(1月) |
明治26年1月2日 |
南海、部内中紀支教会、普請の処願い(建物七間四方手斧始め陰暦1月16日より)。
さあさぁ尋ねる事情/\、さあ事情は速やか許しおこう。心おきのう掛かるがよい。速やか許しおくに、一つ理を諭しよ。何も立派な事要らん、何も飾りは要らん。さあ心おきのう速やか掛かるがよい。さあさぁ許しおこう/\。 |
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明治26年1月6日 |
郡山、部内津支教会普請の願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、尋ねる事情は願い通り許しおくが、よう聞き分け。どういう事するも、こういう事するも、世界体裁は要らん。普請望みは要らん。世界堅き一つ以て始め掛けると言う。これ指図しておこう。 |
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明治26年1月6日 |
河原町、部内小濱支教会破損につき事情願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、皆んなの事情は心という一つという、先々以て楽しみ一つ事情十分許したる。なれど何たる事情集まりたる、よう聞き分け。見るも一つ理であろ、聞くも一つ理であろ。世界事情聞き分けば一時分かる。これはどうであろ、これまで指図以て指図と言う。何よ違ってあろ、何であろ、一時尋ねる処、事情又後々事情、先以て一つ事情、世界集まりたるなれど、大変難しいかろ。一つ改め替えて、一つ改め替えて何でも精神結び替えて一つ注意一つ、又一つ改め替えてすれば後々諭そ。所々理ある。一時は何たると思うは、それは理なれど、遠くという、遠国という一つ理、どんな事も見るであろう、聞くであろう。成らん事情すればタンノウ一つ。これより精神一つ供える理なら受け取る。よう聞き分け。心に掛けるやない。思案してみよ。それぞれ中に一つ道ありて遠くやあろまい、ほのかの事やない。どんな事でも改めるなら、又一つよう聞き分けば、何時なりと出るがよい。指図しておこう。 |
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明治26年1月6日 |
河原町、部内小濱支教会、建築中風のため倒れしにつき会長中村初治郎進退伺い事情につき願い。
さあさぁいかなる事もこれ一つ尋ねる。一つ前以て指図、国々所々又一つ心改める。前々に悪き事がある。恥ずかしい、一に眺められるような理であろ。一時そうやない。前々事情一時改めるなら、一時精神暫くと言う。強ぁてこうと言えば、それは言わん。どんな難儀といえど、通り抜けたら又一つ。これ指図しておこう。 |
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明治26年1月6日 |
中林寅吉33才、身上願い。
さあさぁ尋ねる一条身の処、いかなる事情尋ねる。思い掛けなき一時という。なれど一時やない。一時とは持たず、一寸は難しいなれど、一時道諭してやるがよい。善き道は難しい。難しい処通るが精神、何か間違うどれが違う思う処は、言うまで。よう聞き分け。一時なると更に持たず、これだけ運ぶ尽す更に持たず、因縁諭す処から定め。一時大変なるなれど、一時どうではない。事情一時治まる処、早く聞き分け、諭してくれるよう。 |
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明治26年1月8日 |
辻忠作、娘いそ身上願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、身上から理がありて、何でも彼でも分からん。何人ある。一人こうして一人こうという心で思えば成るであろ。なれど、よう聞き分け。一つ理諭しおく。どれだけ頼りどれだけ勝手という、いついつまでという、いついつまでといえど、身上に一つ掛かり難がなる。切なみあれば、どれだけ頼りといえど勝手がよいといえどどうむならん。旬々と言えば旬々理がある。それぞれこうという理に治めにゃならん。いついつまで名々心でならん。どれだけ強み頼りといえど、身上から心発散一つ縁談諭しておこう。因縁/\分からん。こうという心以て心運んで年限の事情、内や治めて了て安楽、これをこうして内々思えども、成ればよい、成らんにゃ思うだけ。どれだけ強いといえど、心に案じるという理が出る。どれだけの者でも、一寸は半番や俺がどうせにゃならんと言う。一つ/\委せるようになる。成るようにして行かならん。よう聞き分け。身上不足なれば、どれだけの事思たてどうむならしょうまい。よう聞き取りてくれるよう。 |
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明治26年1月9日 |
上村吉三郎、咳出るにつき願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、身上一条の理を尋ねる。いかなる(理であろう)。身上事情と言えば、重々聞いて治め居(る処であ)り、又先々速やかなる諭する理という。又名々身上一寸心得んという、どういう事であろと尋ねる処、尋ねば一つ理重々諭そ。諭す理は生涯(の)心(に治める)という。一時道という、これ聞き分けて、旬を改めてよう聞き分け。長らくという、いかなる理、いかなる道、どんな理、どんな処でも通りて旬見て改め。身上不足なれば楽しみあろまい。速やかならどんな事でも嬉しいという。どんな事(が)あろが、案じれば日々心に掛かりて事情と言う。よう聞き分け。これまでの処から、段々思案して今一時という、身上第一(である)。身上(に)不足あれば楽しみやない。悔しむ理(を除いて心)尽すれば、案じ(る)ではない。いかな事(を)思えども一時ならん。(しかし)名々一時始めて(尽)すれば、世界治まりて一時と言う。今までこうと言うた理(を)、こうと言うてこう(のう)の理(を)、日々積んで(くれ)と指図しておこう。 |
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明治26年1月12日(陰暦11月25日) |
檪枝村堀内与蔵、小人やすゑ身上願い。
さあさぁ小人/\、小人の理を以て理を尋ねる。どうも不思議一日二日であろうまい。どういう事、これまで事情思い出し、どんな事情とて、一時道という理があろう。小人事情与え替える。一寸分かろまい。小人可愛いという事情、事情幾同じ何人あれど、一つの理であろう。与え替える理はどういうものである。タンノウ一つ、タンノウして穏やか治め。いかなる理、長い間小人長い間の理、どういうものであろう。与え替える。一寸タンノウ治めにゃなろうまい。一時という理が与え替える。まあまぁ長い楽しみであろう。どういう事も心に急けば咳く。見にゃなろまい。小人事情余程大層、これも一時に諭しおく。 |
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明治26年1月12日 |
板倉光三郎、身上願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、小人一条いかなる事と思う。どういう事を尋ねる。一寸一時どうとはあろうまい。小人大層。よう事情、この道というは難しい道であろう。何も難しい事はない、難しい理から理が出て難しい。そんなら小人世上見て、成る理と成らん理とある。成る理成らん理。成る理は誰でもの理である。成らん理は、取りようによって難しい。この指図大変の事情。一寸どうとはあろうまい。なれど案じる事は要らん。まず暫くの処、多くの中、難しい/\処越さにゃ道とならん。段々の道が栄え、難しい事好む理でない。これ一つ聞き分け。これまで尽した理、日々の守護という。万事案じる事は要らん/\。 |
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明治26年1月13日 |
夜2時45分、刻限御話し。
さあさぁ/\一つの話し、一寸掛かり掛けた。どういう事、もうこれ段々広くの処、一寸暫くの処、あちらも狭い、こちらも狭い。取り寄せ。狭い/\所からようよぅ取り広めた所、変えて事情一つ多くの中、やれやれという。ようよぅの日一寸移りた。日々の処多くの中の思案、今まで内々思案。これからは世界の思案と立て替える。一戸一つの思案は堅いようなものなれど弱いもの。一番世界の理から治めたら、どんな事でも治まるとも分からん。まあ一年でできようか、三年でできようか。一段仕上げて又一つ仕上げて二段と言う。分からんから皆な道を失うて了う。これさえ/\とうまい事ばかり思うからどうもならん。大きいもの早く欲し、道筋取られて了た。年限知らんからどうもならん。この残念さ何とも知れん。世界多くの中、段々入り込んで一寸始め掛けた。内々に一つ事情、世界事情、広い心さえあればどんな道もついて来る。話しを砕いて持って行く。小さいからどんなに成るとも知れたものはない。見えん先から知らしたる。何でもないと思うからそれまでのもの。一重二重積んだ、これまでというものは存命の間は頼り、一人又一つ事情をこれ一年の間に了うた。それより一時事情又一人、それより考えばどんな事でもはい/\、この理結構であります、この道分からんから曇る。一寸曇れば何にも分からん、始められん。晴れん心にもろもろがどうもならん。これ一つ何でも晴らさにゃならん。世界一遍に晴らそうと思えど、あちらから雲が出る、こちらから雲が出る。今までの処存命の間、一々一つの事情委せおいたる。筆先にも出てある。十二下りの理にも出てある、十二下り出て居る。
この事情からはい/\、この事情から聞き分け。たゞ一度の道じゃあろまい。通りたら分かる。三年これまで楽しんだる、世界明らかと言うであろう。(本席には)遠慮気兼(すること)は要らんと言うたる。頼みおいたる一つの理(がある)。十二下り(は本席の)一人の身体より(台にして)治め来たる処(である)。誰が頼りであるか(ということが分かろう)。(本席)一人の目当てに(して)入り込んだる。(本席は)中々大切(な人である)。誰(も)が大切(な人である)。(しかし本席は)いかなる処も仕上げた。入り込んだる身体というは、若き者であろうか、学者であろうか、智者であろうか、よう聞き分け。この道始め掛けたる、草生えの中から始め掛け、どんな事も出てある。もうこれ心さえ曇りがないと思う。曇りさえなくば何も怖わき恐ろしいはない。もう一段一寸掛かり掛ける。一度にも仕上げる。一時の理一時は一代、一つさあ、一代も一年、一年も一代、これ事情にて悟ってくれ。これまでより段々思案してみよう。嘘はない。嘘は一つも言うてない。これ事情にて、互い/\の心を治めてくれるよう。 |
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明治26年1月15日 |
午後10時10分、前の刻限は本席御用場の事と考えますが、何分不行届の者にて確かと悟り兼ねますにつき如何にや押して願い。
さあさぁさぁさぁ一日かと言えば二日かと言う。さあさぁどういう事で一日、何かさっぱり気がいずんでどうもならん。何故気をいずます/\、何もいずみ掛けたら何処までいずむやら分からん。これまで一寸話も掛ける、事情も仕掛ける。いずんで/\いずみ切ってある。早く取り替え。いずみ切って了えば、日々が一日もどうもなろまい。取り替え/\。何でも彼でも勇むように取り替えねばならん。一つの理が治まらぬからいずむ。前以て諭したる。一つ事情始め掛けたら又勇む。大層な事せいと言うたのでもあろうまい。さあさぁ早く取り替え/\。取り替えての話、どうでもこうでもいずました分にゃならん。人間心一つの思案からいずむ。何でも彼でも取り替え。未だ/\いずましてはならんで。まだまだ連れて通らにゃならんで。一人をめどとして連れて通らにゃならん。いずます心が間違うで。始めた一日の日治めにゃならんから、どうなりこうなり送り来た。いずましたら世界が詰まる。今夜はいずむだけの話をしておく。いずむいずまさんは、取次一つの心の理にある。 |
押して、本席御用場普請の図面はこの中御引き下されしものにて建築御許し下されますや。
さあさぁ口が開いたら分かって来る。いかなる事も聞く。心に中れば分かる。何間何尺と切りを切った事情は受け取れん。切りを切った仕事は、掛かり掛けたとて出けん。一時の満足を与えんから心がいずむ。今度いずんだらどうもならんで。まだまだ連れて通らにゃならん。何ぼでも思案つかん。つかん筈や。きっしり抑えてあるからつかん。 |
押して、右普請につき相談のため東京へ行きて宜しきや、又は帰りまで相待ちて宜しきや。
さあさぁ尋ねる処返やして尋ねる。何もどうせいでもよい。程なくの事情に皆な戻る。戻りて来たならどんな事もさて措いて、話しに掛からにゃならんで。それを放っておいたら、他の事もどんな事も受け取れん。それまでは猶予日延べというようなものやで。 |
暫くして。
明日から席を始めるで。早くより繰り出し、何名/\とちゃんと用意をしておかにゃならん。しっかり話しを聞いておかにゃならんで。 |
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明治26年1月16日 |
河原町、部内湖東支教会新築の願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、建家一条尋ねる処、理は速やか許しおこう。心だけの理を許しおくのやで。飾りは要らんで。これで楽しみ/\という心の事情。 |
地所買い求めの願い。
さあさぁ尋ねる事情、事情は談じ、互い/\心の理を寄せてする事なら許しおこう、さあ許しおこう。 |
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明治26年1月16日 |
辻本保太郎、小児正雄身上願い。
さあさぁ尋ねる処/\、小人の事情理を以て尋ねる処、一時の処では、危なきようなもの。なれど、事情一寸踏ん張らにゃならん。なれども、小人身上大層、どちらへなる、どうと更に持たず、小人一寸事情、よう聞き分け。国という所という、名々運ぶのに尽すのに又候と更に持たず、見れば世上にて事情、小人不足なる事情タンノウと言う。タンノウはできようまい。なれど、よう聞き分けばタンノウできんではない。事情因縁の理と諭しおくによって、よう聞き分けてくれるよう。(註、百日咳にて医者見放す。御願後全快) |
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明治26年1月17日 |
小松駒吉、小人の願い(長男親三郎出直し後の願い)。
さあさぁ尋ねる処、さあさぁ身上事情以て尋ねる。身上どういう事であろう。一時身上一寸迫り切る。案じる事であろう。どうで道に朝に曇り、昼になればやれやれと言う。第一一時道に急いたとて通れるものじゃない。他に事情持って楽しむ事情、どれだけ急いたとて成るものじゃない。心を治めて居る。日々年限鮮やか。一日の日早く心の治め方、取り方、身の事情大層、一つ諭しおく。一つには元に一つの事情鮮やかの理を世界と言う、日々と言う。これはどう、どう成る道の理がある。早く聞き取らにゃならん。名々こうと言う、世界どう、他に事情持って治め。鮮やか一時早く諭してくれるよう。 |
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明治26年1月18日 |
松村吉太郎、亡父栄治郎改葬致したく願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、事情は一つ、さあどうでもこうという精神一つ、又移し更えてという、一つ尋ねる処、事情はそれは心だけこうせにゃならんという処、事情は許しおこう。さあ心おきのうするがよいで。さあさぁ許しおこう。 |
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明治26年1月18日 |
西田伊三郎、娘おため身上願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、さあ事情いかなる処、身上にて一つ段々の処から段々事情運ぶ。暫く定めたる処、定めたる処は心という一つ理、良き処から淋ぶしい処という、治まりなき処淋ぶしいという。賑やかという処よく聞き分け。一つ諭しおくによって身上に理がある。些か一時事情思やん分かろうまい、一つ理分かろうまい。よう聞き分け。いついつまで遙々分からん。一つ定めて身に一つこうという処定めて、身上治まらんから、どうやこうや一日/\経ち難くい。なれど事情身上勤まらんから一つ治まろまい。一つ聞き分け。親々こうという処まずまず一年という。暫く治まりても治まらいでも先々という、不自由という淋ぶしゅという。一つ身上改め、悠っくり定め。こうやない、どうやない、心散乱、心事情些か一寸したる処段々どうもならん。身は借りもの、こうと思えども身上叶わねば勤まろまい。又親々こうという処定め。一寸諭しおこう、急ぐ心更に持たず、永く心持ってくれるよう。 |
押して願い。
さあさぁなあ、よう事情聞き分けにゃ分からんで。女は女だけ。又一つ心に用意なければ万事淋ぶしい。これ諭しおけば悟らにゃならん。よう聞き分け。日々ざわざわ、直きに日が経つ。名々身上のため皆な十分心に乗ってすれば、長らく淋ぶしいなきと諭しおこう。 |
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明治26年1月19日(陰暦12月2日) |
前栽松本太平、地所並びに水車納屋共買い入れの願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、さあまあ一寸広くと言うて、前々何度諭してある。事情生涯の事情始め始まり、何処まで切りない、話し掛けたる。急く事要らん/\。なれど、一つはどうでもという事情ある、それぞれ思わく通り事情ある。尋ねる処そこえそこえ委せおくによって、心おきのう掛かりてくれるがよい。さあさぁ広くが望んで居るで。 |
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明治26年1月19日 |
河原町、部内小濱支教会普請の処奥行八間、間口五間の建物願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、一度の処いかなるという処の事情でありて、一つ又速やか。段々心寄せて段々運んで二度という事情、心だけは許そ。一つ改めて段々運んで寄せたる理に許しおこう。心おきのう掛かりてくれるよう。さあさあ許しおこう。 |
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明治26年1月19日 |
増野正兵衞、身上障り伺い。
さあさぁ尋ねる処/\、名々身上という/\、夜々という処と言うであろう。どうも治まらんという、いかなるという処尋ねる。よう事情聞き取れ。どんな難しい処といえど、これまで聞き分け。どうしようや知らんと言う/\。なれどよう事情聞き分け。一つどれだけ大層、又指図と言う。又尋ねる万事事情、今まで一つ道一つ理、どれだけの処といえど、ようよぅ思惑通り一寸治まりたる。大望の中、又中の中を治めて居る。何思う事要らん。なれど皆な日々掛かりて来る/\。談示一つ治めてそれぞれ取り扱え。身上一つ高き低き理あるか。これ悟りて治めてみよ。そんなら直ぐ/\と言う。又治まり又事情集めて治まる/\。大層と言えば大層、又一つ大きと言えば大き、一つ長らく/\先々楽しみと言う。身上案じる事要らん、案じてはならん。一つ大層な理は皆の者と治めてみよ。何も案じる事要らんで。 |
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明治26年1月20日 |
北分教会、茨木へ頂きし教祖赤衣と講社へ頂きし赤衣と二つ一つにして御祀り申したきにつき願い。
さあさぁ尋ねる処/\、さあさぁ理は二つという/\、一つの理の治めると言う。それはどうでもよきという理、名々又一つと言う。それは心に委せおく/\。どちらも同じ理なれど、一つ二つ理ある。それは委せおくによって、名々心に委せおく。 |
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明治26年1月20日 |
誠心講社、奈良布教事務取扱所の月次祭毎月陽暦1日、説教日毎月陽暦15日及び鳴物六つ御許し願い。
さあさぁ尋ねる処/\、さあさぁ事情は理に許しおこう。心おきのう始めてくれるがよい。一日/\のつとめという、元という、同じ理。月によって一つ古き一つという事情許しおくによって、掛かりてくれるがよい。 |
押して願い。 古きとは陰暦でありますか。
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明治26年1月21日 |
本席、声かすむにつき願い。
さあさぁさぁ一寸尋ねる処、尋ねにゃなろまい。どういう事であろ/\。まあ一日勤める又勤める。段々勤めたる処、理に一つが重なるであろう。どうでも重なりた理は、幾重道をつけにゃならん。よう事情聞き分けにゃならんで。日々勤める処、あれはあれだけの役や。さもなくば理が添わん。これだけ見分けてやらにゃならん。見分けにゃなろまい。日々席々という、席を運んで日々の日というは、段々の理を以て積んだる処、声がで難くい。早く以て尋ねた理はよく尋ねた理である。勤められると勤められんと、これ聞き分け。又重なりたる処、段々言い聞かしたる処早く取り決まりて、事情重々タンノウ与え、誰のものと思えばそもそも日々台と言えば、一日の日も放っておく訳には行こうまい。これ聞き分けて定めてくれ。何でもないと思えば段々の理を積んだる。よく聞き分け。身の内一寸障る。指図という、刻限という、追い延ばしという。さあばったりと言えばどうなろ。日々無になる。一つの心を勇んでくれ。勇めにゃならん、勇めさゝにゃならん。一日はよいと放っておいては、日々運ぶ理になろまい。よう聞き分け。皆々の心、こうしたなら明るくなる、暗くなるというは、一つの理に分かるやろう。 |
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明治26年1月21日 |
中山会長外四名、東京より御帰り下されしにつき事情の御願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、前々以て事情一つ出越したる処、入り込んで事情と諭したる。一寸掛かりという、掛かりというは分かり難ない。何たる事指図、一つはどういうものと段々送りたる。日柄後々一つ事情が分かる、二つ分かる、三つの理重々理治まる。一時の理であろまい。遠く諭したる、いずれ日がある。どうでもこうでも通さにゃならん。道の理によって危ない処から一つどう、一つ道の掛かりというは危ないもの。一寸の掛かりという、あちらも一寸、こちらも一寸掛かり、踏み被る処怪しい処、一寸入り込んで一つ代理と言う。どうでも代理でいかん。遅いか早いか出にゃならん。埋ってある処満足知る知らんの理に治めてある。一寸の理治めておいて、それから始める始まる。一寸には行くやない。一寸に行くようでは一寸の道と言う。段々海も越し山も越し、ろくぢの道をつけるは、一寸には行かん。これでもなあ、尽したなあ、尽した処重々思いついたるはつけにゃならん。これまで段々の事情尽した理はどう成ると思うた処から、一日の日何でもないもの、ようおうて一つの理、皆な連れて通るが天の理。連れて通って心の道は世界と言う。どれだけ言い含めた処がやゝこしいと思えば、入り込んで働けばいかなる道もつけにゃならん。ようこそ、事情理を運んでくれた。身に障りもなく、一日の日には、指図一つの理はどういうものと思うたやろ。これより治め掛けたら又治まる。治めにゃなろまい。皆々心を揃えて十分楽しんで事情と言う。もう危うき道はないで。 |
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明治26年1月21日 |
南紀支教会所、新築の事務所へ親神様御遷座申し上げたく且つ事務取りたきにつき願い。
さあさぁ尋ねる処/\、今の一時一寸不便利勝手が悪いと思うは、理であろう。一寸理を運んである処、順序の道を運んですれば、どんな処も治まる。不便利という処、暫くの処勝手が悪いと思わず、一つ早くできと言う。 |
陰暦12月15日より大工始めの処御願い。
さあさぁそれはもう順序尋ねる処、心次第に許そ。心おきのう掛かるがよい。 |
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明治26年1月21日 |
井筒梅治郎、母こと78才身上願い。
さあさぁ尋ねる事情、身の処、一寸の処、一時ならどういう処、まあ心を急えて事情運んだる。これ聞き分け。年々代々一つの理に諭したる。そらと言えばそらと言う。一時世界事情の道も運び、これでこそ明らかという順序道をつけ。難しい、これはどうなろうと思うた処、心頼もし治めて居る。一時どうと言うやない。まあ一寸暫く/\合い言問い言知る知らん。何たる事と言う。一寸踏ん張りたる処、タンノウを十分さして、油断の事情を持たず、よう気をつけ。一寸の処、合い言問い言なくしては道であろうまい。一寸思うように成りてある。後々ようタンノウ。傍々もよう聞き分け。一時やない。なれど油断はでけん。その心で居るがよい。 |
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明治26年1月22日 |
岡本善六、小人カン2才身上願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、事情身の処、一つ事情心得んという事情尋ねる。一寸には行こまい。なれど、案じる事要らん。案じる事要らんが、内々家内よく諭さにゃならん。何かの処、思うよう成らん、成らんという事情、重ねて事情聞き分け。これまでの処ならと思う。今思うように行けばよい。思うよう成らんという。一つこれ事情諭しおくによって、よく聞き分け。これまで又候/\道通りて、今又一時一つと思う。これよく聞き分け。身上どう成る、出物出る、思うよう成らん。これどうであろう。内々一人事情ありて、急えて運んだる事情、これも一つ事情、内々事情よく聞き分け。何も思う事要ろまい。不自由であろうまい。日々タンノウ以て暮らす。小人たる、不足たる処思う。よう聞き分け。後々小人理を持って出たるとも分かろうまい、知ろまい。早く聞き分け。案じる事要ろまい。なれど、又候と思えば案じる。これ諭しおくによって、よく聞き分けてくれるよう。 |
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明治26年1月23日 |
山瀬文次郎、身上願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、身上に心得ん。どんな事も皆な心一つ、心得んから尋ねる。事情は何も案じる事要らん。案じる事要らんが、なれどよう聞き分け。前々にも家内諭したる。家内よく事情聞き分け。何でもないと思えば何でもない。いつやらと言う。誰の心やあろまい。名々心に治まるという。前々より改めたる処、いついつと持たず、互い/\道開く処は一つの道という。 |
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明治26年1月23日 |
中谷サキ31才、身上願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、事情は遠くであろ。なれど、何程遠くといえど、言葉の理が近くという。事情不思議一つ、産後という心に当たろうまい。一日楽しんだ後一つという。身上不足なりたる処聞き分け。掛かり一つ改め。身上不足から日々薄くなりて、身の内自由ならん処、計り難ない。事情他の処から諭そ。自由ならんというは因縁という。早く取り替え。一日も早く聞かせ。自由ならんやない/\。どれだけ前生といえど、言葉一つで自由という処、早く改めてやるがよい。 |
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明治26年1月24日 |
西浦弥平、次男三治郎及びやゑ身上願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、さあさぁ内々さあ事情身上に一つ、又身に一ついかなる事であろうだん/\思う処、よく事情聞き分けにゃ分かり難ない。どういう事であろう。何か違う、何が間違う。これを一つ台によって、身に一つ間違いあろまい。前に一つ大変なる、内々一つ大変掛かり、もうどうなろう一つ及び、いかなるも定め居るによって、身が速やかな理よう聞き分け。内々一寸これまでどういう事も皆な信ずる中に、難しい事も聞き、難しい事も見、運んだる。難しいなればどうと必ず持たず、一軒限り一人限り、段々聞いて事情一つ、身上案じる事要らん。こう成ればどうというは更に持たず、いかなるも大難小難。これ一ついかなるも聞くであろう。これ定め、又因縁諭すであろう聞くであろう、又見るであろう。これ聞き分けにゃ分かり難ない。事情安心、よう一時心理、今年もやれやれ又来年もやれやれ、永く道のため、一つ理なら何処までもと。日々という、よく事情聞き分けてくれるよう。 |
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明治26年1月26日 |
堀内与蔵44才、身上歯の痛みの処願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、さあ尋ねる身の処/\、どういう処から身が堪えられん。いかなるも何も/\、これ一つどれだけ楽しみあると思えども、よう聞き分け。何名何人暮らす中、もう事情にては鮮やか理あろう。なれど、思わず/\日を暮らす。一名一人理を見て改める処、順序改めて事情長らく暮らす処、これ一つ改める事情堪えられん。これよく聞き分けにゃならんで。一名の心、一人の心、日々知らず知らず暮らす処から、一つ理見て第一奔走、一つから日々と言えば楽しみ。こうという、どうという、とんと計り難ない。これ今第一であろう。よく聞き分けてくれるよう。 |
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明治26年1月26日 |
東保太郎宇陀郡にて石炭山二箇所運び方の事情願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、さあさぁ思惑という事情尋ねる。思わく事情尋ねて、一時一つまあどういう事もこういう事も、一つ尋ねたら指図あろうと尋ねる処、一寸掛かりという。一寸思う処重々思わく、どうなりと何でもという順序の理は受け取る。なれど多くの中に珍しい事やと始め掛ける。始め掛けるは楽しみなれど、一時これ出るという処あろ。速やかな理以て鮮やか許しおこうという処、一寸一つどうなるもこうなるも、一つ心さい十分治めて掛かれば、理あろ。思惑理通り、事情余程理なければいかん。皆な思惑あろ。よく見定めて是非/\地所改め/\。又山も改め、山々も改め。これでなら何でもというは、順序という。たゞ一時指図こうでありたと、心ばかりでは散々。一つよく聞き分けにゃならん。大層すれば大層の理治め。又助け一条よく聞き分け。尋ねて一つという、公然たるという、これでならという。指図ならという処は、出け難ない。これなら何でも彼でもという精神なら、又一ついよいよならと改めた。事情改めば又一つと言う。これだけ諭しおくによって、よく事情聞き分けてくれるよう。 |
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明治26年1月26日 |
秋岡亀治郎57才、血が下だり身上願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、身上に事情心得んという処尋ねるであろう。身上の又身の障りいろいろある。一寸これまでの処、段々一つ思惑も段々ようよぅという。ようよぅという日、又頼りなきという処、日々思う。よう聞き分け。いかなるも聞き分け。これまでとんと判然通る事出けなんだ。ようよぅ世界明らく始まり重々治まり、所に一つ事情という。これまで治まり案じという一つ理、身上案じる事要らん。案じる事要らんが、これより一日の日楽しんで身上心得んというは、よく聞き分け。一人というは又一人という。皆なそれぞれ一人という。他に一つ理集める/\理委せ、いかなるも一ついかなるもこれ治めるなら、つい一つ身上治まる。これよく聞き取れ。 |
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明治26年1月27日 |
鶴田嘉七62才、70日程絶食につき身上伺い。
さあさぁ尋ねる事情/\、よう事情聞き取って諭する事情、事情聞き取って一時の道。道分かろうまい。日々養い、事情なくばなろうまい。よく聞き分け、長くの間与ゑ通らんという事、心二つもあれば三つもある。三つ消したらどうもならん。早く事情諭してある。速やか書き取って事情、日々与ゑ止まる。第一、一日の日放っておくまい。世界一つの事情諭しおこう。 |
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明治26年1月29日 |
御用場所御普請願い。
さあさぁ尋ねるやろ/\。時々以て尋ねりゃ、万事事情しっかり聞き取れ。幾重道、これを台と言う。台と言えば一つにはせにゃなろまい。何間何尺の事情はすっきり受け取れんで。取り消して了うで。さあさぁ改め更え/\。 |
押して願い。
気の養いを知らんか。これまで伝わる道を見て、気の養う処を知らんか。いかなる処も知らんか。 |
押して願い。
さあ心に浮かぶまで放っておけ。入り込んだらどんな事言うや知れんで。 |
押して願い。
さあさぁ事情押して尋ねる。何故やろうと言うであろ。心には判然分かろまい。分からんから日が延びる、月が延びる。今の今という、建家一条にては仮家建ちという。今日に建てゝ明日取り払うやら分からん。前々理に一つに諭してある。大層と思えば大層になる。公然はまだ早い。彼是事情思う。思わんから遅なる。さあどういう事情出るやら知れん。勇めば勇む。心の理に楽しみと言う。いかなる処も入り込むと言う、守護と言う。 |
押して願い。
まだまだ早い。これでこそ嬉しやなあと、得心発散の事情なけりゃいかん。 |
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明治26年1月29日 |
芝亭より来書の趣につき平野楢蔵名古屋へ行く願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、一寸出越す処、事情は公然たる処は分かろまい。成らす成らすの理で事情に事情の理ある。さあ一寸出越す処は許す。許すが、一人ではいかんで。 |
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明治26年1月30日 |
沢田たみ、疵跡身上事情願い。
さあさぁ事情/\、事情の理を尋ねる。一時の処にては、事情何たる事情、内一つ事情には話そにも話せん、聞くにも聞かれん事情、道通りたる。善き事と思う処、悪魔と言う。これどうであろ思う処、前々一つ改めてみよ。調べてみよ。思い出したら、どうという。これまで運び尽し、理によってまさか遁れる。よう聞き分け。一時の理であろまい。よくよく改めてみよ。皆な分かる。一時定まろまい。一時生涯と諭しおこう。尽す運ぶ一つの理は受け取るなれど、一日の日暗い/\事情越したる。暫く万事心得ていかなるも治めて、じいくりという。これより又々々の理に諭しておこう。 |
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明治26年1月30日 |
沢田せい、左の親指煩いにつき伺い(疵跡と同時指図)。
さあさぁ身上事情些か事情、さあさぁ取次の者によく話しの理を聞いて、十分運んでくれるよう。 |
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明治26年1月30日 |
辻本弥十郎72才、身上胃癌願い(御願い後全快)。
さあさぁ尋ねる。身上心得んという理あって、思う処尋ねる。第一道は重々通りたる。なれど、一人一つ身上というは、余程の理なりて、一寸大層。これ心まで事情、よう聞き分けにゃならん。ならん処、順々運んで安心一つという。いかなるもこれまで、願い通り/\自由一時治めて居る。順々道持たねばならん。世界明らか道通りて、これ事情諭しおくによって、しっかり通りてくれるよう。 |
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明治26年1月31日 |
大分県下毛郡中津町1872番地に中津布教事務取扱所設置願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、遠くという事情ある。一つには何たる、何度事情所々、又所に、段々一度事情成る成らん長らくの処、難しい中に一つ一度の事情は許しおこう、許そう/\。 |
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