| （６月） |
| 明治２９年６月２日 |
地所七筆合わせて反別五反二畝十九歩矢追楢蔵、八尾伊三郎、沢田忠蔵、中西徳松所持の処、治道支教会へ寄付の願い。
| さあさぁ事情以て尋ぬる処、皆なそれぞれ真実理を集めての事情、言い／＼心治まりて一つの心、それは理に許しおこう／＼。 |
右の地所へ治道支教会移転の願い。
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| 明治２９年６月２日 |
高見宇市妻タメ２５才、身上願い。
| さあさぁ尋ねる事情／＼、事情に心得ん、どういう事であろうか思う。どういう事こういう事心に事情、どんな事こんな事どれだけサンゲえすれど理がない。よう聞き分け。皆な別段思わくあろまい。なれど日々の心、日々の心は受け取りて居る。身上不足なる処、どういう事と思う。何か間違ってどうと思やせん。日々心に掛かる処、皆なそれぞれ兄弟一つ心、互いやい心やい／＼。何も別段不自由あろまい。身上一時どうとはあろまい。なれど、よう聞き分け。いずれ／＼という心は、先々理持って楽しむよう／＼。 |
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| 明治２９年６月４日 |
増野正兵衞歯痛の障り願い。
| さあさぁ尋ねる事情／＼、身に心得ん事情あれば尋ねる。尋ねば一つ諭しよ。いついつ事情にも段々事情諭してある。身上から諭す事情、一人事情ところりと違う。よう聞き分け。多くの道の理掛かりて来る。それより万事理与えるである／＼。名々心得んと言えば指図。心得ん皆んな話し、それぞれ写し持たさにゃならん。よう聞き分け。多くの中理取り難くい。取り難くい処思案して、皆んな何名何人多くの中である。世上は又軽いもの又諭しよい。皆さしづ用いらねば一つ治まらん。又やしき合わんようでは、とても／＼一つ世界治められん。これ聞き分け。そこで名々掛かる。思う理掛かる。身上不足ありてはどうもならん。障りというは、今自由し難くい処、一時にすうとする。又掛かる。すうとする。これは身の障り。する事毎夜諭したる。為す事と障りところりと違う。小さいように取りて居た分にはならん。屋敷一つの心運んでくれ。働く者下がありて出ける。身の不足から尋ねたら、こういう事ありたと万事心に持って、一つ指図は生涯同じ事。これだけ諭したら悟るやろう。悟りやない。皆な実の事や／＼。身は案じる事要らん。案じてはならんで。 |
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| 明治２９年６月５日 |
永尾楢次郎、喜多治郎吉宮崎県及び九州地方へ巡廻の願い。
| さあさぁ尋ぬる事情／＼、広くの中でありて、皆なそれぞれ何処までもと、説いたる／＼。まあ道付けたいと言う。危ない所付けたいと言う。どんな日ありても、道というものは固まりたら堅いもの。なれど、今の処あちらぞれ、こちらぞれ、あちらあれ、こちらあれ、これは通り話。道という、ようよぅ世界聞いてほんにこんな事と言う所もある。道は新しい間は雨風や、又山崩えやというようなもの。なれど、まああちらこちら堅く道付いたるも同じ事。これ心に持って、心勇んで一つ堅くの道に、改めよ／＼。事情は速やか許しおく。万事道の景況見て、万事道のため固めとして許しおこう。さあさぁ何時なりと／＼。 |
本日より。
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| 明治２９年６月６日 |
城島分教会の地所所有名を、教長の名義に致したき儀再願い。
| さあさぁ尋ぬる事情／＼、前々以て尋ぬる。まあまぁ暫くという。十分まあまぁ事情、どういう事こういう事、実際事情あるによって、十分計りて後々一つ又事情と言う。 |
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| 明治２９年６月８日 |
小山又四郎、身上願い。
| さあさぁ尋ねる事情／＼、さあ心得んであろ／＼。一時遠く所又遠く所一時心持ちて一つ運び、又一つ何でもと思う中に、どうも一時いかなる事情思う。一人事情呼び取りて、又こうという心得んという。心得んであろ。中に事情という事情、又早く事情／＼一時迫り切りたる。これは何の事情で迫り切りたる。どういう事情思わず言わず、これまで所にて、まあ一つまあいつ／＼までという中、段々運び掛けたる。今一時迫る処余儀なく事情、段々の中に事情は、どんな者でもまあ多い世上のためなら何処までもと、一時定めた心受け取りたる。一時迫る。頼りない。これだけ運ぶ中に一時身上どうも、という心持ちてはならん。一時早く話してくれ。道の中身上不足これはなあと思わず、道の中どんな中、怖わい中もある中に、身上もうどうなろうか知らんという心持たず、よう聞き分け。この道運び、心だけで治まれば末代事情、あゝと言うて了えばどうもならん。道失うて了えばどうもならん。まあまぁ早く／＼どうなる事こうなる事諭してくれ。落させん、失わせん。この理末代の理に治めてやりてくれ。 |
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| 明治２９年６月１２日 |
郡山、部内山家出張所を分教会直轄に致したく願い。
| さあさぁ尋ねる事情、さあさぁ事情、それは事情によりて許さんではない。皆々それぞれ談示、いかな事情も心得まで。それぞれ皆々事情心得まで諭しおこう／＼。 |
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| 明治２９年６月１５日 |
郡山、部内山家出張所付属替え願い。
| さあさぁ尋ねる事情、さあさぁ事情は前々一つ事情ありて、今一時以てこうという処、先々一つ一時理がありて事情ある処、一時改めてこうという処、それぞれ三名とも精神に委せおこう／＼。 |
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| 明治２９年６月１６日 |
教長、箱根へ御出の儀御願以。
| さあさぁ尋ぬる事情出越す処、一時に行って一時に帰る／＼。用済み次第直ぐ帰れ。万事の処出越す処、事情済み次第直ぐと。 |
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| 明治２９年６月１７日 |
本部長随行に橋本清、平野楢蔵両名の願い（併せて平野楢蔵東分教会事情治め方兼ねて行く儀願い）。
| さあさぁ尋ぬる事情／＼、事情は願い通りの事情、余儀なく事情、万事又々鮮やかなる処、早く開いてやるがよい。 |
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| 明治２９年６も月１７日 |
郡山、部内北陸支教会所都合により元の雲浜出張所跡へ移転し万事事務取扱い致したく願い。
| さあさぁ段々事情尋ぬる処、前々一つ事情に一時こうという処、又一つ多くの中、事情によってこうと言う。余儀なく事、又十分という。思う処、いかなるという処尋ぬる。それは、どうせにゃならんと言わん。運ぶ者尽す者、心の中打ち合わせ、一つ台と言う。それは一つ委せおこう／＼。 |
雲浜出張所元の北陸支教会の跡へ移転仕りたく願。
| さあさぁそれはどちらどう、それは要らん。寄りたる一つ運ぶ一つに委せおこう。後で思やんは要らん。後で思やんするなら、前の通りにして置かにゃならん。段々運ぶ事情は、それは委せおこう／＼。 |
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| 明治２９年６月２０日 |
北村繁太郎妻ます、身上願い。
| さあさぁ尋ねる事情、さあさぁ身上事情いかな処も諭し、どういう話も諭すれど、どうもならん事情尋ねる。尋ねるから一つ諭しよう。一つ事情これまでどういう道、幾重の道も通り、内々にもどういう事情も治め。中にも身上不足なれば、これはどういう事と思うであろう。なれど、よう聞き分け。どういう理も改め。元々こうという心一つ定めた一日、尽した道中々の道。内々十分こうと思う中、身の内不足なればどうであろと思う処、よう聞き分け。これまでいかな道も通りた中、道理も聞きどういう理も諭し、世界一つの理も諭し、事情鮮やかなれば、身上どうとはあろまい。道理も取り替え。為す事因縁、よう聞き分け。一時以て身上どうとはあろうまい。早々取り替え／＼。早く諭して、いかな事情も改め替え。いかな事情も、早く諭してやりてくれ／＼。 |
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| 明治２９年６月２１日 |
山沢ひさ、歯痛み肩にこりつめ願い。
| さあさぁ尋ねる処、さあさぁ日々の処、事情にて一つどうも何も思う一つあろまい。なれど、日々の処運ぶ中、名々から一つこれまで一つ万事事情、一つ皆な掛かる／＼。一つ鮮やか運ぶ／＼理が一時分からん。そこで、身の処堪えられんと思えば一時なろまい。まあこんな事という／＼、何ぼうでも速やかならん。よう聞き分け。内々一つ皆中どうでもこうという処、何でも彼でもこう言うたら、中に一つ台になりて諭さにゃならん。長らく事情、年限相当一時こうと諭し難くかった事情、一時長らえて、まあ遅れ／＼事情ありて、名々からこうとせにゃならん。思やんして、これまで／＼段々指図有りたか無いか／＼。一つ諭し掛けにゃならん。話せにゃならん。身上尋ねたらこういう指図ありたと、今日定めて出してみよ。身上長らえ事情から指図。ほんにそうでありたかえ、これまでこうでありたと、皆な中に、こういう指図ありたやないか／＼。すうきり改めて、何処から眺めても、何人寄りても成る程と、誰にどうと分けず、事情一日定めてみよ。身上定まる指図しておこう。 |
押して、中山夫人へでありますや願い。
| さあさぁ唱い違う／＼。身上事情ありて尋ねたら、こういう指図ありた、心に事情いかな事、よう聞き分け。取り次いで居る。日々寄り来る。前々指図、未だ事情でありて、何人はっちゃならん／＼。いつ／＼まで運んでるからならん。そこで一人事情からこれ運び掛ける。これよう聞き分けにゃならんで。 |
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| 明治２９年６月２８日 |
中山もと１８才、身上願い。
| さあさぁ尋ねる事情／＼、身上に不足なりたる。一寸の事ならそのまゝ。又事情によってもう幾日経つ、幾日なる。また身上鮮やかならん。内々何かの事情にも分かろうまい。又一つ事情、諭し難くい事諭さにゃならん。取次なら、諭さにゃならん。一寸見れば一寸と思うなれど、道という、道から道という理、これ聞き分け。何たる、どうである。親は親だけ、叔母は叔母だけ。取次は取次。どうしてこうして思うたて、でけやせん。身の苦しみ／＼聞き分け。これ十分聞かして、ほんにそうやなあ、これ聞き分けにゃ、速やかなるものやない。これだけ聞き分け。 |
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(私論．私見)