明治31年10月

 更新日/2021(平成31.5.1栄和改元/栄和3)年.12.27日

 (れんだいこのショートメッセージ)
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 (10月)
 明治31年10月1日
 飯降政甚、建物御許し願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、一寸仮言葉これから一つの理を出したる。普請は願通りの普請、順序という諭しある。掛かるまでに諭し置く。三軒という建家。三軒この順序鮮やか分からん。三軒棟を並べる。二軒建った。後一軒かいなあという。普請始め掛け、掛かり掛け。掛かり掛けたら、後へは戻さん。悠っくり尋ねて、三軒棟を並べる。二軒出けた、もう一軒なあと思う。これで建て納めやで。三軒あるのや。旬を見て名を付ける。三軒の理がある。鮮やか分からにゃ聞いたら分かる。一通りの理から尋ねたら分からん。いつの理になっても分からん。掛かり親子諸共親子諸共伏せ込んだ理、親子諸共の理、棟三軒の理、実際分からん。大工というは何と思てる。表大工に裏鍛冶屋、この理聞き分け。三軒建ち並んだ。よう思やんしてみよ。何年以前から、食物作りた田地や。世上から不思議に思わにゃならん。この草生えの中に、こういうものが建つ。裏は鍛冶屋表大工と諭し掛けたる順序の理から聞き分け。三軒並んで建て納めやで。勇んで掛かれば勇んで働く。掛かりの日は言うようにしてくれ。聞きよう取りようで間違うからどうもならん。十のものなら七つと言いたいが、三分より分からん。むさくろしい処では綺麗な仕事でけんで。よう聞き分けてくれにゃならん。

 押して、三軒の建家はこれで住むのでございますか。
 さあさぁ三軒/\、これで納め普請やで。仮家/\、幾の幾度、建て変わらんでも理は同じ事、この理を外したら、神に向かうも同じ事、三軒/\理さえ治めたらそれでよい。年限刻限で鮮やか分ける/\。三軒の中のもの、誰彼のものでもない同じ理。
 明治31年10月1日
 前日刻限のお指図につき、本部員/\事情押して願い。
 さあさぁ本部員というは、世上の理を(以て)言う(のである)。内心(はどこまでも)一つ、神一条の理(でなければならぬ)、神の理から(本部員という)一つの理(を)戴かにゃならん。これまでの処、幾重の日も(あつた)。どうもならぬ事情もある。越すに越されん(処)一時(の)順序(に)、(神)名を変える(事情もあった)。(そのような)事情(を)通りて(いながら)事情(の思案が)鮮やか(分かっている)と言えん。それぞれの日(を通るには)、それ(に)は順序の理(を忘れてはならぬ)。世上の道(を通る)に(は)一つの理(が肝心であり)、大いの理(に)、遅く早く(と)、前と遅いと見分けてくれにゃならん。前と遅いと間違う(ている)。

 今一時諭し出してある。この順序、お前も一尺なら、わしも一尺。一尺通りなら同じ事じゃなあ(という)。長い短い(が分からん)。誰に来いと言うて(来る)又道じゃなし、神の指図/\(を運ぶのに)、高い低い(の理をつくる。この理(が)むさくろしい。(それでは)順序の(鮮やかな)日を知らす事(が)でけんまでや。一日かと思えば二日、二日と思えば三日、何でそんな楽しみの日を一日送り遅らす。どれだけやりたいと言うて、今日から(は)、あの者(は)賢い、弁が達者と言うても、今日の日この采配(も)でけやせん。年限の種があって(こそ)理という。何名の本部員(が)増えた(という)。あれも一尺やら三寸やら五寸やら分からせん。一尺の者は前から一尺(である)。ほんにそうであったかいなあ(と思うたが)、名々違うてあった。互い/\親切の理を運べば、席は十分勇んで、席一日の日も休ます事はない。席が休むやない。席を休まさすのや。何ぼう言うても聞き分けでけん。幾日休む。世上聞いて合点行かん。何であろうという。あれ潰そうか、倒かそうか、人間寄り合うて分からず、十日二十日休ます。席が始まらん。悪風の手伝いして居るようなものである。

 
押して、農行役も一しょですか。
 さあさぁそういう処、心運んではどうもならん。今日蒔いて、今日よふぼくに成るか。世上から賢い者や、弁者と言うても、雇い入れる事できんから、よう聞き分け。どうも日々処である。それなら、上もない下もない。上下中の区域なくては分からん。一尺やら一寸やら分からんようではどうもならん。道具/\、日々使う道具、大切なる道具もあれば価たんと出した道具もある。種を蒔いたる年限からよふぼくという。さそうと言うてできるものやない。しようと言うてさせるものやない。一時どんな事もできるものやない。この順序しっかり聞き分けてくれ。

 押して。
 さあさぁあらあらの処、あらあらの決まりでよい。本部員と言うたる。教会の理、神一条の理とは言えん。世界の理、その中へ本部員数この一つの理鮮やか分からにゃならん。それぞれ中という、埋もれたる者、新しいと思うたら、ころっと違う。道の理話し合うて、互い/\できるかできんか、皆んなこれだけ何ぼ言うてもどうもならん。とんとどうもならん。これまでの処、見分けてくれよ聞き分けてくれよ、と言うてあっても、聞き分けくれん。働く者清水なら、神が働く事出来よう。さあさぁあらあら尽した者出してある/\。昨年以来出してある。区域の理計るよう、区域の理程むさくろしい理はない。言うても/\分かり難ない。どうもならん。幾名何人、三四人して治め来た。万事の処、留めおきたる帳を消して、始め掛けてくれ。改めて順序改めてくれ、と指図しよう。

 押して、政甚の件。
 さあさぁ尋ねる処/\、政甚、あれは皆な内の中にどうしてこうして、あれは順序までのもの、あれだけのもの。先になったら分かる/\。思うようあれば、仕切ってどうこうこれは要らん。若いから精出して用をさせるがよい。今直ぐ何役と言うて名をつけるやない。前々こうと言うて居る処、何役取らいでもだんない。尋ねる順序分からねば何遍も同じ事、今日ひそかの指図で筆に取らして貰うた。これも違うた。席順、席何時なりとさあと言うたらよしと言う。何とも言うやしょまい。何処に遊びに行こう、彼処へ行こうと言うやしょまい。結構に暮らして居れば、気儘に暮らしたいものや。これを聞き分けたら分かるであろ。高い低い早い遅いの理分かりたか。高い低い長い短い、この理分からねば同じ事、高い低い一寸未だ/\分かり難くい。今日入りた、昨日入りた。争う理が高い低い区域分からねば、何遍も同じ事、こうがありゃこそ、それぞれ身の障りから尋ねる。こうなる/\、もうならん処、心を定めて追々助けて貰た。何人あるやら知れん。この理よう取らねば分からん。

 さあさぁ本部員という、一つの理、あらあらの理、これまで理通り来たる。本部員の中でも人間心おいらがこうと言うたらこう。相談の理、いろいろ都合、後一つ埋もれた者引き出し、埋もれてある者、新しい者はない。取り扱い振りは同じ理分かってあろ。遠い所の道を歩んで下され。十分取り扱わにゃならん。理は一つ、同じ事といえど、詰まる理同じ事。あちらこちら、どうも何人に聞いても同じ、一つの理に諭さにゃならん。日々運ぶ処、誰それこの理これだけ。又新しい者は入れてない。古い者も同じ事。一尺と一尺なら、隔てというは更にできようまい。
 明治31年10月1日
 平野トラ身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、どうも身上心得ん。どういう事である。さあさぁいかな順序あらあらという。どういう事も願い通りに諭してある。身上に一つこれでなあと思う処、皆々それぞれ心の順序諭する理を以て見よ。あらあらあちらこちら万事の処、中々通り難くい理通り難くい。順序聞き分け。どんな事も思うてできて来た。皆んなこれ思うだけ見える。名々それぞれ長い道筋、長い間、どんな理もあって通りた道は話の種。順序心も使わず送らにゃなろうまい。後も楽しみ年限楽します。旬という一日の日を以てこうという。指図そこえ/\皆んなへやれやれ頼む。タンノウの理これからと言うて、一寸/\これまでにをい話してある。これ一つ一日やない、三日十日道の理を以て楽しむという。それぞれ楽しみある心という。

 押して。
 さあさぁ尋ねる事情/\、六分でない。七分までもこちらへ、六分七分は匂いの間、これから三分の心七分の台。これだけ諭しおこう。
 明治31年10月2日
 平野楢蔵本部へ戸籍引き越し願い。
 さあさぁ尋ねる事情、さあ道の理という理を諭する。道の理間違う処、尋ねば指図ある。よう聞き分け。この道というものは、どうしてくれいこうしてくれとは、一つの理始めた道じゃない。心という/\、心の治まり、生涯名々それぞれ夫婦心が治まって、どうしょうこうしょう心に委せおこう。
 明治31年10月2日
 松村吉太郎身上願い。
 さあさぁどうも尋ねる事情、身の上に事情(ありて)心得ん(という)。尋ねる事情諭しおこう。身上は案じる事は要らん。(親神は)あちらもこちらも遠き所(を)駈け廻り(守護しているが)、どのくらいの事であったか(お前たちには)分からん(であろう)。心次第で(守護すると)話はしてあれど、心(が)ふわ/\して居るようでは、万事その場に立って、順序の理(を)鮮やか運べようまい。(この道は)全く神の自由(じうよう)(の道である)という。自由とあれど、心に一つこの理を聞かしたら、一つの理も分かる(であろう)。身の処は案じる事(は)要らんで。心の精神の理によって働かそう。精神一つの理によって、一人万人に向かう(力を出すことができる)。神は心に乗りて働く。心さえしっかり(して居りさえ)すれば、神が自由自在に心に乗りて働く程に。その道具(の人の心)に損じはあっては、日々の運びはできやせん。快く順序(の理)上に(心の理を)聞き分け。ふわ/\の心では治まらん。一日の処も治まらん。これは(一人に対してでなく)皆な双方の中(へ)の指図である。一つの理が分かれば(身上)治まる。さあさぁよう聞き分け。(心と云うのは)中々の働き/\(のもの)である。
 明治31年10月2日
 福田源助42才身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあなあ身上一条尋ねる。身上一寸指図に及ぶ。よく聞き分けてくれねばならんで。長らえて/\道のため一つの事情尽す理は、重々の理に受け取る。又一つ受け取る理があれば、その身上どうであろうと思う。なれども、何でも助けにゃならん助からにゃならん。どういう事情で、こういう身上でどんならん。道のため内々に事情。又一つ、他に一つ身に不足ありては、一日の日も忘れられようまい。日々の口説きであろう。なれど、その順序を諭しおこう。なれども、よく聞き取れ。運ぶだけの理は、生涯末代の理、因縁という理を諭するであろう。さあさぁ因縁という、この理をよく聞き分けねばならん。世上にはどんな理もある。その理を見てタンノウをせにゃならん。一つのタンノウは前生のサンゲの理である。今の理に籠もる一つなあと、世上の理を見てそれぞれタンノウ。世上の理を聞き分けて一つのタンノウ。この理を早く伝えて、一つの理を聞き取りて、楽しましてくれるよう。
 明治31年10月4日
 宇恵凖治30才、身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、なあ身上事情理を尋ねる。これまでの処、どうなりとこうなりと、一つ通りたる中、さあ身上が一つ心得ぬと思う。一つの理が出る中に、身上がこうなってはなあ、と思う心を見てある。一時どういう事。なれど、身上に大層。この事情を聞き分けてくれにゃ何にもならん。因縁なら、どうもならん。よう聞き分け。一度と思うが、前生と思うようである。末代と思う中、この理を聞き分けにゃ、どうもならん。前生の因縁/\。これまでに通りたる道は、どうなろうこうなろう。尽したる将来末代の理。タンノウさしてやれ。身の内の不足なって、タンノウできやせん。なれど、この順序、早く諭してくれるよう。
 明治31年10月6日
 上念卯之助、小人多三郎5才身上願い(西宮役員)。
 さあさぁ尋ねる事情/\、小人という事情という一つの理尋ねる。小人事情余程事情大層。どうもならん。続いてなあと思う。余儀無く理事情であろう。前々万事諭したる理を聞き分け。これだけの事、心のあらあら分かるであろう。まあよっしゃなあ、遁れる/\処を見れば、どういう難。ほんに成る程の理。タンノウと言えば、前生のサンゲという。分かれば、前生サンゲ。ほんにこの理かい。順序/\一先ず一先ず。
 明治31年10月7日
 本部、消防夫やめる事の願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、尋ねる事情にはそれぞれ消防/\、余儀なく事情始め、助け一条始め掛けたる。又一つ中に大いにどうもならん事情尋ねる。事情それそれ談示の心に委せおこう。さあさぁどうやこうやせんよう。思うように談示の理に取り計らうがよい。
 明治31年10月7日
 深谷徳次郎29才伺い(願主父)。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあいかな事情尋ねる。尋ねば又一つ身上から事情尋ねる。いつに一つに諭しがあった。毎夜一つの理、多くの中治めよい。皆な難しい事は一つも言うてない。治め難くい/\、皆な心という。難しいようで、何にも難しい事はない。皆な楽しみ/\中、あちら身の障り/\、楽しみない。惣中治め方、仕切ってどうでも抑えにゃならん。長いという、長い。どんな道も心に成って、崖路通らにゃならん。往還道は、心に掛けず、往還道通れば、踏み外ずす/\。天然自然という。この順序、聞きよ取りよでころりと間違う。人は鏡。身の障りというは、理を聞いて直ぐ癒(なお)る(の)が身の障り(である)。何ぼうでも/\、(どうも)ならん/\(というは)、身の悩み(で)、日々(心が)錆てある。日々の事である。長い心を持ってくれにゃならん。長い間年取って楽しみ楽しみばかり。刻限程のう移る。この理心得てくれるよう。
 明治31年10月7日
 増田太平四19才、身上願い(靱役員)。
 さあさぁ尋ねる事情、さあ身上事情いかな事情尋ねる事情、さあ一時の処どんと分かり難ない理を、もう身上これまでなあ。身上が名々心得ん。よう聞き取りに理によって寿命一つ。名々通りたる。成る程ほんに理が治まれば、一先ず/\と言う。他に事情、一寸一時どうという事はない。出入り/\そあん安心心を持って、これから一時暫くという。しっかり聞き取れ。大事の処やで。これやと、又候/\追わんよう。世上の理を見て、為す理が一つの理治めるから、内々の処余程なあ。ほんにこれまで通り易て、これだけ早く順序運んでくれ。身上大層。その心得で運んでくれ。
 明治31年10月8日
 林善兵衞49才、身上願い(東海支教会会計係)。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあ身上に一時心得ん尋ねる。一度一つ何か指図貰たら、余儀なく事情尋ねる。諭しおく。よく聞き取れば、鮮やか。段々尽した理は、日々に受け取りある。日々こうのうあればこそ。この理、思やんしてみよ。尽した理は、一代と思わず、所に理のある限りは、将来末代の理残る。年々の理によって身一つ心得ん。皆な為す理、この理聞き分け。又一つ世上の理、難の理を聞き分け。同じ人間、因縁分からせん。内々聞き分け。よう聞き分け。身に不足なってタンノウはできやせん。内々タンノウは前生のサンゲとも言う。余程大層。又一つ事情に諭しおく。
 明治31年10月14日
 東、分教会治め方につき山沢為造、永尾楢次郎出張中の処永尾帰部の上整理上につき願い。
 さあさぁ段々事情/\、尋ねる/\幾重尋ねる、段々尋ねる/\。事情この事情どちらどうとも言えん。先々言えん。どうも/\ならん。事情重なる時々順序にも諭したる。長い一寸年限四五年、何とも聞くに聞かれん道を通り、今日一時大変どうせにゃならん、こうせにゃならん、もう諭すに諭する理はない。なれども、たゞ一つ道の治まる理、よう治まる理はない。道のない道を付けたる。容易なる事情でない。尋ねる一寸順序始め、順序の理がある。世界の元に順序理がなかって一人一つ、崖路剣の中通り抜けたるよう一つ分かる。世上仇の中誠一つの理を以て道を通りよう/\という。この道あちらこちらの道を拵え、道の錆という。曇り容易に晴れん。初め一つ台始め。生涯末代の中曇り付き、踏み被り/\一つの心からつけた道じゃない。人のつけた道はいつまでも通るに通られん。世上は万筋の道、未だ仮の道、この道一条の道、元々一つに歩み/\、間違い重々取り違いあって一つサンゲ。一つの理道の治め数々二三年こう互いこう、三点の中一つも許すという理はない。兄という理に諭し、ほんに今まで間違ってあった。軽いと思う理が重い。丹精尽せど聞きよう取りようで間違う。皆な一列世界元も子もなき、その一つ心を見分け。ほんにそうという真の心治まらねば、何遍でも同じ事、これ一つ諭しおく。
 明治31年10月16日
 東、分教会副会長加藤新兵衞辞職の願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\万事一つ事の始まり、一つの事情大変なる事情になって、世上から見ても、あらどういうものぞと人に一つの理を思われ、中に段々事情重なる処、よう聞き分け。段々悪い心で入りた者はない。月々の理、年々の思やん、思い/\の理が間違い重なり、とんとどうもならん事情になりたる。何かの処元という、掛かりという。元々掛かりの心になって、善き事の理は残し、悪しきは互い/\心の発散。この一つの理より始め掛け。これからというはどんな者こんな者、事情に高い低いの理を持ってはならん。溺れて居る者も、埋もれて居る者でも、入り連れにゃならん。区域付ける理は神の理にはすっきり外れたる。元一日の日を以て入りた時の心生涯の理変わらねば、何も言う事はない。月々年々の事情、互い/\話し合い語り合い、心の外さんこの理はサンゲともいう。

 押して、加藤の辞職聞き届けて宜しきや。
 さあさぁ人の心をもう二度三度運んで、それでもと言えば、又その時の事情という。

 同日、永尾楢次郎本日出立の願い。
 さあさぁ尋ねる事情、治め掛けた事情は何でも彼でも治めてやらにゃならん、怖わい恐ろしいというような事情でも、神一条の理より治まらにゃならん。皆な結構と思うならこそ、所々楽しみの道に成りたる。楽しみの中に事情ありてはならん。
 明治31年10月19日
 桝井伊三郎係り郡山分教会と島ケ原支教会との事情につき郡山より願い。
 さあさぁ掛かりの理がある。人が変わりては席順分からん。よう聞き分けねばならんで。あちらにもこちらにも一事大事件大いに理が違うからである。道は一つ、教えはどうやこうやたゞ一つの理より理はない。内に皆なそれぞれ誠の道が通らぬからである。一つの理、道は実より外にない。誠の道が通れば危ない事はない。誠の道を通りて来たなら彼是はない。この理をよう治めたら何かの事も治まるである。
 明治31年10月19日
 桝井きく74才、身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、身上事情尋ねる事情、人一つの事情は何も思う事ない思う事ない。よう一つ事情身上から事情一つ尋ねる。さあさぁ一時どうという事ない。年が取り一時どうという事、身上事情がなってから内々心得んと言うまでの理。親という、もう一人の親という理は大切。さあさぁ順序話すによって、よう聞き分けねばならん。さあさぁ親という、二代なる子というを、前々から一つ、どうやこうや楽しんで居る。よいか、一日なりとも休息場へ出て楽しますがよい。二代一つの理と初め順序の理を、夫々皆々の中こうと治まる。ほんにそうやという親大切なる理である。この順序の台の順序の理をよく聞き分けねばならん。この一つの事情よく聞き分け。一つの理楽しまする。又中にも二代一つの勤め方は、さあさぁどういう者、こういう者も一つ、どうと変わる事はない。心得の理と諭しおこう。
 明治31年10月23日
 本席、御身上願い。
 さあさぁ尋ねる/\、尋ねる事情、何度/\の理を、皆んなそれぞれから身上から尋ねる。皆んな一つ/\諭する。取次一つ心を改め揃え、変わらん一つの理を揃え拵えるなら、これまで前々諭したる/\。諭しても/\、取りよう/\理を拵える。今日の日/\、一時/\調べてみよ。ほんに成る程/\、心で改心の理を揃えてくれ/\。中に幾名何人ありても、一名も落ちのないように、揃えてくれにゃならん。席の事情、一日二日三日、又しても遅れる。五日十日三十日、どうも断わるに断わらんようになる。分からねば何時どういう理も諭したる。席順序取次の日々働き、働かさしてある理、あんじょう持ち合いの理で、後一つの理、これまでの中に諭す。取次十人あろが、同んなじ一つの理に結び込む。皆なそれぞれ取次/\、席一つの順序理、三名の理を以て、改めた順序の理がある。指図から出けた順序の理。さしづ守る。守り損いという理要らん。守る中に取次三人、筆取一人、順序の理によって、筆取三人許したる。取り混ぜの席を勤めてはどうもならん。今日はお前/\きっしり、この理が分からねば、強いもん勝ちも同じ事やで。この道は強いもん勝ちではいかんで。さあさぁ皆んな一つ、強い処は強う。折れる処は折れにゃなろまい。一日送り送るぢば、何程古いという。段々諭してある。一つの狂いは世界/\出けたらどんな事になる。取次/\、これよう聞き分け。取次の一つの理に段々あっては、取次とは言えん。神の取次順序誠、人はどうでもいうようでは、むさくろしい/\。塵だらけほこりだらけでどうも出けやせん。さあさぁこうして話する。席に身上をなあ、一日は明日はなあ、思い/\一日二日三日送れる/\ものや。今一時、二日三日は満足与えられる。五日十日三十日満足さし難くい。日々働き、鮮やかならんからこれまで伝えたる。長い短いこれが一つの理。お前も一尺ならわしも一尺、何人あれど一尺。話しの中にどういう理で手柄にはどうもならん。世界には知恵を磨き、目を付けて、耳を掘って待って居る。十人なら十人揃えば、神が働く/\。ごむさい中では、世上一つの悪風の理となりゃせんか。こうして、一時これで止める。尋ねたら席が三四日休む。席に明らか諭す。席は何にも知らん。こう/\した順序、満足に与えてくれにゃならん。
 明治31年10月23日
 東、分教会副会長加藤新兵衞辞職願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあこれまで事情人の事情あってあろう中に、それぞれ一つ事情どうもならん。長い間事情一時の処、足らん処改め変えて掛かる。一時の事情人の事情、二度三度運んで、それでもと言えば、心にこうというようにせにゃなろうまい。
 明治31年10月23日
 山中利平、身上願い。
 さあさぁ事情以て事情尋ねる。身上迫る事情理第一。あるとあられん一つの理、大いの理見損い、それ/\重々見損い、一時どうなり一つの理心配はない。道理として持てる身上の処、一時堪えられん。どちらこちらよう合点行かん。そこで、これだけ皆な一時、そんなら堪えられん。実はどうでも実皆んな心得までさしづ。どれだけもの一つの理、心の理と理通り残りゃせん。心の真の理、身の処大層一時掛かるである。どちらへ成る、内々心を治め。後々末代の理。この理伝えてくれ。

 押して。
 さあさぁ尋ねる処、どちらへ理は末代という。一時あの者この者、心の理までにある。何人心を変わりても、変わさん理を治めてやれ。
 明治31年10月25日
 郡山一件(郡山分教会と部内島ケ原支教会と分離につき示談相調いし処、平野会長及び重役員の変心につき、運び方なき故、山中彦七、桝井伊三郎より運びの上心得まで願い)。
 さあさぁ尋ねる事情はどうも余儀なく事情、尋ねる指図数々言わん。どうしたらいかん、こうしたらいかん、言うに言えん。難しい/\事じゃが、どうもこれ治まるに治まらん理はないもの。道という、理というが治まらねば、道の理はなきもの。道という理が皆な出た。道を外せばどうもならん。何時どういう理、一寸には分かり難ない。これまで遠く話しやな。皆んな前々諭したる。どうで一つという道がある。何であゝいう事になったやろ。一つの心という、道という。心から道、道から心、どれから掛かろう。途中から道を踏み間違うたようなもの。順序理どちらどう、こちらこう言うたて、聞かん理諭したてどうもならん。道という、心という理があって、心と心と合えば成り立つ。合わねば離れ/\のもの。今日に今日、教理が心にあれどもうっとしいもの。人間心の理、一つの道を通れば道という、可愛いという。助けにゃならん。育てる道から治めるなら治まる。世界一つの道理、何ぼ言うても聞かん。いついつまでもそんな事はない。治まった一つの理がなけにゃならん。何ぼ日経っても、始めた理から始めた心を以てすれば、治まらにゃならん。一時の処行く行かん、こんな指図というものは、下だしようがない。

 押して、平野楢蔵、会長の辞職及び本部員の辞職本部へ差し出せしにつき願い。
 さあさぁまあどうもならん/\。いろいろの話し、いろいろ万事段々の上から、段々どうしてこうして、皆んなして居る中の、当分一つの心さえ除いたら、一時にどうという事、これは言わんで/\。さあさぁ長らえて、あちらへこちらへ、どうがよかろこうがよかろ、中にほっと思やん。皆満足さしてくれ。これまでの処、あちらも喜ばしこちらも喜ばし、これで成る程一つの順序、一つの心、何かの指図でけるかでけんか、聞き分けてくれ。
 明治31年10月26日
 南海、分教会長山田作治郎及び役員一同山田三女たみゑ出直し及び教会治め方事情願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、いかな事情身の事情、身という、身から事情尋ねる。我が身、身から尋ねる。尋ねば双方の中の理を諭する。心という理を鎮めて、しっかり聞き取れ。この道という、道は一つ教えは一つ、遠い所それぞれ伝う心は日々受け取る中に、段々事情一つ、あちら事情こちら事情あっては心に楽しみない。心は澄んだ理が楽しみ。中に一つ心と心の理があっては楽しみあろうまい。双方の中へ諭す。一時尋ねる処身上から事情尋ねる。思い/\の理を尋ねる。双方の中の人と人との事情、大きい理というは、皆んな理は双方相持ち。相持ちの理がなくては、どうもならん。一日の日も変わらず、心に持って日々楽しみの理は相持ち、相持ちなくては苦しみや。遠い所あちらへ歩びこちらへ歩び、中々であろ。一代何をしたやろ。年限の中数々の理あったやろ。心という、いついつまでなら末代の理。末代容易ならん理である。いついつの理末代の理。又一つこうして皆んな中に一日の日尋ねる。どういう話があろ、どういう理がある。思い/\の理である。これまでというものは道の掛かり、どんな事思うても、思うように行くもあれば行かんものもある。治まって、どうなりこうなり台が出けたようなもの。これまで順序の理は世界教え、一つ話し、一つこの理より外はない。道の理一つ、これより楽しむ理はない。一日の日より思い立ったる、将来の理楽しみ。人間いろいろ思う/\。取り直しすれば元々の理と同じ事。将来末代の理と言う。皆んな揃うてこうと言えばこう、言いよう取りよう諭しようで分かり難ない。この理聞き分け。会長という、会長ありて下、下ありて会長、俺という我という理は添わんによって、この順序から治めるなら、皆んな治まるで。
 明治31年10月26日
 桝井安松、身上/歯の痛み願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、いかな事情も尋ねにゃ分からん。前々一つ、ようこそ尋ねたなあと諭したる。治まれば身上治まる。古い処の理、一日なりと楽します/\。これ一つ、後は一つ。堪えられんと言うであろ。一時一つ事情、後一つ小人という、段々事情、内々の事情であろか、道の事情であろか分からん。尋ねる。分かるように諭す。皆な双方の理も分かる。よう聞き分け。長い話に伝えおく。年限の間、それぞれ皆んな日々順序の道考え思やんしてみよ。婦人会の理、婦人会を始め掛けた。これは名々一つ思えば、一時どうなる。事情の道と言えば楽しみ。身上は楽々と言うて、長らえての道、長らえての苦しみ。未だや/\年限余程身を苦しんで、年限長い間、どうなる知らんと思うた日もある。指図に基づいて日を送り、楽々と使わして貰うた。日々取次出る中である。又一時掛かる/\、身上に掛かる。指図に順序、中に何名取次何名中何人この理を取り調べて、心に感心の理を治めにゃならん。この道(は)どういう事から成(り立)った。男女隔て(は)ない。(これを)一つの台にして始め掛けた。この理がとんと分かり難ない。この道の始めた教祖一代の処は女(である)。後(本)席は男(である)。(そこに)男女の隔て有るか無いか(聞き分け)。この順序の理(を)、日々取り次ぎ(をせよ)。(道に)男女の隔て(は)ない。

 今日入り明日入るような者には、どうせいこうせい言えようまい。道なき理はあろうまい。無理に入ろうと思うても、入られるものでなし、入れようと思うても、入れられるものやない。隔てる理はなきもの。取りよう聞きようの理、又一時の理、又分かり難ない。名々さえこうと言えばこう、誰がこうと言う者はない。よっく聞き分け。心又一つの理が治まらねば、尋ね返やすがよい。ほんにこうと名々からこうすれば、皆んな心を寄せてくれる。入って長らくの道と言えば、日々取次の中、こゝらから相談せにゃならん。相談すれば、こう/\言わねばならん。名々からこうすれば、それはいかんと言う者はあろまい。上から下を育てにゃならん。一日でも早く入りた者は、育てる理がなくば聞き流し、思い違いなら、育てにゃならん。思い違い/\、これから綺麗な順序聞き取ってくれにゃならん。上の理寄って聞き取ってくれにゃならん。

 
押して願い、おことの事でありますや。
 さあさぁ尋ねる処/\、まあ年取れた者/\(という)。そりゃ今一時の処、ならんと言うやない。今替わり??/\わり番/\(という)。それはならんとは言わん。休息所/\、結構/\(になるそれまで)、当分の一つの当番、当分日々の順序(である)。もう程のう日が移る。どういう役はどういう役(と明らかになる)。程のう教祖存命(の)順序(明らかに)、楽しみ移(映?)って、一つの理(という)。又程のう替わって(来るので)、一つ楽しんでくれにゃならん。さあさぁ未だ/\順序諭す。書取/\の理、筆に記したる。書取の理清書、こういう理の諭であった、どういう事やら答がなくばならん。どうも、道理の道が鮮やかならん/\。日々寄り来る中に、取次何人あるか。人数改めてみよ。何人あっても、出て働いて居る者もあろ。順序替わりて働いて居る。そんならすっきり揃うは、年分に何ぼうもない。大祭と言えば皆な揃う。間は用がある中に、よう聞き取ってくれにゃ分からん。日々別席皆んな諭する中に、どういう事諭する者もあれば、こういう事諭する者もある。未だ一時は定めが有って定めない。日々取次、別席言わにゃならん理言わず、言わいでもよい事言う。早く取り揃えて一つ順序という。

 教長へ別席の順序願い。
 さあさぁ別席というもの、これ始めた時から理を以て始めた。最初一席三名、段々始め掛け。取次三人、書取一人、筆は三人にまで許してある。取次どうもならん。思い/\勝手を言う理がありては、欠けて了う。近い所何程の事がある。遠い所より席と言うて、教一つ楽しんで来る。先々信徒心を揃えて来る。大抵やない。皆んな揃うて来る中に、数えられん。それぞれ心運んで、連れ戻る理を治めて来る。日々席さして、遠く所を戻りて来る。栄える元という、栄える順序の理、取次から始める。取次、人を改め/\。何人の中に何人ある。席一日遅れる二日遅れる中に一つ思いやらにゃならん。特別何席、十分運ばしてある中に一つの心の理を思いやらにゃならん。区別掛け隔てあってはそもそもという。遠く中を連れ帰りてそもそもでは映し難くい/\。一日に何席するという。成る程/\という理が治まる。今日は何する、道の理を諭す。道具に譬えて話す。要るものによって違う。道具を持って居てどうもならしょまい。指図は台。取りようという、聞きようという。清書して、この理があったと言えば、一々届けにゃならん。名々ばかり道理治めるのは、仕難くうてならん。心の理を積み立てゝはどうもならん。年中に席の休む日は、何日あるか。何時でも勤めさしてある。席がなくては満足与えられようまい。余儀なく席が休まにゃならんようになる。さあさぁこうして話し掛けたら胸に嵌まるで。名々合点行くまで尋ね返やし、一時でも、二時でも、神は退かんで/\。

 
押して。
 さあさぁ尋ねる処の理が治まれば諭しよう。取次何人ある。日々楽しんでこそ取次取次。皆そもそも、一日休み、三日になり、鮮やかならん。苦しいからや。何人別席、屋敷何人ある。役員の中、屋敷の中で今日明日に上ぼって運ばりゃしょうまい。皆々の理ではありゃしょまい。昨日や今日、一つ運ばしょまい。同じ一つの理を以て通れば、同じようにせにゃならん。むさくろしい/\。一寸話し分かり掛ける/\。取次一条の話し、一寸話し分かり掛けた。取次同時同格同様、同格外れて同じ理とは言わさん/\/\。

 押して。 
 さあさぁ分かったか/\。女と言うてならん。女は入れてない。今日から入りて勤まらん者は、同格とは言わん。同格同様の使いである/\。

 押して(女)
 さあさぁ道理を以て話し掛けるから道理を諭す。満足という理を知らんか。日々嬉しい満足の理を知らんから、この理分からん。この理が分からねば、何名何人のうち、外れのようなもの。今日は余儀なくどうもならん。余儀なく勤まるか勤まらんか。満足という理分かりたか。分かりたら分かりたと言え。さあもう一声/\、どういう理を話しする。身上から事情尋ねる。こういうさしづあったとて、皆んなそれぞれの中から、何処にどういう理あるまいかも知れん。世界身上から寄せる。楽しみ中々の理、たゞ一つの何でもなき者なら、尋ねただけの理を諭す。又一つ深き/\の諭する。楽しみ一つの理である、と、順序一つの理を指図しておく。
 明治31年10月30日
 辻豊三郎、身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、どうも身上に心得ん理、尋ねる理を諭する。理という理を以て諭する。聞き取れ。段々長い間道についての年限、心だけ通りた理によって、縁談一つの理も結び、運び尽した年限の理を諭するによって、長らえて/\、順序諭するによって、積み重ねた順序から諭す。筆を取れ/\。さあさぁ筆を取れ筆を取れ。どういう理を諭す。道のため心を長らえて運びたる処、年限尽して一時改めて、そこえ/\心だけ運んで居る。若き夫婦尽した理が因縁、運んだ理が因縁。ぢば一つ互い/\、ほんに/\古い話しで、日々若き心を寄せて安心をさす。これが道の理かいなあと言う。親がある/\。タンノウさして道の理かいなあ。
 明治31年10月31日
 増田たね51才、身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、尋ねる事情には、一日の日を以て楽しんで道の理追々楽しみ暮らす中、一時どういう事である思う理を、諭しよう。こんな事知らなんだ。道の処運び、成りたけ運ばして貰い、身上にこういう事がある。名々それぞれ思う、どういうもので鮮やかである。身上第一の処自由ならん。為す一つの理という。身上こんな事と思う事、更に持たず、道の理治まって、家内治まる。世上間々あるであろう。そりゃあって何とする。不自由中一人してこうしてならん。身上どうなっても不自由なき、とんとこのサンゲどういう事になるか。諭してくれ。又々一つの理があれば、自由という理も知らしておく。自由して楽しみなら分かるであろう。
 明治31年10月31日
 古倉槌蔵、小人2才出直しにつき後々心得まで願い(樫原所長)。
 さあさぁ尋ねる事情/\、余儀なく事情を尋ねるであろう。一度ならず二度ならず、出越して一つ事情、堪えるに堪えられん理であろ/\。一つ理を諭するによって、心を確に持って聞き取れ。これより先という、先と前との理を聞き分け。道のため尽して居る中、出越して居る中に一つ事情なあ、と思う。内々もこういう事と思う。よく聞き取れ、前々にもこう、一時こう、世上の人が何と思うやろ、更々思うやない。心沸かすやない。世上の理を見てタンノウ。大難小難、道順序あればこそ大難小難。順序の理があるのやで。それぞれにも、その理を諭してくれ。内に居た処が、天災事情がある。前々事情分かりゃせん。前生一つの理のサンゲという。これだけ諭す。成らん中、道のため運ぶ尽す理は、日々受け取りてあるで/\。たった一言が、第一の理であるで/\。
 明治31年10月31日
 森井熊吉26才、妻さき23才身上願い(城島分教会)。
 さあさぁ尋ねる事情/\、身上に事情なくば尋ねしょまい。尋ねるからは、一つ諭そ。一つ将来順序の理を知らす。一人の処道のため世界のため万事のため、心を治め。日々運ぶ処受け取る。又一つ身上に事情どういう事であろ。身に障り思うより軽い。身の障り話しの理を聞いて理が治まれば、直ぐに治まるが、身上に事情あれば、どうでもならん。成る成らん、成る成らん理が、世界に間々ある。一時尋ねる事情、さあさぁ道のためこうして尽して居る。順序の理は世界にある。尽した理は将来の理に治まる。どんな大きいものでも、たゞ心だけではどうもならん。道のため尽し果たした理は、難儀不自由という理はない。どんな大きなものでも、なくなればそれだけのもの。もう人間というものは、生まれ出る日があれば、出直す日もある。どれだけの物が有りても、身に不自由あっては、どうもなろまい。身は案じる事は要らんで/\。




(私論.私見)