イラク知識人テロの実態

 現代史を左派的に生き抜く者は、このところとみに過激化しているモサドのアクセル全開ノンブレーキ的暴虐に対してこれを弾劾せずんば、その使命は果たせない。パレスチナ全域でのイスラエル軍及びモサドによる最新兵器を駆使したテロルと圧政は、イラク・フセイン政権瓦解後拍車がかかっている。もはや憚る者が居らず傍若無人そのままである。これを思えば、フセイン政権が真に果たしていた位置が遅まきながら見えてくる。

 インターネットサイト「阿修羅」の「戦争47」に「キルクークに900人のイスラエルの専門暗殺団 日本人外交官殺害に関与か」(投稿者 草の根 日時 2004 年 2 月 11 日)との題付けで次のような投稿が為されているので紹介しておく。

 キルクークに900人のイスラエルの専門暗殺団 日本人外交官殺害に関与か
  http://www.iraq4allnews.dk/viewnews.php?id=39735   2004-02-07

 数日前、投稿者がエネルギー関係の信頼できる消息筋から直接聞いた所によると、「イスラエルは最近イラク北部で様々な秘密活動をしている。殺害された奥大使は、何か相当イスラエルにとってやばい情報を掴んでいた。それを知ったユダヤ人に殺害された」。
 
 翌日、イスラム・メモの下記の報道に接したので、これは十分ありえると直感した。
 
 情報源:バハレンのアハバール・アル・ハリージ紙
 
 米軍で働くイラク人通訳(匿名)は、バグダードにイスラエルの秘密領事館があることを発見した。この存在を知っているものは、米軍占領当局と、アメリカ人と親しいイラクの暫定統治評議会の何人かのメンバーに限られる。
 
 「投稿者:上記情報は数日前に既出)」
 
 領事館はイスラエル政府と占領軍のアレンジで作られた。同通訳は領事館の存在を知って米軍で働くのを止め、ヨルダンのアンマンに移った。彼によると、「あるとき、3人の統治評議会メンバーが領事館内で座っていた。3人とはアハマド・チャラビ、ジャラール・タラバーニ、ムワッフィク・ラビーイ。
 
 その頃、複数のイラク住民(キルクーク在住)は、「イスラエルの暗殺専門団がキルクークのある家を事務所としている。かれらは最近バグダードからキルクークのアル・アドナーニーヤ通りに面す、キルクーク県庁裏の大きな家に移ってきた。そこで900人の暗殺団が集まり、モサドがイスラエルの国益に危険を及ぼすと見なすか、サダム・フセイン政権との関係を未だに有す、報道や学術、司法関係者を”処理”する計画を練っている。」と明かした。
 
 キルクーク住民たちによると、暗殺団には旧政権が1996年にイラク北部からグワーム島に移住させた多数のクルド人が含まれる。モサドの分子は時にはクルドの服装をし、時にはアラブの服を着る。流暢なイラク方言を話す。英語も流暢。彼らは連合軍やアメリカの民生当局の高官とも密接な関係を有し、完全な協調行動を採る。バグダードや他の諸都市で、綿密な計画により、何人かの大学教授が殺害された。彼らの殺害は驚きをもってイラクの学界や政界から迎えられた。なぜなら、被殺害者たちは愛国者として、また占領に対して率直な言動で知られていたからである。最後に殺害されたのは、ムスタンシリーヤ大学のアラブ圏研究センターの責任者であるアブドッラティーフ・アル・ミヤーフ教授である。このセンターは、パレスチナ問題を筆頭にアラブ圏の諸問題を専門に研究する機関である。故に、4人の教授を失っている同大学は、イラクの頭脳を抹殺する組織化されたグループを糾弾している。
 
 以上 ここで11日付のレバノンのアル・ムスタクバル紙の記事(バグダード発)が飛び込んできた。記事全文を選択して取り込んだのでURLは無い。どなたか、URL付きで記事全文を取り込む方法をご伝授あれ。
 
 ハーニー・エリヤース、イラク学術・文化人祖国連盟の事務局長は、イラク人学者、文化人殺害の黒幕としてイスラエルのモサドを非難した。殺害されているのは、文化人、大学教授、医者、弁護士、技術者。殺害目的は、イラクの発展の阻害と思われる。イラクの学術界ではモサドと結びついている「秘密共和国軍」と称する暗殺団がささやかれている。同暗殺団には、イラク人の各種専門学者800人の第一次暗殺候補のリストがある。
 
 連合軍によると、去年の5月初めから暗殺されたイラク人は1000人。その大部分は高学歴のエリート。報復が殺害理由ではない。



モサドが310人以上のイラク人学者を暗殺 アラブの専門家会議 [ML アラブの声]
http://www.asyura2.com/0411/war62/msg/574.html
投稿者 white 日時 2004 年 11 月 07 日 09:05:19:QYBiAyr6jr5Ac

□モサドが310人以上のイラク人学者を暗殺 アラブの専門家会議 [ML アラブの声]

 http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/message/133

モサドが310人以上のイラク人学者を暗殺 アラブの専門家会議

 イラク占領後に、多数のイラク人学者が暗殺されていることは広く知られているが、6日付のイスラム・メモは、モサドが暗殺を実行しているとするエジプト人とイラク人の専門家会議の発言を報じた。

 エジプトの首都カイロで先月開かれた研究シンポジウムで、イスラエルの対外諜報機関モサドが、バグダード陥落以来少なくとも310人のイラク人学者を暗殺したと報告された。

 シンポジウムに参加した政治家や専門家たちは、イラク人学者を”処理”するイスラエルの計画の存在を確認した。

 エジプト外相補佐官のアブッドラウーフ・リーディー氏は、「出来るだけ多数のイラク人学者を殺害し、国外に移住させる米国とイスラエルの計画がある」と述べた。

 駐エジプトのイラク大使アハマド・イラーキー氏は、「イスラエルは、イラク戦争初期にイラク人学者の抹殺のみを任務とする特殊部隊をイラクに派遣するなど、イラク人学者を抹殺するのに顕著な役割を演じている。これはイスラエルの利益を脅かす恐れのある分野の応用研究部門のアラブとムスリム学者を殺害するシオニストの計画の一部である」と語った。

 エジプトの高級紙アル・アハラームの研究センターのイスラエル問題専門家イマード・ガード博士は、「米国自身の声明によると、米国に敵対する勢力に情報が流出しないように、米国は閉鎖された軍のキャンプに70人のイラク人学者を移送した。イラクの確実な情報によれば、イラク人学者310人以上が殺され、17000人がイラク国外に脱出した」と強調した。

 これに関して、イラク高等教育省は、このシンポジウムで発表された数値を確認した。

http://www.islammemo.cc/news/one_news.asp?IDNews=49024
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 イラク北部のクルディスタンにモサドの拠点があることは良く知られているが、5日付のネット紙モヒートは、次のように報じた。

 ここには巨大な情報収集基地があり、イラクと隣接諸国を89人の要員が活動している。この基地は米国とクルド人政党の指導者たちの支援を受けている。

 ヒズブッラー管轄の衛星テレビアル・マナールによると、1週間前に北部のアルビルにモサドの高級将校である新しい責任者が赴任し、前任者はテルアビブに戻った。モサド要員の任務は、イラク隣接諸国の情報収集、スパイ活動、爆発物設置など。イスラエルの将校連の指示、指揮下で作戦実行を率いるのは、マスウード・バルザーニーの甥の若者である。

アラブの声ML 齊藤力二朗
http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/


Re: モサドが310人以上のイラク人学者を暗殺(仏『レゾーヴォルテール』) 
http://www.asyura2.com/0411/war62/msg/575.html
投稿者 さすれば 日時 2004 年 11 月 07 日 09:46:30:reQxnNwQ2shuM

(回答先: モサドが310人以上のイラク人学者を暗殺 アラブの専門家会議 [ML アラブの声] 投稿者 white 日時 2004 年 11 月 07 日 09:05:19)

アメリカ−イスラエルによるイラク人科学者の暗殺作戦

最近カイロで開催されたあるセミナーで、同盟軍による侵略以来、イラクで310人以上の科学者が暗殺されたことが確証された。彼らはアメリカとイスラエルが共同で行なっている組織的な作戦行動の犠牲者と思われる。作戦の狙いは、イスラエルにとって脅威とみなされた活動、即ち応用研究の分野で働く知識人を消すことにある。カイロのイラク大使、アハマド・アルイラキ(Ahmad al-Iraqi)は、イスラエルが侵略の直後にこの目的でコマンド部隊を急遽派遣したことについてイスラエルを糾弾した。他方では、アル・アハラム・センター(Centre Al Ahram)は、侵略以来、様々な分野で働く約1万7000人の科学者が国外へ逃げ、そのために、レジスタンスに対する支援のみならず、ことに将来にとって貴重な知的資源が国から失われたと考えている。
一方レジスタンス側は、過去イラク地域にいた少なくとも20人のモサドの暗殺者を射止めたと主張している。

http://www.reseauvoltaire.net/flagrant-delit.html





(私論.私見)