(4月) |
明治31年4月1日 |
河原町分教会深谷源次郎、分教会長を譲るにつき心得のため願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、まあ一時尋ねる処、未だ一つ事情、一寸事情/\、どういう事という。思い立った一時の心を以て、こうという処、未だそれは一寸事情に旬とは言わん。又々の日があって一つの理、それ日柄ともいう、時ともいう。これだけ諭しおこう。 |
押して、前々身上障りし時お指図の理より右精神を定めお助けを頂き、それより名々内々それぞれ定めし事情につき願い。
さあさぁ思い立った一時を以てこうという処、それはならんとは言わん。ならんとは言わんが、よう聞き分け。一時以てこうという処、そんならと言えばよかろ。なれどそうはいかん。一時の処一寸暫く。 |
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明治31年4月1日 |
朝、吉岡栄蔵、身上願い(近愛支教会長)。
さあさぁ尋ねる事情/\、身上に事情長い間の事情、身上に不足なる。日々の処これまで段々道のため、又一つは事情日々に思い運ぶ中に、身上不足とはどういうものやろう。長い間なら、名々それぞれ内々にもこんな事ではと思うやろう。思うは余儀なくの理。なれどよっく聞き分け。身上借りもの、為す因縁の理も、名々諭す処の理であろう。今日もなあ/\と言う中に、よく聞き分けて、しっかり治めにゃならん。身上は余程大層なれど、一時ではない。よう聞き取れ。身の内不足ありてタンノウはでけようまい。なれど世上の理世界の事情を見て、タンノウの理を治めるが、前生因縁のサンゲとも言う。早く順序の理を諭してくれ。 |
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明治31年4月2日 |
中谷治三郎47才、身上願い(東海支教会役員)。
さあさぁ尋ねる事情身上、さあ一時事情尋ねる。さあさぁ長い間々長い間に身の処とんと心得んなあ、言い/\日を送りたる処、一時身上迫りたる処尋ねる。又一つどういう事、それぞれ心以て養い、なれど鮮やかならん処尋ねる。尋ねば一つ諭しおこう。よく聞き取らにゃ分かり難ない。一時身上大層なりてある処、まあ一時どうとあろまい。なれど、よく聞き分けて治めてやらにゃならん。さあこれまで道のため運ぶ中、身上不足なければ何ともあろまい/\。身上事情皆んなこれまで事情というはそれぞれ諭すやろ。又一つ集まりたる中という。心というは、一時取り直し出け難くい。年は盛ん一つ理である。身上これなればどうとそら思う。よう聞き分けにゃ分かり難ない。これだけ運んで尽して居るのにどうと思う。なれど、よう聞き分け。皆それ/\から諭す中、話に知らず/\為す事情因縁諭す。世界に諭せば、又内々に取り直し、そんだら因縁為す事と言うて了えばどうもならん。皆な諭す中、名々分からん。身上不足なりてタンノウはでけやせん。タンノウはでけやせんがなれど、因縁は世界ある。名々どういう事ありたこういう事ありた、聞いて居る。それから聞き分けて成る程と、よう聞き取ってタンノウ。道ありて道に聞いた理、世界見れば分かる。これ聞き分け。タンノウはでけやせんが、因縁事情世界眺めてタンノウすれば、前生因縁のサンゲと言う。これ聞き分けて、よく諭してくれ。 |
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明治31年4月4日 |
平野楢蔵、日置支教会へ出張中出先より申し越し事情につき願い。
さあさぁ尋ねる事情、どうも余儀なく尋ねる事情、順序の話諭し万事これまで諭したる。急いてはならん、急いではならんという理は、これまでにも重々の理に諭したる。今年出けにゃ来年、来年で行かにゃ又明けてからという。よう聞き分けにゃならん。成るよ行くよの理という。無理な理は成り立たんという。今年で行かねば来年というが、天然の理という。この理は前々にも幾重/\の理に諭したる。その時その場の心、一時思い立った理はその場は治まる。なれど、いついつの理とは言えようまい。十分話しの理を聞かし、真実精神の理を積むという。積んでから運ぶが天然という。成るよう行くようともいう。 |
押して。
さあさぁ一時ならんという。まあ一時ならん処、捨てゝおく事も出けようまい。そこで十のものなら、一分だけでも運べば、それで一時の理は立つやろう。 |
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明治31年4月8日 |
増井幾太郎、歯痛につき願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、身に一つ事情どういう事であろう。心得ん事情さあ持って尋ねる。身上事情無くば尋ねやしょうまい/\。尋ねる事情諭しおこう。長らえて事情であろう、ほのかの事情であろう。なれど、いついつ事情でない/\。万事治まりてある。事情/\尽した理は見える程に、見えて来る程に。心悠っくり持つがよい/\。 |
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明治31年4月10日 |
撫養、部内南阿支教会月次祭の節警察より御勤差し止め致せしにつき心得まで願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、さあさぁまあ心ではどうなろうと思う。こんな事ではいつ/\までという。事情よう聞き分け/\。どうも分からんからや。何も分からんからや。そういう理集めてもの中にどういう理という。なれど、内々皆々心に理治まってあれば、何も案じる事は要らん。成らんと必ず思うやない。これまで長らく通りた処から治めて居れば怖わい事ない。中にどうもならん。これまで年限の道筋思てみよ。成るか成らんか、別段心に掛ける事あろまい。又一つ事情こうして尋ねたら、どうせいこうせい又一つあろうなれど、分からん処どんな事言うたてならん。そこで世界理が寄る。世界の処から心という理定めてみよ。 |
押して本部より一人行く事の願い。
さあさぁ尋ねる処/\、同じ事やで。同じ事や。分かるから分かる。分からんから分からん。さあ同じ事。 |
分教会長よりの願い。
さあさぁまあ成るだけ一つ事情、名々それぞれ集まる中に、心という理あれば、何もおめ恐れる事は要らんで。これだけ諭しおこう。 |
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明治31年4月10日 |
斉藤作蔵長女きよ、身上願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、さあどうでもならんから余儀なく事情尋ねるからは、事情一つ一時の指図。どうも身上長らえてどうも変わりて一ついかな事、日々の処は成らん事である。成らん事やが、理を聞き分けにゃならん。これまで道のため、人のため、国のため、尽して事情中に内々この身上と、こら日々思う処/\いかな事、よう聞き分けにゃ分かり難ない。日々の処何ともなくば何ともない。なれど、身上一つ事情あると、内々堪えられんという処、よく聞き分けて、どういう事という。道の事情理を話するという。為す事情、因縁事情諭す。諭す事情よく聞き取って、まあまぁ知らず/\因縁為す事情、内々なあ、この事情内々治まれば、又一寸治まる。これだけ諭すによって、よう聞き取ってくれ。 |
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明治31年4月13日 |
教長代理として増野正兵衞、永尾楢次郎、木津警察署へ出頭致すにつき願い(前梅谷分教会事情につき)。
さあさぁ代りとして行けば、どういう事もこういう事も、尋ねば話さにゃなろまい。こうなるも前々諭して居たと、くれぐれの理に述べにゃならんで。 |
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明治31年4月13日 |
梅谷分教会事情につき本部員の心得までに伺い(分教会建物奈良移転事情につき、笹西の件、部下の件、村方の件等事情申し上げて願い)。
さあさぁ尋ねる事情/\、指図を以て事情こうと言う。言えば心も治まるやろ。なれど、よう聞き取れ。一度重なる者呼んで事情心得によって行かにゃならん。多くの中には善き理もあれば、悪しき理もある。心の理は散乱の道、散乱の理が根という。よう聞き分け。一つの理を治めずして、理をば計ったか、事情治めずして事を計ったか、所にそれぞれ教会という。皆んな役員集まりの理、鮮やかならんから一つの事情という。難儀不自由も救けにゃなろまい。今一時の事情、どんな事言うも道という理に集めるなら、先々どれだけ大きな理に成るとも分からん。一口の諭幾重の理にも諭しおこう。さあさぁ治めて来い/\。 |
押して、難儀不自由と申しますは笹西の事情に御座りますや。
さあさぁ尋ねる処/\、どうも一時は心得ん。こういう事情とは知らず、人の理に紛らされ、心の理は散乱である。一時尋ねる処、そんならこれだけという、どれだけという、大小の理は立てにゃならん。なれど、難儀不自由の理は、理を変えて救けるという心の理を以て治めてやれ。数々の話長くなると分からん。委せおくから穏やか/\。 |
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明治31年4月17日 |
増井りん、別席致すにつき本籍の守の処如何致して宜しきや願い。
さあさぁ尋ねる処/\、前々よりも皆事情の理を以て話し掛けたる。諭したる。刻限諭したる処、事情はよく/\万事諭したい。皆な取り間違って居る事情ある。段々深い理は、夜一つの理を以て尋ねるがよい。 |
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明治31年4月18日 |
山田作治郎妻とめ、身上願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、さあどうも心得ん事情、どうも心得ん事情と言うて一つ尋ねる。尋ねば一つ理前々に事情諭したる。一つ理前々諭したる一つ理、どうなりの事情こうなりの事情から、身の緩み一つ事情、又候/\どうも心得ん事情はどういう事情であろ。何を知らして貰うやろ。一時の事情というは、容易ならん事情、よう事情聞け/\。一名という一つ理というは、皆な一つの心に成る。掛かるも一つ、思うも一つ、運ぶも一つ、善き事もどういう事も一つに成ろ。善き一時の心というは、いついつまで楽しみ。又中々の中の理、これはなあと言う。よう聞き分けて、一時に聞き取って、これは及ばんなれど、日柄年限という。どうなりという心に掲げ通る事情、よく聞き取って事情というは聞き分け。道があって道理があって事情、この事情から皆んな養いの心に成って治めてくれ。事情は一寸は大層のようなもの、事情は心の一つ養い、心一つの繋ぎ合い。 |
押して、部内負債事情申上げ如何致して宜しきや。
さあさぁさしづというは、取りようで大変間違う。よう事情聞き分けて養いという。心の養い、夜にも思い昼にも思い、思案というは夜にも思やん。道なき道はない。理ありて理と言うたる。万事取り決まり、万事取り決まりて、心の養いと言う。 |
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明治31年4月19日 |
撫養分教会長土佐卯之助の娘タツノ、養子に山田敬誠貰いたく縁談事情願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、さあ縁談事情尋ねる事情、縁談尋ねる事情は、これ一つ事情にて諭し置くによって、よく聞き取らにゃならん。事情どうでもこうでも、あちらこちら縁談、いついつまでの事情、道の通り聞いた通り、将来の心なら、一つ運ぶがよい。事情は一つ、皆な心寄って一つ、さあ何時なりと運ぶがよい。さあ許そ/\。 |
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明治31年4月20日 |
夜、前日増井りん別席取運びせられる事につき、本席の御守欠ける事もありますから如何致して宜しきや伺いせし処、夜深とお指図有之につき願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、さあ尋ねにゃなろまい、尋ねにゃ分かろうまい。尋ねる事情/\は、変わらん事情、一つ時々、一つ事情以て日々席やさづけ、運び方数々ある。日によって数々ある。時々事情、ぼつ/\事情である。中内に若き事情ある。これもせいどれもせい、年々事情以て事情慣れる事情、日々の処、尋ね付き添うは変わらず事情運ぶ。日々席さづけ、この事情日々の処、今日有れば又明日ないという事もある。幾何人互い/\替わり番/\と言う。よう聞き分け。堅くの道運べば/\守護する。中に事情あれば運び難ない。神の運び方は日々、運び方日々、勤めどうと言えん。朝から運んで、又昼からという。日々それぞれ運ぶ中、尚々心合わせて運ぶなら、十分守護という。よう聞き分け。又すれば名々何ぞいなあと皆心に持たず、万事一手一つの心持って、又明日/\替わり/\の理を以てすれば、何処に苦情あるか、何処に難あるか、何処に妬みあるか。これ聞き分けてくれ。 |
押して、日々の当番なり又本席取り扱いも致します事でありますや。
さあさぁ分からん事は、皆な得心行くまで、事細かしく尋ね返やし、人と/\話しの理は許す。又一つ話し合うて尋ねにゃならん。尋ねば諭す。何ぼう席やという中で、一寸尋ねたら分からん。そこで夜深と言うて諭したる。
さあさぁそれよう聞き分けにゃならん。同じ同然という話し、変わらん理ならすれば同然、こらどうこう拵え事、勝手一寸もでけやせん。事情取り替えて一つ事情諭しおくによって、よう聞き分け。事情という、年限諭すは二三年前から、神の理失うて了い、勝手/\の理でそれ仕舞、神の指図、紙に巻いて納して、この理神の残念/\、事情は段々諭さにゃならん。筆取りする者一人。
さあさぁ筆が揃うたら付け掛け/\。これまでに刻限諭したる。又ついでにも諭したる。ほんの一寸、これほんに取り返やしないなあと、十のもの一つ集まる。談じ合う思うて取り替え。腹中に事情運ぶなら、事情段々重なれば鮮やか。これからどういう事情諭し掛けたら、よう聞き分け。年限/\、幾年限/\古い中もあれば、又新しい中にもある。古き中よくよく尋ね合い、万事集め皆な聞き取って知りてる事、皆な諭し合い、互い/\外すから外れる。外れるから間違う。間違いの理に押されな/\。上が怖わい/\。たゞ一つある。日々誠一つが働き、間違いが年限かなの中、名々積もり/\重なるから、むさくろしいなる。むさくろしいごもくだらけの所で住居できるかい。些か中で綺麗になる心が治まれば何ともなく、むさくろしい事が綺麗な事に変わる。日々拭き掃除為したら嬉しいものである。美しい理見たら分かるであろ。前々一つ後々伝えて先のため/\、この話しよう聞き分け。
男々女々働きという理ある。男女隔てない。同じ一つの理。この道始まったは、どれから始まった。皆な心間違いを改めてみれば同じ事。中にどんならん、これから取り直し、これほんにと取れば、鮮やか。年限出て来るばかり。一つ悟れば勝事や、それで重ねて来れば、見て居られん。よう聞き分け/\。おら、そんな事ない/\、むさくるしいない/\。中に神が守護できん。この道皆な理からほんにと、よう聞き分けば、身の内障りなきもの。そら身の内障りや。そら伺いや。こらどうもならん。よう聞き分け。人に理を取って、何の障りあるものか。これから先サンゲは受け取る。善き事は善き事、悪い事は悪い事、皆な理ある。理あれば理が回る。これ日々諭す理は残る。残るものは心一つ。名々構わん。これではどうもならん。事情は皆な見てやらにゃならん。これ一つ胸に留めにゃならん。
働き/\、働きも同じよう見てはならん。中に濁りはどうもならん、濁りの中に神が居らりゃせん。心に理が治まらねば、一つ受け答えするがよい。さあさぁ答あれば答するがよい。一つ/\互い/\、言い合い諭し合い忘れんよう。人はどうでも、名々は言うまで。よう聞き分け。下を助けば上が助かる。上から下を助けるは足場。足場なくして空登らるか。この理軽き理と思うなよ。理は下である、空は上であるし、これ聞き分けにゃ計り難ない。よう聞き分け。さあ四方正面/\鏡屋敷、あちらやらこちらやら、世界尋ねに来る理腐る。理腐るも同じ事、腐ると言うたら腐りてあろうか。
さあさぁよう聞き分け/\。これは子供女一つ諭す。これから鮮やか、真の心に治まる事情諭す。十分というは、十分積んだら、又子供女/\、これ一つ事情/\お前いかん/\、追しょうは一つも要らん。追しょうは濁りの台である。これをよく聞き分け。しっかり聞き分け。どうなりこうなりと、段々年限思う中に、もうやろうか、追しょう/\理重なる/\。名々心から出る。名々心から出るから、名々に仕末せにゃならんで。この屋敷は一つも要らん。追しょうは騒動の元、追しょうあればどうもならん。追しょうの中に濁り心の迷わす理、名々潰れる台してるようなもの。追しょうはその場のもの。良い顔して追しょうから追しょう出る。皆なしてる。息してる間は皆なしてる。子供たる、女たる者まで事情諭してくれ。今日までじっくり見て居た。追しょうから曇る。曇るから世界どうであろう。内らへ入ったら、どうもむさくろしいと言う。
この道は細い道から大き道/\、何処其処何から何、枝先はほんの一寸理を下ろしたる。元に理ありゃこそほんに成る程。世界誰が聞いても見ても、この台のうて台と言うか。これまでの処はこれまでの処、皆な間違うからどうもならん。これまで仲好く理。台として仲好く理は受け取る。受け取れば日々理が回って来る。十分心治め。皆子供たる、女たる者にしっかり言い付け。隔て心がどうもならん。隔てゝくれたらどうもならん。信心道日々処むさくろしい。皆んな兄弟。空を見ればほうと言う。下を見ればほうと言う。不自由すれば、不自由は一粒万倍にして返やす。これ子供たる、女たる者に、しっかり伝えてくれ。 |
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旭日支教会へ田畑丸一丁二畝十五歩毎年玄米六石六斗五升、一時金百五十円、同支教会基本財産並びに維持のため教会の重役員より寄付致されるにつき御許しの願い。
さあさぁ尋ねる事情、まあこれまで長い間の年限という。どうであろ、こうであろという。心という理とんと治まり難なかった。なれど、皆んなそれぞれ運び理を積み重ね/\、いついつまでも堅く/\、いついつまでの理と積み重ねる理、さあさあ十分/\、いついつまで受け取ろ/\。 |
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明治31年4月26日 |
中河、部内摂陽支教会却下につき移転事情願い(本部の御許し相成り、三四度地方庁不認可に付、この度若江支教会を摂陽支教会の御許し有之、林九右衞門の宅へ移転の相談相成りしに付、右摂陽支教会は如何様に致しますか、取り消し下さるか又は後々の心得御座ります故御願い)。
さあさぁ尋ねる事情/\、さあ尋ねる事情は前々事情が二つという/\。一つ事情はどうもこれ心得ん事情という。又一つの事情前々に一つの事情は不都合という。不都合というは、日の足らんからや。日の足らんは心の足らん。これまでの尋ね出る時の事情、将来理は十分なれど、一日経つと忘れ、だん/\経つ。今日の事情又明日という。あちらからこちらから自然々々理にやゝこしい理出る。そこで二つ一つとは成らん。二つ一つとは成らん。どうでもこうでも下ろした理は立てにゃならん。これよう聞き分け。日が足らん。日が足らんからそういう道理になる。二つ一つ取り消す事でけん。よう聞き分け。何年経ってもつける道はつける。人は変わればつける道という理よう聞き分けて、真実治めるなら、程のう/\理現われるという。 |
押して、摂陽支教会取り消す事でけんという処は分かりまして御座りますが、中河部内にこれまで名称御許し之無き新しき所へいかゞで御座りますか。実は若江支教会は只今の処立つ事出けん故、外方へ移転さして御座りますがと願い。
さあさぁ所という、変わるという理はどういう理であろう。尋ねる処それは何処へなりとも。なき所なら同じ理。事情は、あちら事情こちら事情話し合いして、こうと言えば許しおいたる処、すっきり取り消して了う事でけん。なれど、所変わる、どうしたらよかろう、そら相談の上運ばにゃならん。 |
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明治31年4月26日 |
村田おいゑ、身上倒れたにつき願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、さあ身上という。さあ思い掛けない事情、いかな事であろう。さあさぁ事情身上痛み悩み一つ理、あちら変わりこちら変わり、どういう事尋ねる/\。一つ諭す処、よう聞き分け。前々に事情、身上の一つ堪えられん事情、ようよぅの理、年限数えて思やん。よう聞き分け。一時どうとはない。なれど、一時事情何とも思われまい/\。一時事情でない。なれど、事情一つ理、一つはそれそれ世界道理。一つこれ運んで、これから事情諭すによって、これまで長い年限中同じ一つ心の理。成る成らん、思う思わん、心得ん、名々事情という。人々事情によって一つ事情という。よう聞き分けて、もう一年なりと、もう一年なりとという処定めるなら、又事情よく聞き分け。心に楽しみの理聞かせよう。心得えて。 |
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明治31年4月26日 |
村田慶蔵宅日々客少きにつき、暇の間に林由松、道のため布教に出て、徳積み重ねたくという常の心得につき出ると申し長崎の方へという処、いろ/\申し上げ願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、さあ道の事情、一つの事情尋ねる。さあ/\よう聞き分け。内々にも心得事情、諭す事情聞かす。暇になったさかいにどうと、これはどうもならん。用がないさかいにと言うてゝならん。そういう日々の処ではどうもならん。よう聞き分け/\。一人の心にて成ったと思えばしょうまい。又思わりょまい。暇になったさかいにという事情ではならん。一度の理、二度の理、三度重なれば、どうもならん。よう聞き分け。表口締まるも一人、裏口締まるも一人、内らの中締まるも一人、三つ一つの理、締まるのは寄り来る道理聞き分け。寄り来る処に、門口の締まりも、中の締まりも、裏の締まりも、この理取り違いないよう。何か聞き分けて、心得まで諭す。十分の理に諭すによって、よう聞き分けくれ。一時出越してどうしてという。無理にどうと言えん。一時道の上から言えば、どうや暇や暇やと言う理は、道理よう聞き分け。三つの理諭したる。これ、しいかり聞き分けさせ/\。 |
押して願い。
さあさぁそんな心から取り違い出ける。よう聞き分け/\。もうどうであると、思やん取り損い。よう世界から一つ理、国々から一つ理聞き分け。どうで一つ年限の中、今年はと言うてもない事ある。又これではと言うて居ても、今年よかったという。分かりたらよい。そんならどうである。世界内要らんというは、取り損い。取り損いは不足出る。元々取り掛かりた処から聞き分け。又世界十分、道のため尽
した理、運んだ理も聞き分けば、成る程と鮮やかという。 |
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明治31年4月29日 |
高安分教会落成式につき、本席明後日即ち5月1日出張御許し願い、随行員は後より定むる願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、さあようの日/\、ようよぅの日は、さあさぁようよぅの日はこれから。事情は先々長く/\楽しみ一つ、第一一つ皆んなの心望む/\。第一事情この事情よう聞き分け。一日/\を以て出越す処、それは重々の理に許しおこう/\。 |
5月4日より本部長高安分教会へ出張される事御許し願い。
さあさぁ尋ねる処/\、事情は押して事情は願い通り、事情は許しおこう/\/\。 |
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明治31年4月29日 |
山沢ミキノ、以前七箇年の間に知らすとお指図ありしにつき今年十才になりますので前お指図に基づき願い。
さあさぁ尋ねる事情/\/\、尋ねる事情、さあ事情一寸一時の処にて尋ね事情から諭したる処、年限の事情尋ねる事情に諭したる。どういう事であろ。年限延ばしたる。人間心以て想像して、どうであるかこうであるか、小人事情尋ねる事情、どういう処こういう処、誰彼の出帰り/\、尋ねる事情諭す。幾何人出る。一人尋ねる事情は、これは放うとけどれは放うとけは、どうもならん。よう聞き分け。十年後世界事情、後々誰の生まれ更わり言えば世界大変。一つ事情よう聞き分け/\。誰がどう、彼がどう、とは言わん。想像これ一つどうもなろまい。生まれ更わり一つ、因縁古い中、ほのかの中、知ってる者あれば、知らん者もある。ほんにそうであるか、知ってる人僅か。事情古い年限の間、一時話したる処、生まれ更わりたる処、よう聞き分け。この中の中、前々とんと一時後という。定まりありて定まらん。古い事情/\、三十年三十四五年しゅ/\しゅは、しゅ/\の親々、母の母、しゅ母母の理、しゅ/\慕うて出たる。先々事情、今は棟隔てたる。先はまあどういう事になるとも一寸分からん。よう聞き分け。事情想像事情は生まれ更わり、誰の生まれ更わり/\、想像の理分からん。よう聞き分け。この道始め古い理、教祖という。一時かくれ、今一時存命中と言うて諭したる事情は、何年(の)事情と言うて諭し難くい。十年(あと)退屈(の中)から道(を)つけ掛け(た)。先はどうなろうこうなろう(と)思う(であろう)。ようよぅ尽した理は元々(の種)となる。種切れてはならん。切れんよういつまで(も)続くは理(という)。世界治まるは一時種という(理が大切である)。種から、どれだけ枝は栄えるやら、実のりするとも知れん。先々(は)理は聞き治まるという。聞き治まるという。 |
おしゅさん/\と言うて話して居る処へ。
それぞれ話々聞いてる者あれば、聞かん者もある。道理諭したる分かりたる/\。 |
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明治31年4月29日 |
下東冨太郎、身上願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、身上の事情、さあ第一事情尋ねる。一つどういう事であろう、どうでも成らん/\と言う。どれだけ諭すれど、聞かすれど、身上鮮やかならん思う。成らん事情尋ねる。尋ねるは一つ諭しおこう。よう聞き分け。早く諭さにゃならん。長らえて成らん道通る。ようよぅと思う。身上いかな事と思う理であろ。よく聞き分け/\。一時の処、余程大層。事情大層はいかな事情/\諭しおこう。何をしたんと、こんな事と思わず、これまで運ぶ事情受け取りてある。受け取りてあれば、身上どうと思う。思う処取り直し、早く伝え。尽した理は将来末代理。身上事情よう聞き分け。何でもなくば何ともない。長らく道通りた理は、将来末代という心定め。末代と一代と、ころりと違う。この理聞かして、心にタンノウさゝにゃならん。 |
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明治31年4月30日 |
森岡勘三郎18才、身上願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、身上に事情が心得んと言う。いかな事情であろ。どうでもならん/\。尋ねる事情には余儀なく事情、身上事情は余程大層、大層と言えば、どうであろうと言う。一時事情どうこうはあろまい。なれど、大層。まあ事情は内内事情、身上事情ありて事情尋ねる。どういう指図であった。一時の理待つであろう。事情一寸諭しおこう。これまで段々道に尽し運び日々事情、これは受け取ってある。なれど、身上余程大層。事情は何であろう、何をしたんやら、言わず持たず。諭す事情、為す因縁事情、この事情聞き分けにゃならん。大層なる理/\事情内々事情なくば何ともあろまい。一時の処では堪いられん理取り直し、為す事情/\因縁事情世界諭す事情、内々に事情、辺所世界皆な為す事情、因縁聞き分けて、前生因縁のサンゲ、この理よう聞き分け、聞き取ってくれ。早く事情諭しおこう。事情しっかり聞き取りしてくれ。 |
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明治31年4月30日 |
奥中宗市郎家族共奈良へ引き越しの願い(奈良支教会講社)。
さあさぁ尋ねる事情/\、さあ一時以て事情尋ねる処、一つの心以て事情と言う。又日々の事情/\、さあ内々一つの又事情万事一つの理という、よくよくの理聞き分け。誠の心一つ事情にて、一日の日願う日尋ねる日、事情は/\将来/\一つの心、日々の処内々一つの心治まれば、許しおこう/\。 |
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