明治26年8月

 更新日/2021(平成31.5.1栄和改元/栄和3)年.12.27日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、「明治26年8月分お指図」を確認する。


 (8月)
 明治26年8月3日
 宮の東の方へ井戸一箇所掘る事願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、さあさぁいついつも皆な同じ事なら何も思う事要らん。どうもならん。どれだけ早くと思えども、遅れてある。一時尋ねる処、こうと思えば思いに委せおく。事情さあ/\許しおこう/\。
 明治26年8月3日
 諸方より雨乞い願いに来るにつき、心得のため事情願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、尋ねにゃならん。尋ねにゃ分かろまい。尋ねる処理の諭し、これまで事情皆話伝えてある。修理肥という、修理肥はこれまでなけにゃならん。修理肥はこれまで始め掛けたる。どんな処どうしてもこうしても、成らん処どうもならん。どうでも成らん処、芯から頼まにゃならん。芯から幾日いつにと仕切りた話出け難ない、語り難ない。人間たる処、たすけ一条、何処へどうしてなあ、何処へどうしたらよかろ。何処へ運んでも救からん処よう聞き分け。何処から言うて肥仕方ない。人間痛み悩み、ならん/\中から運び、身の処自由ある処、これ話してくれ。雨が降らん/\。どれだけどうしても、祈祷しても自由ならん。よう聞き分け。一時救けにゃならん。救けにゃならんのに、たすけ何故ない。善き理ばかり通りて居る者ばかりではならん。話し聞き分け。これまで伝えてある。どれだけ成らん/\中、珍らし助け頼めば、一つ事情頼めば一つ印、何程頼めど、善き理ばかり頼めば叶うまい。そんなら雨乞いする、雨あると言う。これどうもならん。これだけは話しておこう。よう聞き分けてくれるよう。
 明治26年8月4日
 高安分教会より雨乞いの願い(五箇村の村長惣代村民より願い。昨日おさしづに基き、世界の雨乞いの事情も心得のため願い)。
 さあさぁ尋ねる事情/\、何でも彼でも尋ねにゃならん日が出て来る。どうでも思うように行かん。どんな妙も外れる。外れたらならん。名も高きと言うて世上と言う。事情ありて尋ねる。どんな処でも一時見捨てゝも居られん。真実分かる。映りてあって未だ/\覚束ない。世上という道を通りて居るからは見捨てゝ居られん。一つの話も伝え。あら/\諭してそれより所々と言う。よう聞き分け。所々心だけ通りてくれるよう。ようこれ一つの事情又々一寸印という。ほんの印だけと言う所もある。結構と言う所もある。一つの声が始める。空より雨という結構未だ先と言う。自由は日々にある。何故と言う。日々に皆心の理にある。雨止めるやない。雨あたゑと言う。これ聞き分け。所々国々それぞれの所捨てゝもおけん。又世界の事情運んで置かんならん。これだけ諭しおこう。

 押して、教会内にて致しますか又領内を廻りますか。
 さあさぁ所には皆なこれ一寸/\の仮印を置いてある。それより始め掛けて皆な心だけ尽さにゃならん。一寸仮印置いてある。三日なら三日という日を切り、長う切るやない。印なくしてなあと言う。どうも印ある、又掛け直してと言う。これ一寸諭しおく。

 押して、おかぐら道具を揃えて致しますか。
 さあさぁたゞ雨乞い言葉だけ許しおこう。道具を揃えてするのは未だ分かり難ない。ちゃんと雨乞いは雨乞いだけの事情を許してある。

 押して、教長よりお勤めの仕方御願い。
  さあさぁ尋ねる処/\、朝一座、夜一座、これだけ許しおくによって。さあさぁ教会の内らで朝一座、夜一座。所々にては、何で元真実所々、心だけ運んでくれるよう。
 明治26年8月4日
 御墓地の井戸矢入れる事情願い。
 さあさぁ一寸尋ねる処、何ぼ掘りても水がない。掘り替えても水がない。最初許し三つ許したる。一寸分かり難ない。あれだけの所にて三つは要らん。遠い/\。矢入れると言う。するだけしてみるがよい。
 明治26年8月4日
 本席、身上願い。
 さあさぁ尋ねる処にては、一寸事情諭さにゃならん処ある。変わった事や/\。一寸暫く。日々の処運ぶ処にて一寸暫く休みと言う。一寸不足一日やない。朝という、身の処切なみ、夜明けて事情、身の処切なみ。夜明ける、楽になりたと言う。よう聞き分け。どれだけ運んだとて、身の処不足なりたる処、夜明けると案じる。どんならん。日々勤め通しも同じ事。言葉を聞けば心に掛かりて運ぶよりも、心の疲れ日々と言う。暫く休ますがよい。めん/\の方から、用がないかと言うまで休ますがよい。
 明治26年8月19日
 四、五日前より本席両足少々痛み事情につき願い。
 さあさぁ事情尋ねて、事情以て事情尋ねる。さあさぁまあ一寸暫く休んで居る。悠っくり休む処事情ある。とんと心得ん。どうであろう。身上事情あれど未だ/\暫くと言う。事情以て、強う身上速やかなら、運んで尽した処、一日の日に何度事情も働かしてある。暫く心休み、身上一寸心得ん処ある。これは一寸/\々障る処、これより始め掛けば、切りなし運ぶ。なれど運び掛けたら、切りなし運ばんならん。これから先運び掛けたら、続かさにゃならん。休み中すっきり聞かさんが、休み余儀なく事情取り扱い、事情取り次がにゃならん。余儀なく事情一寸話すれば、放っておかれん。一つには一時席に尋ねる処、どんな事一時許しおくによって、尋ねやりてくれるがよい。

 前日より本席運ぶ人五人程ありますが、これは余儀なき御方に思いますから如何と願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\さあさぁすっきり休中と言う/\。余儀なく事情、知らず/\大層と言えば大層なれど、生涯の理一つ尋ねる処、事情一寸運んでやろう/\。運んでやるが、今一日一時ならん。明日早朝みて運んでやるがよい。
 明治26年8月19日
 茨木基敬妻キヌ、身上願い。
  さあさぁ尋ねる事情/\、身上一時迫る処、どういう事もこれまで皆な通り来たる。もう暫く/\、何でもと思うは一つの理、事情前々段々以て日々と言う。ようよう身上不足なる。ようよぅ一日の日から安心認めてくれ。余儀なくの事情を尋ねる。一時速やかなれば聞きよいなれど、どうじゃろうなあ、と言えばさもしいもの。知らず/\思う。未だ/\事情是非一つの理というは、遁れるに遁れられん。いかなる処心以て双方治め。一時ではない。なれど大層一寸の処は、よう聞きて尋ねる事情、芯より定めてくれるよう。
 明治26年8月27日(陰暦7月16日)
 檪枝村の堀内与蔵妻トミ、身上願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、余儀なく身上尋ねる。一時どうと言うやない。なれど余程大層、事情大層なれば、明らかの道も運ばねばならん。何が間違う。それぞれ話しも伝えてあるやろう。皆なそれぞれどういうものと思うやろ。因縁という、一時因縁渡りて了う。一時どういうものと思わんよう。遠くやない。皆なそれぞれに治まりたる処を見て、一つ治めてくれ。

 押して医者の事願い。
  さあさぁ何でも彼でも一日と言うて二日と言う。一夜も明けられようまいかと言うても、速やかなればそのまゝなれど、二日やあろうまい。三日やあろうまい。五日やあろうまい。世界一つ明らかな道と言われようか。これ一つよう聞き取ってくれるよう。




(私論.私見)