つ運びたる処、前々諭したる。一時暫く許したる。いついつまで心持たず、皆な心持たず、又事情ころりと変える。多くの中から遙々運ぶ、尽しての理によって、暫く許したる処、ころりと変える。どういう事に変えるなら、朝一席諭したる。又追々事情以て、二席特別運んだる。事情一つに定めてしまう。どうした処、特別言分け、断り言う理、言われん事情運んだ理に、又特別一席二席、一席/\、二席許したる処、日に三席と許そ。又席に気の進まんという心、一日休むやら、二日休むやら分からん。強って余儀なく事情は、又そのまゝ尋ねてくれるよう。これだけ諭そう。
 昨日お授け順序の処、三名ずつ三席とのように思いますが、押しての願い。
 さあさぁ事情以て指図という、一寸指図してある。一席理にてこれまで運びたる。段々日々の処から特別許したる。まだいかん/\。これ段々の処、これまでくだん(***)いかん。これから日々取り扱い、来る者満足は一日理にある。世上理に許したる。それより段々特別/\、又特別許したる。一日一席は生涯、朝三席は三席という。これならんから一日も早くやと頼もしいという。これから一寸許したる。一日は一席理で許したる。又一席/\二席これから三席と定めて了う理やない。取扱いに委せおけば、まだや/\とないように一日に帰る、二日に帰る処、もう帰りたかという。これ何ぼの理になるとも分からん。ならん時三席許しおこう。一席は理で定まり、何日なる。それ多く中に何ぼあるとも分からん処で、やれやれ早くという。そこで早くと言えば来るもの、もうか/\と言う事要らん。心得のため話しまで許しておこう。ようこれ聞き分けてくれるよう。
 明治二十五年十二月二十八日
 宮田九郎五十七才目の処事情願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、身上にては心得んという理を尋ねる。よう事情聞き取れ。聞き取らにゃならんで。何程の処という、何程の遠くと思う、どれだけ道隔てるという、どうも道運び難ない。近くという、よう聞き分け。遠い近いという事はない。皆な心受け取る。どれだけ里数があれど、心直ぐ/\受け取る。よう聞き分け。身上にて心得んというは、それぞれ話し聞くであろ。又話しするであろ。皆な因縁という。因縁諭すであろ。因縁なら是非ない、と言うて了えば、それ仕舞のもの。何度出更いるという理、聞き分け。どれだけの事知らず/\の道やあろまい。皆な世上日々の処、更わり/\残りてある。それはどうであろうと思う。何生まれ更わりという。又一夜の間という。これ聞き分け。因縁という、これ銘々悟りて、頼りなきと更に持たず、夜は夜の理に受け取る。昼は昼の理に受け取る。日々受け取る。身上案じたであろ。聞けば身上事情分かりたであろ。分かれば、行く/\安心でけたであろ。これまでの処、見れば成る程理ありた。因縁これまで思案定めば、随分分からんやない。何も案じる事要らん。必ず案じんようと、指図しておこう。
 明治二十五年十二月二十八日
 河原町部内中野支教会地方庁へ出願の願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあ直ぐ/\直ぐと出すがよい。事情さあさぁ許しおこう/\。
 明治二十五年十二月二十八日
 飯降さと身上の願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、身上にてどうも何時となくして心得ん事情という。又候心思えば又一つ。幾重/\、いくいく心思う事情と言うであろ。まだまだこれからという心なくばなろうまい。ようよぅ心暫く治まりという。心些かでも凭れてはならん。日々という、長い道すがら楽しめば長くが楽しみ。心急くような事さらに要らん。これまで通り来たる楽しみは掛かりという/\。身上不足なると思わず、ようよう心勇ましてくれるよう。
 明治二十五年十二月二十八日
 山本利三郎父の身上願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、さあさぁどうよこうよ、ようよぅの日。これまで心ありても心に治まらず、ようよぅ日々心満足、一つ理であろ。又一つ事情によってこうしておかんならん。運び掛けたる処聞き分け。一時にどうせこうせこら言わん。思う通り委せおく。よう聞き分け。心に治まる処にて安心してくれ、と、指図しておこう。
 明治二十五年十二月二十八日
 諸井政一身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、身上にて事情、事情から尋ねる。さあさぁ一つ話事情事情聞き取れ。事情から尋ねた。尋ねたら指図。こういう事情、それより改め。身上何も不足なるやない。一つ内々段々いついつまでも定め。所事情思わく要らん。年限という、不自由な日もあれば、頼もしい日もある。そこで日々遠慮気兼ねは要らん。いついつまで気兼ねなくしてよう聞き分け。心で思う事言うたとて取らず生まれた所、生まれた里も同じ事という。遠慮気兼ねは要らん。辛いものは辛い、甘いものは甘いと持てば同じ治まる。頼もしい事というは楽しみという。よく聞き分けてくれるよう。
 明治二十五年十二月二十九日
 天明講社八木にて布教事務取扱所設置願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあさぁこれまでという事情という。とんと計り難ない。何程思えど、人一人よってどうむならん。どうも忘れるに忘れられん。道に及ばず、ほんの道だけして居る。とんと戻る。これより事情改め替えて、道のため治めてくれにゃならん。さあ事情は許そ。これだけ諭しおく。さあ事情は許しおこう、尋ねる事情は許しおこう。
 明治二十五年十二月二十九日
 高知部内伊野出張所月次祭は陰暦十六日、説教日八の日、新居出張所月次祭は陰暦八日、説教日は五の日願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあ事情は速やか願い通り、さあ許しおこう、さあさぁ許しおこう/\。
 九つの鳴物衣物御紋の願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、事情は前々それぞれ事情に一つ/\皆な許しおこう、さあさあ許しおこう/\。
 明治二十五年十二月三十日
 木戸上庄右衞門妻みか身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあいかなるも尋ねるであろ。身上事情尋ねる。一時身上不足なる、いかなると思う処、一時なると更に持たず、一時一寸はどうなろうと思う処、日々よく聞き分けて伝えてくれにゃ分かり難ない。皆な諭す理、内々一つ分かりがあれば分かる。一時身上にては堪えられんと思う。一つ理聞き分け。皆な因縁一つ/\この事情から聞き分けるなら、治まらんやない。治まる。難しいように思うなれど、一時踏ん張らにゃならん、踏ん張りさゝにゃならん。一つ十分の理諭してくれるがよい。
 明治二十五年十二月三十日
 梅谷四郎兵衞唇腫れしにつき願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、身上に事情が心得ん。いかなると尋ねる処、事情と言うて段々の事情、これまで事情、幾重事情集まりたる。前々より大望、大層なる事情運び、一日恙なく治まりたる。又候余儀なく事情。出越す処よう聞き分け。どういう理聞き分けるなら、一時道あちらこちら心という。なれど段々の道という。いかなる運び方、これまで多くの中通りある。多くの中通りあろう。万事聞き分け治めてくれにゃならん。微かの話しは、微かな話し、一寸いかなる理治まりは暫く事情、これまで段々話し取り混じり、どんな理でも指図の理より事情という。指図は間違わん。難しい処でも指図以て通れば、一つ/\治まる。又銘々一つ理、内々の事情心に掛かり、世上しんを心に掛かる処、一時暫く心落し、じいと日々勤めるよう、勤まるよう。よう聞き分け。内々は万事それぞれに委せ。しいかり聞き分けておかんならん。
 押して、分教会の一月節会の処委せて、四郎兵衞本部へ置かして貰いますの願い。
 さあさぁあちらにも一つ理、こちらにも一つ理、理は同じ理事情なれど、所事情待つという、又一日の日という。一日の日だけ許しおくによって、一日勤めて又直ぐ。万事委せておいて、皆なの者へ、御苦労であった、あゝ御苦労でありたと言うて、タンノウという。これよく聞き分けてくれるよう。
 一月五日の日だけ帰らせて貰いますと願い。
 さあさぁ一日だけ事情、一日だけ悠っくりと皆なの者へタンノウさして、あゝ御苦労であったと述べば、皆な心勇んでタンノウという。よう聞き分け。
 明治二十五年十二月三十一日
 河原町部内蒲生支教会地方庁へ出願の願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあさぁ事情、さあ直ぐ/\、直ぐと出すがよい。さあさあ事情許しおこう、さあさぁ許しおこう。




(私論.私見)