(9月) |
明治31年9月4日 |
船場分教会梅谷梅次郎22才、宮川竹23才縁談事情願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、さあ事情というは一つ十分の理、一つ又それぞれ皆々皆な心という。さあさぁ事情は何時なりとも運べ/\。さあさぁ何時なりと/\。 |
婚礼は分教会所でさして頂きたく願い。
さあさぁ治まる一つ、さあさぁ勇んで一つという、こうしてという。年限相応の道、定まりて来る年限相応に諭した理、早いか遅いか見えて来る道の理である。道という、繋いで変わらず天の理という。さあ許しおこう/\。 |
婚礼は陰暦9月中頃に願い。
さあさぁ何時なりと/\。一つ十分の理を許しおこう/\。 |
|
明治31年9月15日 |
津田清太郎出直し後心得伺い(山東出張所担任津田清太郎28才、福知山支教会新築工事に監督致したく候処出直し致せしにつき、一同心得まで願い)。
さあさぁ尋ねる事情/\、さあ尋ねる事情、普請順序皆勇んだ理。中にいかな理である。勇む中いずむ。おゝいの外じゃなあ。一つ改め。かくかく余儀なく事情通り、段々事情運んで重なる、十分の理にある。こういう事である。又思う。思うやない。是非なく、ようよぅの道を将来理を通ったも同じ事。後々一つの楽しみ持たさにゃならん。順序尋ねる処、あんな中どういう。世上一つの理を見れば、弱いなあ、ころっと違うで/\。この道に添うて通れば、末代の理に寄せてやるがよい。 |
|
明治31年9月15日 |
仲ゆき長男喜一、身上願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、どうも一時尋ねる処、余儀なく事情尋ねる。道のため長らえて、どういう事でこうなった。一時の理が残る。それ思うやろ。よう事情聞き分け。日々尋ねる中に、一つの順序治めくれ。為す因縁、因縁/\と言うて了えば、それまでのもの。因縁という理を聞き分けみれば、どうである。真実中にどういう事情思うやろ。身上は大層の理である。なれど、心に思い開き、成ると成らんの理を聞き分け。成る因縁なら、何遍でも同じ事。この理を鮮やか聞き分けるなら、又一つ事情。 |
|
明治31年9月16日 |
山田作治郎、長女ゆきの10才身上願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、尋ねる事情どうも心得んであろう。何度の事情/\よらず、何度尋ねように出越して中に、これは頼り、これはなあ、成るよ/\理で一つ成るよ/\理というは、外々の理はない。元々一つ順序一つの心という。日々尽す処は受け取る。どんな処も怪しい。皆な安心じゃなあ。受け取る理が有るか無いか聞き分け。一時尋ねる処案じるやろう。いつ/\たゞ/\元々心一つ、このぢば一つ、名々治めた理は末代。この順序聞き分け。他に順序の理はない程に。 |
|
明治31年9月16日 |
岡本丈太郎24才、願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、身上一条の理を尋ねる。成らんから尋ねるやろ。余儀なく事情、身上は大層事情。大層じゃが一寸指図及ぶ。名々心得までの理に諭す。この道という、ほんの心まで(の道である)。どうせにゃならん、こうせにゃならんとは言わん。諭し一つ、たゞ心一つ(という)。ほんの言葉の理が一つ(大切である)。ようよぅ一つ身上思やんする。(しかし)身上判然せん。心得順序の理(を諭せば)、何がいかんこれがいかん(というのは)、名々(の)心得まで。強(た)ってどうという話(は)せんよう。たゞ心次第(という)。内々順序分かってある。名々心という理、これまで道のためを思い、身上こんな事で何という。為す理諭する理は、因縁の理。成ろと思うて成るものでない。人間生まれ更わりある。これさい治まれば、又一つの理がある。 |
|
明治31年9月16日 |
井上長三妻ハル37才、父土生忠二72才伺い(中津支教会)。
さあさぁ尋ねる中に、又事情として見る処、何と思う。日々であろ。日々の心取り直さにゃならん。一つの理、道のため人のため、順序日々通り、内々こんな事でなあ、一寸思えば、そうじゃ、成るも因縁。よう聞き分け。因縁と言うて了えばそれ切りのもの。今一時成る処、心いつにたっても同し事。為す理を聞き分け。教会や支教会や。重なる一つの理である。寄り来る役員や/\ありゃこそ、一つの理を相持ちと言う。散乱の心を治まり、よう聞き取って、早くの心を治めてくれ。 |
|
明治31年9月17日 |
宮本梅松身上願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、尋ねる処は余儀なく事情、いかなる理である。第一身上一つの理を、世上一つ何と言う。よう理を聞き分け。取り直せ/\。身上の処は、これまで因縁説き諭したる順序の理を、聞き分けてくれねば分からん。身上不足なる。何でやろと思うなれど、道にある。皆んなさんげという順序、しっかり伝えてくれるよう。知らず/\年限を経ちたるを、諭してくれるよう。順序治まれば、身上自由という。これ伝えてやってくれるよう。 |
|
明治31年9月19日 |
梅谷四郎兵衞身上顔に出物につき願い。
さあさぁ尋ねる/\、事情から尋ねる。どうも変わった事である。名々道を押して指図通り、理を守り名々心でどうという、この身上不思議なる。それは心に一つ十分指図以てどうも心得んである。通りたる名々勝手した事でないも、指図を以てでき、印しを打って一つ/\通り来て、案じた事も話し通り、理を聞いた通り成って来た。一時身上こう分かって来て、所を立ち退いて、こう指図通り成って来た。皆な一つの中にこれまで順序理で成った。皆な年限の理で成った。それから順序の理成って、日々取り扱い、俺がこうしょうどうしょうできたやない。皆な指図でできて来た。年限相応尋ねる順序の理を諭して、皆な手を繋いでどんな事、危ない処も日が経てばそれ/\も楽しみ、心配して日々働きの理で成るのやない。そこで一人の中やない、皆々の中に諭する。取り損いあってはならん。千切れ/\で了うた分には、もう一遍どうもならん。この一つの理を台として、皆なこの中取次/\という。今日にできるものやない。こうしてやろうという理で出来るものでない。どんな者でも居ようと言うても居るに居られんか、それから順序大勢の中思うな。年限取次旬々、今日は暇じゃと言うて、一人でもよい、道という、あちらこちらの道十分作り掛けたる。急がしうなる日が見えてある。取次数々人々数々の中、区別相当の中を集め順序の理を諭する。見比べて人々比べ合って一人かと思えば理を失う。小さい事と思えば、ころっと違う。毎夜伝えたる。日が経てば勝手出してはどうもならん。誰と/\心うっとしい。強いと思うのが弱い。この順序皆な相談して同じ一つの心、取扱い、何でもないと思たら、ころっと違う。取り運び、今日が明日か隔てゝ区別あっては、これまで早く話せにゃならん。皆な遅れてある。書取、筆取違う/\。悟り違う/\。皆なそれぞれ指図をつく日たり、どうもならんで。身上案じてはならん。これを諭したら万事中取次一人じゃないで。何人の中どうやこうや、刻限順序読みようで取り違う。小さい事から始め。小さい事から、この道夜分やら昼やら分からん。何年にもうなる/\。その日が見えると楽しまし、目に見えん楽しみは中々やなかったで。何人ある、掛け隔てうっとしいてならん事も、小さい事は、この理難しいてならん。取次中/\にもう人々見分け/\隔てある。取次何人一人の心。一人のする事も同じ事、諭したる順序の理として、なけりゃならんものである。 |
暫くしてから。
さあさぁ筆取れ/\。取次一点の話、一点の理を諭する。さあさぁ取次一点話どういう話という。取次何役/\、役の理は渡してない。何人あれど一つの理/\。もう順序一人先に立って、後々育てるがこの道。日々兄弟の中、先を兄とす。中を順序、この理この道である。内々理を諭する。それが一つの台。名々が勝手から理が台、後から先から間違うてある。神の指図守りて居ると言えん。この理、あちら一寸濁るこちら一寸濁る。堤切れば、容易ならん理が出る。ならん日があってはなろうまい。中は美しい口で言うて、行いと違うてはならん。塵があって、一つの水の中に塵があっては飲まりゃせん。この道理から聞き分けてくれ。これさえ澄めば綺麗なもの/\。中に一寸/\濁り/\の中で綺麗な働き出けん。又大事な事は掃き掃除拭き立てた上にも拭いてする。屋敷の中、罪ほこり、掃き掃除が足らんから塵が溜まる。こういう諭しあったと談じてくれ。又々一つの話しある。刻限詰み切りてある。順序一時の話はしておく。 |
|
明治31年9月19日 |
清水与之助心得のため、端田久吉事情願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、皆なそれぞれ一時余儀なく事情、尋ねる事情、元々と言えば元々理、こういう事で所始め掛け。順序相談で出来たもの。言わず語らず、順序前々から順序、時と始める心、想像で一つ組み立てたもの。心というもの、名々こうあったけれども言えん。心淋しいなあ、どうも頼りないなあ。三度五度気の休まる心諭してやれ。心からこうと言えばどうもならん。いつもどうしょうこうしょうどうもならん。聞かん者はどうもならん。心の違い程怖わいものはないで。心が違う。人間身の内神のかしもの、心一つが我がの理、と、前々以て諭しある。心というもの程怖わいものはない程に。順序以て諭しおこう。 |
|
明治31年9月20日 |
山本藤四郎長女うの20才、縁談事情願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、縁談事情理を尋ねる。今一時の処に掛かる事も一時又一つの理がある。とんと心がなあ。その日来たらん。一つ理を改めて、後々事情尋ねば、明らか事情諭そ。 |
|
明治31年9月20日 |
岡定平身上願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、さあどうも身上心得ん事情尋ねる。どういう事であろう。皆それぞれ思うやろ。よう一つ事情は、中々事情大層事情、さあ一時一つ事情、早く諭してくれ。どういう理を諭すなら、よく聞き分け。これまで長らえて道筋道すがら、ようよぅと思うやろ。皆々一つこれまで道尽して今この身上切なみという。又立ち寄って諭すもの、心という理があろ。よう聞き分け。万事の理に諭して、一つ理に諭す。これまでの処十分受け取りてある。一代と思うたら頼りない。理は末代。所に何もなき処、容易ならん処始める。それ一つ拵えるは容易やない。これ末代というは長いもの、切りない。よう聞き分けて、これでこそ。タンノウさしてやらにゃならん。早く順序運んでくれるよう。 |
|
明治31年9月22日 |
増野正兵衞、道の友雑誌の件より身上願い(76号より78号まで3号分内務検事局へ納本せず、その件につき、警察署より三度呼び出し手続を出し、又奈良区裁判所より24日午前9時出頭致せと申し来たり、二三日前より身上しんどく又常に目がかすみ細かき事見えぬ処如何なる事でありますや願い)。
さあさぁ尋ねる事情、身上に日々処心得ん。事情変わっていかなる指図、一つ指図変わらん。筆取り違う。聞くよう諭し違う。この理を又鮮やかならん。急いて一つの理ある。順序成程筆の取りよう中、諭し違いあっては、何度/\鮮やかならん。名々筆取諭しにして、又何度身に一つ/\内々段々家内順序なあ。一度二度三度どうであろう。指図を/\、心を身上長らえて結構じゃなあ。よう聞き分け。諭し通りできようまい。話し合い伝え合い、そうじゃなあ。互いいち尋ねる。尋ねた理通りた。尋ね掛け。第一/\元に掛かる。この順序聞き分け。どうこう一つ一時の処、書き違い取り違い、悟り違い/\あって、今一時行き合うまい。先々行き合うまい。当たり難くい。前々諭し掛けたる。これも違うてあってあると、一度の席を悠くり尋ねるがよい。 |
暫くして。
尋ねる事情、時々順序以て通りよい。一時唸らすなら、時の場合以て通らにゃならん。指図言うても向こうに分からん。その日/\一日の日順序という。 |
|
明治31年9月23日 |
諸井国三郎、全戸本部へ引き越しの願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、事情は長い間の事情、よもや/\事情あろ。旬という、順序旬という。いついつ治まる/\。こうという治まる/\心に委せおこう。 |
戸籍引く事御許し願い。
諸井政一とろくと二戸立てさせて頂く願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、一戸二戸が何ぼうでも大事ない。段々事情ができて来る。 |
副会長を置くの願い。
さあさぁ尋ねる事情いついつ心が残ってはどうもならん。又変わる道理を治めて掛からにゃならん。 |
諸井松太郎を副会長に願い。
さあさぁ尋ねる事情、皆なそれぞれ大勢の中こうという、皆々精神治まりの理と、皆なの理に委せて許そう/\。 |
諸井政一の身上すっきりせぬ処願い。
さあさぁどちらこちら心に掛かって心が治まれば皆治まる。これだけ諭しおく。 |
|
明治31年9月23日 |
佐々木兼太郎55才、願い(高岡支教会長)。
さあさぁ尋ねる事情/\、さあ身上事情心得んの事情身上心得ん。何か取り違いてなあ、名々心得ん事情尋ねる。又一つ順序指図という。よう聞いて心に持って始め掛け。長い年限楽しみ/\、日々澄んだ日々の理は受け取りある。又一つ順序身の処どういうもの。ほのか/\聞く。順序、それはどういうもの、心に掛かる。長い年限、道筋一寸どう成ろ。崖の話し、心に一つの理。心よう聞き分け。いつの指図にも、どうせんにゃならん言わん。心だけの理、重々に受け取る。身の処、案じる事要らん。どういう事も、一時治める。何よの事も、サンゲという。この理、よう聞き分けてくれるよう。 |
|
明治31年9月23日 |
辻田治三郎52才、身上願い(池田役員)。
さあさぁ尋ねる事情/\、身上一つ/\いかな事情尋ねる。尋ねるから、一つ順序の理を諭し置く。これまで身の処、どうもなあ、心得ん。一時の処ようい/\日を送りたる。一つ道のために尽し(た)一つの理は十分受け取る。受け取りた(か)ら今日の日と言う。尽した理は、生涯末代の理(である)。尽した(の)になあ(という心を)必ず持たぬよう。一時事情(は)大層(という)。一つ心の理より順序(の道を通りながら)、何をしたんやら(と思うであろう)。(しかし、尽した)理は末代楽しんでくれるよう。いかな理も諭してくれ。さあさぁ尋ねる事情、前々理の諭一度の諭、末代の理(を)楽しんでくれ。道が有るか、(今まで道がわから)無かったと、この理(を)楽しんでくれ。楽しみの理を諭す。 |
|
明治31年9月25日 |
増井りん身上願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、どうも事情身上心得ん/\(という)。右左(の理を)思う。右は悪、左は善(という)。右は悪の知らせという。左は善の知らせという。(しかし)右(である)さかい悪いと言えん。(その)中に順序の理があって(知らされると)心得(るよう)。身は案じる事は要らん。順序(の)理(を)しっかり改め。しっかり取次心得/\。さあさぁ理という、諭し掛けるから詳しい筆に取ってくれ。この道歪み屈みの道はない。取次理を取次ぎ、どうも曲がり屈み、どうも軽いと思うか、重いと思うか。重く取れば一つ順序理を聞く。日の出る日遅れてならん。この順序の日を待ち兼ねた。何遍筆知らして繰り返し/\てある。諭し間違う理が、取りようで間違うからどうもならん。悪風という、見る一つ間違い/\理が、悪風となる。皆心を合わせ、この屋敷勤め(を)何と思うて居る。心真ぁ直ぐ(なれば)極楽屋敷、陽気屋敷(である)。一日(屋敷に)入るにも、これ(を)よう聞き分けて(くれ)。一日の日指図、何が順序改め、何が見難くい。人々心変えて、立て合い程見よい。神の目には鮮やかな道。世界曇り乾かんにゃいかん。順序の理、何遍でも分からにゃ尋ね返やすがよい。 |
|
明治31年9月29日 |
本席御身上御願い。
さあさぁ/\、さあ尋ねる/\/\、いかな事ももうこれ尋ねるから些かな指図する。長いさしづ、数々しても分からん。指図は一つも有るとも無いともない。違うさしづはせん。道のためにならん指図は一つもしてない。皆なそれぞれ人間寄って指図すれば、神の指図は要らん。兄弟同じ兄弟一つなら同じ理。勤め難くいという、一日二日三日の間というは、余程順序理を重ねた理。幾重の理、十のものならまあまぁよう七分と言えば、そこえ/\あちらこちら三分より用いてない。後七分の理はどうするか。何処へ尋ねる。この順序よく一日二日はどうしてなりと日は送れるもの。三日四日経つ中に、順序理を運べ。中に十日二十日三十日経ち、一席二席と道理何と思う。運び順序理と思うか。取次あちらこちら身の障り、十のもの七分まで運んで居るように思うて居る。なれど、三分治まりない。なれど有る無き言わん。諭し理という。何から出た理、人間心日々勝手/\理なら、何にも指図要らんもの。事情願い日々席順序、どう取って居るか。席の身の内どういう理と思うて居る。十年三年後の理を残し置きたる席であるで/\。事が間違えば間違う。今日から改め/\。これも間違う。こういう理拵えた。名々り合うて、一日の日を以て願うがよい。席の順序聞き分け。席が悪ないものが、悪いと言うて休む席じゃないで。夜の夜まで、席を勤めさしてある。遠く所から、何がために遠く歩んで来るか。日々別席/\、中に取次、何名何人ある。今日明日というものに理があるか。ほんにこれまで順序取り違い、人間心の指図拵えた。一日/\積もり/\、席の順序、今日の日はどうじゃ、三日五日どうなりと送れるもの。十日二十日経ったら世界何と聞えるか。さあさぁ一つ理を聞き分け。長い短い、高い低いと、これに理がある。高い所は高い、低いものは低い。これ高いもの、あちら二口三口、神の指図削って居るようなもの。これをよく聞き分けてくれ。 |
|
明治31年9月30日 |
午前2時、刻限御話。
さあさぁまあまぁやれやれ、ふんふん、やれやれ、話し掛け/\。さあ今夜はどういう事を話す。年限/\(という)十年一寸余り(以前は)、どうして行こう(か)と(思えども)、かいだるい/\(ことであった)。刻限刻限(という)、何ぼう刻限(で)知らしても何の指図(をしても)、とんとどんならん/\。十年この方、つとめせにゃならん。つとめで開かにゃ開けん/\(と思いつつ)、ならん/\で暮れて了うた。一日前二日前、いかなる事も一寸/\、理を聞き分けて居る中に順序も知らしてある。理も聞いて居る間と刻限と何でも彼でも分けて見せる。年限十年少し前、どうでもならん、こうでもならん。ならんから(教祖は)暮れて了うた。世上あちらこちら、一寸/\にをい掛け、年限相応のもの、可哀そうなから、この学び道をつけた。その学びの道は知らん。これから先長い/\年限である。未だ/\一寸には運べん。一寸すっきりのもの、二分通り仕上げたら、覚束ないもの。十分のものに仕上げたら、どういうもの。どういう筆を取る、こういう筆を取る。筆に記してくれにゃならん。言葉で諭してもどうもならん。十分知らしたら、一つ/\治めてくれにゃならん。筆に記したとてどうもならん。
皆な勝手の理を拵(こしら)える(からどうもならん)。何を思うても、この道(は)神一条の道(である)。どんな事も(成り)立てゝ見せる。これから(は)どんな事も神は大目に見て居る。神というもの(は)、そんな小さい心で(は)ない。世界中(の)子供を寄せ合うて、これもいかんあれもいかん(という処を)、ちょいと/\(と)治め掛け、世界(に)諭し掛け(て来た)。(今まで)あらあらの道(を歩んで来たが)、二三年前までは(神の思惑が)一寸も分からなんだ。あちら(の)高い所/\(へ)声を掛け(た)。容易(な事)でなかった。(それが)二分通り上(の)ぼりたら、倒(こ)けて行く。二分通り(も)辛抱ようせず(という処もあった)。(そんな事は)知らんとも言えようまい。今日の日(神は)見て居る。(この道は)神一条の道で神一条の言葉でできたもの(である)。早うから(皆の者に)仕込んである。どんな事もこんな事も、分からん(ということではどうもならん)。
事情又替わる。代の替わるようなもの。代替わり、根がどうも難しいてならん。程良う付いて二分通り行て喰い止まりて三分、一分の処難しい。一寸弘め掛け、三分立ちたら七分は直ぐに治める。もう一分難しい。何ぼ諭した神の指図、皆んなあちらへ映るこちらへ映る。勝手の悪い指図は埋もって、こんな事では一分の日難しいなる。迫って来る。この迫って来るはどういう順序の理。諭さりょうか。
多くの中、楽しみ/\いう理が何からできたものであろう。容易ならん道、欲を離れて出て来る。何と思うて居る。日々改めて居る。種という理を以て話し掛け。種は元である。口上手弁が達者やと言うても何にもならん。日々取り扱い本部員本部員というは神がつけたものか。これ一つ改めてくれ。そういう理は人間心でつけた道、世界は人間の道。この屋敷人間心で通る事できん。神の理それだけ難しい。何処へ行っても無理という理はない。神が理を治め掛けたる。世上どういう理以て、何でも彼でも治めて掛かる。この順序聞き分けてくれにゃならん。何処で真似をしたとてならん。何処で店を張ったとてどうもならん。元がないから。この屋敷元なるぢばと言うたる。その元へ入り、神一条の理を持ってくれ。十本の背を揃え、十本の中から段々順序ある。双方の日を重ねにゃならん。日を重ね、恩を重ねてどうもならん。年限重ね、年限曇りなりに通れば、十本の杭を打ったも同じ事。長い短い分からねば、分からん処は何遍でも問い返やせ/\。一つも問い返やさず、長い短い問い返やせと/\言うに、もう宜しいと言うから、神が退いて了うた。それから会議/\と言うたて、人間指図を拵え、取次見苦しい。ごもくだらけ。一寸/\日々積もれば山となる。この、山となったらどうするか、この順序聞き分け出来ねば、人間心通るだけ通りてみればよい。 |
暫くして。
さあさぁ今夜/\は、十分説き聞かして、捨てゝみたり撫でてみたり、親が出てこの話し、何と思うて聞いて居る。十分見えて一つの区域、何っからどういう事になるか、どういう事も諭して、知らず/\に居てはどうもならん。ほんに今のもの、年限も来たら日々の処治まり、代も替わり、二代三代治まるように成る。一代で詳しい事分かりゃせん。寄り合うた中、十人の中、言葉一度に出さりゃせん。大掃除や。この順序見難くい。この理に止どまる。ほんにそうであったか、ほんにそうと尋ねてくればよし。この順序の道定めてくれねば、尋ねるまで。これ一つ諭しおく。 |
一二三の理を尋ねるにつき伺い。
さあさぁ一寸話した/\。中にて、一、二、三、中に取り混ぜて話し、一二三分からん。未だ分からんぐらいは大事ない。分けて一時順序運ぶ。心に日々曇りなく、道理からの理。その中に聞くに聞かれん、見るに見られん、高い低い理、長い短い理。よう聞き分け。神の指図を聞いて、分からん事を聞き分け。どうもならん。何ぼ諭したとて、勝手ある。善いと悪いと、長い短い、ほんにこれでこそ神の話し。指図通りよりならんものと定め。春以来順序一点の点を掛け。やっぱりどうもならん。どうやこうや知らず/\運び掛ける処、人間心残念。台というこれが段々に聞こえ/\て中にこうやと言う。そうやっしになって了うてはならん。一時一つの心、ならん処から、段々諭し掛けたる。指図通りすれば、大きの声で、どうやこうやと聞いて見苦しいから、そんな屋敷であろうまい。名々心に一つ成る程という日から連れて帰ってる。成る程の理に、段々区別/\この屋敷にない程に。容易大抵の事でない。よう聞き分け。あの人名々頼り持ったなら、重々の理を楽しみ、理を積もり恐ろしや。たゞ一つ台である。前々本部員/\と言うて居る。これも段々ある。本部員/\何人ある。本部員というものは、神から言うたのか。人間が言うたのであろ。人衆始め掛けと寄せてある。これから一つ考えてみよ。表並び/\、高い低いも長い短いも分かるである/\。我が事した事は、皆な人の事と思たらあきゃせん。我が事と思たら、我が事になる。人の事と思たら人の事になって了う。どれだけ因縁じゃ、因縁と言うても、白因縁ある、悪因縁もある。よう聞き分け。何ぼ本部員第一の空に居た者である。下からならん/\。この理皆なそれぞれ、散乱して心を計ってみよ。上に留まっても、足持って蹴って了たら、ころころと行って了うた。可哀そうなものや。それじゃから、本部員じゃという。あちらへ理を掛け、こちらへ理を掛け、掛けさがしの順序、道とは言わん程に。これをよう聞き分けてくれ/\。 |
|