【明治23年】お指図2

 更新日/2018(平成30).5.28日

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 (6月)
 明治二十三年六月二日 午後六時
 梶本松治郎頭痛にて治らんにつき二度目の願い。
 さあさぁ心鎮めて、しっかりと聞き分けねばなるまい。古くの事情聞いて居るであろう、見て居るであろう。真実一つの理を以て、理を聞き分けて理を治めにゃならん。理を諭したら、心の理を治めたら、内々の処も治まる。心の理によって難しいなるのや。心の理によりて身不足になる。同んなじ理/\の事情日々の中、尽す中、勤める理見ても居る聞いても居るであろう。互い/\諭し合い、諭し合いをせにゃなろうまい、してくれねばなろうまい。難しいてならん。内々というは、一戸の内とはころりと違うで。内々一つの台とは、内々より世上、世上とは知って居るであろう。世上は世界、世界の台とは内々が治まれば世界治まる。内々の事情一つ治まれば一つの理、生涯の理を治めにゃなるまい。内々は一戸の事情と格段が違うである。内々からの事情、又親類は一戸の事情という。尽す事情あれば日々集める。世界の理という。尽す中にも段々見分けにゃならん。一戸の事情と世界の世情と諭しおこう。神より頼みおこう、くれぐれも頼みおこう。返し/\諭しよう、忘れぬようしてくれねばならん。余儀なきの事情やあろうまい。中々の事情という、速やかという、日々の処治め難しようなものや。遠く運ぶ、尽す処の理を見れば、内々に真実の理を治めてくれるよう。
 明治二十三年六月二日(陰暦四月十五日)夜十時
 本席御歯の痛みにつき願い。
 さあさぁさぁさぁ日々身に迫るところ/\/\、言うに言われん、語るに語られん事情という。どんな事情という。日々に身に障るから尋ねる。尋ね出るから一つの理を諭そう。日々出て来る善きところの事情ばっかり。遠く事情早く事情、どういう事であろう。眺め/\眺められ/\暮らした道、内々事情一つも分からん、どうも分からん。分からんから身上に知らしが掛かる。身上ばかり、身上に不足が付きゃ皆な障りや。皆な難しい。一つの事情を語らにゃならん。前々はもうあんな事、年限は余程のところ、我も/\と言うて違う/\大違い。知らぬ道ばかり運んだる。どうも思うように成らん。一夜泊まりに一寸遊びに出した。一寸身上障る。どうも分からん。同じ刻限同じ事情を諭そ。道は難しいかろう。えいは/\ではどうもならん。こゝまでのところ分からにゃ分からん道がある。結構な道は元々の理があるからの事。そこで一つ思案諭さにゃならん。どんな事情も運んで出る。身上に不足あれば、身上に不足あって理がなくばどうもならん。言い難くい理も諭さにゃならん、聞かさにゃならん。尋ねるからは一つの事情を諭そう。成る程の道よりなれど間違うた事は一つもないで。
 押して願い。
 さあさぁまだ早い/\。どうでもこうでもならん日がある。そこでどんと一つの理を計るよう。遠くの所の話では、どうも分からん。段々迫る/\、迫り来たるところでどんと話しするなら分かる日もある。
 同日、午後十一時二十分、引続いてのお指図。
 さあさぁよう聞いておけ。何にもどうも思う事は要らん。皆な思うようにするで。身上に不足があっても案じる事は要らん。何程どうしようと思うても成らんが理や。これだけ諭しておく。又々段々に話するからしっかり筆に留めておくよう。又々話し掛ける。
 明治二十三年六月三日朝
 兵神分教会部下加古支教会出願の願い。
 さあさぁ尋ねるところ/\、順序一つ十分の理を以て心おきのう出すがよい。
 引続き、松尾の宅神祭場増築の願い。
 さあさぁ尋ねる事情、心の事情、安心一つの理を以て運べば、心に速やかという理が治まれば、世界のところも速やかという。初め十分一つ理がなければ皆な遅れてならん。運ぶ一つの事情十分の理を以て心おきのう運ぶがよい。
 明治二十三年六月三日朝
 兵神部下加古支教会地方庁へ出願につき、本部より一名出張願えますや、又は分教会より運んで宜しきや願い。
 さあさぁ事情は元々にある。何かのところはどうでもこうでも運ばねばいかん。一人の者は十分心得の事情を治めてやらねばいかん。何か順序運ぶところ心おきのう運んでやるがよい。
 明治二十三年六月三日朝
 増田甚七左の目障り願い。
 さあさぁ身上のところ、右左はないで。一寸の理は諭してある。左善、右悪という理を諭してある。どちらも身の内、難しい身上にも、軽き事情もある。軽き中にも難しい理がある。身の内の処、不足があればいろいろに思うやろ。思うも理である。身上案ぜる事は要らん。世上へ一つの理が治まってあれば十分という。
 押して願い。
 さあさぁいかなる事情を尋ね返えす。日々のところ長らえてのところ、世界は鮮やかな理を伝えてある。これより一つ因縁という事情を一寸諭してある。難しい事せいとは言わんというは諭しの台、又しなと言うても心の理を運ぶなら十分受け取る。成らん事情を勤めよう、運ぶと言うても成らん事はできようまい。心だけの事をして居れば、心の内陽気なものや。一日の日は生涯の理と取って、心に運ぶだけは生涯の受け取り、心だけの事情が十分という。これからどういうふうにしよう、こういうふうにしようと言うても、どうせいこうせい言わんが諭しの台。心だけの理を十分運ぶなら、生涯の理に受け取る。
 明治二十三年六月三日朝
 増田つね身上の願い。
 さあさぁ心鎮めてしっかりと聞き取ってくれ。段々これまでいかなる事情、いかなる理も聞き取れ。又々の理も聞き取り、事情の理をしっかりと聞き取って日を経ち来たるところ、事情の理をしっかり聞き取って、心にしっかり安心の理を治めてくれるよう。又々の理が分かり、身上のところ心得ん。何ともなくして一つの道という。一時深き事情という。内々の事情は十分、又々暮らす事情も十分、代々一つの理をよう聞き分けてくれ。因縁というは、どういうものと思うやろ。成るも因縁、成らんも因縁と言えば、どうでもよいというは、世界の理なれど、一時聞き分けて、これまでの処、又かいなあという道も通り、一時なあという道も通り、因縁にもいかなる因縁もある。一軒の内にも、十分というも因縁、不自由が有るか無いか。不自由なきところに、身に不自由というは因縁。心に不足思わずして、世上のところも聞き分け、内々タンノウの理を治め。身上速やかなれば、因縁の事情も分かるやろう。内々にタンノウの理治まれば身上速やか。身上案ぜる事は要らん。
 明治二十三年六月三日(陰暦四月十六日)午後三時
 本席御身上腹突張り頭痛につき願い。
 さあさぁ尋ねるところ/\、尋ねば話し掛けにゃならん。どういう事を話し掛けるなら、難しい事を言い掛けたらどうなると思うやろ。聞き分けてくれ。心の理が難しい。心の理が難しいでどんならん。いかなるも皆な前々に知らしておく。今日に言うて今日に分かろうまい。ほんになあという日が来る。集まらねばなろまい、集めにゃなろまい。難しいから分かる。一寸にはほのかの楽しみ、ほのかの罪、ほのかの楽しみに分かる。受け取る処は一寸もない。それぞれ一寸/\の理も分かるやろう。話し掛けたら何でも彼でもどんならん。見せにゃなろうまい。すっきり受け取るところはない。分からん分からんと言うて段々悪気が募りた。今の一時、三三の理を以て一つ一つどんな理が出るや知れん。どんな事見るやら、どんな事聞くやら、見ん先から諭しておこう。この理を書き記しおき何度にも諭そう。深きところは数々言わいでもよい。これだけ分かり掛けた。どんな事聞いて居る、どんな事も見て居る。これまではどんな道も通してある。艱難の道も知らずに苦労の理も分からず、この理をよう聞き分けてくれねばどうもならん。
 明治二十三年六月三日
 山本利三郎娘あい身上の願い。
 さあさぁ小人のところ身のところ心得ん。何の知らせやろう、何のところやろ、どういう理であろ。何かのところ聞き分け。小人身のところ心得んというは、何かのところもよう事情を聞き分け。一時一つ遠く所、出越す所、運ぶの所、日々の所、国々の所、運び掛けたる所一時こう成ろはと思うは、どんな心の理も治まらにゃならん。日々に治め。何でもという理は日々に受け取る。身上に心得ん、事情も心得ん。身の内のところ心散乱一つの理によって身に印ある。心治まれば身は不足ない。どんな事もこんな事も始めるところ、成る成らん事情始め掛けたる事情、内々の事情も前々幾重の道も通りたであろ。不自由の道を通りたるところを日々という。いかなるところも身のところも何でもなくば身は直ぐと治まる。
 明治二十三年六月三日朝
 岩崎新兵衞娘せつ足負傷の身上願い。
 さあさぁ尋ねるところ、身上事情以て一つ理を尋ね出る。一つの諭しもある。見るに一つの理、余儀なく一つの理であろ。いかなる理も見分けてくれねばならん。小人一つの身のところ、日々何たる事情と思うやろ。なれど、よう事情を聞き分けてくれ。又又一つの理を思い出す。内々のところは十分の理であろ。内々たゞ一つ忘れられんという。運ぶところも十分であろ。どういう理も通り、どんな理も見る。内々一つ/\心を治めてくれねばならん。身上のところ早くと言う。一寸一つにはどうであろうと思うは理である。内々の事情に余儀なく事情であろ。見られんなあと思うは理である。いろいろの理、いろいろの道、いろいろの世界を見て一つ心を治めてくれるなら身は鮮やかという。
 明治二十三年六月四日
 寺田ナラトメ身上願い。
 さあさぁさぁ心得ん事情、心得に心得んという事情、よう聞き分けてくれ。今の一事、一つ前々一事、指図一つの理を話たる。一寸には心一つこうして居れどと思う心から、難しいように思う。そこでまあ一寸は戻り、心に案じる理はすっきり出さんよう。先どうというはその日が見えねば分からん。分からん事をどうやろうなあと、何ぼ案じたところがどうもならん。旬々というは、旬が来たなら独り治まる。どちらにもどうやろうと思う心を、すっきり心のすくよう、因縁の事情思い、旬の理を思案せよ。旬々は何ぼ抑えても見える、日が来たなら何でも彼でも見える。抑える事が出けん。心の理休まるよう楽しみの理を思い、すっきり案じる心を持たぬよう。案ぜば切りがない。この理をよう聞き分けてくれるよう。
 明治二十三年六月七日
 河原町部下宇治田原支教会京都府へ出願事情願い。
 さあさぁそうそぅ心おきのう順序運ぶがよい。
 明治二十三年六月七日 午前十時頃
 深谷源兵衞七十六才願い(源次郎父)。
 さあさぁ随分のところ、一時どうとはない。十分タンノウさし、日々のところ、日々の通り来たところ十分の理は成ったる。楽しみとしてタンノウして、ほっとという日があるで。
 明治二十三年六月九日
 増野正兵衞小人道興目かいの障りにつき願い。
 さあさぁ尋ねる事情、運ぶ事情、一つ一時の理治まる。先々一時速やか事情尋ねる。小人何ぼでもならん心得ん、一時成ろうまい、身のところ鮮やか成ろうまい。どういう事、こういう事、日々の心である。すうきりなき事情、一時一つ事情、心はまあまあ長らえて、見るな/\一時は未だ/\な、一時一つの事情聞き分け。身の案じる事情はない。どうしていかん、事情聞け。成る成らんの事情、心にあってならん。事情聞き分け。成らん事情、成ってこの事情成らんじゃない。どれだけの事情、出産前生一つの心という。今一時新しい事情はなきもの。事情案じるものでない。成らん事情、成る事情聞き分け。よう聞け。ついついの事情案じる事はない。
 明治二十三年六月九日
 笠村山本藤四郎妻おこま三十九才身上事情願い。
 さあさぁ尋ね出るところ、身上の事情尋ね出る。いかなる事情も一つ長らえて、事情一つ順序、日々の事情は受け取るところ、内々の事情、家内の身上心得ん。銘々心得ん尋ね出るから一つの理も諭す。これまで事情、理分かり有りて分かりない。一時世界の理、何時事情一時という、何時の事情世界という。運ぶ余儀なき事情運ばねばならん。それぞれのところ、又々のところ心得ん。一つの理を諭し、何時あちらこちら一時現われるという、その時何でも/\先々ところを運んで世界応法。順序十分の理を諭した。この理を話し諭してくれるよう。一時身上からこういう諭であった、銘々心得、成る程の理が治まれば、成る程の理が治まるであろう。一つ心が治まれば身も治まるである。
 明治二十三年六月九日
 正明講長山田作治郎身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情、尋ねるである。深き事情、遠く事情、一つの事情、注意一つと諭し。身上のところ、何か一つ、何か一つ安心一つの心諭し。どうで心得ん。順序一つの理を聞き分けるから心得。道のため運ぶ理は受け取る。身上から先々の事情諭しおく。余儀なき事情運ばねばなろまい。一時道理上の理を以て運んでくれるよう。長くやない。一時百軒千軒の心分かるより、十軒の心を治めてくれるよう。日々の守護十分の理、この理を諭してくれるよう。何時一時事情理を運んで精神通り治まる。十軒百軒と皆な言う。年限事情だけ所々に治まる。この理を諭してくれるよう。
 明治二十三年六月九日
 峰畑為吉三十才身上願い。
 さあさぁ前々一つ身上の事情尋ねる事情一名はそれぞれの諭し、一人の身上尋ね出る。前々席を変えて、しいかり聞き取れ。心鎮めてしいかり聞き取れ。これまでの事情日々のところ運ぶ尽すところに、余儀なき事情運ぶ理たるところがある。一時一つ前々心に一つ長らえて、古き/\事情、尽す一つの事情運ぶところ、銘々幾重事情も通る。内々一つどういう事であろ。家内一つの理がある。家内の事情というは、何かのところ得心さしてくれ。身の内日々に心得ん。思うたけどうでもならん。一寸速やか、席を改め諭するところ、深き理聞け。何よの事も内々に治めてくれ。所々どういう事である。一名一人/\世上の理を運ぶ。内々十分に治めてやる。席を変えて尋ね出て、いかなるところもよう聞き取ってくれるよう。
 明治二十三年六月十一日(陰暦四月二十四日)
 峰畑為吉身上願い。
 さあさぁ一時身上の不足、どういうものであると思う。これまで通り来たるところ一寸理を許してあるところ、銘々もタンノウして居るやろ。楽しみと言うえども、身上に不足ありて楽しみと言うえようまい。これからしいかりと道を踏ん張るよう。運ぶところは段々一つの理を以ちて運ぶよう。これからの理は、しいかり話し伝えてくれるよう。
 明治二十三年六月十二日
 今回高安分教会所御許可を戴きしに就ては、新築まで座敷床の間にて仮に神殿を設けるの願い。
 さあさぁ事情/\、事情尋ねる。尋ねる事情心通り委せおく。
 明治二十三年六月十二日(陰暦四月二十五日)
 山田こいそ四十才の願い。
 さあさぁ尋ねるところ、さあ身上一時どういう事、又々一つどういう事、事情聞き取れ。身上から尋ね出る。これから一つ知らしおこ。身上案じる事は要らん。何時事情、今の一時は聞き取りて、心治めてくれ。一時事情、今一時知らしおかねばならん。一時何時とも分からん。身上先々ようこそ尋ねた。一時ならんという。身上運び掛けば身上治めてやらねばならん。諭したい事情から一時聞き取りてくれるよう。
 明治二十三年六月十二日午後六時
 梶本松治郎身上伺い。
 さあさぁ聞いて居るか/\。しっかり聞かにゃならん。身の内の悩みという、悩みと思うなら、身の内悩むところにて思案定め/\。どういう思やん定めるなら、よく聞き取れ。一つの理を聞かそう。身の内のところ、どうも日々心得ん、段々/\心得ん。もう明日であろうか、今日はよかろうか。ならん/\。どういう事であろう。段々の事情一つ思案定め。難しい事は言わん。言い難くい事を言わねばならん、聞き難くい事も聞かねばならぬ。内も外も隔てない。この事情を治め。日々のところ、勤めるところ、難しい事を勤めとは言わん、どのくらいおゝこうより大きいものといえども何にもならん。小さきものといえども、心一つの理によりて世界から理を運ぶ。どういう事も思うようにいかんから尚いかん。よう聞け。大き一つの理は知らず、一升のものに譬え、九合なくなりて一分一つの理が万倍という。因縁一つの事情から身上一つを聞け。一升一つの理から聞き分けるなら皆な分かる。身の故案じる事は要らん。さあさぁどんな不自由しようと思うても不自由はせん。人間の心で思うようにどういう事も成らせんで。身上一つどういうてどうする事もならせんで。迫ったらどうもならん。難しい事は言わん。この事情を聞き分け。
 押して願い。
 さあさぁ一つ/\の理を聞き分けるなら、いかなる理も分かり来る。どれから眺めても、聞いてもいかなる理、どれたけ銘々で箔を落とせばどうもならん。銘々又箔を払えばどうもならん。一つの理、神の力、神の理、何でもなきところから始め、世界という。元々は難渋でなかったけれども、有る物もやって了うた。難儀不自由からやなけにゃ人の難儀不自由は分からん。一寸ほのかに覚えて居にゃならん。心の理というは難しい。大き成るを抑えて居る。あの人居るやこそ、この人あるやこそ、何遍聞いてある。一寸はそうと思う。日を経てばこうではいかん。どう思う。内々真柱一つも構やせんで。深き事情を治め。どうなる事情をさして治められん事はない。古き事情を捨てねばならん。身上速やかなりてこそ皆な運ぶ。身上不足ではどんな事何の楽しみあらせんで。あの人ありゃこそ、居るならこそ。身上から人という理はないのや。善き心というはいずこ一つの理に計れども、いずこ一つの理に計れん。世界にて聞き分け。この理計られん、分かり兼ねる。さあさぁ育てば育つ、育てにゃ育たん。軽い理やありゃせんで。よう思うてみよ。一寸何とも思う。分からにゃ分かろまい、聞き分けるなら皆な分かる。
 明治二十三年六月十四日朝
 兵神分教会部内真明講社播磨国飾磨津講元紺谷久平支教会所設立事情につき、分教会長清水与之助飾磨出張願い。
 さあさぁ所々どんな所もある。一寸には結構そうに見えて一寸のところつゞまらん。なれど前々諭し繋いである。十分の理を運ぶ。
 押して
 さあさぁ十分の理を諭してやるがよい。
 明治二十三年六月十四日
 兵神分教会部下加古支教会普請の願い。
 さあさぁ尋ねるところ、十分理の運ぶところ何かのところ、心通りに許しおくから、心おきのう掛かるがよい。心おきのうの理が日々受け取る。世上のところ、今一時難しい。人々の事情、運ぶ事情、元々尽す運ぶ事情によって、あんな所と皆な案じて居る所が十分というは、元々掛かる理。さあこれからは早いで/\。あちらこちら皆な印を打ってある。掛かるところは十分許そ。何時なりと掛かるがよい。
 明治二十三年六月十四日(陰暦四月二十七日)
 教会所内へ井戸西側に御許し願い。
 さあさぁさぁ十分/\許すで。早く掘るがよい。何時なりと許そ、十分許そ。
 明治二十三年六月十四日(陰暦四月二十七日)
 藪の脇に井戸御許しの願い。
 さあさぁ地所定めるところ、所は何処とも言わん。随分そこら遠くては勝手は悪いと思うやろ。遠いない。随分大きな井戸を掘るがよい。小さいは何にもならんで。
 明治二十三年六月十四日(陰暦四月二十七日)
 山沢為造の北側へ、中山たまへ御化粧場新築の願い。
 さあさぁ当分/\、当分のところ、一寸軽くやで、何よのところも皆な軽くやで。遠くと言えばいつやろと思うやろう。一寸と言えばもう僅かの間や。何するも皆な一寸仮り家、何時取らんならんやら知れん。許すは皆な許す。掛かるところはほんざっとしておくがよい。
 明治二十三年六月十四日
 井筒梅治郎小人ふみ身上はしかにつき願い。
 さあさぁ身上に一つの事情、長らえての事情、不都合であろう。内々のところ日々事情、あゝと思う思案ばかりでは分かろまい。身上に事情と言えばいろいろある。何か事情、皆な世界いついつまでもなあと思うやろう。出物に一つの理。身の内どういうところ、不足ところは何よのところも分かろまい。世上の理というは、幾重の理もある。同じ貸し物借り物、この理聞き分け。日々身は清水と言えど、一日のところは計り難ない。なれど日々不足にても、この理を内々治めるよう治めて貰いたい。
 明治二十三年六月十五日(陰暦四月二十八日)午後八時三十分
 本席五六日前より腹差し込み、本日左の歯厳しく痛むにつき願い。
 さあさぁ尋ねる事情は、まあまぁ一寸一時分からん。何も彼もどんならんで。これからさあさぁ三日三夜は何も彼もすっきり休む、一寸話しをしておいて休む。三日の間皆な談じ合い、一つ/\の理はこゝにある。一つ/\の理は何処にある。三日三夜は何も彼も休むによって、何を尋ねても答えはせん。まあまぁ何も彼も待ち兼ね待ち兼ね、まあまぁようよういかなる事情も世界から理を運び、又々年が明けたら頼もしや/\、何でもなあと言う。皆な世界から一日なりとも皆な一つ/\の事情、この事情から話し掛けるによって、よう聞き分け。どういう事である。まあまぁ一寸一つ始め掛け。あちらも仮り家/\、一寸事情があっていかなるも皆な許しおいたる事情。こんな事がいかん。事情の理によって身上に迫り切る。のっけという、最初という、掛かりという。余儀なき事情に運んで、まあちよい/\との続き/\、事情は大抵の事やない。一寸その理は受け取る。助けとても一日なりともひのきしん、一つの心を楽しみ。助け不思議普請、真実の心を受け取る為の不思議普請。のっけから大層な事してはどんならん。一寸言わば日覆してあるようなものや。あちらも掛け出し、こちらも掛け出し、あゝ暑いから差し掛け、そら取れというようなものや。それより一寸これというは先々話し。これもこう、心に成る程/\、それより成る程の理も治まる。頼もしいという。一日の日を見てようこそ真実という。後々のところは、人間心の理によって先に始め掛けるから、人間の心を開けて間違う。すっきり後へ戻る。戻るからどちから見ても、こちら理じゃない。銘々も何をしたのやいなあ、何を見たのやらなあ、何と聞きたのやらなあ、勢のない事や。くどく/\よう聞き分け。楽しみのない事やと思うが身に迫る。一寸まあ三日三夜の間すっきり休む。
  明治二十三年六月十七日午前三時半
 一昨十五日お指図に基き一同協議の上伺い。
 第一、貧民救助の件。
 さあさぁ第一条を以て尋ねる事情、さあさぁよき所/\、まあまぁそれぞれに見分けるが第一の理。成らん事せいと言うたところがどうもならん。成らんところから尽して果てた者が何ぼあるか分からん。どうせこうせいとは言わん。これだけ第一という。
 第二、志紀分教会出願中につき、梅谷四郎兵衞、清水与之助両人総代として志紀分教会山本利三郎へ出張の願い、又、高安分教会の治め方につき出張の願い。
 さあさぁ互い/\の事情が第一という。何でもないところからむさくるしい事が出る。心おきのう運んでやれ。なれど十分成らん事情はとんと計り難ない。成らん事に成らん心を運んで居る。親里/\親の理を以て運ばんによって世界が助からん。この理を諭しおく。
 第三、各自それぞれ身上の事情御願いせざるも、これをする事に御許しの願い。
 さあさぁ悟りの開いた者は尋ねでもよい。悟りが分からんから尋ねにゃならん。助け一条の理は渡してある。話し一条は諭しある。何度聞いても分からん者理はどんならん。今一時どうであろうという理は、又一つ深きの理がある。少しの事は尋ねるまでやないで。この事は前々に十分諭し、人間は借り物の事情、心に発散でければ尋ねるまでやない。借り物/\と言うては居れど、借り物の理が分からん。そこでその日/\の事情、どうなりとその日/\に付けておく。すっきりならんとは言わんで。もう何箇年経つと思うか、考えてみよ。いつまでも諭しゃせんで。
 第四、第二の押して願い。
 さあさぁ一人づつでよいで。造作をせいとは言わん。量高い事は要らんで。治まるところは一つや。そんな事思うからどんならん。そんな事するより、一日も早く運んでやるがよい。
 続いて本席身上お助け下さるよう願い。
 さあさぁ又一つ話しやで。繰り返やし/\くどい話するで。さあさぁくどい話しとんと分からん。何かのところも始め掛ける。古い話から始め掛けるで。初め/\第一初め。不思議普請をするなれど誰に頼みは掛けん。皆な寄り合うてできたるなら人も勇めば神も勇む。不思議普請をするからは頼みもせん。ようようの事始め掛けた。世界雨が降る、難儀や、えらい年やなあと言う。こいら一つの理を思い、よう聞き分け。怪しい話しやなれど、皆なちゃんと寄せて締めて見よ。これからどんな普請せんならんかも知れん。本普請はいつの事やと思う。不思議の中で小言はこれ嫌い、陽気遊びのようなが神が勇む。余儀なきのところだけ済めばよい。するするでは初めの理が失う。神の書置きも反古になる。よう聞き分け。人間心なら人間の理を以てする。心揃うたら手を打つがよい。心に得心が行かねば、三日三夜猶予してあるから、又々尋ね出るがよい。
 同日、再び願い。
 さあさぁ段々の指図を以て一つの思案すれば一つの理も分かる。言いとうても分からん。諭した時だけは良い。日が経てば皆な銘々の心の理がどんならん。小さい事のように思うなよ。こんな事という理は大きな理や。一点から皆な始まる。最初は皆な分からん。一点打つ時はどんな理か分からん。一代暮れた十分の破損をせんならん。仕掛けたらこっちが砕ける。一点打った印はどうでも間違わん。心幾重の一点もあるなと思わんならん。一点の理は年限の理で分けて来た。十分に尋ねてみて皆さんどうじゃと言う。又事情が分かり話が分かるなら、又尋ねさえすれば罪論もなく、妬みやいもなきものや。なれど中にうっとしい日ができる。世界中皆な兄弟という。まして一鍋の物喰べながら、あちらでぼしゃ/\、遠くの話といえども、何やらどうもならん。世界を混ぜ返やすようなもの。一日の日でも心タンノウの理は受け取る。金銭の心は受け取りはない。心だけ金銭、何程の金を持って来て、今日からと言うても受け取るものやない。これだけよう聞き分け。
 同時に重ねて伺い。
 さあさぁ席というは元は大工や。十二下りの止めはどういう事か分からんではあろうまい。何がどれだけのこうのうあるものでもない。心の理で、今一時は大工一条のこと聞き分け。最初は不都合な理や。最初の理余儀なきの理から、心の理が添うからどうもならん。道理に違うか、残念の理を解きせん事は又治まらん。さあ分かったか。分かりなくば分かるところまで尋ね。無理にどうせいとは言わんで。
 又々願い。
 さあさぁ皆な心の間違い、唱え損い心取り替えたら直ぐの理。これから唱え損いないようにせよ。よう聞き分け。皆な幾何人居る。大工一の仕事、一鍋の道理にするがよい。
 又押して願い。
 さあさぁ何遍でも悟りが付かん。これだけの諭しさえ分からねば、間の理は大抵分からん。十分のものなら三つ分かれば、十分の守護さして居るのや。一つの事情運んで済んだら了いのもの。人間の心を混ぜ、どうこう理を立て、余儀なくあっちではぼしゃ/\。一つの理を考えみよ。尽しながら残念な事やなあ、こんな事かい、と言う。この理が日々腹へ入り込む差し込む。どうもならん。日限なら半月余り、二十日前からの事、身の中に理が発して居る。あっちも仮り家、こちらも仮り家、皆な日陰出したようなものや。長らえてのなじみ程結構なものはない。何処で会うてもどうやこうやと言う。古い者を人情から考えてみよ。一点理から仮初にも思われん理が分からん。十のものなら三つや。子供であるから大抵は皆日々働いて居る。年限の理で分かる。何時身のところに迫りても、踏ん張って居る。通行の理ができんようになるから諭す。難しい事は一つもない。仮り家普請日覆いのようなものや。初めの理はそのまゝ治め。後々のところは談示一日の日によって、又日々家内一鍋という。この理をよう聞き分けねばどんならん。
 明治二十三年六月十八日
 高安分教会月次祭陰暦毎月二十三日御許し願い。
 さあさぁ定め一つの事情、運ぶところを尋ねる。十分理を談じ、速やか/\許そう/\。
 同日、説教日は陽暦毎月二日、十二日、二十二日御許し願い。
 さあさぁ定め/\、許そう/\。
 勤式等は他の分教会に準ずべきや伺い。
 さあさぁ始め掛けたる理、一つ/\定め許そう/\。
 同日、庭中樹木取払いの儀願い。
 さあさぁ事情、これをこうしたならこれでよい。心おきのうするがよい。
 明治二十三年六月十八日
 増野道興夜泣き、又昼も機嫌悪しくにつき伺い。
 さあさぁ尋ねる事情、小人/\尋ねる。どういう事であろう。どうか一つ、見れば一つ、どういう理である。一つの理が治まれば、やれやれ。一時どうなる一つの心、何よの多く事情、小人の事情、何で事情。やれやれの理も治まり、小人の事情、小人から尋ね身上のところ案じる事は要らん理であろう。一寸見ればどうなろう。前々諭しおいたる。案じる。こうなればどう成る。綺麗に一つの理を以て又々一日もなあ。よく聞き取ってくれねばならん。心にどんと定めてみよ。心いらってどういう事であろう。人間事情、一名一人諭しおいたる事情、どんな難しいところ、年々の事情聞けば又この理で遁れ。成る程と聞き取ってくれ
 明治二十三年六月二十日(陰暦五月四日)
 本席身上速やか成らぬにつき願い。
 さあさぁ身の内突う張る。十分突う張るところ、どっから突う張るところ、どう成るとも分からん。胸先突う張る。早く外さにゃならんと言うて居る事に、思う事どうも分からん。分からんからこれだけの事を思えど突う張る、どうでもこうでも突う張る。どういう事も外さにゃならん。何程思う、どれだけ思う。この道切ろうとても切られん。この理を聞き分けてくれるなら、身上というはすっきり多くの中、大方纏まると思えば、又どうもならん。あちらから思う。固まると思えば又どうもならん。あちらから思う、こちらから思う。もう心が突う張る。危ないものや。そこい/\通さにゃならん。なれどよう聞き分けるなら、どうして行かねばならん。一寸暫くの間というはどういう事である。そこで日々のところ身上に切なみ回って了う。そんならその者に迫ればよいようなものや。なれど一つの龍頭に皆な掛かる。日々運ぶところ突き延ばせ。世界いろいろ心を燃やす。日々どういうものと言う理が聞き辛い。なれど難しいてならん。今日はどうもならん、明日は難しいてならん。一つの理、一つの道を以て皆々心に、さあさぁもう一つの理、一つの理を治めてくれにゃどんならん。暫くの間は指図十のものなら三つは用いにゃならん。おかしい事と思うやろう。何にもおかしいな事やないで。日々のところ、もうもうどうも聞き難くい。日々これだけ理を治めて、何が違うと思うやろう。語るに語られん、言うに言われん。夢でなりとな、現でなりと知らせたい。心に思うまでの理でまだ一時という。たった一人の善き事も一人の理、どんな事も一人の理、世界から見るところも一人の理。この三点龍頭一つに迫る。又変わった話をする、珍しい事を言うで。何時身上すっきりするや知れん。すっきりすれば一度陽気遊びに連れて出るやら知れん。
 引き続いて御話し。
 さあさぁ陽気遊びというは、よう聞き分け。陽気遊びと言えば、今日もあちらへ遊び行く、何を見に行く。陽気遊びとは、目に見えたる事とはころっと格段が違うで。
 又押して、内々よしゑ、まさゑの事情治まるようの事を伝えまして御許しの願い。
 さあさぁこれこれ暫く陽気遊びはよう聞き分け。遊びどころやない。一日連れて出れば出るにも一日の心、三日出れば三日の心、難しいてならん。内々何か楽しみ、何か事情、日々善き心の理は映らん。それだけ発散すれど、何処までも心に掛かる。すっきり聞かぬよう、どうでもこうでも皆な掛ける。思わんよう。そこで暫く陽気遊びという。
 明治二十三年六月二十日(陰暦五月四日)午後四時
 本席腹突張るにつき願い。
 さあさぁどんな事や、こんな事や。身の内以て知らする。余の儀外の儀は知らさん。分かれば一寸の理、一寸分かれば一寸の道、遠くの所から一つ/\の話し聞く。いろいろの話しを聞く。何にも心配は一寸もする事は要らん。よいようにする。何にも分からん、知らん者ばかり寄って苦労して居る。所々あちらから迫る。治めてある。どんな事もこんな事も聞く。何程聞いても何とも思う事は要らん。案じる事はない。どんな事思うたとて成る理を聞き分けてみよ。十分のところより十分の理分かりゃせん。命でも危うきところでも心という。これだけの事が分からねばどうもならん。
 明治二十三年六月二十日(陰暦五月四日)夜
 志紀分教会再願いにつき、板倉槌三郎、松田音次郎両名出張の上願い(中河分教会)。
 さあさぁ尋ねるところ/\、そら成る程世界一同の理、何名幾名一つの理である。何人の理を取り集めるところ、取り扱うところ、何名の理ならん、親一つの理に治めてやるも一つの理である。何名何人一つの心、一手、一手一つ/\の理に寄せてくれるよう。何名何人といえど治める。理は何名何人という。親と見立てば親の理は聞かねばどうもならん。一同こうと皆な急き立てたところ、前々旬を越さんとまで諭したるところ、一同という心の理を計るから通らにゃなろうまい。どうしてみたという。もうこれ親という理立ったるところの理、立たんところの理、親という理を思やんすれば治められんではあろうまい。どれだけ早く何でもといえど、その場/\旬という、旬を越やさんとまで言うてある。一時ならんとは言わん。心を治め。急いたところが一時どうもなろうまい。遠く遥る/\道を運び、ようよう何箇年という。皆な世界の理難しい。澄んだる理もあれば澄まん理もある。親と見れば治まらん事はあろうまい。よう伝えてくれ。旬より一つの理は治まりゃせん。旬が来ねば種は生えん。さあさぁ悠っくりの心を以て、悠っくりの理を治めてくれるがよい。
 明治二十三年六月二十日
 押して、河内国志紀分教会の件につき、清水与之助、梅谷四郎兵衞本部代理として出張復命、及再願につき橋本清の願い。
 さあさぁ何遍でも同んなじ事やで。何遍運んでも同じ事、この話し前々話し聞かしてある。どうもならん。尋ねるまで/\。幾度の尋ねどうもならん。順序を越やさんと言うたるのに、旬を待たずしてどうもならん。治める治まらん。何にも分からん者のする事は分かりゃせん。
 同日同時、本席身上の願につき、押して、十七日刻限御話し聞いて運び足りませんでありますか願い。
 さあさぁまあまぁ一遍にすっきり洗い切り、一遍に掃除する訳に出けん。なれど自然に言うようにせにゃならん。通りよいように言うのに、通り難くいようにするのや。言い付けない事ばかりを考え、分からんなりではどうもならん。身上一つの理で分けねば分かりゃせん。言うた時だけの事ではどうもならん。いついつまでの理を諭したで。元々一つの理心に分かりあっても、心に理が治まらねば同んなじ事やで。
 明治二十三年六月二十日(陰暦五月四日)午後十二時二十分
 本席身上御障りより清水与之助、梅谷四郎兵衞、桝井伊三郎、平野楢蔵、高井猶吉の五名願い。
 さあさぁさぁさぁ悟り違い/\、悟り違いはもう知りつゝもうもうくどう/\段々の指図。面々皆なそれぞれ談示なく、談示して勝手に運ぶなら何にも尋ねるまでやない。人間の義理に尋ねるなら要らん事、指図を外せば尋ねるまでやない。尋ねるなら指図もしよう。指図は神一条の話。これまでのところは多くのところ、内々定めるところもまだまだ尋ねてないで。一つ人間の心でするなら、尋ねるに及ばんもの。見たら分かろう。仮家普請/\日覆い同然のものという。これすっきりと分からん。何時取り払いせにゃならんや知れん。年限何箇年経つ。毀たそうと思えば一日の日にも毀たしてみせる。思うて人間心に一寸に運ばにゃなろうまいと思う。指図通り仰せ通りという。もうこれすっきり分からん。一つ分からにゃどうもならん。二つ分からにゃすっきり、三つ分からねば暗闇という。
 引き続いて御話し。
 さあさぁサンゲ/\、聞いて道を守るならさんげという。知らず言わず/\、見たら事情の理というは何度の指図、日覆とまで諭してある。まるで運びなきところ、これまで治め掛けたるところは、こうして下され、どうして下され、これまで治め掛けたるところは、こうして下され、どうして下されと願い、指図通り運ぶならば、いついつまでの理という。
 明治二十三年六月二十一日(陰暦五月五日)午後九時十五分
 本席身上御障りにつき願い。
 さあさぁ身上/\、身上が一寸障る。もうこれどうも何よの事も日々に事情取り扱う事もどうもならん。日々取り扱うところ、もう速やかなるところは通りて居るやろう。心一つに間違いはない。聞いたが実に心に十分通りて居よう。又通りて居る。身上に障り付けば案じる。案じる理である。今日は差し込む、じっとする、又突う張る。今日はちいと良い、又障る。何か違うと思案するやろう。なかなかくどう/\説いたる一つの事情よう聞き分け。内も外も隔てない。どんな事でも隔ては一つもない。なれど、よう事情を聞き分けてくれねばならん。日々と言えば月々と言う、月月と言えば年々と言う。これ人間というものは一代にどういう理もある。怖わや恐ろしいという事情は数あってはどうもなろうまい。大きい事にも成らず、もうこれ真実の理、こんな事せき/\ある。一時どういうものであったなあと思うて通る者もある。事情によってどうもならん事情もある。これはすっきり忘れんにゃならん。一代の事はどんな事も思い出してはタンノウ、見てはタンノウ、聞いてタンノウして暮らさねばならん。又一つには珍しい所が大和の国に出けたそうな。一寸見て来うかと言うは今までのところ、まあまあ世界では事情掛かり一時分かるところもあれば、分からんところもある。なれど人間の道というは、働くという理は話したる。隅から隅まですっきり洗い切る。どうでも洗い切らにゃならん。年明けたら御陰年や、偉い事や、と、世上は一時楽しんだなれど、楽しみは失うて了うた。あゝ今度は怖わや、どっからどう成るとも知らず、外へ出ようには雨が降る、風が吹く。暫く放っておけばどうもならん。まあ今年が明ける、来春は節がある。どうでも通らねばなろうまい。えらい造作であったという。一つの人気一つの世界、何でも彼でも一つの喜び、一つの楽しみ、一年先と言えば長いようなものや。なれど直きに経って了う。どんな話もせにゃならん。今年という今年の秋は、怖わきもどんな事も見る。なれど十分に取らさにゃならん、十分の治めさゝにゃならん。又一つ内々一つ珍しい、屋敷一つ話し掛ける。十分苦労の道は通り、僅かの年限を一寸通りた。余儀なくの事情、どうでもならんという事情は、もう治まり切って了うた。人間の心で俺がどうしようか、お前がこうしようか、と言うて、して来たのやあろうまい。存命中仕事もせにゃならん。一つの心に日々持って運び来たる事情、あちらで一先ずは代わり勤めにゃならん、どうでもその道運び来たる。今日の道に人間の心でする事はその場は治まる。人間の心の事情は皆々苦情となる。その場限り、神一条の道は心の理を以てするから、入り来るも出て来るもこれまでの処、並大抵な道じゃなかった。今一時世上と言えば細くの道という。内々にもよく思案。成る程どう成るも内からするやない。皆な世界から寄り合うて出け立つ道である。内からせねばどうするかと言うた日もある。なれど一つ越し、二つ越し、皆な越して来た。又一つ内々親族因縁の事情を以て一つ始め掛けたる。始め掛けたと言えばどういう事と思うやろう。神一条の道は皆な兄弟、いずこの理を以て親族、親族は心の結び合い、他人というはほのかな理、神一条の道は神屋敷鏡屋敷という。何年以前始め掛け。胎内宿るまでに話たるしん。又一つ、筆に記して十分に知らしてあるところもある。この事情というは深き因縁、十分の理に治まりたるところ、又後々事情因縁は親族なればよう聞き分け。世界の理を以て居れば、親族と言うては神の道とは言おうまい。どんな事も言い難くい、聞き難くいやない。見難くい始め出しの時というは、親族という中に、親族と言えば深き理であろう。神一条の道には親族はない。相当の暮らし一時すっきりして了い、世上の理から見たらどれだけの理とも分かろうまい。古い事思えばタンノウ、又一つ親族/\、三つの立てやい筆に知らし何であろう。いつの事と思うて居たやろう。この事は十分前に経って了うた。又一つにはどうなりこうなりの道も付け、何か事情/\心も運び、この事情も親族一つの理、これもタンノウ、事情も聞き分けてくれねばなろうまい。難しい事を言うやない。一つ一つ始め掛ける。皆な目に見えた事ばかり。又始め掛ける。どうしてくれこうしてくれとも言わん。一戸の内限りなきの身代使い果たし、難儀不自由の道もある。又一つ内々の事情は皆な鏡屋敷。よう聞き分け。隅から隅まですっきり掃除すれば、又どんな模様に掛かるやらこれ知れん。広くぢばが要る、要ると言うて前にも諭したれど、屋敷の取りようもないと思うやろう。なれど一つ口が開けたら皆な寄り来るであろう。一つの事情運び、一つの事情を治めたるところ、仮り家普請差掛け普請、一寸始め掛けた。暫くこのまゝ、年が明けたら又差し掛けんならんやらこれ知れん。そこで一寸日覆いと諭しある。何時払わんならんやら分からん、知れん。内々にも人間の心の理は要らんと、そこへよかろうという理に治めるなら、どんな理が咲くやらこれ知れん。この理を聞き分けて、ようタンノウして聞き取ってくれるよう。
 明治二十三年六月二十一日(陰暦五月五日)
 山中忠七扇の伺の事につき伺い。
 さあさぁ扇の伺い/\というは、心得までのため、これは古きの道や。僅か年限は知れてある。教会を治めて居るなら、世界からどうであろうと心掛けて居よう。俺も見ようか。今の一時難しいところ、古きところで止めおきたるところも暫くという。用いる者が悪いのや。これ一寸/\と言う者が悪いのや。銘々からは出やしょうまい。それだけの心の理が分からねばどうもならん。扇伺いは言葉では言わん。それから遂には高慢の理が出る。そこで皆な止めた事情は古き事情。ならんところの働き、一人の人争うところの事情、内々の事情に人間の理を働き、すっきり捨てゝは居やんなれど、修理なしの蒔流し、あちらでひょろ/\、こちらでひょろ/\。内にはしっかりして居るなれど、道にはひょろ/\というようなものや。日々の働き方分からんから、そういう事を言う。教会ならば教会の理を治めるよう。
 同日、引き続いて普請の事情願い。
 さあさぁ仮り家普請/\と言うてある。仮り家普請でも、こゝはこうせにゃならんという。今まで掛かり掛けたところはそのまゝ運ぶがよい。なれどよう聞き分け。仮り家普請というは、何時払わんならんやらこれ知れん。取り払う時に余分のものはどんならん。大層な事しておいてはいかん。ひんずな事してくれてはどんならん。今一時掛かり掛けたるところは許すによって心おきなくしてくれるがよい。
 明治二十三年六月二十三日(陰暦五月七日)午前十時半
 本席左の横腹突張るにつき、中山会長御出席の上御願い。
 さあさぁ段々の話、十分の理を説いたる。大抵/\心を寄せ心も運ぶ。それそれ大抵そこい/\の治まるところ、一寸心治まれば身も治まる。よう尋ね返えした。この事情の理は生涯の理、末代の理、始め掛けたる、どういう事情思案してくれ。この所は親里、親とは深き理、深き理なら心の理を運ばねばならん。口で説いてばかりでは親の理とは言わん。一時の理を以て些かのところ運んでくれるところは十分に受け取る。日々に尽すところ、運ぶところ、年々という。どんな運び方もある、盡し方もある。前々古き話である。今一時は世界の事情を以て日々という。そこで前々説いたる理はまだそこへ及ばん。やれやれという、はるばる遠くの所から出て来れば、暑ければ暑かったであろう、寒ければ寒かったであろうなあ、という。麦という、麦に太白を入れて、何でも一寸/\出さねばならん。なれど世上の事情あるから、今一時一寸すたって了うようなものや。世界より何か事情はないかと狙ろうて居る。敵を受けて居るなれど、何でも彼でも出さにゃならん。いかなる者も出て来る。出て来たなれば、暑ければ暑かろう寒ければ寒かろうと、満足さすが親の理。よう事情を尋ね返えしてくれた。成らんところの事情、多くの中尽す運ぶ。成らんところの事情によって日々という。どれだけ成らんところできて来る。小さいようで大きなもの、大きなもの小さきものの理があるから大きものや。日々勤め小さいようで大きい。何ともなく思えば何でもない。何でもないもの大切の理に運んでくれる。この理は計り難ない。まあこれだけ尽す一つの理、これだけの事は見ておけん。これだけの事は捨てゝおけん。人間の目に見て居られんなれば、神の目にはどうも見て居るに見て居られん。外々じゃあろうまい。一時のところ運び難くいから、一寸/\の理話し、何でもなきところの話しが生涯末代の理。どうこうせい、これでこう成る一つの理は言わずして深き事情書いたるところ、見れば何でもなきものと言う。なれど約めて皆んな十分の理を諭してある。言わず語らず順々順序十分の理を運んでくれねばならん。楽しみ一つ、これ運んでくれ。タンノウすれば直ぐと十分受けとる。これまで一つ/\運び掛けたるところ、尽す/\尽す中の理の中、日々見分け、月々年々の理見分けにゃならん。運ぶ深き中十分大切の理を以て扱うてくれるよう。小さいようでこれしたら、はたへ差し支える、これが第一。まあ一晩でも泊ってくれと言うは、前々の理があるからの事。この事情の理が分からねば、何にも分かりゃせんで。
 明治二十三年六月二十四日
 諸井国三郎身上より登参の上伺い。
 さあさぁ尋ね/\尋ねる事情には、余儀なく外の理は諭さんよう。心に理を治め。多く中、世界理を下ろすところ、第一理を以て日にという。所々それぞれの事情を治めて行かねばならん。育てば育つ、育ては誠、誠は修理、修理は肥やし。これよう聞いておけ。身上障りところもよう思案せ。前々内々どうであろうと思う。他日いかなる大難小難にして来た。何かこの事情も心得一つの理を諭しおこう。
 明治二十三年六月二十五日(陰暦五月九日)午前二時
 刻限。
  さあさぁやっておいたらよいのや。皆な勝手というこの理が難しいのやで。皆な集会集会と言うて、何遍集会をしたと言うて居る。けれど皆な勝手をするから難しいのや。中に成る程の理もある。勝手すればその日から苦しまんならん。又夜明けたら尋ね出る何遍集会しても、止めは神がするのやで。皆な勝手すればどうもならん。
 明治二十三年六月二十五日(陰暦五月九日)午前九時
 前お指図に付き、りきもつ取り払いの事願い。
 さあさぁ尋ねるであろう/\。尋ねん事にはどうもならん。指図通り皆な心合わせてすれば、どんな自由もして見せる。聞いて居てどういうところも通るも指図以て。人間心以てする事は、思い/\の理を計ればどうもならん。日々皆な出て来る。連れて戻る。何処からどうして計ろうか。前々くどう/\伝えてある。人間というは、どう計ればよかろうかと、日々の事情は一つに止まる。僅か日々年限という、日々年限もう僅かの内、どんな事をするのもしよいように成るのや。暑い時分には暑かったであろう、寒い時は寒かったであろう、まあと言う。麦という、むにして見せる、太白にして。もう暫くすれば分かって了うで。今一時二つの理、元一つは埋もれてある。今一時そこで難しい。一寸りきもつ余程のもの見澄まして、一寸/\暫くの間はじいとしておかねばならん。尋ねた通り十分のものなら、三四分まで通るなら、十分の一分の事情が通り難くい。年明けたら御陰や、国会/\やと言うて、いろいろの説いろいろの話し、世界の道理であろう。前々に聞いたる道よりあろうまい。ぢばというは、三年十年やない。見澄ましてある。そこで言うた通りに成る。内々も指図通りより持たぬよう。中には勝手が悪い事もある。人間心取れば孝心でしたる事と言わん。その日から困らにゃならん。尋ねたら指図通り、心一つ、一手指図通り。心得のため理を諭そう。
 押して願い。
 さあさぁ多分にやるのやない。すっきり止まったかいな、と、今一時こうであると、道理一つの理を諭し、一寸些か、人々理を見て渡してくれねばならん。ほんに些かづつやで。日々夜さあさぁと言うて、先では、やらんならんように成る。治まり一時案じる道は通しゃせん。案じがあれば案じがあると。今一時という。
 同日午前九時三十分 分教会、支教会役員、大講元、本部にて泊めても宜しきや伺い。
 さあさぁ尋ねる/\、尋ねにゃならん。多くの中々、一度には多くの中々と言うまい。今一時と言えば皆な所々、一人又一人、今一時のところ/\に、皆な印の理から見分けにゃならん。何年という、古いは理に成らん。新しいは世界で匂いと成る。銘々理、前の理もある。所々代始め古いという。よう聞き分け。所々印という理がある。薄きところ泊まれと言うても泊まられはせん。内に談じ合いて来れば一つの心も寄る。互い/\の事情、深き中、事情というはよう聞け。談示一つ一時分かって分からん。面々心という理がある。一時一つ集まるという理が分からん。人間の目で見て放っておけん、捨てゝおけんと思えば、神の目は尚放っておけんという理が分かれば、何も余のところも分かるであろう。放っておけんという理がないからの事情。さあさぁ分かればよし、分からねば返答。
 明治二十三年六月二十五日
 椋野岩治郎十九才(吉野郡北山村大字浦向)。
 さあさぁ段々の席返やし/\の席をして、さあ一日の日というは生涯、心一つの理を以て一つ席とす。席に順序一つの理は、よく聞き分け。席に順序一つの理は、生涯の理を諭しよ。生涯の理を諭するには、よく聞き分け。難しい事は一つも言わん。どうせこうせこれは言わん、こら言えん。言わん言えんの理を聞き分けるなら、何かの理も鮮やかとす。それ人間という身の内というは神の貸し物借り物心一つが我がの理。心の理というは、日々という常という、日々常にどういう事情どういう理、幾重事情どんな理でも日々に皆な受け取る。受け取る中に、たゞ一つ自由という一つの理。自由という理は何処にあるとは思うなよ。たゞ銘々精神一つの理にある。日々という常という、日々常に誠一つ。誠の心と言えば、一寸には弱いように皆な思うなれど誠より堅き長きものはない。誠一つは天の理。天の理なれば直ぐに受け取る直ぐと返やすが一つの理。よく聞き分け。又一つ、一名一人の心に誠一つの理があれば内々十分睦まじいという一つの理が治まる。それ世界成る程という、成る程の者成る程の人というは常に誠一つの理で自由という。又一つ、これまで運ぶ尽す中に、互い助け合いというは、これは諭する理。人を助ける心は、真の誠一つの理で自由という。よく聞き分け。誠の理が助ける理で助かる。よく聞き分け。又一つ、これまで運ぶ尽す一つの理は内々の事情の理銘々事情理に治め。これより先永く事情には、又一つ、第一の理を諭しよ。第一の理には所々にて諭する台、これが第一。又一つには、日々に家業という、家業大切。又一つには内々互い/\孝心の道。これ二つ一つは天の理と諭しおこ。さあ、これより先永く変わらん事情に、助け一条の為コウノウの理を渡しおこ。さあ授けおこ/\。あしきはらへたすけたまへ天理王命、と、これを三度又三度/\三々々、さあ理を授けよう、さあ授けよう。さあ受け取れ/\。
 明治二十三年六月二十七日午前八時
 梅谷四郎兵衞下阪につき願い。
 さあさぁ心に一つの事情、何か尋ねる。心おきのう理を運んで、何か事情運ぶなら事情も治まる。又一つ/\の理上を尋ねるなら、何かの事情も、双方の事情に諭しおく。心おきのう運んで早く/\事情という。
 明治二十三年六月二十七日
 辻忠作、栄蔵、かめ、この間より咳出で病いにつき願い。
 さあさぁ何かの事情、身上のところには咳が出るという。尋ねるところには理を諭しよう。諭する理は内々一つ事情、内々事情というは、これまでには長らえの事情、内々の事情聞き分け。内々定め更えて、何かの事情長らえて古きの事情、何かの事情も聞いてるであろ、又諭するであろ。何度の席をすれども、計り難ない事情は一つの理で治まる。なれど心の理が出す、治まらん。古きの理、因縁の理も諭するであろう。又世上の鏡と諭す。因縁というは切るにも切れん離そにも離されん、どうむならんなと言う。身上障りには心を洗い替えて、思うように行かんが因縁。因縁の理を分かり兼ねるから因縁という。神の目にはあちら向く理はちゃない。難しい理を治めたら、世上の理治めたら、内々に十分台と成りて治めるなら何彼の理も鮮やか。この理を聞き分けてくれるなら。
 明治二十三年六月二十八日
 前川菊太郎伺い。
 さあさぁ事情尋ねる/\。何かのところ皆な事情尋ねる。一つ/\理を聞いて定めて通るなら、いかなる理も自由と言うて諭しある。今一時万事十分心を何と尋ね、一時一寸の掛かり、どういう事尋ねる。尋ねて十分の理を指図する。前々十分の心運んで互い/\の道、いかなるも十分急く事は要らん。あちらの話し、一寸急く事は要らん。その場/\思案。これをよう聞き取ってくれねばならんで。
 押しての願い。
 さあさぁ事情はいついつの事情、早く事情知らせおく。刻限の事情に知らせおこう。尋ね一つの理を知らす。長い間、長い年限、長い間、刻限の話は生涯の定まりの理がなくばどうもならん。人間心でする事思うようにいかん。銘々思うようにいかん。尋ねて/\すれば何程の理も、不自由しようにも不自由はせん。分からん。銘々心に不自由する。いろいろの道通りたものである。話し通り前々諭したる、前々諭しおいたる、思う一日の日もある。後も先もある。この事情聞き分け。刻限の理を以てするなら生涯の理、銘々心で思うたとて成りゃせんで。
 明治二十三年六月二十九日(陰暦五月十三日)夜九時
 普請成就し且つ本席御障りにつき願い。
 さあさぁすっきり/\と皆な洗い替えておけ。心通り何かのところ、一つ/\聞いておけ。今一時のところ世界から大変である。日々の道理それからそれへ、大和の国には大変の事ができたそうな。どっから何処まで響き渡したるところ、皆な何でもないように思うて居る。今の一時掛かり、一つ大変は大変だけの理はくどう/\指図をし、くどう/\流す理を聞き分けてくれねばならん。元々のところ、どう成ろうかこう成ろうか知らんと、思うて通って来たところを思えば大きなものや。どれだけの理に成ったか分からん。ほんの掛かり、こっからこれまで四面の理を治めてある。道理を言えば隅から隅へ、斜かいに三分通りのようなものや。そんなら後七分は独り成って来る。世上の働きは何ぼの働きとも知れん。これからどんな事もして見せる。日々の働きして居る。道を開いて一人の理も治めてやったら、一軒なりと助けてやったら、一村なりと助けてやったら、世上世界にはそっからそこへ、枝から枝へ、枝が何ぼ咲くや知れん。遠くの所の話し遠くの者、何かの事を聞き分け。何ともなしに、結構に成ったら行こうかというようでは、盛んに成るか、大き成るか。この理を聞き分けてくれば、一切の理は皆な分かる。あちらへ手を引きて連れて行くのも同じ事、一箇年一箇年指を繰って皆な年限の理があるから、ようようの事治まった。あっちから木を持って来る。どっから植えに来た。早速に植えたら、景色の良いものやと言うも、元々の理があるからの事、一時にできたものはない。皆々互いの理を治め、枝から枝と段々の理でできて来る。結構に成れば行こうかというようでは、どっからできて来るか。もう尽し果した者もある。にっちも動かれん者がある。可哀いそうで/\ならん。尽し果てた者があるから今日の日という。内に物があっては邪魔になる。皆な人に助けて了え。一粒万倍の理を聞き分け。皆な種より生えて来る。天の理に凭れてするなら怖わき危なきはない。今一時一つ段々あっちも仮り家、こっちも仮り家、ようようあらあらのところ、でき成ったところ、もうこれで一つ、これからという不思議、一時普請と言えば一日の普請でも尋ねて、これでよしやと言えば後々一つでも事情が残らんよう。これからの始めというは、どっから始めるとも分からん。なれど何時始めるや知れん。中途に鈍な事をした、下手な事をしたという。最初に尋ねて指図を以てさえすれば、下手はなきものや。尋ねても指図を耳に聞いてすれば、人に何とも思う事は要らん。神の道、神一条の理に基いてやらねば指図したとは言わん。指図を聞いてどういう心に関という垣を拵えてはどうもならん。そこで大工/\という。大工一つの事情、道具にも譬え、人夫にも諭したる。大工一きの話しという、又人夫ともいう、雇入れともいう、伏せ込み大工という。伏せ込んだ大工は一人だけの事。これよう聞き分け。万事の止めに出てある。又よろづの止めに出してある。それに尋ねてするのは、これまでの通りに納したるものを、とんとんとつくような、腹が減っては飯喰べようと言えば、さあ喰べようかと言うようなものや。これまでの理はすっきり受け取ったで。人間の心の理はどうもならん。後々の理は可哀いそうやよって、くれぐれも諭しておく。これから仮り家を始めるで。仮り家より本普請続きになる、そんな小さいものやない。
 明治二十三年六月二十九日(陰暦五月十三日)
 国会議員候補者に付き、郡山矢野勝より選挙依頼につき願い。
 さあさぁ尋ねるところ、どうしようこうしようと言うても幾日の日もない。その方法、方の法、成るたけの事情を運んで、一人でもこうであったと言えば、満足であろうから、これだけの理を諭しおこう。
 明治二十三年六月三十日(陰暦五月十四日)
 神道本局幹事古川教正御死去につき、会葬出張致して宜しきや、又は上原佐助に代理さして宜しきや伺い。
 さあさぁ日々出る、日々入る、一寸事情。さあさぁ運ぶ事、満足の道通す。一時早く事情、何名何人は要らん、一人は事情を運べ。さあさあ早く/\通る道は皆な通らにゃならん。世上の道は満足は台である。大き事もせず、日々互いの運び、満足の道は、今一時、世上の理としてさゝにゃならん。余儀なき満足、どんだけ大層でも、満足さゝにゃならん。何でもない満足はするまでや。目に見えぬ満足は何にもならん。これ一つの理を、聞いて埃り見て埃りは一つも要らん。
 同時橋本清上京の上会葬の願い。
 さあさぁ運んで来い。大層と思わずして心おきのう運んで来るがよい。
 明治二十三年六月三十日(陰暦五月十四日)午後十一時
 本席御身上願い。
 さあさぁ身上と言うて、身上尋ねてくれるは、事情身が迫って今日の一日と言うて居られんように成る。無理仕事/\、尋ねば指図はして居るなれど、もう一つどんと迫ったら通り難くい。何ぼ近くやと言うても、足場がなくば道は通る事はできん。因縁という事情という、どうなりこうなりこれまで皆んな固まったもの。これだけどれだけの事、目の前にあっても風の具合でどうもならん。切なみの事情を以て尋ねる/\。尋ね出ば長くの指図をしてある。更わる/\何かのところも色々の指図、どんな指図もしてある。前々指図、これと/\決算してみれば皆な分かる。皆な写してあるやろう、纏めてあるやろう。なれど失うて了うようなもの。同じ事で同じ事をして居る。何でもこれから尋ねせねば、まだまだ事情が運べん。段々身が迫る。尋ねて/\日々の聞きようで、互い/\それまでに行かん。これだけこうしたらよう聞き分け。まだ大きいようで小さいものや。もうこれだけではどの位のものと思う。大きいものちいとようようとすればよじ/\する。こんな事ではどうもならん。助け場所、又助け場所と言う。成る者はする。日々屈託のない者は皆なする。一文の取り替わせはどんな者でもするで。そこでよう聞いておけ。些かの人がタンノウして、大きい事でも知らぬ事はタンノウはできん。何一つ運んだともこれだけこうした、どうしたといえども何にもならん。まあ商法をするには散らしをあちらこちらへ配ばる。成るたけ一つの印を揚げる。世界事情でも分かる。助け場所という。幾年の中に数ない。早く助けてやってくれ。遅くなっては助けたのやないで。心を定めて。少しの者ではどうもならん。
 明治二十三年六月
 兵神分教会役員野本、松田の家類焼の御詫び、且清水与之助左の肩つかえ居所の願い。
 さあさぁさぁさぁ尋ねる事情尋ねにゃなろまい。これまで長らくのところ、どうなるところも通り、長らくの道通し、ようよう理が治まり、一年経つや余儀なく理を運んだであろう、余儀なくの理を見たであろう。危なきの事情も通り、よく聞き分け。どんな事聞くも親、見るも親、世上は大きい一つの道、世上難しい中を運ぶところ、大抵の事ではあろまい。一時見た事情は何たる事と思うやろう。人間身の内一つの理を聞き分けて。長らくの道やあろまい。因縁一つの理、先々こんな話し、前々聞いたなあと言う日がある。心大丈夫に持って、一つ/\事情の理を以て定めてくれるよう。事情一つ/\話してくれるよう。
 (7月)
 明治二十三年七月一日午後一時
 前指図によりて救助の儀協議取決めにつき願い。
 さあさぁ助け/\という、幾重の助けもある。段々と長い間の道の事、路銀渡した者も、なくなして了た者、一日の日も難しいという者、救助と言えば扶けやい、日々に尽して果たした者困る。助けと言えば皆な修理肥やしの理である。一寸には助けるようなもの、肥えをするようなもの。段々の肥えをおく、根が差す、芽が吹く、芽が出る、又芽が出るようなもの。成るだけ尽して一時どんならんという。運び掛けたるところ、一時早く事情、早く肥えをしてやるがよい。どんな芽が吹くやらこれ知れん。日々という、道々という。道は難しい、なかなか道が難しい。道を通りたというは、なかなかの道やない。難しい事情に果たした理もある。所々の中見分け聞き分け、一時早く肥えをしてくれるよう。
 押して、見分けは本部よりするや、分教会よりするや願い。
 さあさぁ親元/\、親の元より始め掛けたらよいで。さあさぁ又一つの話をして、これは些かの物や。今年は余儀なくの事情によって、世上のところへ又々運ぶ、日々のところに運ぶ。些かな物なれど一寸の路銀と言うて。助け米やの救助やのと言うては、滅多に受け取れやせんで。もうこれこれ大抵、まあまあ人々のところは分かってあるやろう。あの者は何箇年以前はこうであった、今の一時、世上に名の出ん内路銀を出す。何処から成ったやらという理に運ぶよう。この道早く急いでしてくれにゃならん。
 押して、見分けは本部よりするか、又講元よりするか。
 さあさぁ所々へは皆んな事情が下ろしてある。取り決まりがある。それぞれの掛かりがある。見分け役あり、遠くの所にてはどういう者もあるによって、遠く所には遠く道がある。遠く事情は遠く所やなくば分からん。よう、道を見分けてくれねばならん。今のところというは、路銀のところも使い果たして居るところへ、路銀と言うてすれば大層をすると言う者もある。出し尽して了うてどう成ったやらと思う。なれど皆な尽した理は世上にある。一時困って居る者、あんな者と思てはころっと違うで。今の出て来る者、最初尽した理があるからの事。この理を聞き分けてくれねばならん。
 明治二十三年七月二日
 増野道興二三日前より目が塞ぎ居るにつき願い。
 さあさぁ幾重尋ねる事情、小人一時事情、まだまだ日々の事情運ぶ日々尽す、何でなあと思うところ、日々案じ、見る聞く案じる、日々に事情、一寸事情、暫く案じ案じるばかり、案じの理であろう。よく聞き、案じばかりどうもならん。案じの理を見る。皆な事情よう聞いておけ。難儀さそうであろうまい、不自由さそうであろうまい。聞き分けてみよ。親が難儀不自由さそう親はあろうまい。聞き分けてくれ。長らえて理で、案じの理が速やかとは言えまい。難儀さそう、不自由さそうあろうまい。尽す功に成らん理はあろうまい。天の理を聞き分け。天の理にコウノウが有るか無いか。さあさぁ案じる事は要らん。
 明治二十三年七月二日
 寺田半兵衞身上障り伺い。
 さあさぁ何かの事情、尋ねるところ、遠くの所、心の理がある/\。先ず一寸どういうところに身に障る。さあさぁ事情何かの尋ねるから理を諭そ。内々一つの事情、互い互い一つ段々他の所、遠くの所、それから/\大層一つの理を通れば鮮やか。一つの理があれば、段々多くの理が分かり来れば、助け一条の事情運ぶは生涯の理、遠く実に運ぶなら、一度は千度に向く。事情一つ治めあるなら身も治まる。心次第/\。さあさぁ尋ね事情、さあ一時一つの理がこれまで。一つ速やかならずして、又一つ銘々一つの事情聞いておけ。一度の理が有って二度の理がない。一度の理はほんに珍しい。身が鮮やか。二度はやっぱりなあと思う。それを解かにゃならん。戻らんように理を解く。前の理、後の理にやっぱり尚説かにゃならん。元々の理を知らさにゃならん。
 明治二十三年七月三日(陰暦五月十七日)
 普請一条の事に付き伺い(一旦御許しのありし事も、又これはという時は、神様へ一々御伺致しますものか、又その時は本席に談じて宜しう御座りますか伺い)。
 さあさぁさぁさぁ一寸知らせ掛けるで/\。もうこれどんな事でもこんな事でも、身上からよう聞き分け。長らえて/\、切なみのところからどうなりこうなり治まる。一日二日速やかと言うた。又一寸身上に掛かる。何かどういう事もこういう事も掛かった事情は一寸一落済んだ。後暫く掛かったなら切りがない。もう二年三年五年七年はこれでよかろうと思う。何時始め掛ける。一落了う。一落の話、一寸掛かった事情は済んだ。これから掛かる事情は尋ねるは台。これまで尋ねて指図、指図通りの理はそこい/\運んだ。皆んなそこい/\の勝手の理が出る。勝手の理は治められん。日々治める事ができぬ。そこで身に掛かる。あちらこちら合図のように成ってあった。聞き分けにゃならん。銘々がどれだけの事指図を聞いて分からず、分からずすればどうもならんで。尋ねる事情から聞き分けて行きゃ、何にも難しい事はあろうまい。尋ね通りどんな事でも、どんな事も違うという事はあろうまい。大抵それぞれのところ、一時思い立った事情は片づいた。又これから何時普請に掛かるやらこれ知れん。第一事情を諭しおいたる。諭したる道から始まって来る。この屋敷尋ぬるより外に道はない。今までに皆な知らしたる事、尋ねてするという事を定めて貰いたい。長くの道によって、一日/\の日を定め尋ね掛け。相談をしてこれこれのところ、一日のところの事情でも尋ねてくれねばならん、一日の事でも尋ねてくれねばならん。後々見れば面倒い事と思うやろう。後々の事を思えば面倒いじゃあろうまい。尋ねる事はないように成ったら、一列に治まる。話しすればその場その場の理がある。何ぼ程話しを聞いても聞いても、耳と心と関があってはほんの義理で尋ねる。これからは踏み損いのないよう、よう聞き取ってくれ。一つ/\どういう事も、こういう事も難しい事はないで。段々に楽にするのや。腹が減れば飯を喰べるようなものや、寒ければ熱いものを喰べるようなもの、八々の理まで及んである。互い/\の理を以てこれだけの事を知らしたさに、一日の日、一寸お障りの事情、この事情をしっかり諭しおく。
 明治二十三年七月三日(陰暦五月十七日)
 普請の件、内の井戸屋形御許しを頂かず、裏の井戸の屋形の御許し頂かず大工に言づけし御詫びを申上げて御許しの願い。
 さあさぁ何か万事一つ事情尋ねる、さあさぁ皆な事情尋ねる。ならんという事情、些かな尋ね、指図する通りすれば、受け取るから尋ね。それぞれ人間心勝手が混じる。受け取りがない、直ぐと終いになる。こゝから尋ね事情から一つ心の理受け取る事できぬ。外々事情一つ始め掛け、神一条始め、神一条行かんにゃならん。人間心勝手が出る。これがどうしたこうした、尋ね指図する。どんな大層良かったな。受け取り十分、これだけ皆な話し、今日から委せおく。十分受け取る。
 明治二十三年七月三日(陰暦五月十七日)
 裏門西東白壁に塗る御許しの願い。
 さあさぁ今のところ仮、派手の事要らん。ざっとの中、一寸これだけ皆な許してある。皆の者楽しむ許す。これだけ/\な放っておけとも言わん。皆々ようできたな。これだけ委せおく。さあさぁそのところはこゝ、こうしたら理に委せおく。さあさぁできるところ皆な受け取る。一つの理諭し多くのところ、それだけ思案できたるところ受け取る。
 明治二十三年七月三日
 井筒梅治郎紀州巡教視察願い。
 さあさぁ心一ついつなりと一日/\の事情/\、日を見て、身に事情もなくして勇む。一度何か事情鮮やか。一度の理は許す。
 明治二十三年七月三日
 松井善助次男三木造願い。
 さあさぁ十分事情段々諭し、事情一つの理が今一時、よう事情今一時諭そう。案じる/\理である。いかなる理を聞く諭する。一時理があろまい。身上速やかならんという理聞き分け。内々の事情に一つ、運ぶ中尽す中いかなる理であろ、思う理である。どういう理に聞き分け。小人一つの理、どういうものである思うて暮らすところ、大層の事情思えども、成るも一つ成らんも一つ、助けにゃならん助からんにゃならん事情、聞き分け。事情分かろまい。一日の日世上の因縁為す理、我が一つの理親の理、事情聞き分けてくれねば分かろまい。因縁一つの理も分かる。諭する理、因縁助けにゃならん助からにゃならん、因縁聞き分けてくれるよう。いかなる理も聞き分けてくれるよう。
 明治二十三年七月四日
 郡山分教会部内北陸支教会新築の願い。
 さあさぁさぁ尋ねる事情/\、まあ掛かり一つの事情、軽くの事情に掛からにゃならん。元より一つ大き望は要らん。地所というは大きな理を以て事情話し合い、伝え合い、人気一つ治まる所にするよう。こゝがいかん、どうがいかんてとは言わん。元一つの理を治めるよう。又、普請という、ほんの軽く事情なれど、大切という一つの理は受け取る。どちらこちらは言わん。十分談示一つの理に治めるよう。
 押して願い。
 さあさぁこゝという一つ定め。元々事情さあ許そ/\。何時なりと心おきのう掛かるがよい。
 若狭國に支教会開設につき願い。
 さあさぁ尋ねる事情、尋ねる事情尋ねるであろ。順々はそれからそれ事情に委せおくによって、十分の理を心次第に委せおくによって、それからそれに運んでくれるよう。
 押して願い。
 さあさぁ又々願い、又々尋ねる。そこは一つ段示の理に委せおく。
 明治二十三年七月五日
 東保太郎三十九才身上願い。
 さあさぁたゞ一つ一時事情尋ねる。身のところ心得ん、運ぶ事情、事情あって運び難ない。それぞれ尽したる中道の中、どういう事であろ。大抵尽す。どういう事銘々思う/\内々思う心を、指図思う。たゞ銘々運ぶ事情/\理、鮮やか身上事情分かり難ない。運ぶ尽す思うところ、十分に受け取る。身のところ十分諭し、どんな事も諭し、これだけ事情運んで、どういうものと、心に持たずして、身上不足なって楽しみあろまい。速やかならんから尋ねる。何が間違うてある。事情諭しでき難ない。身のところ不足、事情タンノウできん。前々中同し人間、助からにゃならん、助けにゃならん。自由ならん。身の不足なって、タンノウはできんなれど、タンノウより受け取る理はない。尽す理は十分受け取る。身の不足中に一寸間違い、同し人間辺所いかなる事情聞き取るなら、どんな事情もあろ。これから事情難しように思う。難しい事はない。どれだけ尽して居る。難しいは、前々の事、古き覚えるところは思うであろう。思い出せんは、前々事情である。案じる事は要らん。速やかなって運ばにゃならん、運ばさゝにゃならん。これをよう聞き取ってくれ。
 明治二十三年七月五日朝
 上原佐吉願い。
 さあさぁもう事情は大層/\、些か/\便りまで/\。もうもう些か、便り/\急ぐ。便り/\ほんもう一寸些か、さあさぁ十分些か。大層なれど言葉の伝え。さあさぁ軽く事情を諭そう。尋ね事情は大層/\。便りまで/\、ぢば一つ取り扱い取次の事情、一寸諭してやるがよい。もう大層/\。
 押して、今川罷り越すべきか又手紙にて宜しきか。
 さあさぁもう言葉だけ通じてやるがよい。
 明治二十三年七月六日 朝
 二階建と教会所の間、雨除け御許しの願い。
 さあさぁ一寸の凌ぎ/\、一寸の凌ぎでよいで。もう堅ものも要らん。遠き/\の事情を以て軽き。
 明治二十三年七月六日朝
 姫路支教会地所の願い(飾東支教会)。
 さあさぁ尋ねる事情地所/\、さあさぁ順序一つの理を治め。互い/\の理もそれそれ心の理治め、これでこそという理を治め。心おきのう許そ/\。大層は要らんで/\。ほんもうざっとしておくのやで。
 教会所の願い。
 さあさぁ建ち家の事情許そ/\。心おきのう掛かるが良い/\。
 井戸の願い。
 さあさぁさぁ許そ/\
 明治二十三年七月六日
 清水与之助身上腹痛二度下るにつき願い。
 さあさぁ身上のところ障り、又一つどういう事と思うやろう。身上は何にも案じる事は要らん。障りから尋ね、尋ねるから事情の理を諭しおこう。遠く多く/\中、一時という理、まあまぁという理、遠く所、世上道理という理、さあ身上障りのところ、よう思案せよ。一寸のところ長くの事情でない。いかなるところも心に掛け、運んでくれるよう。長くやない、暫くの間、道理上の理を以て一時という。この理を伝えてくれるよう。
 明治二十三年七月七日午前三時
 本席腹痛につき願い。
 さあさぁこの身の内/\、身の内の障りや/\と言えば直きに尋ねる。日々尋ねる事情よう聞き分け。さあさぁ尋ねさえすれば、どんな事話し聞かそう。その場だけの話ではどんならん。身の内迫る、切なみ一時というはなろうまい。授け/\と言うたる、授けというはどの位どれだけのものとも、高さも値打も分からん。授け/\も一寸に出してある。一手一つにも授け出してある、同じ理を出してある、皆な一手である。重い軽いありそうな事情はない。段々たゞ一つ、さあ受け取れという。それだけどんな値打があるとも分からん。道具でもどんな金高い値打でも、心の理がなくば何にもならん。授け/\のところ、よう聞き分け。日々の席をする。席をすれば授けは渡す。その時の心、受け取る時の心、後々の心の理がある。日々まあ一日の日、結構という理を忘れて了う。どうも残念でならん。なれど運ばねばならん。そんならその者にはやろう、この者にはやらんというような隔てはない。今貰うて直ぐとほかす者でも渡さにゃならん。一時の間、定める心の誠であるから、どんな者でも、こんな者でも心があるから、親のそばへ来て貰わにゃならんという。いつには同席/\のところ、もう何箇月、何ぞという、なれど見分けてくれ。あそこにこうなる、彼奴はなあという理は、目前に見分けて、やったのを取り返えし、諭してくれねばならん。兄弟の粗相したら、兄弟の皆んなの粗相になる。その時だけの理、皆な心に掛けるなれど見遁がし、聞き遁がし、これを運ばにゃならん。何処にどんな手本を出すやら知れん、見せるやら知れん。成ると成らんとの理、見ると見えんとの理、聞くや否どんな理が見えるやらこれ知れん。よう聞き分けて、もう一息引くや否直ぐと見える。どっから聞いたら早く聞き取って、実際世界明日の日からどんな理があるやら知れん。もう広くのところ、末から末広がって居る。こゝ成らん、何処成らん、こゝ成らん、一手とは言わん。そうかと言えば、その場になってどうや知れん、こうや知れん、八方に心を配ばり、理を失うようになる。聞いて直ぐ見て直ぐ、運ばねばなろうまい。くどう/\諭してある。日が経てば、その場の心が弛んで来るから、何度の理に知らさにゃならん。これだけ余の儀外の儀でない。人間心の理が世界始め出したる、人間事情、人間心の理が世界の事情と成ってある。銘々心で発散ができん。そこで知らせおこう。
 明治二十三年七月七日午前十時半
 前お指図に基き願い。
 さあさぁ難しい事は一つもない、難しい事を言うやない。よう聞き分けにゃならん。どういう事もこういう事も、人間心を以て難しいように仕掛けて来る。何処そこでそら今やならん。元々医者は要らん、薬は呑む事は要らんという事は教えにはないで。元々医者にも掛かり、薬も呑み、医者の手余り助けようというは、誰にも医者に掛かる事要らん、薬呑む事要らんというは、どっから出たのや。手余りを助けるのは誰も何とも言うまい。神さんに助けて貰うた、始め掛けのようなもの。銘々通りよいところを通り難くうする。暫くという、一時難しい、どんならん、暫くの間が難しいてならん。第一道理上運んでおかねばならん。この理取り損いするからどんならん。この道から教会はあろうまい。規約/\という、教会規約一時運び切って出したる限りは治めにゃ。その道変えて皆な銘々で、銘々に抜けられぬように道を拵える。どうせこうせは言わん。一時治まって了う。さあと言えば直ぐに手順を運ぶ。暫くの間や。それさえ心得、皆んなそうかい、所々でおかしい風説、何かのところ取り決まって一人のために万人ほかして了わにゃならん。
 明治二十三年七月八日
 結城安治郎五十三才身の内のぼせ痛みにつき伺い(河内国若江郡柏村新田)。
 さあさぁ尋ねるところ/\、心鎮めてしっかり聞き分けてくれ。生涯の指図一度にしておこう。神一条の道、身の内貸し物道具、心通りに身はどうでも出ける。身のところ道具誠と心定めば、誠は弱いものである。なれども、長い堅いものや。誠は天の理や。それ神が直ぐ受け取る。誠と真を定めて通れば、世界から見る。成る程の人や、成る程の内やと言う。世上に理を出ける。自由自在や。それ身のところも自由自在や。道具誠一つの道も第一や。又々内々も勇む日もある。又一つ尋ね/\、又々早く理も治まろうと。
 明治二十三年七月九日
 飯降さと身上願い。
 さあさぁ身上不足なるところ、よう聞き分け。幾重諭しする。面々心、日々のところ思い開きなくばならん。長らえての道すがら、いついつ襷掛け走り、誰に遠慮は要らん。一分二分どうりの心を添えて朝晩走り歩き、一つの心を取り直し、いついつまでの事情じゃあろうまい。
 明治二十三年七月九日
 寺田城之助身上障りに付、おぢば先生方より御願い下され、桝井伊三郎龍田まで出張致し、寺田半兵衞も龍田まで参り島喜にて出合い、それより桝井と談示しその時の事情につき御諭し。
 さあさぁ一時尋ねるところ、さあさぁ互い尽し合い、一度事情早く、又事情どういう事である。内にも十分の理を治めいで、何度事情何をしたのやろう。よう事情諭し、段々生涯の理諭してある。この事情一時長くの事情でない。暫くのうっとしい内々の事情と諭してくれるよう。長らえて何度一つ諭し、今一時大変/\の事情の理、治めるに治められん。余儀なき事情、残念事情の理、治めるに治められん。余儀なき事情、残念事情ある。よう事情取り替え。これまで尽す運ぶ事情によって、これまで一時でない、大変の事情である。又一時互い/\一時心尽しやいやいせにゃならん。満足一つの理である。
 明治二十三年七月九日
 長門国阿武郡萩御許町五十五番屋敷居住の増野正兵衞母ふさ病気につき、帰国致します事御許し下されますや、又は書面にて御話し申越す方宜しきや伺い。
 さあさぁ間を見合わせて一度、順序安心はさせるがよい。さあさぁ一時一度なあ、幾重事情日々待って居る。遠く速やか計り難ない。余儀なき十分間を見やわせ、理を諭してくれるよう。
 明治二十三年七月十日
 寺田城之助父半兵衞身の障り願い。
 さあさぁ段々/\の事情から事情/\尋ねるところ、事情という事情、理を聞き分けておけ。一つの事情から又一つ余儀なき事情、事情聞き取ってどういう事情を諭すなら、よう聞き取って事情は一つの日あって何ともなくして事情思い、何ともなくして何が間違うてどういう事であろう。どういう事も諭しおく。よう聞き取って一年より二年、二年より三年、段々年限経てば年限の道はあれば一つの身に掛かる、一つの理である。世上どういう理もある、事情もある。一寸世上の理に持たねばならぬ。一寸の事はこれだけ/\通して来たる。世上の理で迫ってある。これも長くと思え。前々の理相応の理、難儀不自由の道を通って、あと楽しみの道なけねばならぬ。一寸世上の道に迫る。後安楽で長くの間やない、暫くの間見る、一つの理もある。同じところ、どういう理もあった。余儀なく事情あったらどう成ろう。先々暫くの間、難しい。難しい道は一時どういう道、前々一つの道を以て通れる。内々一つの理には何度の事である。思う一つこれも理である。余儀なき一寸の事情掛かる事情ある。大抵一つ世上から見る。あの内の理難しい事情、世上の理を取りた。どういう身上一つの理があれば、医者や薬。内々のところ思案。銘々身にとって世上という。今一時分からん、通ってくれるよう。こういう事の道は暇が要る。長くもてどり言わん。世上に対すればどんな理も受け取る。
 明治二十三年七月十三日(陰暦五月二十七日)午後八時
 本席の歯の痛みにつき願い。
 さあさぁ指図しよう。どういう事を指図するなら、よう事情を聞き分け。段々事情ころっと変わる/\。どんならん。つとめの日、祭日一日の日を待ち兼ねる。前日、宵日と休むを待ち兼ねた。どういう事も指図してある。そこら事情ころっと事情が変わる。席を最初何を尋ねるとても、席に事情あったら尋ねる事ができん。何でも席を尋ねて、どうでもこうでも尋ねにゃならん事情がある。これからすっきり事情を変えるによって、その心を定めてくれるなら、席の障りすっきり救けて、これまで日々運ぶところ、どんなところも運び、すっきり休みと思う。そうではない。順々の理、心に治まって助け一条の理渡す。段々の授けと言う。何程なりと運ぶがよい。一日に事情は三名よりならん。そうしたら席の所へ立ち並ぶは、すっきり二名と定める。一名は願い、一名は書き取り、一名に二人の事情を付けにゃならん。三名仮席に入れて、二人事情を付けにゃならん。三名は又仮席へ入れる。事情速やか改めて、二人の席許そ。書き取りは大抵この人と、これまで聞き分けある。言うまでにある。それより二名考えて、それを運び掛ける。そうしたら授け順序、一つの事情も変わる。これまでのところ長くの事情は諭さん。早くして了う。早くしてその時/\受け取ってくれるがよい。書き取りのところは何時でもできるであろう。これだけ話したい。今一時事情変える。一日の日、二日三日、これだけはすっきり清水で二日三日通してある。明の日の席が始まる。事情にこれも尋ぬる。切りなき事にして了う。しっかり受け取れ。うっかりしてはならん。これだけ聞き取っておけ。席を速やかすっきりして了うて、これでこれを見て、銘々に理を治めてくれにゃならん。
 明治二十三年七月十四日(陰暦五月二十八日)
 北地の井戸より台所へ水道を引く願い。
 さあさぁ談示の事情どうよかろう。談示して願えば願い通り許そう/\。
 明治二十三年七月十四日(陰暦五月二十八日)
 台所の悪水溜取り除け且つこの近所不潔につき漆喰をする事の願い。
 さあさぁ当分のところ/\であるによって、むさくろしい所どうもならん。これはな心の嬉しいよう、すっきりと取ってよい。綺麗にしてくれるよう。人間の心にむさくろしいと言う、神の方には言うまでやない。そこでしてくれるよう。
 明治二十三年七月十五日朝
 河原町分教会甲賀支教会出願の願い。
 さあさぁ十分尋ね、取り締まり、心の締まり一度ならん二度のところ、一度で思案して了うたら、そのまゝ一度の思案付いたので、二度のところ出してみよう/\。

 押して願い。
 さあさぁ所々という、所々に理がある。その理から計り出せ。一度成らざった。段々の理が分かって出してみよ。これまでの理が分からなんだ。段々運び切って出してみよ。
 又、押して願い。
 その所はどうでもよい。運んでそれでどうやない。その所治まらにゃどうもならん。
 明治二十三年七月十五日(陰暦五月二十九日)
 お授け順序後へ御話し。
 さあさぁ一言/\話して、これまでの書取渡すのや。渡すのが第一やで/\。後より渡すのが第一肝心やで。さあさぁこれまでの書付は、皆んな渡すのやで。さあこれから先の書付は、皆一人/\の心の理に又諭すによって、これまでの書付と、それに添えて、後で書付渡すのが第一肝心や。これだけ諭しおく。
 明治二十三年七月十六日
 前お指図に基き、お授け順序に付き一人/\心の理を諭してお授け御渡し相成るにつき、後にて書取を添えて渡し、又仮り席はどういうものでありますや、詰合員より願い。
 さあさぁこれまでの席、さあさぁ変わる。月々九度の席はどうでもせにゃならん。十分改め/\の理も済んで、本席これまで渡す時、重々理を書き取り十分付けて渡さにゃならん。
 押して、本席へ出るまでに仮席を致しますか。
 さあさぁ仮り席はどういうもの、本席事情心添えさせ、前々の理である。仮り席一名に二名、事情の理を治め。呼び出し一名、書き取り一名、願人一名、仮り席三名の席、二名心の理を治めさそう。後十分の理を諭しくれ。書き取り見て、鮮やか分かる者もあれば、分からん者もある。後や先は混らんよう。生涯/\の理で順序の理、直ぐと受け取る、直ぐと返えす。どれだけ授け/\と言うても心の理がなくばどうもならん。
 押して願い。
 さあさぁ呼び出し一人、書き取り一人、願い一人、三名、後一人に二名呼ぶ事情、二名よって授け、二人よってするのや。仮り席までの心運んである。どんな事情も皆な分かる。一段/\皆な連れて登るのやで。渡す時二名よって渡たす。一人/\渡す時、二名よって渡す。一人に願人書き取り二名、一人二名よって三度に渡すのやで。さあさぁ速やか/\。
 明治二十三年七月十七日(陰暦六月一日)
 お授け順序の後にて心得のため御話し。
 さあさぁ一寸指図するで。年齢/\のところ、三十才までは第一前々に諭した。前々の理、これを書き入れんならんで。
 明治二十三年七月十七日(陰暦六月一日)
 辻忠作肥一条の事につき願い。
 さあさぁ授け一条の肥え、これまでのところ、世界のところ運ぶに運ばれん。前々これまでのところ、これまでの事情として心治めるよう。もう暫く、年々に通り来た心だけ、心だけの授けである。何ぼでも心だけはきゃどうもならん。心だけの理や。成る程効く。どんな肥えを置けど、心だけの理はっちゃ効かんで。これから事情定めて了う。どんな難もなきようにする。さあ心だけの授けの肥えを置くがよい。
 明治二十三年七月十八日
 梅谷四郎兵衞願い。
 さあさぁ常々心に掛かる一つの理。世界も一つ、面々日々事情も一つ、心で思うだけ尋ねるがよい。さあさぁ日々運ぶところ、月々運ぶところ、年々これまでのところ、所々一つ治めさすところ、国も変わる、所々順序の理を治め。段々一名治まらん、二人治まらん、三名になる。治める台がなくばいかん。所々所を以て講、日々事情諭して講元、届く届かん事情理によって講元できる。できる者もあれば、できん者もある。講元は掛かり元という。講元理の台である。運ばす、運ばさん。治まりがあれど、元々という理がある。皆な楽しみ持たさにゃならん。速やか治め。楽しみ持たさにゃならん。
 明治二十三年七月十八日
 増野いと居所の障り願い。
 さあさぁ幾度尋ねる。段々の事情、身上一つの理を案じる。案じる事は要らんという。案じる。これ案じはせん中に、案じる/\理であろう。一日の日はどれだけ案じても、一日の日は経つもの、どんな日も一日経つもの。案じはせん、身の不足案じはせん。一日の日というは、どんなにも経つ。越さにゃならん。身上不足あれば一日の日、どうでもこうでも案じる。一日より月々、月々と言えば生涯、案じはせん、言やせん。案じる身上、どうも一日の日、身上不足治まるか治まらんか治めてみよ。
 明治二十三年七月十八日 
 桝井伊三郎身上障り及小人つゆ出物障り願い。
  さあさぁ事情/\心得ん、どういう事である。又小人軽き事情という。一時余儀なき尋ね、又一つどういう事であろ。余儀なき幾度/\尋ね身上の事情あれば、何でも事情あれども、身に事情ない。聞き分け。聞き分けにゃ分かろまい。一寸気休め、こうして居ればよい。前々より諭したるところもある。その日々心身のところ、一寸のところどうなろ。内々小人一つ軽き、どういうものであろ。内々これで十分、日々治めて居る。日々変わる/\、順々理がある。それぞれ楽しみ、一つ事情治めくれるよう。これでよいと思う日もある、これでなという心もある。時々事情によって日々送る事情十分のタンノウ薄う、これではな、重々薄うなる。日々暮らせども、月日たゞ一つ、これではなタンノウ薄くなる。前々話し掛けたる理がある。しいかり聞き取ってくれるよう。
 明治二十三年七月二十二日(陰暦六月六日)
 村田長平より村田幸助普請の件願い。
 さあさぁもう暫くのところ、まあまぁ内々の事情、どんな事情も神一条、世界一つの理。事情理が治まれば月々年々の事情十分、又々旬々の事情ある。旬々又一つの事情も諭そう。
 明治二十三年七月二十二日(陰暦六月六日)
 桝井伊三郎普請一条押して願い。
 さあさぁ段々の諭しあるところ、旬々という。旬が来たら放っておこうと言うても、放っておけん。何ぼしよと思ても、旬が来ねばできん。一日の日順序の理が治まった。旬という。心おきのう運び掛け。順々運び、一時こうと言うでもならん。年々の理を以て旬という。旬々後々の事情、旬々が来る。旬と見たら運ばねばならんで。
 明治二十三年七月二十四日
 高安分教会新築の願い。
 さあさぁ建て家一条、尋ねるところ尋ねる事情、さあさぁ談示一つこれをこうと、重々の理が治まる。普請一条許そ/\。
 台所の願い。
 さあさぁいかなる思惑、速やか許そう/\。
 掛かりの願い。
 さあさぁ何時なりと掛かるがよいで。
 明治二十三年七月二十四日
 桝井伊三郎普請為すにつき地所一件の伺い。
 さあさぁ尋ねる事情、地所一点尋ねる。一つの理、当分仮家/\。何をすれども仮家/\、仮家といえども心休め、気休め。世上一つの理、地所の事情尋ねる。尋ねば諭しよう。広く/\、広く事情、何時広く事情見えるやら分からん。仮家と言えば、何時持って行ても惜しくないよう、いついつ心の理で治め。仮家は何時なりと。事情諭するところ許そ/\。
 明治二十三年七月二十四日
 寺田城之助の妻ナラトメ身上願い。
 さあさぁ段々の長い事、長い間、一度事情思えども、あちらこちら思い/\、日々月々思い送り居た一つの事情、速やかであろうまい。身上の事情あれば、一寸にどういうものであろう。世上の理もあろう。思う一つの理であろう。人間の心というは一人/\の理。心の治めよう、治まらん/\、治まらんの理、日々という。身上一つの理が治まらん。治める理で治めにゃなろうまい。暫く間、治まる所で治めるがよい。身上の治める所治めてみよ。どちらの身上も治めてみよ。
 明治二十三年七月二十六日
 桝井伊三郎普請一条あら/\木の見積もり又同じ事情押して願い。
 さあさぁようようの事情運び来たるところ、段々の事情、心休み気休み、願い通り速やか許すによって、心おきのう掛かるがよい。
 続いて地のところ願い。
 さあさぁ地面のところ心おきのう掛かるがよい。




(私論.私見)