(9月) |
明治二十一年九月二日 |
昨日の午後より清水与之助又々腹痛み、血なめ下りて気分悪しくにつき願い。
さあさぁ事情のところ堪えられん。速やか又候。よう聞き分けてくれねばならん。さあさぁ道具/\どのようの道具もある。三年五年目に使う道具もある。日々に使う道具もある。損ねたら破損して使わねばならん。三年五年使う道具でも、生涯に一度使う道具でもなけねばならん。又損ねたら破損して使う。日々使う道具、どうでも破損して使わねばならん。この理をよう聞いて、内々のところほんに成る程と、これが理やと、その心を定めてくれねばならん。何にも案じる事は要らん。 |
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明治二十一年九月二日 |
平野楢蔵の願い。
さあさぁ身上のところ尋ねる/\、一つの理、よう聞いておかねばならんで。これから先のところ日々のところの事情も出て来るところも思い、独りで出て来るとは思わぬよう。日々一つは入り来る、出て来る。日々の心によう思案は一つ。さあさぁこれからは、内々へ入り来る、出て来る事情は、さあさぁこれから暫くの間は聞いた事情や。今までに聞きても居る。日々出て来る事情は、皆んな出て来る。さあさぁぢばにてもその通り、日々のところ十分の事情であるやろう。なれど出て来る。その心得で居るよう。 |
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明治二十一年九月五日 |
上田民蔵小人身上障りにつき願い。
さあさぁ尋ねるところ/\、尋ねにゃなろうまい。理を聞き分けにゃなろうまい。段々道を尽せば受け取らにゃならん。小人のところ一寸にどんならん。余程一つの事情よく聞き分けよ。助けにゃならん。さあさぁ助けからにゃならん理をよく聞け。幾名何名ありても、今一時のところ案じもあろう。内々日々尽す、これだけ尽す中にと、一つ/\まずまず真実一つ、内々一つ、世上見てタンノウと定めば、この理を分かるであろうと、よくよく数々聞いて発散せねばなろうまい。 |
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明治二十一年九月七日(陰暦八月二日)午後四時四十五分 |
刻限御話し。
さあさぁさぁ余の儀外の儀やないで/\/\。さあさぁ一廉一つの事情改める/\。さあさぁ一つ事情改める。さあさぁしっかり聞き分け/\。日限の刻限改める。すっきり改め、日々のところ改め。どういう事改める。これまでのところ日々取次のところ、扱って早く聞き分け/\。日々一つの事情取次ところへ、何かのところすうきり改める。日限の事情、これまで日々の取扱い深きのところ、繋ぎ合い深きの事情、さあさぁ尋ね一条から又聞かそ。すっきり改めるからすっきり改め。日々出替わり遠くの所受け取りてある。知らして居る者もある。互い/\契り結んだ理を立て、契り結んだ理を立てゝ、これまでのところ何人も居る。一人の理では何ぼの人にも成りたないと、これよりも言う者はこうで成りた、俺はこうやとこれまでのところ分かり難くうてどうもならなんだ。これから幾名何人ある/\、銘々のところ何名/\事情によりて一時も放っておけんと/\。銘々それ相応に/\銘々に幾名何人あると、これより話し聞いてあると。話し一条一つの理、事情というは、又一つには方角の許しも、又縁談一つ事情ところも言うまでやない。取次に委せてある。これまでにも委せてあるところ又一つ段々誠の心の理というところ、助け一条の理も渡さにゃならんというところ、まずまずそれより一つまずまず伺い一条には、尋常に密そかに/\、一日の日にも渡す日もある。何年経ちても一日の日ともいう。分からんところは何遍も/\取次より聞かし、これまでとなら尋ね一条にもころりと変わる。成るだけ密そか/\。助け一条の理は一名一人とこれ聞いて、速やかな理を治めてくれるようと。深きの事情という、先に説いてある。世界一つ助け一条のところ日々ところによる/\。深きの理には、一名一人と大抵一つ話し一条という。銘々一名一人で。 |
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明治二十一年九月九日(陰暦八月四日) |
平山寅太良。
さあさぁ一度二度という席という理を聞き分け。一度何度も向かうというところ、内々家業第一と。それより内々孝心、内々の事情何を思う。家業第一、内々孝心、何も思うまい。内々これよりタンノウという理を治め。助け一条のため、一日生涯一つの心と定め。授けを渡そ。悪しき払い助けたまへ天理王命、とこれ三遍三遍又三遍さゞん九遍の理を渡そ。しいかり受け取れ。 |
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明治二十一年九月九日(陰暦八月四日) |
市栄万作小人おすゑ九才身上願い(神戸)。
さあさぁ身上一条の事情尋ねるところ何ぼうでもならん。願えば、印々何ぼでもならん。ならんでないで。願えども尽せども、何で一つならんでなあという、一つの心ありてはどうもならん。理と理とである。案じなきよう運び、十分運び、これで安心/\というところを運んで、これではどうなろ/\とありては、一つどんならん。十分理を運び、ならんではなけれども、これ一つはどうもならんと諭し。 |
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明治二十一年九月十日 |
平野トラの願い。
さあさぁ心得ん/\。一つ/\心得んから尋ねる。心鎮めて聞いてくれ/\。何よのところ尋ねる。さあさぁ万事/\、あれも一つ、こちらも一つ、節々心一つ定め。どういう、あちらも節や、こちらも節や、段々節や。心定めの理や/\、定め心の理や。前々より聞かして、定め一つの理や。早く心改め。早く節を治め治め。順序一つの理を聞き分け。通し掛けた道は、通さにゃならん。早く一つの理。 |
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明治二十一年九月十一日 |
平野トラ身上願い。
さあさぁ尋ねるところ/\、どういう事こういう事いうところ、鮮やか/\と、理を分かりあるやろう/\と。なれども言うところ、因縁というところ聞いても居るやろう/\。まずまずのところ暫くのところ、じいとそのまゝ見てるがよかろう/\。 |
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明治二十一年頃九月十一日 |
中井宗七目かい悩み伺い。
さあさぁ尋ねるところ、理を以て理を尋ねる。第一のところ、さあどういう理でなる。日々尽すところは受け取る。諭して通るところ、それは十分の理。銘々身上心得ん。どういうサンゲもある。思いの事情であろう。暮らすところ十分、身上心得ん、幾重思案すれど、どういうものであろ。案じる事は要らん。何よの事掛かって、事情案じる。何名事情身の事情心一つ。一人/\案じる。案じる事は要らん。身上何人何名心一つ、事情を以て事情案じる。身の不足どれだけどうなる。事情を以て事情を案じる。案じに案じ回る。何かの事も事情を事情拵える。銘々事情を事情、身のところ案じる。よう聞いておかねばならん。 |
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明治二十一年九月十二日 |
深谷源次郎四十六才伺い。
さあさぁいかなるところ尋ねるところ/\、さあさぁ聞き取れ/\。余の儀外の儀は尋ねよまい/\。さあさぁ世界は神の子供/\、一列は兄弟の理は治めて居るではあろう。さあさぁ多年/\に心得て居るであろう。さあさぁ身上事情一つで兄弟と言う。さあさぁ心一つの理によって、世界は皆々心が兄弟の理を聞き分けよ。この理をよくよく聞き分けよ。さあさぁ難しいところも踏み留まり/\、又信心の道も順々に通るよう。さあさぁ聞いて通るよう。 |
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明治二十一年九月十二日 |
北村太助(大阪真明組)。
さあさぁ互い扶けのため、生涯一日の日定め。さあさぁ授け/\助け一条のために、一つのこうのうの理を渡そう/\。悪しき払い助けたまい天理王命、と、三遍唱え又三遍/\三々々の理を渡そう。さあさぁしいかりと受け取れ/\/\。 |
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明治二十一年九月十二日 |
岩井喜三郎三十五才(大和桜井平講社)
さあさぁ所々一つ/\の理/\早く一つの理早く受け取れ。心早く渡さにゃならん。受け取れ。一つの心に真の心速やか改めて、速やか心一つに、こうのう渡しおこ。一日の日い生涯一つの心、授けを渡しおこ。悪しき払い助けたまへ天理王命、と、これ三遍唱え又三遍/\三々々の理を授けよ。しいかり受け取れ、さあ受け取れ。 |
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明治二十一年九月十三日 |
吉田梶太三十才目の障りにつき願い。
さあさぁ身上のところ事情一つの理を尋ねる。まだまだ助けの理もありて、身上のところどういうものと思う。身のところ鮮やか一つ分かるようと、銘々の身のところで日々諭するところ、段々の道を計ると。一名一人のところ、十分万人の見分けというところ、内々どういうものと思う理、又今日もか/\と思う理もあろうまい。一度一遍の助け一条の理も分かるやろ。内々に一つ事情第一である。内々の理を見て、世界又かと思う思わん理を分かれば、身に不足一つもなきものと理を諭しておこう。 |
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明治二十一年九月十六日 |
平野楢蔵東京行きに付き願い。
さあさぁ身上に一つ事情がある/\。一つ/\の事情も尋ね出る。前々に伝えたる一つの事情。どうせねばならん、こうせねばならんとは言わん。尋ねるから言おう。言う通り、思う通り、何か一つの理であろう。さあ諭す通りにすれば、身上に何も障りはあろまい。日々さあ何か一つの理であろう、思うところが理であろう。理がなくば何でも治まる理は有ろうまい。大儀大層するのやない。身のところは案ぜる事は要らん/\。その事情の理を、よう聞き分けてくれねばならん。些細なるも、一つの心を寄せて、こうという一つの思案。身上一つの理を思えば、何か聞き分けてくれねばならん。何も大層するのやない。大層の理は、一寸は良きものである。なれども、どうもならん。第一のところの心を、すうきり治め。ほんにこうと尚も心を治め。 |
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明治二十一年九月十六日 |
清水与之助身上願い。
さあさぁ順序事情尋ねるところ/\、前々より伝えてあるところ、鮮やか/\、まずまず一つ/\聞く。談示運んだところ、いずれのところも聞く。順々の談示も、第一世界のところも聞いておかねばならん。どんな事も皆々こうと思えば、刻限の理上を以て知らしおこう。しいかりと聞かしておこう。成らん事をせえとは言わん。前にどういう指図という事を思い又々の理を以て知らす。 |
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明治二十一年九月十六日午後四時四十分 |
松村吉太郎東京より帰会致し且つ実家へ帰宅に付、家内の運びの儀伺い。
さあさぁ一度/\は長らえてのところ、内々日を経つ。内々互い/\一つ大層/\、まずまず急ぐところ/\、早く/\、又々変わりて、さあさぁ内へタンノウして、まずまず日々のところ、タンノウという心定めて、さあさぁ事情、さあさぁ分かるまい分かるまい。この運ぶ事情は、内々タンノウ。さあさぁ一つの理/\、長くの理、内々皆な揃うてタンノウという事情。さあさぁ早く/\、早く一時急いで。それより又々の事情早く/\急いで、内々のところへ一つタンノウという理を。 |
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明治二十一年九月十六日 |
平野楢蔵願い。
さあさぁいかなる事情/\、さあさぁようこれ助け一条の道や。いかなる道もあろう。いかなるも聞き分け。自由自在をして見せよ。銘々身の身と理で誠なけらなろまえ。見にゃ見ん/\というところ洗い取れ。皆なのためや/\。一つの順々の道をさらえとの指図しておこう。 |
平野楢蔵願い。
さあさぁ応法の道、世界の道、人の道出越すところ、道のため心おきのう出ようと指図なり。 |
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明治二十一年九月十七日 |
寺田城之助二十五才上田ナラトメ二十三才縁談願い。
さあさぁ縁談一条は皆々すっきりと取次に委したるところ、皆んな事情はすっきりと聞き分けた事なら、さあさぁ皆んな我が子/\と思うやろう。さあさぁこの理を聞き分けねばならん。皆なこの事情は一人/\の身上の貸し物の理を分かる/\。さあさあ皆んな聞かしおこう。何名あるといえども、皆んなこの一つの事情に知らしおこう。 |
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明治二十一年九月十八日朝 |
京都府船井郡天地組十五番講元、樋口幾太郎伺い。
さあさぁ事情以て尋ねるところ、一度の席は何度の席に受け取る。真実一つの理がある。第一一つ諭すところの理を聞かねばならん。助け一条理がいると、第一の理を治まれば、直ぐと理を渡そ。第一一つ家業一つ、内々孝心この理を心に治めば、直ぐと理も治まる。第一の理を治め、さあさぁ所々の事情、前々伝えたるところ、心の勤めは身の勤め、心の助けは身の助け。さあさぁ一つのコウノウの理を授けよう。悪しき払い助けたまへ天理王命、を三遍唱え、又三遍又三遍三三三の理を渡す。さあさぁしいかり受け/\。 |
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明治二十一年九月十八日 |
山沢為造伊賀行きより帰りて、身の障りにつき願い。
さあさぁ銘々身上に一つに理上あれば、さあさぁ一寸知らしておこう。銘々あちら思いこちら思い、さあさぁ日々暮らせば思うであろう。なれど神一条の道を思えば、身上には速やかなるものである。さあさぁこれまでの事とは違うで。神一つの道、これ違うで。銘々この理上は、又々事情聞き分け。日々の道は、又々の事情ある、又々の道もある。皆な寄せて何かの事をも、皆々又々の事情にて知らしおく。 |
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明治二十一年九月十八日 |
永尾よしゑ目の障りにつき願い。
さあさぁ身上/\から尋ねる/\。何かの事も聞き分けねばならん。十分/\のところ、因縁の事情が分からん。さあさぁ身上に不足あれば、これ分かるやろう。さあさあ神さん/\と思うやろう。神は何にも身を痛めはせんで。さあさぁ銘々心から痛むのやで。銘々の親の心に背けば、幽冥の神を背き/\て、まる背きとなってあるのやで。銘々の親が言う事に、悪い事言う親はあろうまい。身上に不足あれば、この理を諭してやってくれるよう。 |
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明治二十一年九月十八日 |
井筒梅治郎事情伺い。
さあさぁ尋ねるところ/\、さあさぁ後も分からん、先も分からんから尋ねるであろう。尋ねるから知らそ。さあさぁ天のあたゑというは、薄きものである。さあさぁこれで、さあさぁふと思う心が後や先が分からんから、さあさぁ早く聞き分け/\。銘々年々のあたゑ、薄きは天のあたゑなれど、いつまでも続くは天のあたゑという。銘々心より分かろまい。心より思案をすれば、皆々分かるであろう。 |
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明治二十一年九月十八日朝 |
伊藤半七二十六才伺い(大阪市東区博労町天地組世話係)。
尋ねるところ/\一つの席をする/\。一日の席の理を聞き渡し、第一の理を聞かさにゃならん/\。家業第一、一つ内に孝心一つ心を定め。いついつの席は言わん。早く一つの理を定め。 |
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明治二十一年九月十八日朝 |
田中菊次郎四十才伺い(大阪市北区瀧田町大阪天地組世話係)。
さあさぁ尋ねるところ/\、さあさぁいかなるも/\一つ段々に尽し、段々に運び、助け一条/\と言う。互い/\助け合い、心の助け、神の助け。心一つの理を助けるところ、いついつ順序/\。心一つ一日生涯一つの心、十分心速やかと言う。十分の道を運んであるやろ。速やか。一つの事情いついつの席は言わん。席を変えて、一ついついつ言わんと。 |
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明治二十一年九月十八日(陰暦八月十三日) |
塩崎新助四十四才伺い(兵庫和田崎町三百十八番地)。
さあさぁ尋ねるところ/\、さあさぁ長らえて心一つ身上一つ、さあさぁ聞き分け。事情は速やか。一つ順序、席を速やか。一つ変えて、席はいつとも言わん。 |
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明治二十一年九月十九日朝 |
大阪天地組世話係、伊藤半七お授け指図
さあさぁ一つ尋ねるところの席、さあさぁ又互い/\助けのため一つの理を授けよう。悪しき払い助けたまへ天理王命、と、三遍唱え、又三遍又三遍三三三の理を渡そ。しいかりと受け取れ/\。 |
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明治二十一年九月十九日午後六時三十分 |
上田民蔵小人身上障りにつき願い。
さあさぁさぁ前々に一つの事情、一つの事情尋ねる/\。一時なるとは思うなよ思うなよ。さあさぁ前に一つ一時速やかなると思えども、前に一つの大層と、一寸知らしたるところ、さあさぁ先ず/\一寸との理上。さあさぁ年々に又候/\、又運べども運べども、さあさぁ順序、さあさぁ助けたいのは理上である。なれどまずまず心一つ治め。まずまず一寸の事情、さあさぁ聞きよ一つで理が分かる/\/\。まずまず何かの事も聞きよ一つでまずまずの理上。 |
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明治二十一年九月十九日 |
岡田与之助身の障りにつき伺い。
さあさぁ一つのところから尋ね出るところ、さあさぁ順序から尋ね出るところ、さあさぁ段々聞かしたるところ、さあ尋ね出るところ、さあさぁ順々理を分かる/\。さあさぁいついつの事情を知らそ/\/\。 |
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明治二十一年九月十九日(陰暦八月十四日) |
唄徳松四十五才伺い(兵庫和田崎町五番地)。
さあさぁ助け/\助け一条、助け一条には理をなけらならん。早く理を渡さんやならん。助け一条/\理をなけらならん。さあさぁ早く一つ/\。もう十分一つの所へ、十分一つ。もういついつ言わん/\。十分一つ/\。 |
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明治二十一年九月十九日(陰暦八月十四日) |
森岡清吉三十四才伺い(兵庫西柳原町三百三十二番地)。
さあさぁ尋ね出る一つの事情、十分であろ。よう聞き分け。助け/\心の助け、十分一つの所へ十分一つ。いついつ言わん。十分の所へ十分一つ/\。 |
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明治二十一年九月二十日(陰暦八月十五日)夜 |
梅谷四郎兵衞俄に咳厳しくにつき伺い。
さあさぁ身上に一つの理上がある。皆んな尋ねにゃならん/\。何にも案じる事はない。神の話し通りの事を扱えば、何にも難し事はない。さあさぁ刻限/\の話しも、皆な揃うたところで聞かす/\/\。銘々も心を定め。さあさぁ刻限の話しの理を皆々悟りて、一寸知らす。先へ知らしおく事は皆々話しせにゃならん。さあさぁ刻限の話しするには一寸の事やないで。今度の刻限の話しは長々の刻限話しやで。皆々聞かさにゃならん/\/\/\。 |
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明治二十一年九月二十日 |
北川元治郎(明石郡山田村)。
さあさぁさぁ運ぶところ/\/\、さあさぁ所々には、所々には理がなけねばならん/\。さあさぁこれまでにも理がなけねばならん。一日の日を生涯の心定めよ。さあさぁ所々には生涯に一つ理を渡そ。授け/\、悪しき払い助けたまへ天理王命、と、三遍唱えて又三遍/\三々々の理を渡そ。しいかりと受け取れ/\受け取れ。 |
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明治二十一年九月二十日(陰暦八月十五日) |
端田久吉身上願い(陰暦七月十五日より一日間に暑さと寒けの身の障りのところ願い)。
さあさぁ事情以て尋ねるところ/\、さあ事情以て尋ねるから、事情一つ聞かそ。さあさあ年限長らえて尽したる処、さあさぁ内々、さあさぁ内に理を一つ渡したる処、さあ内々にはどういうものであろう/\と思うやろう。段々長く年限、まず年限通る。まずまず内々、まあ大層/\と思うたる日のところも何度もある。越したる日もあろう。さあさぁ真実/\、一つには越し来たるところ/\、さあさぁ長くの道を通るところには、さあさぁ大きく心の理を治めよ。長くの事情と指図しておく。 |
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明治二十一年九月二十一日午前 |
御諭し。
さあさぁさぁ一つ話をせんならん/\/\。さあさぁよう聞け/\、よう聞かんとどんならんで。さあさぁ何を言うやら知れんで。日々所々取次/\、段々取次、何を取次ぐや分からんで/\。さあさぁ授け/\一条の理を、日々のところ、さあさあ分かる者もある、分からん者もある。さあさぁ遠くの所さあさぁ近くの所は、一つの心の理である。さあさぁ遠く/\の所は、まずまず運んで、まずまずは遠くは遠くの理運んで、中をば/\中をの理、近くは/\の理。さあさぁ日々席一度は一度の印し持たして、二度は二度の印を持たして、三度一つの理を以て、改めて席を定め。さあさぁ内々も又々分かる/\。 |
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明治二十一年九月二十一日 |
伊原多平四十一才(阿波国三好郡加茂村真明組)。
さあさぁ尋ね出るところ/\/\、別段余の儀外の儀は思うまい。さあさぁ真の心でいかなる心も思案して。さあさぁ一日は早く/\/\一つの理を渡しを。さあさぁ一日は生涯の心の理を定め。さあさぁ授け/\、悪しき払い助けたまへ天理王命、と三遍唱えて又三遍/\三々々の理を渡そ。しいかりと受け取れ/\/\。 |
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明治二十一年頃九月十一日 |
中井宗七目かい悩み伺い。
さあさぁ尋ねるところ、理を以て理を尋ねる。第一のところ、さあどういう理でなる。日々尽すところは受け取る。諭して通るところ、それは十分の理。銘々身上心得ん。どういうサンゲもある。思いの事情であろう。暮らすところ十分、身上心得ん、幾重思案すれど、どういうものであろ。案じる事は要らん。何よの事掛かって、事情案じる。何名事情身の事情心一つ。一人/\案じる。案じる事は要らん。身上何人何名心一つ、事情を以て事情案じる。身の不足どれだけどうなる。事情を以て事情を案じる。案じに案じ回る。何かの事も事情を事情拵える。銘々事情を事情、身のところ案じる。よう聞いておかねばならん。 |
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明治二十一年九月二十二日(陰暦八月十七日)午前八時二十分 |
山田太右衞門三十五才(甲賀郡宇田村)。
さあさぁいかなるところ/\長らえての順々一つの理。さあさぁ所々に一つの理い、早く一つの理い。所々扶け合い/\、心の助け合いは身の助け合い、定めて一つ、一日生涯一つの心、こうのう渡そ。さあさぁ授け/\、悪しき払い助けたまへ天理王命、と、これ三遍/\又三遍三々々の理を授けよ。しいかり受け取れ。 |
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明治二十一年九月二十三日 |
平野楢蔵身上願い。
さあさぁいかなるところ/\、一つの事情/\/\尋ねるところ、いかなる諭し、よう聞き分け。身上のところ、一つの席/\/\、どういう談示/\/\、どれだけのもの、いかなるもの、先ず/\のところ見分けて居る。いかなる理、何でもないところから始まりて、どういう事があるやら、どういう事に成るやら。人を頼りやない。先に知らしておこう。この事聞いて、じいと治めて、気ならん時は、前以て尋ね聞かそうと。聞いておけえと。 |
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明治二十一年九月二十四日(陰暦八月十九日) |
東京出張所より、向島講社並に出張所にてお助け戴きし人を、残らず上原の講内へ加入し、出張所の講社を設けぬ事にして貰いたしとの事、上原佐助より申出につき伺い。
さあさぁ万事尋ねるところ、どうしたら宜かろう、一寸には分かるまい。道理上より、天然自然の理を以て、幾重にも思案して治めさす。さあさぁ難しきようである。天然自然の理を以て、道理上第一タンノウの理が第一、芯の心の理が第一、一つの理がある。理さえ聞き分けて、成る程と言えば、世界中は皆なその通り。一つの理を見定め。ほんに指図はこうであった、今はこう成った、天然自然の道、皆な聞き分けにゃならん。いずれへ尽すれど、一つの道に集める。人間心の理は世界の一つの理である。危うき道を見にゃならん、通らにゃならん、聞かさにゃならん。元々一つの理に帰る。早く一つの理を聞き分け、見分け。天然自然一つの理を見れば、行末一つの道を見る。どうやこうやと言わん。尋ねるから一つの理を聞かそう。育てるで育つ、育てにゃ育たん。肥えを置けば肥えが効く。古き新しきは言わん。真実あれば一つの理がある。皆なよう聞き分けてくれるよう。 |
押して、然らば手紙で申遣わして然るべきや、又はぢばより人を遣わすべきや願い。
さあさぁ便り/\/\は便りだけの事、実際の事が分からん。運べ、運ぶ、一つの理が分かる。一つの理を運ぶなれば、随分の道が分かる。さあさぁ大層や/\と思うから大層になる。大層と思うから、思うより段々の理が出る。面々一つの事情、一日一つの生涯一つの理、分かる分からんは心一つ。元々一つの理から世界へ弘まる。段々天然自然の道という。多くの心を寄せるところ、あちらへ心を寄せるところ、一つの理が栄える。あの者も心次第、この者も心次第、古き一つの理を以て、人間思案は久しく続かん。十分の世界の道と見たら、元々一つの取扱い方を以てせよ。一事の理は治まる、二事の理は治まらん。親と見て一つの理を治めよ。さあさぁ皆な悪い者は一人もなし。分からんのは銘々の胸が分からんから、分からん者が出て来るのや。銘々の事情から一つ考えねばならん。 |
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明治二十一年九月二十四日 |
平野楢蔵の願い。
さあさぁ身上に一つの事情ある。さあさぁどういう事であろう。さあさぁ身上に一つの事情、さあさぁ前々に一つ知らしたるところ、さあさぁ前々の事情を以て尋ねるなら知らそ。さあさぁ前々に知らしたところの理を治めて居れば、身上に一つの理はあろまい。さあさぁ前々一つさあさぁ十分であろう。さあさぁ前々治まる/\は一つの理である。さあさぁさあさぁよう聞き分けねばならんで。これはこうしようと思えども、思う通りに成らんは一つの理。さあさぁ身上に理が出てから尋ねたところが、どうもならん/\。事情ない先に尋ねやならん。さあさぁ十分であろう。さあさぁ何も大儀大層はさすやない、するやない/\。さあさぁこれはさあさぁこれだけの理、さあさぁまずまず皆んな寄りようて、皆んなやれやれ頼もしいや嬉しいや、という心は、皆々一同の心を皆んな受け取る/\。 |
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明治二十一年九月二十五日 |
中山会長より御話しにつき、ぢばにて尽すべきや又は内にて尽すべきや、松村吉太郎伺い。
さあさぁ第一一つ定める理、第一定めるところ尋ねるところ、理を聞かそう。さあさぁ一日の日/\、どういう事定めるところ聞かす。助けるところ一つの理、第一一つ、又いついつ言わん。実を定めるところ一つ。又内々睦ましい一つの理、内々互いに一つの理を治まれば、自由自在と言う。内々よう聞き分けて実を定めるなら一つの道という。さあさぁ早く聞き取りて一つの理という。 |
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明治二十一年九月二十五日午前八時 |
宇野善助五十三才伺い。
さあさぁ面々に一つの心得/\一つの理を尋ねる。早く聞き分け。聞き分けば、それぞれ一つの理をある。それぞれ中心得のためなら、銘々の心である。又身の内借り物という。これは皆な聞いて居る。身は借り物、心我がものと言うて居る。聞いて居て、心に一つ定めなけらならん。大層/\の、成らん中も通り抜け。難儀さそ困らさそという理はない。銘々の心に隔てありては、どんならん。元々親々通りた道をある。一つ/\理を聞き分けて、最初一つ思うたる心を思い出し通れば、何にも粗相ない。どうなるこうなる、銘々精神からどんな道も通りてあろう。人に伝える話しと、銘々心の置き所と、よう思案せ。天然自然天然自然と言うてある。早く/\と言うてあろう。なれども、清水一つの道を通れ。長くの道を通れば長くの楽しみと。心取り替えて通るようと。 |
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明治二十一年九月二十五日 |
浅井巳之助。
さあさぁこれまで/\/\/\のところ/\/\、大抵/\の道も通りたるところ/\、大抵/\道も通りた。さあさぁ一つ理がなくばならん。さあさぁさぁさぁこれまでこれまで/\/\/\の理、真実/\/\尋ねる/\。尋ねるを待ち/\、さあさぁ一つの理を渡そ。悪しき払い助けたまへ天理王命、と、これを三遍唱えて又三遍/\三々々の理を渡そ。さあさぁしいかりと受け取れ/\/\/\。 |
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明治二十一年九月二十六日 |
藤原吉次郎二十二才(播磨国加東郡喜多村真明講社周旋方)。
さあさぁ席をして一つの事情尋ねるところ/\、さあさぁ一つの心定めて尋ねるところ/\、さあさぁ生涯の心定めて、さあさぁ一つの心より聞き取りて、まずまず早く/\。さあさぁ助け一条の、コウノウの理を渡しおこ/\。悪しき払い助けたまへ天理王命、と、三遍唱えて又三遍/\三々々の理を渡そ。さあさぁしいかりと受け取れ、受け取れ/\。 |
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明治二十一年九月二十九日 |
松尾亀市三十七才(播州加東郡黒川村真明講講脇)。
さあさぁさぁ所々には一つ何かのところ/\、段々その日より伝えたところ、道のところは長きであろう。互いという理を思案して、助け一条コウノウの理を渡そ。悪しき払い助けたまい天理王命、これを三遍唱え又三遍/\三々々の理を渡そ。さあ受け取れ/\/\。 |
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明治二十一年九月二十九日 |
上月佐吉三十三才(播州加東郡黒川村真明講周旋方)。
さあさぁさぁ段々の席を追い、段々一つ/\の理を思い、人を助けるところの心というは、誠一つ理が助ける。助け一条のためコウノウの理を渡そ。悪しき払い助けたまへ天理王命、これを三遍唱え又三遍/\三々々の理渡そ。しいかり、さあ受け取れ/\/\。 |
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明治二十一年九月三十日(陰暦八月二十五日)午前六時 |
梅谷四郎兵衞左歯の痛みにつき伺い。
さあさぁ身上一条に事情尋ねるところ、さあさぁよう聞け。日々運ぶ、何日のところを運ぶ。大抵/\十分のところ/\であろう。なれど、さあさぁよう聞き分けねばならん/\。心一つの理である。それから身上に不足ある/\。さあさぁ身上に一つの理がある。心一つの理であれど、身上は何処で暮らせど尽せども、居たるとも/\自由がでけねば、どうもならん/\。そこで何でも彼でも身上に一つの理上ある事を、尋ねにゃならん/\。尋ねるから知らすで。さあさぁ日々運ぶ所々、不都合でならん/\。日々席する所々、どうも不都合でならん。さあさぁ何ぼどんな者が何と言うても、さあさぁさぁさぁよう聞け/\/\/\。この屋敷へ寄り来るのが、何がめどうで寄り来るか/\/\/\。たった一つのめどうがなくばどうするか/\/\/\。さあさぁ日々席する所が不都合でならん。さあさぁ今日はえらい事を言い掛けるで。さあさぁこれをしいかりと聞き取れ。千度の事を一度で知らす。さあさぁ皆々へ伝えておかねばならん。 |
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明治二十一年九月三十日(陰暦八月二十五日) |
かんろ台の地に新築せし神床へ神を斎き祭る日を伺う。
さあさぁ尋ね出す/\。何よの事もよう思案して、さあさぁ急ぐであろう。なれど神が刻限の話し、一寸出たのや。さあさぁ今まで長々のところより出けた所や。さあさあこれまでの道どうも凌ぐに凌げんから、一寸の道を許したところ、さあさぁ長々の道、五十年の道を更えて、又代を更え、又一つ始め出し、この理をよう聞き分けてくれねばならん。さあさぁ、あちらでは一寸明かい、こちらでは明かい。さあさぁもう十分のところは八分までも来たるところ、もう一二段のところ、又々刻限の話しから始める/\。 |
東京真明組中台勘蔵の身上障りにつき伺い。
さあさぁ遠くから遠くの理、さあさぁ遠くから、言葉から言葉身上一つ難しい。大層/\に運びたるところ、遠く所より運びたる、一つ二つのところ、身上大層に運びたるところ、よく聞け。今ばかりのところでない。今のところも一つあり、よく理を聞き分けて、一つ踏み止めにゃなろうまい。案じ一つの理もある。何ぼ遠くでも傍の者でも、真実心次第の助けと一つ伝えにゃならんところもある。早く聞き取りて改め、実を定めにゃなろうまい。と、聞かしおこう。 |
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明治二十一年九月三十日(陰暦八月二十五日) |
増野いと自腹おぢばへ出て伺い。
さあさぁ身上一条の事情、尋ねるところ、どういうものであろう、心得ん/\。どういうものであろう、一寸心得んと。長らえてのところ、ようよぅ分かり来た。余の儀外の儀はあろうまい。身上のところに心得んというところ、日々のところ皆な話も伝えして居る中に、身の不足なるところ、急ぐ/\/\ところである。判然一つの道、一つは道のため、一つは世界のため、心定めて居るところは十分に受け取りてある。所遠く出で越して居るところ、判然一つの道、まあ暫く/\/\と、助けるところに案じの事は要らん。判然一つ道、もう暫くの日々、心に思うて居る。いろいろの理も思うところ、じっと心を定め居よ。日々の理治め。案じる理はない。案じてはいかん。もう暫くのところ、この理よう聞き分けてくれ。 |
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明治二十一年九月三十日(陰暦八月二十五日)午後六時 |
本席御身障りにつき伺いの際刻限話し。
さあさぁさぁさぁうんうんうん、さあさぁさぁさぁさぁ一寸/\さあさぁ始め掛けるで。皆んな揃うて始め掛けるで。言わいでも分かるやろう。さあさぁ何に急ぐ急ぐ。たった一つの台を急ぐ/\。聞き分けるなら、さあさぁ早く出し掛け/\。さあさぁ親里が分かり出した/\/\。さあさぁ元々一つのあと/\。又変な事を言い掛けると思うなよ。さあさぁ皆んな/\、銘々さあさぁ世界は一寸分かり掛けた/\。世界はあちらではふんふん、こちらでははんはんと言うて居る。さあさぁ銘々段々越したるから、聞いた話しは分かる事もある、分からん事もある。さあさぁ尋ねるから刻限で知らす/\。さあさぁ急ぐであろう、急くであろう。さあさぁ急いてはいかん/\。さあさぁ道分かれば早く通ろう、これは世界道や。神の道は今までの道、なかなかの道である。さあさぁ世界の理、神の理と二つ一つに胸に治め。さあさぁ又々刻限/\で知らそ。世上の理は今までにも何処にもある。急がいでも/\よい/\。神一条の道はどうでもつけにゃならん、付けさゝにゃならん/\。さあさぁ皆んな揃うて、日々に心が勇めば、神も勇む。さあさぁ皆んな揃うて運ぶ事情。 |
押して願い。
さあさぁ世界の理、世界の理を以て、一つ治めてあるところ、世上の理を以てすれば、どうせともこうせとも言わん指図せん。 |
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明治二十一年九月末 |
清水与之助頭痛致し、頭筋引くようで、回り難なきにつき願い。
さあさぁ尋ねるところ/\、身上に一つの理がある。聞いて聞き遁がし、見て見遁がし、早く/\一つの事情を治め。これまでの事情は、いろいろの道の理あったで。はあの良いのはその日切り。神一条の道、どんな事も、日々のところにて聞く。往還の道の理も聞く。こちらが治まれば又あちら、日々のところ、どんな者も連れて帰るで。どんな者も出て来る。理と理とよう思え。難しようには思うなれど、どんな者が来ても、どんな者でも、根がなくばどうもしようがないもの。一つの理では一つの勢との事やで。根一つの理がこれ一つの理。日々のところ何にも案ぜる事はない。手入れ一つという。 |
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明治二十一年九月頃(陰暦八月)(陽暦九月六日乃至十月四日) |
松田虎太郎肺病につき伺い。
さあさぁ一つ/\尋ねる。身の不足思うて尋ねるところ諭しおこう。身は貸し物、心一つ我がものと。神は不足な身上は貸したやない。身上に不足あると思うは違う。皆な心の不足を身に現われるのや。心さい速やかならば、身に不足は何にもなきものやで。早く聞き取りて一つの思案。何を悪い彼を悪いと言わん。心通りを皆な身の内映るところを思案せねばならん。身上ありての心あり、身上銘々のまゝにならんは、皆な神の貸し物、借り物の理を聞いて、早く内々それぞれ一つの思案早く取り直して、実真なる心を定め。身はどうでも癒らんやない。早く一つの心の掃除。一つの安心の道も運んでおかねばならん。それより実々の道へ運ぶようと。 |
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明治二十一年九月頃(陰暦八月)(陽暦九月六日乃至十月四日) |
木戸上小三郎妻さつ伺い(をびや許し願い候処、安産致し女子てる出生致し候ところ唇切れ有之その上より御伺い)。
さあさぁ身上より尋ねるところ一つの安産願い通り、これ違おまい。さあさぁ小人の身に不足というところよく聞き分け。親々のところ一つの思案。神は助けたいが一条の心。銘々は助けて貰わにゃならん理を聞き分け。銘々若き至りでして来た事分からんであろまい。速やか一つの心を持ちて運べば、何を適わんと言うでない。銘々の心を難しいでなろうまい。実の実なら誠の心。誠は天の理である。天の理なら神は受け取らんやならん。早く聞いて一つの心を取り直せ、との諭しおこう。 |
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明治二十一年九月頃(陰暦八月)(陽暦九月六日乃至十月四日) |
上地庄作次男音次郎三才になりても足立たぬにつき伺い。
さあさぁ身上不足なりたるところ、どうせこうせは言わん。どうしてやろとも言わん。拝み祈祷するやなし、何でもない一言の話しを聞いて、身を速やかとなる所以を聞き分け。真実誠の心より、神は受け取るものはない。この理を諭しておこう。 |
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明治二十一年九月頃(陰暦八月)(陽暦九月六日乃至十月四日) |
東文吉妹いし十二才身上願い。
さあさぁ尋ねるからしっかり聞き分け。今一時でない。前一つのところよく思案せよ。身上どうなるこうなる。皆な前々の因縁である。これだけ信心すれども、まだ良うならん、と思う心は違う。早く心を取り直せ。一夜の間にも心入れ替え。誠真実という心定めて、三日の日を切りて試せ。しっかり定めば、しっかり見える。早く聞いて踏み留め、との指図。 |
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「何程の事と言うても拝み祈祷するやなし、ただ一寸話し聞いて、成る程という心なら、身の処速やかなものや。どんな事も心通りや」(補21.9)。 |
「神は不足な身上は貸したやない。身上に不足あると思うは違う。皆な心の不足を身に現れるのや。心さい速やかならば、身に不足は何もなきものやで」(補21.9)。 |
(10月) |
明治二十一年十月四日(陰暦八月二十九日) |
真鍋宇吉身上願い(兵庫門口町)。
さあさぁ身上に一つの事情ありて理を尋ねると。一寸には人間一条の理を聞いて居るやろ。借り物聞いて理を聞き分けにゃ何にもならん。世界の理を見て、銘々心に速やか一つの心に定め。世界の理を聞いて、身は速やかなる理を聞け。親は助けたい一条の心、助けたい一条の心に、面々隔てられるという理を聞き分け。隔てられるという理を思案せい。因縁事やと言う。世界に皆な映してある。世界が鏡と言う。世界見て心速やかのもの。案じは要らん。早く聞き取りて、一つの思案。十分の指図と。 |
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明治二十一年十月五日(陰暦九月一日)午前七時三十分 |
大阪天恵四番組今村熊太郎三十三才伺い。
さあさぁ段々これまでのところの道すがら、どんな道も通り、一つの所も踏み止め、これより段々ところ一つの印渡しおいて、さあさぁ授け/\渡しおこう。もう許し授け。悪しき払い助けたまへ天理王命、と、これ三遍、三遍、又三遍、三三三の理を授けよ。しいかり受け取れ、さあ受け取れ。 |
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明治二十一年十月五日(陰暦九月朔日) |
お授け人取次の後神様御引きならず、直ぐ御話しあり。
さあさぁしっかりと聞き分け/\。序でを以て聞かすところ、しっかり聞き分け。日々の取次よう聞き分け。こうのう一つ渡してある。渡してある多くの中/\、皆な揃うて心を定め。日に/\よりてどんな心もある。尋ねてみよ。あちらに何名、あちらに何名、日々実を聞かして、実を定めば、理を治めて掛かる。生涯の理に治まるは少ない/\。その日/\の理を見て、こうのうを渡してある。日々取次や/\。取り決め改めて古きのところ、見て/\理を治め、種を蒔き/\、年々の理を以ちて、古き種蒔きで、修理なしの蒔き流し/\。蒔き流したるところ、修理/\。十分の理を聞かし話を伝え、理を聞かし、これまで余程の理も治めた。これから古きの道、一二三とこの理をよく聞き分けて決め、しっかりと決めねば。人間の義理は要らん、人間の義理思えば神の道の理を欠くで。この理をよう聞き分けておけ。 |
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明治二十一年十月五日 |
辻本甚太郎三十四才(大和国十市郡桜井村周旋方)
さあさぁ席々段々の席尋ね出る席、一日の日いという席、難し事は言わん。心次第/\、長らえて/\あちらの一つの理を眺め尚々の心の理を改め/\。これまで一つの事情の理という。これまでの理さあさぁ長らえて/\の理いという。人を助けるというは、真の心の誠の理が助ける。常に誠の理をあれば自由自在。常に誠の理を聞き分けてこれより心入れ替えて、生涯一つの心と定め一つのコウノウ渡そ。悪しき払い助けたまへ天理王命、と、これ三遍唱え、又三遍/\三々々の理を授けよ。しいかり受け取れ、さあ受け取れ。 |
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明治二十一年十月七日 |
上原さと三十八才(備中国笠岡真明組講元)。
さあさぁさぁさぁさぁさぁさぁ段々段々長くの道、いかなる日どんな日、どんならん理を道通り来てあるところ、順々の道を運び来てあるところ、所々一つ/\理を分かる。早く一つ理を定め。一日の日い生涯一つの心、内々速やかの心を、いついつまでも定め。速やかなるところの理を渡そ。さあさぁ授け/\、悪しき払い助けたまへ天理王命、と、これ三遍/\又三遍、三々々の理を渡そ。しいかり受け取れ、さあ受け取れ。 |
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明治二十一年十月七日 |
佃巳之吉三十二才(河内国河内郡池之嶋村)。
さあさぁ段々段々これまで一つの理い一日の日をたす。いかなる日も通り来てあるところ、先ず/\助け互い一つの助け、心の助け身の助け。一日の日い生涯一つの心、授けを渡そ。悪しき払い助けたまへ天理王命、と、これ三遍/\又三遍三々々の理を授けよ。しいかり受け取れ。 |
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明治二十一年十月八日(陰暦九月四日) |
梅谷たね身上障り願い。
さあさぁさぁさぁ身上に事情がある/\。一つの尋ね/\。さあさぁ順々の理も聞き分け。分かる分からんはこれまでの道である、長らえて長くの道である。これまでに段々難しいところも通り来たるところ、これまでは長い/\道や/\と言うて来たるところ、日々経つ、月々経つ、年々経つ。まずまず今までは。さあさぁ難しいところ、これからや/\。さあさぁ段々ふち均らす/\。さあさぁ段々日々これまでのところ、さあさぁ日々年限治まる/\。さあさぁまずまずこれまでのところ、長らえてたゝるところ/\、さあさぁ順序尽したるところの理がなけねばならん。又受け取ったところ返やさにゃならん/\。さあさぁ内々で話しも段々聞いて、心を定めるであろう。なれど、銘々身上に不足ありて尋ねにゃならん。さあさぁまずまず安心であるという日は、もう今の間や程に。という指図しておこう。 |
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明治二十一年十月九日 |
平野楢蔵身上願い。
さあさぁ聞き取れ/\。早く聞き取らねばならんで。さあ一時身のところ、日々心得んというところ、何でも一時身のところ早くと言う。早くと言えば遅そなる。先ず不自由と不自由の道も通らにゃならん。まあ価いついつと、まあゆっくりと/\/\言うてもみよ。急えてはどんならん。ゆっくりと思うても、身のところ自由ならんにゃどうもしようあろまい。ゆっくりと不自由/\/\と、理を聞き分けて悟れ、と。 |
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明治二十一年十月九日 |
国定幸太郎二十五才(備中国新が村真明組)。
さあさぁ段々段々席を聞いて段々の日も送り、聞いた上も理も聞かし、くどう/\の理も聞かさにゃ。遠く所遙々運ぶところ国々の所、所々実を定めて、まずまず国所にては成る程の人や、成る程の内やなあと言う。世界に理をなけらならん。内々互い孝心家業第一、これ二つの理を心に治め。日々の心にコウノウ渡しおこ。授け/\、悪しき払い助けたまへ天理王命、と、これ三遍/\又三遍唱え三々三の理を授けよ。しいかり受け取れ。 |
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明治二十一年十月九日(陰暦九月五日) |
田中福次郎三十七才(備中笠岡真明組周旋方)。
さあさぁ道一つ段々運ぶところ、遠く所より運ぶところ十分に受け取る。助け一条のため互い/\の理を運ぶよう。まずこれまで内一条の事、これより世界助けのため心を尽す理を以ちてコウノウ渡しおこ。授け/\、悪しき払い助けたまへ天理王命、と、これ三遍唱え又三遍唱え又三遍唱え三々々の理を授けよ。しいかり受け取れ、さあ受け取れ。 |
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明治二十一年十月九日 |
高田松太郎二十九才(備中国小田郡茂平村)。
さあさぁ段々の席をして/\理を聞いて一つの席と言う。一つ理を知らそ/\。若きという家業一つ第一内々孝心、余の儀外儀は言わん。真の理を以ちて話伝えるなら、一つ/\の理を聞かす。それからそれへ話すようと。若き年寄りは言わん。若きとて内々互い孝心と心治めば、成る程の内や、成る程の人やなあと言う。世界に理をある。さあさぁ心に治めば一つのコウノウ渡そ。一日の日い生涯の実を定め。悪しき払い助けたまへ天理王命、と、三遍唱え又三遍唱え又三遍唱え、三々々の理を授けよ。しいかり受け取れ。 |
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明治二十一年十月十日 |
桝井伊三郎東京講社の事につき押して伺い。
さあさぁ事情尋ねるからは諭そ。さあさぁ諭すればよう聞き分け/\。何ぼ遠く所にても近くにも皆な同じ事。五本の指の如くや。指を数えてみよ。何ぼあるぞ。 |
二度の指図。
さあさぁ時と旬という道はあると、前々一つに諭してあると言うて諭したるところ、さあさぁ何程の事といえども。 |
桝井伊三郎東京行の願い。
さあさぁ尋ねるところ/\、身上に心得ん/\、さあさぁ他の所/\、一日の日も分かり/\、さあさぁ身上に一つの障りあれば、一つ思案/\。さあさぁ身上に一つの理があれば、何程の約束したるとも、身上より一つ思案。 |
押して願い。
さあさぁさぁさぁ早く/\/\/\、何かの事も一日の日も早く定め/\。何かのところの理を早く/\運べ/\/\。何かのところもタンノウ順序の理を、互い/\にタンノウの理。 |
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明治二十一年十月十日 |
平野楢蔵の願い。
さあさぁ尋ねるからは一つの理聞かそ。さあさぁ掛かり一つに理を聞けば、一つの理を聞かそ/\。さあさぁあらあら事情はめから。さあさぁ元々の理を以て運ぶのも、どんな事の理運ぶのも、皆んな世界つようの道のため/\。事情をさあさぁ、まずまず事情は通りたるところ/\、さあさぁ一時通りたるところ/\、さあさぁ一時委しおこう。 |
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明治二十一年十月十日 |
喜多治郎吉及秀太郎の二人共身上につき願い。
さあさぁ内々一つの事情、余儀なく一つの理、障りに付き尋ねるところ、どういうものであろうと言う。小児一つの理、余儀なきの理、早く聞き取れ。一日余儀なくという、一日の日という、長々の日である。まずまず世界の事情という、珍しい道である。珍しい道は、頼もしい道である。小児のところ十分治めあるのに、小児に不足なる、どういうものであると思う。小児身のところ、不足より長くの楽しみ、まずまず世上一つの理も聞き分け。家内何名という。タンノウ一つの理を聞かそ。案じるやない。 |
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明治二十一年十月十日 |
清水与之助身上願い。
さあさぁ身上一つの事情ある。いかなるも尋ねる/\。さあさぁ早く聞き取りて、事情の理も話してくれるよう。日々におぢば/\と言うて、皆々ぢばの所と世界は皆な急く。栄える/\。これ一つの理も分け。又一つ事情はまずまず清水/\。互い互いの心を以て、銘々遠慮は要らん/\。何にも腹中に悟りて居れば、腹中だけの事である。何にも気兼ね遠慮は、少しも要らん/\。銘々真実と思えば、日々のところ遠慮は要らん。 |
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明治二十一年十月十日 |
寺田半兵衞身上痺れて腹痛み、自由叶わずにつき願い。
さあさぁさぁ幾重の話を聞く/\。さあさぁ身のところ心得ん。身のところに不足何かのところも聞く見る。さあさぁ日々のところに尽す事も受け取りて居る/\。道から道なれば何にも案じる事も要らん。さあさぁこれだけの荷持てば何にも案じる事はない、と言うて世界の道。さあさぁ重荷を持てば途中で休まんならん、軽い荷を持てばすうとすうと出て行ける/\。さあさぁ変な話しを聞いた。さあさぁ何にも心に掛ける事はない。重き荷は一寸持たんようにして、いつまでも/\/\続く理がある。その心得で諭してくれるよう。 |
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明治二十一年十月十二日(陰暦九月八日) |
清水はる身上の願い。
さあさぁ尋ねるところ/\、身上に一つの理があるで尋ねる。今まではあちらへ廻り、幾重の道も連れて通りた。何にも難しい事はない。これまではいかなる事も分かりない。さあさぁ世界も一寸分かり来た。長々の道に一つの心変わりなくして通り来たるところ、今一時に一寸の理もあるで。治まるで。これまでの理上を眺めて、何かの順序の道治めてくれるよう。 |
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明治二十一年十月十二日 |
東京講社事件につき伺い。
さあぁさぁさぁ一日の日が治まれば身が治まる。どれだけの力を入れる。治まらん事は治まらん。指図聞いて指図通り運ぶは皆な道理。指図受け指図通り運ぶ。皆な治まる。遠くの所大層/\大層/\は一寸もするやない。大層は世界所所の理を持てば、所治まる。治まらんというは、心治まらん。 |
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明治二十一年十月十二日 |
清水与之助、桝井伊三郎と東京へ行くにつき願い。
さあさぁいずれのところ尋ねるところ一人でよかろうと思うところ、又一つのところ、元一つの理、何かのところ、又々一つの所で一つの理が立つ。一時に分からん。大層と思うなれど、一度の大層は生涯の理になる。いずれのところも言い聞かすだけ言い聞かすがよい。繋ぐだけ繋ぎ、皆な手を繋ぎ、これでこそと、早く繋ぐの理を運ぶよう。段々に心に掛かるでは神の道とは言えん、思われん。一つの事情なれば、神の道もある。世界のところなれば世界の道も運ばなならん。まだ一つの理、神一条の始め出し、何も難しい事は言わん。難しい道は親が皆な通りたで。親の理思えば、通るに陽気遊びの理を思え。心に掛かる事があれば陽気とは言えん。皆んなろくぢに均して了うで。あちらが分からん、こちらが分からん。元の所より分からんから、分からせんのやで。この理を聞き分け。 |
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明治二十一年十月十二日(陰暦九月八日) |
桝井伊三郎、清水与之助、東京へ出立につき伺い。
さあさぁ尋ねるところ一日の日定める。順々の道、皆な一つの心一つ運ぶ。まずまずどちらもこちらも案じの理を運ぶ。難しい事は要らんで。よう聞いておけ。これまで年限相応の道に運べば安心の事であるのや。どんな事も、どんな用に立つも皆な道すがらや/\。安心一つの道治め。 |
押して
さあさぁ運べ/\/\。旬々何処でどうする/\、一つの心に掛からんよう楽しみの道を教えてある。繋ぐだけの道繋げば、どんな者が頼りに成るものやない。皆々銘々の定め心が頼りや。皆などんな智者と言うても、実を違えば、ほんの頼りにならんものや。さあさぁ尋ねるところ、一日の日定める。順々の道、皆な一つの心一つ運ぶ。まずまずどちらもこちらも案じの理を運ぶ。難しい事は要らんで。よう聞いておけ。これまで年限相応の道に運べば安心の事であるのや。どんな事も、どんな用に立つも、皆な道すがらや/\。安心一つの道治め。 |
押して
さあさぁ運べ/\/\。旬々何処でどうする/\、一つの心に掛からんよう楽しみの道を教えてある。繋ぐだけの道繋げば、どんな者が頼りに成るものやない。皆々銘々の定め心が頼りや。皆などんな智者と言うても、実を違えば、ほんの頼りにならんものや。 |
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明治二十一年十月十三日(陰暦九月九日) |
桝井伊三郎、清水与之助両人より伺い。
さあさぁさぁ尋ねる処々、一日の日は何かのところも、よう聞いて行かねばならん/\。さあさぁ皆々治まりた理上から行かねばならんで。さあさぁ遠く/\/\の理は大きな心に成りて、四方という心に成りて。さあさぁ大き心に成りたら、さあさぁ四方が八方になる。さあさぁ何かの万事の事の理上と諭しおこう/\。 |
桝井伊三郎身上障りにつき伺い。
さあさぁ身上に心得ん事情あり、今一つのところまずまず今まで聞いて居た理であろう。よくよく聞き分けて、さあさぁ一寸の道や、心休めや。世界はこれで一寸治まる。古き心の聞いた話や。段々一つの話しや。これを聞いて一つの事情、刻限刻限に聞かしてある話し。 |
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明治二十一年十月十四日 |
中西金次郎三十九才身上願い。
さあさぁいかなるところ/\、段々の席をして/\、理を急いて一つの理を治め。一寸の理を聞いて、深き一つの理を聞いておかねばならん。助け一条の理はたゞ誠一つの理である。誠一つの理は天の理である。助け一条のため、一つコウノウを渡そ。一日の日生涯一つの心と定め。悪しき払い助けたまへ天理王命、と、これ三遍唱え、又三遍又三遍三三三の理を授けよう。しいかり受け取れ/\。 |
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明治二十一年十月十六日(陰暦九月十二日) |
藤枝弥三松二十九才(播磨国美嚢郡大島村)。
さあさぁさぁいかなる事情/\、いかなる事を聞いていかなる心も定めて、さあさあ人を助けるというは、互い/\の真の誠の理が人を救ける。又我が身も助かる助かる。まずまず内が治まれば世界も治まる。ほんに成る程の人やなあ、なあと言う。これより授け/\一つ、一日の日は生涯の心定め。授け/\、悪しき払い助けたまへ天理王命、と、これを三遍唱えて又三遍/\三々々の理を渡そ。さあさあしいかりと受け取れ/\/\。 |
|
明治二十一年十月十六日(陰暦九月十二日) |
稲見増吉二十七才(播磨国美嚢郡中村)。
さあさぁさぁさぁ段々席の理、さあさぁ所々いかなる話し何程遠く近くの理いによらん/\。さあさぁ最初一つの理上、あゝ珍しや/\/\、さあさぁ所々の理上には、助け一条には一つ理がなけねばならん。又渡さにゃならん。さあさぁ授け/\、悪しき払い助けたまへ天理王命、と、これを三遍唱えて又三遍/\三々々の理を渡そ。さあさぁしいかりと受け取れ/\/\。 |
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明治二十一年十月十六日 |
山崎勘右衞門三十七才(西京斯道会三十八号江州甲賀郡宇田村)。
さあさぁ段々席をする/\。又互い/\に所々には一つの理がなけねばならん/\。席より一つの理を聞かそ。さあさぁ自由自在は何処にもあらせんで。さあさあ銘々の心の誠の理が自由自在や。心の誠は天の理。心誠なれば受け取らねばならん。さあさぁこれより授け/\、一つの理を渡しおこ。悪しき払い助けたまへ天理王命、と、これを三遍唱えて又三遍/\三々々の理を渡そ。さあさぁしいかりと受け取れ/\。 |
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明治二十一年十月十六日 |
松村仁平五十才(西京斯道会三十八号江州林口村)。
さあさぁ段々席をして、又改めて又一つの席をする/\。まずまず前々より諭し合い話し合い、互い/\の理の話、さあさぁ助け一条のために一つの理を渡そ。授け/\、悪しき払い助けたまへ天理王命、と、これを三遍唱えて又三遍又三遍三々々の理を渡そ。さあさぁしいかりと受け取れ/\/\。 |
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明治二十一年十月十六日午前九時 |
岡川治右衞門三十六才(西京斯道会三十八号江州甲賀郡宇田村)
さあさぁさぁ事情を尋ね出る/\。順々の席をして、段々の理を尋ね出る。互い/\の助け合いには、一つの理がなけにゃならん/\。又渡さにゃならん。まずまず一つの席より諭すところ、この理上をよう聞き取りてくれねばならん。席より諭す第一は、内々日々の家業第一、又内々互い/\の孝心の心、この理を一日の日に生涯定めて、さあさぁ授け/\、悪しき払い助けたまへ天理王命、と、これを三遍唱えて又三遍/\三々々の理を渡そ。さあさぁしいかりと受け取れ/\/\。 |
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明治二十一年十月十六日 |
沢田定吉三十一才(西京斯道会三十八号江州甲賀郡植村)
さあさぁ尋ね出るところ/\、又段々の席をする。さあさぁ最初一つの理を諭し合い悟り合い、さあさぁまずまずこれまでは、内々互い/\の治め合い、さあさぁこれから早く互い/\助け合いのために、一つの理を渡しおこ。悪しき払い助けたまへ天理王命、と、これを三遍唱えて又三遍/\三々々の理を渡そ。さあさぁしいかりと受け取れ/\/\。 |
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明治二十一年十月十八日朝 |
松村吉太郎去る十六日より朝起き唇たゞれしにつき伺い。
さあさぁ身上一条の事情尋ねる。どれが違う、これは違う、と言わん。身上に一つの不足あれば、どうでも尋ねにゃなろまい/\。さあさぁこれまで、さあさぁ運び来たるところ十分の事である。一度定めた心は生涯変わらんよう。一時世上運ぶ入り込むところの理を見て日々のところ、さあさぁ内々のところは定めるでもあろう。さあさぁ身上よりどうでも速やか成らねばならんと言うやない/\。今からとは言わん。さあさあ内々一時とは言わんで。屋敷日々寄り来る入り来るところを思い、一つは心改め更えてくれねばならん。さあさぁ内々も銘々も、日々寄り来るところ入り来るところを見て、心一つの理を定めて一時の事尽しくれるよう。 |
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明治二十一年十月十八日 |
平野楢蔵身上願い。
さあさぁ段々席も更わる。これまで仕事ばかりの事、それより段々席と定まり、又段々との話、段々段々指図そのところへ、取次へ委せておこう。遠く居てゝはどんならん。席々のところ取次より段々伝え、この理を聞き分け。これまで段々の道、これまでも段々段々の道をつけた。これまで分からんところ尋ねて、段々/\伝え授け/\、まだまだまだ一通りもない。一部の一部やで。これようわけ持っておかんならんで。 |
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明治二十一年十月十八日(陰暦九月十四日) |
麻川与市三十八才長々の間足の障り、妻とく四十才二箇月前より胸と足の障り伺い(兵庫真明組周旋方)。
さあさぁさぁさぁ尋ねるところ/\、身上一条のところ、順序のところ、さあさぁ尽すところは十分、運ぶところも十分、受け取りてある。尽す中に一つどうでも思うようにならん。さあさあよう聞き分けねばならん。諭するからには、聞き分けてくれねばならん。助からねばならんが理、助けねばならんが理。さあさぁどういうものであろうと思うであろ。さあさぁ銘々日々暮らすところにて、この理を聞き分け。皆々助けねばならん。銘々日々尽すところは十分である。なれど、銘々世上のところを見てタンノウして、世上見て聞き分け見分けて、一時速やか心定めて。何にも案ぜる事は要らん/\要らん。 |
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明治二十一年十月二十日(陰暦九月十六日) |
陰暦九月三四日頃より山田伊八郎母たか身上障りあり、身上障る前々より井戸水濁りたり、澄んだり、或は鶏夜鳴き等の御知らせありしにつき伺い。
さあさぁ尋ねるところ/\、さあさぁ身上に一つの不足ある。銘々不思議一つの理を尋ね出る/\。諭しするから生涯一つ忘れんよう。尋ねるから諭すところ、内々家内の内には、身上に不足ある。さあさぁどういう事、又々内々に身上不思議ある、又一つ不思議ある。さあさぁ内々いついつまでやない/\。さあさぁ一寸理を諭しよう。まずまず大切/\、まずまずのところは、一日の仕舞すうきりと/\/\/\。 |
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明治二十一年十月二十日(陰暦九月十六日)午後十二時十分 |
神楽づとめ道具の件伺い。
さあさぁさぁさぁ実際尋ねるの事情、いかなる尋ねるところ、尋ねにゃなろまい。旬々いついつの話し、さあさぁすっきりと実を改め、実を定め。さあさぁ速やかいかなる事をも聞き分けて。これまでのところ、まずまず雛形、さあさぁ世界一つの事情には幾重の教、皆な教えてある。教え一つの事情を以て定めたるところ、世界のところ皆な知らしてある。まあまぁ学べ一つの理を以て定めたるところ、学べばこれまでの道具、さあさぁそれより実際一つの事情、理上の理から一つ、いかなる談示、いかなるところ改め。まだまだの道、まだまだ学び一つの道じゃ。ようよぅのところほんの心一つの安心、一つの理、よう聞き分けねばならん。神一条の道、これから一つの理、まだまだの道である。実際調べていかなるところ急ぐところ一つの理である。第一のところ、まだまだの事情よう聞き分けねばならん。あちらを掻い寄せ、こちらを取り寄せ、世界学びの道、まだ指図までのものである。さあさぁ早く遅くの理はない。さあさぁ尋ねるところ、応法一つの理なれば、応法の理を以て運べ。神よりどうせこうせいは言わん。世界の事情は世界の理、神一条は神一条の理、応法は応法。世界一条の理あちら取り寄せ、これを借り受け、かんで一つの道を通るには、どうせこうせは言わん。学びの道一条速やかこれで十分というところは、まだまだ行かん。仮家は仮家、学びは学び、応法の理をよう聞き分けねばならん。 |
御面の伺い。
さあさぁ初まり/\初まりの事情学べ。一つの理を以て通りたるところ、初まり/\初まり/\初め一つは分かりがあって分からん。初まりは初まりの理。さあさぁ神というは生れ一つの理を見て、一つの心を定めてくれるよう。 |
押して、東京の人にさそうか、又は先に拵えし人にさしましようかの伺い。
さあさぁ所を十分と思う。なれども一度二度では一つの理が分からん。前々の処一度一つの理を以てまずまずの処、道具の処、事情運ぶ処、一つの理が分かり難ない。大層する。まだ一度では十分に分からん。知らした処が理が合わん。さあさぁ段々の心を運び、まあこれだけこうしてと、それ相当の処を運ぶよう。五十年の道すがら、速やかなる理が治まれば、皆な案じる理がない。実際改めるまだ早い。皆なの心が早いのや。思う一時の理が治まらん。どうするにも学べは学べだけの理を以て運ぶよう。 |
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明治二十一年十月二十日午前九時(陰暦九月十六日) |
村田五良平三十九才(式上郡川合村講元)。
さあさぁ段々の席を追い、一日の日を定めて一つの席。一日定めた心いついつまでも/\、内々順序これまで。これより助け一条のため一つコウノウ渡しおこ。悪しき払い助けたまへ天理王命、と、これ三遍唱え又三遍/\三々々の理を授けよ。しいかり受け取れ。 |
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明治二十一年十月十六日(陰暦九月十二日) |
藤枝弥三松二十九才(播磨国美嚢郡大島村)。
さあさぁさぁいかなる事情/\、いかなる事を聞いていかなる心も定めて、さあさあ人を助けるというは、互い/\の真の誠の理が人を助ける。又我が身も助かる助かる。まずまず内が治まれば世界も治まる。ほんに成る程の人やなあ、なあと言う。これより授け/\一つ、一日の日は生涯の心定め。授け/\、悪しき払い助けたまへ天理王命、と、これを三遍唱えて又三遍/\三々々の理を渡そ。さあさあしいかりと受け取れ/\/\。 |
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明治二十一年十月十六日(陰暦九月十二日) |
稲見増吉二十七才(播磨国美嚢郡中村)。
さあさぁさぁさぁ段々席の理、さあさぁ所々いかなる話し何程遠く近くの理いによらん/\。さあさぁ最初一つの理上、あゝ珍しや/\/\、さあさぁ所々の理上には、助け一条には一つ理がなけねばならん。又渡さにゃならん。さあさぁ授け/\、悪しき払い助けたまへ天理王命、と、これを三遍唱えて又三遍/\三々々の理を渡そ。さあさぁしいかりと受け取れ/\/\。 |
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明治二十一年十月十六日 |
山崎勘右衞門三十七才(西京斯道会三十八号江州甲賀郡宇田村)。
さあさぁ段々席をする/\。又互い/\に所々には一つの理がなけねばならん/\。席より一つの理を聞かそ。さあさぁ自由自在は何処にもあらせんで。さあさあ銘々の心の誠の理が自由自在や。心の誠は天の理。心誠なれば受け取らねばならん。さあさぁこれより授け/\、一つの理を渡しおこ。悪しき払い助けたまへ天理王命、と、これを三遍唱えて又三遍/\三々々の理を渡そ。さあさぁしいかりと受け取れ/\。 |
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明治二十一年十月十六日 |
松村仁平五十才(西京斯道会三十八号江州林口村)。
さあさぁ段々席をして、又改めて又一つの席をする/\。まずまず前々より諭し合い話し合い、互い/\の理の話、さあさぁ助け一条のために一つの理を渡そ。授け/\、悪しき払い助けたまへ天理王命、と、これを三遍唱えて又三遍又三遍三々々の理を渡そ。さあさぁしいかりと受け取れ/\/\。 |
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明治二十一年十月十六日午前九時 |
岡川治右衞門三十六才(西京斯道会三十八号江州甲賀郡宇田村)。
さあさぁさぁ事情を尋ね出る/\。順々の席をして段々の理を尋ね出る。互い/\の扶け合いには、一つの理がなけにゃならん/\。又渡さにゃならん。まずまず一つの席より諭すところ、この理上をよう聞き取りてくれねばならん。席より諭す第一は、内々日々の家業第一、又内々互い/\の孝心の心、この理を一日の日に生涯定めて、さあさぁ授け/\、悪しき払い助けたまへ天理王命、と、これを三遍唱えて又三遍/\三々々の理を渡そ。さあさぁしいかりと受け取れ/\/\。 |
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明治二十一年十月十六日 |
沢田定吉三十一才(西京斯道会三十八号江州甲賀郡植村)。
さあさぁ尋ね出るところ/\、又段々の席をする。さあさぁ最初一つの理を諭し合い悟り合い、さあさぁ先ず/\これまでは、内々互い/\の治め合い、さあさぁこれから早く互い/\助け合いのために、一つの理を渡しおこ。悪しき払い助けたまへ天理王命、と、これを三遍唱えて又三遍/\三々々の理を渡そ。さあさぁしいかりと受け取れ/\/\。 |
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明治二十一年十月十八日(陰暦九月十四日) |
麻川与市三十八才長々の間足の障り、妻とく四十才二箇月前より胸と足の障り伺い(兵庫真明組周旋方)。
さあさぁさぁさぁ尋ねるところ/\、身上一条のところ、順序のところ、さあさぁ尽すところは十分、運ぶところも十分、受け取りてある。尽す中に一つどうでも思うようにならん。さあさあよう聞き分けねばならん。諭するからには、聞き分けてくれねばならん。助からねばならんが理、助けねばならんが理。さあさぁどういうものであろうと思うであろ。さあさぁ銘々日々暮らすところにて、この理を聞き分け。皆々助けねばならん。銘々日々尽すところは十分である。なれど、銘々世上のところを見てタンノウして、世上見て聞き分け見分けて、一時速やか心定めて。何にも案ぜる事は要らん/\要らん。 |
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明治二十一年十月二十日午前九時(陰暦九月十六日) |
村田五良平三十九才(式上郡川合村講元)。
さあさぁ段々の席を追い、一日の日を定めて一つの席。一日定めた心いついつまでも/\、内々順序これまで。これより助け一条のため一つコウノウ渡しおこ。悪しき払い助けたまへ天理王命、と、これ三遍唱え又三遍/\三々々の理を授けよ。しいかり受け取れ。 |
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明治二十一年十月二十一日午前八時 |
北野忠四郎三十八才(佐味田村)。
さあさぁ段々慕うところ段々通るところ、段々席を追い、一日の日を定めて席を尋ねる。一日の日を生涯一つの心と定め。助け一条のためコウノウ渡しおこ。悪しき払い助けたまへ天理王命、と、これ三遍唱え又三遍/\三々々の理を授けよ。しいかり受け取れ、さあ受け取れ。 |
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明治二十一年十月二十一日 |
岩崎新兵衞方にて、兵神真明組講社より地所の伺い。
さあさぁ尋ね出るところ/\/\/\は、一つの指図。余の儀外の儀は言わん。旬々を見て/\、互い一つの理を以ちて/\、こうしたらこうや、皆んな一つの理を以ちて。どうしたらいかんとも言わん、こうせいとも言わん。互い一つの理を以ちて。案じる事は要らん、一寸も案じは要らん。談じて/\互い/\一つの理を以ちてせよ。 |
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明治二十一年十月二十一日午前八時 |
北野忠四郎三十八才(佐味田村)。
さあさぁ段々慕うところ段々通るところ、段々席を追い、一日の日を定めて席を尋ねる。一日の日を生涯一つの心と定め。助け一条のためコウノウ渡しおこ。悪しき払い助けたまへ天理王命、と、これ三遍唱え又三遍/\三々々の理を授けよ。しいかり受け取れ、さあ受け取れ。 |
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明治二十一年十月二十二日 |
伊原武平二十八才(阿波国三好郡加茂村)。
さあさぁ尋ね一条、遠く一つの理を以て尋ねる。前々一つの理を以て伝えるところは受け取ってある。所に一つの理も渡さにゃならん。遠くところ、席を聞いてしたところ、十分の理を聞き分けて、理をいついつまでも忘れんよう、国への諭す理を聞いて一つの理を心に治まれば、自由自在が今日一つ第一内々孝心と、内々自由自在と言う。一つ治まれば世界へ映る。自由自在とは何処にもない。誠一つの心にある。誠の心いついつまでも忘れぬようと、一つコウノウ渡しおこ。悪しき払い助けたまゑ天理王命、と三遍唱え三々九度三々の理を授け。しいかり受け取れ、さあさぁ受け取れ。 |
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明治二十一年十月二十二日 |
宗我元吉(芦津部内阿波国徳島)。
さあさぁ尋ねるところ/\、席一条の事情定めて、一日の一つの席と言う。速やか鮮やか理を聞き分け。難し事は言わん。所、一つの元という所一つの元から話する。助け一条の理を一つ、銘々真実心の理を一つ。一つ心の理を助け。銘々思うようの理を立つというは、心の誠の理を尋ね、聞いて成程の心を定め。諭すところ/\ばかりやない。真実の心の誠との理もなけねばならん。真実定め。助け一条のためコウノウを渡しおこ。一日定めた心生涯忘れんようと。授け/\、悪しき払い助けたまゑ天理王命、これ三遍唱え三々九度理を授けよう。しっかり受け取れ、さあさあ受け取れ。 |
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明治二十一年十月二十三日午前八時 |
山田九郎左衞門四十九才(甲賀郡宇田村世話方)。
さあさぁ尋ね出るところ、追々聞いて一日の日を定めて尋ね出るところ、生涯の諭。一日の日を定めてした心、いついつまでも忘れんよう。助け一条のためにコウノウ渡そ。一日の日い実を定めた心、生涯忘れぬよう。さあさぁ授け/\、悪しき払い助けたまへ天理王命、と、これ三遍又三遍/\三々々の理を授けよ。しいかり受け取れ、さあ受け取れ。 |
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明治二十一年十月二十三日(陰暦九月十九日)午前八時三十分 |
柏木六左衞門四十七才(甲賀郡北脇村世話方)。
さあさぁさぁさぁさぁさぁさぁこれまでのところ長いところで、又々の席をしい/\、一日の日を定めて一つの席する。一日の席に生涯の理を聞かそ。これまで前に一つ、これは思た時の心忘れんようと。又内々孝心の理、一つのコウノウ渡しおこ。あざなものは渡させんで。長く楽しみ一日の日を生涯忘れぬよう。さあさぁ授け/\、悪しき払い助けけたまへ天理王命、と、これ三遍又三遍/\三々々の理を授けよ。しいかり受け取れ、さあ受け取れ。 |
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明治二十一年十月二十四日(陰暦九月二十日) |
端田久吉身上願い(兵庫真明講社講元)。
さあさぁいかな障り、身上から一つの事情尋ねる。いかなるも又心得ん/\。いかなるも開け/\。一代の一つの理を諭そう。一代一つの理を諭そう。第一に一つの講、所々に一つの講、コウノウの事情さっぱり分かるまい。まずまず前々に一つの事情/\、事情は全くの事情。 |
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明治二十一年十月二十七日(陰暦九月二十三日) |
増田甚七伺い。
さあさぁいかなるところ聞け。内なるところ何でもというところ、一つの心。これまでのところ順々の内一つのところに、内々のところ、定めるところに、これまで譬えよに譬えられんところ、まだ誠運ぶというところ十分受け取ってあるところ、これまで段々のところ経ち来てあるところ、これから一つ/\の楽しみばかりの開くところ、何故又身のところ障りや障りや。内々のところほうと思う心なきよう、治めおくよう。案じる事はないで。 |
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明治二十一年十月二十七日 |
富田甚兵衞四十一才(西京斯道会十七号講脇)。
さあさぁ段々席をして、又々の席をして一日の日を定めて一つの席。これまでの順々は内々面々のところ洗い、これは銘々のところ洗い/\、助け一条の理を常に拵え。真の心に誠治めた心に授けを渡そ。悪しき払い助けたまへ天理王命、と、これ三遍唱え又三遍/\三々々の理を授けよ。しいかり受け取れ、さあ受け取れ。 |
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明治二十一年十月二十七日(陰暦九月二十三日) |
山瀬文次郎伺い。
さあさぁ一つ/\の事情尋ねるところ/\いかなる事と思う/\、一日のところ十分のところ尽す。いかなるところ十分の心掛けて十分通るところ直ぐ受け取る。これも一つの理/\、胸に一つの思案おいて通る。一つの理又いついつまでもこうと、いついつまでもこうではどうや知らん/\思う一つのところである。又尋ねるやから一つ聞かそ。治めるところ談じるところもある。大抵の事、銘々で計らいでよい。又銘々心に委せて、又中に御苦労やでありた/\/\。互いにこの理を治まれば、よう治まる。これはこうして後はどうやったなあと言う。この事情の理を心に治めて安心一つの理に治め。 |
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明治二十一年十月二十八日午前九時 |
山田太右衞門三十五才身上障りにつき伺い。
さあさぁいかなるところ/\日々に何かのところ、最初一つの理も治めてあるところ、身の内のところ/\、借り物/\のところ聞き分け。身上に一つのところ身上に事情ありて忘れられよまい。銘々心で分からんから尋ねるのであろう。銘々一つの理身上に忘れられんというところ、身上に不足ありて、タンノウと心定められよまい/\。なれども、これまでのところ分かるまい。なれども、理を聞いて理治め。まずまずタンノウ一つの理を治め。タンノウは誠より出やせん。タンノウは誠の心や。誠なら直ぐ受け取る。聞いて成る程の心治めば身も速やかと言う。これからのところ分かるやろ。これまでのところ分かるまい。身も現われば分かり来るやろ。これから先は日々分かる。早く聞き取れ、早く聞き取れ。 |
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明治二十一年十月二十九日 |
柏木九左衞門四十二才(元斯道会滋賀県下近江国甲賀郡宇田村第三十八号周旋方)。
さあさぁ段々一つの席の理を追い、又々の席する/\。一日の日に生涯の心定め。同んなし理であるとゆえども、さあさぁどんな心も直ぐに受け取る、直ぐに返やす。なれど真の精神より外に何処にも自由自在の理がありはせんで。さあさぁ又これから所々には、一つのコウノウの理もなけねばならん。なれども日々勤めるところ、内々家業第一の勤めの理である。又互い/\の真の孝心の心これ一つ、二つ一つに治めて、又これより授け/\、悪しき払い助けたまへ天理王命、と、これ三遍唱えて又三遍/\三々々の理を授けよ。さあさぁしいかり受け取れ。 |
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明治二十一年十月二十九日午前九時 |
山崎房蔵二十才(斯道会三十八号)。
さあさぁ段々これまでの順序、又重ね/\又一日の日いを定めて一つの席を為し、一つの事情である。第一人を助ける心という、真実の理人を助ける。真の心に誠一つの理いと言う、常に誠の心と言う。日々のところ、家業一つ第一、内々孝心、この二つの理を心に治めば、世上より成る程の内や、成る程の人やなあと言う。自由自在一日定めた心生涯忘れぬようと授けを渡そ。悪しき払い助けたまへ天理王命と、これ三遍唱え又三遍/\三々々の理を授けよ。しいかり受け取れ、さあ受け取れ。 |
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明治二十一年十月二十九日(陰暦九月二十五日) |
麻川与市胸もとせり詰めるにつき、梅谷四郎兵衞兵庫へ出張の上取次ぎの儀願い。
さあさぁ遠く所/\、事情といえども一つの理。成りても一つの理成らいでも一つの理。互い尽し合い/\、互い一つの理。成りても一つの理、成らいでも一つの理。成らいでも一つの繋ぎ合い尽し合い。一つの事情大層。一つの理に運んだ事情。 |
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明治二十一年十月二十九日 |
平野楢蔵願い。
さあさぁ皆んな/\、一つ身上のところで皆んな/\/\、速やか/\という理は世界の理である。それは心で発散である。一度二度の理である事も知らしてある。神一条の理で身上に知らしてある。さあさぁ所々にはまだこれからや。心得ん、身上に掛かる。さあさぁ案ぜる事は要らん/\。さあさぁ談じる事がこれからの理である/\。案ぜる事は要らん。 |
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明治二十一年十月二十九日 |
平野トラ身上の願い。
さあさぁいかなところの指図。とんとどういう埃り、埃りというものは、すうきり嫌いや。大きな容れ物、水なら一寸に知れまい。小さいところの容れ物中に水なら、一寸濁り入りても直ぐと分かる。水の中のこれまで、すうきり洗い替え/\/\て。澄んだ/\/\小さい容れ物に、生涯という心定めは、これ知らしておく。 |
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明治二十一年十月三十日午前八時 |
大八木藤次郎三十二才(斯道会四十四号葛野郡桂座村講元)。
さあさぁ段々所々々、又諭するところ、順々追うて返やす/\の理を聞いて、これまでどんな話も聞く。どんな事も聞く。皆な元一つの枝同し一つの花、これまでこれよりより生涯一つの実を定め。助け一条のためコウノウ渡しおこ。さあさぁ授け/\、悪しき払い助けたまへ天理王命、と、これ三遍唱え又三遍/\三三々の理授けよ。しいかり受け取れ、さあ受け取れ。 |
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明治二十一年十月三十一日(陰暦九月二十七日) |
増田ならえ五十七才(郡山天龍講周旋方の母)。
さあさぁ尋ね出るところ、一度の席二度段々尋ね出る。やれやれ頼もしや/\。内内のところ、まずまず助け/\心の助け身の助け一条のためコウノウ渡しおこ。どういう授け、悪しき払い助けたまへ天理王命、と、これ三遍/\又三遍三三々の理を授けよ。しいかり受け取れ、さあ受け取れ。 |
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明治二十一年十月 |
桂重平五十五才身上願い(丹波国南桑田郡勝林嶋村斯道会第五号周旋方、二十日夜十二時病ス)。
さあさぁ身上一条事情尋ねる。尋ねるからよう聞き分け。長らえてまずまず運ぶ。これだけ尽すのに、どういうものであろうと、何がよいどれがよいと、これは言えん。身は貸し物心一つが我がもの。助けたいが親の心、可愛いが親の一条、幾名何名あろとも可愛いが親の心。常々が第一/\。ならん/\、身上ならんでない。そんならどうしたらよいと思うやろ。可愛いや一条の理を聞き分け。成る程という理を聞き分け。成る程というは天の理である。天の理である。この理をよう聞き分けて、銘々も成る程の理をよう治めてくれるよう。 |
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